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勇者「あんかでまおうをたおすぞー!」
1
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/19(日) 20:20:55 ID:Gv5TCJ5Y
勇者「まおうたいじに出発だー!」
お前ら「ちょっ! 待て待て待て! その前にやることがあるだろ!?」
勇者「あ、お前らさん……んー? そんなのあったっけ?」
お前ら「いや、あるだろ……! 大事なことが! 冒険に出発する前にやるべきことがさ!」
勇者「えー……? ぜんぜんわかんないよー、お前らさんおしえてー」
お前ら「いや……まずは
>>2
しないと駄目だろうが……」
90
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/24(金) 17:36:11 ID:EW6zpVWk
二兵士「隊長! ああ見えてあいつは勇者です! 対魔物において絶対的な力を発揮しますっ!」
二兵士「先程もあいつはたった一人でワイバーンを……!」
勇者「ばっちりばっちりっ!」スパッ
魔物「ギョォォォ……」ズゥゥゥン
二隊長「あれが勇者……どうやら本物の様子! ならばっ! 皆の者! もう一踏ん張りだッ!!」
二隊長「我々には勇者様がついている! 負けは無いっ! 勇者様に続けっ! 魔物共を蹂躙せよっ!」
監視兵A「おっしゃーっ!」ズバッ
監視兵B「オラアアアアアアアアッ!」ドゴォォォン
魔物「ギャース!」ズゥゥゥゥン
ワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!
91
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/24(金) 20:00:36 ID:EW6zpVWk
―――
――
―
魔物「ギョェェェェ……」ドサッ
二隊長「ギュオオオオオオオアアアアアッ!! 我らの勝利だああああああああっ!」
監視兵A「は……はぁぁぁぁぁぁぁぁ……勝ったぁ……」ドサッ
監視兵B「し、死ぬかと思ったー……」ドサッ
勇者「やったねおじさん!」
二兵士「だからおじさんじゃ……! ああ……もういいや……」
92
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/24(金) 20:34:18 ID:EW6zpVWk
二隊長「助太刀感謝するっ! 勇者殿っ!」
勇者「えへへーどういたしましてー」
お前ら「勇者ー! 大丈夫かー!?」タッタッタッ
勇者「うん! 大丈夫だよお前らさん! ぼくばっちりがんばったよー!」
お前ら「そ、そっか……良かったあ……」
二兵士「それで隊長……! 何故軍勢と戦闘に……?」
二隊長「いやー、偵察の一人がドジってな? 魔物に発見されちまったのよ」
二隊長「で、慌てて逃げ帰る時にまんまと後をつけられて……後はご想像の通りだ」
二兵士「……………」ジロッ
監視兵E「あ……アハハ………ホントゴメンナサイ……」
93
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/24(金) 20:38:43 ID:EW6zpVWk
二隊長「まあっ、そいつには後で宴会の金を出してもらうとして……」
二隊長「二兵士! お前は何でこんな所に!? 今日は門番をしてたんじゃなかったか!?」
二兵士「助っ人ですよ助っ人! 一の村から勇者を連れた使いが来たもんで!」
二兵士「大慌てでそいつらを連れてここに参上仕った次第です!」
二隊長「なるほどっ! お手柄だなっ! 二兵士っ!」
お前ら(調子のいい奴……)
二隊長「それで君が一の村からの使いか?」
お前ら「はいっ! お前らと言います!」
94
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/24(金) 20:47:25 ID:EW6zpVWk
二隊長「そうかっ……いやー、本当に助かった! これで二の村は軍勢からの危機を免れた!」
二隊長「助っ人に来てくれた勇者殿も二兵士も! 勇者殿を連れてきてくれたお前ら殿も!」
二隊長「3人共お手柄だ! 褒美に死をやろうっ!」
お前ら「え」
二隊長「ガハハハハハハ! 冗談だよ冗談! ガルルウウウウウッ!」
お前ら「えぇぇぇ……」
二兵士「スルーしてくれ……ノリがたまにめんどくさいんだ……」
勇者「あははー、あのひとおもしろーい」
―――
――
―
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/24(金) 20:48:57 ID:KcbWnGBM
もうあいつ一人で良いんじゃないかな
96
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/24(金) 20:53:33 ID:EW6zpVWk
―二の村―
二隊長「グオオオオオオオオオオオオオオオッ!!! 帰還だぁぁぁぁっ!!」
二隊長「我らは見事っ!! 我が村に迫る軍勢を討ち破ったぞおおおおおおおおおおおっ!」
勇者「うちやぶったぞー!」
ワアアアアアアアアアアア! スクワレター! ヤッタ!ヤッタ! サスガタイチョー! ナニコノコ! カワイイー!!
