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奴隷娘「この歳で処女とか恥ずかしいですご主人様」
1
:
◆eUwxvhsdPM
:2015/11/14(土) 00:03:43 ID:GDXhTPwQ
奴隷商「いやァ、こいつはどうも旦那!本日はお日柄もよく……へへへ!」
男「……誰でしたっけ、あんた」
奴隷商「ややっ、冗談きついですよォ〜旦那っ!以前旦那に助けていただいた、奴隷商というもんです。いつかお礼をしたいと思っていたんですがね、実はふもとの町で商売する事になりまして……」
男「……はぁ」
奴隷商「こいつァいいやと思いまして、足を運ばせて頂きました。……お家、上がらせてもらっても?」
男「……悪いが散らかってるんでな。話ならここで終わらせて欲しい」
奴隷商「それはそれは……男の一人暮らしですと、色々と大変でしょう」
男「まあ……」
127
:
◆eUwxvhsdPM
:2015/12/16(水) 22:00:50 ID:1wA18r5s
男「とにかく、今日中にこいつの毒についてレポートを仕上げようと思っているんだ。マンドラゴラの成分についても気になる所だが……あれは後回しだな。そもそも、叫び声を聞くと死ぬっていう所がわからん」
奴隷娘「あ、もしかしてあそこの棚にある壜の中身がマンドラゴラですか?」
男「……よくわかったな」
奴隷娘「へえー……新月草にユメミダケに、涙の木の朝露……結構貴重なものまで一通り揃ってますね」
男「……お前……なんでそんなに詳しいんだ?普通は見ただけではわかんねえだろ」
奴隷娘「あ、いえ、その……私は生まれも育ちも山の中でして。こういった植物やキノコについては、少しだけ詳しいんですよ」
男「へえー」
奴隷娘「けどそれより、股間のキノコの方が詳しいですよ!!!」エッヘン!
男「嘘ーん」
128
:
◆eUwxvhsdPM
:2015/12/16(水) 22:04:31 ID:1wA18r5s
男「まあ、それなら丁度いい。俺はまだ少し実験を続けるから、お前はここの壜の整理をしてくれ」
奴隷娘「わかりました」ペコリ
男「……だいたいわかってると思うけど……割るなよ。貴重品ばっかだからな」
奴隷娘「まあ、はい。……涙の木の朝露なんて、一滴でも結構値段しますしね」
男「あと壜も割るなよ。その密閉容器、ホビットに作らせた物だから高いぞ」
奴隷娘「そ、そうなんですか」ドキドキ
男「もし割ったら……わかってるだろうな?」
奴隷娘「もちろんです」
男「よし……」
奴隷娘「『ドジな奴隷にはお仕置きが必要だな』って展開ですよね?」
男「わかってねえな」
129
:
◆eUwxvhsdPM
:2015/12/16(水) 22:12:56 ID:1wA18r5s
>>128
×男「……だいたいわかってると思うけど……割るなよ。貴重品ばっかだからな」
○男「……だいたいわかってると思うけど……中身こぼすなよ。貴重品ばっかだからな」
130
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/16(水) 23:34:57 ID:QVv6f7.w
>>113
スマン気になっただけだ…
俺に絵の才能は無い
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/20(日) 21:22:20 ID:DyvjvXPw
保守
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/25(金) 16:50:21 ID:3xAkk5g6
支援
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/26(土) 21:59:02 ID:fOEKL0cY
しえん
134
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/27(日) 12:22:36 ID:gDA95ya2
はよ
135
:
◆eUwxvhsdPM
:2015/12/29(火) 21:52:10 ID:pxRYy0fs
…………
男「……」カチャカチャ
奴隷娘「えーっと、この壜は……」コトッ
ボーン、ボーン……
奴隷娘「?……(柱時計の音……?)」
男「え?……うわ、もうこんな時間か。つい熱中してしまったな」
奴隷娘「え?」
男「そろそろ食事にするか……もう整理はいいぞ」
奴隷娘「ま、待ってください!もう少し、もう少しだけやらせてください!なんかすっごく楽しくなってきちゃって!」
男「……いや、いい加減腹も減ったし、お前に食事作ってもらおうと思ったんだけど」
奴隷娘「むしろ食事なんかより薬草の整理をさせてください!」
男「自分の仕事を優先してほしいなあ」
136
:
◆eUwxvhsdPM
:2015/12/29(火) 21:57:59 ID:pxRYy0fs
奴隷娘「うう……もっと貴重な薬草見たかったのに……」ブツブツ
男「後でいくらでもさせてやるよ」
奴隷娘「ほ、本当ですか!嬉しいですっ」パァァ
男(……しかしこいつ、ただの身分が低い奴隷かと思ったが、薬草学の知識があるとはな……意外と良いもの拾ったのかもしれん)
奴隷娘「?……なんでしょう?」
男「いや、なんでもない。……ところでお前、食事を作った事は?」
奴隷娘「あはは、ある訳ないじゃないですかーっ!」
男「……」
奴隷娘「……ご、ごめんなさい……お仕置きですか?」オドオド
男「いや……」
奴隷娘「えっちな……えっちなお仕置きですか!?」ドキドキ
男「違う」
137
:
◆eUwxvhsdPM
:2015/12/29(火) 22:04:56 ID:pxRYy0fs
男「まあいい。人間誰でも最初は素人だ」
奴隷娘「そうですね。誰でも素人童貞ですよね」
男「誰が性経験の話したよ」
奴隷娘「やった事の無い世界の扉を叩くのも、必要な事ですよね」
男「ああ、まあそういう事だ」
奴隷娘「私も以前までSでしたが、ご主人様にはせめられてもいいかなって思いますし」
男「だから性の話じゃないんだが」
奴隷娘「ご主人様が望むなら、私がせめてもいいですよ?」
男「毛先ほど望んじゃいねえな」
奴隷娘「ほら、さっさと私のために食事を作りなさいブタァ」
男「ブヒィ!……お前調子乗んなよ?」
138
:
◆eUwxvhsdPM
:2015/12/29(火) 22:07:42 ID:pxRYy0fs
男「とにかくだ……とりあえず野菜切ってみろ」
奴隷娘「……私が、ですか」
男「ああ。一応隣で見てやるから、キャベツを適当な大きさに切ってみな。スープにしよう」
奴隷娘「わ、わかりました……では」スッ……
ザク
ザク
ブシュッ!!
