[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
勇者「魔王を倒してから、あれから二十年!」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 04:28:39 ID:yE6jxwRI
勇者「僕は元気にやってます!」
勇者「牢獄の中でなーっ!」
勇者「おはようございます!」
勇者「はい、おはようございます勇者様(裏声)」
勇者「微かに聞こえる雨音からして本日のお天気はやや小振りの雨日和ですね!」
勇者「お腹の減り具合からして大体今は午前十一時頃といったところですかね!」
勇者「不摂生はいけませんよ勇者様(裏声)」
勇者「そうですね気を付けます! 旅をしていた頃は日が出るより早く起きて日が沈む前に寝ていたのにすっかり今や」
勇者「嘘はいけませんよ勇者様」
勇者「はいスミマセンでした! 日が沈む頃に魔法使いとギシアンしはじめて日が出る所に精魂尽き果てる生活してました!」
勇者「おかげで旅のペースが遅れるの何のって! ハハハ!」
勇者「ヒャッホウ!」
勇者「ひゃっほう(裏声)」
499
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 16:42:42 ID:1Jvspcek
>>498
そして歴史は繰り返す
500
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 21:45:31 ID:MewtYts.
誰も彼も幸せになれない物悲しいお話でした、アレは。誰だったか仔細がどうだったかは忘れちゃってますが、日記がすごく辛かったなぁ……。
と、さて、お待たせしました。キリのいいとこまで、短いってのにお待たせしちゃって申し訳ありませんでした、投稿させていただきます
501
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 21:46:49 ID:MewtYts.
土の四天王「まァまァ、そレより何よリ。それなラそれデ、対人間界用でなクテ対天界用に兵を造って備蓄しトキましョウか?」
魔王「それが良い。魔神のための生け贄用にいくらか人間が備蓄してあったな?」
魔王「あの中から素体を選んでも構わん。生け贄用はまた勇者に頑張らせる、が、ほどほどにな。総て使うなよ?」
土の四天王「……はィ」
勇者「はい、それはもう」
魔王「土、何故赤くなる? 勇者は、なんというか、絶妙な顔だな、面倒臭そうな嬉しそうな……」
土の四天王「……いェ」
勇者「いえ、それはもう」
魔王「なんだというのだ。いや、待て、言わんで良い。聞いたところでろくでもないことに違いないから良いとして、仕事はしろ」
502
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 21:49:12 ID:MewtYts.
勇者「HAHAHA、イエスサ……」アレ
魔王「む?」ヒガシカ
土の四天王「ン」ホクトウデスヨ
勇者「……先走りですかね」マオウッテバー
魔王「で、あろうな」ウルセェ
土の四天王「天界軍がこンなに早ク行動デきるとハ思えマせんかラねェ」
503
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 21:50:42 ID:MewtYts.
勇者「数は、五、いや、えーっと、六人ですか」
魔王「中々強い気配だぞ。場合によっては魔王軍への編入を許可してもよい」
土の四天王「編入許可されタッて頷くトハ思えませンけれど。そろそろ到着なサれまスよ」
勇者「いや、僕は許可しませんよ。少数でもおらが大将助けてやんぜって突っ込んでくる心意気は買いますけど……」
504
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 21:52:08 ID:MewtYts.
天使「聞けい悪逆無道の――!!!」
炎の四天王「Atrocious Attack!!!」ドパンッ
勇者「来た、と、おもったら早速炎さんに一人ぶっ飛ばされた。というか消し飛ばされた」ナンデアノヒト、コンナタイオウハヤイノ
勇者「天使さんがた、結構な上空を結構な速度でかっ飛ばしてきたスペックは認めますよ」
勇者「取り囲まれて攻撃されるのを警戒して地上に降りないのも、上空に浮かんでいても魔法が飛んでこないか警戒しているのも、それなりに油断が無くて宜しい」
勇者「けど世の中、一蹴りで魔法より速く空まで飛び上がってきて、一殴りで爆発四散させるような腕っ節を持った男も居ますからね」マイノリティデスケド
勇者「殴られた天使さんもまあ綺麗に無くなっちゃって、亡くなっちゃって……別にあの人無名じゃないんだから。あんなん居るのによく突っ込んでこれますよね」
505
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 21:54:09 ID:MewtYts.
魔王「相変わらず炎を全身に纏って参上しているが。アレ、実は結構熱いらしいな」
土の四天王「風サンが風で出来テるみたいに、水サンが水で出来てルみたイに、炎で出来た魔人みたイに振る舞ッテらッしャるけど」
土の四天王「フツーに私と同じ人間型の魔人でスからネあの方。なンか、イメージが大事、ッテ仰ッテ」
勇者「聞いたときは驚きましたよ。僕はてっきり本当に風さんや水さんみたいにそういうので出来た魔人なのかと思ってたんですよ」
勇者「ノリがいいというか、なんというか。Atrocious Attackってあんた……あんな技、持ってないですよね。天使さんが悪逆無道がどうとか言うから……」
魔王「うむ、しかし、そんなことを言っている内にも炎の奴、多段空中飛びを駆使して残りの天使共を次から次へと吹き飛ばしているが」
魔王「しまったな、奴がやってしまっては奴等の正確な実力がよくわからんではないか」
506
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 21:57:24 ID:MewtYts.