二兵士「はぁぁぁ……これで何とか一息つけそうだな……」
お前ら「俺も一安心ですよ……ホント軍勢が迫ってるとか聞いた時はどうしようかと……」
二兵士「ああ……お前達には感謝してもしきれねえよ、特にあのガキ……勇者にはな」
お前ら「ハハハ……俺もですよ……勇者には感謝感謝です……」
97
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/24(金) 21:26:51 ID:EW6zpVWk
二兵士「それでよ、二の村はめでたく救われた訳だが……お前らはこれからどうするんだ?」
二兵士「勇者はこれから魔王退治に旅立つんだろうけどさ」
お前ら「……そういえば考えてなかったな」
勇者「ぼくといっしょにまおうをたおすんだよね! お前らさん!」
二兵士「えっ、そうなのか……?」
お前ら「いや……というか普通に俺が仲間扱いになってるけどさ!」
お前ら「俺はお前の旅には同行しないぞ……? 勇者……」
勇者「えー!? なんでー!?」
お前ら「当たり前だろ! 俺はあくまで勇者が旅立つまでの世話係!」
お前ら「戦闘は嫌いだし! 魔物がウヨウヨいる外で野宿も嫌だし! 俺は帰るぞ! 帰る!」
98
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/24(金) 21:42:52 ID:EW6zpVWk
勇者「お前らさんがいっしょにいかないなら……まおうたおすのやーめた!」
お前ら「フェウァァァッ!?!?」
二兵士「おっ、そうしなそうしな」
お前ら「お、おい! 勇者! お前は魔物と魔王を殺すだけの存在なんだろ!?」
お前ら「もしそれを辞めるなんてなったらお前の存在意義が……!」
二兵士「存在意義とかうわー……ひっでー……なんつー言い草だ……悪魔だね〜閻魔様もおったまげだ」
勇者「そんなことをおもってたなんて! もうお前らさんなんてしらない! じっかにかえらせていただきます!」
お前ら「分かった……分かったよ……ついて行けばいいんだろ……両親に伝票送ろ……」
勇者「やったーやったー! お前らさんといっしょー!」
お前ら「ついて来なきゃ良かった……」
99
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/24(金) 21:55:27 ID:EW6zpVWk
―――
――
―
勇者「それでおまえらさん! これからどうする?」
お前ら「さっそく俺に質問か……」
勇者「うんっ!」
お前ら「えっと……そうだな……」
お前ら「……そもそも魔王の城って何処にあるんです?」
二兵士「……………」
お前ら「……………」
二兵士「えっ? 俺に聞いてんの?」
お前ら「勇者が知ってる訳ないでしょ……そう、貴方に聞いてるんです」
100
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/24(金) 22:09:37 ID:EW6zpVWk
二兵士「グルルル……それもそうか……」
二兵士「んー、具体的には知らねえけど……γ洞窟の奥にあるって話だぜ?」
二兵士「あくまで噂だけどな、この間酒場でちょっくら耳にしたんだ」
お前ら「γ洞窟……ですか……それって何処にあるんです?」
二兵士「β森の中らしいぜ……だが魔物がかなり手強いらしくてな、並みの冒険者じゃ瞬殺らしい」
お前ら「あのっ、β森は何処に……」
二兵士「ああ……β森は三の村付近にに広がってるよ……お前ホント何も知らねえんだな……」
お前ら「なるほど……」
101
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/24(金) 22:14:01 ID:EW6zpVWk
お前ら(今のところ……特に目的みたいな事は無いし……)
お前ら(このまま一気にそのβ森って所を目指すか?)
お前ら(かといって……まともに戦えるのが勇者しかいないってのも考え物だし……)
お前ら(魔王城がγ洞窟の奥にあるってのはあくまで噂だ)
お前ら(それをそのまま鵜呑みにするってのも微妙なところ……)
お前ら(うーん……どうしよう……)
お前ら(とりあえず
>>103
か……?)
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/24(金) 22:16:19 ID:dLQ0SOLE
仲間を探そう
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/24(金) 22:29:16 ID:0UYpxdCU
お前らが自分の身を守れる程度に護衛術身に付ける 現段階でお前ら死んだら勇者詰むからな
104
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/25(土) 15:12:39 ID:pKL8rPEQ
お前ら「とりあえず……自分の身を守れる程度に護身術くらい身に着けるか……」
勇者「おまえらさんもたたかうの?」
お前ら「そりゃ勇者みたいにバリバリ魔物と戦うのは無理だろうけど……」
お前ら「勇者の旅に参加するなら当然危険は俺にも及ぶだろうし……」
お前ら「やっぱり勇者に守ってばっかりじゃ……俺、駄目だと思うんだ」
お前ら「だったらせめて自分の身くらい自分で守れるようにならないといけないかなって」
105
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/25(土) 15:23:32 ID:pKL8rPEQ
二兵士「へえ、なかなか身の程が分かってるんだな、お前らは」
お前ら「まあね……」
二兵士「勇者が教えるのは無理があるし……」
二兵士「おっしゃっ! ここは隊長の右腕である俺が一肌脱いでやるよ!」
二兵士「俺の剣術をできる限りお前に教えてやる! 今からだっ!」
お前ら「えっ! 本当……って今からっ!?」
ワーワー! タイチョー! キョウハメデタイ! ノメノメー! ワハハハハハハ—!! ヒューヒュー!!
二兵士「ああ……と言っても、こう人が多くて騒がしい所じゃな……」
二兵士「うしっ、ちょっとついて来い」グイッ
お前ら「え、ちょっとまっ……!」スタスタ
106
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/25(土) 15:28:57 ID:pKL8rPEQ
―修練場―
勇者「わー! 道場だ!」
二兵士「ここでなら人目も気にせずできるだろ、俺らがいつも使ってる所だ」
お前ら「おお〜……汗臭いけど……いい所ですね……汗臭いけど」
二兵士「汗臭いは余計だっつうの、ほれっ」チャキッ
お前ら「うおっ!? これってもしかして……」
二兵士「安心しろ、本物の剣じゃない……レプリカだ、当たっても切れやしない」
二兵士「ただし、重さは本物とあまり変わらんがな……しっかり持てよ?」
お前ら「うっ……なかなか重い……」ヨロヨロ
107
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/25(土) 15:33:12 ID:pKL8rPEQ
二兵士「それじゃっ……やるかっ」チャキッ
お前ら「えっと……お、お願いします……!」チャキッ
二兵士「と、その前に……あのさ、敬語は止めてくれ……何かむず痒くて仕方ねえから」
お前ら「えっ……でも……」
二兵士「グオオオオオオオオオオオオッ! 俺がいいって言ってんだ! いいから止めろぉ!」
お前ら「………分かった! じゃあ遠慮なく……行くぞ? 二兵士!」チャキッ
二兵士「ああっ……ビシバシ扱いてやるよ……かかってきなっ! デブッ!」チャキッ
お前ら「だりゃああああああああああっ!」ドスッドスッドスッドスッ
勇者「お前らさん! がんばれー!」
108
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/25(土) 15:43:21 ID:pKL8rPEQ
二兵士の教えはなかなかにハードで……
途中で何度か吐きかけたが……
勇者の声援のお蔭で何とか耐えつつ、最後まで俺なりに頑張った
二兵士の教えが上手いのか、俺の頑張りのせいか、勇者の応援のお蔭かは分からないが
俺の剣術は最初に比べれば多少はマシな物になっていた
お前ら「ゼェー……ゼェー……」
二兵士「ふぅ……まっ、こんなもんだろ!」
二兵士「俺から教えられるのはこれくらいだ、お疲れさんっ」
109
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/25(土) 15:48:59 ID:pKL8rPEQ
お前ら「あ、ありがとう……二兵士……」
二兵士「散々世話になったしな、良いって事よ」
二兵士「後は……ほれっ、兵士に配られる本物の剣! 俺からの教えを終えた証だ!」チャキッ
二兵士「タイチョー ニ ハ ナイショナ……」
勇者「わー! けんだけんだー!」
お前ら「ああ……何から何までありがとう……」チャキッ
二兵士「気にすんな気にすんな! 取っとけ取っとけ!」ニカッ
お前ら(何やかんやで二兵士には世話になりっぱなしだ……)
お前ら(なんだかんだでもう夕方か……)
お前ら(今日は二の村の宿屋を使わせてもらうとして……後は
>>111
でもするか……?)