奴隷娘「うわめっさ痛っ」ブシュー!!
男「奴隷娘ェ――ッ!!」
139
:
◆eUwxvhsdPM
:2015/12/29(火) 22:10:57 ID:pxRYy0fs
奴隷娘「ご、ご主人様血がっ!血が出てますっ!」ダラダラ
男「お前どんだけ不器用なんだよ!ああもう大丈夫か!?」
奴隷娘「若者風に言うと、チョベリバゲロ痛です!」ドクドク
男「そんな若者いねえよ!」
奴隷娘「と、とにかくご主人様……」ダラダラ
男「ああ、すぐに消毒を――……」
奴隷娘「舐めて消毒して下さい!いやらしく舐めて消毒を!!さあ!!!」
男「普通に消毒液使うわ!!!」
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/29(火) 23:07:28 ID:1EMb.ry6
乙
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/29(火) 23:33:22 ID:Dr4nTyG.
更新キタ
142
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/30(水) 00:56:37 ID:.6b9FHFg
奴隷娘のセンスが古いな
143
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/30(水) 01:52:47 ID:703l.L.I
>>1
の年齢がバレてしまう
144
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/02(土) 22:59:39 ID:LxS0UAD.
まだ〜?
145
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/03(日) 01:21:23 ID:vaxxDDHI
保守
146
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/03(日) 21:23:28 ID:2mQvUaf2
まだかね
147
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/04(月) 01:20:16 ID:nljH82Do
男「ハァ……料理もイチから教えないとな」ホータイマキマキ
奴隷娘「てへっ、すみません」
男「……しばらくは俺がメシを作る」
奴隷娘「えっ!?ご、ご主人様それは……」
男「どうせその指だと料理出来ないだろ?バイ菌が入っても困るしな」
奴隷娘「そ、そんな……悪いですよ!だって、一日三食出てお風呂に入れて寝る時はベッドで、仕事は適当に掃除するフリして薬草の壜並べ替えるだけで、ご主人様が童貞でチョロいなんて……」
奴隷娘(天国……ここは天国なのね……!?)キラキラァ〜☆
男「おーいお前、今色々と本音出たぞ」
148
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/04(月) 01:28:06 ID:nljH82Do
男「奴隷なんて初めてだし、お前がどんな仕事出来るかわかんないからなぁ。一体何の仕事させりゃあいいのか……薬草学の心得はあるみたいだが」
奴隷娘「ふふん、私の恥的な一面ですね!」
男「字が間違っとる」
奴隷娘「いやまあそれでも、私他にも色々出来ますよ?そりゃあ……前のご主人様は、私を傷めつけるだけでしたが……」ボソボソ
男「じゃあ、字は読めるか?」
奴隷娘「ああ、そりゃあもちろんです。なんてったって私ですから!」フンス!
男「そうか。なら手始めに、このメモに書いてある本を向こうの書庫から持ってきてくれるか?」ハイ
奴隷娘「なーんだ!そのくらいお安いごよ……」ピタッ
男「……どうした?」
奴隷娘「……よ、読めません……」グスッ
男「嘘やん?」
149
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/04(月) 01:30:38 ID:nljH82Do
男「あのさ」
奴隷娘「はい」
男「……お前、もしかして外人?」
奴隷娘「まあ、この大陸の人間じゃあないですけど」
男「どっから来た」
奴隷娘「えっと……向こうの方ですね」
男「……向こう」
奴隷娘「向こうの……まっすぐずっと行って……」
男「……」
奴隷娘「……最後ちょっと右?」
男「……」
150
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/04(月) 01:33:28 ID:nljH82Do
男「お前……本当どうすりゃいいの?」
奴隷娘「どうと言われましても」
男「こう……お前をどう扱えばいいのか知りたい」
奴隷娘「そうですねぇ……撫でたらいいんじゃないですか?」
男「撫でる」
奴隷娘「あと、サンドイッチは食べさせないで下さい」
男「サンドイッチ」
151
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/04(月) 01:40:52 ID:nljH82Do
ドサドサッ!
奴隷娘「……あの、ご主人様?この本の山は……?」
男「……俺がこの国の言葉覚える時使った参考書だ」
奴隷娘「ああ、そういえばご主人様も外国の方でしたっけ?」
男「とりあえずお前の仕事は勉強。指治るまでに最低限読み書きくらい出来るようになれ」
奴隷娘「え、えー……」
男「……ちょっと、俺は部屋に戻る……」フラッ
奴隷娘「え?……あの、ごはんは……?」
男「……今朝に食うはずだったパンあるから、勝手に食ってくれ。……悪いな」
奴隷娘「……はーい」
男「……」フラフラ……
バタンッ
152
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/04(月) 01:42:34 ID:nljH82Do
奴隷娘「……参考書、説明文がご主人様の国の言葉だから読めませんよ……うう」グスッ
…………
男「……厄介なモンもらってもうた……」ドンヨリ
153
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/04(月) 03:06:11 ID:NuomPR7o
ようやくきたか!
154
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/04(月) 11:04:19 ID:nhm.oS1s
乙乙
155
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/04(月) 16:04:22 ID:6WlIwTk6
乙
サンドイッチ食べたら死んでしまうから仕方ないね
156
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/04(月) 21:14:31 ID:2JiUqtiI
つきっきりで教える必要があるような 家庭教師かな?
