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勇者「あんかでまおうをたおすぞー!」
1
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/02/19(日) 20:20:55 ID:Gv5TCJ5Y
勇者「まおうたいじに出発だー!」
お前ら「ちょっ! 待て待て待て! その前にやることがあるだろ!?」
勇者「あ、お前らさん……んー? そんなのあったっけ?」
お前ら「いや、あるだろ……! 大事なことが! 冒険に出発する前にやるべきことがさ!」
勇者「えー……? ぜんぜんわかんないよー、お前らさんおしえてー」
お前ら「いや……まずは
>>2
しないと駄目だろうが……」
372
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/15(土) 23:24:38 ID:WEeCiMUg
女魔法使い「だから……才能が有り余ってて威力が調整できないなんて事は……まず無いと思う」
お前ら「そうですか……」
女僧侶「毎日頑張ってましたよねっ、魔法使いさん! お母様とマンツーマンで!」
女魔法使い「うんっ、今思い出しただけでも……ゲッソリするほどにね……」
女魔法使い「ホントウチの母さんが厳しいのなんのって……! まあ、だからこそ……あの杖を貰ったときは嬉しかったなあ」
お前ら「あの杖って……お母さんから貰ったんですか?」
女魔法使い「うんっ、当時は幼かったから何を言われて渡されたのかはよく覚えてないんだけどね……」
女魔法使い「厳しい母さんに、あたしの努力が認められた気がして、とっても嬉しかったのは……なんとなーく覚えてるよ」
373
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/15(土) 23:31:08 ID:WEeCiMUg
お前ら「へえ…………」
女魔法使い「だと言うのに……だと言うのに……! この有り様……」
女魔法使い「ハア……小さい頃はこんなんじゃなかったのに……これじゃあ天国の母さんに笑われるよ……」
女僧侶「そ、そんなことないですよ! きっとお母様は魔法使いさんのことを暖かく見守ってますよ!」
女魔法使い「そうかなあ……そうだと良いけども……」
お前ら(……結局威力が調整できない訳はよく分からないが……何か質問でもしてみるか)
お前ら「……
>>375
」
374
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/15(土) 23:43:12 ID:l3cnvmwo
↓
375
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/16(日) 00:14:51 ID:z/Wi1CFo
あ、あの、杖ってほかの杖は使ったことあるんですか?
ひょっとしてその杖って常にトップギアになるやつなんじゃ?
376
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/16(日) 00:21:17 ID:HzExVaWM
何かに自分の魔力を発動させる記号とか書いといて予めポイントに仕掛けたり、投擲して目標に着弾と同時に魔法発動させたりは出来ないかな。
イメージは某首級おいてけ漫画の石壁発動お札だったりする。ご存知なければ陰陽師のお札的なやーつってことで。
377
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/16(日) 01:01:41 ID:qK6lhR3g
もしそうならお母さん鬼かw
378
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/16(日) 23:52:15 ID:vqC/QPeA
お前ら(待てよ……杖……? 杖か……ひょっとして……)
お前ら「あの……女魔法使いさん……その、お母さんから貰った杖なんですけど……」
お前ら「それ以外の杖を使ったことって今まであります?」
女魔法使い「それ以外の杖? いや、母さんから貰ったこの杖しか使ったことないよ」
女魔法使い「記憶があやふやでも……一応母さんから貰った……思い出深い杖だからね」
女魔法使い「なんやかんやでずっと使ってるんだっ、えーっと……それがどうかしたの?」
お前ら「ひょっとして……その杖って常に魔法の威力がトップギアになる杖なんじゃ?」
女僧侶「!」
女魔法使い「……………………ええっ!? この杖がぁっ!?」
379
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/17(月) 16:23:19 ID:7kbqCFjs
女魔法使い「そ、そんな杖ってあるの!? 僧侶!」
女僧侶「い、いえ……流石に杖の種類までは……」
女魔法使い「杖が原因……か……」
女魔法使い「分かった……じゃあ試してみよっか! この部屋の中じゃ危ないし……外で!」
女魔法使い「僧侶、ちょっと杖貸してくれる?」
女僧侶「あっ! はいっ、分かりました!」
お前ら(さてさて、どうなるかな……)
勇者「ぐー……」
380
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/18(火) 19:48:28 ID:gp462WAU
───
──
─
─外─
女魔法使い「…………よーし、行くよ!」スッ
女僧侶「…………………………」
お前ら「…………………………」
女魔法使い(炎魔法を弱めに……小さくする……そう、薪に火を灯すくらいの弱さ……)
女魔法使い(…………………………よしっ)
女魔法使い「………………ハッ!」ボオッ
381
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/18(火) 19:54:17 ID:gp462WAU
メラメラ…………
女魔法使い「あれっ? で、できた……?」
女僧侶「ま、魔法使いさん! 今の火炎呪文! 凄く小さかったですよ! 間違いなく威力を調整できてました!」
女魔法使い「威力を……弱められた……! やった……! やったぁ! やったやったやったやったぁー!」ピョンピョコ
お前ら(ま、マジで杖のせいだったのか……)
女魔法使い「そうりょー! やったよぉー! 威力を調整できたよぉー!」ギュー
女僧侶「おめでとうございます、魔法使いさん!」ギュー
女魔法使い「ありがとう僧侶っ! さてと……」
女魔法使い「母さんの墓を壊してくるか……」ゴゴゴゴゴ
女僧侶「わあぁっ! お、落ち着いてください魔法使いさん!」アタフタ
382
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/19(水) 20:44:42 ID:jP2ieY3Q
女魔法使い「だって! ひどいと思わない!? 僧侶!!」
女魔法使い「可愛い可愛い娘に!! こーんな杖を渡すなんてサ!!」
女僧侶「き、きっと……何か深い訳があったんですよ」
女魔法使い「ふふーん……? それってどんな訳が……?」
女僧侶「そ、それはぁ……」
女魔法使い「もうっ……! あの鬼っ……! 何で……何でこんな杖を……! あたしの才能が無かったからっ……!?」プルプル
女僧侶「ま、魔法使いさん……」
お前ら「…………………………」
383
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/19(水) 20:50:38 ID:jP2ieY3Q
お前ら(女魔法使いさんのお母さんは……何で幼い女魔法使いさんに……魔法の威力が常に最大になってしまう杖を渡したんだろう?)
お前ら(女僧侶さんが言うように……何か訳があったのか?)
お前ら(それとも……ただからかっただけなのか……?)