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/25(土) 17:15:46 ID:Lo6qwl5c
三の村について情報収集
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/25(土) 17:55:01 ID:WTHa8ISU
↑
112
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/25(土) 19:46:54 ID:pKL8rPEQ
お前ら(そういえば三の村について全然知らないな……β森の近くにあるらしいけど……)
お前ら(もしもβ森に行くんだとしたら……近くにある三の村には立ち寄る事になるだろうし)
二兵士「ふぃ〜、鍛錬の後の牛乳は美味い……!」
お前ら(となれば……二兵士にでも聞くのが早いか……)ジィィィ
二兵士「もう一杯いっとくか……」
お前ら「…………」ジィィィィ
二兵士「……な、何だよ? さっきから人の顔じろじろ見やがって」
お前ら「いや、三の村について知ってる事があれば教えて欲しいなって」
113
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/25(土) 19:53:32 ID:pKL8rPEQ
二兵士「三の村? また何でさ」
お前ら「いや、魔王城目指すならγ洞窟……β森と進む訳で……」
お前ら「そうなると三の村には絶対立ち寄る事になると思うんだよ」
二兵士「まあっ、そういう流れになるわな」
お前ら「でしょ? だから聞きたいんだよ、三の村について」
二兵士「と言ってもな、近くにβ森があるせいで人口が他の村より少なくて……」
二兵士「β森に生息する魔物目当ての冒険者が色んな所から集まってるくらいじゃねえかな」
114
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/25(土) 20:10:27 ID:pKL8rPEQ
お前ら「魔物目当ての冒険者?」
二兵士「おうっ、β森の魔物はかなり手強いってさっき話したろ?」
お前ら「うん……」
二兵士「だからあそこの魔物の毛皮とか角とか爪とかはそれなりに貴重でよ、結構な額になるんだ」
二兵士「それ目当てで魔物を倒そうとあちこちから冒険者が三の村に集まって来るって訳」
お前ら「へえ……詳しいんだな」
二兵士「まあな、こういう情報は兵士やってりゃ嫌でも入って来るよ」
二兵士「と、こんなもんだな……三の村について言える事は」
お前ら「なるほど……」
115
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/25(土) 20:14:41 ID:pKL8rPEQ
お前ら(人口が他の村より少なくて、強い魔物の素材目当てで冒険者が集まって来る……これくらいか)
お前ら「他の人に聞いても同じ答えが帰って来るかな?」
二兵士「ああっ、それくらいしか特徴ねえと思うよ? あそこは……ゴクッゴクッ」
お前ら「そっか……」
お前ら(これ以上、三の村についての情報は得られそうにないな)
勇者「すぴー……すかー……」
お前ら(勇者の奴も寝ちまったし、今日はもう宿屋で休むか……?)
お前ら(明日にはここを出発するだろうし、最後に何かやっておくことはあるかな?)
>>117
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/25(土) 20:24:12 ID:qQEQW8.k
勇者を支援するための道具、遠距離武器とか回復薬とか料理関係のツールでもいいので、使えるものを確保
無いならトレーニング
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/25(土) 22:52:09 ID:F/e4NrkU
女の仲間を二人ほど探す
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/25(土) 23:15:59 ID:xDdGJQ76
な、何故……?
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/25(土) 23:19:52 ID:kbVurA5Y
勇者の世話や食事の用意してもらったり。精神面のキョウイク?みたいなの。
独身男に勇者の世話ができるとは思えないよ。
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/25(土) 23:35:17 ID:WTHa8ISU
わからんぞ?人は見た目に寄らないからなぁ...女でも世話できない人が最近は増えて来たし
121
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/26(日) 15:05:03 ID:2rQBo1oo
お前ら(そうだよ……何よりもやっておく事があるじゃあないか……)
お前ら(このパーティには! 女の子が足りないっ!!)
お前ら(勇者の精神年齢は幼い! そ! こ! で! 精神面の教育を施してくれる女性が必要だ!)
お前ら(幼い子供のお世話=女の人は得意! のイメージがやっぱりあるし!)
お前ら(ぶっちゃけ俺だけでは無理があるからな! うん! よしっ!)