157
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/06(水) 22:08:48 ID:FLyVaOHs
…………
チュンチュン……
男「んー……今日も良い天気だな。少しくらい降ってくれても良いんだが……」
トントン、コトコト……
男「……ん、朝ごはんも出来たし、そろそろあいつ起こすか。……っていうかあの野郎、ここ最近ずっと寝坊してるな」
スタスタ……
男「おーい、朝ごはん出来たぞー。起きろー」コンコンッ
・ ・ ・
男「?……奴隷娘?」
ガチャッ……
158
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/06(水) 22:10:10 ID:FLyVaOHs
奴隷娘「」
死ーン……
男「死……死んでる!?」
ド――ン!!!
159
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/06(水) 22:12:43 ID:FLyVaOHs
奴隷娘「あ、おふぁようございます……ごしゅじん……さま」ムクリ
男「あービックリした!床で寝るなお前」
奴隷娘「も、申し訳ないです……きのーは寝落ちしたみたいですね」ゴシゴシ
男「寝落ちって……夜遅くまで何かやってたのか?」
奴隷娘「は?必死になって言葉の勉強してたに決まってるじゃないですか?ご主人様は頭ぱっぱらぱーですか?」
男「何この子、超不機嫌なんだけど」
160
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/06(水) 22:22:43 ID:FLyVaOHs
奴隷娘「ううー……参考書いただいてから毎日勉強してますけど、まず参考書が読めないんですよぉ……」グスッ
男「そ、それは悪かった……っていうかお前の出身国がわかれば、それに合わせた参考書用意するんだが」
奴隷娘「いえ大丈夫です。なんとか読めるようになってきましたから」ドヤア
男「あ、そうなのか?(やっぱりコイツ、頭は良いんだな……)」
奴隷娘「ただ……まだわからない言葉も多くてですね。この国の言葉で何と言えばいいのかわからない単語がいっぱいあるんです」グスッ
男「少しくらいなら教えてあげてもいいけど」
奴隷娘「本当ですか!?ではご主人様、一つ聞きたいんですけど」
男「おう」
奴隷娘「……『スペペポロピーピン』ってこの国ではどう言うんです?」
男「待ってそれ何?」
161
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/06(水) 22:26:03 ID:FLyVaOHs
奴隷娘「えっ!?すぺ……スペペポロピーピンですよ!?わ、わからないんですか?」
男「いやわからんわ。すぺ……何て?」
奴隷娘「だから、スペペポロ……もうっ!何回も言わせないで下さいよっ///」
男「えっそんな恥ずかしい言葉なの?」
奴隷娘「そりゃあ、何回も言う言葉じゃあないですから……///」
男「……で、それは一体何なんだ」
奴隷娘「何って……男の人の真ん中で、プラプラと左右に揺れている、男の人の象徴の事ですよ……///」
男「…………」
男「ネクタイかな?」
奴隷娘「ああ、ネクタイって言うんですねー」
男「うん、たぶん違うけど正解だろ」
162
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/06(水) 23:19:52 ID:Ugc/zkLg
チンコ!
163
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/06(水) 23:57:51 ID:9yckwtAE
>>162
ヤメロォ!
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/07(木) 00:16:16 ID:z8A49eC.
ドピュ
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/07(木) 01:58:19 ID:Ao9OMf1Q
ヨヨモンフルゴッサ
166
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/07(木) 02:38:42 ID:CNV5zA/M
>>165
隠語懐かし過ぎワロタ
167
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 14:56:14 ID:/dfOu.pw
なんか読み直してたら、料理したことないっていう会話二回くらいしてたけど、細かい所は気にしないでください
脳内補完で
168
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 15:04:50 ID:/dfOu.pw
グーッ
奴隷娘「あう……///」
男「何だ、腹減ってるのか。丁度朝ごはん出来た所だ」
奴隷娘「……ありがとうございます。すぐに向かいます」フラフラ……
男「……ふらついてるが、大丈夫か?」
奴隷娘「だ。大丈夫です。何も問題無いです……」ヨロヨロ
男「……ならいいんだが」
奴隷娘「ごしゅじんさまー、このパンすごくかたいですー」ガジガジ
男「それは皿だ」
169
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 15:08:31 ID:/dfOu.pw
奴隷娘「すみません、少しだけ眠くてですね……」
男「本当に大丈夫かよ……今日は寝とくか?」
奴隷娘「い、いえ。そんなお気遣いは無用です」
男「ん、そうか」
奴隷娘「…………あっ」ピタッ
男「?……どうした?」
奴隷娘「今『ご主人様と一緒なら、一日中寝ます///』って言うべきでしたね……頭回ってませんでした。反省」シュン
男「うん、お前頭回ってない方がいいわ」
170
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 15:13:15 ID:/dfOu.pw
男「俺は今日も研究室にいるから、お前は――……」
ドンドンッ!
ゴンゴンッ!
『おーい先生ェ!開けてくれー急患だ!助けてくれーアンタの力が必要なんだー!!!』
ゴンゴンッ!
奴隷娘「ふぇ?な、なんですか?お、お客様ですか?」キョドキョド
『先生、先生いないのかーッ!?』
男「なんだ、朝っぱらから……はいはい、今出ますよー」
『さっさと出てこないと、アンタがロリペド変態性癖野郎だって町中に言いふらすぞーッ!!?』ドンドン!