お前ら(くそっ……武器とかちっとも詳しくない自分が悔しい……)
お前ら(それでも……何か……何か行動を起こさなきゃ……元気付けてあげられる言葉でもいい……何か……何か……!)
お前ら「……………………女魔法使いさん!」
お前ら「
>>385
」
384
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/19(水) 20:51:36 ID:gyQu7bs2
今まで制御しようと頑張ってきた分杖がなければ高度な呪文も使えるのでは?
385
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/19(水) 21:07:41 ID:WdFPImvk
とりあえずスタバでお茶してこいよ
386
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/19(水) 22:22:24 ID:9cMXZ41I
何か杖に仕掛けない?
魔力調節するダイヤルみたいのとか?
387
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/20(木) 20:21:37 ID:1ttqUfNs
お前ら「………………………………………………とりあえずスタバでお茶して来いよ」
女魔法使い「……す、スタバ? 何それ?」
女僧侶「ほらっ、アレですよアレ……凄まじくて、称えられるべき、bar……略してスタバ!」
女僧侶「私達が麗しの少女だった頃によく行ったじゃないですか!」
女僧侶「確か……バーなのに未成年が入れるなんてすごーい! とか……魔法使いさん、よく言ってましたよねっ!」
女魔法使い「あー……何となく覚えてる、そんなに凄まじくて称えられるべきお店だとは……正直思わなかったと記憶してるけど……」
女魔法使い「というか……何でそんなところに?」
お前ら「アレだよアレ、女魔法使いさん……貴女は今、冷静とは言えない状態だ……酷く錯乱している」
お前ら「だから軽くお茶でも飲んで……ゆっくり落ち着きながらその杖の事を一緒に考えようと思って、思いきって提案させて貰ったんだ」
388
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/20(木) 20:35:03 ID:1ttqUfNs
女魔法使い「……そうだね、お前らさんの言う通りかも」
女魔法使い「今、あたしが取るべき一番の行動! とりあえず落ち着く! coolな判断をする!」
女魔法使い「お前らさんの案に乗った! スタバ行こっ! スタバ! 久しぶりに行きたい!」
お前ら「うむっ、それが良いだろうな」コクッ
女僧侶「それにしても……スタバなんて隠れた名店っぽくてそうでもない普通のお店……よく知ってましたね」
女僧侶「確かあのお店って……表通りにはありませんでしたよね?」
389
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/20(木) 20:36:29 ID:1ttqUfNs
女魔法使い「あー、確かそうだよね、まあ……おおかた武器屋を探してる途中で見つけたりしたんじゃないの?」
女僧侶「そうなんですか?お前らさん」
お前ら「…………………………………あっ……ああっ、そうそう! 偶然見つけて! 頭に強く残ってたんですよ!」
女魔法使い「ほらっ、やっぱりね!」
女僧侶「偶然お前らさんが見つけたお店が……昔私達が行っていたお店だなんて……何か運命的って感じですね!」キラキラ
お前ら「ハハハ、そうですね!」
お前ら(…………………………………………?)
390
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/20(木) 21:28:58 ID:SGn4Nqkc
やばいオレの今までの30年間なんだったんだ・・・これなら誰でも月収30万突破できるじゃねえかよww
しかも元手野口英世2枚弱。疑ってた過去のオレを殴りてえ。
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391
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/22(土) 11:51:48 ID:SVS5gQqw
人妻
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392
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/23(日) 00:55:56 ID:d1uiGRfg
───
──
─
─スタバ─
店員「おまたせいたしました、「スタバっぽく色々入れてみたら何か美味しかったコーヒー」でございます……」カチャッ
女魔法使い「おっ、あたしのが来た来たっと」
女魔法使い「………………」ズズズ〜
女魔法使い「……うーん、美味っ!」
店員「ごゆるりと、おくつろぎくださいませ」ペコッ
お前ら「いい感じのお店ですね、ここ……」
女僧侶「ですよね、何か内装も昔と変わってて……オシャンティーになってる気がします!」
女魔法使い「子供のあたしが見る景色と……今のあたし達が見る景色と違うだけかもしれないけどね」ズズ
393
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/23(日) 01:04:11 ID:d1uiGRfg
お前ら(あの女魔法使いさんがお店の空気に飲まれたのかオサレな事を言っている……?)
女魔法使い「実に良い、この空気は……あたしの心のアルバムにある精神的パズルが立体的に、尚且つ的確に組まれていくようだよ……」ズズズ
女僧侶「……???」
お前ら(そうか、きっと何か凄く色々な相乗効果でリラックスしてるんだ!)
お前ら(よしっ、この雰囲気なら杖の事とか色々話せそうだぞ!)
お前ら(女魔法使いさんのお母さんは……どうしてあんな杖を渡したのか……!)
お前ら(何か俺だけで答えを出すのは色々と不安だけど……ここは……)
お前ら(
>>395
)
394
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/23(日) 01:53:45 ID:BtNXs.tY
踏み台
395
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/23(日) 01:55:41 ID:nLPj9nEA
ひょっとして本当はこの杖、魔力を調整できるんじゃないですか?
なんかこの杖の先端、よく見ると目盛りのようなのついてますけど?
396
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/23(日) 04:49:45 ID:EuXL2HjI
(ついて)ないです。
397
:
人妻
:2017/04/23(日) 20:39:50 ID:ouVzLCSs
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398
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/25(火) 08:09:29 ID:/e2isCe2
お前ら「ひょっとして本当はこの杖、魔力を調整できるんじゃないですか?」
お前ら「なんかこの杖の先端、よく見ると目盛りのようなの付いてますけど?」
女僧侶「……あっ、本当ですね! 先端の少し下辺りに目盛りのようなものが付いてます」
女魔法使い「あー、この目盛りはあたしが付けたんだよ」スッ
お前ら「女魔法使いさんが?」
女魔法使い「うんっ……ほら、こうして杖が傾いてたり曲がってたりすると……」ヒョイヒョイ
お前ら「目盛りが動いてますね」
女魔法使い「そう、目盛りは動く……でも……ちゃんと真っ直ぐに持つと……」ピタッ
お前ら「目盛りが真ん中でピタリと止まった……」
399
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/25(火) 08:16:17 ID:/e2isCe2
女魔法使い「要するにこの目盛りは……あたしが攻撃魔法を真っ直ぐ撃てるように……杖の持ち方を補助をしてくれる物なんだよ」
女魔法使い「っと、ほら! こうして簡単に取り外し可能〜いつでも外せるよ」カシャッ
お前ら「な、なるほど……」
女魔法使い「そんなわけで……残念ながらコレは魔力を調整できるような物じゃ無いんだよね」
女魔法使い「ホント……お前らさんの言うように……魔力をこの目盛りで自在に調整できたらどんなに良かったことか……」ドヨーン
女僧侶「ま、魔法使いさん?」
女魔法使い「母さん……何であたしにこんな杖を……」ドヨーン
女僧侶(ま、また落ち込んじゃったみたいです……)
400
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/25(火) 09:07:54 ID:NqettAf2
お前ら(まさか呪文を真っ直ぐ撃てるように調整する目盛りだったとは……)
お前ら(地雷を踏んだのか……女魔法使いさん、また落ち込んじゃったな……)
お前ら(さて……どうしたものか……)
お前ら(正直、武器には全然詳しくないんだよな……もしかしたらあの杖には……何らかの意味みたいなのがあるのかもしれないけど……)
お前ら(武器に詳しくない俺では判断がいまいちつかない……)
お前ら(でも……詳しくないからと言って行動を起こさない訳もいかないしなあ……)
お前ら(うーーーーん…………)
お前ら「……
>>402
」
401
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/25(火) 09:13:50 ID:8qjOYYn.