土の四天王「あノ方と戦いニなる生物すラこの世界では希少なほうでスよね。しかモ生憎そういウ生物の多くは私達側に属しテいる」
土の四天王「勝てル生物だッテここに居らッしャいますし」
魔王「魔界に我さえ居らなければ、人間界に勇者さえいなければ、二界において最強の座はあやつのものだったろうな」
勇者「そういえば、天界はどうなんでしょうねぇ。女神様はあくまで人間界の守護者ですから、天界の守護者たる方を見たことはないんですけど」
勇者「ちょっとだけ、いやいや居たら居たで至極面倒臭いですが、僕よりも魔王よりも強いのが居たら酷く面倒臭いですが、ちょっとだけ楽しみなような」
魔王「まあ、わからんでもない。何のかんの我も戦役時は、勇者が目障りで仕方なかったが、勇者程の強者が居ると知っては多少心躍ったものだ」
土の四天王「男の子しテますねェ。女の子の私にハよくわからなイので、居ない事ヲ祈りまスよ」
507
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 22:00:01 ID:MewtYts.
炎の四天王「ッハッハー! 不意打ち御免! まあ何! 悪逆無道の徒であるゆえ卑怯な手の百や二百は覚悟せねばなるまいて!」
炎の四天王「それに少々、急ぎでな! これから水殿と――」
勇者「あ、終わったみたいですね。お疲れ様でーす!」
魔王「次は勝手に飛び出さぬよう釘を差しとかんと」
炎の四天王「おお、勇者殿! 魔王殿! 目障りな羽虫共を消しておいたぞー! ではこの炎の四天王これより水殿と『でぇと』故これにて失礼!!!」バヒュンッ
勇者「……ああ、何か妙に外に出てくるのが速いと思ったら、お出掛けするために外に出てきたところだったんですね」
魔王「よくよく見てみれば下の方に水が待っているな。ハハハ、炎の奴が大声で逢瀬がどうのと言うせいでまた悶ておるわ」
土の四天王「かわイイものデスよネ。私よりずッと大人ッポイのに中身がアレですもン」
508
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 22:00:32 ID:MewtYts.
魔王「しかし、先走りとはいえ、天使共を吹き飛ばしたのだ。天界軍の動きが多少なりと早まるやもしれん、我は風と対策でも練ってくるか」
勇者「僕は土さんは寝室に、と、思ったんですけど。やっぱりこういうの、夜のほうがいいですね、昼はもう少しお仕事しましょーか」
土の四天王「平気です、勇者=サマ? 平気でシたら、私も私デ、えー、そう、あのー。備蓄の兵力補充ヲ……あと下着の準備……」ボソッ
勇者「平気になりました、気晴らしに派手なもの見れましたし。……貯蔵庫の人間の補給しなきゃ……」ボソッ
勇者「僧侶を連れていきます。補充がてら、街落としがてら、彼女もこっちの手に堕ちたぞーって人間共にアピールしてきますよ」
509
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 22:02:06 ID:MewtYts.
勇者「ついでに、戦士が死んじゃったのもお伝えしてきちゃいましょーかね。剣聖も死んだ、聖女はこちらの手に堕ちた、いゃあ〜」
勇者「どんな反応してくれるか楽しみですね! 街々の皆様方ねー!」
勇者「ひゃっほう!」
土の四天王「お土産話、楽しみニしテますネ。僧侶=サンを見た反応のトコ詳しくお願いしマス、さ、それじャア私も一仕事!」
土の四天王「ひゃっほーゥ!」
魔王「元気になったようで何よりだが、やはり我は駄目だ、その勢いには付いて行けん……」
魔王「……若返りの秘薬でも探すべきか……?」
510
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 22:04:41 ID:MewtYts.
今日はここまで。次回は1月30日か31日のどちらか。次回こそは遅れないようにしないと……。
いつもご支援、ご声援、ありがとうございます。ご視聴もありがとうございました!
511
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 22:07:32 ID:yPfnouw6
乙
炎の四天王さんが予想通りの性格で和んだ
そしてやはり水の四天王さんが可愛い
てか
>>1
さんも勇者マークのSS知ってたんだ
512
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 22:13:54 ID:96ysXa8E
おつおつ
513
:
156
:2016/01/20(水) 22:28:27 ID:ZWhpzwUU
まさか半年以上たってからレスがついて話題になるとは
514
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/20(水) 23:28:01 ID:0OnYSlJw
乙
515
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/21(木) 01:04:29 ID:GRFVF3/A
駄目だ今回で勇者がオリエンタルラジオの藤森で再生される。
516
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/21(木) 03:06:32 ID:bz.3t9JY
ヤメロォ(再生厨があんなにも嫌われてた理由が今この瞬間やっとわかった気がする)
517
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/21(木) 03:32:17 ID:kjAMi4.U
乙
勇者マーク懐かしいな
518
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/21(木) 21:15:35 ID:LgMIHL2Q
乙
519
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/22(金) 14:27:46 ID:na7aCfCw
炎さんのこだわりに草不可避
魔王様はそのままでいいんじゃよ?
