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ルルーシュ「正攻法でいこう」C.C.「……そうだな」R2 Part2

1以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/05(月) 00:33:49 ID:mOJDqg96
ルルーシュ「正攻法でいこう」C.C.「……そうだな」R2
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1373520530/

の続きです
よろしければそちらから読んでみて下さい

22バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/09/12(月) 09:17:31 ID:RlEYUzIo
ルルーシュ「あぁ、いや」

ルルーシュ「俺の弱点になりそうな要素が、という話だが」

ルルーシュ「ナナリーは元気にしているか?」

咲世子「ええ、こちらに来られることをとても喜んでおいででした」

咲世子「会いに行かれたら良いのでは?」

ルルーシュ「……はは、見えないとは思っていても」

ルルーシュ「この身体であまり会いたくないと思ってしまうのは、気にしすぎかな?」

咲世子「あと数日でこちらに到着されますし」

咲世子「ルルーシュ様がどうなさるおつもりだったとしても」

咲世子「向き合う必要はあるかと」

ルルーシュ「……それもそうだな」

ルルーシュ「式の当日に会ってみるよ、前日は移動で疲れているだろうからな」

咲世子「はい、ぜひそう致しましょう」

23バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/09/12(月) 09:18:33 ID:RlEYUzIo
半端な感じだけどここからナナリーの話の後、結婚式に移ります。

ホントはもう少し書きたいところだけど、Wi-Fiないと書けないんだすまぬす。

また日曜日にお会いしましょー!

24以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/12(月) 09:54:09 ID:Y9Y65XeM
乙!

25以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/12(月) 12:25:30 ID:PqgsEEFo
乙です

26以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/12(月) 17:17:14 ID:tXL9zyZA

モロに身内扱いされてるマオを見ると良かったなという気持ちが湧いてくる

27以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/15(木) 01:23:44 ID:BjILe6NA
来てたぁ


28バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/09/19(月) 20:04:55 ID:j2JSfuPY
〜ブリタニア本国 ペンドラゴン 学生寮〜

ナナリー(いよいよ、明日はお兄様とCCさんに会える)

ナナリー(元気にしてらっしゃるのかしら)

ナナリー(お兄様が戻ってきて、またお話ができる)

ナナリー(ふふ、楽しみです)

コンコン

ナナリー(あら、こんな時間にどなたかしら)

ナナリー「はい、どうぞ入ってください」

???「おお、やはりナナリーはナナリーだ」

???「私のことを覚えているか?」

ナナリー「?申し訳ないのですが、私目が見えなくて」

???「ああ、そうだった、そうだよな、すまない」

29バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/09/19(月) 20:14:07 ID:j2JSfuPY
コーネリア「コーネリア・リ・ブリタニアだ」

ナナリー「コーネリア、様?」

ナナリー(たしか、お兄様は記憶喪失ということになっていたはず)

ナナリー(あまり余計なことは言わないようにしないとですね……)

ナナリー(でも、なんでここに?)

コーネリア「ああ、お前の姉だ」

ナナリー「でも、私はただの……」

コーネリア「小さかったから覚えていないのかもしれないが、私は覚えているぞ」

コーネリア「だが、今回はどうでもいいんだ」

ナナリー「???」

30バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/09/19(月) 20:15:29 ID:j2JSfuPY
コーネリア「聞いているだろうが、お前の兄であるルルーシュが、今度結婚することになった」

コーネリア「ナナリーはこっちに来ていると聞いていたのでな」

コーネリア「せっかくだから、私と一緒にエリア11に連れていこうとここに来たんだ」

ナナリー「え、ええと、あの」

ナナリー「要するに、迎えに来て下さったのですか?」

コーネリア「そういうことだ」

31バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/09/19(月) 20:22:21 ID:j2JSfuPY
コーネリア「ルルーシュは私の特務騎士でもあり、ラウンズの一員でもある」

コーネリア「その妹ともなれば、移動にも気を遣うだろう」

コーネリア「私ならば、普通に行くよりずっと安全に、エリア入りできる」

コーネリア「というわけで、ここまで来てみた」

ナナリー「それは、お兄様はご存知なのですか?」

ナナリー「私は明日、お迎えが来て下さるものと伺ってましたが」

コーネリア「連絡はこれからする」

ナナリー「い、一応それをお聞きしてからでないと難しいかと」

コーネリア「大丈夫大丈夫、早めに行って驚かせたいんだ」

ナナリー「あ、あはは」

32バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/09/19(月) 20:41:09 ID:j2JSfuPY
???「姫様、あまり興奮されませぬよう」

コーネリア「ギルフォード、私は別に興奮してなどいない」

ギルフォード「ナナリー様、何も今すぐ行くという話ではございません」

ギルフォード「ただ、どうしても姫様がお顔だけでも拝見したいと」

コーネリア「当たり前だろう!」

ナナリー「ま、まあまあ」

ナナリー「そういうことでしたら、私からお兄様に連絡してみます」

ギルフォード「おお、ありがたい」

ギルフォード「姫様はランペルージ卿のこととなるとすぐに空回りしてしまい」

コーネリア「ギルフォード!」

ギルフォード「姫様、ご兄妹とお話しする時はもう少し姉としての威厳をですね」

コーネリア「分かってはいるんだ、だがユフィはあんなだし、ルルーシュも私のことをお姉ちゃんとは呼んでくれない」

コーネリア「しかし、ナナリーならあるいは、と」

33バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/09/19(月) 20:50:54 ID:j2JSfuPY
ナナリー「コーネリア様は、お姉様と呼ばれたいのですか?」

