したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

勇者「魔王を倒してから、あれから二十年!」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 04:28:39 ID:yE6jxwRI

勇者「僕は元気にやってます!」

勇者「牢獄の中でなーっ!」

勇者「おはようございます!」

勇者「はい、おはようございます勇者様(裏声)」

勇者「微かに聞こえる雨音からして本日のお天気はやや小振りの雨日和ですね!」

勇者「お腹の減り具合からして大体今は午前十一時頃といったところですかね!」

勇者「不摂生はいけませんよ勇者様(裏声)」

勇者「そうですね気を付けます! 旅をしていた頃は日が出るより早く起きて日が沈む前に寝ていたのにすっかり今や」

勇者「嘘はいけませんよ勇者様」

勇者「はいスミマセンでした! 日が沈む頃に魔法使いとギシアンしはじめて日が出る所に精魂尽き果てる生活してました!」

勇者「おかげで旅のペースが遅れるの何のって! ハハハ!」

勇者「ヒャッホウ!」

勇者「ひゃっほう(裏声)」

381以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 00:39:12 ID:UsPserig
いつもご声援、ご支援、ありがとうございます。予定より遅くなっちゃてすみません。締め切り過ぎてもダメな人間だったようです。
投稿はじめさせていただきます。戦士のときより地の文多くなってしまっているので苦手な方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。

382以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 00:42:02 ID:UsPserig

 まともに戦ってはいけない相手、まともに戦ってしまえば出鱈目なまでの肉体スペックと技量で粉砕されてしまう相手。
 最盛期の勇者とはそういう男であったということを僧侶と女神は思い出していた、戦士がああなったことで思い出させられていた。

 最盛期の勇者とまともに肉弾戦をこなせるといえるのは炎の四天王ぐらいのもの、肉弾戦で互角近くで戦えるのは魔王ぐらいのもの。
 彼等は元より戦士よりもさらに肉体性能が遥かに劣る僧侶と女神はそれだけに同じ轍は踏まない、踏めない。

 ――策は用意した。


魔王「さて、気合入れも終わったが、あちらも何か仕掛けてくるつもりだぞ勇者よ」

勇者「一緒に踏み潰しましょうか、魔王」

383以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 00:44:00 ID:UsPserig

 僧侶にとって幸いと言っても良い点が一つはあった。

 勇者は、昔と今では見た目も有り様も大きく変わってしまっているが、昔も今も戦闘の基本に忠実だということだ。
 そのうちの一つとして、相手の身体の動きそのものも見ているが、相手の目の動きを見て動きの始まりや狙い所を見極めるクセがある。

 ――そこだ。


勇者「では……」 

僧侶「――」

384以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 00:46:14 ID:UsPserig

 戦士を斬ったときも戦士の目を勇者は見ていた。己の反応速度についていけない者の目も勇者はしっかりと見ている。
 僧侶たる自分が戦士でも追い切れない動きを見ることはできないが、自分の目をあちらが見ていればそれでいい。

 そういうつもりで、頭を上げた僧侶の目にはやはり、奇跡など起ころうはずもなく勇者の姿は見えていない。

 魔王だけが、たった一歩の踏み込みで距離を潰し、引き抜いた剣を真横に振り被り、僧侶の両足を絶とうとしている勇者の動きが見えていた。


魔王「……ほう」

勇者「――」

385以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 00:48:47 ID:UsPserig
僧侶「……」 

女神「成功、しましたか」


 魔王が、意外なものを見た、といった顔で眺める。

 僧侶は、焼かれた顔を隠すための仮面で表情は伺えない。
 女神は、成功したとは言うものの苦虫を噛み潰したような顔をしている。

 勇者は、無表情のまま、ギリギリ僧侶の足に触れるか触れないかというところで剣を止め、動きを停止させていた。

386以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 01:02:29 ID:UsPserig

魔王「お得意の幻の魔法。発動条件は、勇者が僧侶の目を見ること、か?」

魔王「貴様では勇者の動きを捉えて魔法を練り上げて放ち当てるのは至難であるからな、ならばあちらに条件を満たさせてやれば良いと」

魔王「しかしよくもまぁ、彼奴の魔法防御を突破したものだ。状態異常の類には極々類まれなる耐性があるのだが、ッフハ、そうか、前々から仕込んでいたのか」

魔王「それだけの魔力を溜め込んでおいて無事で済むまい、寿命を犠牲にしたのか、どれぐらいだ、いやしかし、勇者の動きが止まるとはなんの幻を見せている?」

女神「……二十年前の、彼の身に起きたことを、二十年間に、彼の身に起きたことを、何度も」

魔王「ッフ。フハハハハハ! 奴がトラウマとわざわざ言うぐらいのアレをか!」

魔王「勇者を止めるならばそれぐらいのドギツイのを叩き込まねばな!」

魔王「フハハハハハハハ! ハッハッハッハッ! ハッハッハ!」

魔王「よくもまあ、勇者にあの仕打ちをして清廉面をするのも笑えたが、こんなことを準備しておいてよく清廉潔白を謳ったものだ! 我らこそが善性と語ったものだ!」

387以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 01:04:22 ID:UsPserig

魔王「ようやく貴様に親近感を覚えたぞ女神よ!」

魔王「ハッハッハッハッ、うむ、大変良い!」

魔王「ッフフフフ、ハハハ。いやぁ……次はなんだ、それだけては終わらぬな、うむ、この気配……?」


 手を顔に当て、破顔一笑といった顔を手で隠し、肩を大きく揺らし胸を前後させて、たからかに笑う魔王。
 余程嬉しかったのか楽しかったのか、あるいは怒りでも覚えているのかも分からぬ程犬歯を見せ、目端に涙まで浮かべていた。

 周囲に発生した気配は、転送魔法陣である。一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つ、増える増える、転送魔法陣。

 そこに現れるのは人間だ、鉄の鎧を纏い、鉄の兜を身につけた格好こそは兵士であるが手には剣一つ持っていない。
 彼等の武器たるはそれではなかった、背中、腰骨よりやや上に転送陣とはまた別の魔法陣が輝いていた。

 戦士が爆発直前に浮かび上がらせたものと同等のものであった。


魔王「こう来るか!」

388以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 01:06:36 ID:UsPserig

魔王「――面白い」

女神「……許し給う、人の子よ」


 魔王がまた顔を歪める。

 女神が、身を斬られたかのような苦痛に顔を歪める。

 ――その場が爆炎に満たされた。

389以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 01:08:31 ID:UsPserig

 ――。

 ――。

 ――。

 おそらくは、この大陸に住まう者であるならばそれはどこからでも見えた。
 生物の生存をどれだけ憎めばそれが起こり得るのか、検討もつかぬほどの、生き物の生存を許さぬという一念だけは、想像しうる……
 轟々と登り立つ巨大な火柱。

