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勇者「あんかでまおうをたおすぞー!」

1 ◆a/tW8MMSD.:2017/02/19(日) 20:20:55 ID:Gv5TCJ5Y
勇者「まおうたいじに出発だー!」


お前ら「ちょっ! 待て待て待て! その前にやることがあるだろ!?」


勇者「あ、お前らさん……んー? そんなのあったっけ?」


お前ら「いや、あるだろ……! 大事なことが! 冒険に出発する前にやるべきことがさ!」


勇者「えー……? ぜんぜんわかんないよー、お前らさんおしえてー」


お前ら「いや……まずは>>2しないと駄目だろうが……」

420 ◆a/tW8MMSD.:2017/05/31(水) 22:04:03 ID:c5tEib9Y
女魔法使い「こんのっ……! ファイアァァァッ!」ボオオオオッ


ハイゴブリンI「ギャァァォォォォッ!!」メラメラ


女魔法使い「あ、ありがとうお前らさん……助かった……」


お前ら「いえいえ、俺は皆のメイン盾ですから! 特に、後衛のお二人は全力で守って見せます!」


女魔法使い「フフッ……それは頼もしいね! じゃあ……守りは任せたよ! お前らさん!」


お前ら「はいっ! お二人には手も足も出させません!」


女僧侶「ま、魔法使いさん! 大丈夫なんですか!?」アタフタ


女魔法使い「大丈夫大丈夫! それと僧侶! あたし達は守りをお前らさんに任せて……とにかく勇者くんの援護に集中だよ!」ゴォォォォッ


女僧侶「りょ、了解です!」パァァァッ

421以下、名無しが深夜にお送りします:2017/05/31(水) 22:05:25 ID:Z/fF2WCw
お前らやるじゃん

422 ◆a/tW8MMSD.:2017/05/31(水) 22:27:26 ID:c5tEib9Y
������
����
��


ハイゴブリンW「グルル……」ドサッ


勇者「……うん、いまのでおわりだよ!」チャキッ


女魔法使い「はぁぁぁぁ、疲れたぁぁぁぁ……」ストンッ


女僧侶「頭の良い敵でした……何度やられそうになったことか……」


お前ら「ハア……ハア……ゲホッゲホッ」ゼーハー


女僧侶「お、お前らさん……大丈夫ですか……?」


お前ら「だ、ハア…大丈夫…です…ハア……ゲホッゲホッ……ハア……ハア……これくらい何とも……ウォエエエッ……」ゼェゼェ

423 ◆a/tW8MMSD.:2017/05/31(水) 22:32:49 ID:c5tEib9Y
女魔法使い「無理もないよ……四方八方から敵が来るもんだから……あっちへ走ってこっちへ走って……」


女魔法使い「おまけにそんな重そうな盾を担いでだもん、いくら腕に筋力が付いたからって……スタミナが増えた訳じゃないもんね……」


お前ら(ま、魔法使いさんの言う通り……いくら腕の筋力が付いたと言っても……腕だって普通に疲れるし……スタミナなんて物は皆無だ……)ハアハア


お前ら(今回は状況が状況だったけど……次はもう少し考えて動かないと……俺の体力が持たないな……)ハアハア


お前ら(でも……数が数だけに……盾の使い方は大分覚えられた……)


お前ら(守ることは勿論だけど……いくら魔物だからって……堅い盾に攻撃を全力でぶつければよろける……)


お前ら(そこへ盾を思いっきり振り回したり……叩きつけたりして……敵を攻撃するんだ)


お前ら(盾は基本、受け身の姿勢で戦えば良いんだ……だいぶ学べたぞ!)


お前ら(後は……スタミナが持てばな……)

424以下、名無しが深夜にお送りします:2017/06/07(水) 22:49:02 ID:CVfwul1Y
女魔法使い「とりあえず……少し休憩する?」


女魔法使い「お前らさん、すごく疲れてるし……」


女僧侶「でも……ここで立ち止まるのは何となく危険な気がします……」


女僧侶「さっきモンスター達の仲間がここに来るかもしれません……」


女魔法使い「進むべきか、止まるべきか、かぁ……」


お前ら(正直、休めるのはありがたい……あれだけの有酸素運動をしたのは久しぶりで……ぶっちゃけヘトヘトだ……)


お前ら(かといって勇者に疲労は見えないし……女魔法使いさんと女僧侶さんもまだ元気そう……俺のせいで皆が危険な目に遭うのは避けたいし……)


お前ら「………………>>426

425以下、名無しが深夜にお送りします:2017/06/07(水) 22:52:51 ID:BMuWPlak
ゆっくり進もう

426以下、名無しが深夜にお送りします:2017/06/08(木) 00:58:43 ID:L1Hqe2sE
警戒しつつ避けられそうな敵はやりすごそう

427 ◆a/tW8MMSD.:2017/06/13(火) 15:11:49 ID:OeN68dqw
お前ら「警戒しつつ避けられそうな敵はやりすごそう」


女魔法使い「要するに……休むってこと?」


お前ら「恥ずかしい話だけど……流石に少し休まないと……ちょっと厳しいみたいだ」


女魔法使い「お前らさん、あたし達を守ろうと必死に頑張ってたもんね……あたしは休むことに賛成だよ」


勇者「ぼくも!」


女僧侶「私も休むこと事態には全然賛成なんですけど……」

428 ◆a/tW8MMSD.:2017/06/13(火) 15:16:03 ID:OeN68dqw
お前ら「ああ、女僧侶さんの言う通り……ここに留まって休むのは……やっぱり俺も危険だと思う」


お前ら「さっきの奴等の仲間がいたとしたら……いつ来るかも分からないし……他の魔物だって出会すかもしれない」


お前ら「だから……とりあえずはここから移動して、その後に一息つけるところを探そうと思うんだ」


女魔法使い「安心して休める場所に移動するってことだね」


お前ら「そういうことです、女僧侶さん、それでいいですか?」


女僧侶「はいっ、そういうことなら大丈夫だと思います」


お前ら「よしっ、あと勇者は移動中に魔物の気配を感じたらすぐに誰かに伝えてくれ」


勇者「わかった!」


お前ら「頼んだぞ? じゃあ、さっさとここから移動しよう」

429 ◆a/tW8MMSD.:2017/06/20(火) 21:48:54 ID:OtXbPY2M
お前ら「…………………………」スタスタ


女魔法使い「…………………………」スタスタ


女僧侶「…………………………」スタスタ


勇者「〜♪」


お前ら(とは言ったものの……いつまで経っても景色に変化がないな……)


お前ら(小川とかがあれば……休憩ついでに水分補給もできて万々歳なんだが……)


女魔法使い「分かりきってたけど……落ち着いて休憩できるところって……なかなか見つからないね……」スタスタ


女僧侶「はい……歩いても歩いても景色が一向に変わりませんね……」スタスタ


女僧侶「流石、数多くの冒険者が出入りしてるにも拘わらず……未だに全容が掴めてない森……と言ったところですか……」スタスタ

430 ◆a/tW8MMSD.:2017/06/20(火) 21:58:59 ID:OtXbPY2M
お前ら(流石にこのまま歩き続けるのはまずい……)