乙!
520
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:03:53 ID:8zevVFlw
SSのまとめサイトとかでオススメーみたいな特集組まれてるタイトルならちょくちょく見てる、にわかSS読者な
>>1
であります。
ああいうとこのコメント欄、偏見かもだけど厳しい方多いよね〜。ここは優しい方々多くて安心と言いますか。常々日頃より感謝であります。
いつもご支援・ご声援ありがとうございます。本日の投稿を始めさせて頂きます。
521
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:04:42 ID:8zevVFlw
―― 僧侶、女神捕縛かに二週間と一日目。魔王城、土の四天王の研究所 ――
いくつもの村が、いくつもの街が、いくつもの砦が落とされた今アノオー国の首都は厳戒態勢。
王宮の内部から周辺まで、街中にも街を守護する壁と外にもずらりと重武装の兵が並び、襲撃に備えていた。
しかし……
勇者「しかし、まあ。なんというか、まあ。事此処に至ってもまだ対岸の火事ってノリですねぇ、僧侶?」スタスタ
僧侶「はい」スタスタ
勇者「思い返してみれば二十二年前のあの日も、旅立ちの日もこんな感じでしたっけ、ねえ僧侶?」
僧侶「はい」
勇者「兵隊さんは揃っちゃいるけど、そのうち向こうに攻め入ってる兵隊さんがカタつけてくれるだろー的な」
勇者「民草も、そのうちなんとかなるだろー的な感じで気が抜けてるというか何というか。いやはや中々の賑わい、活気、物資」
勇者「一応戦時下なんで普段ほどメッチャクチャに物溢れてるってぇわけじゃあございませんが、平和なもんで――」ドン
勇者「っとと」
522
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:05:49 ID:8zevVFlw
―― 僧侶、女神捕縛から二週間と一日目。アノオー国、首都 ――
でした。早速ミスった。すみません。
523
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:06:19 ID:8zevVFlw
子供「いてっ」ドサッ
勇者「あら、あららー。これは失礼、荷物が……」
子供「ぼ、僕の方こそごめんなさい。余所見してた……」
勇者「ボサッと突っ立ってた僕が悪い。拾うの手伝いますよ、ほら僧侶もつったってないで手伝いなさいよ」
僧侶「お買い物ですか、少年。お使いでしょうか、えらいですね」
勇者「あ、手伝う気ないですか……そうですか……」
子供「うん、そうだよ。お母さんに頼まれたの」
勇者「そうですかー」ヒョイヒョイ、ヒョヒョイノヒョイ、ハイオワリ
524
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:08:03 ID:8zevVFlw
子供「今日はシチューなんだよ、ビーフシチュー! 大好きなんだー、って、はやいねお兄さん」
勇者「袋もこうして紐でギュッとして、はいこれで溢れない。え? ああ、道端に落ちてるもの拾うのは得意なんで。どうぞ」
子供「あ、ありがとう。かわった得意技なんだね」
勇者「落ちてるものを拾うときは落ちてるものの気持ちになるのです。転がったジャガイモやニンジンの気持ちになり、早く拾ってくれという声を聞けば、おのずと手は其処に!」
子供「そ、そうなんだ……ジャガイモやニンジンの声聞こえるんだ……」
勇者「嘘ですけど」
子供「嘘なの!?」
子供「もう! お兄さん!」
勇者「ハハハ、ごめんごめん。でも、余所見には気を付けなきゃ駄目ですよ? 当たったのが僕でよかったものの、兵隊さんにぶつかったらもっと痛いから」
子供「わかってるよ! 兵隊さんにめいわくかけないよ! まおーぐんってのと、ユーシャって悪いやつが居るから、兵隊さん忙しいもん」
525
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:09:20 ID:8zevVFlw
勇者「忙しい、ええ、うん、そうですね。坊やも協力してくれてますし、きっとすぐまおーぐんもユーシャもやっつけてくれますよ」
子供「うん、戦いにはいけないけど、いきたいけどお母さんが駄目っていうから、兵隊さんには迷惑かけないようにするんだ」
勇者「いい子だ。それじゃあ、もうお帰り。今度は気をつけるんですよ?」
子供「うん、ばいばい、お兄さん。あ、でも、ねぇお兄さん」
勇者「はい?」
子供「カツラずれてる」
勇者「え゛」
526
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:11:26 ID:8zevVFlw
子供「お兄さん、髪真っ白なんだね。お爺ちゃんみたい。だからカツラかぶってるの?」
勇者「……」イソイソ
勇者「……どうです?」