390以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 01:12:17 ID:UsPserig

魔王「しかし、なんだな、愉快ではあったが、喜劇であったが、余計なケチはつくものだ。……まったく。……褒めたと思えばこれだ」

 爆炎の柱は、立ち上がるまで、ほんの僅か。立ち上がって、数秒。立ち上がったことそのものが無かったかのように、消え去った。

 自慢のマントは膝から崩れ落ちた勇者に被せられていた。
 自慢のマントの下には闇を凝り固めたように黒々とした鎧を纏っていた。
 右手には、吹き上がった爆炎と同じ魔力を持った炎がその中で煌めき燃えていた。
 左手には、爆発に巻き込まれないようにと転送陣にて逃げ出そうとしていたところをひっ捕まえて爆炎を喰らわせ黒焦げになった女神と僧侶を掴んだ――

 魔王が満足感を漂わせながらも虚無感も匂わせた顔で立っていた。

391以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 01:14:52 ID:UsPserig

女神「……」

僧侶「……っか。な……」

魔王「なんだ、さすがに潰れてはいても驚けば喋るものだな? 生きているのは褒めぬぞ。ギリギリで治癒しておるからな、我が。それは兎も角馬鹿は貴様等だ」

魔王「面白いとはいったが、わざわざ、律儀に、人間爆弾共が爆発するまで待ってやる道理はない」

魔王「人間爆弾共の爆発の威力はなるほどたいしたものだ、戦士一人であれだ、あれだけ数が居ればひょっとすると無防備な勇者は危なかったかもしれんな」

魔王「我も流石に間に合うか解らなかったので、久々に冷や汗を流した、良い余興であったよ。でだ、マントは勇者に被せたが爆発せんにこしたことはないから焼き払った」

392以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 01:17:36 ID:UsPserig

魔王「貴様等との戦いに使わなかったから警戒していなかった、とでも、言いたいのかもしれないが、どれほど馬鹿だ貴様等」

魔王「あそこは我が居城ぞ。こんなもの放ったら我が居城が丸々消し飛ぶわ、見よ、これだけの破壊力だ。目に見える範囲全てを焼く我が火炎の魔法ぞ」

魔王「まったく、本当に、まったくだ。期待していたというのにまさか一発で片付いてしまうとは……てっきり他の手も用意してあるのかと……まったく……」

魔王「……そら、勇者、捕まえたぞ。さっさと僧侶の中に仕込まれた爆弾を、む。ないように見えるが我には解らんのでさっさと……ええい、まだ、戻ってきておらんのか」ガシッ

勇者「!」クェッ

魔王「水の四天王のところに連れて行ってさっさとコイツから治さねば……」ズルズル

勇者「」クェェェェ

魔王「勇者を元に戻したら、僧侶を早く直さんと我の治癒ではそのうち死んでしまう。今ので少し燃えてしまった配下を再生させぬとならし」

魔王「無論配下は出来る限り燃やさぬようにしたが……土もおるし……だがしかし如何せんこれはコントロールが難しくてな……やることは多いぞ!」ズルズル

勇者「」クェェェェェェェ

魔王「まったく! 世話のかかる奴だ!」

勇者「」オテスウオカケシマスゥゥゥゥゥ

393以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 01:26:23 ID:UsPserig
魔王、活躍。さすがにあの火炎魔法は何発も何発も連続して使えないとか説明不足があったかもしれませんが僧侶との戦闘編、とりあえず終了。
今回はここまで。続きは年末までにもう一回投稿できればと思います。
その投稿の前にちょっとしたおまけコーナーと、もしかしたらまた登場人物一覧の更新するかも。
ご視聴ありがとうございました。

394以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 02:22:46 ID:aro7Cp1A
おつー
クェェ勇者で不思議なダンジョンのチョコボ思い出したわ

おまけコーナーがあると面白いけどやりすぎるとドラゴンマダムみたいにダレるから注意

395以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 04:10:07 ID:eUiqF3s2
オツデスゥゥゥゥゥ

396以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 05:15:53 ID:tibe/ODk
わかってないなぁチョコボじゃなくて
どおくまんの「花の応援団」なんだよなぁクエエェェェ

397以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 08:47:23 ID:CHO0qMBs
これ女神さまも死んだ?

398以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 10:02:34 ID:yaCKsJag
トラウマ発動してても地味に謝ってる勇者可愛いな
乙ャッホー

399以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 11:05:52 ID:l9g3uaUM
魔王様かっけええなああ
女神は息してるのか?

おまけも楽しみ乙ヒャッホウ!

400以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 14:16:20 ID:Krn3wzqc
己の覇道の道具は勇者もお城も大事に扱う魔王様ステキ、ヒャッホー!

マント、防火仕様なんすねw

401以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 14:17:13 ID:LpxWyR6M
うん、この女神なら勇者ああなるの必然ですわ



402以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/12(土) 14:39:45 ID:dESXQllE
女神が魔族よりゲスい

403以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/16(水) 21:25:28 ID:jIwgfa/g
ふとチョベリバっていつ流行ったんだっけと思ってウィキペ見たら
1995年頃から使われ出したって書いてあった
きっちり20年前の言葉じゃん
そこまで調べて書いてるのか、>>1すごいねヒャッホウ!

404以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/23(水) 20:26:15 ID:silTb/dQ


405以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:15:28 ID:zkpmxVPQ
チョベリバって二十年も前の言葉だったんだと今知ったぜ、持ち上げてもらったところ申し訳ないが偶然だぜ、ひゃっほう!
いつもご支援・ご声援ありがとうございます。今日は登場人物一覧+ちょっと用語を更新しに来ました。
あってもなくても、見ても見なくても本編ご視聴には何ら問題ございません。見られる方も気楽に見てやって下さい。

406以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:17:20 ID:zkpmxVPQ
――用語集そのいち――


・魔王戦役
 現代より二十年程前に勃発した、魔界より魔王率いる魔王軍が人間界へと侵攻をしかけてきたために起こった大戦争のこと。
 開始五年目に勇者一行が四天王と魔王の首を取り人類側の勝利で終結した。開始四年目までは(勇者一行が表舞台に出てくるまでは)魔王軍勝利目前というギリギリの状況だった。

・勇者戦役
 死んだはずの四天王および魔王が再び決起し、そのトップには封印されていた筈の勇者が立ち、人類に侵攻をかけてきたことにより起こる大戦のこと。開始二ヶ月目で現在進行中。
 二十年前の悪夢がよりタチが悪くなって再臨した。

・旧・魔王軍
 魔王が魔界全土から戦える魔物を弱いのから強いのから掻き集めて結成された軍。魔王、四天王の他四天王直属の部隊長などが方方に散らばって指揮を取っていた。
 魔王戦役終結後は、ある者は討ち取られ、ある者は魔界に逃げ帰っていった。

・新生・魔王軍
 魔界に逃げ帰った者は連れ帰り、戦死した者は元気玉の要領で世界中からかき集めた魔力に物を言わせて復活させ、キレイそっくり勇者の手により再生された魔王軍。
 魔王に変わり勇者がトップに立つ。

407以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:19:18 ID:zkpmxVPQ
――用語集そのに――


・神族
 女神やそれに親しい者達のこと。主に天界在住

・人類
 人間のこと。古い呼び名は、亜神族。主に人間界在住。

・亜人類
 人間以外の種族のこと。古い呼び名は、魔族。主に魔界在住。


・天界
 女神などの神族が住む世界。極々一部、魔・人間界で偉業をなした者が住むこともあるらしい。
 かつての勇者曰く、楽園。現在の勇者曰く、くそったれ。魔王曰く、楽観主義者の楽園。

・人間界
 ヒューマンに代表される人類が最も多く、エルフやドワーフなどの亜人類などが少数住む世界。
 魔王曰く、一年の間で暑かったり寒かったり肌寒かったり暖かったり冗談のようだな。
 四天王曰く、マジありえねぇ……魔界から持ってきた服が一年の四分の三近く使えねぇとか……。

・魔界
 エルフ、ドワーフ、獣人、魔人などの亜人類が最も数が多く、ヒューマンも極々少数住む世界。
 勇者曰く、常夏のリゾートスポットですか!? 世界一個丸々!? 嘘でしょ!?

