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勇者「あんかでまおうをたおすぞー!」
1
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/19(日) 20:20:55 ID:Gv5TCJ5Y
勇者「まおうたいじに出発だー!」
お前ら「ちょっ! 待て待て待て! その前にやることがあるだろ!?」
勇者「あ、お前らさん……んー? そんなのあったっけ?」
お前ら「いや、あるだろ……! 大事なことが! 冒険に出発する前にやるべきことがさ!」
勇者「えー……? ぜんぜんわかんないよー、お前らさんおしえてー」
お前ら「いや……まずは
>>2
しないと駄目だろうが……」
451
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/11/15(水) 13:47:47 ID:hpUJQwNA
女魔法使い「隙ありぃ! くらえーっ! チャージファイアァァァァ!!」ゴオオオオオオ
キマイラ的な何か「ぐぎゃぁぁおおおおおっ!!」メラメラメラメラメラメラ
ズゥゥゥゥゥゥン……
女魔法使い「よーし! 撃破っー! 凄いじゃん僧侶! まさか本当に魔物の動きを止めるなんて! 流石ナイスボディだね!」
女僧侶「え、えぇ……?」
勇者「ねえ、お前らさん……あのまものおしゃべりしてなかった?」
お前ら「言うな、きっと尊さと可愛さとエロさがオーバーゲージしてあれがこうなってそうなってああなったんだろ、俺には分かる」
勇者「うーん、よくわからない!」
お前ら「とにもかくにも! これで奥地に進めるぞ! 皆! 気を引き締めて行こう!」
452
:
百合ユーリ
:2017/11/15(水) 15:38:27 ID:H9WlfLD2
えぇ.....(歓喜)
453
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/11/22(水) 22:23:50 ID:Ai06nNKY
───
──
─
お前ら「ここが奥地……より一層ジメジメしてるなあ……ジメジメしすぎて何か気分悪くなりそう……」スタスタ
女僧侶「油断は禁物ですよお前らさん! 私達も奥地には初めて入るんですから! 気を引き締めないと!」スタスタ
女魔法使い「僧侶は気張りすぎだよ〜もっとリラックスしようよリラックス! 奥地なんて二度と来ないかもしれないんだしさ!」ポンポン
女僧侶「魔法使いさんのその余裕はいったい何処から出てくるのか私は不思議です……」スタスタ
女魔法使い「それにしても……γ洞窟って何処らへんにあるのかなあ……」スタスタ
女僧侶「そうでした……そういえば肝心の場所がまだハッキリしてませんでしたね……」スタスタ
454
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/11/22(水) 22:48:57 ID:Ai06nNKY
女魔法使い「ねえ僧侶〜念の為聞いておくけど……確か転移の石は買ってあるよね」
女僧侶「はいっ、もしもの時の為に1個だけ……すごく高かったですけど……」
女魔法使い「とのことで遭難することはないけど……このまま考えなしに進むのは色々危険だよ、お前らさん」
女魔法使い「このまま行く先も分からないんじゃまた無駄に体力を消費するだけだし、行く先で超強い魔物に出くわすかもしれないし……何にせよ何か策を打った方がいいよ」
お前ら「ですよね……奥地に行けば何か掴めると思ったんですけど……手がかりなんて何も見当たりませんし……」
お前ら「手がかり0の状態でこの未開の地である奥で……γ洞窟を歩いて見つける方法……かぁ……」
女僧侶「改めて考えると……まるで雲を掴むような話ですね……」
女魔法使い「実在するかどうかも結局は謎のままだしねえ……まあ三の村に戻ったところでγ洞窟の場所なんて分かりっこないんだけどさ……」
お前ら(γ洞窟の発見方法……今まで俺が経験してきた事や考えてきた事で……何かヒントは無いものか……)
お前ら「そうだな……
>>456
……とか?」
455
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/22(水) 22:51:12 ID:EJ/wejCs
kskst
456
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/22(水) 23:00:24 ID:1saQng5Q
まおうに聞きに行ってみる
457
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/23(木) 07:59:29 ID:eGouYyQs
お前らはバカか
458
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/23(木) 08:37:35 ID:92VqDtFY
流石にワロタ
459
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/24(日) 11:24:29 ID:i5uZJ6qQ
一気にラストへと行く気がするw
460
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/12/24(日) 21:14:45 ID:iAZQOxX2
お前ら「魔王に聞きに行ってみる! とか……」
女魔法使い「いや、確かにそれができたら苦労はしないけどさぁ……」
女僧侶「そもそも私達はその魔王が何処にいるのかさえ明確に分かりませんし……」
女魔法使い「魔王が玉座から立って……尚且つ私達のところにわざわざ来て、自分の城の所在を丁寧に教えてくれる……なんて都合のいいこと、起こるわけないし」
お前ら「まあ……そうですよねえ」
勇者「お前らさんってばか? ばかばか?」ピョンピコピョンピコ
お前ら(お前にそういうことを言われるとこの世が終わったような気分になるな……)ピキピキ
お前ら「じゃ、じゃあとりあえず……もうしばらくはこのまま進んでみましょう、もしかしたら何らかの手がかりが見つかるかもしれません」
女魔法使い「まあ、そうだね……もう少し進んでみよっか! もしかしたら魔王がこっちに歩いてくるかもしれないしね……」クスクス
お前ら「わ、悪かったですって……」
461
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/12/24(日) 21:19:59 ID:iAZQOxX2
──
─
お前ら「こっちかも……」スタスタ
勇者「ちょうちょ! ちょうちょ!」
──
─
女僧侶「ここ、さっき通ったような気がします……」スタスタ
お前ら「えぇ、マジですか……」スタスタ
──
─
お前ら「zzzzzzzz」
女魔法使い「見張り交代だよー、お前らさーん」
───
──
─
462
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/12/24(日) 21:27:49 ID:iAZQOxX2
お前ら「ただいま帰りました……」スタスタ
勇者「たっだいまー!」スタスタ
女僧侶「おかえりなさい、お前らさん! 勇者くん! お粥できてますよっ」ニコッ
お前ら(ああ、その笑顔……疲れが吹き飛ぶ……美人妻を持つ夫って……いつもこんな感じなんだろうな……)パァァ
お前ら「よっこらしょ……」ストン
勇者「おいしい!」モグモグ
女僧侶「ふふ、良かった……」
女魔法使い「お疲れ様〜今日は何か収穫あった? はいっ、僧侶のお粥っ」スッ
お前ら「ありがとうございます……今日も何も……もう捜索範囲を変えないとダメかもしれません……」
463
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/12/24(日) 21:32:41 ID:iAZQOxX2