じゃあ判別できる人にみてもらったらいいじゃん(いいじゃん)
402
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/25(火) 10:44:28 ID:no5pJKKI
調整できないってことは切り札用の杖だったんじゃ?
普段使いじゃなくて限界以上の出力を得るための特化装備として渡したというのが自然な流れなんじゃ
何にせよ普通の杖と両方持てば戦術の幅が広がることは確定するわけだし
403
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/25(火) 16:28:33 ID:nKVgknnY
普通になるほどって思った
404
:
人妻
:2017/04/26(水) 10:11:32 ID:9k8sAJ72
エッチに興味深々な女性達と欲望のままにセックスできます。
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405
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/04/29(土) 18:22:12 ID:jZ0X86tI
お前ら「調整できないってことは……切り札用の杖だったんじゃないですか?」
女魔法使い「切り札……用?」
お前ら「杖をお母さんから貰った時……何を言われたのか、よく覚えてないんですよね?」
女魔法使い「……そうだね、覚えてない」
お前ら「もしかしてですけど……その杖って普段使う物じゃなくて……」
お前ら「限界以上の出力を得るための特化装備として……お母さんはその杖を女魔法使いさんに渡したんじゃないですか?」
女魔法使い「限界以上の……特化装備……?」
女僧侶「要するに正真正銘……危ないときに使う……まさにとってときの切り札的な杖! って事ですか?」
お前ら「はいっ、そんな感じです」
406
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/02(火) 17:05:34 ID:T.uiQWAw
女魔法使い「切り札用……かぁ……もしかしてそのつもりで渡されたのかなぁ」
女魔法使い「もしそうだったとしたら……あたしは切り札用の杖を普段ずっと使ってたことに……」
女僧侶「腕とかが魔法の威力で焼けちゃうのも……とっておきの切り札と考えるなら納得ですねぇ」
女魔法使い「そっか…………」
女魔法使い「……ねえ、僧侶……まだ資金に余裕あったっけ?」
女魔法使い「新しい武器をさ、買うくらいの余裕……」
女僧侶「!」
407
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/02(火) 17:11:04 ID:T.uiQWAw
女僧侶「はいっ! たくさんアイテムを買い込みましたけど……まだまだ平気ですよ!」
女僧侶「私、お金の使い方には自信があって……多少は残るようちゃーんと計算して買ったんです!」エヘン
女魔法使い「そっか……じゃあ、えっと……武器屋で普段使う用の杖とか買ってみたりしたいんだけど……」
女魔法使い「駄目……かな?」
女僧侶「もちろんオーケーですよ! ねっ、お前らさん!」
お前ら「元はと言えば女魔法使いさんが取って来てくれた資金ですから、俺は当然賛成です」
女僧侶「決まりですね! じゃあ勇者くんが起きないうちに……皆で武器屋へ行きましょうか!」
女魔法使い「うんっ!」ニコッ
408
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/05(金) 18:21:32 ID:MN8Xq6.c
─武器屋─
女魔法使い「ふんふふーん♪ 何の杖にしようかなぁ〜? これも……うん、あれいい感じ!」
女僧侶「魔法使いさん、この杖とか良いんじゃないですか? 魔力消費を抑えてくれるんです!」
女魔法使い「あー! それいいね! ちょっと見た目がお洒落だし!」
女店員「攻撃魔法がお得意でしたらこちらの杖もおすすめですよ! 上の魔力珠を入れ換えられるようになっていて……」
女魔法使い「なるほどなるほど……これもいいですね!」
ワイワイ�� キャッキャッ��
お前ら(ハァ……これで三軒目……女性は買い物が好きって話……本当なんだな……)
お前ら(この店で決まるといいんだが……)
409
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/08(月) 20:27:27 ID:QxD/Yjz.