408以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:21:08 ID:zkpmxVPQ
――用語集そのさん――


・魔王城
 今も昔も魔王軍の本拠地。
 白い砂浜、ぽつぽつと立つヤシの木、青い海に見渡すかぎり海平線。常夏のリゾートビーチみたいな気候と広々とした島に、ずでんと立つ巨大なお城。

 巨大なマグマの湖の中央にそびえ立つ陸の孤島であり、常に暗雲立ち込め、雷鳴鳴り響く……
 ような城に魔王や一部の魔物はしたかったのだが四天王含む大勢の魔物に拒否されて仕方なく、魔王が四天王達の要望(住み慣れた気候と土地に住みたい)を聞き、わざわざ島から造った。


・アノオー国
 ドッカ村、アッチ村、ソッチ村などの幾つもの村々、およびソギャン街やアギャン街などの大きな街が三つか四つ、首都アノーで構成される、大きな王国。
 比較的温暖な気候に恵まれており、フルーツ産業が盛ん。女神信仰が主信教であり、女神信仰の聖地といえばここ。勇者パーティは全員がここ出身である。
 ちなみに勇者は首都アノー生まれの都会っ子。魔法使いも同じく。僧侶と戦士はソギャン街出身。


・女神の加護
 女神が選んだ人間に貸し出している力の特典パックのようなもの。
 ランクがあり、仮にそれらをPlatinumパック、GOLDパック、Silverパック、Bronzeパック、Standardパックとあったとして在庫はそれぞれ一つずつ。
 S・B・SパックはP・Gパックの劣化バージョン。P・Gパックは現勇者が独占してしまっているため、次世代の勇者が生まれたとしても、加護のレベルが劣ることになる。

・勇者の加護
 自分が所有している加護のうち幾つかを劣化コピーとして他者に付与することができる。S・B・Sパックを勝手にバラまいているようなもの。
 とはいえP・Gパックの全てをコピーすることは出来ないので次世代勇者が次から次へと生まれるようなことは今のところは無い。


・腕っ節ランキング
 世界中の生き物を強さの順で表したランキング。
 とはいえ戦闘とは作戦や武器の違い、相性の良し悪しにより結果が変わることもあるので目安程度としての指標。

409以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:23:07 ID:zkpmxVPQ
――登場人物そのいち――


『勇者』
新生・魔王軍総帥。かつての救世の英雄。
英雄過ぎて鬱陶しがった王と仲間から裏切られボコされ、悪者になりましたと風説流され風説信じた民からもボコられ、封印かまされていた。
封印していることをすっかり忘れた民がうっかり封印の扉を開いてしまったことにより二十年の歳月を経て世に出てきた。二十年の間に色々思うところあったようでかなり壊れてる。

救ったのに救ってくれなかった世界はもう要らない、と壊れたままに心機一転、自分以外の生物皆殺しにしちゃおう大作戦を実行し始める。
最初は一人で計画を進めていたが長年一人だったために寂しくなってきたので、賑やかしに魔王軍を再生させた。
賑やかしが済んだら始末するつもりだったが、その魔王軍の皆が優しくしてくれるもんだから情が移っちゃって始末するの中止。
総帥の座まで譲ってもらっちゃって生物撲滅計画あらため魔族のための世界征服に計画をシフトしていく。

たった一人でも時間さえかければ人間・魔・天界の生物を撲滅成し得るだけの力を持つ出鱈目生物。
パサパサ真っ白ウェーブヘアーとマリモ的レイプ目の、腕っ節ランキング堂々のナンバー1。


『裏声さん』
合いの手担当。綺麗なハイトーンボイス。
意外とハスキーボイスな勇者は裏声さんを安定させるのに大分苦労した歴史があるらしい。勇者が他の人間と接触しているときは基本出番がない。


『軍団さん』
そりゃもう軍団相当の多大な合いの手担当。作者のうっかりミスより爆誕。
台詞は少ないが彼等が合いの手を打つ時大地が震える、声がデカすぎて。あと英語で喋る。勇者が他の人間と接触しているときは基本出番がない。

410以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:24:06 ID:zkpmxVPQ
――登場人物そのに――


『村娘』
ドッカ村の村娘。十四歳八ヶ月七日目の処女。ドッカ村の虐殺事件の唯一の生き残り。現在は傭兵五人衆に保護されているが心神喪失状態。
彼女は絶対に殺さないように、と、新生・魔王軍には写真かってぐらいの精巧な似顔絵と共に通達がなされている。

『傭兵五人衆』
ドッカ村に滞在していた傭兵ギルドの五人組。村娘を安全な場所まで保護・それまでの護衛役とするため虐殺から免れた。
最初こそ脅されて嫌々であったが、次第に情が湧いてきたようで、護送のあとも村娘の世話を甲斐甲斐しく焼いている。

411以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:27:11 ID:zkpmxVPQ
――登場人物そのさん――

『戦士』
アノオー国剣聖。二十年前の大戦の英雄パーティの一人にして、二十年前の勇者を嵌めるのに一役買った、元仲間。
勇者を嵌めた時手痛いしっぺ返しを食らい、片腕と片足をぶった斬られた。この傷は大戦時の名誉の負傷ということになっている。

自分の力量に絶対の自信をもっており、事実世界でも十指に入る強さだが、その為慢心がちで相手の強さを見極める目はかなり曇り気味。
それが災いして勇者に挑んで返り討ち、想像を絶する痛みの肉体改造を受けて心が圧し折れ、精神は弄られてないのに新生・魔王軍に寝返る。

元々あんまり国王連中にも信用されてなかったのか、人間爆弾の魔法を身体に仕込まれていた。爆弾が発動して爆発四散して死亡。
人類では二番目に強かった男。腕っ節ランキング6位。


『僧侶』
アノオー国聖女。二十年前の大戦の英雄パーティの一人にして以下略。戦士の伴侶。
勇者を嵌めた時手痛いしっぺ返しを食らい、喉を潰され顔を焼かれた。この傷は大戦時の以下略。

勇者以外では唯一女神と対話したり直接加護をもらうことが出来た信仰者であった。

人類滅ぼせイケイケ魔王軍のトップ二人に挑み、勇者はなんとか無力化したものの、魔王を無力化する努力を怠ったため黒焦げにされる。
魔王城に連れて行かれて治療されたあとは改造された。どうなったかは本編で。