子供「なおった。白髪染めしたら?」
勇者「良い色が中々見つからないんですよ。黒だとなんかホントにお爺ちゃんになった気分だし、金色はなんかわざとらしいし……」
子供「? 髪、だいじにねー。白になったらハゲるっていうし」
勇者「い、いや、それは年齢的必然というか……老いたら皆そう、いやでもふさふさの人も……いやでも僕の母方のお爺ちゃんがハゲだしな……えー……き、気を付けます」
子供「気を付けてね! それじゃーねー!」タッタッタッ
527
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:12:56 ID:8zevVFlw
勇者「……」
僧侶「……」
勇者「何か?」
僧侶「いえ」
勇者「この僧侶、もう少し愛想良い人格にしてもらったほうが良いかなぁ……いやそも、とりあえず載っけてみた人格だからか? 後で土さんに相談するとして」
勇者「カツラ一つで驚くぐらい気付かれませんね。カツラなくても気付かれなかったりして」
勇者「僕の手配書ちゃーんとあっちこっちに貼ってあるんですけどね。魔王も、四天王の面々も。僧侶にしたって、んー」
勇者「いやあ、若返っちゃいますけど。僕に焼かれてからというもの顔はずっと隠しっぱなしでしょ、あなた。ならその顔、目立つは目立つと思うんですけど」
528
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:14:01 ID:8zevVFlw
僧侶「先程から男性の方中心に、あの人綺麗だな、とか、お前ナンパして来いよ、などの声はあります」
僧侶「振り向かれたりもしますが、まさかこんなところに聖女が居る、勇者が居るとは思わないでしょうから」
勇者「思い込みって怖いですねー」スタスタ
勇者「はい到着、街一番の活気がございます、ここは中央広場〜。いやあ、あんな露天こんな露天あったりして目移りしちゃいますが」
勇者「用があるのはさらにこの広場のど真ん中にございます、この無駄にご立派な、あのローガイの国王の銅像。いやあ、何時見ても憎たらしい」
529
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:15:00 ID:8zevVFlw
勇者「そしてここに取り出しまするは戦士の剣。人間界一の鍛冶師が精魂と心血を注ぎ込んだ、彼の最高傑作たる、その名もまんま『戦士の剣』〜」
勇者「コイツを」
勇者「この銅像に」
勇者「僧侶ごと――」
530
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:17:00 ID:8zevVFlw
老人「……そこなお人」
勇者「後で回収にきますからね〜、僧侶。安心してぶっ刺され……。……はい?」
老人「……お止めになってはいただけませぬか」
勇者「今からが楽しいところなんですよ。それに夜までには帰らにゃいけませんので少し急ぎで、水差すのは止めていただけますか、ご老体」
勇者「というか、子供にぶつかったり、老人に見咎められたり、少し不調ですねー今の僕ー。流石の僕も……まあ、裏声さんよりも付き合い長かったですしね……」
勇者「しかし子供は子供なりに敏い、何かに引っかかるものでもあったのかもしれませんし。老人は老人でもただの老いぼれではないみたいですので、仕方ないかな?」
勇者「なんともまあ、偶然もあるもので、いやはやお久し振りです。魔法使いの先生。賢者殿?」
勇者「大賢者、魔法使いは元気にしてます? 全ー然足取りも姿も掴めないんですよ、あの女」
老人「……」
531
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:18:20 ID:8zevVFlw
改め、賢者「……姿形も、心内も、変わり果てられましたな、勇者殿」
勇者「おかげさまで。あ、このカツラいりますか? 思ったより蒸すんですよね、これ。その禿頭におひとつプレゼント」
賢者「説得などというつもりはございません。戦士も、僧侶も、女神様でさえ、貴方のお心は救えなかった。私如きに何が出来ましょうか」
勇者「フフフ、話を聞いてくれませんね。ノリわるし」
532
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:21:39 ID:8zevVFlw
勇者「まあ、よろしい。訂正させて頂きますが、戦士は説得のせの字も出ませんでした、お前を倒すのはこの俺だーつって勘違い特攻してきました」
勇者「僧侶と女神様は、主に女神様は、説得というか公開オナニーショーをぶちかましたあとに、殺しにかかってきましたよ。結構ヤバかったです」
勇者「まあ、二人は見ての通り。戦士は色々あって死にました、僧侶もこれから色々使ったあとに殺します、女神様は……えー。保留」
勇者「とりあえずこの二人はこうなったよって宣伝しに、此処に」