お前ら(勇者はまだまだ余裕そうだけど……女魔法使いさんと女僧侶さんの顔からは……何となく疲れが見て取れる)


お前ら(このまま休憩場所が見つからないと……俺だけじゃなく……皆の余力まで奪うことになってしまう……)


お前ら(それだけは避けないといけない……というか……俺の体力がそろそろ持たん……)


お前ら(ちょっと危険だけど……このまま全員、無駄に体力を使うくらいなら……)


お前ら「ハアハア……ここで……休憩しましょう」ピタッ


女魔法使い「えっ? ここで?」


女僧侶「相変わらず周囲は森だらけで……さっきの場所とあまり変わっていませんが……」

431 ◆a/tW8MMSD.:2017/07/04(火) 11:47:45 ID:647lFFDs
お前ら「もうかなり歩いていますが……休憩できそうな場所が未だに見つからないとなると……」ハァハァ


お前ら「もしかしたらこの森には……そういう場所は存在しないのかもしれない……」ハァハァ


お前ら「もしあるにしても……このまま歩き続けても皆無駄に体力を使うだけ……」ハァハァ


お前ら「ならいっそここで休憩しましょう、さっきの場所からはかなり離れましたし……あいつらも俺達を見つけ辛いはずですから」


女魔法使い「そうだね……ちょっと危ないけど……このまま無駄に歩くくらいならそうしよっか」


女僧侶「相も変わらず危険ではありますけどね……」


お前ら「勇者……今回は魔物の気配を感じ取れるお前が頼りだ、何かが俺達の元へ近づいて来たらすぐに教えてくれ」ハァハァ


勇者「まかせて!」


お前ら「それじゃあ……ここで少し休んでいきましょう……」ストン


お前ら(あー……やっと座れた……疲れたぁー……)

432 ◆a/tW8MMSD.:2017/07/04(火) 11:58:21 ID:647lFFDs
女魔法使い「それじゃあたし達はお前らさんが休んでるうちに瞑想して不足したMPを回復させよっか」


女僧侶「そうですね、休憩も兼ねてできますし……アイテムの無駄遣いをせずに済みますし、やりますか」


女魔法使い「そういうことだからお前らさん、あたし達はちょっと瞑想に入るね」


お前ら「はいっ、分かりました」


お前ら(瞑想中はMPを回復できる代わりに、軽い睡眠状態のようなものになって……反応がかなり遅れるらしい)


お前ら(もしも急に敵が襲って来たら……二人が瞑想から覚醒するまで……俺が守らないとな……)


お前ら「俺も今のうちに体を休めよう……勇者、周囲の警戒頼むぞ……」ダラー


勇者「なまけんぼだなあ、お前らさゆ」


お前ら(寝転ぶと寝そうになる……寝ないようにしないと……)

433以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/04(火) 22:54:52 ID:.q8Tuuaw
これは寝ますね分かります

434 ◆a/tW8MMSD.:2017/07/26(水) 00:08:44 ID:FcHamxsk
お前ら「ぐぉぉぉ…………」


勇者「うるさいなあ、お前らさんは」


女魔法使い「…………」


女僧侶「…………」


勇者「ふたりはしずかなのに……」


勇者「…………………」


勇者「…………………!」


勇者「………………………」


勇者「…………………………」テクテク

435以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/26(水) 00:44:54 ID:thx4nUDA
きたか

436 ◆a/tW8MMSD.:2017/07/26(水) 01:02:32 ID:FcHamxsk
勇者「……………………」テクテク


???「お待ちしておりました」ペコッ


勇者「ぼくをよんだのはきみ?」


???「はいっ、魔王様が勇者に挨拶がしたいということで……遠路遙々……参った次第でございます」


勇者「まおう? じゃあ、きみはまおうのぶかなの?」


ブッカ「はい、その通りでございま……」


勇者「よっ」ズバッ


ブッカ「っ!」シュバッ


勇者「ちぇっ、よけられちゃった」チャキッ


ブッカ「危ない危ない……流石は魔物を絶対に倒す存在……と言ったところですか……」

437 ◆a/tW8MMSD.:2017/07/26(水) 01:11:27 ID:FcHamxsk
勇者「つぎはあてるよー?」グッ


ブッカ「魔物相手には容赦がないと聞いてはいましたが……まさかいきなり斬りかかってくるとは……」


ブッカ「フフフッ……だからこそ……だからこそです……」


ブッカ「魔物を絶対に倒す究極の人造人間……勇者」


ブッカ「だからこそ私は……貴方が欲しいっ……何としてでも手に入れる……」ニヤッ


勇者「?」


ブッカ「いいでしょう……話し合いができそうもないので今回は引きます……」


ブッカ「でも次は……もう少し苦しんでもらいますよ……? ではっ」シュッ


勇者「ありゃっ、きえちゃった」


勇者「ついていってもいいけど……いいや! お前らさんのところにもどろっ!」タッタッタッ

438 ◆a/tW8MMSD.:2017/08/19(土) 00:01:23 ID:iA3lyIvw
───
──



女魔法使い「ええええええええっ!? 魔王の部下と話したっ!?」


勇者「うんっ」


女魔法使い「う、嘘ぉ……」


お前ら「ホント驚いたよ……どうしてそんな危ない真似をしたんだ? せめて俺達の誰かを起こしてから……」


女僧侶「俺達の誰かを起こしてから……? お前らさんも寝ていたんですか?」


お前ら「っ! い、いやー……アハハ! 言葉の綾ですよ綾!」


女僧侶「は、はぁ……?」

439 ◆a/tW8MMSD.:2017/08/19(土) 00:13:30 ID:iA3lyIvw
お前ら「と、とにかくだ! 何でそんな地雷元でタップダンスするような真似をしたんだ?」


