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勇者「魔王を倒してから、あれから二十年!」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 04:28:39 ID:yE6jxwRI
勇者「僕は元気にやってます!」
勇者「牢獄の中でなーっ!」
勇者「おはようございます!」
勇者「はい、おはようございます勇者様(裏声)」
勇者「微かに聞こえる雨音からして本日のお天気はやや小振りの雨日和ですね!」
勇者「お腹の減り具合からして大体今は午前十一時頃といったところですかね!」
勇者「不摂生はいけませんよ勇者様(裏声)」
勇者「そうですね気を付けます! 旅をしていた頃は日が出るより早く起きて日が沈む前に寝ていたのにすっかり今や」
勇者「嘘はいけませんよ勇者様」
勇者「はいスミマセンでした! 日が沈む頃に魔法使いとギシアンしはじめて日が出る所に精魂尽き果てる生活してました!」
勇者「おかげで旅のペースが遅れるの何のって! ハハハ!」
勇者「ヒャッホウ!」
勇者「ひゃっほう(裏声)」
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:48:48 ID:1h4dh4DI
合いの手ありがとうございました。他にもご声援や応援いつも感謝しております!
今日はここまで。続きはまたそのうち。
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:49:22 ID:Z31uLY4c
乙乙
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 07:46:21 ID:6csBGkCE
勇者様お疲れさまです! いい運動になりましたね!(裏声)
悪の組織の幹部ときたら、やはり怪人に改造ですよねー
いい素体だヒャッホウ!
戦士、死んで楽になれるという発想がまず駄目だと気づけ……
Much appreciated OTSU!(軍団)
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 19:18:37 ID:PICB9p02
チートだとは思ってたけど、ここまでチートだとはwwww
さすがゆうしゃさま(裏声
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:11:45 ID:UfzRnB1U
凄惨。この一言に尽きる。
凄惨という一言はこのときのために用意されたのではと錯覚するほどに。
戦士の『麻酔なしの改造風景』は惨たらしいものだった。
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:12:33 ID:UfzRnB1U
※グロ注意
先ず、右腕と左足に残っている肉を肩口と股関節から切断された。
それが終われば皮を剥ぐ、人間の表面にあるべきそれを欠片残さずべりべりと鶏肉の皮を剥ぐように素手で。剥ぎ残しはメスなどの小さな刃物でぱりぱりと。
胸を開き白く太い胸骨や肋骨を取り外し、そのかわりに黒く太い黒曜石のようなもので造られた新しい骨を嵌め込む。
そこから下の内蔵は全て取り払われて、そのかわりにぶよぶよとした紫色のスライムのようなものを流し込むとそのスライムが内蔵の形を模した。
同じような要領で彼持ち前の骨という骨は脊髄と頭蓋骨を残し肉が割かれては全て、勇者・土の四天王ペアが用意した骨へと再置換して縫合されていく。
失われた手足には、ミスリル銀ゴーレムの腕と足が人間大の大きさにまで縮められたようなものが溶接される。
※グロ終了
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:14:12 ID:UfzRnB1U
逐一、勇者と土の四天王が、こうするためにこんなことするんだよ、と、解説を入れてくるがおおよその人間には解説は意味を成さない。
魔法学や瘴気の扱い方などなどの専門的な言葉が並んでいるせいもあるが、直視に堪えない光景というのもあるが、戦士の絶叫が常に木霊しているからだ。
身体強化魔法のうち生命力強化に重きをおいた魔法をかけられて、どれだけ出血しようと際限なく血液は製造され続け心臓は動き続ける。
痛みでショック死することもできない、狂うことがないようにと精神保護の魔法までかけられている、叫び続けて喉が潰れては律儀に回復魔法を掛けられる。
そうして身体の中を弄くり回されつづけ激痛に喘ぎつづける戦士に待っていたのは真っ赤な鎧。
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:16:54 ID:UfzRnB1U
勇者「戦士。戦士〜? 聞こえていますね?」
戦士「……」
戦士「コロシテ……クレ……」
勇者「駄〜目。聞こえているようなので話をしましょう、その鎧の中に居ると、まあ、まだ、痛いかもしれませんがそのうち痛くなくなります」
勇者「その鎧の中には少々特殊なスライムがどろりべ〜ったりと注がれています、まぁ、ちょっと、気持ち悪いかもしれませんけど我慢ガマン」
勇者「ただその痛みが切れているのはスライムが満腹で大人しい時だけ出す分泌液のせいでして」
勇者「空腹になると分泌液は止まり腹を満たそうと貴方の血肉を喰らい始めます」
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:18:41 ID:UfzRnB1U