お前ら「……………………………………………………ヘヘッ」ニヤァァァ
二兵士「なっ、何だよ……突然笑い出して……気持ち悪いなオイ……」
122
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/26(日) 16:29:02 ID:2rQBo1oo
お前ら「二兵士、金なら出す……勇者を宿屋で休ませておいてくれ、俺も後から行くから」チャリンッ
二兵士「え!? お、おう……分かった」
お前ら「それじゃっ、ちょっと行ってくる」グッ
二兵士「お、おいっ!? いったい何処に!?」
お前ら「なあに……ちょっと新たなる出会いを求めて……!!」タッタッタッ
勇者「んっ……?」ムクリッ
二兵士「……あいつ、さっきまで疲れてなかったか?」
123
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/26(日) 16:55:55 ID:2rQBo1oo
―酒場―
お前ら「……いざっ」
カランコロン
「いらっしゃいませー」
お前ら「…………」キョロキョロ
女戦士「でよーっ!」
女僧侶「えへへっ! 女戦士さんのお話は面白いですっ!」
女魔法使い「ふぁぁぁぁ……眠い……」
お前ら「…………………………………………………………ヨシ」
お前ら「………………………………」スタスタスタスタスタ
124
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/26(日) 17:01:51 ID:2rQBo1oo
女戦士「ん?」クルッ
女魔法使い「んー?」クルッ
女僧侶「はい?」クルッ
お前ら「お、俺と! 一緒に……でゅふっ……来てくれましぇんかっ!?」
女戦士「……………」
女魔法使い「……………」
女僧侶「………………」
お前ら「…………………」
女戦士「……いや、何言ってんだ? お前」
俺は恥かしさのあまり、酒場から全力で逃げ出した
125
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/26(日) 17:06:01 ID:56ECjgCo
やはりコミュ障だったか...
126
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/26(日) 17:15:57 ID:2rQBo1oo
お前ら「ハア……ハア……ハア……!」
お前ら「き、緊張で噛みまくって……でゅふ! とか言っちまったよ……」
お前ら「ああ……情けねえ……」
お前ら「…………宿屋戻るか」トボトボ
その時です……後ろから声が……?
コンマ安価
>>128
0〜50:空耳だったか……
51〜60:女戦士の声が
61〜70:女魔法使いの声が
71〜99:女僧侶の声が
127
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/26(日) 17:46:07 ID:76H765uw
↓
128
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/26(日) 17:49:02 ID:O87yj.j.
z
129
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/26(日) 18:37:44 ID:j6tqoGqk
ここはコンマはなく、秒なんだがどうなん?
130
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/26(日) 19:12:32 ID:2rQBo1oo
お前ら「ん……? 何か声が……」
お前ら「…………………」クルッ
し〜ん
お前ら「誰もいない……気のせいか……」
お前ら「はぁぁぁぁ……」トボトボ
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/26(日) 20:42:18 ID:ITDe07/2
まぁお前らだからな
132
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/26(日) 21:41:00 ID:2rQBo1oo
―宿屋―
勇者「お前らさんまだかなー」
ガチャッ
お前ら「……………」
勇者「あっ、おかえり! お前らさん!」ニコッ
お前ら「…………もう寝るっ」ボフッ
勇者「うんっ! おやすみなさいお前らさん!」ニコッ
お前ら「………………………………」
勇者「くー……すぴー……」
お前ら「………………二人旅も悪くないか」
133
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/26(日) 23:56:57 ID:2rQBo1oo
―――
――
―
勇者「おはよう! お前らさん!」
お前ら「あー……おはようっ、勇者」
お前ら「! いっつつつ……」
勇者「どこかいたいのー?」
お前ら「ああ……昨日やった二兵士との鍛錬でちょっと筋肉痛に……」
勇者「へええー」
お前ら「さてと……色々準備して……二の村を出るとするか」
勇者「おーっ!」
134
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 00:11:22 ID:W3LuydH2
ガチャッ
お前ら「外はいい天気ですよっと〜」
お前ら「…………はぁ、重いな」
勇者「なにがー?」
お前ら「昨日二兵士からもらった剣だよ、背中に背負うと結構重いなって……」
二兵士「慣れりゃどーってことなくなるっての」
お前ら「あっ、二兵士……」
勇者「おはようっ! おじさん!」
二兵士「へいへい、おはようさん……今日出発するんだろ? 見送りに来てやったぜ」
135
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 00:16:02 ID:W3LuydH2
お前ら「悪いな、昨日の事で色々疲れてるだろうに」
二兵士「そりゃお互い様だ、というか……勇者は疲れてないのか」
勇者「ぜんぜんっ! げんきだよー!」
二兵士「へぇー、流石は勇者だな」
勇者「えっへん!」
お前ら「そうだ、薬草とか食料買っとかないと……」
二兵士「道具屋への案内をご所望かい?」
お前ら「へへへ……悪いな、二兵士」
二兵士「ったく…………承りましたっと……こっちだ、ついて来い」スタスタ
136
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 00:19:50 ID:W3LuydH2
二兵士「ここだっ」
お前ら「サンキュー、二兵士」スタスタ
道具屋「らっしゃい、何をご所望で?」
お前ら「えっと……そこにある薬草と……あっ、水も…………」
二兵士「やったな勇者、荷物持ちゲットだ……あいつが食料とか水とか全部持ってくれるってよ」
勇者「なんかよくわかんないけど、わーい!」
二兵士「その代わり……あいつがヤバイ時はお前が守ってやれよ、いいな?」
勇者「うんっ! まかせて!」
二兵士「よしっ、いい子だ……」
137
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 00:23:27 ID:W3LuydH2
───
──
─
お前ら「色々世話になったな、二兵士」
二兵士「おうっ、魔王退治とやら……せいぜい頑張れよ」
お前ら「ああっ、勇者が頑張るさ!」
勇者「えへへー」
二兵士「お前も頑張るんだよ……」
お前ら「分かってるって! それじゃっ、行くぞ! 勇者! って重……」ドスドスドス
勇者「おじさん! さようならー!」タッタッタッ
二兵士「おー! 達者でなー!」
138
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 00:28:50 ID:W3LuydH2