コーネリア「ああ、もちろんだ」

コーネリア「というか、甘えてもらいたい!」

ギルフォード「姫様、発言があまりに情けなさすぎます」

コーネリア「いいだろう、私にだって望みくらいあるんだ」

コーネリア「ルルーシュも結婚してしまうし、ユフィは世界中飛び回っていてなかなか帰ってこない」

コーネリア「……私は一人ぼっちだ」

ギルフォード「姫様もご結婚を考えては如何です?」

コーネリア「それはまた別の話だ」

ナナリー「ま、まあ確かに1人だと寂しいですよね」

ナナリー「私もこちらに来たばかりの時は心細かったです」

コーネリア「そうだろうそうだろう」

34以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/19(月) 20:56:31 ID:WRiG03j.
偽者を疑ったがこの姉馬鹿は本物だな(白目)

35バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/09/19(月) 21:13:46 ID:j2JSfuPY
コーネリア「とりあえずナナリー、これから夕食に行こう」

コーネリア「2人が今までどうしていたのか、ナナリーの知っている事を聞いてみたい」グッ

ナナリー(なんだか距離がとても近いです)

ナナリー「か、構いませんよ」

ナナリー「私の知っていることであれば、ですけど」

コーネリア「そうか!」

コーネリア「やったぞギルフォード、ナナリーが一緒に来てくれると言っている」

ギルフォード「はい、聞いていましたから分かります」

36バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/09/19(月) 21:14:21 ID:j2JSfuPY
ギルフォード「最近はいつも浮き足立っておられて、私は心配です」

コーネリア「目出度いことなのに、共有する相手がノネットしかいないんだ、仕方ないだろう」

コーネリア「そのノネットも最近は聞いてくれないし」

ナナリー(まあ少し面食らいましたけど、やっぱりお姉ちゃんなのは変わってませんね)

ナナリー(以前はもう少し凛々しかったように思いましたが)

ギルフォード「毎日毎日話せば、誰でもそうなります」

コーネリア「私の弟の結婚だぞ?毎日話して何が悪い?」

ナナリー(……ふふ、今のお姉様の方が面白いですね)

37バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/09/19(月) 21:17:10 ID:j2JSfuPY
ぐぬぬ、なんか上手く書けない。

ちょっと時間置きます、まとまらん

38以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/19(月) 22:15:42 ID:YC79B3oI

思わずネリ姉と呼んでみたくなるこのゆるみっぷりよ

39以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/19(月) 22:30:30 ID:6IiVF6ow
いいねえ

40以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/19(月) 23:46:02 ID:QCKJp6GI
これこそがギアスssって感じがしますね...やはり、ベテランは違うな...

41以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/20(火) 10:13:31 ID:NJcwdwGo
乙!
かわいいのう

42以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/24(土) 14:27:06 ID:QgTATp9s

てかブルーレイの特装版で知ったんだがC.C.って9999999歳なのな
小学生みたいな数字…(´・ω・`)

43以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/26(月) 20:44:55 ID:kDd4KtAs
日曜日すぎてますよぉ!?

44以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/27(火) 06:45:22 ID:ZPgw79gQ
月月火水木金金なんだよ

45以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/27(火) 12:41:17 ID:.INL.jlQ
コヤツまたサボりに入ったな

46以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/27(火) 22:10:20 ID:0BlgZjfM
ツイッター見なよ

47以下、名無しが深夜にお送りします:2016/09/28(水) 01:21:56 ID:lTrsIJ/s
ゆっくり書いて良いんやで。変に急かせて雑になるよりは良い。エタるのも嫌だし。

48バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/03(月) 00:05:26 ID:KpXDx7O6
〜控え室〜

CC「……」コツコツウロウロ

ルルーシュ「どうした、落ち着きのないやつだ」

CC「外の様子を見たか?」

ルルーシュ「ああ、見たとも」

CC「物凄い数の人だ」

ルルーシュ「そうだな」

CC「何を平然としている、これではまるで見世物ではないか」

ルルーシュ「大体結婚式なんて殆どの場合見世物だろう、少し規模が大きいだけだ」

CC「少し!?」

CC「ああ、私の想定が甘かった、こんな所で辱められるならいっそ延期してしまいたい」

ルルーシュ「そうするか?」

CC「いや、しないけど!」

CC「そんな気分なんだ!」

49バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/03(月) 00:30:03 ID:KpXDx7O6
ルルーシュ「ほらCC、これからドレスを着るんだろう?」

ルルーシュ「あまり動き回ると脚がむくんでしまうぞ」

CC「落ち着かないんだ」

CC「なんとかしてくれ!」

ルルーシュ「……」

ルルーシュ「まあとりあえず座るといい」

ルルーシュ「となり空いてるぞ」

CC「……」コツコツ スッ

ルルーシュ「どうだ?」

CC「あまり変わらない」

ルルーシュ「まあそうか」

50バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/03(月) 01:51:01 ID:KpXDx7O6
ルルーシュ「なあCC」

CC「?」

ルルーシュ「ながい時間を生きるというのは」

ルルーシュ「どういう気分なんだ?」

CC「なんだいきなり」

ルルーシュ「ふと気になってな」

ルルーシュ「思えばそんな経験のある人間はお前しかいないし」

CC「まあそれはそうだろう」

CC「人間かどうかは怪しいがな」

ルルーシュ「どうせまだまだ時間はある、聞かせてくれないか?」

ルルーシュ「楽しかった頃のことだけでもいい」

51バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/03(月) 02:00:44 ID:KpXDx7O6
CC「そうだな」