女魔法使い「そっか………またお引っ越しするしかないね」
女僧侶「そうですね……今日の夜には位置を変えましょうか」
お前ら「あと……すいません……疲れたので少し寝てきます」
女僧侶「あ、はいっ! 身支度を整えたら起こしますね!」
女魔法使い「おやすみ〜」
勇者「おやすみなさい……」スタスタ
勇者「モグモグ……おかわり!」
女僧侶「は〜い、勇者くんはたくさん食べてお利口ですね〜」ニッコニッコ
女魔法使い「ナデナデしてあげるね〜」ナデナデ
勇者「???」
464
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/12/24(日) 21:51:47 ID:iAZQOxX2
お気づきかもしれないが……今、俺達一向はβ森の奥地でキャンプを張って暮らしている
理由は簡単、γ洞窟を探すためだ
転移の石で一旦帰還しても良かったのだが……帰ったところで何の収穫もなし……そして何よりあのアイテムはかなり値が張る……とのことで、俺達は何もかもが限界になるまで……この地で粘ることにした
今は俺、勇者で散策をする捜索隊と、女魔法使いさんと女僧侶さんの拠点守る、待機組で別れてβ森の奥地をひたすら散策している
捜索隊は迷子にならないよう拠点から毛糸を垂らして行くのだが、当然毛糸の長さには限界がある
毛玉がなくなったら捜索は終了、糸を辿りながら拠点へと帰還する……
その拠点からぐるっと360度、糸の限界まで散策してγ洞窟が見つからなかったら……
今度はその拠点を散策の手が届かなかった位置へと移動させ……移動が終わったらまた糸を垂らしながら散策をする……
そんな途方もないことを……もう三週間近く繰り返している
βの森が広大なのは分かるが……いい加減に散策の成果を得たい、流石にβの森尽くしのお粥は女僧侶さんの笑顔と女魔法使いさんの明るさがあっても……そろそろ飽きてきた
お前ら「明日こそ……必ず見つけてやる……」ゴロン
こんなこと、もう何度考えたか分からない
465
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/25(月) 20:16:23 ID:TNKPo31Y
おつ待ってた
飽きたってお前ら正直者やな
466
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/01/26(金) 15:08:00 ID:JXMmR/eA
そんなこんなでさらに五日が経ち、お粥への飽きも限界を超えて底知れぬ快感に変わってきた頃……事件は起きる。
お前ら「それじゃ、いってきます」
勇者「きます!」
女僧侶「はーい、いってらっしゃーい!」
女魔法使い「気をつけてね〜」
いつものように毛玉を持ってβ森を探索していた俺と勇者……今日もどうせ何の成果も得られないだろうと思っていたその時……
勇者「ねえお前らさんお前らさん!」
お前ら「ふぁぁぁ……どうした勇者〜……何か珍しい蝶でも見つけたかー……」
勇者「なんかあそこにおおきいあながあるよ!」
お前ら「……えっ?」
努力はついに報われた
467
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/27(土) 09:33:03 ID:uSv/YnA6
更新も安価も少ないw
468
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/27(土) 22:11:41 ID:8u0Xja5g
おつ
洞窟発見か
469
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/03(土) 23:19:54 ID:yOq3bivo
お前ら「ほ、本当だ……こんな何もないところにぽっかりと穴が……」
お前ら「中は暗くてよく見えないけど……地面が傾斜になってるから歩いて降りられそうだな……」
お前ら「ひょっとしなくても……これってもしかして……γ洞窟の入り口なんじゃ……!?」
お前ら「そうだよ……! きっとそうさ! ハハハハハ! やったっ! ついに……ついに日頃の苦労が報われたんだ!」
勇者「よくわからないけど、よかったね! お前らさん!」
お前ら「ああ、さっそく二人に報告しに戻ろう!」ダッダッダッ
勇者「うん!」
470
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/03(土) 23:38:21 ID:yOq3bivo
───
──
─
お前ら「ここです!」
女魔法使い「おおーっ……ホントにぽっかりと穴があるね……これがγ洞窟……」
女僧侶「当たり前ですけど……中は真っ暗闇ですね……」
女魔法使い「松明なら私にお任せ! この手頃な枝の先端に不思議な液体を塗って……ファイア! っと!」ボッ
女魔法使い「じゃーん! 松明のでっきあっがり〜♪」
女僧侶「魔法使いさん……本当に呪文のコントロールが上手くなりましたね……」
女魔法使い「あの杖さえなければこんなのお茶の子サイサイってね! よーし! この調子で人数分の松明を作るよー!」ボッ
お前ら(γ洞窟……この中に魔王城が……?)
471
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/06(火) 20:19:02 ID:SIQMsmP2
乙なの
洞窟探検楽しみ
472
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/07(水) 22:53:53 ID:KJLNz1aY
女魔法使い「松明は行き渡ったね?」
女僧侶「はい、大丈夫です」
お前ら「それじゃあ……まだγ洞窟と確定したわけではありませんけど……とりあえず中へ入ってみますか」
お前ら「何があるか分かりません……大盾を持ってる俺が先頭を歩きます、二人は俺の後に続いてください」
女魔法使い「オーケー! 」
女僧侶「分かりました!」
お前ら「勇者、お前は女魔法使いさん達の後ろに付いて……背後から来る敵から二人を守ってくれ! 後、俺がヤバそうだったら俺も守ってくれ!」
勇者「うん、わかった! お前らさん! ちょっとなさけないね!」
お前ら「よしっ! ではγ洞窟(仮)へ! いざ突入!」
473
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/09(金) 18:30:14 ID:Kx1L2dxI
お前ら頑張れ
474
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/17(土) 23:25:12 ID:e.GqYwvI
お前ら「やっぱり真っ暗ですね……」カツーンカツーン
女魔法使い「だね、ホント松明が無いと先が全然見えないよ」カツーンカツーン
女僧侶「こ、怖いです……」ギュゥゥゥ
女魔法使い「もうっ、僧侶……ビビりすぎだって……もしもお化けが出ても勇者くんが後ろにいるんだから大丈夫だよ」カツーンカツーン
女僧侶「で、でも……うぅ……」カツーンカツーン
勇者「なんか……おとがおもしろーい!」カツーンカツーン
お前ら「ああ……洞窟だから音が響くんだよ、俺も原理とかはよく知らないんだけどな〜」カツーンカツーン
勇者「へぇー…………」カツーンカツーン
475
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/17(土) 23:30:55 ID:e.GqYwvI
勇者「………………」スーーー
勇者「やっっっっほぉぉぉぉーーーーっ!!!」
お前ら「っ!?」ビクッ
女魔法使い「おぉおっうっ!?」ビクッ
女僧侶「キャァァァァァァァァァァッ!!!」ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
<やっっっほぉぉぉーーー!!!