お前ら(さてと、二の村を出た訳だが……これからどうしようかな……)
お前ら(三の村を目指すか……それともβの森に行くってのもありっちゃあり……)
お前ら(一王や親への報告もかねて……一の村に一旦戻るのもありだな……)
勇者「お前らさん! 次は何処へ行くのー?」
お前ら「うーん、そうだな…………」
お前ら「よしっ、
>>140
へ向かおうか」
139
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/27(月) 00:30:21 ID:4euZjtkU
二人だけってのは不安だな
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/27(月) 00:41:26 ID:ua4t.mGg
男でもいいからもう一人ぐらい仲間は欲しいかもな
安価↓
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/27(月) 01:09:31 ID:4euZjtkU
じゃあ、今度は勇者を連れて酒場(冒険者達の集まりやすい所)に向かう
142
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 01:52:23 ID:W3LuydH2
お前ら「酒場に行こうか……」
勇者「酒場ー?」
お前ら「ああ……酒場と言っても冒険者が集まるところなら何処でもいいんだ」
お前ら「昨日は勇者と二人旅もいいなって思ってたんだが……二の村出た途端、急に不安になったよ……」
お前ら「やっぱり二人だと不安だ……仲間が欲しい……というか俺を守ってくれる人が欲しい……」
勇者「なるほどー! なかまはだいじだね!」
お前ら「だろっ? と言っても冒険者が集まりそうな所……」
お前ら「……………………………………」
143
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 02:13:45 ID:W3LuydH2
お前ら(考えが曖昧すぎて……行くところが定まらない……)
お前ら(三の村はどうだろう? 二兵士の話だとβ森の魔物目的で冒険者が集まってるらしいし……)
お前ら(そこなら仲間集めもしやすいんじゃ……)
勇者「お前らさん! まものがでたよ!」
ゴブリンa「グルルルルル……!」
ゴブリンb「ギャオッ…………」
お前ら「か、考え事してる間に魔物が……! おまけに二体も……!」
勇者「お前らさん! どうする? たたかう?」
お前ら「……よし、勇者!
>>145
だ!」
144
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/27(月) 05:03:01 ID:7omYnJQ.
↓
145
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/27(月) 05:43:17 ID:a5N5GCig
たたかう
146
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 19:39:43 ID:W3LuydH2
お前ら「よし、勇者! 戦うぞ!」
勇者「わかった! まかせてお前らさん!」チャキッ
お前ら(俺のとこに魔物が来なきゃいいが……)
ゴブリンa「ギャォォォォッ!」グワッ
勇者「たあっー!」ズバッ
ゴブリンa「ギャァッ!?」
147
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 20:23:23 ID:W3LuydH2
ゴブリンb「グルルルルッ……!」
ゴブリンb「グオオオオオオオッ!」ダッダッダッ
お前ら「!?」
勇者「ごめんお前らさん! いっぴきそっちにいっちゃった!」ザシュッ
ゴブリンa「ギャ……オ……」ドサッ
ゴブリンb「グオオオオオオオオオオオオッ!!」ダッダッダッ
お前ら「くそっ……!」
お前ら(勇者には勝てない事を察して俺狙いってか……!)
148
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 21:32:54 ID:W3LuydH2
勇者「お前らさん! まってて、いまいくよ!」タッタッタッ
お前ら(勇者が来るまで……持ちこたえないと!)
お前ら(落ち着けっ……落ち着けっ……! 二兵士から教わったことを思い出せ……!)
ゴブリンb「ギャオオオオッ!」ブンッ
二兵士『いいか? こう攻撃が来たら……こうやっていなすっ! 剣はしっかり持てよ!』
お前ら(やる……! やるんだ! やらないと死ぬ!)
お前ら「おらぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」ブンッ
キンッ!
ゴブリンb「グルルルルッ!!」
お前ら(や、やったっ! 攻撃をうまくいなせた! よしっ……よしっ……)
149
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 21:57:13 ID:W3LuydH2
ゴブリンb「バウウウッ!!」ブンッ
二兵士『避けられないと思ったら付き合わなくていい! 素直に後ろへ下がれ!』
お前ら(この攻撃はいなせない……! バックステップで避ける……!)バッ
ゴブリン「ギャウッ……!?」スカッ
お前ら(よ、避けられた! 俺ってもしかして結構やれる!?)
お前ら(おっしゃ! だったら攻撃をスカしてよろめいてる敵に追撃を……!)グワッ
ゴブリン「グルルルルルルルルルル!!」
お前ら(ちょっ! もう立ち直って……! ヤバイ! 攻撃が止められな……!)
150
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 21:57:44 ID:W3LuydH2
勇者「うしろからごめーんっ!」ズバッ
ゴブリンb「ギャアアアアアッ!!!!」
お前ら「!!」
勇者「とっどめー!」ズバッズバッ
ゴブリンb「グオオオオオオ……!」ドサッ
勇者「よーし! ぜんぶやっつけたよ!」
お前ら「ハア……ハア……ハアアアアアアアアア……」ストン
お前ら(あ、危なかった……もし勇者が来てくれなかったら……)
お前ら(大振りの攻撃を簡単に避けられて……きっと俺は……今頃……)
151
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 21:59:55 ID:W3LuydH2
お前ら「ありがとう勇者……助かったよ」
勇者「ごめんね、お前らさん……いっぴきそっちにいっちゃって……」
お前ら「ハハハハ……いいんだよ、二兵士から教わった事も実践できたし……」
お前ら「何より重要な事が分かったからな」
勇者「じゅうようなこと?」
お前ら「ああ……」
お前ら(俺は……戦いに向いて無いのかもしれないって事が……)
152
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/27(月) 22:13:26 ID:W3LuydH2
お前ら「………………」チャキッ
お前ら(まあ、少し教えてもらっただけで上手くなる訳がないのは確かなんだが……)
お前ら(ああいう軽率な判断が自分達の死を招くかもしれない……)
お前ら(修練あるのみ……とでも言いそうだな、二兵士なら……ハハハ……)
勇者「ねえねえ、じゅーよーなことってなあに? なあに?」
お前ら「ハハハ、秘密だよ秘密! ほらっ、行くぞー勇者! 目指すは三の村だ!」ドスドスドス
勇者「あー! まってよー!」タッタッタッ
153
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/27(月) 23:20:40 ID:GpOVPAx2
なんたってお前らだもんな...そりゃ、戦闘向いてないわ...