男「今出るっつってんだろうがッ!」
171
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 15:17:51 ID:/dfOu.pw
オッサン「おお先生!今日もナイスガイだな。まあ俺には負けるが!!!」
男「ええと、貴方はたしか……」
オッサン「おいおいこのダンディ顔を忘れたとは言わせねえぜ!パン屋のサムだよ!イケメンで有名な!」
男「いやそれはどうでもいいですが……急患っていうのは?」
オッサン「おおそうだった!見てくれ、ウチの可愛い可愛い娘なんだが……よっと」トサッ
娘「ハァ、ハァ……」
男「!……これは……」
オッサン「おい先生!いくらウチの娘が可愛いからって、蒸気した頬見て欲情するのはやめてくれよ!?」
男「アンタちょっと黙ってろ」
172
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 15:18:55 ID:/dfOu.pw
>>171
×蒸気
○上気
173
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 15:28:27 ID:/dfOu.pw
男「異常な高熱に、肌に浮かぶ髑髏模様の斑点……この症状はいつから?」
サム「今日の朝からだよ!いつまでたっても起きねえから部屋覗いたらこんな状態でさ!」
男「……昨日、この娘は裏の山で遊んだのか?」
サム「ああそうだよ!そこで変な虫に刺されたらしいが、どうも無いようなんで放っといたらこの様さ!助けてくれよぉー先生っ!!」
男「……ドクバリチョウに刺されたな。……毒の症状がしばらく経たないと現れないから、素人は見過ごしがちなんだ。髑髏模様が現れてから約6時間で死に至る……」ブツブツ
奴隷娘(な、なにやら大変な状況です……)コソコソ
174
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 15:35:12 ID:/dfOu.pw
男「一応言っておきますが、サムさん。俺は医者でも薬学者でもない。ただの植物学者です」
サム「そりゃあ知ってますが、医者はとっくにサジ投げちまいましたよ!こんな模様見たこと無い、悪魔の呪いだって叫んでな!」
男「……」
サム「金ならいくらだって払います!どうか!俺の……大切な、可愛い娘なんでさァ!この通り!」ガバッ!
男「……金なんか、いりませんよ」
サム「え?」
男「その代わり……焼きたてのパンをいくつか、下さい。貴方のパンはとろけるように美味いんでね」
サム「お……おおお!いくらでも差し上げますよ、先生ェッ!!」
男「さて、と……」カキカキ……
175
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 15:38:20 ID:/dfOu.pw
男「おーい、奴隷娘」
奴隷娘「は、はいっ!?」ビクッ
男「あのな、このメモに書いてある薬草を研究室から――……」
奴隷娘「はい」
男「……持ってきてもらおうと思ったけど、不安だからやっぱいいわ」
奴隷娘「ちょ、ご主人様?私そんな信用無いですか??」
176
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 15:41:34 ID:/dfOu.pw
男「代わりに部屋までその娘を運んでくれ。くれぐれも気をつけてな」
奴隷娘「は、はい!わかりまし……ぐ、重い……!」グググ……
娘「ハァ、ハァ……!」ズズズ……
サム「お、おいおい俺が運ぶよ!何でぇ先生。このチンチクリンは?先生のコレか?」
男「違います」
奴隷娘「そうですよ。小指というより、むしろ右腕代わりに性処理役を――……」
男「あのな、今人の命がかかってるんだよ」
177
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 15:50:57 ID:/dfOu.pw
サム「このベッドに寝かせたらいいか?よっと……」
娘「ハァ、ハァ……!」トサッ
男「さてと、こっちも急がないとな……ええと、カギヅメイモリの爪粉末2グラムにサザンカコウモリの血10ミリ……」ガタゴト
サム「せ、先生?大丈夫ですかい?黒魔術に使いそうな物の名前が聞こえましたが……?」
男「複雑な毒ですから、様々な解毒成分を混ぜないといけないんですよ。……えーっと、イワイノシシの内蔵を少しと、ニジトビウオの羽一枚……あと、トゲブドウの実を一つと」ゴリゴリ
奴隷娘「?……ご主人様、トゲブドウはいらないのでは?」
男「……え?」
178
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/07(木) 15:56:27 ID:/dfOu.pw
奴隷娘「ドクバリチョウの初期症状を抑えるのにトゲブドウは役に立ちますが、熱に弱いので……この娘には効果がないと思います」
男「……」
奴隷娘「それより、ツララソウの汁を濾したものを煎じて飲ませた方が良いです。とにかくこの熱を下げないと、解毒作用が効きませんから」
男「……」
奴隷娘「……って、あ。……も、申し訳ございませんッ!奴隷の身分で、差し出がましい真似を……!」ワタワタ
男「いや……いい。……ありがとう」ボソッ
奴隷娘「……へ?」
男「……何をぼーっとしてるんだ?ツララソウの汁はそこの右の棚だ。ほら早く取ってこい!」
奴隷娘「ははは、はいっ!」バタバタッ
男「……(成程、ツララソウか……)」
179
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/07(木) 18:55:16 ID:aKOlz98I
素性が謎すぎる
180
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/07(木) 20:59:20 ID:7muBDCIY
前作の時もそうだったけど、もしかして割と設定練るの好きなのか?
181
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/08(金) 18:24:18 ID:N3hEj30Y
パン屋のサムでパンサムだな!
ハンサムとかけてるのか?
182
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/08(金) 22:58:46 ID:OQ0Y6BIo
>>180
裏設定とか妄想するのが大好きですが、どーせここは下ネタSSスレなんで適当に流し読みして下さい
>>181
名前とかは適当です。オリキャラに名前とかキモイんで……
183
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/08(金) 23:03:40 ID:OQ0Y6BIo
…………
娘「……んっ……」パチッ
男「お、目が覚めたか」
娘「……ここは……?」ムクッ
サム「お、おおおおおーッ!!娘よォ〜〜ッ!良かった……生きてて良かったなァー!父ちゃんは嬉しいぞ!オーイオイオイ!」ガバチョ!