<やっほぉぉーー!!
<やっほぉー!
<ヤッホォー……
<ヤ…ッ…ー
476
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/17(土) 23:35:43 ID:e.GqYwvI
勇者「おおぉぉっー! すごくおもしろいね、お前らさん!」
お前ら「お、面白くないわい! 突然大声を出すなよ! 心臓が止まるかと思っただろ!」
勇者「だってー」
お前ら「だってじゃない! というか! あんな大声を出してもしも魔物が来たら……」
勇者「きたみたいだね」
お前ら「どうする……って、えっ?」
バッサバッサバッサバッサ……
巨大コウモリ「グギュゥゥ……」バッサバッサ
お前ら「こ、コウモリか……でかい……」
477
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/17(土) 23:43:45 ID:e.GqYwvI
お前ら(さて、どうするか……)
お前ら(こいつとここで戦うか……それとも戦わず逃げ切って奥に進むべきか……)
お前ら(勇者もいるし皆で戦えば撃退は簡単だろうが……少し松明の火が心配だな)
お前ら(かといって……逃げて先に進んでもこいつが一匹とは限らないし……逃げてもしつこく追ってきて結局振り切れないかも……)
お前ら(……よし、ここは
>>479
だな)
478
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/17(土) 23:54:04 ID:y.cBcvys
↓
479
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/18(日) 00:08:31 ID:KgTLvkoI
戦うしかないよう
480
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/19(月) 22:35:40 ID:2gAqhZVc
おつ
久々の安価来たな
481
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/26(月) 21:54:25 ID:9QbJn6nI
お前ら(戦うしかないようだな……)
お前ら「皆! 戦闘体勢だ!」
勇者「わかった、お前らさん! よーし! いくぞー!」ポイッダッダッダッ
お前ら(勇者の奴……当たり前のように松明を地面に捨てやがってからに……)
勇者「じゃーんぷっ! てりゃー!」スカッ
巨大コウモリ「グキュッ!」バッサバッサ
女僧侶「勇者くんの攻撃が外れた……!?」
勇者「うー……くらくてみえにくい……」スタッ
お前ら「敵は空を飛んでるし……おまけに明かりが無い暗闇の状態だから敵の保護色も相まって……上手く捉えられないみたいだ……」
女魔法使い「よし! あたしの呪文で……あいつを撃ち落とす! ファイア!」ボッ
482
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/26(月) 22:01:54 ID:9QbJn6nI
巨大コウモリ「ギュブッ!?」ボッ
女魔法使い「よーしっ! 命中ぅ!」
巨大コウモリ「ギュ……ギュオオオ!」バッサバッサ
女僧侶「でも! あのコウモリ……すぐに体勢を建て直そうとしてます!」
お前ら「炎攻撃に耐性があったのか……!? あれじゃ地面に撃ち落とすのは難しいな……」
女魔法使い「確かに、あたしのファイアは……あの巨大コウモリを地面に撃ち落とせなかったけど……」
勇者「ひかった! そこだな!」クルッ
女魔法使い「明かりが無い勇者くんに……敵の位置を正確に教えることはできた!」
483
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/26(月) 22:18:46 ID:9QbJn6nI
巨大コウモリ「ギュェェ……!」バッサバッサ
女魔法使い「おまけに敵は体勢を建て直そうと必死だから……勇者くんの攻撃を避ける暇はない……今度の攻撃は当たる!」
勇者「くらえー!」ズバッ
巨大コウモリ「グキュァァッ!」ブシャァァ
勇者「! あたったっ!」
女魔法使い「まあ……あたしと勇者くんのコンビプレー炸裂! ってところかな!」
巨大コウモリ「」ズゥゥゥゥン
お前ら「お、おぉ……」
女僧侶「見事な連携です……!」
484
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/26(月) 22:21:13 ID:9QbJn6nI
勇者「やったー! たおしたー! ほのおありがとう! まほちゃん!」ギュッ
女魔法使い「いいんだよー! 勇者くーん! あんなのお安いご用だよー!」スリスリ
女魔法使い「……フフッ!」ニヤニヤ
女僧侶(うぅ……魔法使いさんったら……あんなに勇者くんとスキンシップを……!)プルプル
女僧侶(う、羨ましいです……!)プルプル
お前ら(ま、まさか俺と女僧侶さんの出番がないとは……女魔法使いさんの機転力は……俺も見習わないと……)
お前ら(何にせよ……あのコウモリも倒せたことだし……これで先に進めるぞ!)