『魔法使い』
アノオー国賢者。二十年前の以下略。
勇者を嵌めた時手痛いしっぺ返しを食らい、懇親の呪いを受けた。この傷以下略。現在詳細不明。

『国王&大臣』
勇者出生の地アノオー国の国王と大臣たち。二十年前の勇者を嵌めた主因のローガイ。
勇者対策を色々持っているようだが……

412以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:28:06 ID:zkpmxVPQ
――登場人物そのよん――

『女神』
人間界の守護者。普段は天界に住んでいる。
世界平和のため、人間界の平和のため、という目的があるのならばいかな手段をも許容するし、必要ならば自分に献身を尽くした勇者でさえ見捨てることも厭わない。
そのくせ口から出るのは清廉潔白っぽい言葉、慈悲深い言葉だからタチが悪い。尚更タチが悪いのは、これは演技でなく、正真正銘本心から出ている言葉ということ。

勇者抹殺に失敗し、魔王に黒焦げにされた。魔王城に連れて行かれて治療された。まだ一応生きてる。
人間界に居る時は浮いてる。物理的にも、人間界の理からも浮いているため、この状態なら腕っ節ランキング4位。地上に降り立つと一人前の人間の兵士以下。


『魔神』
魔界の守護者。魔界の人気のないところに魔王に一軒家を立ててもらってそこに住んでいる。
朝はお家でお布団で朝寝して、昼は草原で日向ぼっこしながら昼寝して、夜はお家でコタツに潜って夜寝してる、魔界の神様。基本的に寝てるので出番はない。
睡眠に睡眠を重ね千年単位で鈍りに鈍ったその身体でも腕っ節ランキング10位。

413以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:32:06 ID:zkpmxVPQ
――登場人物そのご――

『魔王』
新生・魔王軍のナンバー2。旧・魔王軍総帥。腕っ節ランキング2位。

勇者と互角近くで殴り合える肉体スペックにくわえ、街の一つや二つぐらいなら魔法一発で片付けられる大魔力と大魔法を操れて……
さらにさらに物理100%魔法80%カットのマント作ったりオリハルコンで鎧作ったりする魔道具作成の天才。かなりのチートスペック。

異種族の命には灰ほどの重みも感じず、配下の命も目的を達するための道具という見方が強い、目的のためなら手段を選ばず、必要なら非道な手段もいくらでも使う。
と、一見冷酷な性格をしており事実そういう節はチラホラあるが、人間相手に一度は降伏勧告をしたり、自らに服従するか自分よりも強いなら人間でも大事に扱い、
必要な時を弁えているので非道な手段オンリーでなく、道具は壊れる瞬間迄大事にするタイプということで魔族には甘かったりするなど、なんのかんの隙のある性格。

相当な時間を生きているせいか最新の、とくにここ最近の若者のセンスに付いていく、若いノリ、というやつが自分には足りていないと思っていてそれが昨今の悩み。
若者のセンスといっても、接する若者が勇者と土の四天王だが。勇者は普通に絡み難いし、土の四天王はちょっとズレてるし、彼らに付いていけなくても誰も責めやしないのだが……。


『土の四天王』
新生・魔王軍のナンバー3。旧・魔王軍幹部。

ずば抜けた生物改造技術でもって数々の生物兵器を生み出し、大戦時も現在も数々のバリエーション豊かな創作物で人類を苦しめる。
技術の高さゆえの性格か、性格がそうだから技術が高いのか、ともかくちょっとマッドサイエンティスト。見込みがある生物をすぐ改造したがる困ったさん。

ムチムチボインの褐色銀髪目の下にクマある美人。魔人。勇者のことは大戦時から相当気に入っており、現在ではあんなことやこんなことまで含めて色々ご奉仕真っ最中である。
四天王の中では直接的な戦闘能力は一番下である。が、それでも流石に四天王、純粋な戦闘能力だけでも腕っ節ランキング9位にランクイン。

414以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:33:11 ID:zkpmxVPQ
――登場人物そのろく――


『火の四天王』
新生・魔王軍幹部。旧・魔王軍幹部。
勇者や魔王と真っ向きって殴り合える、おそらく世界唯一の男。件の二人が居なければ此奴が魔王やっててもおかしくないぐらいの腕っ節の強さを持つ。
炎の称号を冠しているため、それに合わせて炎で燃え盛る身体を持つ魔人の姿を取ってくれているが本体はフツーの魔人。イメージを大切にするタイプ。
腕っ節ランキング3位。出番があるかは未定。

『水の四天王』
新生・魔王軍幹部。旧・魔王軍幹部。
炎の四天王と違ってガチで水で出来た魔人である。治癒能力に長ける、その他には幻術の扱いも上手。一応女性。
腕っ節ランキング5位。出番があるかは未定。

『風の四天王』
新生・魔王軍幹部。旧・魔王軍幹部。
炎の四天王と違ってガチで風で出来た魔人である。速度に長ける。短距離だけなら勇者より早いと専らの噂。
腕っ節ランキング7位。出番があるかは未定。

415以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:34:18 ID:zkpmxVPQ
以上であります。おまけコーナーはまた明日か明後日の夜に。

416以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/25(金) 23:51:57 ID:CyO2gyNA
女神が無能すぎて笑える
そら世界滅びますわな

417以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/26(土) 01:43:12 ID:3b0C.Pjw
むしろこういうの読むの好き

418以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/26(土) 09:29:28 ID:m/FxPdK2
魔界まさかの南国リゾート地www
村娘ちゃん以外の人間はこの先生きのこれるのか…
乙乙

419以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/26(土) 09:32:38 ID:ROgZgF/2
女神は酷すぎるが魔神は仕事しろww
女神と僧侶をどうするのか期待

420以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/26(土) 14:00:46 ID:lXV4VVzA
魔神が本気出したら割とやばそうだな

421以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/26(土) 22:59:59 ID:.4Ch2SBE
魔神勝ち組すぎるだろ

422以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/27(日) 10:53:08 ID:S9RVyV6Y
いっそ『懇親の魔法』が気になってきました!
魅了系?嫌なのでも感じちゃう悔しいビクンビクン系?

423以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/27(日) 11:30:11 ID:KPatvG4Q
よくみたら最初から渾身じゃなくて懇親なんだな
これは期待ですねぇ

424以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/27(日) 19:06:54 ID:8.hiJjuU
呪いってつくくらいだし、懇親できなくなる、親しくなれなくなるとか信じられない疑心暗鬼状態になるとか?