賢者「その宣伝とやら、黙って見ているわけにもいきますまい」
勇者「黙って見ていれば多少なり長生きできますよ」
賢者「死に際に一つしこりが増えますゆえ……」
賢者「後悔というしこりは、死に際を穏やかにはしてはくれませぬ。ただでさえこの老いぼれ、長く生きている分だけそんなものが沢山ございましてな」
533
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:23:16 ID:8zevVFlw
勇者「ほほう」
賢者「どうせ悩まされるというならせめて少なく、穏やかにならないなら、ならないなりに少しでもしこりは減らして逝きたく存じ上げます」
勇者「ふむ。いや、話が早くて助かります」
勇者「戦士も僧侶も女神様も、貴方のその姿勢を見習わせたいですよ。ではお互い、説得は無理という線で、ささっとはじめましょうか」
賢者「ふふふ。出来れば……ふとした散歩でばったりと、ではなく。きちんと、それなりの布陣を以て、相対したかったところではございますが……」
勇者「世の中巧くいかないものですよ。僕でさえ巧くいかないことばかりです」
534
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:25:35 ID:8zevVFlw
勇者「まあ、でも、悪いことばかりでもありませんか。正直ガッカリするもの見せられたけれど、爽快なものも見れたし」
勇者「ちょっと残った憂さ晴らしがてらのお仕事では、たまにはきちんと覚悟を決めた御仁に出会えた。久々に人間と会った気分ですよ」
勇者「賢者殿に敬意を評して……特別ですよ〜? 僧侶と一緒に串刺しにしてあげましょう。死に様を飾って差し上げる」
カツラを取って捨て、白髪を陽の下に晒しながら、にっかりと笑顔を浮かべる勇者。
それに何を思うか、皺と髭とに覆われた老賢者の顔は変わらず、ただ細い目を大きく開き。
――。
535
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:27:08 ID:8zevVFlw
ほんの数分後、買い物に来ていた主婦が。母のお使いにきていた子供が。ぶらりと散歩していた青年が、街を護っていた兵隊が、其々の悲鳴を上げる。
中央広場のど真ん中に設えられた国王の銅像に、その胸に突き刺さっているのは戦士の剣。
縫い付けられているのは年若い女性であった。見る者さえ見ればすぐにわかる、歳こそ不自然ではあるが、それはかつての聖女だった。
縫い付けられているのは年老いた男性であった。見る者さえ見ればすぐにわかる、かつての大戦の英雄の一人、魔法使いの師、その人だった。
アノオー国剣聖が、アノオー国聖女が、殺された。
そしていずれはアノオー国大賢者も同じ目に遭わせると知らしめるように賢者も殺され。
それをあろうことか厳戒態勢を取っていた筈の首都の、それも首都のど真ん中で行われた宣伝行為に、国は震えることになる。
536
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:29:05 ID:8zevVFlw
勇者「爺さんも本望でしょう。男の子の夢的なものありますよね、英雄と共に死す、みたいな? たまにはいいことしますよね、僕も。ハッハッハ」スタスタ
勇者「それにしてもさて、さて、これでいい加減、現実を直視してくれるでしょうねぇ、アノオー国民諸君」
勇者「苦しめて殺すつもりはないんですけど。呆けたまま死なれるんじゃあこっちの気が晴れないんですよ」
勇者「しかし、ん〜〜〜〜……い〜い悲鳴だ、中央から伝播して、伝播して、伝播して。残る全ての人々に届くと、いいですねぇ」
勇者「ヒャッホウ!」
勇者「ひゃっほう(裏声)」
勇者「Wonderful!!!!!(軍団)」
537
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 21:35:39 ID:8zevVFlw
本日はここまで。次回は2月10日予定。
後二月とちょっとでこのスレはじめて一年が経ちます。それまでになんとか終わらせられれば良いな、とは、思っていますが。
去年の四月から今まで、相変わらず先のことは何にも考えず、ノリだけで書いておりますので終わるかもしれませんし終わらないかもしれませんし。
何にせよどうぞあんまり期待せず、ゆる〜くのんびりとご視聴頂ければ幸いです。それでは、ご視聴ありがとうございました。
538
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/31(日) 22:24:42 ID:bQMaGKoc
おつおつ!
539
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/01(月) 00:32:11 ID:huRXNKt2
賢者はなにやらかしてこうなってるか分かってないの?