娘「うわ!?お、お父さん?どうしたの?……えっと、あたし……?」
男「気分はどうだ?もう問題は無いと思うが……」
娘「えっ?あ……だ、大丈夫……です……」ポーッ
男「?……どうした?まだ意識がはっきりしないか?」
娘「い、いえ……(か、格好良い……///)」
184
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/08(金) 23:09:44 ID:OQ0Y6BIo
娘「貴方は、山の入口に住んでいる、学者の……?」
サム「ああ、先生だよ!お前が毒にやられて死にかけてるのを助けてくれたんだぞーっ!後でお礼言っときな!」
男「別に……これも毒の研究のためですよ」ポリポリ
娘「……あたしを、助けてくれたんですか……?」
男「ああ、まあ成り行きでな……熱は下がったようだな。脈拍は……」クイッ
娘「……あたしを助けてくれた……騎士(ナイト)様……///」ポーッ
男「……脈が上がって熱もぶり返してきたな。大丈夫か?」
サム「先生、ウチの子は夢見がちな思春期でさァ」
185
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/08(金) 23:17:15 ID:OQ0Y6BIo
男「まあもう問題無いだろう。大事を取って二、三日は安静にしておくように」
娘「は、はい……」
男「サムさん、この薬を一日三回、食後に飲ませて下さい。一週間分用意しました」トサッ
サム「何から何まで、すみませんなぁ先生」
男「身体に不調があるようなら遠慮無く言って下さい。と言っても、ここまで登ってくるのは大変でしょうが……」
サム「いえいえなんの!こう見えても小麦粉こねるので筋肉ついてますからな!ハハハ!……ようし、パパがおぶってやるから、帰るとするか!」
娘「うん……ケホッ!コホッ!」
サム「!お、おいおい大丈夫か娘よ?」
娘「ご、ごめんお父さん……あたし、不治の病にかかったみたい……!」
男「何?どういう事だ……解毒薬の効果はあったはずだが」
娘「あたし……恋の病に侵されたわ……///」テレッ
男「……サムさん、この子は?」
サム「すみません先生、すぐ連れて帰ります」
186
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/08(金) 23:25:59 ID:OQ0Y6BIo
男「はぁ〜〜……朝から疲れたな」ドサッ
奴隷娘「お疲れ様です、ご主人様。これで汗を拭いて下さい」サッ
男「ああ、ありがとう。……本当、お前に助けられたよ」フキフキ
奴隷娘「い、いえいえ!私は別に、何も……」
男「……ドクバリチョウの毒は、まだ研究が進んでいないものだった。俺の調合した解毒薬の効果は今ひとつでな、死ぬことは無いとしても、今までは熱がひくまでかなり長い時間かかっていた」
奴隷娘「……」
男「……ツララソウは盲点だったよ。全く……お前には驚かされるな」ゴシゴシ
奴隷娘「……ありがとうございます」ペコリ
男「……ん?」ゴシゴ……
男「……何だこのタオル」ピラッ
奴隷娘「ああ、私のパンツです。喜ぶかなーって思って」
男「本当驚かされるなあ。お尻ペンペンすんぞ」
187
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/08(金) 23:32:44 ID:OQ0Y6BIo
男「さて、と……朝からバタバタしたし、今日はゆっくり休むとするかな」
奴隷娘「あ!でしたら私、お茶でも淹れてきますね」パタパタ
男「……こぼすなよ?割るなよ?家燃やすなよ?」
奴隷娘「ど、どれだけ信用ないんですかーっもうっ!私、お湯を沸かすくらいなら出来るようになりましたからねっ?」
男「……ならいいんだが……心配だ」
奴隷娘「大丈夫ですってー!じゃあ、少しだけのんびりと待っていてくださいねー」パタパタパタ……
男「ああ。…………」
・ ・ ・
奴隷娘「うぎゃ――っ!!!!?」
ガチャパリーンドンガラガッシャーン!!!
男「あの野郎……!」ハァー
188
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/08(金) 23:36:24 ID:OQ0Y6BIo
男「今度は何だお前……家中の食器を割る気か」
奴隷娘「ちちち、違いますっ!み、見てくださいっ!いいいいい、家の中に……ダイニングテーブルの上にっ!!」
男「?……」チラッ
カラス『ガアーッ』ノソッ
バーン!
奴隷娘「カラスがいるんですよーッ!どどど、どうしましょう?っていうかキタナくないですか?うえっ、間近で見ると結構気持ち悪いです……」
男「……『カラス』?」ピクッ
189
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/08(金) 23:41:53 ID:OQ0Y6BIo
カラス『アホッ、ア゛ホッ』ボリボリ
奴隷娘「い、今この子アホって言いましたよ?ご主人様に何て事を!」
男「アホはお前だろ……っていうか、こいつはただのカラスじゃねえよ」
奴隷娘「へ?」キョトン
男「よっと……」ガシッ
カラス『ア゛ーッ』
男「ほら、足に筒が付いてるだろ?こいつは『伝書鳩』……いや、『伝書カラス』だよ」
奴隷娘「……は、初めて聞きますが……この国では鳩の代わりにカラスを使うんですか?」
男「いや……ハァー……」ドンヨリ
190
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/08(金) 23:45:26 ID:OQ0Y6BIo
男「カラスを伝書鳩代わりに使うヤツなんて、一人しかいねえな……要件は、たぶん……」クルクルッ
奴隷娘「……??」
男「……やっぱりだ。面倒臭ェ……しかも今日かよ……ハァ……」
奴隷娘「な、なんですか?……どなたからのお手紙で……?」
男「呼び出された。……奴隷娘、面倒だが今から『ふもとの町』まで行くぞ」
奴隷娘「えっ!?」
191
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/08(金) 23:47:20 ID:OQ0Y6BIo
男「町に住む『魔女』が、俺をお呼びのようだ……」
奴隷娘「……ま、『魔女』……!?」ゴクリ
…………
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/09(土) 02:43:46 ID:gzEABtXw
パンツは脱ぎたてですか?