154
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/28(火) 02:00:20 ID:xvkk0uQ6
お前らが本気出せばこんなもんじゃないが肝心の本気は明日とか来年待たないとだからねぇ(´・ω・`)
155
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/28(火) 22:36:39 ID:mpPSPIyA
お前ら「…………」コソコソ
勇者「…………」コソコソ
魔物a「グルルルルルルルルルル……」
魔物b「ギャルルルルル……」
魔物c「ガウウウウウウウウ……」
魔物d「グルウウウウウウウウウ……」
お前ら「よし、今だ……!」ソローリ
勇者「お前らさん……なんでまものとたたかわないのー?」ソローリ
お前ら「馬鹿っ……! あんなに沢山いるんだぞ……! 勇者が良くても俺がヤバイの……!」ソローリ
勇者「そうなんだ……」ソローリ
156
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/28(火) 22:45:15 ID:mpPSPIyA
お前ら(スニーキングだ……とにかく魔物との戦闘は極力避ける……!)
お前ら(今の俺じゃ足を引っ張るどころか……勇者の身に危険が及ぶかもしれないからな……)
お前ら(三の村まで……このまま何とか……)ガサッ
魔物b「! ガウウウウウウウウッ!!」
魔物c「グルルルウウウウッ!」
お前ら「ヤバイッ! 見つかった……! 逃げるぞ勇者!」ドスドスドスドス
勇者「わかったー! だーっしゅ!」ダダダダダダ
魔物b「ギャルルルルルルッ!!」
魔物c「グオオオオオオオッ!!」
157
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/28(火) 23:02:21 ID:mpPSPIyA
―――
――
―
お前ら「ハァ……ハァ……」ヨロヨロ
勇者「あ、お前らさん! たてものがみえるよ!」
お前ら「あ……ああ……三の村だ……やっと……やっと着いた……」
勇者「そんなにとおくなかったねー!」
158
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/28(火) 23:07:26 ID:mpPSPIyA
お前ら「いや……遠くなかったって……二の村を出て軽く三日くらい経ってるからね……?」
勇者「そうだっけー?」
お前ら「そうだよ……まさかこんなに遠いとは……」
お前ら「ああっ……野宿の恐怖から解放される……! ベッドで寝れる……!」
お前ら「早く……早く村に入ろう!」ドスドスドスドス
勇者「あー、まってよお前らさーん!」タッタッタッ
159
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/28(火) 23:20:26 ID:mpPSPIyA
―三の村―
ワイワイガヤガヤ
勇者「ふつうにはいれたねー」
お前ら「まあ、二の村は緊急事態だったからな……本来はあそこまで入るのを規制したりはしないよ」
勇者「へえー」
お前ら「それにしても……」
戦士「………」
魔法戦士「…………」
賢者「…………」
お前ら「凄いな、道行く人達が見事に冒険者だらけだ……それも強そう……」
160
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/28(火) 23:30:52 ID:mpPSPIyA
お前ら「あれが二兵士の言ってたβ森に生息する魔物目当ての冒険者……」
お前ら「店も武器屋とか防具屋ばかり……治安も良いとはあまり言えない……」
お前ら「一の村、二の村とは随分と雰囲気違うな……」
お前ら(何の特徴もない……か、俺にとっては特徴ありまくりだけどな……ここは)
お前ら(二兵士にとってはこの環境が日常茶飯事なのかな……)
勇者「お前らさん、やどやいかないの?」
お前ら「あ、ああ……そうだな……とりあえず宿屋を探そうか」
161
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/01(水) 06:35:16 ID:RMb9E2mA
乙
治安良くないって勇者に取って一番危険じゃね?
お前らファイト
162
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/01(水) 21:20:13 ID:R.MwtMNQ
─三の村宿屋─
お前ら「ふー、やっと休めるな……」ギシッ
勇者「わーい! べっどふかふかー!」ボフンッ
お前ら「ああ……ふかふかだなぁ……」ダラーッ
お前ら(もうすぐ夕方だし……今日は宿屋でゆっくり休んで……明日活動を始めよ……)
勇者「ふぁぁぁぁ……」
お前ら(勇者も眠そうだし……夜飯まで一眠りでも……)
お前ら「……………………………」
お前ら「……………………………」ジィィィ
勇者「んー……なあに? お前らさん」
163
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/01(水) 21:45:59 ID:R.MwtMNQ
お前ら(そういや……俺、世話係ってだけで勇者の事……全然知らないな……)
お前ら(そりゃ……何年前から作り始めたとか……公開されてる情報以外の事もいくつかは知ってるけど……)
お前ら(もっと深い部分……根本的な事は……よく知らないんだよな……)
お前ら(ちょうど良い機会だし、何か質問してみるか)
お前ら「なあ、勇者」
勇者「んー?」
お前ら「
>>165
」
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/01(水) 21:55:07 ID:fUOOc1.w
↓
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/01(水) 22:02:33 ID:.9RIMOAc
生きるって、なんだろうな
166
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/01(水) 22:20:29 ID:R.MwtMNQ
お前ら「生きるって、なんだろうな」
勇者「えー?」
お前ら(クックックッ……ちょっと意地悪な質問をしてみたぞ……さあ、どう返す? 勇者)
勇者「よくわかんないけど……まものとまおうをたおすまでは、ぼくはいきる! いきなくちゃいけない!」
勇者「もちろん! お前らさんもだよ! いっしょにまおうをたおそうね! お前らさん!」ニコッ
お前ら「あ、ああ……そうだな……俺も生きなくちゃ……ハハハ……ハハハハハ……」
お前ら(俺は戦闘に参加したくないんだけどぉぉぉぉぉ? とか言えねえよ……そんな無垢な笑顔で言われたら……)
167
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/01(水) 22:24:51 ID:R.MwtMNQ
お前ら(それにしても……魔物と魔王を倒すまでは生きる……か)
お前ら(凶悪な魔物を次々に生み出し……人類の抹殺を図ろうとしている魔王……)
お前ら(もし……その魔王を倒したら……生きる目的を倒してしまったら……勇者は……いったいどうするんだろう……)
勇者「お前らさん?」
お前ら「……あ、ああ! ちょっと考え事しててな!」
勇者「ふーん、へんなお前らさん」
お前ら(もうちょっと何か聞けるかな?)