CC「でも最初は楽しかったぞ、実際」

CC「時間がある分じっくり色々やれた」

CC「私がまだ普通の人間だった頃は読み書きすらも出来なかったし、勉強もしたかったからな」

CC「他にも色々な国を行き来したり、死なない身体のおかげで旅も怖くなかった」

CC「もっとも、途中からは迫害を逃れるための旅になってしまったが」

ルルーシュ「VVとはどこで会ったんだ?」

CC「まだその当時、国の外に出るのは容易ではなくてな」

CC「私はブリタニアから出られず、各地を転々としていた」

52バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/03(月) 02:08:02 ID:KpXDx7O6
CC「そしてある時、私は追い詰められて」

CC「皇帝に献上された」

ルルーシュ「なるほど、その時に」

CC「ああ、どうやら奴は私よりずっと昔からコードを持っていたようで」

CC「助けられたあとは奴の手伝いをしていた」

CC「……」

ルルーシュ「ああ、それ以上はいい」

CC「シャルルやマリアンヌに会う前には、大方のコードが私たちのところにあった」

CC「残りのコードはシャルルとVVが集めた、だから殆どのコードはVVが持っている」

53以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/03(月) 02:23:26 ID:6rPlb7oU
乙です!

54以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/04(火) 07:44:45 ID:GhnP.Kig
長く生きていても結婚式は初めてということか
初々しいぞC.C.!

55以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/06(木) 22:15:10 ID:5ok9IXGo
あげ

56以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/10(月) 08:46:10 ID:3XHelRic
ルルーシュ「お前のコードは」

CC「ん?」

ルルーシュ「いや、お前の持っているコードは」

ルルーシュ「もともとは誰のものだったんだ?」

CC「…もう、名前は思い出せないな」

CC「覚えているのは、妙に優しい奴だったことと」

CC「死に方を探していたくらいだ」

ルルーシュ「死に方?」

CC「時間は残酷なのさ」

CC「目的なく生きるには、この身体は丈夫過ぎる」

ルルーシュ「お前にも、そう思う時はあるのか?」

CC「…そうだな」

CC「ただ、まあ私は」

CC「死ぬほうが怖い、かな」

CC「特に今はな」

57バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 08:56:07 ID:3XHelRic
コテハン忘れてた

ルルーシュ「それは良かった」

CC「本当にそう思っているのか?」

ルルーシュ「当然だ」

ルルーシュ「そろそろ時間だな、咲世子の所に行こう」

CC「…なぁ、ルルーシュ」

ルルーシュ「なんだ?」

58バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 08:56:42 ID:3XHelRic
CC「私は、自分で言うのもなんだが」

CC「色々面倒なやつだ」

CC「すぐ怒るし、不機嫌になるし、不安にもなる」

CC「……」

CC「だけど」

CC「これからも、私と一緒に居てくれるか?」

ルルーシュ「…ふふ」

ルルーシュ「ああ、もちろんだ」

ルルーシュ「何より、お前のこういう姿は素直に可愛らしいじゃないか」

CC「う、うるさい!」

ルルーシュ「はは、顔が赤いぞ」ギュ

ルルーシュ「心配するな、これからもずっと一緒さ」

ルルーシュ「行こうCC、新しい契約を結びに」

59バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 09:07:56 ID:3XHelRic
〜会場〜

ヴィレッタ(ここか……)

ヴィレッタ(結局当日になってしまった)

ヴィレッタ(まあ、二人とも時期的に忙しいだろうしな)

ヴィレッタ(終わってから話に行けばいいだろう)

ヴィレッタ(正直、少し気まずい)

ヴィレッタ(だが、私だっていつまでも逃げているわけには行かないんだ)

ヴィレッタ(しかし広いところだな、まるでライブのステージだ)

ヴィレッタ(さすがにここで知り合いを探すのは難しそうだ)

ヴィレッタ(…逆に都合がいいか)

ヴィレッタ(どうせあいつらは中央の方の招待席だろうしな)

60バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 09:14:03 ID:3XHelRic
ジノ「アーニャ、席はこっちじゃないぞ」

アーニャ「……知ってる」

アーニャ「付いてこなくて、いい」

ジノ「そういうわけにいかないだろ」

ジノ「ここはどんな人間がいるか分からないんだ、あまりウロチョロするのはよくない」

アーニャ「……」

マリアンヌ(言うこと聞いてあげたら?)

マリアンヌ(多分だけど、仮にこのまま行っても、ルルーシュたちには会えないわよ?)

アーニャ(でも、記録したい)

マリアンヌ(終わってからでいいじゃない、ね?)

61バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 09:15:50 ID:3XHelRic
アーニャ「……」

ジノ「どうして急に不機嫌になるんだ?」

アーニャ「皆、私のことを、分かってくれない」スタスタ

ジノ「あ、おい!」

ジノ「皆って誰だよ。全く」

???「……」ブツブツ

ジノ「え?」

???「……」スタスタ

ジノ「なんだぁ?あいつ」

ジノ「1人で喋りながら歩いてると、気持ち悪がられるぞ」テクテク

62バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 09:27:20 ID:3XHelRic
スザク「ユーフェミア様、飲み物をお持ちしました」

ユーフェミア「ああ、スザク」

ユーフェミア「大丈夫ですよ、ここには私と神楽耶しかいません」

神楽耶「ふふ、まさか結婚式でらいぶが出来るとは思いませんでしたわ」

ユーフェミア「ふふ、そうですね」

スザク「世界的人気の2人だから、ルルーシュたちも喜ぶよ」

スザク「出番は後半だから、時間があいちゃうけどね」

ユーフェミア「間近で見られないのが残念ですね」

神楽耶「ふふふ、あの女が結婚するということは、私の邪魔者が一人減るということですわ!」

神楽耶「ゼロ様!わたくしはまだ諦めていませんわよー」

スザク「は、ははは、まあ程々にね」

スザク(ゼロがルルーシュだとは言えないなぁ)

ユーフェミア(言えませんねぇ)

63バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 09:28:18 ID:3XHelRic
洗濯終ったので干してきますー、まったりお待ちをー

64以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/10(月) 09:31:07 ID:1JC2E7i6
待ってるー

65以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/10(月) 09:55:59 ID:znF6lzT2
邪魔物が一人減ったどころか王手とチェックメイト同時に掛けられて投了待ちの状況なのに気付かないのは幸せか否か

66バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 12:03:39 ID:3XHelRic
マオ「お、席はここかぁ」

咲世子「御来場の皆様、本日は……」

マオ(あら、もうそんな時間か)

マオ(なんか僕まで緊張して来ちゃうよ)

ロロ「おや、貴方は」

マオ「ん?」

ロロ「兄さんから聞いてますよ、CCの弟だとか」

67バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 12:04:12 ID:3XHelRic
マオ「ああ、僕はマオ」

マオ「君は?」

ロロ「ロロです、よろしく」

マオ(なんだろう、不思議な子だなぁ)

ロロ(これだけ目立つイベントだ、どんな事故が起こるかもわからない)

ロロ(この男も情報が少ない、一応見張っておくか)

ロロ(全く、なんで僕が気を回さなきゃいけないんだ)

ロロ(それもこれも、あの二人が警戒心無さすぎるせいだけど……)ブツブツ

マオ(大丈夫かな?この子)

68以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/10(月) 15:01:39 ID:W3xsayyI
ロロさん苦労人
でも彼は大丈夫なんです表に出せない事情が多いだけで

69バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 22:26:14 ID:3XHelRic
〜報道関係者席〜

ディートハルト(はぁ、全く面白くない)

ディートハルト(ゼロは大きな作戦をしなくなるし、妙な昇進のせいで現場には出にくくなるし)

ディートハルト(やっと出てきたと思えば総督の結婚報道だとォ?)

ディートハルト(くだらん、実にくだらん)

???「ちょっと、コードに引っかからないようにしなさいよ」

???「でも会長、ここ狭くて……」

???「もう会長じゃないっての!ってか何年会長って呼ぶつもりよ」

???「す、すんません」

???「あ、ディートハルトさん」

ディートハルト「ん?」

ディートハルト「ああ、ミレイさん、だったかな?」

70バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 23:11:54 ID:3XHelRic
ミレイ「そうです、ミレイ・アッシュフォード」

ミレイ「ほら、あんたも挨拶しなさい」

リヴァル「リヴァル・カルでモンドです」ペコッ

ディートハルト「ああ、そんなにかしこまる必要はないよ」

ディートハルト「君たちもここに呼ばれたのかい?」

ミレイ「はい、あたしたち新郎新婦の同級生みたいなもので」

ミレイ「本当は仕事関係なくくる予定だったんですが」

71バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/10(月) 23:13:18 ID:3XHelRic
ミレイ「このバカが周りにいいふらしまして」

リヴァル「謝ったじゃないですかぁ」

ミレイ「うるさい!」

ミレイ「ともかく、今日はよろしくお願いします」

ディートハルト「はは、元気が一番とはよく言ったものだ」

ディートハルト「何もないだろうが、そういう時ほど我々の腕が問われる」

ディートハルト「お互い頑張ろう」

ミレイ「はい!」

ミレイ「ほら、早速カメラ回すわよ」ベシッ

リヴァル「は、はい!」

72バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/11(火) 22:02:17 ID:R27xJDe.
玉城が……嘘でしょ?

73以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/11(火) 22:06:05 ID:T8LeuhZo
玉城ーーーーーー!

74以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/11(火) 22:46:46 ID:lD6Vufv.
五十にもいかずに向こう行くとか少し急ぎすぎだろ……

75以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/12(水) 11:15:37 ID:g5Kp3yhk
大丈夫だ、玉城はちょくちょく撃墜されても生き残ってたろ?

だから大丈夫だ、またひょっこり顔を出すさ、出すはずさ…

76以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/14(金) 22:16:43 ID:2arxPVvY
宴会太政大臣が死ぬわけない

77以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/15(土) 19:43:43 ID:4Q69wCao
>>76うるせぇー!!そういう冗談やめろって!!

78以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/15(土) 22:08:25 ID:pUR3vjkc
玉城がどうしたの?意味がわからんのんじゃけど

79以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/15(土) 22:25:51 ID:c1B04fTQ
>>78
端的に言おう
玉城の声をあてていた田中一成さんが49歳で亡くなられた

80バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 01:11:07 ID:/wjwJlv.
咲世子「これで、完成です」スッ

CC「完成とはなんだ、完成とは」

咲世子「ふふ、ぱーふぇくとCCですね」

CC「どうだ、変じゃないか?」

咲世子「とてもお綺麗ですわ」

咲世子「ねぇ?ルルーシュ様」

ルルーシュ「そうだな」

ルルーシュ「CC、よく似合っているぞ」

CC「そ、それならいいが」

ルルーシュ「さて、進行はどうなっている?」

咲世子「私が司会をしますので、そろそろ行きます」

咲世子「カレン様からビデオメッセージも頂いてますから、お2人の入場後に流し、その後はケーキ入刀と」

咲世子「お2人の友人代表としてスザク様のスピーチ、そして虐殺☆皇女のミニライブです」

81バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 01:15:44 ID:/wjwJlv.
ルルーシュ「分かった、早速向かってくれ」

咲世子「はい、それでは後ほど」コツコツ

CC「私たちは?」

ルルーシュ「はは、せっかくだから」

ルルーシュ「少しCCを眺めてから行こうと思ってな」

CC「なんだ、そんなに気に入ったのか?」

ルルーシュ「……ああ」

ルルーシュ「魔女には見えない」

CC「ふふ、それなら完璧だな」

ルルーシュ(なんだろう、この胸騒ぎは)