「ありがとうございましたー!」
女魔法使い「買っちゃった〜♪ 買っちゃった〜♪」ルンルン
女僧侶「結局どんな杖にしたんですか? 最終的に魔法使いさんが自分で選びましたけど」
女魔法使い「魔法攻撃の威力を上げてくれる杖!」
女僧侶「やっぱり火力ですか」
女魔法使い「うんっ、暴走しないとはいえ……火力を上げない手はないでしょ!」
女僧侶「まあ……言われてみればそうですね」
女魔法使い「でしょー?」
お前ら(ハァ……六件目でやっと決まった……)
410
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/10(水) 20:03:48 ID:ijl2ssMs
女僧侶「それじゃあ、魔法使いさんの杖も決まったことですし……宿屋に戻りましょうか」
女魔法使い「明日はまたあそこに行かなきゃいけないのに……もう真っ暗だね……」
女魔法使い「お前らさん、色々準備したのにアレなんだけど……β森の奥地に行くの……明後日にする?」
女魔法使い「長い買い物に付き合わされて……結構疲れちゃったりしてない?」
お前ら(疲れてるか疲れてないかと聞かれたら微妙なところだけど……)
お前ら(β森の奥地に……明日か……)
お前ら(そりゃ休むことも大事だけど……ここでこうして日常してても……)
お前ら(…………そうだな)
お前ら「
>>411
」
411
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/05/10(水) 20:36:23 ID:PcnT905o
善は急げだ!明日行こう
412
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/11(木) 20:00:22 ID:esZmonlA
お前ら「善は急げだ! 明日行こう!」
女魔法使い「大丈夫? あんなでっかい盾持たなきゃいけないのに……」
お前ら「へーきですよ、付き合うとか言っても自分は突っ立ってただけですから」
お前ら「全然ヘッチャラです」
女魔法使い「まあ……お前らさんがそこまで言うなら……あたしからもう言うことはないけど……」
お前ら「任せてくださいよ、ハハハハ」
413
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/13(土) 23:48:53 ID:XbIuHJug
───
──
─
女魔法使い「部屋にとーちゃく! 」ガチャッ
勇者「ぐー……」
女僧侶「フフッ……勇者くん、すやすや寝てますね」
お前ら(起きて何処かに行くんじゃないかと心配だったけど……大丈夫だったみたいだな)
女魔法使い「それじゃあ早いけど、明日はβの森の奥地に行くし……もう寝ようか!」
女僧侶「そうですね……それじゃあ私は勇者くんと添い寝を……」
女魔法使い「ちょっ! 今日はあたしが一人で……!」
ギャーギャー��
お前ら「………………寝よ」
414
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/17(水) 21:46:12 ID:SdSoi4vU
お前ら「………………んっ」ムクリ
女魔法使い「あっ、おはよう! お前らさん!」
女僧侶「おはようございます」
お前ら「あれっ……二人とも……もう起きてたんですか?」
女魔法使い「魔法の調整をするために……ちょっと早く起きてたんだ」
女僧侶「私は一緒に付き合うよう、魔法使いさんに起こされて……アハハハ……」
お前ら「そ、そうだったんですか…………それで……魔法はどうなりました?」
女魔法使い「もうバッチリ! パーフェクトに魔法をコントロールできるよ!」
お前ら「本当ですか!? 杖買って正解でしたね!」
女魔法使い「うんっ、魔法をコントロールできるって気持ちいい!」ニコッ
415
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/21(日) 13:27:25 ID:d/Iwm6QQ
お前ら「いやー、めでたしめでたしですね」
女魔法使い「うん! めでたしめでたし!」
勇者「…………ん」ムクリ
お前ら「おっ、起きたか勇者」
勇者「おはよう……お前らさん……」
女魔法使い「おはよ! 勇者くん!」
女僧侶「おはようございます」
勇者「ふぁぁぁ……おはよぅ……」ゴシゴシ
お前ら(勇者も起きたことだし、朝御飯を食べて……準備ができ次第、βの森へ向かおう)
416
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/21(日) 14:38:56 ID:d/Iwm6QQ
お前ら「飯はちゃんと食べたなっ!」
勇者「うん!」
お前ら「アイテムはしっかり持ったなっ!」
女魔法使い「オーケー!」
お前ら「忘れ物は何もないなっ!」
女僧侶「はいっ!」
お前ら「よし! 出発しよう!」
勇者 女魔法使い 女僧侶「おー!」
お前ら(というか……何で俺が仕切ってるんだろう……)
417
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/05/21(日) 15:39:17 ID:POtFWFQM
戦闘メイン役と司令・判断メイン役に分けるのは合理的
418
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/25(木) 16:04:29 ID:Wr81ex0g
───
──
─
勇者「やぁぁぁぁぁぁっ!」ズバッ
ハイゴブリンF「ギャオオオオオオオ!!!」ドサッ
女魔法使い「やったっ! 勇者くん!」
勇者「まだいるよー」
女魔法使い「えっ……」
ハイゴブリンG「グルルルルル……」ガサガサッ
ハイゴブリンH「ギャルルオオッ!!!」ガサガサッ
女魔法使い「ま、まだ出てくるか……」
女僧侶「さっきから何体も何体も……キリがないです……」
419
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/31(水) 21:56:32 ID:c5tEib9Y
ガサガサ……
ハイゴブリンI「グギュルァァッ!」バッ
女魔法使い「っ!?」
女魔法使い(う、後ろから……!? 駄目……回避が間に合わな…)
お前ら「させるかっ!」ザッ
ガキィィィンッ!
女魔法使い「お前らさん!!」
お前ら「そんな攻撃じゃ……この盾は……壊せない……ぞっ!!」ドゴォッ
ハイゴブリンI「グギャッ!?」ヨロッ
420
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/31(水) 22:04:03 ID:c5tEib9Y
女魔法使い「こんのっ……! ファイアァァァッ!」ボオオオオッ
ハイゴブリンI「ギャァァォォォォッ!!」メラメラ
女魔法使い「あ、ありがとうお前らさん……助かった……」
お前ら「いえいえ、俺は皆のメイン盾ですから! 特に、後衛のお二人は全力で守って見せます!」
女魔法使い「フフッ……それは頼もしいね! じゃあ……守りは任せたよ! お前らさん!」
お前ら「はいっ! お二人には手も足も出させません!」
女僧侶「ま、魔法使いさん! 大丈夫なんですか!?」アタフタ
女魔法使い「大丈夫大丈夫! それと僧侶! あたし達は守りをお前らさんに任せて……とにかく勇者くんの援護に集中だよ!」ゴォォォォッ
女僧侶「りょ、了解です!」パァァァッ
421
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/05/31(水) 22:05:25 ID:Z/fF2WCw
お前らやるじゃん
422
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/31(水) 22:27:26 ID:c5tEib9Y
������
����
��
ハイゴブリンW「グルル……」ドサッ
勇者「……うん、いまのでおわりだよ!」チャキッ
女魔法使い「はぁぁぁぁ、疲れたぁぁぁぁ……」ストンッ
女僧侶「頭の良い敵でした……何度やられそうになったことか……」
お前ら「ハア……ハア……ゲホッゲホッ」ゼーハー
女僧侶「お、お前らさん……大丈夫ですか……?」
お前ら「だ、ハア…大丈夫…です…ハア……ゲホッゲホッ……ハア……ハア……これくらい何とも……ウォエエエッ……」ゼェゼェ
423
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/05/31(水) 22:32:49 ID:c5tEib9Y
女魔法使い「無理もないよ……四方八方から敵が来るもんだから……あっちへ走ってこっちへ走って……」
女魔法使い「おまけにそんな重そうな盾を担いでだもん、いくら腕に筋力が付いたからって……スタミナが増えた訳じゃないもんね……」
お前ら(ま、魔法使いさんの言う通り……いくら腕の筋力が付いたと言っても……腕だって普通に疲れるし……スタミナなんて物は皆無だ……)ハアハア
お前ら(今回は状況が状況だったけど……次はもう少し考えて動かないと……俺の体力が持たないな……)ハアハア
お前ら(でも……数が数だけに……盾の使い方は大分覚えられた……)
お前ら(守ることは勿論だけど……いくら魔物だからって……堅い盾に攻撃を全力でぶつければよろける……)
お前ら(そこへ盾を思いっきり振り回したり……叩きつけたりして……敵を攻撃するんだ)
お前ら(盾は基本、受け身の姿勢で戦えば良いんだ……だいぶ学べたぞ!)