勇者「えー? ただみんながぐっすりだったから……」


勇者「まものをお前らさんのかわりにたおしにいっただけだよ?」


お前ら「り、理由になってなーいっ! 」


お前ら「いいか? 次から魔物の所に行くときは俺の許可を取れ!」


お前ら「例え俺が熟睡してようが! 爆睡してようが! ぐっすりらんらんらんだろうが! 叩き起こしてでも俺の許可を取ること!」


お前ら「いいなっ!? 勇者!」


勇者「うん! わかった!」

440 ◆a/tW8MMSD.:2017/08/19(土) 00:18:00 ID:iA3lyIvw
お前ら「分かればよろしいっ」


お前ら「まあ……熟睡してた俺も悪いっちゃ悪いし……あんまり強い言葉が言えないんだけどな」


女魔法使い「へぇー、やっぱり寝てたんだ……お前らさん」


お前ら「いやー、寝っ転がってたらいつのまにかこっくり………………ハッ」


女魔法使い「警備を勇者くん一人に任せて本人はぐっすり寝てるだなんて……」


女僧侶「瞑想してた私達にも……落ち度はありますけど……せめて瞑想が終わるまで起きててくれても……」


お前ら「ハ……ハハハハハ…………」

441 ◆a/tW8MMSD.:2017/09/18(月) 21:23:59 ID:atU1M6lQ
───
──


お前ら「なあ勇者、その魔王の部活が何処に行ったのかとか……不思議勇者パワーで分かったりしないのか?」スタスタ


勇者「わかんなーい」スタスタ


お前ら「そっか……そいつの居場所が分かれば魔王にも近づくんだがなー」スタスタ


女魔法使い「まあ、なんにせよ……このままγ洞窟とやらを目指して進んでいくしかないよね!」スタスタ


女僧侶「奥地に近づくにつれて発見できるキノコや植物がチラホラ見えてきましたし……」スタスタ


女僧侶「きっと奥地までもう少しですよ!」


勇者「ものしりだねー」


女僧侶「えへへ……色々勉強しましたから……」


お前ら(奥地まではもう少し……どういう場所なのかいまいち分かってない以上……できればこのまま負担なく辿り着きたいところだな)

442以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/18(月) 22:24:03 ID:BjEhtNZU
みとる

443以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/29(金) 19:04:56 ID:kLAE1x0w
魔法使いと僧侶の見た目はどんなの?

444 ◆EidXkB5ta6:2017/10/18(水) 10:15:47 ID:VvkpVY4.
>>443
特に服装とかは決めてません、キャラの断片的なイメージで良いならこんな感じだと思います

女魔法使い
https://i.imgur.com/RbSOEYc.jpg

女僧侶
https://i.imgur.com/gdhl179.jpg

445 ◆a/tW8MMSD.:2017/10/18(水) 10:19:46 ID:VvkpVY4.
ガサッガサッ!


キマイラ的な何か「グルルルル...」ノッシノッシ


お前ら「うわー……とか思ってたら何か強そうなの出たー……」


女魔法使い「あー! でも見て! あの看板! あいつのすぐ後ろはもう奥地だよ!」


お前ら「え? ほ、本当だ…...例の看板があいつの先にいくつもある…...」


女僧侶「お前らさん! どうしますか? 突破しますか?」


勇者「ぼくならいつでもおーけーだよ!」


お前ら(すぐ後ろはもう奥地……でもこの魔物はやりあうと見た感じかなり苦戦しそうだ……)


お前ら「……よし! ここは迷わず>>447だ!」

446以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/18(水) 19:14:04 ID:PYfrWMYc
おつ

447以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/18(水) 20:51:42 ID:SAvAFRi.
おんな僧侶の悩殺ポーズで惑わせてみよう

448以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/23(月) 21:41:10 ID:7Rrg.hSc
放置される安価w

449 ◆a/tW8MMSD.:2017/11/15(水) 13:21:15 ID:hpUJQwNA
お前ら「女僧侶さんの悩殺ポーズで惑わせてみよう!」


女僧侶「はいっ、分かりまし……って、ええっ!?」


女魔法使い「嘘っ! 僧侶ってそんなことできたの? 流石ナイスボディー!」


女僧侶「で、できませんよ! できるわけないじゃないですか!! お前らさんも適当なこと言わないでくださいぃぃ!」カァァ


お前ら「いや、案外いけるかもしれません! ほらっ! 何かあの魔物エロそうですし! はいっ!」


キマイラ的な何か「グルルルル……」


女僧侶「えっと……全然そう見えないんですけど……何をどう見たらそう見えるのか謎なんですけど……」


キマイラ的な何か「グオオオオオッ!!」ズシンズシン


女魔法使い「ほらっー! 来たよ僧侶! あたしも魔力チャージしとくから、しっかり頼むよー!」ピカー


女僧侶「わ、分かりましたよ! やります! やればいいんですね! やれば!」

450 ◆a/tW8MMSD.:2017/11/15(水) 13:35:51 ID:hpUJQwNA
女僧侶「えーっと……! 悩殺ポーズ……悩殺ポーズは……! 手をここにやって……足を……!」


キマイラ的な何か「グオオオオオッ!!!」


女僧侶「あはぁん……えーっと、魔物さーん……ナイスボディですよ〜……どうぞ悩殺されてくださーい……」


キマイラ的な何か「………………………」


女僧侶「……………………」


キマイラ的な何か「………………」


女僧侶(ほらっ、この空気! 気まずいです! やっぱりこんなの無理が……)カァァァ


キマイラ的な何か「うーん! 75点ってところかな! おしいねえ! もうちょい胸を突き出してくれると良い感じなんだけどなー! お嬢ちゃんひょっとしなくても処女だろ! いやー、分かる分かる! その初さに免じてちょっと点数おまけしてあげたけどさ〜とりあえず我から言えるのはもう少し男性との経験を積んだ方が……」


女僧侶「……は?」

451 ◆a/tW8MMSD.:2017/11/15(水) 13:47:47 ID:hpUJQwNA
女魔法使い「隙ありぃ! くらえーっ! チャージファイアァァァァ!!」ゴオオオオオオ


キマイラ的な何か「ぐぎゃぁぁおおおおおっ!!」メラメラメラメラメラメラ


ズゥゥゥゥゥゥン……


女魔法使い「よーし! 撃破っー! 凄いじゃん僧侶! まさか本当に魔物の動きを止めるなんて! 流石ナイスボディだね!」


女僧侶「え、えぇ……?」


勇者「ねえ、お前らさん……あのまものおしゃべりしてなかった?」


お前ら「言うな、きっと尊さと可愛さとエロさがオーバーゲージしてあれがこうなってそうなってああなったんだろ、俺には分かる」


勇者「うーん、よくわからない!」


お前ら「とにもかくにも! これで奥地に進めるぞ! 皆! 気を引き締めて行こう!」

452百合ユーリ:2017/11/15(水) 15:38:27 ID:H9WlfLD2
えぇ.....(歓喜)

453 ◆a/tW8MMSD.:2017/11/22(水) 22:23:50 ID:Ai06nNKY
───
──


お前ら「ここが奥地……より一層ジメジメしてるなあ……ジメジメしすぎて何か気分悪くなりそう……」スタスタ


女僧侶「油断は禁物ですよお前らさん! 私達も奥地には初めて入るんですから! 気を引き締めないと!」スタスタ


女魔法使い「僧侶は気張りすぎだよ〜もっとリラックスしようよリラックス! 奥地なんて二度と来ないかもしれないんだしさ!」ポンポン


女僧侶「魔法使いさんのその余裕はいったい何処から出てくるのか私は不思議です……」スタスタ


女魔法使い「それにしても……γ洞窟って何処らへんにあるのかなあ……」スタスタ


女僧侶「そうでした……そういえば肝心の場所がまだハッキリしてませんでしたね……」スタスタ

454 ◆a/tW8MMSD.:2017/11/22(水) 22:48:57 ID:Ai06nNKY
女魔法使い「ねえ僧侶〜念の為聞いておくけど……確か転移の石は買ってあるよね」