乙
540
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/01(月) 09:26:57 ID:HAGwrLsE
わかってても止めないといけないでしょ
541
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/01(月) 13:40:08 ID:5tu/HkVw
他のやつよりマシではあるけど、マシなだけだった、っていうね
久しぶりの裏声さんと軍団さん嬉しい
乙
542
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/01(月) 16:10:49 ID:sqzOJCu2
乙
賢者は警備隊長みたく何も知らなかったのかもね
勇者の白髪を見て何を思ったのかは少し気になる
543
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/01(月) 20:37:16 ID:pSEZSf9A
乙
544
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/04(木) 23:55:15 ID:nrHcacQc
乙
545
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:25:31 ID:xtwIHnuw
―― アノオー国、王宮 ――
国王「……」
大臣「……」
国王「……さすがに、応える」
大臣「……は。出国者、脱走兵こそおりませぬが、城内城下問わず不安に飲み込まれております」
546
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:28:58 ID:xtwIHnuw
国王「ふ。逃げてもどうにもならぬことぐらい誰でも分かる。首都にあっさりと入り込んで僧侶と賢者殿を串刺しにして見せられればのう」
国王「かつてはその数と暴威で逃げられぬと教えられたものだが。今度はよりあからさま手を打ってきた、やったのは勇者だったな」
大臣「目撃者の情報によると、おそらくは」
国王「で、あるか。まあ、それはよい」
547
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:29:46 ID:xtwIHnuw
国王「死者がたった二人であったことを幸いに思うべきであろう。たった二人、と、数えるには大きな戦力であったが……」
国王「民草に被害は出ておらぬ。勇者が此方にちょっかいを掛けてくるであろうことは予想しておったろう」
大臣「は。奴は最後の最後にここを陥れるつもりでありましょう」
大臣「最後の最後にせよ多少なりと此方にも手を出してくる可能性はありました」
国王「『遊び』でな。その時に『少々やり過ぎて』、結果民の半分ぐらいは持っていかれやしないかと気が気でなかった」
大臣「……遊び程度で進入され、少々やり過ぎた程度で半壊させられてはたまったものではありませぬ」
548
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:30:40 ID:xtwIHnuw
国王「致し方あるまい。四天王さえ、魔王さえ屠れる怪物であることは解っておったことだ。人と見て推し量ってはいかん」
国王「進入されるのも、最悪半壊はしても、いやそうならなんだは実に僥倖であったが、それはよい」
国王「余が応えると言うたのはそうで無くな」
国王「……僧侶の事よ……」
大臣「……は……」
549
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:31:43 ID:xtwIHnuw
国王「……おおそうだ、彼女を診た宮廷魔術師達の容態はどうなっておる? 腑分けして事実をその目で確認した彼らの衝撃たるや、報告を聞いただけの余らのそれの比ではあるまい」
国王「何人も倒れたと聞きはしたが、それからどうした」
大臣「ご安心を。休養をとらせております」
国王「目一杯休ませてやるとよい」
国王「勇者が、彼奴が率いる魔王軍が、いよいよをもってここに攻めてきたときには働いて貰わねばならん。今は目一杯休ませておいてやれ」
550
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:32:23 ID:xtwIHnuw
国王「……」
大臣「……」
大臣「……我々も決して清廉潔白などとは言えませぬ」
国王「うむ。分かっておる。分かっておるさ。人を改造するなど許されぬことだよ」
国王「人爆弾など正気の沙汰でない。勇者をああしたのも我々だ。勇者のことを言えたものではないが」
国王「……しかし……あれは……あんまりではないか。たかが……人形作りのために……何人の人間を使った……」
551
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:33:16 ID:xtwIHnuw
国王「……僧侶も……おそらくは、戦士のように。意識があるまま……そうされたと、思うと。……いや、しかし」
国王「これまでだ。これまでにしよう。やらなければならぬことがある」
大臣「はい、国王陛下。我等は負けるわけにはいきません」
国王「当然。それに、光明見えぬ道ではない」
552
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:34:23 ID:xtwIHnuw
大臣「天界の方々との合同戦線ですな、驚きました。まさかあの方々が人間に直々に手を貸すと仰っていただけるとは」
大臣「これより二時間後、代表の大天使様がお越しになられます。陛下とはそこで会談を執り行っていただきたく」
国王「破談になることはないだろうが、さすがに緊張はする。しかし胃痛は治まった」
国王「天軍が味方に付けば今より状況は好転してくれるだろう。女神様をお助けせねばならぬ、それも我等だけでやるのでなければ気も楽だ」
大臣「勇者も愚かなことをしました。まさか天軍がこうも早く……」
国王「待て待て、そういうのもあとにしよう。その勇者に関して確か続きの報告があったな?」
大臣「失礼しました。はい、賢者殿を……その……害する直前に、ですが。雷のような光を纏っているのを見た者がおります」
553
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:35:19 ID:xtwIHnuw
国王「大天使殿にも報告せねばならんことだ。勇者は魔法を使うときに雷光を纏う。あれはたしか、魔法の扱いが不得手故どうしても力を注ぎ込みすぎて魔力が溢れているからであったな」
大臣「はい。普通ならば溢れた魔力など目には見えぬか、見えても煙のようにぼんやりとした紫色が見えるものですが、勇者はそれが雷のような光として出てくる特異体質でありますれば」