425以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/27(日) 21:22:40 ID:rv4g1chw
軍団さんと同じ末路を辿るのか…それとも…

426以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/27(日) 22:28:51 ID:TjfPMRxQ
予想はよそう

ランスのエターナルヒーローのレディみたいな感じかなぁ

427以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/27(日) 23:53:41 ID:7WRjjISc
おまけコーナー


魔王「フッ、勇者よ、貴様に付き従う者としては些か申し訳無いのだが、貴様よりも我のほうがこのスレッドにおけるマスコットキャラクターの座に相応しいのではないか?」
勇者「なんですか、行き成り、藪から棒に。というかどこでマスコットキャラクターなんて言葉、覚えてきたんですか」

魔王「街興しで少しな。名産品を主軸にして外部にアピールしていくのは良い案だが、それだけではやはり昨今の若者の心は動かぬ、そこで提案されたのが古来よりあるおまけ商法――」
勇者「わかりました、わかりましたんでもう結構です。魔界でも街興しあるとか、貴方がそれに関わってるとか、良く分かりましたんで」

魔王
「うむ、それで、マスコットキャラクターの件だが。見よ! 登場してからというもの登りに登った読者からのこの人気よ!」
「貴様の軍に入りたいという者は居らなんだが、我が軍に入隊したいというどころか我の盾にまでなりたいという者まで居るほどだ、ククク、勝ったな」

勇者「あー。はいー。そうっすねー」
魔王「なんだその気の抜けた返事は」

勇者「いやー。そのー。なんていうかー。元々僕はマスコットじゃないですし。裏声さんがそっち系っていうか」マァボクトイエバボクナンデスケドモ
魔王「……裏声さん……?」シンキャラカ?

428以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/27(日) 23:58:52 ID:7WRjjISc

勇者「それにしても僧侶との戦闘もとりあえず一段落。残るは魔法使いと、あのローガイ共」
魔王「僧侶がどうなったか、女神がどうなるかは、そのうち本編でお見せするとしよう」

勇者「ローガイ共も結構頑張って新生・魔王軍対策を練っているみたいですが、どうなるんでしょうねー」
魔王「風の魔王が作成した腕っ節ランキングにおいてはその上位の殆どを独占している我々ではあるが、油断は禁物だ。あれはあくまで目安に過ぎん」

勇者「策一つで引っ繰り返ることもないわけではありません、事実僕は魔王があの場に居なかったらちょっと危なかったかもしれませんが、しかし目安でも圧倒的な戦力差」
魔王「うむ、上位独占状態の我々からすれば有効な番付ではある。お前一人を策で止めたとしても我がおる、四天王も居る、十位圏内には居ないが百位圏内の魔物も居らんでもない」

勇者「数こそパゥワァ。しかもその数、質も良し」
魔王「勝ったな。と、いっても、過言ではないが。魔王戦役とか呼ばれているあの戦で我はそう言って敗北したからな、敗北させた本人はここに居るが、しかしそれでも油断出来ぬ」

429以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/28(月) 00:02:34 ID:eGN5qdF2

魔王「人間界を制服したあとは、天界にも侵攻してやろうか、とも、思っておるしな。兵の無駄な損耗は出来る限り避けるにこしたことはない」
勇者「人間界を魔界としたあとは天界もそうするおつもりと。人間界と違って未知の領域ですしねぇ、そうそう、そういえばですよ、女神様ね」

魔王「大層評判が悪いな、非常に愉快である」
勇者「愉快である!」

勇者「あ、僕、ホントはこういうこと言っちゃいけないんですけどここ本編とは関係ないしぃ〜」
魔王「魔王軍総帥でもあることだしな。我は別に本編でもなんでも好きなように言わせて貰うが」

魔王「無能の謗りを受けても仕方なかろうよ。特に、我が人間を操って勇者をどうのこうのというくだりはな……」
勇者「視聴者=サンにも途中で突っ込み受けてましたけども。あのあたりもうちょっと長〜く突っ込むつもりだったんですけどね?」

魔王「他の突っ込みが思ったより長々となってしまってな、あんまりに長々〜っとなるのも流石にくどいかと思い、言わなんだが」
勇者「視聴者=サンが入れてくれた突っ込みの通りですよね、ホント。じゃあアンタがなんとかしてくれよ、って話ですよねぇ〜」

魔王「奴には流石に魅了の魔法は通じんからな。よしんば他の人間が我に操られたとして、我に操られることのない女神が勇者を見捨てたというのだから尚更悪い」
勇者「マジ無能」

430以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/28(月) 00:08:13 ID:eGN5qdF2

魔王「仕事しろ、仕事。仕事している面して仕事をしないというのはな、まあ、最初から仕事する気がないうちの魔神みたいなのも居るが……」
勇者「年中無休でスリープモードと聞いたときは流石に笑いましたよ。しかも貴方に家建てさせたんですって?」

魔王「ああ。最初はな、あちらから接触して来たのだ、こう、なんだ、我にも加護の一つや予言の一つはくれるのかと思ったのだが……」
勇者「くれるどころか、くれと。しかも、快適に寝れるための場所を」

魔王「我が耳疑ったぞ。何度聞き直しても、答えは変わらなんだので、最終的には諦めたが……」
勇者「というか貴方、家作らされたり、城を島ごと作らされたり、物造りの才かなり使われてますよね。使ってもいますけども」

魔王「どうしてこうなった……」
勇者「……人がいいの見抜かれちゃってんじゃないですかね」

魔王「そんなつもりはないのだが……」
勇者「いやぁ……」

魔王「……なんだ、その、いやぁは。何か物凄く物言いたげだが」
勇者「べつにぃ?」

魔王「」タッ
勇者「」タッ

431以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/28(月) 00:14:36 ID:eGN5qdF2

勇者「……」
勇者「……」キョロキョロ

勇者「ふぅ。あぁ、怖かった! 優しいとか言うと照れ隠しで怒るのは良いんですけどね、可愛いもんですよ!」
勇者「怒って魔法ぶっ放して来るから可愛くない! というか、恐いです! 何とか逃げ切りましたよ……ふぅ」

勇者「そういえば、ですね!」
勇者「どうしてこうなった! と、いえば! いや、どうしてそうなってるかは自業自得のせいで解ってますが!」

勇者「初期から今までずぅっと誤字っちゃってるせいで! 渾身の呪いのはずが! 懇親の呪いとして認識されちゃったんですよ!」
勇者「やらかしてしまいましたね勇者様(裏声)」

勇者「やらかしちまいましたよ! 初期から『懇親じゃなくて渾身な』って視聴者=サンに言われてたのにぃ〜!」
勇者「こうなってしまっては最早、魔法使いにかけたのは渾身の呪いではなく、懇親の呪いということにしなければいけません(裏声)」

勇者「なりませんね! 別にいいんですけどね、そっちのほうが面白そう! 良いネタをありがとうございます!」
勇者「ありがとうございます(裏声)」

勇者「折角なので予想していただいた内容から、懇親の呪いのネタを採用させていただこうかと思います(裏声)」
勇者「渾身の呪いのネタばらしは次のおまけコーナーがありましたらその時にでも!」

432以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/28(月) 00:20:32 ID:eGN5qdF2

勇者「さぁ! それでは短いながらこれにてオマケコーナーはお終い! 司会は私本『勇者「魔王を倒してから、あれから二十年!』のアイドル勇者と!」
勇者「撒いてしまったので此処には居ませんが、魔王と。ちょっぴり出演、久々に登場の裏声の私でお送りいたしました(裏声)」

勇者「これからも不定期かつスローペースの更新となりますが!」
勇者「どうか見捨てずに、生暖かく、それなりの期待と、それなりの期待の無さと共に見て頂ければ幸いです(裏声)」