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/09(土) 03:03:06 ID:8VWNatGU
>>192
がパンは焼きたてですか?に見えた俺は間違いなくピュア
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/09(土) 03:32:50 ID:fdxFZDuw
こんなスレに居るような奴がピュアな筈が無いんだよなぁ…
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/09(土) 03:34:14 ID:fdxFZDuw
sageてませんでしたほんとにごめんなさい許してくださいすみません私がちゃんと見てませんでしたごめんなさい申しませんかは半年ROMりますいや3年間ROMります本当にごめんなさいすみません
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/09(土) 09:00:18 ID:Yiaqr2d2
下げろや
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/10(日) 17:10:55 ID:cStm.vl6
113支援絵……妹のやつは適当に落書きした事があるな…どうしよう
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/12(火) 00:14:37 ID:9Gx4r31I
上げるよね?
199
:
>>197妹の方でもばっちこいですぞ
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/12(火) 01:30:06 ID:uQZVj52I
…………
ワイワイガヤガヤ……
男「ふーっ、やっと着いたな」
奴隷娘「ふ……ふおおお!人がいっぱいいますよっ!ふわあ……これが町ですか……!」
男「これでも田舎の方なんだけどな。……さてと、待ち合わせまでまだ少し時間はあるな」
奴隷娘「ご、ご主人様っ!私町を見て回りたいですっ!」グイグイッ
男「……そうだな。買い出しもしたいし……軽く食事をとってから色々見て回るか」
奴隷娘「……食事?が、外食ですか?」
男「ああ」
奴隷娘「あの……サンドイッチはやめてくださいね?」ブルブル
男「お前は何でそんなにサンドイッチが怖いの?」
200
:
もちろん奴隷娘支援絵とか泣くくらい喜びます
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/12(火) 01:38:27 ID:uQZVj52I
カランコローン
店主「いらっしゃーい!……おっ?学者の先生じゃあないですか」
男「どうも」ペコッ
店主「こんな昼間に珍しいですなぁ。奥へどうぞ……そちらの子は娘さんかい?」
男「いやいや。俺が……あー、従者として使ってる子ですよ」
奴隷娘「……ど、どうも」ペコリッ
店主「ははは、ずいぶん可愛らしい従者さんですな!先生、ロリコン趣味に目覚めましたかい?」
男「いや無いですから」
店主「そーでしょうなァ。先生は真面目さんですから。……ええと、お昼のおすすめメニューで、特性サンドイッチがありますが?」
男「すみませんが、それ以外でお願いします」
201
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/12(火) 01:46:28 ID:uQZVj52I
男「ふーっ、どっこいしょ……テーブル席が空いてて良かった」ドサッ
奴隷娘「し、失礼します……」ポスッ
男「何か食べたいモンあるか?無ければ適当に頼むが……」
奴隷娘「ええっと……」キョロキョロ……
男「……メニューだったらここにあるけど」スッ
奴隷娘「い、いえいえ。そうじゃあなくって……パンケーキを食べてる方を物欲しそうに見て、それをご主人様が察してもらう流れにしようと思ったのですが」
男「お前はたまに取り憑かれたかのような行動をしたがるなぁ」
202
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/12(火) 01:52:50 ID:uQZVj52I
店主「先生、ウチの料理は何でも美味しいよ!腕によりをかけて作るからさ、何でも頼んでおくれよ!」
男「じゃあ、ええと……ドラゴンステーキにサラダ、パンをいくつかと……シチューに果物の盛り合わせ、エール酒とぶどうのジュースでも貰おうか」
店主「はいよォ。少々お待ちをーッ」スタスタ……
男「……ふう」ギシッ
客「およっ、先生じゃあないですか。町にいるなんて珍しいですねー」ヒョコッ
男「ああ、どうも」ペコリ
奴隷娘(ご、ご主人様って意外と、お知り合いが多いんですね……)
203
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/12(火) 02:01:37 ID:uQZVj52I
客「最近姿見せないモンですから、やっかい事に巻き込まれたかと思いましたよ」
男「まあ、やっかい事に巻き込まれたっちゃあ巻き込まれましたけど……」
客「ほら、東の大陸の戦争……どんどん酷くなってるみたいで。ここも色々と物騒になってきましたでしょう?」
男「ああ、どうやらそうらしいですね。俺はもっぱら研究室に閉じこもっていますから……」
客「あんまりにも見かけないモンですから、戦場まで旅行に行っちまいましたかと思いましたよ。ハハハハハ!」
男「はははは……」
奴隷娘「……東の大陸、って……ご主人様の生まれた所ですか?」キョトン
男「……あー、いや。俺の生まれたのは東の果ての島国だ……もっと先に行った所にある、キョウっていう都でな」
奴隷娘「……どこですか?そこ?」
男「えっと、あのな?……無理に会話入ってこなくていいから」
204
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/12(火) 02:12:39 ID:uQZVj52I
客「なんだ、先生も隅に置けませんな!こんな可愛らしい子とネンゴロですか?」
男「違います。従者として使ってる子です。その、あー……まだ色々と勉強中の子でして」
客「ほお、先生もそういった者をお雇いになりましたか。まあ職を探す者で溢れかえっていますからな。戦争の影響で……」
男「そ、そうですね」
客「オークとエルフの種族間戦争だか何だか知りませんが、あっしらのいる中央大陸まで汚すんじゃあねェという話ですよね」
男「あー……そうですね」
客「どうやらオークが優勢らしく、エルフの女王は隠れ里を転々としてるそうですが、さっさと捕まっちまえばいいんですよね!おかげさんでどれだけ人間が迷惑してるか……見ましたか?隣の港町に沢山の奴隷が運ばれてきたのを!中には人魚やハーピーもいましたよ。ヒエエ、戦争が無けりゃあ幸せな生活送ってただろうに、可哀想なモンですよねェ……」
男「はあ……(この人話長いなー……)」
205
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/12(火) 02:18:10 ID:uQZVj52I
店主「はいよ、先生!飲み物とパンお待ちィ!」
ドンッ!