女僧侶「はいっ、もしもの時の為に1個だけ……すごく高かったですけど……」


女魔法使い「とのことで遭難することはないけど……このまま考えなしに進むのは色々危険だよ、お前らさん」


女魔法使い「このまま行く先も分からないんじゃまた無駄に体力を消費するだけだし、行く先で超強い魔物に出くわすかもしれないし……何にせよ何か策を打った方がいいよ」


お前ら「ですよね……奥地に行けば何か掴めると思ったんですけど……手がかりなんて何も見当たりませんし……」


お前ら「手がかり0の状態でこの未開の地である奥で……γ洞窟を歩いて見つける方法……かぁ……」


女僧侶「改めて考えると……まるで雲を掴むような話ですね……」


女魔法使い「実在するかどうかも結局は謎のままだしねえ……まあ三の村に戻ったところでγ洞窟の場所なんて分かりっこないんだけどさ……」


お前ら(γ洞窟の発見方法……今まで俺が経験してきた事や考えてきた事で……何かヒントは無いものか……)


お前ら「そうだな……>>456……とか?」

455以下、名無しが深夜にお送りします:2017/11/22(水) 22:51:12 ID:EJ/wejCs
kskst

456以下、名無しが深夜にお送りします:2017/11/22(水) 23:00:24 ID:1saQng5Q
まおうに聞きに行ってみる

457以下、名無しが深夜にお送りします:2017/11/23(木) 07:59:29 ID:eGouYyQs
お前らはバカか

458以下、名無しが深夜にお送りします:2017/11/23(木) 08:37:35 ID:92VqDtFY
流石にワロタ

459以下、名無しが深夜にお送りします:2017/12/24(日) 11:24:29 ID:i5uZJ6qQ
一気にラストへと行く気がするw

460 ◆a/tW8MMSD.:2017/12/24(日) 21:14:45 ID:iAZQOxX2
お前ら「魔王に聞きに行ってみる! とか……」


女魔法使い「いや、確かにそれができたら苦労はしないけどさぁ……」


女僧侶「そもそも私達はその魔王が何処にいるのかさえ明確に分かりませんし……」


女魔法使い「魔王が玉座から立って……尚且つ私達のところにわざわざ来て、自分の城の所在を丁寧に教えてくれる……なんて都合のいいこと、起こるわけないし」


お前ら「まあ……そうですよねえ」


勇者「お前らさんってばか? ばかばか?」ピョンピコピョンピコ


お前ら(お前にそういうことを言われるとこの世が終わったような気分になるな……)ピキピキ


お前ら「じゃ、じゃあとりあえず……もうしばらくはこのまま進んでみましょう、もしかしたら何らかの手がかりが見つかるかもしれません」


女魔法使い「まあ、そうだね……もう少し進んでみよっか! もしかしたら魔王がこっちに歩いてくるかもしれないしね……」クスクス


お前ら「わ、悪かったですって……」

461 ◆a/tW8MMSD.:2017/12/24(日) 21:19:59 ID:iAZQOxX2
──


お前ら「こっちかも……」スタスタ


勇者「ちょうちょ! ちょうちょ!」

──


女僧侶「ここ、さっき通ったような気がします……」スタスタ


お前ら「えぇ、マジですか……」スタスタ

──


お前ら「zzzzzzzz」


女魔法使い「見張り交代だよー、お前らさーん」

───
──


462 ◆a/tW8MMSD.:2017/12/24(日) 21:27:49 ID:iAZQOxX2
お前ら「ただいま帰りました……」スタスタ


勇者「たっだいまー!」スタスタ


女僧侶「おかえりなさい、お前らさん! 勇者くん! お粥できてますよっ」ニコッ


お前ら(ああ、その笑顔……疲れが吹き飛ぶ……美人妻を持つ夫って……いつもこんな感じなんだろうな……)パァァ


お前ら「よっこらしょ……」ストン


勇者「おいしい!」モグモグ


女僧侶「ふふ、良かった……」


女魔法使い「お疲れ様〜今日は何か収穫あった? はいっ、僧侶のお粥っ」スッ


お前ら「ありがとうございます……今日も何も……もう捜索範囲を変えないとダメかもしれません……」

463 ◆a/tW8MMSD.:2017/12/24(日) 21:32:41 ID:iAZQOxX2
女魔法使い「そっか………またお引っ越しするしかないね」


女僧侶「そうですね……今日の夜には位置を変えましょうか」


お前ら「あと……すいません……疲れたので少し寝てきます」


女僧侶「あ、はいっ! 身支度を整えたら起こしますね!」


女魔法使い「おやすみ〜」


勇者「おやすみなさい……」スタスタ


勇者「モグモグ……おかわり!」


女僧侶「は〜い、勇者くんはたくさん食べてお利口ですね〜」ニッコニッコ


女魔法使い「ナデナデしてあげるね〜」ナデナデ


勇者「???」

464 ◆a/tW8MMSD.:2017/12/24(日) 21:51:47 ID:iAZQOxX2
お気づきかもしれないが……今、俺達一向はβ森の奥地でキャンプを張って暮らしている

理由は簡単、γ洞窟を探すためだ

転移の石で一旦帰還しても良かったのだが……帰ったところで何の収穫もなし……そして何よりあのアイテムはかなり値が張る……とのことで、俺達は何もかもが限界になるまで……この地で粘ることにした

今は俺、勇者で散策をする捜索隊と、女魔法使いさんと女僧侶さんの拠点守る、待機組で別れてβ森の奥地をひたすら散策している

捜索隊は迷子にならないよう拠点から毛糸を垂らして行くのだが、当然毛糸の長さには限界がある

毛玉がなくなったら捜索は終了、糸を辿りながら拠点へと帰還する……

その拠点からぐるっと360度、糸の限界まで散策してγ洞窟が見つからなかったら……

今度はその拠点を散策の手が届かなかった位置へと移動させ……移動が終わったらまた糸を垂らしながら散策をする……

そんな途方もないことを……もう三週間近く繰り返している

βの森が広大なのは分かるが……いい加減に散策の成果を得たい、流石にβの森尽くしのお粥は女僧侶さんの笑顔と女魔法使いさんの明るさがあっても……そろそろ飽きてきた

お前ら「明日こそ……必ず見つけてやる……」ゴロン

こんなこと、もう何度考えたか分からない

465以下、名無しが深夜にお送りします:2017/12/25(月) 20:16:23 ID:TNKPo31Y
おつ待ってた
飽きたってお前ら正直者やな

466 ◆a/tW8MMSD.:2018/01/26(金) 15:08:00 ID:JXMmR/eA
そんなこんなでさらに五日が経ち、お粥への飽きも限界を超えて底知れぬ快感に変わってきた頃……事件は起きる。