勇者「ではこれにて! アデュー! ヒャッホウ!」
勇者「あでゅ。ひゃっほう(裏声)」


―― おまけコーナー おわり ――

433以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/28(月) 00:21:20 ID:eGN5qdF2
以上、おまけコーナーでした。いつもご支援・ご声援頂きありがとうございます。
年末までに本編を、それまでに登場人物とおまけコーナーを、という話でしたが。
年末に登場人物&オマケコーナーとなってしまい、本編は末も末で、年明けにはならないと思いますが……

なりそうでしたらまた告知させて頂きます。相変わらずのズレまくりな投降予告で申し訳ございません。
それでは今回はこれにて。ご視聴ありがとうございました。

434以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/28(月) 00:25:34 ID:wJgwbe42
>>73ではちゃんと渾身なんだな

435以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/28(月) 00:27:47 ID:TeWqVHS6

そろそろ本編やってくれんと内容忘れてまうで(俺が

436以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/28(月) 02:38:55 ID:tOQaY0pk
裏声さんゆるキャラグッズ出たら買うわ
話した言葉を高音で復唱してくれるの

437以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/28(月) 13:27:43 ID:UMlaEmjc
やはり軍団さんと同じ末路か…(歓喜)

438以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/28(月) 15:05:07 ID:/GWDF51.
久しぶりの裏声さんだひゃっほう!! これで勝つる1!!
働く無能女神より働かない魔神のがずっとマシですなあ

懇親の呪いは魔法使いの前に>>1に効いてしまったか……
次は人間界の制服かな(すっとぼけ)
おまけ乙!

439以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/28(月) 16:32:22 ID:V5Ukw5BQ
渾身の霊圧が消えてしまった
さらば渾身

440以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:27:00 ID:0x5JoZ..
大丈夫、まだ年明けてない、だいじょうぶ。
これから投降しまーす! いつもご支援・ご声援ありがとうございます!

441以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:28:06 ID:0x5JoZ..

―― 僧侶・女神捕縛からニ週間後 魔王城 ――


勇者「漸く意識がハッキリしてきました」

勇者「幻術そのものは割とすぐに水さんが解除してくれたらしいんですけど。幻術掛けられてから一時間も経ってないうちに」

勇者「さすがの手際ですよね、僧侶ですら敵にしておくのが勿体無いと嘆いてた世界一の幻術使いの腕はやはりたいしたものですよ」

水の四天王「うふふ、お褒めに預かり光栄ですわ」

水の四天王「けれど、世界最強のお二方を前にして世界一と言われてしまうと、照れくさくもありますが恐れ多いというところも……」

魔王「何を遠慮することがある。我も勇者も総合戦力でもって貴様とぶつかりあえば貴様は当然負ける、というのは、違いないがな」

勇者「僕も魔王も幻術という一分野だけに絞るならば水さんの足元にも及びません、というのも、違いないですね」

水の四天王「い、いえ、その、でも、えっと……」モジモジウゴウゴタプンタプン

魔王「ふはは、照れるな、照れるな」

勇者「蠢いとる、蠢いとる。可愛い」

442以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:29:33 ID:0x5JoZ..

勇者「ただ、現実では一時間でも、幻術の内容が内容でしょ」

勇者「魔王戦役の祝勝パーティから塔を出る直前までの二十年を五〜六回は見ちゃってたもんで体感時間がえらいことに」

勇者「しかも、ほら、いやね、出来れば仔細には思い出したくないような出来事であるわけでして。現実ではもう終わったことだと、幻だと、解っちゃいたんですけど」

勇者「幻だって解ってても、そのうちワケわかんなくなっちゃいましてね。解除されても、目の前にきちんと現実がやってきても、ワケがわかんないまま、と……」

水の四天王「トラウマ誘発系の幻術ではありがちな後遺症ですわね」

水の四天王「トラウマ誘発系は掛けた直後から解除したあとしばらくまで効果が見込めて戦には大変に便利」

443以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:30:17 ID:0x5JoZ..

魔王「心神喪失状態から意識が回復するまで勇者ですらこれ程時間が掛かったからな」

魔王「超高難易度の魔法なだけはある、厄介だな。しかし、回復して何よりだ」

水の四天王「ええ、本当に。けれどこう言っては失礼ですが……」

水の四天王「茫然自失な無防備そのものな勇者様のお世話が出来たことだけはワタクシ僧侶に感謝しなくては。良い経験でしたわ」

444以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:32:16 ID:0x5JoZ..

勇者「お、お手数お掛けしました……」

勇者「ではそろそろ働きましょうかね。土さんの治療はどうなってます?」

魔王「我がやっておいた。完治させておいたぞ、あの後直ぐにな。今は僧侶の改造をやっているはずだ」

魔王「改造はその後直ぐに始めていたのだが改造完了の報告は来ておらんな。彼奴にしては珍しく仕事が遅いが……」

勇者「え。ど、どうやって? 完全回復呪文なんて使えないでしょ、あなた」

魔王「初期回復呪文しか使えんでも、そこはほれ、魔力に物を言わせてな」

魔王「言わせすぎて祖父がどこぞの川岸で手を振っておるのが見えたが……」

勇者「無茶しないで下さいよ。貴方に何かあったとき回復させるのにどれぐらい手間掛かると……」

魔王「魔力不足で死ぬ者は居らん」

勇者「わかんないじゃないですかー」

445以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:33:04 ID:0x5JoZ..

水の四天王「フフフ。そちらもお世話させて頂きましたわ」

水の四天王「勇者様と魔王様のお二人を看病出来るなんてこれだけでワタクシ蘇った甲斐が御座いました」

魔王「うむ、世話になった。褒美は後々取らす」

勇者「僕からも何かあとでお礼の品を」

水の四天王「えっ。あ、いえ、わ、ワタクシはもうこの経験だけで。そんな、これだけでもご褒美でしたのにお礼とかされると立つ瀬と言いますか……っ」

魔王「また蠢き出したな。水で出来ておるせいか少し揺れるだけで身体全体が波打つので見ていて面白い」

勇者「この人、見た目も雰囲気も有閑マダムって感じなのに、中身は褒められ慣れてない女の子ですよね」

魔王「ぎゃっぷもえ、というやつか?」

勇者「ギャップ萌え、というやつです」

水の四天王「ぎ、ぎゃっぷもえ? いえ、ですからね、そんな、お礼なんて」

446以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:34:14 ID:0x5JoZ..

魔王「渡すとしてだ」
勇者「渡すとしてですね」

魔王「土のところに行ってくるといい、奴も貴様のことを大層心配しておったからな。ああ、改造の様子もついでに見てきてくれ」

勇者「了解しました。それではまた後で、魔王、水さん」

水の四天王「ぅぅぅ……ま、またあとで……」

447以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:35:06 ID:0x5JoZ..