お前ら(後は……スタミナが持てばな……)
424
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/07(水) 22:49:02 ID:CVfwul1Y
女魔法使い「とりあえず……少し休憩する?」
女魔法使い「お前らさん、すごく疲れてるし……」
女僧侶「でも……ここで立ち止まるのは何となく危険な気がします……」
女僧侶「さっきモンスター達の仲間がここに来るかもしれません……」
女魔法使い「進むべきか、止まるべきか、かぁ……」
お前ら(正直、休めるのはありがたい……あれだけの有酸素運動をしたのは久しぶりで……ぶっちゃけヘトヘトだ……)
お前ら(かといって勇者に疲労は見えないし……女魔法使いさんと女僧侶さんもまだ元気そう……俺のせいで皆が危険な目に遭うのは避けたいし……)
お前ら「………………
>>426
」
425
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/07(水) 22:52:51 ID:BMuWPlak
ゆっくり進もう
426
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/08(木) 00:58:43 ID:L1Hqe2sE
警戒しつつ避けられそうな敵はやりすごそう
427
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/06/13(火) 15:11:49 ID:OeN68dqw
お前ら「警戒しつつ避けられそうな敵はやりすごそう」
女魔法使い「要するに……休むってこと?」
お前ら「恥ずかしい話だけど……流石に少し休まないと……ちょっと厳しいみたいだ」
女魔法使い「お前らさん、あたし達を守ろうと必死に頑張ってたもんね……あたしは休むことに賛成だよ」
勇者「ぼくも!」
女僧侶「私も休むこと事態には全然賛成なんですけど……」
428
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/06/13(火) 15:16:03 ID:OeN68dqw
お前ら「ああ、女僧侶さんの言う通り……ここに留まって休むのは……やっぱり俺も危険だと思う」
お前ら「さっきの奴等の仲間がいたとしたら……いつ来るかも分からないし……他の魔物だって出会すかもしれない」
お前ら「だから……とりあえずはここから移動して、その後に一息つけるところを探そうと思うんだ」
女魔法使い「安心して休める場所に移動するってことだね」
お前ら「そういうことです、女僧侶さん、それでいいですか?」
女僧侶「はいっ、そういうことなら大丈夫だと思います」
お前ら「よしっ、あと勇者は移動中に魔物の気配を感じたらすぐに誰かに伝えてくれ」
勇者「わかった!」
お前ら「頼んだぞ? じゃあ、さっさとここから移動しよう」
429
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/06/20(火) 21:48:54 ID:OtXbPY2M
お前ら「…………………………」スタスタ
女魔法使い「…………………………」スタスタ
女僧侶「…………………………」スタスタ
勇者「〜♪」
お前ら(とは言ったものの……いつまで経っても景色に変化がないな……)
お前ら(小川とかがあれば……休憩ついでに水分補給もできて万々歳なんだが……)
女魔法使い「分かりきってたけど……落ち着いて休憩できるところって……なかなか見つからないね……」スタスタ
女僧侶「はい……歩いても歩いても景色が一向に変わりませんね……」スタスタ
女僧侶「流石、数多くの冒険者が出入りしてるにも拘わらず……未だに全容が掴めてない森……と言ったところですか……」スタスタ
430
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/06/20(火) 21:58:59 ID:OtXbPY2M
お前ら(流石にこのまま歩き続けるのはまずい……)
お前ら(勇者はまだまだ余裕そうだけど……女魔法使いさんと女僧侶さんの顔からは……何となく疲れが見て取れる)
お前ら(このまま休憩場所が見つからないと……俺だけじゃなく……皆の余力まで奪うことになってしまう……)
お前ら(それだけは避けないといけない……というか……俺の体力がそろそろ持たん……)
お前ら(ちょっと危険だけど……このまま全員、無駄に体力を使うくらいなら……)
お前ら「ハアハア……ここで……休憩しましょう」ピタッ
女魔法使い「えっ? ここで?」
女僧侶「相変わらず周囲は森だらけで……さっきの場所とあまり変わっていませんが……」
431
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/07/04(火) 11:47:45 ID:647lFFDs
お前ら「もうかなり歩いていますが……休憩できそうな場所が未だに見つからないとなると……」ハァハァ
お前ら「もしかしたらこの森には……そういう場所は存在しないのかもしれない……」ハァハァ
お前ら「もしあるにしても……このまま歩き続けても皆無駄に体力を使うだけ……」ハァハァ
お前ら「ならいっそここで休憩しましょう、さっきの場所からはかなり離れましたし……あいつらも俺達を見つけ辛いはずですから」
女魔法使い「そうだね……ちょっと危ないけど……このまま無駄に歩くくらいならそうしよっか」
女僧侶「相も変わらず危険ではありますけどね……」
お前ら「勇者……今回は魔物の気配を感じ取れるお前が頼りだ、何かが俺達の元へ近づいて来たらすぐに教えてくれ」ハァハァ
勇者「まかせて!」
お前ら「それじゃあ……ここで少し休んでいきましょう……」ストン
お前ら(あー……やっと座れた……疲れたぁー……)
432
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/07/04(火) 11:58:21 ID:647lFFDs
女魔法使い「それじゃあたし達はお前らさんが休んでるうちに瞑想して不足したMPを回復させよっか」
女僧侶「そうですね、休憩も兼ねてできますし……アイテムの無駄遣いをせずに済みますし、やりますか」
女魔法使い「そういうことだからお前らさん、あたし達はちょっと瞑想に入るね」
お前ら「はいっ、分かりました」
お前ら(瞑想中はMPを回復できる代わりに、軽い睡眠状態のようなものになって……反応がかなり遅れるらしい)
お前ら(もしも急に敵が襲って来たら……二人が瞑想から覚醒するまで……俺が守らないとな……)
お前ら「俺も今のうちに体を休めよう……勇者、周囲の警戒頼むぞ……」ダラー
勇者「なまけんぼだなあ、お前らさゆ」
お前ら(寝転ぶと寝そうになる……寝ないようにしないと……)
433
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/07/04(火) 22:54:52 ID:.q8Tuuaw
これは寝ますね分かります
434
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/07/26(水) 00:08:44 ID:FcHamxsk
お前ら「ぐぉぉぉ…………」
勇者「うるさいなあ、お前らさんは」