ルルーシュ(嫌な予感がする、いや)

ルルーシュ(嫌な感じがする、何か得体の知れない気配が)

ルルーシュ(ロロもいる、警備も強化してはいるが)

ルルーシュ(何事もなく終わってくれよ……)

82バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 01:22:37 ID:/wjwJlv.
〜会場〜

咲世子「それでは、お二方に入場して頂きましょう」

咲世子「新郎新婦、入場!」

ヴィレッタ(……さすがに壮大だな)

ヴィレッタ(イメージだと付き添いでもいるのかと思っていたけど)

ヴィレッタ(さすがにここで付き添いはつけられないか)

キャーキャーワーワー

ヴィレッタ(ははは、私はもっと慎ましい式にしよう)

ヴィレッタ(っと、いけない、今はその事は忘れよう)

咲世子「まずはお二人の共通の友人で」

咲世子「残念ながら今回は参加できないカレンさんからビデオメッセージが届いております」

咲世子「映像、お願いします」

83以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/17(月) 01:30:42 ID:e/P1AFUI
このssを読み始めてから1年は軽くたってるけど初めてリアルタイムで見れた
バレさんがんばれ

84バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 01:37:58 ID:/wjwJlv.
カレン「んー、髪とか変じゃない?」

カレン「だってあいつらの結婚式でしょ?絶対規模大きいじゃない」

カレン「ねぇスザク、笑ってないでどう?ちゃんとしてる?」

カレン「……そう?ならいいんだけど」

カレン「で、いつから撮るの?」

カレン「え?もう撮ってる?バカ、そういうのは先に言いなさいよ」

カレン「後でちゃんと編集しといてよね、恥かくのはあたしなんだから」

ルルーシュ(ばっちり無編集だがな)

CC(まああいつらしくていいか)

カレン「こほん、えールルーシュ、CC、結婚おめでとう」

カレン「あたしも参加したかったけど、まあ話は後でゆっくり聞かせてもらえばいいわ」

カレン「テレビ中継もあるらしいし」

カレン「思えばあたしが家のことで揉めてるときも、大変だった時も」

カレン「2人にたくさん助けられてばかりでした」

カレン「これからはその2人の関係がさらに強くなるってことで」

85バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 01:43:59 ID:/wjwJlv.
カレン「まあ、つまり難しいんだけど」ポリポリ

カレン「あたしも、これからはしっかりあんた達の助けになれるように頑張るから」

カレン「あんまり喧嘩とかしないで、仲良くやりなさいよ」

カレン「それと、お互い突っ走るタイプなんだから、あんまり無茶はしないよーに!」

カレン「……スザク、これでいいわ」

カレン「え?あぁ、大丈夫だと思うわ」

カレン「分からないわよ、初めてだものこういうの」

カレン「とにかく、あとよろしくね」プツン

咲世子「以上です」

ルルーシュ(編集くらいしてやればよかったのに)

CC(面白がってそのままにしたんだろう)

咲世子「続きまして……」

86バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 01:53:34 ID:/wjwJlv.
ルルーシュ「なあCC」

CC「どうした?」

ルルーシュ「あのケーキは食べられるのか?」

CC「そりゃあ飾りを除けば食べられるんじゃないか?」

ルルーシュ「すごいな、サイズもそうだが」

ルルーシュ「以前のピザを思い出す」

CC「あれと同じさ、パフォーマンスだよ」

CC「ま、私としては」

CC「共同作業という部分はなかなか良いと思ってる」

ルルーシュ「なるほど」

87バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 01:58:06 ID:/wjwJlv.
CC「ふふ、見ろルルーシュ」

CC「あそこでマオが……」

CC「…っ!!」バッ

ルルーシュ「どうしたCC?」

バァン

キャアアアアアアアアアア

ルルーシュ「CC!!」

CC「……ルルーシュ、にげ……」

CC「ぐうっ」キィィン

ルルーシュ「CC?CC!」

CC「…………」

ルルーシュ「くそっ!一体誰が……」

ルルーシュ「咲世子!」

咲世子「はい」スッ

88バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 01:59:02 ID:/wjwJlv.
ルルーシュ「スザクやユフィ、神楽耶に観客の避難を手伝わせろ、今回のやり方からしてほかの人間に危害はないだろう」

ルルーシュ「お前は犯人を探せ、俺はCCを医務室へ連れていく」

ルルーシュ「ラクシャータを呼んでおけ」

咲世子「かしこまりました」フッ

ルルーシュ「かならず報いを受けさせてやる」

ルルーシュ「CC、もう少し我慢してくれ、すぐに治してやるからな」

アーニャ「………」

ルルーシュ(ん?あそこにいるのは?)

ルルーシュ(まあいい、今はCCだ)タッタッタッ

89バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 02:04:45 ID:/wjwJlv.
アーニャ(あれでよかったの?)

〜回想〜

マリアンヌ(今よ!)

アーニャ(え?)

マリアンヌ(タイミングとしても、ちょうどよかった)

マリアンヌ(行ってくるわ、アーニャちゃん)

アーニャ(で、でも)

マリアンヌ(すぐに戻ってくる、とにかく危険を知らせないと)

アーニャ(あっ……)

ジノ「アーニャ、とりあえずルルーシュの所に行ってみよう」

ジノ「俺たちに出来ることがあるかもしれない」

アーニャ「……うん」

90バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 02:06:20 ID:/wjwJlv.
〜少し前〜

ロロ(思っていた以上にくだらないなぁ)

ロロ(隣の男も……)

マオ「CCー!こっち向いてー!」カシャカシャ

ロロ(写真撮りまくってるだけだし)

ロロ(まぁ、事件が起こらなければ)

ロロ(それが一番いいんだけど)

???「………」スッ

ロロ(ん?なんだ、あいつ)

91バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 02:07:09 ID:/wjwJlv.
ロロ(いつの間にここへ、さっきまでは誰も……)

???「ブリタニアに栄光あれ」スチャ

ロロ(……!まずっ……)

ばぁんっ!