国王「奇怪な体質よな。しかしそれ以上に奇怪なのは、そうあるということは勇者はその時、自分の魔力で魔法を使ったということになる」
国王「女神様のお言葉によれば、加護を引き止めることに己の全ての魔力を割いていて己では魔法は使えないというはずだったのに、だ」
大臣「わからぬのは、他の方法で魔法を使えるというのに自力で魔法を使ったということ。それをわざわざ衆目の場で使った事、ですが」
国王「意図は解らん。罠やもしれんが、それがどのような罠になるかも分からん。唯重要なのは……」
大臣「勇者は今魔力を取り戻している。ということは、女神様の加護を持っていない、かもしれない」
国王「そうだ。これは、新たな勇者が生まれる好機である、かもしれん」
554
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:36:18 ID:xtwIHnuw
大臣「わからぬことばかりです。加護もないのに奴はまだ若いまま、力も全盛のままのようでありますし」
国王「もともと馬鹿げた魔力の持ち主。大賢者もそれによって不老長寿であるではないか。このあたりも大天使様と協議せねば、だが」
国王「我等が知りえていることも。我等が持っている策も、戦力も。全てを話そうじゃないか」
国王「天軍も女神様を助けねばならん、必死であろう。そこに付け込むようで気が引けるが、あちらにも全て、話してもらおう」
大臣「人間界、天界を守るためでありますれば……」
国王「うむ……」
国王「それと、大臣」
大臣「……は」
国王「大賢者を。魔法使いを、ここに来させよ」
555
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:38:18 ID:xtwIHnuw
―― アノオー国、国境 ――
勇者「今日この日ここに僕が居るのは、ご加護の力の賜物。女神様のお力の賜物であるのは疑いようもなく……」スタスタ
勇者「どれだけ感謝してもしきれぬ大恩。それを捨てるというのは多少、気が引けんでもありませんね」イマカエリミチデス
勇者「こう、ちょっと、一抹の寂しさが過ぎらないわけでもありません」カゼサンガムカエニキテクレルソウデス
勇者「でも、もう、要らない、あの女には愛想尽き果てました」
勇者「……。訂正します」
勇者「あんな醜態晒した女の力とかいつまで経っても離さないでいたら格好付かないんですよね」
勇者「しかしこれで僕も晴れて一介の一生命。もう不老長寿の力も無い、死んだら誰かが蘇生させてくれないと死にっぱなし、お腹減るし排泄しちゃいます」
勇者「あのチャームボイスは少し勿体無かったかな、ああ、あと、聖剣も聖なる鎧とかも使えませんね」
勇者「今何処にあるのかも知りませんし使いたくても探しようがないとも言いますね、勇者様(裏声)」
勇者「そ、そうですけどぉ〜。べ、別に元々使いたくありませんしぃ〜」
勇者「デザインちょっと好きだっただけみたいな!」
勇者「デザインはよかったですね(裏声)」
勇者「性能は兎も角ね!」
556
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:39:19 ID:xtwIHnuw
勇者「しかしこれで僕も晴れて一介の一生命。もう不老長寿の力も無い、死んだら誰かが蘇生させてくれないと死にっぱなし、お腹減るし排泄しちゃいます」
勇者「あのチャームボイスは少し勿体無かったかな、ああ、あと、聖剣も聖なる鎧とかも使えませんね」
勇者「今何処にあるのかも知りませんし使いたくても探しようがないとも言いますね、勇者様(裏声)」
勇者「そ、そうですけどぉ〜。べ、別に元々使いたくありませんしぃ〜」
勇者「デザインちょっと好きだっただけみたいな!」
勇者「デザインはよかったですね(裏声)」
勇者「性能は兎も角ね!」
557
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:39:58 ID:xtwIHnuw
勇者「ぶっちゃけ古代の戦士の王が使ってたっていう剣の方が強かったです!」
勇者「天界人の鍛冶技術もたいしたことなかったですね、勇者様(裏声)」
勇者「ちょっと言い過ぎな気もしますが気のせいかと思われます!」
勇者「また古代の戦士の王の剣を取りに行きますか勇者様(裏声)」
勇者「取りに行きましょう!」
勇者「……どこにやりましたっけ、あの剣」
558
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:42:43 ID:xtwIHnuw
勇者「確か、当時、旅の途中で何処かの街に奉納してきたような、えーと。っあ、それと鎧も作らにゃいけません!」
勇者「魔王におねだりしてみてはいかがでしょうか、勇者様(裏声)」
勇者「おねだりしてみましょうか!」
勇者「何のかんのぶつくさ言いながら作ってくれそ……っと」
559
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:43:41 ID:xtwIHnuw
勇者「風さんがわざわざ迎えに来てくれたみたいです。向こ〜〜〜のほうの空に風さんのワイバーンが見える」
勇者「本人はまだ見えません。というかあの方近くに居ても見難いんですよね」
勇者「風で出来てますからね(裏声)」
勇者「ね。それでは、帰りましょうか、我が家に。風さんにも火さんにも水さんにも土さんにも、魔王にも、魔力戻ったっていってビックリさせちゃいましょう」
560
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:44:33 ID:xtwIHnuw
勇者「きっとビックリしてくれますよ勇者様(裏声)」
勇者「反応が楽しみです、おーい、風さーん」
風の四天王「勇者殿〜。迎えに上がりましたぞ〜」
勇者「わざわざありがとうございます。いやあ、一人でも走って帰れるんですけど、やっぱ空の旅って気持ちいいですよね」
風の四天王「フホホ。お気に召して頂けたようで何よりですぞ。さ、どうぞどうぞ、お乗り下され」
勇者「ありがとうございます。ああ、行ってきましたよ、アノオー国首都。お土産話も色々あります、まずはね――……」
561
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:51:49 ID:xtwIHnuw
いつもご支援・ご声援ありがとうございます。本日の投稿はここまでとなります。続きは多分2月20日。伸びる可能性もありますのでその時はまたお知らせさせて頂きます。
賢者の今わの際の台詞とか出そうと思ったんですけど、串刺しにされたあとベラベラ喋るのもなんだし、回避しようとしたら地の文多くなっちゃったんで断念を。
もしかしたらまた別の形で出てくるかもしれません。
本日もご視聴ありがとうございました!