お前ら「それじゃ、いってきます」


勇者「きます!」


女僧侶「はーい、いってらっしゃーい!」


女魔法使い「気をつけてね〜」

いつものように毛玉を持ってβ森を探索していた俺と勇者……今日もどうせ何の成果も得られないだろうと思っていたその時……

勇者「ねえお前らさんお前らさん!」


お前ら「ふぁぁぁ……どうした勇者〜……何か珍しい蝶でも見つけたかー……」


勇者「なんかあそこにおおきいあながあるよ!」


お前ら「……えっ?」

努力はついに報われた

467以下、名無しが深夜にお送りします:2018/01/27(土) 09:33:03 ID:uSv/YnA6
更新も安価も少ないw

468以下、名無しが深夜にお送りします:2018/01/27(土) 22:11:41 ID:8u0Xja5g
おつ
洞窟発見か

469 ◆a/tW8MMSD.:2018/02/03(土) 23:19:54 ID:yOq3bivo
お前ら「ほ、本当だ……こんな何もないところにぽっかりと穴が……」


お前ら「中は暗くてよく見えないけど……地面が傾斜になってるから歩いて降りられそうだな……」


お前ら「ひょっとしなくても……これってもしかして……γ洞窟の入り口なんじゃ……!?」


お前ら「そうだよ……! きっとそうさ! ハハハハハ! やったっ! ついに……ついに日頃の苦労が報われたんだ!」


勇者「よくわからないけど、よかったね! お前らさん!」


お前ら「ああ、さっそく二人に報告しに戻ろう!」ダッダッダッ


勇者「うん!」

470 ◆a/tW8MMSD.:2018/02/03(土) 23:38:21 ID:yOq3bivo
───
──


お前ら「ここです!」


女魔法使い「おおーっ……ホントにぽっかりと穴があるね……これがγ洞窟……」


女僧侶「当たり前ですけど……中は真っ暗闇ですね……」


女魔法使い「松明なら私にお任せ! この手頃な枝の先端に不思議な液体を塗って……ファイア! っと!」ボッ


女魔法使い「じゃーん! 松明のでっきあっがり〜♪」


女僧侶「魔法使いさん……本当に呪文のコントロールが上手くなりましたね……」


女魔法使い「あの杖さえなければこんなのお茶の子サイサイってね! よーし! この調子で人数分の松明を作るよー!」ボッ


お前ら(γ洞窟……この中に魔王城が……?)

471以下、名無しが深夜にお送りします:2018/02/06(火) 20:19:02 ID:SIQMsmP2
乙なの
洞窟探検楽しみ

472 ◆a/tW8MMSD.:2018/02/07(水) 22:53:53 ID:KJLNz1aY
女魔法使い「松明は行き渡ったね?」


女僧侶「はい、大丈夫です」


お前ら「それじゃあ……まだγ洞窟と確定したわけではありませんけど……とりあえず中へ入ってみますか」


お前ら「何があるか分かりません……大盾を持ってる俺が先頭を歩きます、二人は俺の後に続いてください」


女魔法使い「オーケー! 」


女僧侶「分かりました!」


お前ら「勇者、お前は女魔法使いさん達の後ろに付いて……背後から来る敵から二人を守ってくれ! 後、俺がヤバそうだったら俺も守ってくれ!」


勇者「うん、わかった! お前らさん! ちょっとなさけないね!」


お前ら「よしっ! ではγ洞窟(仮)へ! いざ突入!」

473以下、名無しが深夜にお送りします:2018/02/09(金) 18:30:14 ID:Kx1L2dxI
お前ら頑張れ

474 ◆a/tW8MMSD.:2018/02/17(土) 23:25:12 ID:e.GqYwvI
お前ら「やっぱり真っ暗ですね……」カツーンカツーン


女魔法使い「だね、ホント松明が無いと先が全然見えないよ」カツーンカツーン


女僧侶「こ、怖いです……」ギュゥゥゥ


女魔法使い「もうっ、僧侶……ビビりすぎだって……もしもお化けが出ても勇者くんが後ろにいるんだから大丈夫だよ」カツーンカツーン


女僧侶「で、でも……うぅ……」カツーンカツーン


勇者「なんか……おとがおもしろーい!」カツーンカツーン


お前ら「ああ……洞窟だから音が響くんだよ、俺も原理とかはよく知らないんだけどな〜」カツーンカツーン


勇者「へぇー…………」カツーンカツーン

475 ◆a/tW8MMSD.:2018/02/17(土) 23:30:55 ID:e.GqYwvI
勇者「………………」スーーー


勇者「やっっっっほぉぉぉぉーーーーっ!!!」


お前ら「っ!?」ビクッ


女魔法使い「おぉおっうっ!?」ビクッ


女僧侶「キャァァァァァァァァァァッ!!!」ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


<やっっっほぉぉぉーーー!!!


<やっほぉぉーー!!


<やっほぉー!


<ヤッホォー……


<ヤ…ッ…ー

476 ◆a/tW8MMSD.:2018/02/17(土) 23:35:43 ID:e.GqYwvI
勇者「おおぉぉっー! すごくおもしろいね、お前らさん!」


お前ら「お、面白くないわい! 突然大声を出すなよ! 心臓が止まるかと思っただろ!」


勇者「だってー」


お前ら「だってじゃない! というか! あんな大声を出してもしも魔物が来たら……」


勇者「きたみたいだね」


お前ら「どうする……って、えっ?」


バッサバッサバッサバッサ……


巨大コウモリ「グギュゥゥ……」バッサバッサ


お前ら「こ、コウモリか……でかい……」

477 ◆a/tW8MMSD.:2018/02/17(土) 23:43:45 ID:e.GqYwvI
お前ら(さて、どうするか……)


お前ら(こいつとここで戦うか……それとも戦わず逃げ切って奥に進むべきか……)


お前ら(勇者もいるし皆で戦えば撃退は簡単だろうが……少し松明の火が心配だな)


お前ら(かといって……逃げて先に進んでもこいつが一匹とは限らないし……逃げてもしつこく追ってきて結局振り切れないかも……)


お前ら(……よし、ここは>>479だな)

478以下、名無しが深夜にお送りします:2018/02/17(土) 23:54:04 ID:y.cBcvys


479以下、名無しが深夜にお送りします:2018/02/18(日) 00:08:31 ID:KgTLvkoI
戦うしかないよう

480以下、名無しが深夜にお送りします:2018/02/19(月) 22:35:40 ID:2gAqhZVc
おつ
久々の安価来たな

481 ◆a/tW8MMSD.:2018/02/26(月) 21:54:25 ID:9QbJn6nI
お前ら(戦うしかないようだな……)


お前ら「皆! 戦闘体勢だ!」


勇者「わかった、お前らさん! よーし! いくぞー!」ポイッダッダッダッ


お前ら(勇者の奴……当たり前のように松明を地面に捨てやがってからに……)