485
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/01(木) 12:39:02 ID:BjNYBgJs
おねしょた乙
486
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/05(月) 22:47:32 ID:056LC7gg
面白い
期待
487
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/03/20(火) 22:48:35 ID:e4ro8IgE
―――
――
―
勇者「ふーんふーんふんころがっしーふふんふーん♪」スタスタ
お前ら「前から思ってたが……何なんだよその歌……」スタスタ
お前ら「ん……?」スタスタ
女僧侶「何だか開けた場所に出ましたね……それに……何故かこの場所だけ明るいです……」
女魔法使い「…………あーなるほど、上が空洞になってるからここだけ太陽の光が入ってきてるんだね……それでこの場所だけ明るいって訳だ」
勇者「なるほどー」
お前ら「ちょうどいい……ここで少し休んでいきましょう」
488
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/03/20(火) 23:02:01 ID:e4ro8IgE
勇者「♪〜」
女魔法使い「プハァ……しっかし……あんなにコウモリがいるなんてねー」
女僧侶「全くです……でも、お陰で暗闇での戦闘は……少し慣れてきました」
女魔法使い「ホントホント! 逆にさー、暗闇に慣れすぎてここが少し眩しいくらいだよ」
女僧侶「確かにそうですね、フフッ」
お前ら(一応敵地なのに……皆リラックスしてるなぁ……)
お前ら(せっかくの機会だし……気になってることを聞いてみようかな)
質問安価、質問内容はお任せ
>>489
1.女魔法使いに質問
2.女僧侶に質問
3.勇者に質問
489
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/21(水) 22:59:45 ID:cG3a.TnE
勇者に質問
仲間との連携について上手くやれてると思うかとか
490
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/03(火) 21:44:58 ID:ZOxUue8g
お前ら「なあ、勇者」
勇者「ふんふーんふ……なに? お前らさん」
お前ら「勇者的にさ、仲間との連携は上手くやれてると思うか?」
勇者「れん……けい……?」
お前ら「そっ、連携」
勇者「………………う、うん! すごくできてるよ! お前らさんはすごい!」
お前ら(勇者の反応から察するに……こりゃ連携って言葉の意味を理解してないな……)
お前ら(でも俺からすると勇者は皆と充分連携ができてると思うし……意味を理解してなくても……多分大丈夫だろう)
お前ら(それにしても……俺はとりあえず誉めておけば大丈夫な奴と思われてんのか……?)
491
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/03(火) 21:46:33 ID:ZOxUue8g
お前ら(せっかくだしもうちょっと聞こうかな)
質問安価、質問内容はお任せ
>>492
1.女魔法使いに質問
2.女僧侶に質問
3.勇者に質問
492
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/03(火) 23:27:18 ID:gkm3jTjA
1
女魔法使いのスリーサイズ
493
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/15(日) 00:34:00 ID:0jGZB/pk
お前ら「あっ、そういえば! 女魔法使いさんのスリーサイズ……」
女僧侶「お前らさん……?」ニコッ
お前ら「ヒエッ」
女魔法使い「いやー! ごめんごめん! この間お前らさんに質問されてから何処かのタイミングで計ろうとは思ってたんだけど……」
女魔法使い「すっかり計り忘れてた……へへへっ、ごめんね!」
お前ら「アッハイ……イインデス……」
お前ら(何聞いてんだ俺はあああっ……! 童貞拗らせてんじゃねえぞバカやろおおおおっ……!)
女僧侶「…………」ニコニコ
お前ら(……後で女僧侶さんに謝ろ)
494
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/15(日) 00:35:41 ID:0jGZB/pk
お前ら(……とりあえず、もうちょっと聞くとしよう)
質問安価、質問内容はお任せ
>>495
1.女魔法使いに質問
2.女僧侶に質問
3.勇者に質問
495
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/20(金) 08:05:31 ID:4RmPu/Mw
3
勇者の原動力ってなんだ?
496
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/22(日) 20:27:18 ID:cx31EjOg
お前ら「勇者の原動力ってなんだ?」
勇者「げんどう……りょく?」
お前ら「ほらっ、勇者って人造人間だろ? ってことは……何らかのエネルギーを原動力にして、こうして動いてるってことだよな?」
お前ら「じゃあ……そのエネルギーってのは……いったい何なのかなーってさ」
勇者「ぼくの……えねるぎー……」
女魔法使い「あっ、それあたしも気になる!」
女僧侶「確かに……興味深いですね、勇者くんの原動力……」
勇者「えーっとね、ぼくのえねるぎーは……」
勇者「まものえねるぎーっていうんだよ」
497
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/22(日) 20:36:39 ID:cx31EjOg
お前ら「魔物……エネルギー?」
女僧侶「聞いたことありませんね……」
勇者「なあ勇者、その魔物エネルギーってのは……どうやって手に入れるんだ?」
勇者「それはとってもかんたんだよ、お前らさん! まものを殺せばいいんだよ!」
お前ら「魔物を……殺す……?」
勇者「まものを殺すとでてくる……えーっと……なんだっけ……? そうそう! まものりゅうしってものを……」
勇者「ぼくがもつ……けんにいれて……それをまものえねるぎーにかえて……ぼくのえねるぎーにする!」
お前ら「魔物粒子を……魔物エネルギーに変える……」
498
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/22(日) 21:16:30 ID:cx31EjOg
女魔法使い「魔物粒子って……魔物が消滅する時に出てくる……あの粒子のことかな……?」ヒソヒソ
女僧侶「恐らく……そうだと思います……」ヒソヒソ
お前ら「あの粒子を剣に取り込んで……自身の原動力となる魔物エネルギーに変換していたんですね……」ヒソヒソ
勇者「なにひそひそばなししてるのー?」
お前ら「い、いや! ハハハハハ! 何でもないよ! 何でも!」
勇者「そっか〜」
お前ら(何の躊躇いもなく魔物を殺すと発言した勇者……俺は……最近忘れていたのかもしれない)
お前ら(勇者は……人類が命運を賭けて作り上げた……魔物を殺す為だけに存在する……人造人間なんだってことを)
499
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/22(日) 21:23:16 ID:cx31EjOg
お前ら(さてと、もう一回くらい質問したら出発しよう)
質問安価、質問内容はお任せ
>>500
1.女魔法使いに質問
2.女僧侶に質問
3.勇者に質問
500
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/26(木) 19:31:13 ID:fva8mkkU
2
信仰について?
501
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/27(金) 23:00:46 ID:RHHwvtG.
お前ら「そういえば女僧侶さんって僧侶ですよね、何か信仰とかあるんです?」
女僧侶「勿論ありますよ! まず第一に! 夜更かし厳禁! その二! 朝ごはんはしっかり食べること! その三! ケンカはいけません! その四! お風呂の温度は40……」
お前ら「ちょ! ちょっと待ってください! あの、それは……何です?」
女僧侶「え、当然信仰ですよ! ハッピー教って言うんですけどね! それはそれは素晴らしい……」
お前ら「………………ハッピー教」
お前ら(何か……俺が想像してたのと違うような……信仰ってこんな感じだったっけ……?)