勇者「というわけで」

勇者「土さんの研究室にやってきたわけですが。相変わらず色々なナマニクが転がってて血腥いです。あと薬品臭い」

勇者「そんなところで特に新鮮な血液が目一杯滴ってるベッドの側で、ドヤ顔してる土さんと、猿轡噛まされて涙目で縛られてる女神様と……」

勇者「……僧侶? ですかね? また随分、若返っちゃってますけども。顔も綺麗さっぱり修復されちゃってお肌もツルツルになっちゃってまぁ……」

土の四天王「あ、勇者=サマ。回復しタようで何よリでスよ」

土の四天王「お世話が出来ズに申し訳ありまセンでシタ。私も綺麗に回復しテもらエまして、そノ、勇者サマも心配しテたんでスけど、そノー……」

勇者「お構い無く。戦士につづいて、僧侶ですからね、土さんにとってはたまらないものもあるでしょうから。で、僧侶なんですが……」

448以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:36:42 ID:0x5JoZ..

土の四天王「はイ、はい! 見て下さイ! 力作ですよコレェ!」

勇者「僧侶ですよねコレ」

僧侶「……」

449以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:37:28 ID:0x5JoZ..

土の四天王「はイ! 勇者=サマが僧侶=サンのオ顔台無しにしたと聞いた時は酷く残念でシた。手に入ったラ是非修理してアゲようと思っテテ!」

勇者「修理したと。元々はすごく美人さんでしたからねぇ、台無しにしちゃったのは悪かったかなーなんて思ってました。嘘ですけど」

土の四天王「HAHAHA! ナイスジョーク! 勇者=サマに断りなくヤッちャッてスミマセンでしたが、どうかご勘弁ヲ」

勇者「ヤッちゃったもんは仕方ないですし此れは此れで良いですよ、僧侶の顔まで嫌いとは言いませんし」

勇者「しかし見事に修理しきりましたね。どうやったんです?」

土の四天王「大変でシタよー。若いころの写真なイし黒焦げだッたシ、想像で補わなキャいけなカッたシ」

450以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:38:03 ID:0x5JoZ..

土の四天王「鎧に入れる前の戦士=サンにしタことはあらカタしまシタ。皮膚とってー。肉はいでー。骨もいでー。骨も肉も皮膚も全部新しイのに取ッ替えテ」

土の四天王「戦士=サンは最初ッかラ長生きサセるつもリも飾るツモりもなかッたんで強化素材をしこたま入れちャいましたケド」

土の四天王「僧侶=サンは少しなり長生きしテもらって動いてるトコ長く見せテもらいたいし死んだあとも飾りタイシ」

土の四天王「僧侶=サンに合うようなパーツ見繕ったンでスけどね。これが大変で大変で……」

土の四天王「全部で四万人ぐらイの人間腑分けして使ッたかナ?」

451以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:39:07 ID:0x5JoZ..

勇者「四万人? それはまた随分豪勢に行きましたね。選別にも力入れて……」

勇者「……あの。いざってときに、いや、万が一の時のためにですけどね、魔神様にお力添え願うときのためにね」

勇者「生贄用の素材として、そこそこ顔立ちのいい人間、体力がありそうな人間なんかを保管した倉庫あったじゃないですか、倉庫の中身が確かそれぐらい……」

土の四天王「あっ」

勇者「あっ。じゃないですよ!?」

土の四天王「あ、えっと。えーッと。て、てへぺろ?」

勇者「可愛いけど許しませんよ!? 僕が結構苦労して! 結構苦労して選別して取っといたんですよ!?」

452以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:40:08 ID:0x5JoZ..

土の四天王「えット。そノ。あノ。えー……そ、そウだ、あのホラあれ! トップがないブラとクロッチのないパンティー!」

勇者「乳首丸出しのブラとアソコ丸出しのショーツがなんだっつーんですか!? ていうか行き成り何の話!?」

土の四天王「アレほら私流石に恥ずカシクて着れなカッたケド! 今度勇者=サマの寝室行くとき着てきますカラッ」

勇者「……えっ」

土の四天王「ほ、ホラ、アレで、一度シたいって。私恥ずかしイから無理だって言ッタ……けど、そ、その、着てきまスカラ」

土の四天王「……あ、待ッテ、ヤダ、想像したダケでもう、ち、ちょット、顔赤くないっスか私ー!? は、裸は兎も角アレは……ほ、他の案で……」

勇者「その案採用でチャラにします」

土の四天王「……他の案を……」

勇者「 採 用 で 」

土の四天王「……はィ……」ヤッチマッタ・・・

453以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:41:08 ID:0x5JoZ..

勇者「それはそれとして。まあ、生け贄素材はまた改めて調達するとして。僧侶の改造も分かりましたけど。僧侶なんでこんな大人しいんです?」

土の四天王「はぃ……あ、はい、麻酔無しの施術は戦士=サンの屈強な身体あッテのもノですから」

土の四天王「僧侶=サンにソレやッたら回復魔法かけテテも死んじャいまスでしょ」

土の四天王「麻酔は掛けたンでスけど。意識はそのママにしトいたンですヨ」

土の四天王「僧侶=サンたらそれスラ耐えレなかッたみたイデ」

勇者「あー。肉体的ショックじゃなくて精神的ショックで逝きましたか。精神が」

土の四天王「軟な構造しテまスよネ。っと、思いまシタけど、私もこンなこトされたら逝っチャウかモ」

勇者「女性にはキツいかな?」

454以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:42:51 ID:0x5JoZ..

勇者「女神様も綺麗さっぱり、黒焦げにされたそうですけれど、回復してますけど。何でこんなに震えて……」

勇者「あ。見学会させました? この調子だと結構見せられたみたいな感じですけど」

土の四天王「一から十までありったケ」

勇者「納得」

土の四天王「これカラ女神様にも同じ目に遭ッテ貰いまスって脅し文句付きデ」

勇者「あらヒドい」

土の四天王「あ、でも、女神様は魔王様に一応要望も聞いトカなイと。改造却下さレたら……テキトーにゴーモンでもしテ遊びまスか」

土の四天王「女神様の肉体なンて、勇者=サマとかお仲間の皆様方の身体弄ル並に手が届きマセンでしタから。楽しませて貰イたイでス」

勇者「いいですね。間違えた。そんなヒドイ」

455以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:43:36 ID:0x5JoZ..

勇者「しかしまあ、さぞ悲鳴と苦鳴に脅かされた二週間だったでしょう女神様。すみませんねー、うちの土さんがこんな事してー」

勇者「うちの土さんこれからもこんな事しますけど。僕は女神様にこんなこたぁしませんよ! 改造だなんてとんでもない!」

勇者「そんなヒドいことはねぇ、だって僕。女神様の第一使徒でありますからね!」

土の四天王「っぷ。ぷはっ。ッあハハハハは! この状況でそれ言います!? ッアハハははは!? 止めないのにッ。ハハッ、はヒッ、い、息、苦しッ、ひはハハは!」

勇者「僕はやりませんよ。僕はぁ。ッハハハ」

勇者「ひゃっほう!」

土の四天王「ひゃっほーゥ!」

456以下、名無しが深夜にお送りします:2015/12/31(木) 23:49:05 ID:0x5JoZ..
ちょっと急ぎ足の更新となりましたが本日はここ迄。次回更新は、1月9日予定。
今回は僧侶の改造シーンは戦士とかぶっちゃったので省略させてもらいました。
次回は女神様を弄るところからになるかな?