女魔法使い「…………」
女僧侶「…………」
勇者「ふたりはしずかなのに……」
勇者「…………………」
勇者「…………………!」
勇者「………………………」
勇者「…………………………」テクテク
435
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/07/26(水) 00:44:54 ID:thx4nUDA
きたか
436
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/07/26(水) 01:02:32 ID:FcHamxsk
勇者「……………………」テクテク
???「お待ちしておりました」ペコッ
勇者「ぼくをよんだのはきみ?」
???「はいっ、魔王様が勇者に挨拶がしたいということで……遠路遙々……参った次第でございます」
勇者「まおう? じゃあ、きみはまおうのぶかなの?」
ブッカ「はい、その通りでございま……」
勇者「よっ」ズバッ
ブッカ「っ!」シュバッ
勇者「ちぇっ、よけられちゃった」チャキッ
ブッカ「危ない危ない……流石は魔物を絶対に倒す存在……と言ったところですか……」
437
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/07/26(水) 01:11:27 ID:FcHamxsk
勇者「つぎはあてるよー?」グッ
ブッカ「魔物相手には容赦がないと聞いてはいましたが……まさかいきなり斬りかかってくるとは……」
ブッカ「フフフッ……だからこそ……だからこそです……」
ブッカ「魔物を絶対に倒す究極の人造人間……勇者」
ブッカ「だからこそ私は……貴方が欲しいっ……何としてでも手に入れる……」ニヤッ
勇者「?」
ブッカ「いいでしょう……話し合いができそうもないので今回は引きます……」
ブッカ「でも次は……もう少し苦しんでもらいますよ……? ではっ」シュッ
勇者「ありゃっ、きえちゃった」
勇者「ついていってもいいけど……いいや! お前らさんのところにもどろっ!」タッタッタッ
438
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/08/19(土) 00:01:23 ID:iA3lyIvw
───
──
─
女魔法使い「ええええええええっ!? 魔王の部下と話したっ!?」
勇者「うんっ」
女魔法使い「う、嘘ぉ……」
お前ら「ホント驚いたよ……どうしてそんな危ない真似をしたんだ? せめて俺達の誰かを起こしてから……」
女僧侶「俺達の誰かを起こしてから……? お前らさんも寝ていたんですか?」
お前ら「っ! い、いやー……アハハ! 言葉の綾ですよ綾!」
女僧侶「は、はぁ……?」
439
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/08/19(土) 00:13:30 ID:iA3lyIvw
お前ら「と、とにかくだ! 何でそんな地雷元でタップダンスするような真似をしたんだ?」
勇者「えー? ただみんながぐっすりだったから……」
勇者「まものをお前らさんのかわりにたおしにいっただけだよ?」
お前ら「り、理由になってなーいっ! 」
お前ら「いいか? 次から魔物の所に行くときは俺の許可を取れ!」
お前ら「例え俺が熟睡してようが! 爆睡してようが! ぐっすりらんらんらんだろうが! 叩き起こしてでも俺の許可を取ること!」
お前ら「いいなっ!? 勇者!」
勇者「うん! わかった!」
440
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/08/19(土) 00:18:00 ID:iA3lyIvw
お前ら「分かればよろしいっ」
お前ら「まあ……熟睡してた俺も悪いっちゃ悪いし……あんまり強い言葉が言えないんだけどな」
女魔法使い「へぇー、やっぱり寝てたんだ……お前らさん」
お前ら「いやー、寝っ転がってたらいつのまにかこっくり………………ハッ」
女魔法使い「警備を勇者くん一人に任せて本人はぐっすり寝てるだなんて……」
女僧侶「瞑想してた私達にも……落ち度はありますけど……せめて瞑想が終わるまで起きててくれても……」
お前ら「ハ……ハハハハハ…………」
441
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/09/18(月) 21:23:59 ID:atU1M6lQ
───
──
─
お前ら「なあ勇者、その魔王の部活が何処に行ったのかとか……不思議勇者パワーで分かったりしないのか?」スタスタ
勇者「わかんなーい」スタスタ
お前ら「そっか……そいつの居場所が分かれば魔王にも近づくんだがなー」スタスタ
女魔法使い「まあ、なんにせよ……このままγ洞窟とやらを目指して進んでいくしかないよね!」スタスタ
女僧侶「奥地に近づくにつれて発見できるキノコや植物がチラホラ見えてきましたし……」スタスタ
女僧侶「きっと奥地までもう少しですよ!」
勇者「ものしりだねー」
女僧侶「えへへ……色々勉強しましたから……」
お前ら(奥地まではもう少し……どういう場所なのかいまいち分かってない以上……できればこのまま負担なく辿り着きたいところだな)
442
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/09/18(月) 22:24:03 ID:BjEhtNZU
みとる
443
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/09/29(金) 19:04:56 ID:kLAE1x0w
魔法使いと僧侶の見た目はどんなの?
444
:
◆EidXkB5ta6
:2017/10/18(水) 10:15:47 ID:VvkpVY4.
>>443
特に服装とかは決めてません、キャラの断片的なイメージで良いならこんな感じだと思います
女魔法使い
https://i.imgur.com/RbSOEYc.jpg
女僧侶
https://i.imgur.com/gdhl179.jpg
445
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/10/18(水) 10:19:46 ID:VvkpVY4.
ガサッガサッ!
キマイラ的な何か「グルルルル...」ノッシノッシ
お前ら「うわー……とか思ってたら何か強そうなの出たー……」
女魔法使い「あー! でも見て! あの看板! あいつのすぐ後ろはもう奥地だよ!」
お前ら「え? ほ、本当だ…...例の看板があいつの先にいくつもある…...」
女僧侶「お前らさん! どうしますか? 突破しますか?」
勇者「ぼくならいつでもおーけーだよ!」
お前ら(すぐ後ろはもう奥地……でもこの魔物はやりあうと見た感じかなり苦戦しそうだ……)
お前ら「……よし! ここは迷わず
>>447
だ!」
446
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 19:14:04 ID:PYfrWMYc
おつ
447
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 20:51:42 ID:SAvAFRi.