562
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/10(水) 23:54:24 ID:bs6wmHTI
おつん
563
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/11(木) 00:20:09 ID:bN4jrJoM
乙!
564
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/11(木) 00:31:38 ID:rK6eP8fs
おつおつ
女神はしっかりコロコロしたんかね?
565
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/11(木) 00:37:03 ID:uKxnbjS6
さて天界相手にどんな立ち回りをするのやら
566
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/11(木) 01:09:11 ID:KTkTDY6o
乙
567
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/11(木) 19:40:02 ID:U3I0F3fU
加護を捨てたなら女神はもう用無しじゃないか
不快な存在だし全力でいたぶってくれていいぞ
568
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/12(金) 00:13:52 ID:246yBUwA
女神の処理はメインだから期待してる
569
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/12(金) 03:49:32 ID:O/1vzJgM
光と闇が交わり最強に見えそうな弾幕戦争が裏で起こりそうな予感がするようなする
570
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/13(土) 13:31:52 ID:3fW51gME
正式に天界が出張ってきて、さてどうなるか……満を持しての魔法使いも楽しみ
乙です(裏声)
571
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/16(火) 06:27:33 ID:PhXaAzks
女神をちゃんとコロコロしてなかったら加護憑き新勇者が出てきちゃうからなぁ
572
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/16(火) 14:01:51 ID:CTnFdu7A
勇者サマと魔王サマはお蕎麦党だけど
天界勢は何派だろうなあ、色味的には白いからうどんとかそうめん?←かなりどうでもいいw
いよいよ魔法使いさん登場ですね、楽しみ!
573
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/21(日) 21:42:20 ID:OF8JeywE
>>1
です。事前にお知らせすると言っといてすみません! 投稿予定日より一日遅れての報告となってしまいました……!
楽しみにして頂いている方々には大変申し訳無いながら遅れます。最低でも次の日曜日までには必ず投稿しますのでどうぞご勘弁ください。
574
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/21(日) 21:43:26 ID:CgXl61q6
うい
575
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/22(月) 15:57:59 ID:bMZ3Nbjo
あいよ
576
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/22(月) 18:52:35 ID:pGEJU04c
OK!!!!(軍団)
577
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/23(火) 02:08:29 ID:aR08g2NI
>>576
ズドン!
578
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/25(木) 19:31:42 ID:7pFfif.w
追い付いたぞ(乙)
579
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/03/01(火) 21:56:13 ID:3/2tLAYs
あれぇ
580
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/03/04(金) 09:30:19 ID:8yQtYK7k
勇者サマの境遇を思えば次投下20年くらい待つのなんて平気平気
ほ。
581
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/03/05(土) 05:15:22 ID:OL6mrbiM
其れ迄に果たしてこの脆弱な世界(深夜VIP)が保つかどうか……
582
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/03/12(土) 04:08:00 ID:gsAGtTOE
勇者は負けずに世界に腹パン決めて
今までの分返してやるんだ!!
誰一人後悔はしても勇者に対する懺悔はないからな
583
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/03/13(日) 23:05:04 ID:XxdCfAQA
気長に待ってるよ
584
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/03/21(月) 23:55:07 ID:oypYFMEk
Waiting !!!!(軍団)
585
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/03/28(月) 18:12:54 ID:DUYqoUaQ
待つよ
586
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/04/04(月) 12:17:11 ID:FZgYPOeY
頑張ってくださーい
587
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/04/04(月) 12:22:28 ID:qidkYkN6
ありがとうございます
http://ssks.jp/url/?id=489
588
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/04/09(土) 15:07:03 ID:Wivbzhgw
懇親の保守
589
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/04/17(日) 20:14:00 ID:8SKXpmww
あくしろよ
590
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/04/18(月) 02:08:21 ID:Swnu28FA
まあ、気長に待とうぜ
591
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/04/27(水) 22:22:09 ID:HkPlRkis
せやな
592
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/07(土) 02:06:49 ID:YFwEUigg
のんびりと保守
593
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/13(金) 11:30:29 ID:pyceVIFo
もう主この存在忘れてるんじゃないのかねぇ
594
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/13(金) 11:32:59 ID:SIp2ZHG.
日曜日がこない
595
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/14(土) 21:06:39 ID:xbMoJQ8M
>>594
てことは
毎日がどようび!(゚∀゚)
596
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/15(日) 00:38:25 ID:kGL1tWZg
毎日がサタデーナイトフィーバー
597
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/16(月) 12:40:54 ID:R7ynq3yE
(裏声)って表示を見るたびに勇者様を思い出す
続きまだか…
598
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/16(月) 17:43:04 ID:RcZbRV.c
何この気狂い勇者(褒め言葉)もっと見たい
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板