勇者「じゃーんぷっ! てりゃー!」スカッ


巨大コウモリ「グキュッ!」バッサバッサ


女僧侶「勇者くんの攻撃が外れた……!?」


勇者「うー……くらくてみえにくい……」スタッ


お前ら「敵は空を飛んでるし……おまけに明かりが無い暗闇の状態だから敵の保護色も相まって……上手く捉えられないみたいだ……」


女魔法使い「よし! あたしの呪文で……あいつを撃ち落とす! ファイア!」ボッ

482 ◆a/tW8MMSD.:2018/02/26(月) 22:01:54 ID:9QbJn6nI
巨大コウモリ「ギュブッ!?」ボッ


女魔法使い「よーしっ! 命中ぅ!」


巨大コウモリ「ギュ……ギュオオオ!」バッサバッサ


女僧侶「でも! あのコウモリ……すぐに体勢を建て直そうとしてます!」


お前ら「炎攻撃に耐性があったのか……!? あれじゃ地面に撃ち落とすのは難しいな……」


女魔法使い「確かに、あたしのファイアは……あの巨大コウモリを地面に撃ち落とせなかったけど……」


勇者「ひかった! そこだな!」クルッ


女魔法使い「明かりが無い勇者くんに……敵の位置を正確に教えることはできた!」

483 ◆a/tW8MMSD.:2018/02/26(月) 22:18:46 ID:9QbJn6nI
巨大コウモリ「ギュェェ……!」バッサバッサ


女魔法使い「おまけに敵は体勢を建て直そうと必死だから……勇者くんの攻撃を避ける暇はない……今度の攻撃は当たる!」


勇者「くらえー!」ズバッ


巨大コウモリ「グキュァァッ!」ブシャァァ


勇者「! あたったっ!」


女魔法使い「まあ……あたしと勇者くんのコンビプレー炸裂! ってところかな!」


巨大コウモリ「」ズゥゥゥゥン


お前ら「お、おぉ……」


女僧侶「見事な連携です……!」

484 ◆a/tW8MMSD.:2018/02/26(月) 22:21:13 ID:9QbJn6nI
勇者「やったー! たおしたー! ほのおありがとう! まほちゃん!」ギュッ


女魔法使い「いいんだよー! 勇者くーん! あんなのお安いご用だよー!」スリスリ


女魔法使い「……フフッ!」ニヤニヤ


女僧侶(うぅ……魔法使いさんったら……あんなに勇者くんとスキンシップを……!)プルプル


女僧侶(う、羨ましいです……!)プルプル


お前ら(ま、まさか俺と女僧侶さんの出番がないとは……女魔法使いさんの機転力は……俺も見習わないと……)


お前ら(何にせよ……あのコウモリも倒せたことだし……これで先に進めるぞ!)

485以下、名無しが深夜にお送りします:2018/03/01(木) 12:39:02 ID:BjNYBgJs
おねしょた乙

486以下、名無しが深夜にお送りします:2018/03/05(月) 22:47:32 ID:056LC7gg
面白い
期待

487 ◆a/tW8MMSD.:2018/03/20(火) 22:48:35 ID:e4ro8IgE
―――
――


勇者「ふーんふーんふんころがっしーふふんふーん♪」スタスタ


お前ら「前から思ってたが……何なんだよその歌……」スタスタ


お前ら「ん……?」スタスタ


女僧侶「何だか開けた場所に出ましたね……それに……何故かこの場所だけ明るいです……」


女魔法使い「…………あーなるほど、上が空洞になってるからここだけ太陽の光が入ってきてるんだね……それでこの場所だけ明るいって訳だ」


勇者「なるほどー」


お前ら「ちょうどいい……ここで少し休んでいきましょう」

488 ◆a/tW8MMSD.:2018/03/20(火) 23:02:01 ID:e4ro8IgE
勇者「♪〜」


女魔法使い「プハァ……しっかし……あんなにコウモリがいるなんてねー」


女僧侶「全くです……でも、お陰で暗闇での戦闘は……少し慣れてきました」


女魔法使い「ホントホント! 逆にさー、暗闇に慣れすぎてここが少し眩しいくらいだよ」


女僧侶「確かにそうですね、フフッ」


お前ら(一応敵地なのに……皆リラックスしてるなぁ……)


お前ら(せっかくの機会だし……気になってることを聞いてみようかな)


質問安価、質問内容はお任せ >>489

1.女魔法使いに質問
2.女僧侶に質問
3.勇者に質問

489以下、名無しが深夜にお送りします:2018/03/21(水) 22:59:45 ID:cG3a.TnE
勇者に質問
仲間との連携について上手くやれてると思うかとか

490 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/03(火) 21:44:58 ID:ZOxUue8g
お前ら「なあ、勇者」


勇者「ふんふーんふ……なに? お前らさん」


お前ら「勇者的にさ、仲間との連携は上手くやれてると思うか?」


勇者「れん……けい……?」


お前ら「そっ、連携」


勇者「………………う、うん! すごくできてるよ! お前らさんはすごい!」


お前ら(勇者の反応から察するに……こりゃ連携って言葉の意味を理解してないな……)


お前ら(でも俺からすると勇者は皆と充分連携ができてると思うし……意味を理解してなくても……多分大丈夫だろう)


お前ら(それにしても……俺はとりあえず誉めておけば大丈夫な奴と思われてんのか……?)

491 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/03(火) 21:46:33 ID:ZOxUue8g
お前ら(せっかくだしもうちょっと聞こうかな)


質問安価、質問内容はお任せ >>492

1.女魔法使いに質問
2.女僧侶に質問
3.勇者に質問

492以下、名無しが深夜にお送りします:2018/04/03(火) 23:27:18 ID:gkm3jTjA
1
女魔法使いのスリーサイズ

493 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/15(日) 00:34:00 ID:0jGZB/pk
お前ら「あっ、そういえば! 女魔法使いさんのスリーサイズ……」


女僧侶「お前らさん……?」ニコッ


お前ら「ヒエッ」


女魔法使い「いやー! ごめんごめん! この間お前らさんに質問されてから何処かのタイミングで計ろうとは思ってたんだけど……」


女魔法使い「すっかり計り忘れてた……へへへっ、ごめんね!」


お前ら「アッハイ……イインデス……」


お前ら(何聞いてんだ俺はあああっ……! 童貞拗らせてんじゃねえぞバカやろおおおおっ……!)


女僧侶「…………」ニコニコ


お前ら(……後で女僧侶さんに謝ろ)

494 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/15(日) 00:35:41 ID:0jGZB/pk
お前ら(……とりあえず、もうちょっと聞くとしよう)


質問安価、質問内容はお任せ >>495

1.女魔法使いに質問
2.女僧侶に質問
3.勇者に質問

495以下、名無しが深夜にお送りします:2018/04/20(金) 08:05:31 ID:4RmPu/Mw
3
勇者の原動力ってなんだ?