502
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/27(金) 23:11:15 ID:RHHwvtG.
女魔法使い「僧侶ってば小さい頃……あたしが適当に考えたハッピー教のこと……この歳になってまだ信じてるんだよ……」ボソボソ
お前ら「ぇぇ……まさかの女魔法使いさんがハッピー教の教祖様ですか……」ボソボソ
女魔法使い「小さい頃ね、面白がって僧侶をあたしが適当に考えた宗教に……ついつい入信させちゃってさ……」ボソボソ
女魔法使い「その後いくらハッピー教はあたしが考えた! って言っても完全に信じきってるのか全然聞かなくて……」ボソボソ
お前ら「……そうだったんですね」ボソボソ
女魔法使い「てなわけで軽く流してあげて……僧侶の中じゃハッピー教は本当にあるみたいだから……」ボソボソ
女僧侶「あっ、そうです! そろそろスマイリー様に捧げるお祈りの時間ですね!」
お前ら(そのスマイリー様の中身が女魔法使いさんだってこと……多分ずーっと気づかないんだろうな……)
503
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/27(金) 23:13:52 ID:RHHwvtG.
お前ら(さてと、質問もしたし……そろそろ出発するか)
女僧侶「笑顔の神、スマイリー様……どうか……私達のこの過酷な旅に…安寧を……」ボソボソ
お前ら(………………)
お前ら(スマイリー様へのお祈りが終わったらにしよう……)
504
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/28(土) 07:14:13 ID:5j5bWK3k
乙
なんかいい話風におさまってる
505
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/04/30(月) 22:01:20 ID:1JyHf0II
女僧侶「はぁ……お待たせしました〜! やっとスマイリー様へのお祈りが終わって……」
女魔法使い「もー! 僧侶っ! 毎回思うけどちょっとお祈りが長すぎるよ!」
女魔法使い「笑顔の神、スマイリー様も……長すぎるお祈りはきっと嫌いだよ! いや! 絶対に嫌いだと断言できるよ!」
女僧侶「そ、そうですよね……ごめんなさい……次からは気を付けます」
お前ら(ハハハ……これがマジモンのスマイリー様直々のお言葉だなんて……誰が信じるだろうか……)
勇者「そうりょさんはたいへんだねー」
お前ら(……こいつはあっさり信じそうだな)
女魔法使い「さあさあお前らさん! 休憩も充分したし! 魔王城目指して先に進もう!」
お前ら「あっ、はいっ……それじゃあ出発しましょうか」
お前ら(うしっ! 和やかムードは終わりっ……! また敵がわんさか出るだろうし……気持ちを切り替えないと……!)チャキッ
506
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/02(水) 21:44:47 ID:h1SuUT1Y
お前ら「………………」スタスタ
お前ら(おかしい、やっぱりどう考えても……この状況はおかしい……)
女魔法使い「何か……休憩してから魔物が全然出てこないね……?」スタスタ
女僧侶「はいっ……休憩する前はあんなに沢山コウモリが出てきたのに……変ですね……」スタスタ
お前ら(そう、今二人が言ったように……さっきから魔物が一切出てこないのだ……)
お前ら(まるで、俺達が休憩したあの場所以降は……魔物が出現しないよう……誰かが設定したんじゃないかと思うくらいだ……)
お前ら(確かに、魔物が出て来ないのは嬉しい……俺としては大歓迎だ……しかし、こうも露骨だと逆に不審がってしまうのが人間ってもんだろう)
お前ら(……何か……罠でもあるのか?)
507
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/03(木) 20:01:22 ID:PCHPrg6s
乙
僧侶かわいい
508
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/06(日) 02:11:40 ID:wjRiIRHQ
お前ら(と、そんな不信感を抱きながら歩き続けたお前らパーティ(勇者は除く)だが……その後も特に罠らしき物は発動せず……)
お前ら(気がつけば……俺達は先ほど休んでいた休憩場所のような……だだっぴろい空間へ辿り着いていた)
お前ら(しかし、この空間は先ほどの休憩場所とは決定的に違う点が存在している、それは……)
女魔法使い「この空間だけ……明るいね」
女僧侶「そうですよね……でも……さっきの場所みたいに上には空洞がありません……太陽の光はここへ一切入って来てないですよ?」
お前ら(そう、この空間だけ不自然に明るい、さっきの空間が明るかったのは上に外へ通じてる空洞があって……そこから太陽の光が入って来ていたから、という理由……訳がある)
お前ら(しかし、この空間には外へ通じてる空洞なんて物はない、ましてや太陽の光なんて白物も一切入って来ない、正真正銘……純粋な洞窟の中だ)
お前ら(だからこそ、この空間は異様に見える……この空間だけ明るい理由が……現状全く見当たらない……もしかして魔王の奴……ここで何かをおっ始めるつもりなのか?)
509
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/06(日) 02:38:17 ID:wjRiIRHQ
お前ら(とかなんとか考えていると……)
ガシャン……ガシャン……ガシャン……
お前ら(何か……足音のような物音が……奥にあるこの空間の出口のような洞穴から聞こえてくる……!)
勇者「なにか……くるよ!」
女魔法使い「この足音の数……敵は複数か!」
女僧侶「っ!」
お前ら(おいおい……マジのホントにおっ始める気かよ……!)
ガシャン……ガシャン……ガシャン……!
お前ら(足音みたいな物音がどんどん大きく……来る……!)
510
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/06(日) 07:19:09 ID:kg.l1JPQ
乙
強敵来るか?
511
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/09(水) 17:46:06 ID:HuZiP.sk
鎧戦士「………」ガシャンガシャン
お前ら「あれは……鎧を纏った……人か……?」
女僧侶「見てください! 後に杖を持った人もいます!」
鎧戦士(杖)「………」ガシャンガシャン
女魔法使い「剣を持った奴が1人……そして杖を持った奴が1人……見事なまでの前衛後衛って訳だね……」
お前ら「な、何者だお前らっ! 魔物なのかっ!? とりあえず……まずはお互い冷静に話し合……」
黒騎士「……」チャキッ
黒騎士「……」スッ
お前ら「……っ」
お前ら(問答無用って訳か……こんなのがいるってことは……やっぱりここはγ洞窟……! そして……この先には魔王城があると見て、ほぼ間違いないようだな!)