勇者「そのときの痛みはこの改造作業並です、当然、そう簡単には死ねないよう貴方の身体に細工しておきましたので」
勇者「死にたいならその時にしてください、なに、大体そのスライムが貴方を食べ尽くすまでわずか三日です」
勇者「ちなみにこの改造に掛かった時間は一時間。三日間空前絶後の痛みに悶えながら死ねますよ、ックク」
勇者「ッフフフ、ああいや、失敬失敬。そうなりたくないなら常にスライムを満腹にしておきなさい」
勇者「そいつは簡単。人間の血を注ぎこめばよろしい。ですので当然、魔物達に襲い掛かっても無駄ですし。僕には刃向かえません」
勇者「そのスライムにとって僕は親ですからね、親に逆らわない、いい子なんですよその子」
戦士「……」
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:28:36 ID:UfzRnB1U
勇者「まぁ、こんなかんじで。いかがでしたかね、ご観覧の僧侶。視線の数がなんとなく一人以上に感じるんですけど、誰か居ます、そこに?」
勇者「貴方の愛する彼はこのとおり、よくて戦力外。悪ければこちらの下僕です」
勇者「そして勿論、僕は敵ですし。このとおり、土の四天王も蘇生させましたよ」
土の四天王「敵の敵は味方っていいますシネ。勇者=サンが味方とかテンションマジバク上げ」
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:30:22 ID:UfzRnB1U
勇者「これから、風と、火と、水の四天王。そして最後には魔王をこの世に蘇らせます」
勇者「というか一応、もう、身体と魂はそれぞれ復元済みであとはそれ等を合体させるだけなんですが」
勇者「ちょっと魔王の説得に時間が掛かりそうでしてね。その他三人も主がそんな感じで今合体させると危なくて」
勇者「土さんは意外と簡単にっていうか、戦士の身体イジらせてあげるっていったら即仲間入りしてくれたんですけど」
土の四天王「約束守ってくれる勇者さんマジ勇者=さん! 抱いて! 挿れるなら今っすヨ! あんなイイ身体弄くり回せて今股びしょ濡れっスヨ!」
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:32:18 ID:UfzRnB1U
勇者「あ、ソレじゃ、後でちょっと……」
土の四天王「カマンッ!」
勇者「お世話になりま、いや違くて。えーとなんの話でしたっけ」
土の四天王「カマンッ!! あ、スンマセン、話の腰折っちゃっテ。エート台本どこデス? ここ? あ、ここっス」
勇者「台本とか言っちゃ駄目です、出したらダメです、緊張感が、ああいや、改造風景生中継したからまだ保ててます?」
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:34:05 ID:UfzRnB1U
勇者「ま、ま、ま」
勇者「兎も角、気を取り直して」
勇者「最悪、僕と土さんだけでの進行になりますし、もうぶっちゃけ、それで十分なんですけど世の中何があるか分かりません」
勇者「念には念を、って、やつですよ」
勇者「さぁて、貴女は、人類は、どうしますかね」
勇者「新しい勇者の出生でも待ってみますか、無駄だと知りつつ抗いますか、それとも、諦めますか?」
勇者「どうするか楽しみにしてますので是非お答えを聞かせて下さい、それでは、それまで、ごきげんよう」
勇者「ヒャッホウ」
土の四天王「ひゃっほーゥ! 蘇って良かッタ! いいコトだらケェェェェ!」
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:34:12 ID:pQ/dqn6w
土の四天王軽いなw
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:37:36 ID:UfzRnB1U
さあさあやってまいりました書き足しのお時間。って最初に言うの忘れてた……。
やっちゃいました! 書き足しました!
ご声援ご感想ありがとうございました! 勿論簡単には死なせません、性根の悪さもチートですよーひゃっほう。
今日はここまで。続きはまたそのうち。
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:37:54 ID:LLZYjegQ
乙
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:38:35 ID:4veTTEg2
おにゃのこなのか!
ヒャッホウ!
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 05:06:15 ID:qCGmIg/U
look forward to see!(軍隊)
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 06:19:00 ID:.mf5WA3g
1時間とは手際いいな、さすがだ
てか台本まで用意してるなんてノリノリでお楽しみだなーw
勇者と土さんがよろしくやってるあいだに裏声さんはもらっていきますヒャッホウ!(乙)
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 07:22:36 ID:EUyIh9/o
終わらない夏休み思い出した
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 12:28:45 ID:APeepA6A
乙ひゃっほう!