496 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/22(日) 20:27:18 ID:cx31EjOg
お前ら「勇者の原動力ってなんだ?」


勇者「げんどう……りょく?」


お前ら「ほらっ、勇者って人造人間だろ? ってことは……何らかのエネルギーを原動力にして、こうして動いてるってことだよな?」


お前ら「じゃあ……そのエネルギーってのは……いったい何なのかなーってさ」


勇者「ぼくの……えねるぎー……」


女魔法使い「あっ、それあたしも気になる!」


女僧侶「確かに……興味深いですね、勇者くんの原動力……」


勇者「えーっとね、ぼくのえねるぎーは……」


勇者「まものえねるぎーっていうんだよ」

497 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/22(日) 20:36:39 ID:cx31EjOg
お前ら「魔物……エネルギー?」


女僧侶「聞いたことありませんね……」


勇者「なあ勇者、その魔物エネルギーってのは……どうやって手に入れるんだ?」


勇者「それはとってもかんたんだよ、お前らさん! まものを殺せばいいんだよ!」


お前ら「魔物を……殺す……?」


勇者「まものを殺すとでてくる……えーっと……なんだっけ……? そうそう! まものりゅうしってものを……」


勇者「ぼくがもつ……けんにいれて……それをまものえねるぎーにかえて……ぼくのえねるぎーにする!」


お前ら「魔物粒子を……魔物エネルギーに変える……」

498 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/22(日) 21:16:30 ID:cx31EjOg
女魔法使い「魔物粒子って……魔物が消滅する時に出てくる……あの粒子のことかな……?」ヒソヒソ


女僧侶「恐らく……そうだと思います……」ヒソヒソ


お前ら「あの粒子を剣に取り込んで……自身の原動力となる魔物エネルギーに変換していたんですね……」ヒソヒソ


勇者「なにひそひそばなししてるのー?」


お前ら「い、いや! ハハハハハ! 何でもないよ! 何でも!」


勇者「そっか〜」


お前ら(何の躊躇いもなく魔物を殺すと発言した勇者……俺は……最近忘れていたのかもしれない)


お前ら(勇者は……人類が命運を賭けて作り上げた……魔物を殺す為だけに存在する……人造人間なんだってことを)

499 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/22(日) 21:23:16 ID:cx31EjOg
お前ら(さてと、もう一回くらい質問したら出発しよう)


質問安価、質問内容はお任せ >>500

1.女魔法使いに質問
2.女僧侶に質問
3.勇者に質問

500以下、名無しが深夜にお送りします:2018/04/26(木) 19:31:13 ID:fva8mkkU
2
信仰について?

501 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/27(金) 23:00:46 ID:RHHwvtG.
お前ら「そういえば女僧侶さんって僧侶ですよね、何か信仰とかあるんです?」


女僧侶「勿論ありますよ! まず第一に! 夜更かし厳禁! その二! 朝ごはんはしっかり食べること! その三! ケンカはいけません! その四! お風呂の温度は40……」


お前ら「ちょ! ちょっと待ってください! あの、それは……何です?」


女僧侶「え、当然信仰ですよ! ハッピー教って言うんですけどね! それはそれは素晴らしい……」


お前ら「………………ハッピー教」


お前ら(何か……俺が想像してたのと違うような……信仰ってこんな感じだったっけ……?)

502 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/27(金) 23:11:15 ID:RHHwvtG.
女魔法使い「僧侶ってば小さい頃……あたしが適当に考えたハッピー教のこと……この歳になってまだ信じてるんだよ……」ボソボソ


お前ら「ぇぇ……まさかの女魔法使いさんがハッピー教の教祖様ですか……」ボソボソ


女魔法使い「小さい頃ね、面白がって僧侶をあたしが適当に考えた宗教に……ついつい入信させちゃってさ……」ボソボソ


女魔法使い「その後いくらハッピー教はあたしが考えた! って言っても完全に信じきってるのか全然聞かなくて……」ボソボソ


お前ら「……そうだったんですね」ボソボソ


女魔法使い「てなわけで軽く流してあげて……僧侶の中じゃハッピー教は本当にあるみたいだから……」ボソボソ


女僧侶「あっ、そうです! そろそろスマイリー様に捧げるお祈りの時間ですね!」


お前ら(そのスマイリー様の中身が女魔法使いさんだってこと……多分ずーっと気づかないんだろうな……)

503 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/27(金) 23:13:52 ID:RHHwvtG.
お前ら(さてと、質問もしたし……そろそろ出発するか)


女僧侶「笑顔の神、スマイリー様……どうか……私達のこの過酷な旅に…安寧を……」ボソボソ


お前ら(………………)


お前ら(スマイリー様へのお祈りが終わったらにしよう……)

504以下、名無しが深夜にお送りします:2018/04/28(土) 07:14:13 ID:5j5bWK3k

なんかいい話風におさまってる

505 ◆a/tW8MMSD.:2018/04/30(月) 22:01:20 ID:1JyHf0II
女僧侶「はぁ……お待たせしました〜! やっとスマイリー様へのお祈りが終わって……」


女魔法使い「もー! 僧侶っ! 毎回思うけどちょっとお祈りが長すぎるよ!」


女魔法使い「笑顔の神、スマイリー様も……長すぎるお祈りはきっと嫌いだよ! いや! 絶対に嫌いだと断言できるよ!」


女僧侶「そ、そうですよね……ごめんなさい……次からは気を付けます」


お前ら(ハハハ……これがマジモンのスマイリー様直々のお言葉だなんて……誰が信じるだろうか……)


勇者「そうりょさんはたいへんだねー」


お前ら(……こいつはあっさり信じそうだな)


女魔法使い「さあさあお前らさん! 休憩も充分したし! 魔王城目指して先に進もう!」


お前ら「あっ、はいっ……それじゃあ出発しましょうか」


お前ら(うしっ! 和やかムードは終わりっ……! また敵がわんさか出るだろうし……気持ちを切り替えないと……!)チャキッ

506 ◆a/tW8MMSD.:2018/05/02(水) 21:44:47 ID:h1SuUT1Y
お前ら「………………」スタスタ


お前ら(おかしい、やっぱりどう考えても……この状況はおかしい……)


女魔法使い「何か……休憩してから魔物が全然出てこないね……?」スタスタ


女僧侶「はいっ……休憩する前はあんなに沢山コウモリが出てきたのに……変ですね……」スタスタ


お前ら(そう、今二人が言ったように……さっきから魔物が一切出てこないのだ……)


お前ら(まるで、俺達が休憩したあの場所以降は……魔物が出現しないよう……誰かが設定したんじゃないかと思うくらいだ……)


お前ら(確かに、魔物が出て来ないのは嬉しい……俺としては大歓迎だ……しかし、こうも露骨だと逆に不審がってしまうのが人間ってもんだろう)


お前ら(……何か……罠でもあるのか?)