キャアアアアアアアアアア

ルルーシュ「CC!!」

ロロ「くっ!奴は……!」

マオ「あっちだ!」

ロロ「え?」

マオ「僕はCCの所へ行く、君はあいつを!」

ロロ「わ、分かった」

ロロ(なんだ急に?人が変わったような……)

マオ(なんだかわからないけど)

マオ(なんだ、この嫌な感じ……)

92バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/10/17(月) 02:08:19 ID:/wjwJlv.
時間来ちゃった、始めるの遅くなってごめんよ。
ここからはわりとサクサクいけるはず、ちょっと世界にかかわる話だから退屈かもしれないけど読んでくださいなー。

それでは、おやすみなさい、良い夢を!

93以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/17(月) 07:00:44 ID:Mx383gQY

結婚式を邪魔するとか死ぬよりひどい目に会わされても文句は言えないな

94以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/17(月) 09:15:33 ID:1Vq/EDWM
人の恋路を邪魔するやつはKMF(馬)に蹴られて死んじまえ

95以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/17(月) 09:48:09 ID:aFbBwsR2
乙!
なんてこった

96以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/17(月) 17:46:39 ID:MD1PUcEo
こうなったら殺った犯人は私が掘らねば

97以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/19(水) 00:19:04 ID:0vqOe61s
面白すぎて一作目から一気読みしてしまった
次回楽しみにしてます
乙でした

98以下、名無しが深夜にお送りします:2016/10/30(日) 15:50:08 ID:zapy4gGA
バレルさんはss界の冨樫やなw

99以下、名無しが深夜にお送りします:2016/11/03(木) 18:52:30 ID:/Grqv0BY
またバッくれたぜこいつw

100バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/03(木) 23:42:55 ID:Y/WvntW6
コーネリア「……む、何事だ」

ナナリー「悲鳴、ですか?」

ギルフォード「ステージで何かあったようですね」

ギルフォード「ここからでは良く見えませんが」

コーネリア「ならば確かめに行こう」

コーネリア「ナナリー、私と一緒に」

コーネリア「1人では危険だ」

ナナリー「はい」

ギルフォード「姫様、わざわざご自身でいらっしゃる必要は」

コーネリア「下の様子を見ろ、どのみち式を続けられるような状態じゃない」

コーネリア「ギルフォード、外のダールトンとグラストンナイツを集めよ」

コーネリア「ルルーシュ達の助けになるのだ」

ギルフォード「は!」

101バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/03(木) 23:50:29 ID:Y/WvntW6
〜会場廊下〜

タッタッタッ

???「……」ピピッ

???「失敗しました、ルルーシュの始末は出来ませんでした」

???「はい、やはりCC……」

???「……分かりました、このまま第二目標を回収します」

ロロ「待て!」ダッ

???「邪魔が入りました、また連絡します」ピッ

ロロ「誰だか知らないけど」

ロロ「君の身柄を拘束する」

???「残念だけど、それはできない」

ロロ「何?」

???「君では僕に追いつけないさ、ロロくん」シュン

ロロ「!?消えた!?」

ロロ「何者だ、なぜ僕の名前を……」

102バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/03(木) 23:59:57 ID:Y/WvntW6
〜ステージ裏手〜

ヴィレッタ(CCが撃たれた)キョロキョロ

ヴィレッタ(私も手伝える事があるはず、まずは特派の誰かを見つけなければ)

ヴィレッタ「……いたっ」ゴン

コーネリア「すまない、急いでいたとはいえ」

ヴィレッタ「コーネリア様?」

コーネリア「ん?お前は……」

ヴィレッタ「!いえ、私はどうでも良いのです」

ナナリー「その声は、ヴィレッタさん?」

ヴィレッタ「ナナリー?」

ギルフォード「姫様、我々の移動する速度も考えて行動を……」

コーネリア「すまない、ここで何があったか分からないか?」

ヴィレッタ「え、ええ、多分CCが……」

103バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 00:07:09 ID:Imzp10yk
咲世子(?なぜナナリー様がこんな所に)シュッ

咲世子(……メイドからの報告がない、まさか何かあったのでは……)スタッ

咲世子(仕方ありませんわね、まずはナナリー様を安全な所へ)クルッ

咲世子(!あの男……、もしかして)

???「ここに居られたんですね、ナナリー様」

ナナリー「え?」

コーネリア「なんだ貴様、見たことのない顔だが」

???「ナナリー様、私の雇い主が貴女をお連れするように、との事でしたので」

???「あまり乱暴な真似はしたくありません、大人しく来ていただけませんか?」

ナナリー「……どこへ連れて行かれるのですか?」

???「大丈夫ですよ、貴女もよくご存知の場所だ」

コーネリア「ギルフォード、その不埒な輩を捕らえよ」

コーネリア「口ぶりからして、今回の件に関わっているのは間違いないだろう」

ギルフォード「かしこまりました」

???「……嫌だなぁ、抵抗しないでくれれば、傷付けずに済むのに」

104バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 00:19:31 ID:Imzp10yk
ギルフォード「大人しくしてもらおうか」