ところで、戦士にへばりついてるスライムに対して、一定間隔でわざと戦士が軽く自分を傷つけてスライムに血液を供給してたらどうなりますか?
一気にスライムに襲われるならいいんですが、大人しくなったら裏技完成しちゃうなって不安になりました。
あと、1日辺りの与える血液量と与える間隔を教えて下さい
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 14:11:38 ID:/8x4xEFg
おつん
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/12(金) 21:43:15 ID:x2jnz8OQ
ひゃっほう
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/16(火) 04:15:40 ID:yTNqkIuQ
面白い
是非人類滅亡までやってほしい
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/17(水) 16:16:12 ID:mF0XFq7c
いいね
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/22(月) 23:38:15 ID:XBJcJ/a6
支援
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/24(水) 16:04:33 ID:6CH///2.
待ってる
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/07(火) 23:52:20 ID:ybERERMc
――おまけコーナー
勇者「やってまいました突然唐突オマケコーナーのお時間!」ドンドンパフパフー
勇者「司会はこの僕勇者SSの中でも比較的珍しいと評判の! 終始目にハイライトがない系アイドル! 勇者と!」
勇者「勇者様が土の四天王とセックスしている間に
>>235
さんに身請けされそうな私がお送りいたします(裏声)」
勇者「さてこのコーナー何をするものかと言いますと!」
勇者「実は何も考えていないのですよね(裏声)」
勇者「Exactly!!!(軍団)」
勇者「実は何も考えておりません! 」
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/07(火) 23:54:12 ID:ybERERMc
勇者「本編同様まったくもって行き当たりばったりです! 本編とかもうタイトル以降ホンット何も考えず! 考えないまま気が向くままに始めて早二月ときた!」
勇者「こんな自転車操業を二ヶ月も続けている本『魔王を倒してから、あれから二十年!』スレッドにご声援下さる皆々様に足を向けて寝られません(裏声)」
勇者「いつもいつもありきたりにありがとう、ありがとうと言い続けて芸がなく心苦しいですが私共一同からも御礼申し上げます(裏声)」
勇者「Thank you!!!(軍団)」
勇者「ノルマもこなしたし! さて! どうしましょうか!」
勇者「ノルマとか言わないで下さい勇者様(裏声)」
勇者「とりあえず
>>237
さんの質問にでも答えておきましょうか!」
勇者「とりあえずは余計ですがお答えさせて頂きます(裏声)」
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/07(火) 23:56:21 ID:ybERERMc
勇者「戦士にへばりついてるスライムに対して、一定間隔でわざと戦士が軽く自分を傷つけてスライムに血液を供給してたらどうなりますか?」
勇者「とのことですがご安心下さい! 自分では自分の身体を弄れないよう義手が邪魔してくれますし暗示もかけてあります!」
勇者「それを許しちゃうと自殺しちゃうかもしれませんからね! 実際そんな勇気があるかどうかは別として!」
勇者「1日辺りの与える血液量と与える間隔を教えて下さい」
勇者「という質問も来ていましたがこれはずばり僕のさじ加減次第! 戦士にはスライムたんが自主的にお腹減ったり満腹になるみたいな言い方しましたけれど!」
勇者「分泌液出すのも齧るのもこっちでイジれます! 戦士が戦場に出ている間はずっと齧らせっぱなしにでもしとこうかと思ってます!」
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/07(火) 23:58:19 ID:ybERERMc
勇者「次!」
勇者「土の四天王さんはおにゃのこなのか?」
勇者「土の四天王さんは女の子というには歳がいえなんでもございません! おにゃのこです!」
勇者「種族は知りませんが人間型のモンスターですね! 外見は大体僕より五か六ぐらいは上ですかね!」
勇者「褐色! 銀髪! ムチムチボイン! 目にクマ! そのせいで僕と目付きちょっと似てるんで僕的には好みのタイプ!」
勇者「大体お分かりかと思われますが改造マニアです。彼女の手にかかった人間は数知れず、ついでに、魔物も数知れず(裏声)」
勇者「敵味方問わず改造してしまう困った魔族さん!」