本年は沢山の暖かいお言葉を頂きながらの投稿を続けてさせて頂けまして、本当に、本当にありがとうございました。
宜しければ来年もまたのんびりまったりと見てやっていただければ幸いです。ご視聴、ありがとうございました。良いお年をー。

457以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/01(金) 00:19:44 ID:iuM9hrEo

明けましておめでとう。

458以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/01(金) 00:37:05 ID:cj.JrmCk
あけましておめでとう
>>1と勇者様の今年の活躍に期待です

459以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/01(金) 00:44:09 ID:cJPWcAP2

新年早々で悪いけどせっかく話が面白いのに土の四天王のカタカナら抜き言葉のせいで読みづらい

460以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/01(金) 01:01:27 ID:gw9UPMHs
そこがいいんじゃないか
乙あけおめー

461以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/01(金) 01:11:20 ID:YFMNSmf.
女神さまも009ばりの改造をすんだな


462以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/01(金) 01:26:04 ID:oKEYhSsg
ハッピーニューイヤー!
おまいらがいるから寂しくないお(^ω^)

463以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/01(金) 09:07:46 ID:pJ24.9kQ
謹賀新年乙ひゃほー!
土ちゃんにも羞恥心があったのか
しかし魔神の生贄どうすんだw

464以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/01(金) 16:02:31 ID:92pXywQI

土ちゃんの羞恥シーン激しく希望ですぞ!

465以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/02(土) 02:12:59 ID:qI/1HVYY
謹賀新年であります!!

水さんかわええ、お城島の砂浜で波打ち際をいっしょにキャッキャウフフしたい!

魔王様のおじいちゃんと川岸をキャッキャウフフでもいいwww

466以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/08(金) 23:30:46 ID:Sv4rvo4E
土に萌える日が来るとは保守ひゃっほーゥ

467以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/09(土) 20:58:24 ID:F94VQ/M2
明けました御目出度うございましヒャッホウ! いつもご支援・反応・乙・保守等々頂きまして真に有難う御座います!

新年一回目の投稿だったはずの本日ですが投稿を一日延期させて下さい。
明日! 必ず投稿しますので。申し訳ありません。

468以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/10(日) 00:06:44 ID:xIg.zRTc
>>467
乙ヒャッホウ!
待ってますよー

469以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/10(日) 02:53:15 ID:RuARIQUk
まだかなひゃっほう

470以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/10(日) 04:30:19 ID:8XBF.o4k
ひゃっほう

471以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/10(日) 10:36:43 ID:N4z466KA
ひゃっほう

472以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/10(日) 12:46:32 ID:X0nU56bw
ひやつほう

473以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/10(日) 15:28:52 ID:9eVfcPXo
>>440
全く投降していないじゃないか

474以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/10(日) 16:59:07 ID:A6OzCLOE
警察所の可能性が

475以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/10(日) 23:48:12 ID:yaFmp/GA
まだギリギリ今日の範囲内。これより投降……ならぬ投稿を! 警察とは今年も無縁でいきたいですひゃっほう!
毎度お世話になっております今年も宜しくお願い致します!

476以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/10(日) 23:52:45 ID:yaFmp/GA

―― 僧侶、女神捕縛かに二週間と一日目。魔王城、土の四天王の研究所 ――


勇者「……」

土の四天王「……」

勇者「……」

土の四天王「……えット。勇者=サマ。い、今から、あノ、寝室行きます? 別に夜にシカ営んジャいけなイみたいナことありませんカラ」

勇者「土さんのボディラインまじたわわ。土さんの甲斐性マジたわわ。男心も僕心もガッチリ掴んで離さないって勢いに惚れますよホント」

土の四天王「ソ、それじャ行きまショ? こう、嫌なこトハぱーッとヤッて忘れちャイましョ! ネ!」

477以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/10(日) 23:55:36 ID:yaFmp/GA

魔王「どうした、二人共。今日は随分と大人しいではないか? 基本が騒がしいか無茶やってるか何がしかの貴様等にしては珍しい」ギィ、ガチャ、スタスタ

魔王「勢いで殺そうとした我が言えたことではないが、対・天界戦ではこの女は役に立つであろうから殺させるワケにもいかぬ」

魔王「とはいえ、神族の構造とやらに興味がないワケでなし。命さえ失わない程度の配慮はしつつ」ジャマスルゾ

魔王「つまりいつも通りの無茶苦茶をしない程度に、遊ぶことを許したわけだが……」チャハナイノカ

魔王「……それでも少々心配になって見に来てみれば泡吹いて倒れている女神と落ち込んでいる勇者に土とはどういう状況なのか」チャヲダセ

勇者「ああ、いや、その、なんといいますかね。あ、お茶、僕の分も宜しくお願いします土さん」

土の四天王「はイただ今」

魔王「うむ」

魔王「……」

478以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/10(日) 23:59:53 ID:yaFmp/GA

魔王「……なあ勇者。土の淹れる茶は美味いがな、お前からも何か言ってやってくれんか? いい加減ビーカーに淹れるのは止めろとな」ズズー

勇者「貴方が云十年言っても聞かないんですから僕が言ってもねぇ。たまにはいいじゃないですか、ビーカー茶、成は兎も角味は良いし」ズズー

土の四天王「湯呑み買うぐラいなラそのお金とスペースを他ノ器具に使いたいノです。あァ、そレででスね、いいタイミングというカなんトいうカ」

土の四天王「身体張ルのは吝かデはあリませンけレど、魔王様もちョッと聞いてッテ下さいヨ。愚痴仲間は多い方が宜しイ」

魔王「愚痴仲間にされるのか我は。まあよい、それで? 外傷らしい外傷もないように見受けられるが、この女神」

勇者「気絶してます」

魔王「見れば解る」

479以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/11(月) 00:05:41 ID:WJ8MK7G2

魔王「どんな傷を与えたのだ? 修復したにしても中々見事な治り具合だな? 新しい回復呪文でも会得したのか」

勇者「回復も何もまだなにもしてませんよ」

土の四天王「しテまセン」

魔王「……精神的な傷を与えたのか?」

勇者「精神的な傷といえば傷ですけどねぇ、ッハッハッハ……」

土の四天王「疑う気持ちハよく解りマスけレど、残念ながラ、本当に、まだナニもしテないのですネ、コレ」

480以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/11(月) 00:11:26 ID:WJ8MK7G2

勇者「魔王の許可も取り付けて、道具も一通り揃えて、さあはじめるぞって時ですよ。僧侶の改造シーン見せたのが余程ショックだったのか、どうなのか」

土の四天王「とりあエずメスで肌を切ってみテ神族っテ怪我したラどう治っテいくか見てミヨウ。ッテ、とこデ、泡吹いて卒倒しちャいまシタ」

魔王「え」

勇者「正直、僕、久々に悪い意味でガチでショックなんですけど」

土の四天王「私もショックか拍子抜けというカ。一応うちの神様ト同じ最高神の一人なンですケドこの人」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板