男「ああ、ありがとうございます」
店主「もうすぐステーキ焼きあがるから、それでも飲んで待っててくだせえ」スタスタ
奴隷娘「……」ワクワク
男「……食べていいぞ」
奴隷娘「はーい」パクッ
客「……とにかく先生!やっかい事にゃあくれぐれも気をつけて下さいよ!夜に一杯やる相手がいなくなると、悲しいですからな!」
男「はいはい」
客「それじゃあまた!今度薬でも貰いに行きますんでー!」スタスタ……
男「はい、また……」
206
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/12(火) 02:22:16 ID:uQZVj52I
ワイワイガヤガヤ……
男「……お前も東の大陸から来た奴隷なんだろ?」
奴隷娘「ふぁ、ふぁい。まあ、そうなりますね……ヒック」
男「……戦争に巻き込まれて、多くの人・亜人が孤児や奴隷身分に堕ちたと聞くが……」
奴隷娘「……ヒック」
男(……コイツも大変だったんだろうな……少しくらい、良いモン食わせてやるか)
奴隷娘「……ヒック、ふにゃあ……ご、ごひゅじんしゃまぁ……」
男「……ん?」
奴隷娘「こ、これのんだら……あたまがくりゃくりゃしましゅぅ〜〜……ふみゅう」
男「……お、お前……俺のエール酒飲みやがったな!?」
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/12(火) 10:29:00 ID:RLBveoXc
>>205
客「夜に一発ヤる相手」…?
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/12(火) 12:41:09 ID:4iF8cwIA
何でもかんでもホモネタにすれば面白いと思ってるのかな
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/12(火) 14:28:15 ID:TysQqZpY
>>208
まだ女である可能性が残されてるからセーフ
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/12(火) 21:18:17 ID:.2EHheQQ
男である可能性もあるからセーフ
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/13(水) 18:18:48 ID:I44fZnvQ
奴隷商の例もあるでな
なによりそもそも「男」が男とは限らない……
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/13(水) 18:24:18 ID:KbEzKFDI
一杯やるを一発やるに見間違えただけのネタをいつまで引っ張る気だwww
213
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/15(金) 22:09:19 ID:MvTIG3H.
奴隷娘「あっはっはっは!ご、ごひゅじんひゃま、あっはっはっっは!」ゲラゲラ!
男「こ、この野郎……どんだけポンコツだったら気が済むんだ……!」
奴隷娘「ねえねえごひゅじんひゃま〜、あたしぃ、酔っちゃったみたい……♡」ヒック
男「見りゃあわかるわ」
奴隷娘「うう……あたし、うれひいんですよ?ごひゅじんひゃまとこーして、おしょくじしてぇ……ヒック」グスッ
男「お、おい何だ。泣くなよこんな所で」
奴隷娘「ごひゅじんひゃまはやさしくて、どーてーで……ぷぷ、どーてー……あっひゃっひゃっひゃ!!」ゲラゲラ!
男「えーい笑うか泣くかどっちかにせんか!」
214
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/15(金) 22:14:41 ID:MvTIG3H.
店主「おや学者の先生、もうお帰りですかい?」
男「すみませんね、こいつが間違って酒飲んじゃいまして……」
奴隷娘「はーい!まちがっちゃいまひたぁ!あはは!!」ヒック
店主「ほお、昼間から酔わせてお持ち帰りとは、やりますな先生」
男「違います」
店主「私も若い頃は似たような手口でシッポリやったもんですわ。ここだけの話、今のカミさんはそれで引っ掛けましてな!」
男「どうでもいいです。……ちょっとこいつ、外の空気吸わせますんで……」
店主「ああそれなら、二階に休憩出来る場所がありますが、どうです?」
男「この話の流れじゃなかったら有りがたく使ってたんだけどなぁ」
215
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/15(金) 22:18:22 ID:MvTIG3H.
男「ほらーしっかりしろお前。いつまでフラフラしてんだ……」
奴隷娘「ううー、ごひゅじんひゃま、もうちょいやさしくしてくだひゃいよぉ……」ヨロッ
男「……いくらなんでも酒に弱すぎるだろ……体質か?身体小さいからか?」
奴隷娘「あたしってば、おんりーわんですねー!あっはっはっは!」
男(笑い上戸うぜェ……!)
奴隷娘「あっ!み、みてくだひゃいーごひゅじんひゃま!あそこー!」バッ!
男「は?な、なんだよ?」クルッ
奴隷娘「うふふっ、なんでもなーい!ふふっ!」
男「あかんこいつ重症やわ」
216
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/15(金) 22:24:04 ID:MvTIG3H.
男「くっそー、何とか酔いを覚ます方法は無いのか……おい、チョロチョロすんな」
奴隷娘「ふふっ、ごひゅじんひゃまってぇー手ーすべすべなんですねーっ」ギュッ
男「引っ張るな」
奴隷娘「こーやって、手ーつないで歩いてるとー、なんか恋人どーしみたいで……うへへへへへ!」
男「笑い方が気持ち悪いわ」
奴隷娘「けど本当……なんだかドキドキしちゃって……ヒック!」ポーッ///
男「……おい、奴隷娘?」
奴隷娘「あたしのシュパンポーロンがドビュッシュジョヴァーニュでごひゅじんひゃまのモリドッサしたスペペポロピーピンでプニャッチュした所をインバグウォームォンして欲しいです……///」
男「何言ってんのかわかんねえよ」
217
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/15(金) 22:29:17 ID:MvTIG3H.
男(これ、休ませた方がいいかもな……けどさっきの飯屋戻るのも嫌だし、うーん……)
ザワザワザワ……
男「……ん?あれは……」
カランコローン!