512
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/10(木) 08:19:44 ID:hVeSqOM.
乙
戦闘パートキタ━(゚∀゚)━!
513
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/10(木) 13:00:35 ID:c6Y5JPYY
鎧戦士「……」ガシャンガシャン
鎧戦士(杖)「……」
お前ら(話が通じる相手じゃなさそうだし……こいつらが立ち塞がってる先に魔王城があるかもしれないと分かったからには……やっぱり戦うしかないよな……)
お前ら(杖を持った奴がその場で動かず……剣を持ってる奴がこちらへ近づいて来てるのを見る限り……女魔法使いさんの言う通り、あの二人には前衛後衛の概念がちゃんとあるみたいだ)
お前ら(見た目のイメージでざっくり言ってしまえば、剣が攻撃……杖が補助ってところだろう)
お前ら(だったら俺が皆に出す指示は……)
お前ら「
>>515
」
514
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/10(木) 13:49:07 ID:4JohyasQ
俺が壁になるからまず杖持ちを倒そう
515
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/11(金) 00:36:21 ID:9w87lIcI
乙
516
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/11(金) 22:30:59 ID:kR3pohN6
勇者とお前らで鎧戦士を牽制して魔法使いが杖鎧を魔法で攻撃
僧侶はバフ魔法
517
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 00:06:11 ID:Ei3UGEUY
お前ら「乙」
女僧侶「……えっ?」
お前ら「おわりだ、おわりおわり! お疲れさん! 乙! 乙!」ドスン
女魔法使い「お前らさん……どうしたの!? 突然地面に座り込んで……敵が目の前に……」
お前ら「俺達は降伏するっ! 戦わなくても分かるっ! 俺達じゃあんたらには到底及ばないっ! だから、さっさと牢屋にでも何でも連れて行けっ! 抵抗はしない!」
女魔法使い「えっ……えええええええええええええっ!? どうしちゃったのお前らさん!?」
お前ら(これでいい……そうさ、何もこいつらと戦う必要はない……俺達の目的はあくまで魔王……ここで、あえて敵の術中に陥る)
お前ら(そうすれば……わざわざこんな中ボスみたいな奴等とここで戦わなくても……俺達は一気に魔王がふんぞり返ってる椅子の目の前まで辿り着けるはず……)
お前ら(そこで勇者が力を一気に使って拘束を外し、魔王を討てばめでたくハッピーエンド! そうだ、それが一番いい……魔王城までの道程も予測がつかないし……こいつらも相手にすると面倒くさそうだし……)
お前ら(何よりこの方法なら……敵と戦わず……確実に魔王の城まで辿り着くことができる! これだ、これしかない! )
518
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 00:18:29 ID:Ei3UGEUY
お前ら「勇者! 女魔法使いさん! 女僧侶さん! 抵抗をしないで! 武器を地面に捨ててください!」
女僧侶「………………」
女魔法使い「な、何言ってんの!? もしかしてお前らさん……混乱でもしてるの!?」
お前ら「してません、早く……武器を捨ててください」
女魔法使い「や、やだよ! 何で!? まだ戦ってもいないのに……何であたし達が負けるって決めつけるの!? そんなのおかしいよ、お前らさん!」
お前ら「……………………」
女魔法使い「あたしは……あたしは戦うよっ! じゃないと……何のためにここまで来たんだか分からなくなるっ!」
女魔法使い「無抵抗のまま敵に捕まるなんて馬鹿な真似……あたしは絶対に嫌だっ!」スッ
519
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 00:21:48 ID:Ei3UGEUY
女僧侶「分かりました、武器を捨てます……」カラン
女魔法使い「そ、僧侶!? 貴女まで何してるのっ!? まさか……僧侶も混乱を!?」
女僧侶「してませんっ、魔法使いさん……ここは……お前らさんの言う通りにっ」
女魔法使い「そ、そんなっ……」
勇者「……………………………」カラン
女魔法使い「ゆ、勇者くんまで……」
お前ら「女魔法使いさん……」
女魔法使い「わ、分かった……分かったよ……! 捨てればいいんでしょ……! もう……どうなってもしらないからねっ!」カラン
お前ら(……すいません、女魔法使いさん……女僧侶さん……そして勇者……ここは耐えてくれ)
520
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 00:28:27 ID:Ei3UGEUY
お前ら「さあっ……俺達は武器を捨てたぞ! もう抵抗もできないっ! 完全敗北だっ!」
お前ら「分かったら……さっさと負けた俺達を……連れて行くべき場所へ連れて行けっ!!」
鎧戦士「……………………」
お前ら「どうした!? 早く連れて……」
鎧戦士「………………」ズバッ
お前ら「………………」
お前ら「………………」
お前ら「………………えっ?」ツー
ブシャァァァァァァ��
521
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 00:37:34 ID:Ei3UGEUY
お前ら「あっ……がっ……!」ブシャァァァァァァ
女僧侶「お、お前らさんっ!!」
お前ら(馬鹿……な……そんな……馬鹿な……こんな……はずじゃ……こんな……)
お前ら(ご……ごめ……ん………な…………さ…………)ガクッ
女魔法使い「お前らさんっ!! だから……だから言ったのにっ……!! ちくしょぉぉぉぉぉっ!!」パシッ
女魔法使い「くたばれ魔物っ!! ファイ……」ゴゴゴ
ピカッ
女魔法使い「えっ? 後ろ……」
ドガァァァァァァァン!!!
522
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 00:46:34 ID:Ei3UGEUY
女魔法使い「…………」ドサッ
女僧侶「ま、魔法使いさんっ!!」
女魔法使い(せ、背中で……いきなり……ば、爆発したっ……そんな……馬鹿な……この……魔法は……)
鎧戦士(杖)「……………………」
女魔法使い(そ……そんな……まさか……なん……で……)ガクッ
女僧侶「お前らさんっ!! 魔法使いさんっ!! は、早く……お前らさんと魔法使いさんの回復をしないとっ! 瞬間治……」
ピカッ
女僧侶「えっ、光っ……」
ドガァァァァァァァン!!