お前ら「なあ、勇者」
お前ら「
>>169
」
168
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/02(木) 01:08:40 ID:.dEXYGTQ
した
169
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/02(木) 01:25:38 ID:xZ6aEp/A
魔王を倒したらどうする?
170
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/02(木) 08:05:35 ID:p6r0dPRg
お前ら「魔王を倒したら……勇者はどうするんだ……?」
勇者「え?」
お前ら「魔王は……倒さなきゃならない存在だ」
お前ら「でも……勇者が生きてる意義は……魔物と魔王を倒すこと……」
お前ら「じゃあ……それらを倒してしまったら……生きてる意義を失ったら……勇者はいったいどうするんだ……?」
勇者「うーん…………じゃあぼくはそこまでかな?」
お前ら「……!」
勇者「ぼくはまものとまおうをたおす……それだけのそんざい、まものとまおうをたおしたなら……」
勇者「ぼくはもういらない、じんるいはゆめをもってそこからあるきはじめるんだ!」
171
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/02(木) 08:09:13 ID:p6r0dPRg
お前ら「それでいいのか……勇者は」
勇者「うん!」ニコッ
お前ら「…………そうか」
あまりにもあっさりと満点の笑顔で頷く勇者
それを見て、俺はそれ以上その話題を追求することができなかった
勇者「ふぁぁぁぁ……まだなにかしつもんはありますか? お前らさん」
お前ら(勇者の奴……眠そうだな、後一つくらいなら……何か聞けるか)
お前ら「なあ、勇者……最後に一つ」
お前ら「
>>173
」
172
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/02(木) 10:42:54 ID:KVPVXpnM
夕飯はなにが食いたい?
173
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/02(木) 15:21:40 ID:girgrIq6
魔王倒したら俺と暮らさないか?
174
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/02(木) 23:07:01 ID:yRjeEGXQ
お前ら「魔王を倒したら俺と暮らさないか?」
勇者「え?」
お前ら「そうだよ……俺と一緒に暮らそう! 勇者! 魔王を倒したら自分はいらないだなんて……そんな悲しいこと言うなよ!」
お前ら「俺には勇者が必要だ! 例え皆が勇者の事をいらないと思っていても! 勇者自身が自分の事をいらないと思っていても!」
お前ら「俺には勇者が必要なんだ! だから……魔王を倒したら……俺と一緒に暮らそうぜ、勇者!」
勇者「お前らさんと……一緒に?」
お前ら「ああ、親は俺が説得するよ! きっと……父さんと母さんなら分かってくれる! ご飯だって用意するしお風呂も! 寝床だって!」
お前ら「勇者と一緒に暮らせるように……俺も一生懸命働く! 剣の鍛練がしたいなら……俺が付き合う!」
お前ら「だから……だからさ、そんな悲しいこと言わないで……俺と一緒に暮らそうぜ……なっ?」
勇者「……………………………………」
175
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/02(木) 23:12:13 ID:yRjeEGXQ
勇者「でも……お前らさんにめいわくがか……」
お前ら「そんなことないから! 大丈夫! 全然迷惑じゃない!」
勇者「……ほんと?」
お前ら「ああっ!」
勇者「まおうをたおしたあとのぼくを……ほんとにお前らさんはひつようにしてるの?」
お前ら「必要だ! 勇者が一緒にいてくれないと俺が悲しい! 寂しい! 死ぬ!」
勇者「………………………」
勇者「わかった、ぼく……まおうをたおしたら……お前らさんとくらす!」
勇者「ぼくをひつようとしてくれる……お前らさんと! ぼくもいっしょにくらしたい!」
176
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/02(木) 23:20:30 ID:yRjeEGXQ
お前ら「よし! 決まりだなっ!」
お前ら「約束だ! 魔王を倒したら……絶対一緒に暮らそう! 勇者!」
勇者「うん! やくそくだよ!」
お前ら「ああっ! 約束だ!」
お前ら(何か……傍から聞けば……まるでプロポーズみたいな言い回しになっちゃったな……)
お前ら(これじゃ……俺がショタコンみたいじゃないか……)
勇者「お前らさんと! くらすー! お前らさんと! くらすー!」ボフンボフン
お前ら(………………自覚してないだけでショタコンなのかもな、俺)
お前ら(ぶっちゃけ可愛いしな、勇者は……顔も中性的だし……女装もめっちゃ似合いそうだし……ショタコンになるのも無理はな……)
お前ら(って! いかんいかん! 何を考えてるんだ俺! 俺はノンケ! ノンケだ! ノンケノンケノンケノンケ……)
177
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/02(木) 23:24:31 ID:yRjeEGXQ
勇者「お前らさん?」
お前ら「ハッ……は、ハハハハハ……」
お前ら「ちょっと疲れちゃったし……少し寝ようかな〜? 勇者も寝とけ〜? 疲れをためるのは良くないぞ〜?」
勇者「うん! わかった、じゃあすこしねるね! おやすみ! お前らさん!」バサッ
お前ら「あっ、ああ……おやすみ」
お前ら(きっと疲れてて頭がパーになってるんだ……少し寝てすっきりしよ……)ドサッ
お前ら「…………………フー」
お前ら「…………………………」
お前ら「……………………………………」
178
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/03(金) 10:59:40 ID:/EEnG1lU
…ふぅ
179
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/03(金) 21:36:22 ID:aLdxY2Jo
───
──
─
お前ら「……んん」ムクリ
お前ら「あれ……外が暗いな……もう夜か……」
勇者「くぅー……くぅー……」
お前ら「眠い………もう夜飯はいいか」
お前ら「二度寝二度寝っ…………」バサッ
お前ら「………………………………」
お前ら「……………………………………zzz」
180
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/03(金) 22:01:01 ID:aLdxY2Jo
勇者「んー…………」ムクリ
ギュルルル……
勇者「おなかすいた……」
勇者「お前らさん……お前らさん……ぼくおなかすいたよ」ユサユサ
お前ら「んぐっ……母さん……もう食えないよ……むにゃむにゃ……ぐぅぅぅ……」
勇者「お前らさんおきない……つかれてるのかな?」
勇者「しかたない……ひとりでたべにいこうっ!おかねかりるね、お前らさん」
勇者「いってきまーす」バタン
お前ら「むにゃむにゃ…………」
181
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/03(金) 22:48:16 ID:aLdxY2Jo
ナニアノコ……? カワイイ……
ナンデ アンナ チイサイコ ガヒトリデ……?