おんな僧侶の悩殺ポーズで惑わせてみよう
448
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/23(月) 21:41:10 ID:7Rrg.hSc
放置される安価w
449
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/11/15(水) 13:21:15 ID:hpUJQwNA
お前ら「女僧侶さんの悩殺ポーズで惑わせてみよう!」
女僧侶「はいっ、分かりまし……って、ええっ!?」
女魔法使い「嘘っ! 僧侶ってそんなことできたの? 流石ナイスボディー!」
女僧侶「で、できませんよ! できるわけないじゃないですか!! お前らさんも適当なこと言わないでくださいぃぃ!」カァァ
お前ら「いや、案外いけるかもしれません! ほらっ! 何かあの魔物エロそうですし! はいっ!」
キマイラ的な何か「グルルルル……」
女僧侶「えっと……全然そう見えないんですけど……何をどう見たらそう見えるのか謎なんですけど……」
キマイラ的な何か「グオオオオオッ!!」ズシンズシン
女魔法使い「ほらっー! 来たよ僧侶! あたしも魔力チャージしとくから、しっかり頼むよー!」ピカー
女僧侶「わ、分かりましたよ! やります! やればいいんですね! やれば!」
450
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/11/15(水) 13:35:51 ID:hpUJQwNA
女僧侶「えーっと……! 悩殺ポーズ……悩殺ポーズは……! 手をここにやって……足を……!」
キマイラ的な何か「グオオオオオッ!!!」
女僧侶「あはぁん……えーっと、魔物さーん……ナイスボディですよ〜……どうぞ悩殺されてくださーい……」
キマイラ的な何か「………………………」
女僧侶「……………………」
キマイラ的な何か「………………」
女僧侶(ほらっ、この空気! 気まずいです! やっぱりこんなの無理が……)カァァァ
キマイラ的な何か「うーん! 75点ってところかな! おしいねえ! もうちょい胸を突き出してくれると良い感じなんだけどなー! お嬢ちゃんひょっとしなくても処女だろ! いやー、分かる分かる! その初さに免じてちょっと点数おまけしてあげたけどさ〜とりあえず我から言えるのはもう少し男性との経験を積んだ方が……」
女僧侶「……は?」
451
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/11/15(水) 13:47:47 ID:hpUJQwNA
女魔法使い「隙ありぃ! くらえーっ! チャージファイアァァァァ!!」ゴオオオオオオ
キマイラ的な何か「ぐぎゃぁぁおおおおおっ!!」メラメラメラメラメラメラ
ズゥゥゥゥゥゥン……
女魔法使い「よーし! 撃破っー! 凄いじゃん僧侶! まさか本当に魔物の動きを止めるなんて! 流石ナイスボディだね!」
女僧侶「え、えぇ……?」
勇者「ねえ、お前らさん……あのまものおしゃべりしてなかった?」
お前ら「言うな、きっと尊さと可愛さとエロさがオーバーゲージしてあれがこうなってそうなってああなったんだろ、俺には分かる」
勇者「うーん、よくわからない!」
お前ら「とにもかくにも! これで奥地に進めるぞ! 皆! 気を引き締めて行こう!」
452
:
百合ユーリ
:2017/11/15(水) 15:38:27 ID:H9WlfLD2
えぇ.....(歓喜)
453
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/11/22(水) 22:23:50 ID:Ai06nNKY
───
──
─
お前ら「ここが奥地……より一層ジメジメしてるなあ……ジメジメしすぎて何か気分悪くなりそう……」スタスタ
女僧侶「油断は禁物ですよお前らさん! 私達も奥地には初めて入るんですから! 気を引き締めないと!」スタスタ
女魔法使い「僧侶は気張りすぎだよ〜もっとリラックスしようよリラックス! 奥地なんて二度と来ないかもしれないんだしさ!」ポンポン
女僧侶「魔法使いさんのその余裕はいったい何処から出てくるのか私は不思議です……」スタスタ
女魔法使い「それにしても……γ洞窟って何処らへんにあるのかなあ……」スタスタ
女僧侶「そうでした……そういえば肝心の場所がまだハッキリしてませんでしたね……」スタスタ
454
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/11/22(水) 22:48:57 ID:Ai06nNKY
女魔法使い「ねえ僧侶〜念の為聞いておくけど……確か転移の石は買ってあるよね」
女僧侶「はいっ、もしもの時の為に1個だけ……すごく高かったですけど……」
女魔法使い「とのことで遭難することはないけど……このまま考えなしに進むのは色々危険だよ、お前らさん」
女魔法使い「このまま行く先も分からないんじゃまた無駄に体力を消費するだけだし、行く先で超強い魔物に出くわすかもしれないし……何にせよ何か策を打った方がいいよ」
お前ら「ですよね……奥地に行けば何か掴めると思ったんですけど……手がかりなんて何も見当たりませんし……」
お前ら「手がかり0の状態でこの未開の地である奥で……γ洞窟を歩いて見つける方法……かぁ……」
女僧侶「改めて考えると……まるで雲を掴むような話ですね……」
女魔法使い「実在するかどうかも結局は謎のままだしねえ……まあ三の村に戻ったところでγ洞窟の場所なんて分かりっこないんだけどさ……」
お前ら(γ洞窟の発見方法……今まで俺が経験してきた事や考えてきた事で……何かヒントは無いものか……)
お前ら「そうだな……
>>456
……とか?」
455
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/22(水) 22:51:12 ID:EJ/wejCs
kskst
456
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/22(水) 23:00:24 ID:1saQng5Q
まおうに聞きに行ってみる
457
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/23(木) 07:59:29 ID:eGouYyQs
お前らはバカか
458
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/23(木) 08:37:35 ID:92VqDtFY
流石にワロタ
459
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/24(日) 11:24:29 ID:i5uZJ6qQ
一気にラストへと行く気がするw
460
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/12/24(日) 21:14:45 ID:iAZQOxX2
お前ら「魔王に聞きに行ってみる! とか……」
女魔法使い「いや、確かにそれができたら苦労はしないけどさぁ……」
女僧侶「そもそも私達はその魔王が何処にいるのかさえ明確に分かりませんし……」
女魔法使い「魔王が玉座から立って……尚且つ私達のところにわざわざ来て、自分の城の所在を丁寧に教えてくれる……なんて都合のいいこと、起こるわけないし」