女僧侶「…………」プスプス
523
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 00:53:24 ID:Ei3UGEUY
勇者「お前らさん……まほちゃん……そうりょさん……そんな……」
鎧戦士「…………」
鎧戦士(杖)「…………」
勇者「まもの……まもの……まものまものまものまものっ!! 殺すっ!」ダッ
勇者「うわぁぁぁぁぁっ!」ダッダッダッダッ
鎧戦士「………………」
勇者「おりゃぁっ!」ブン
ガキィィィィン!
勇者「か、かっ……たい……な、なんで……? よろいが……きれない……?」
524
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 00:55:24 ID:Ei3UGEUY
鎧戦士「……」ドゴォッ
勇者「うぐっ!?」
勇者「……ぅ」ドサッ
鎧戦士「………………」
鎧戦士(杖)「………………」
鎧戦士「………………」ガシッ
勇者「……………」プラーン
ガシャン……ガシャン……
ガシャン……ガシャン……
525
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 01:02:35 ID:Ei3UGEUY
―魔王城―
鎧戦士「………………」ポイッ
勇者「………………」ドサァァァッ
ブッカ「おおっ! 間違いなく……こいつは勇者! 勇者そのもの! 勇者100%! 本物! マジ物! NG幻想! よくぞ連れて来てくれました!」
ブッカ「さっ! 貴方達が私の代わりに勇者狩りへ出向いてくれたお陰で……すでに儀式の準備は整っていますよっ!」
ブッカ「ではさっそく儀式を始めましょうっ! 今より世界はっ! 我々……魔族の手にっ!」
勇者「……………………」
ブッカ「フフッ……フフフフフッ! フハハハハハハハッ!」
526
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 01:03:24 ID:Ei3UGEUY
BAD END
527
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/13(日) 13:23:58 ID:8iWOY0tI
えぇ…
528
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/13(日) 17:45:24 ID:vec97c86
マジか....
529
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 21:04:13 ID:Ei3UGEUY
「おお、勇者よ! 死んでしまうとは情けない!」
「まさかお前があんな無謀な作戦に乗ってしまうとは……!」
「あー! 情けない! 本当に情けないったらない! 貴様それでも勇者かっ! これじゃあ面目丸潰れだっ!」
「良いか勇者よっ! 敵は何なのか、それをじっくりと見極めるのだ! さもなければ……何度でも死ぬこととなるぞっ!」
「では行くがよい勇者よ! クソッタレお前らの命令なんて無視するがいいぞ!」
530
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 21:09:58 ID:Ei3UGEUY
お前ら「っ!?」ビクッ
女魔法使い「何か……休憩してから魔物が全然出てこないね……?」スタスタ
女僧侶「はいっ……休憩する前はあんなに沢山コウモリが出てきたのに……変ですね……」スタスタ
お前ら「ハア……ハア……ハア……ハア……!」
お前ら(な、何だ……!? 何だいったい……!? 何が起きたんだ!? 俺は……俺は確か……)
ズバッ
『……………………えっ?』
ブシャァァァァァァ!
531
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 21:15:54 ID:Ei3UGEUY
お前ら「ウップ……」ヨロッ
女魔法使い「お、お前らさんっ!?」
お前ら「ハア! ハア! ハア! ハア!」ゼーハーゼーハー
女魔法使い「お前らさん大丈夫!? しっかりして!」
勇者「どうしたのー?」
お前ら(そうだ……俺は……俺はあいつらに……この先にいるあいつらに……呆気なく殺されたんだ……)
お前ら(まだハッキリと覚えてる……自分から漂う血の臭い……泣き叫びたくなるような激痛……命が潰えていくあの感覚……)
お前ら(全部……全部本物だったっ……! 夢なんかじゃないっ……! 本当に……あれは今さっき起きたことだ……!)
532
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 21:24:33 ID:Ei3UGEUY
お前ら(なのに今俺がここにいるってことは……)
お前ら(そうか……俺は……あの時勇者が二兵士に殺された時のように……過去へタイムリープしたのか……)
女僧侶「お前らさん……大丈夫ですか……?」
お前ら(いや、待て……あの時みたいなタイムリープが発動したということは……何か? 俺が呆気なく死んだ後……勇者は……殺されたってことか……!?)
お前ら(誰に……!? いや、そんなの……あいつらのせいに決まってる……! あの鎧戦士達だ……!)
お前ら(しかし……勇者は魔物には負けない絶対的な力を持ってる……! 魔物には負けないはずだ……! な、なら何で勇者は……)
533
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/13(日) 21:31:19 ID:Ei3UGEUY
勇者「お前らさんっ!!」
お前ら「ピョッ!?」ビクッ
勇者「だいじょうぶ〜? お前らさん」
お前ら「えっ……あ、ああっ……大丈夫だ、突然よろけてすまん」
女魔法使い「ほ、本当に大丈夫? 無理しない方が……」
お前ら「大丈夫大丈夫! ほらっ、この通り普通に立てますし……盾だって普通に持てます! 大丈夫ですよ」チャキッ
女魔法使い「ならいいんだけど……無理は絶対駄目だからね!」
女僧侶「もし何処か痛むのなら……すぐ私に言ってくださいね」
お前ら「はいっ、ありがとうございます……」
お前ら(とにかく……考えないと……! あの空間に辿り着く前に……あいつらに勝つ方法を……何とか……!)
534
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/13(日) 23:58:31 ID:kADjnzRQ
復活キター!
535
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/16(水) 22:58:41 ID:o7s8jSDQ
これは、もしかして魔物じゃなくて人間?