507以下、名無しが深夜にお送りします:2018/05/03(木) 20:01:22 ID:PCHPrg6s

僧侶かわいい

508 ◆a/tW8MMSD.:2018/05/06(日) 02:11:40 ID:wjRiIRHQ
お前ら(と、そんな不信感を抱きながら歩き続けたお前らパーティ(勇者は除く)だが……その後も特に罠らしき物は発動せず……)


お前ら(気がつけば……俺達は先ほど休んでいた休憩場所のような……だだっぴろい空間へ辿り着いていた)


お前ら(しかし、この空間は先ほどの休憩場所とは決定的に違う点が存在している、それは……)


女魔法使い「この空間だけ……明るいね」


女僧侶「そうですよね……でも……さっきの場所みたいに上には空洞がありません……太陽の光はここへ一切入って来てないですよ?」


お前ら(そう、この空間だけ不自然に明るい、さっきの空間が明るかったのは上に外へ通じてる空洞があって……そこから太陽の光が入って来ていたから、という理由……訳がある)


お前ら(しかし、この空間には外へ通じてる空洞なんて物はない、ましてや太陽の光なんて白物も一切入って来ない、正真正銘……純粋な洞窟の中だ)


お前ら(だからこそ、この空間は異様に見える……この空間だけ明るい理由が……現状全く見当たらない……もしかして魔王の奴……ここで何かをおっ始めるつもりなのか?)

509 ◆a/tW8MMSD.:2018/05/06(日) 02:38:17 ID:wjRiIRHQ
お前ら(とかなんとか考えていると……)


ガシャン……ガシャン……ガシャン……


お前ら(何か……足音のような物音が……奥にあるこの空間の出口のような洞穴から聞こえてくる……!)


勇者「なにか……くるよ!」


女魔法使い「この足音の数……敵は複数か!」


女僧侶「っ!」


お前ら(おいおい……マジのホントにおっ始める気かよ……!)


ガシャン……ガシャン……ガシャン……!


お前ら(足音みたいな物音がどんどん大きく……来る……!)

510以下、名無しが深夜にお送りします:2018/05/06(日) 07:19:09 ID:kg.l1JPQ

強敵来るか?

511 ◆a/tW8MMSD.:2018/05/09(水) 17:46:06 ID:HuZiP.sk
鎧戦士「………」ガシャンガシャン


お前ら「あれは……鎧を纏った……人か……?」


女僧侶「見てください! 後に杖を持った人もいます!」


鎧戦士(杖)「………」ガシャンガシャン


女魔法使い「剣を持った奴が1人……そして杖を持った奴が1人……見事なまでの前衛後衛って訳だね……」


お前ら「な、何者だお前らっ! 魔物なのかっ!? とりあえず……まずはお互い冷静に話し合……」


黒騎士「……」チャキッ


黒騎士「……」スッ


お前ら「……っ」


お前ら(問答無用って訳か……こんなのがいるってことは……やっぱりここはγ洞窟……! そして……この先には魔王城があると見て、ほぼ間違いないようだな!)

512以下、名無しが深夜にお送りします:2018/05/10(木) 08:19:44 ID:hVeSqOM.

戦闘パートキタ━(゚∀゚)━!

513 ◆a/tW8MMSD.:2018/05/10(木) 13:00:35 ID:c6Y5JPYY
鎧戦士「……」ガシャンガシャン


鎧戦士(杖)「……」


お前ら(話が通じる相手じゃなさそうだし……こいつらが立ち塞がってる先に魔王城があるかもしれないと分かったからには……やっぱり戦うしかないよな……)


お前ら(杖を持った奴がその場で動かず……剣を持ってる奴がこちらへ近づいて来てるのを見る限り……女魔法使いさんの言う通り、あの二人には前衛後衛の概念がちゃんとあるみたいだ)


お前ら(見た目のイメージでざっくり言ってしまえば、剣が攻撃……杖が補助ってところだろう)


お前ら(だったら俺が皆に出す指示は……)


お前ら「>>515

514以下、名無しが深夜にお送りします:2018/05/10(木) 13:49:07 ID:4JohyasQ
俺が壁になるからまず杖持ちを倒そう

515以下、名無しが深夜にお送りします:2018/05/11(金) 00:36:21 ID:9w87lIcI


516以下、名無しが深夜にお送りします:2018/05/11(金) 22:30:59 ID:kR3pohN6
勇者とお前らで鎧戦士を牽制して魔法使いが杖鎧を魔法で攻撃
僧侶はバフ魔法

517 ◆a/tW8MMSD.:2018/05/13(日) 00:06:11 ID:Ei3UGEUY
お前ら「乙」


女僧侶「……えっ?」


お前ら「おわりだ、おわりおわり! お疲れさん! 乙! 乙!」ドスン


女魔法使い「お前らさん……どうしたの!? 突然地面に座り込んで……敵が目の前に……」


お前ら「俺達は降伏するっ! 戦わなくても分かるっ! 俺達じゃあんたらには到底及ばないっ! だから、さっさと牢屋にでも何でも連れて行けっ! 抵抗はしない!」


女魔法使い「えっ……えええええええええええええっ!? どうしちゃったのお前らさん!?」


お前ら(これでいい……そうさ、何もこいつらと戦う必要はない……俺達の目的はあくまで魔王……ここで、あえて敵の術中に陥る)


お前ら(そうすれば……わざわざこんな中ボスみたいな奴等とここで戦わなくても……俺達は一気に魔王がふんぞり返ってる椅子の目の前まで辿り着けるはず……)


お前ら(そこで勇者が力を一気に使って拘束を外し、魔王を討てばめでたくハッピーエンド! そうだ、それが一番いい……魔王城までの道程も予測がつかないし……こいつらも相手にすると面倒くさそうだし……)


お前ら(何よりこの方法なら……敵と戦わず……確実に魔王の城まで辿り着くことができる! これだ、これしかない! )

518 ◆a/tW8MMSD.:2018/05/13(日) 00:18:29 ID:Ei3UGEUY
お前ら「勇者! 女魔法使いさん! 女僧侶さん! 抵抗をしないで! 武器を地面に捨ててください!」


女僧侶「………………」


女魔法使い「な、何言ってんの!? もしかしてお前らさん……混乱でもしてるの!?」


お前ら「してません、早く……武器を捨ててください」


女魔法使い「や、やだよ! 何で!? まだ戦ってもいないのに……何であたし達が負けるって決めつけるの!? そんなのおかしいよ、お前らさん!」


お前ら「……………………」


女魔法使い「あたしは……あたしは戦うよっ! じゃないと……何のためにここまで来たんだか分からなくなるっ!」


女魔法使い「無抵抗のまま敵に捕まるなんて馬鹿な真似……あたしは絶対に嫌だっ!」スッ

519 ◆a/tW8MMSD.:2018/05/13(日) 00:21:48 ID:Ei3UGEUY
女僧侶「分かりました、武器を捨てます……」カラン


女魔法使い「そ、僧侶!? 貴女まで何してるのっ!? まさか……僧侶も混乱を!?」


女僧侶「してませんっ、魔法使いさん……ここは……お前らさんの言う通りにっ」


女魔法使い「そ、そんなっ……」


勇者「……………………………」カラン


女魔法使い「ゆ、勇者くんまで……」


お前ら「女魔法使いさん……」


女魔法使い「わ、分かった……分かったよ……! 捨てればいいんでしょ……! もう……どうなってもしらないからねっ!」カラン


お前ら(……すいません、女魔法使いさん……女僧侶さん……そして勇者……ここは耐えてくれ)


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