???「それは、こちらの台詞ですね」シュン ゴスッ

ギルフォード「ぐっ!?」グラッ

ギルフォード「な、なんだ?」

???「貴方たちじゃ、ついてこられないよ」

???「とりあえず皆眠ってもらえるかな」シュン

コーネリア「来るぞ!」

ヴィレッタ「うっ!」ゴロゴロゴロ

コーネリア「ヴィレッタ!くうっ」バシィッ

???「ほら、やっぱりついてこられない」

???「さぁ、ナナリー様」

ナナリー「………」

105バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 00:31:20 ID:Imzp10yk
咲世子「その手を離しなさい」

???「ん?君は?」

咲世子「篠崎咲世子、ナナリー様をお守りするメイドの1人です」

咲世子「申し訳ございませんが、手加減は出来かねます」シャキン

???「へぇ」

???「オバサンは強そうだ」

咲世子「訂正して下さい、私はまだぴちぴちです」

???「軽口叩いても隙は全く見せないか」

???「じゃ、頑張ってね」シュン

咲世子「!?」ガキィンッ

???「……」

???「すごいね、オバサン」

106バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 00:48:01 ID:Imzp10yk
咲世子(マズい、全く見えない)

咲世子(私の目でも追い切れない)ビリビリ

咲世子(油断のある初撃だから辛うじて反射出来たけれど)

咲世子(これならば食らっておくべきでした、もし本気で来られれば)

咲世子(……私では、勝てない)

咲世子(ナナリー様をお守りするために、出来ることは……)

???「あと何回耐えられるかな?」

咲世子「ふふふ、貴方の力」

咲世子「ギアスの力ですね」

???「……オバサン何者?」

咲世子「さて、私はただのメイド」

咲世子「どうしても知りたければ、力尽くでどうぞ?」

???「望むところだね」シュンッ

咲世子(なんとか挑発して、ここから引き離さないと)

107バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 01:33:09 ID:Imzp10yk
ロロ「……あいつはどこへ」

ロロ「ん?今何か……」

???「いやぁ、ほんとにすごいね」

咲世子「ぐっ……」

???「でももう無理でしょ」

咲世子「ふ、ふふふ、確かになかなか厳しいです」

咲世子「随分とお強いこと……」

???「まああんまり殺すなって言われてるから」

???「生かしておいてあげるよ」

咲世子「あ、ありがとうございます」

咲世子「……!」ヒュンッ

???「おっと、危ない危ない」パシッ

108バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 01:39:41 ID:Imzp10yk
???「悪いけど、そろそろ時間だ」

???「もう寝てていいよ」ガスッ

咲世子「がっ……」

咲世子(ルルーシュ様、ナナリー様、申し訳ございません……)ガクッ

???「さて」

ロロ「今の力」

???「ん?」

ロロ「お前、ギアスが使えるのか」

???「ああ、追いついてきたのか」

???「邪魔はしないでほしいな」

ロロ「生憎と、そういうわけにも行かないので」

???「いや、君は従わざるを得ないさ」

???「僕らの目的は同じなんだからね」

???「それに、僕らが戦っても、お互い損するばかりでしょ」

ロロ「……」

109バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 01:42:40 ID:Imzp10yk
???「だからさ、そこ」

???「どいてよ」

ロロ「……!」ゾッ

ロロ「……」スッ

???「ありがとう」

???「さて」グイッ

ナナリー「……ううっ」グッタリ

???「君は引き続き、ここでスパイを頼むよ」

???「もうすぐ、全部終わるみたいだからね」カツカツ

ロロ「……」

ロロ(なんだ、今の感覚)

ロロ(何故かは分からないけど)

ロロ(……怖い?)

ロロ(……馬鹿な)

110バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 01:49:45 ID:Imzp10yk
〜医務室〜

ラクシャータ「幸い致命的な傷は負ってないわねぇ」

ラクシャータ「もうすぐ救急車が来るから、あとはあたしがやっておくわよ」

ルルーシュ「致命的な傷?」

ルルーシュ「CCは不死身の身体なのにか?」

ラクシャータ「ええ、不思議なんだけど」

ラクシャータ「傷の治りとか、具合とか」

ラクシャータ「普通の人間よりは、良いんだけど」

ラクシャータ「なんでかは分からない、ただ」

ラクシャータ「今のCCは、何故かものすごく弱ってるってことね」

ルルーシュ「CC……」

111バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 01:54:23 ID:Imzp10yk
ラクシャータ「とにかく、あんたはあんたのやるべき事をしなさい」

ラクシャータ「この混乱収めないと、どうにも動けないでしょ」

ルルーシュ「……ああ、そうだな」

ルルーシュ「あとを頼む」

ラクシャータ「はぁい、任せなさいな」

ルルーシュ(今回の狙いは俺だった)

ルルーシュ(俺を殺そうとする人間は少なくないだろうが)

ルルーシュ(今回の持ち物検査を抜けてくる能力、場合によっては)

ルルーシュ(ギアス、裏にVVかシュナイゼルがいるかもしれんな)

ルルーシュ(まずはどうやって侵入してきたのか解明する必要があるか)

112以下、名無しが深夜にお送りします:2016/11/04(金) 02:48:35 ID:uolGVxA6
おのれシュナイゼル!

113バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 03:41:21 ID:Imzp10yk
〜???〜

CC「ここは……?」

???「あら、お目覚めかしら?」

CC「お前は……マリアンヌ?」

マリアンヌ「ハァイ」

マリアンヌ「とりあえずそこ座ったら?ここは欲しいものならなんでも揃うのだから」

マリアンヌ「んー、紅茶が美味しいわ」

CC「お前はここが何処なのか分かるのか?」

マリアンヌ「もちろんよ」

マリアンヌ「ここは貴女の中」

マリアンヌ「頭の中の世界よ」

CC「何だと?」

マリアンヌ「だって私は死んじゃってるのよ?」

マリアンヌ「ここじゃなければ貴女と話すことすらできないわ」

114バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 03:55:16 ID:Imzp10yk
CC「私はどうなった?」

マリアンヌ「今は寝ているわね」

マリアンヌ「仕方ないわ、ルルーシュを庇って撃たれたのだもの」

マリアンヌ「まぁ、たまには休まないとってことよ」

CC「納得できるか」

CC「私に何をしたマリアンヌ」

CC「狙いはなんだ?」

マリアンヌ「まあまあ、そう焦らないで」

マリアンヌ「順を追って話すわ」

115以下、名無しが深夜にお送りします:2016/11/04(金) 06:07:09 ID:3iMHD.3Y
おつい

116以下、名無しが深夜にお送りします:2016/11/04(金) 10:34:37 ID:dPcQtbRo
おつおつ!

117バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 19:48:14 ID:LYk1F1UQ
マリアンヌ「まず、私がここにいる目的だけど」

マリアンヌ「貴女に色々説明するため、そしてその力を抑えるため」

CC「抑える?力?私のか?」

マリアンヌ「ええ」

マリアンヌ「私は死の間際にギアスの力で精神をこの世界の残した」

マリアンヌ「その時知ったの、ギアスとは一体何なのか、その正体を」

CC「ギアスの正体?」

マリアンヌ「ギアスは、もともと1人の王女が持っていた力なの」

マリアンヌ「少し、昔話をしましょうか」ガサガサ

CC「?どうした本棚なんか漁って」

マリアンヌ「ここにあるの、貴女の記憶の中に」

マリアンヌ「いいえ、正確には貴女のもつコード、Cの中に」

CC「私の?」

118バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 19:56:41 ID:LYk1F1UQ
マリアンヌ「あったあった、これね」パラパラッ

マリアンヌ「そう、ここ」

マリアンヌ「むかしむかし、生まれながらに不思議な力を持った姫がおりました。

姫の力は人を勇気づけ、時に励まし、悲しみを癒し、そしてなにより、人を喜ばせるものでした。

姫の存在を讃えた人々は、国の名前を輝ける王国、ブリタニアと名付けました。

しかし、姫にも抗えない一つの大きな力がありました。

それは時間です。

姫の力をもってしても、時間だけにはどうしても抗うことが出来ませんでした。

姫は考えました。この力をより多くの人へ、より多くの時代へ遺したい。

より多くの幸せのために使いたいと。

姫は自分の力の研究を始めました。自らの力に名前をつけ、それを一つ一つ纏めて、他者に分け与える研究です。

姫の研究は成功しました。そしてブリタニアの中で信頼のおける人へ、一つずつその力を授けて回ったのです。

彼らは饗団という組織を作り、それぞれが持つ力を使って人の手助けをするようになりました。

国中が饗団を讃え、全ての力をコード化した頃、姫はもう年老いていました。

しかし、姫は一つだけ心配なことがありました。

119バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 19:57:40 ID:LYk1F1UQ
それはまたしても時間です。

姫の時間は、他の人とは大きく違っていました。

人の時間は余りに短く、また姫の時間を受け入れるほど、人の心は強くありません。

だから姫は、最期に一番大きな能力を、封印することにしたのです。

人の願いを叶える力、人に愛された姫の本当の力を、そして核となるCodeCoreに世界を見守る役目を与えて。

しかし、姫が亡くなって時が経ち、やはり人は大きく道を踏み外していきました。

力を得た人間は姫のことも忘れ、私利私欲のために力をつかい、また奪うようになりました。

CodeCoreは思いました、それならまた力を一つにして、姫を取り戻さなくてはならない、と。」

CC「なんだ?これは」

マリアンヌ「聞いての通りよ、貴女が今まで生きていられた理由でもある」

マリアンヌ「そして、やっぱりこうなっていたのね、と」

マリアンヌ「私はそう思うのよ」パタンッ

CC「???」

マリアンヌ「あくまで落ち着いて聞いてほしい」

マリアンヌ「貴女の今置かれている状況を、ね」

120バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 20:20:59 ID:LYk1F1UQ
マリアンヌ「CC、貴女のコード、Cは1番最後に生まれたコード」

マリアンヌ「神聖ブリタニア帝国、その起こりは皇暦19世紀の初頭とされているけれど」

マリアンヌ「実は、その遥か昔から、ブリタニアという国はずっと続いているの」

CC「どういうことだ?」

マリアンヌ「貴女の知っていることは、云わば世間に知らされている嘘の一部なのよ」

マリアンヌ「貴女が私達の元を去った理由も、本当は的外れ」

CC「何だと?」

マリアンヌ「あの日、私はVVに」

マリアンヌ「私を殺すようにお願いしたの」

121バレルルーシュ ◆wjd7R.7O.A:2016/11/04(金) 20:27:02 ID:Imzp10yk
CC「意味が分からない」

CC「マリアンヌ、お前は何を知った、あの当時一体何があったんだ」

マリアンヌ「まず、私がCCとギアスの契約を交わした時」

マリアンヌ「いえ、正確には私は貴女と契約出来なかったの」

マリアンヌ「私の中にあったもう一つのギアスのせいでね」

CC「もう一つのギアス?」

マリアンヌ「ええ」

マリアンヌ「私と、シャルルもだけど」

マリアンヌ「私たちはCodeCoreを受け入れる器としての能力がある」

マリアンヌ「シャルルより私の方が向いていたから、結局は私が器となる予定だった」

マリアンヌ「それが分かったのが、貴女と契約しようとした時」

CC「???」

マリアンヌ「いいから最後まで聞いてちょうだい」

マリアンヌ「貴女のコードがVVに奪われなかった理由」

マリアンヌ「それはとっても単純、奪えなかったの」


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