お前ら「まあ……そうですよねえ」
勇者「お前らさんってばか? ばかばか?」ピョンピコピョンピコ
お前ら(お前にそういうことを言われるとこの世が終わったような気分になるな……)ピキピキ
お前ら「じゃ、じゃあとりあえず……もうしばらくはこのまま進んでみましょう、もしかしたら何らかの手がかりが見つかるかもしれません」
女魔法使い「まあ、そうだね……もう少し進んでみよっか! もしかしたら魔王がこっちに歩いてくるかもしれないしね……」クスクス
お前ら「わ、悪かったですって……」
461
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/12/24(日) 21:19:59 ID:iAZQOxX2
──
─
お前ら「こっちかも……」スタスタ
勇者「ちょうちょ! ちょうちょ!」
──
─
女僧侶「ここ、さっき通ったような気がします……」スタスタ
お前ら「えぇ、マジですか……」スタスタ
──
─
お前ら「zzzzzzzz」
女魔法使い「見張り交代だよー、お前らさーん」
───
──
─
462
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/12/24(日) 21:27:49 ID:iAZQOxX2
お前ら「ただいま帰りました……」スタスタ
勇者「たっだいまー!」スタスタ
女僧侶「おかえりなさい、お前らさん! 勇者くん! お粥できてますよっ」ニコッ
お前ら(ああ、その笑顔……疲れが吹き飛ぶ……美人妻を持つ夫って……いつもこんな感じなんだろうな……)パァァ
お前ら「よっこらしょ……」ストン
勇者「おいしい!」モグモグ
女僧侶「ふふ、良かった……」
女魔法使い「お疲れ様〜今日は何か収穫あった? はいっ、僧侶のお粥っ」スッ
お前ら「ありがとうございます……今日も何も……もう捜索範囲を変えないとダメかもしれません……」
463
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/12/24(日) 21:32:41 ID:iAZQOxX2
女魔法使い「そっか………またお引っ越しするしかないね」
女僧侶「そうですね……今日の夜には位置を変えましょうか」
お前ら「あと……すいません……疲れたので少し寝てきます」
女僧侶「あ、はいっ! 身支度を整えたら起こしますね!」
女魔法使い「おやすみ〜」
勇者「おやすみなさい……」スタスタ
勇者「モグモグ……おかわり!」
女僧侶「は〜い、勇者くんはたくさん食べてお利口ですね〜」ニッコニッコ
女魔法使い「ナデナデしてあげるね〜」ナデナデ
勇者「???」
464
:
◆a/tW8MMSD.
:2017/12/24(日) 21:51:47 ID:iAZQOxX2
お気づきかもしれないが……今、俺達一向はβ森の奥地でキャンプを張って暮らしている
理由は簡単、γ洞窟を探すためだ
転移の石で一旦帰還しても良かったのだが……帰ったところで何の収穫もなし……そして何よりあのアイテムはかなり値が張る……とのことで、俺達は何もかもが限界になるまで……この地で粘ることにした
今は俺、勇者で散策をする捜索隊と、女魔法使いさんと女僧侶さんの拠点守る、待機組で別れてβ森の奥地をひたすら散策している
捜索隊は迷子にならないよう拠点から毛糸を垂らして行くのだが、当然毛糸の長さには限界がある
毛玉がなくなったら捜索は終了、糸を辿りながら拠点へと帰還する……
その拠点からぐるっと360度、糸の限界まで散策してγ洞窟が見つからなかったら……
今度はその拠点を散策の手が届かなかった位置へと移動させ……移動が終わったらまた糸を垂らしながら散策をする……
そんな途方もないことを……もう三週間近く繰り返している
βの森が広大なのは分かるが……いい加減に散策の成果を得たい、流石にβの森尽くしのお粥は女僧侶さんの笑顔と女魔法使いさんの明るさがあっても……そろそろ飽きてきた
お前ら「明日こそ……必ず見つけてやる……」ゴロン
こんなこと、もう何度考えたか分からない
465
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/25(月) 20:16:23 ID:TNKPo31Y
おつ待ってた
飽きたってお前ら正直者やな
466
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/01/26(金) 15:08:00 ID:JXMmR/eA
そんなこんなでさらに五日が経ち、お粥への飽きも限界を超えて底知れぬ快感に変わってきた頃……事件は起きる。
お前ら「それじゃ、いってきます」
勇者「きます!」
女僧侶「はーい、いってらっしゃーい!」
女魔法使い「気をつけてね〜」
いつものように毛玉を持ってβ森を探索していた俺と勇者……今日もどうせ何の成果も得られないだろうと思っていたその時……
勇者「ねえお前らさんお前らさん!」
お前ら「ふぁぁぁ……どうした勇者〜……何か珍しい蝶でも見つけたかー……」
勇者「なんかあそこにおおきいあながあるよ!」
お前ら「……えっ?」
努力はついに報われた
467
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/27(土) 09:33:03 ID:uSv/YnA6
更新も安価も少ないw
468
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/27(土) 22:11:41 ID:8u0Xja5g
おつ
洞窟発見か
469
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/03(土) 23:19:54 ID:yOq3bivo
お前ら「ほ、本当だ……こんな何もないところにぽっかりと穴が……」
お前ら「中は暗くてよく見えないけど……地面が傾斜になってるから歩いて降りられそうだな……」
お前ら「ひょっとしなくても……これってもしかして……γ洞窟の入り口なんじゃ……!?」
お前ら「そうだよ……! きっとそうさ! ハハハハハ! やったっ! ついに……ついに日頃の苦労が報われたんだ!」
勇者「よくわからないけど、よかったね! お前らさん!」
お前ら「ああ、さっそく二人に報告しに戻ろう!」ダッダッダッ
勇者「うん!」
470
:
◆a/tW8MMSD.
:2018/02/03(土) 23:38:21 ID:yOq3bivo
───
──
─
お前ら「ここです!」
女魔法使い「おおーっ……ホントにぽっかりと穴があるね……これがγ洞窟……」
女僧侶「当たり前ですけど……中は真っ暗闇ですね……」
女魔法使い「松明なら私にお任せ! この手頃な枝の先端に不思議な液体を塗って……ファイア! っと!」ボッ
女魔法使い「じゃーん! 松明のでっきあっがり〜♪」
女僧侶「魔法使いさん……本当に呪文のコントロールが上手くなりましたね……」
女魔法使い「あの杖さえなければこんなのお茶の子サイサイってね! よーし! この調子で人数分の松明を作るよー!」ボッ
お前ら(γ洞窟……この中に魔王城が……?)
471
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/06(火) 20:19:02 ID:SIQMsmP2
乙なの
洞窟探検楽しみ
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