雑貨娘「はいはーい!可愛い可愛い看板娘が大人気の雑貨屋さんですよー!そこの道行く旅人さん!薬草はたっぷり用意してますかー?この先危険がいっぱいですからね!旅の道具を買うなら是非雑貨屋でーっ!」
男「雑貨娘さんの店か……丁度いいな、あそこなら……」
奴隷娘「いやっ!あたしとゆーものがありにゃがらっ!ヒック、ほかの人みないでくださーいっ!」ペシペシ
男「ご主人様を叩くんじゃありません」
218
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/15(金) 22:32:23 ID:MvTIG3H.
男「雑貨娘さん」
雑貨娘「はいいらっしゃい!……って、男さんじゃないですか。町に来るなんて珍しいですね」
男「いろんな人から言われるよ」
雑貨娘「で、で、どうしました?もしかして、私に会いたくなっちゃいました!?」
男「いえ違います」
雑貨娘「じゃあーお客さんですね!いらっしゃいませー今日はいい骨董品が入ってるんですよー!」ガサゴソ
男「俺の話聞いてくれないかなぁ」
219
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/15(金) 22:36:35 ID:MvTIG3H.
男「うちの奴隷が間違って酒飲んじゃってさ」
奴隷娘「はい!まちがっちゃいまひたぁ!あはは!」
雑貨娘「うーわー出来上がってますねぇ……男さん、いくら連れ込む口実が欲しいからって、こういうのは……」
男「間違って飲んだっつってんだろ」
雑貨娘「まあまあ、こういう時は私ん所の商品が役に立ちますよ!えーっと、たしか酔い覚ましの薬草があったはず……」ガサゴソ
男「へえ、そんな薬草がこの国にはあるんだ?」
雑貨娘「はい、これですねー!ハジケミント草って言って、最近見つかったんですけどー、刻んで飲んだらスッキリ爽快!後味さわやか!」
男「ほお」
雑貨娘「けど体質が合わない場合、頭がぱーんってハジケちゃいますけど……」
男「そんな危険なモン売るんじゃねえ」
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/16(土) 01:49:52 ID:SbcvhSf2
相変わらずぶっとんでんなww
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/16(土) 09:37:01 ID:l/HdrU2w
博打過ぎるwww
222
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/17(日) 01:29:35 ID:IrAyCEa2
男「とりあえずさ、コイツ休ませたいんだけど……」
雑貨娘「ああ、それならお店の奥使って下さい。少し散らかってますけど……」
男「助かるよ」
雑貨娘「ちょーっと待って下さいねー。すぐ片付けますからー」トタトタ
男「ああ」
奴隷娘「よろしくお願いしまーす!あははっ!ヒック」
雑貨娘「ああ、それと男さん。これウチの商品なんですけど……買っときます?」スッ
男「……え、何この箱?」
雑貨娘「避妊具です」
男「いらないね」
雑貨娘「ああ、まだ生理来てないんでしたっけ?」
男「ヤらねえっつってんの」
223
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/17(日) 01:33:53 ID:IrAyCEa2
…………
奴隷娘「スピー、スピー……んぁ?」パチッ
男「あ、やっと起きたか」
奴隷娘「え?ご、ご主人様?なんで私、眠って……」ムクッ
男「大変だったんだぞ。お前が酒飲んで酔っ払ったもんだからさ」
奴隷娘「……た、大変です……何も覚えていません……」
男「まあ、だいぶ酔ってたみたいだしな……」
奴隷娘「けど、私……何も覚えていませんけど、初めてがご主人様で良かったです///」
男「俺は何もしていない」
224
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/17(日) 01:38:27 ID:IrAyCEa2
トタトタトタ……
雑貨娘「男さーん、お薬屋さんで『ウコンのパワー』買ってきましたよー。……あ、奴隷娘ちゃん起きた?」ヒョコッ
奴隷娘「あ、はい……うー、頭がぐゎんぐゎんします……」
男「これに懲りたら酒なんか飲むんじゃあねえぞ」
奴隷娘「少し間違っちゃっただけですよぉ……うー……」
男「ほら、『ウコンのパワー』飲んどけ。飲み終わったら行くぞー」
奴隷娘「?……どこにですか?」
男「魔女ん所だよ……もうそろそろ約束の時間だ」
奴隷娘「……ああ、目的忘れてました……」
男「おい」
225
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/17(日) 01:42:31 ID:IrAyCEa2
雑貨娘「え?男さん、魔女さんの所行くんですか?」
男「ああ、呼び出されてな……」
雑貨娘「わー、それだったらついでに、美容に良い薬とかもらってきて下さいよー。私も最近忙しくって、魔女さんに会えてないんですよねー」
男「……覚えてたらな」
雑貨娘「あ!あと、隣のサムさんが男さんに会いたがってましたよ。パンいっぱい焼いて待ってるみたいです」
男「……帰りに寄るよ。じゃあそろそろ行くから、ありがとうな雑貨娘さん」
雑貨娘「あー、最後にちょーっと、待って下さい」
男「?」
雑貨娘「ご休憩の代金なんですけど……」
男「いかがわしく言うんじゃねえ」
226
:
◆eUwxvhsdPM
:2016/01/17(日) 01:50:15 ID:IrAyCEa2
男「くっそー、商魂たくましいな……まあ助かったのは事実なんだけど……なんかなぁ……」ブツブツ
奴隷娘「……あの、ご主人様……?」テクテク
男「ん?」
奴隷娘「私、魔女っていうのに会うの初めてなんですけど……その、すごい人なんですよね?」
男「まあ、凄い人っていうか、凄いヤツっていうか……魔法が使えるのは亜人でも珍しいしな。エルフやヴァンパイアなんかは使えるヤツが多いらしいけど」
奴隷娘「……なんでそんな凄い人と、ご主人様は知り合いに……?」
男「色々あってな。仕事上の付き合いというか何というか……」
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