勇者「ごはんやさん……ごはんやさん……」テクテク
勇者「うーん……よくわからない……」
勇者「こういうときお前らさんならなんていうかな……」
お前ら『どれがご飯を作ってくれるお店か分からない?』
お前ら『勇者、そういうときには
>>183
をするんだ』
182
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/03(金) 22:54:19 ID:FKHzEOYY
周りの人に教えてもらう
183
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/04(土) 04:26:05 ID:3L1B8daY
ちゃんと俺を頼りにするんだ
184
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/04(土) 14:42:02 ID:fZdSvMp6
お前ら『ちゃんと俺を頼りにするんだ!』
お前ら『勇者一人での単独行動は危ないからな!』
勇者「お前らさんを……たよりに……」
勇者「そうだよね……ひとりはあぶない! やっぱりお前らさんにたよろう!」
勇者「よーし! お前らさんのところにかえ…………る…………」
勇者「……………………………………」
勇者「あれー? ぼくどこからでてきたっけ?」
185
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/04(土) 22:44:59 ID:fZdSvMp6
勇者「んー……わかんないや」
勇者「おなかもすいたし……こまったなあ」キョロキョロ
女魔法使い「ねえ、そこのボク」
勇者「んー?」クルッ
女魔法使い「こんな夜中に一人で何してるの? 危ないよ?」
女僧侶「もしかして……迷子ですか?」
勇者「あれ、おねえさんたち……だあれ?」
女魔法使い「あははは……誰って言われても……うーん、弱っちゃうな……」
186
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/04(土) 22:51:29 ID:fZdSvMp6
女僧侶「魔法使いさん……ここはまず警戒を解くべきですっ」ヒソヒソ
女魔法使い「そ、そーだね……!」
勇者「?」
女魔法使い「じゃあ……自己紹介しよっか! 私の名前は女魔法使い! 皆からはまほちゃんって呼ばれてるんだ! 色んな魔法が使えるんだよ?」
女僧侶「私は女僧侶です! 皆さんの傷を癒したりするのが得意なんですよ? えーっと……私のことは好きに呼んでください」
勇者「まほちゃんに……そうりょさん……!」
女魔法使い「うん、そうだよ! お姉さん達、ボクの名前も知りたいな」
勇者「ぼくのなまえ?」
女僧侶「はいっ、ぜひ教えてください」
187
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/04(土) 23:14:00 ID:fZdSvMp6
勇者「えっとね、ぼくのなまえはゆうしゃ! よろしくね! まほちゃんにそうりょさん!」
女魔法使い「勇者……? えっ、勇者って……あの勇者? うそぉ……」
女僧侶「魔法使いさん……きっとなりきってるんじゃ……」ヒソ
女魔法使い「そ、そっか……なるほど……」
勇者「?」
女魔法使い「よ、よろしくね! じゃあさ勇者くん、勇者くんはこんな夜中にいったい何をしてるの? 何処かにお出掛け?」
勇者「ぼくおなかがすいちゃって、それでごはんをたべれるところをさがしてるんだ」
女魔法使い「ご飯を食べれる所…………ねえ、勇者くんって何処から来たの? お父さんとお母さんは?」
勇者「えーっと、お前らさんがやどやでねてるよ! でもどこにあったかわからなくなっちゃった!」
188
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/04(土) 23:24:10 ID:fZdSvMp6
女魔法使い「お、お前らさん……?」
女僧侶「親御さんの名前……ですかね……?」
女魔法使い「勇者くん、お前らさんが寝てる宿屋って……何か特徴とかないのかな?」
勇者「うーん、わかんないや」
女魔法使い「そっか、三の村には宿屋って六件くらいあるけど……手当たり次第に訪ねてみる?」
女僧侶「そうですね、こんな小さい子……放っておけませんし」
女魔法使い「よし、決まりだね!」
189
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/03/05(日) 00:57:11 ID:U.WKu7Vk
女魔法使い「じゃあ勇者くん、あたし達と一緒にお前らさんの所へ……」
グゥゥゥゥゥ……
勇者「おなかすいた」
女僧侶「ふふっ……親御さんより空腹の方が優先みたいですね、勇者くんは」
女魔法使い「あはははは! 逞しい子だなあ!」
女魔法使い「じゃあさ、勇者くんを連れて行っちゃう? お前らさん探しはその後でいいんじゃない?」
女僧侶「連れて行くって……酒場にですかっ!?」
女魔法使い「うん! 勇者くんはお腹を満たせるし! あたし達は魔物討伐のお祝いができるし!」
女魔法使い「ねっ、一石二鳥じゃない? 親御さんにはあたしから事情を話すよ!」
女僧侶「だ……だからと言ってこんな子供を……いいんでしょうか……」
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