536
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/23(水) 18:33:20 ID:fB3z3lq2
お前ら「……」ブツブツ
女魔法使い「あっ、明かりが見える! ねえねえ! もしかして出口じゃない?」
勇者「わーい! あかるいあかるい〜」
お前ら「っ!」
お前ら(まずいな……色々考えてたらもうあの部屋に入る一歩手前だ……)
お前ら(歩きながら色々考えたが……絶対に勝てる考えなんて都合のいい物は思い浮かばなかった……まあ、それも当然か……)
お前ら(何せ俺は作戦ミスで呆気なく最初に退場しちまって……皆がどうやってあいつらに負けたのかさえ知らないんだからな……)
お前ら(どうする、このまま普通にあの部屋へ入っていいものか、それとも入る前に話を切り出すべきか……)
>>537
1:このまま堂々と無策で入る。
2:話を切り出す(2の場合、話の内容も)
3:自由安価
537
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/23(水) 18:54:47 ID:5s9BxFuA
相手に遠距離攻撃ないなら通路に戻って引き撃ちするんだけど……
2で何か強い奴がいるかもだから攻撃準備したり注意しながら入ろう
538
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/24(木) 08:53:22 ID:XkIkFWWA
そっか
わかったぞ
539
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/29(火) 07:41:42 ID:J4iqCTuM
お前ら「すいません、あそこへ入る前に……ちょっと聞いて欲しいことが」
女魔法使い「ん?」
女僧侶「何でしょう?」
お前ら「これはただの勘なんですが、あそこには何か……とんでもなく強い敵がいる気がしてならないんです」
お前ら「だから……すぐにでも攻撃をしかけられるような状態にしておいてください、それと……入る時も何が起きるか分からないので、最善の注意を」
女魔法使い「あ……う、うん! 分かった! いつでも魔法をぶっ放せるよう、魔力を整えておくよ!」
お前ら「お願いします」
540
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/29(火) 07:51:29 ID:eX8gTd/A
女僧侶「では私も、今出来る限りの事をさせて頂きます……」ピカー
お前ら「!」ピカー
勇者「おー! ぴかぴか!」ピカー
女魔法使い「これは補助魔法だね! 何か僧侶が補助魔法を使ってるところ……久し振りに見た気がするよ」ピカー
女僧侶「そうですね、私も久し振りに使ったような気がします……今までの戦いは実質勇者くんが一人で戦ってきたようなものですから……」ピカー
女魔法使い「ハハハハ、まあ今回もそうなるんだろうけどね」
お前ら「いえ、それはないと思います……恐らく……あそこにいる敵は勇者でも……」
女魔法使い「え、そうなの?」
541
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/05/29(火) 08:53:00 ID:eX8gTd/A
お前ら「はい、恐らくは」
女魔法使い「それも……お前らさんの勘なの?」
お前ら「……はい、勘です」
女魔法使い「そっかー」
お前ら「こんな曖昧な意見ですいません、軽蔑しましたか……?」
女魔法使い「やだなぁ、軽蔑なんてしないよ! あたしも道に迷った時は勘でどんどん突き進んじゃうから、人の勘をあーだこーだ言えないよ!」
女魔法使い「それに……ここぞって時の勘は本当に頼りになることを……あたしはよーく知ってるからね!」ニコッ
お前ら「女魔法使いさん……」
女魔法使い「よーし! それじゃあ僧侶! お前らさんの勘を信じて……レッツ、ドーピングタイムだ! もっとバフバフでよろしくっ!」
女僧侶「はいっ! 久し振りなので張り切ってバフバフしますね!」ピカー
542
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/29(火) 12:18:39 ID:YZZtAWiY
おつ
543
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/30(水) 16:39:54 ID:IM8P8sz6
僧侶のパフパフ
544
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/06/17(日) 21:06:00 ID:V.xQQl..
女僧侶「ふー……バフバフタイム、終了です! お前らさんと勇者くんは補助魔法を掛けられるのが初めてみたいなので……今のうちに体を動かして慣れておいてくださいね」
お前ら「分かりました……って! お、おおっ……! 凄い! これが補助魔法の力!? 体中から力が満ちてくる……!」
お前ら「うおおおおおお! ぽっちゃり気味なのに!! 足が!! 馬鹿みたいに軽い!!」スタタタタタタ
お前ら「そして……あの大盾が!! 馬鹿みたいに軽い!! プラスチックか何かですか!? これはぁ!? これなら誰にも負けねえぞぉぉ!」ブンブンブン
勇者「わー! あしはやーい!」シュタタタタタ
女魔法使い「お前らさん、力が沸き上がって来るのが楽しいのか……年甲斐も無くはしゃいでるなあ……後で副作用で苦しむことも知らずに……」ピョンピョン
女僧侶「体の具合はどうですか?」
女魔法使い「うん! バッチグーだよ! それより僧侶……分かってるとは思うけど……」ヒソヒソ
女僧侶「はいっ、副作用ことも考えて……勇者くんのバフは私達より控えめにしてあります」ヒソヒソ
女魔法使い「そっか、ならいいんだ……あれ、結構キツいからね……」ヒソヒソ
545
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/17(日) 21:32:13 ID:d/TpeoRw
乙
ドーピングきた
546
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/06/19(火) 16:29:56 ID:7XSGhFGo
お前ら「ひゃっほぉぉぉぉぉぉぉ!!」ピョーンピョーン
お前ら「うひょひょひょぉぉぉぉ!!」ドタバタドタバタシュタタタタ
女魔法使い「お〜い、お前らさ〜んっ! そろそろ帰ってこ〜いっ!」
お前ら「……ハッ」ピタッ
女魔法使い「力が漲って来るから……ハシャぎたくなるのは分かるけど……」
女魔法使い「ここは一応敵地なんだから……もう少し落ち着いて、ね?」
お前ら「………………ワカリマシタ」
547
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/06/19(火) 16:34:51 ID:7XSGhFGo
お前ら「えー……ほ、補助魔法を掛けて貰ったとはいえ! 皆、絶対に油断はしないでください!」
お前ら「あそこにいる敵は……絶対にヤバイ奴等です……俺の勘がそう告げています……!」
お前ら「きっと! 一瞬の油断が! 命取りに……!」
女魔法使い「よーし、お前らさんも帰って来たし……出発するよっ! バフにも時間制限があるからねっ!」スタスタ
女僧侶「は、はいっ!」スタスタ
勇者「あしが〜♪ はや〜い〜♪」スタスタ
お前ら「…………………」
お前ら(せっかく貴重なシリアスタイムだったのに……何か凄く勿体無い事をしたような……)スタスタ
548
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/21(木) 07:21:39 ID:HK42a5ng
乙
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