勇者「戦士さんのようなとても良い素体を手に入れた日には興奮のあまりお股が濡れちゃうホント困ったさん(裏声)」
勇者「これが役に立たないのなら兎も角! 結構有用なものを作るのがこれまた厄介なところでゾンビ兵などは代表例ですね!」
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:01:13 ID:kBMA585g
土の四天王「自分が軽いと仰っていた方がいらっシャいましたけれとちょっと違うのデース。魔族魔物の類は基本的に強い者こソ正義でシてー」
土の四天王「もシくは自分の欲求を最大限叶えてくれソうなお方についていく傾向があり」
土の四天王「我等の頂点たる魔王サマより強くて、しかも極上の検体、戦士=サンとか、を提供してくれる勇者=サンは自分的には超★優良物件」
土の四天王「ホイホイついていっちゃいまスし股も開こうってもんでス! 他の三人が魔族らシからず魔王サマに義理だてシスぎなだけなのデス」
勇者「とのことです! 僕的にはこんな美女とズッコンバッコンできれば正直どうでもいいんですけどね!」
勇者「譲れないところがある様子でしたのでご出演頂きました。ところで勇者様、どうでもいいとはぶっちゃけすぎです(裏声)」
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:02:18 ID:kBMA585g
勇者「すみませんでした!」
勇者「ところで話すことがなくなってきたので本おまけコーナーは今回ここまで!」
勇者「唐突に始まり唐突に終わるスカスカなコーナー、おまけコーナー、第二回目は未定です(裏声)」
勇者「少々また立て込んでいて本編の制作が遅れていますが! どういう形にせよ完結を目指し失踪はしない予定ですので!」
勇者「引き続きどうぞご愛読を宜しくお願い致します(裏声)」
勇者「それではこれにて!」
勇者「See you again!!!(軍団)」
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:04:51 ID:kBMA585g
勇者「そして!」
勇者「ここからは(裏声)」
勇者「ちょっとだけ本編のコーナー! はっじまーるよー!」
勇者「ヒャッホウ!」
勇者「ひゃっほう(裏声)」
勇者「Wonderful!!!(軍団)」
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:05:27 ID:kBMA585g
――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――――
――――――――――
――――――――
――勇者と村娘が出会ってから、三ヶ月後。魔王城――
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:08:48 ID:kBMA585g
勇者「ちょっと戦士強くし過ぎたかもしれません!」
勇者「こっちに逆らわないような工夫に加えて色々と各種能力増強もやりましたが!」
勇者「まさか一直線に走っていって要塞正門から裏門までぶち抜くとか! 鎧の巨人かっつーの!」
勇者「僕もちょっと試してみたんですけどアレ鋼鉄化の呪文かけとかないとメチャクチャ痛いですね!」
土の四天王「いやメチャクチャ痛いで済む勇者=サンもどうかと思いまスよ。鋼鉄化の呪文もなシニ……」
土の四天王「戦士=サンなんかあの鎧着ててもアレやった直後負荷掛かり過ぎて瀕死になってたノニ、あの鎧常時鋼鉄の魔法掛かってる並の防御力なの二」
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:12:00 ID:kBMA585g
勇者「勇者に不可能はないッ! それにそのおかげで二つもの砦を一夜にして攻略出来たんですしオッケーオッケー!」
土の四天王「いやいヤ、その気にサえなれば九日ぐらいで世界征服出来るけド、それじゃつまらないからッテゆっくりやろうッテ」
土の四天王「言い出したの勇者=サンじゃないスか。何侵攻開始九日目で人類が誇る大要塞を一気に二つも攻略しちャッテんでスか」
勇者「だって! 戦士がスゴいことするから! 我慢できなくて! 出ちゃったんです!」
土の四天王「勇者=サンのスタートダッシュ(出撃)でうちの陣営がヤバイ」
土の四天王「勇者=サンが率いてたゾンビ兵の八割がスタートダッシュの衝撃で爆散したンでスけド」
勇者「直しゃいいんですよ! でもすみません! 次からはきちんと気をつけますんで!」
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:12:58 ID:kBMA585g
勇者「……」
勇者「うっ」
勇者「ふぅ」
勇者「落ち着きました」
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:14:19 ID:kBMA585g
土の四天王「?」
土の四天王「あっ」
土の四天王「気が付かなクて申し訳ありまセン、ムラムラしてまシタ? 今からデ良ければお口でジュポジュポしまスヨ」
勇者「えっ。あっ。いやっ、おおおお構いなく」
土の四天王「下のお口ノ方がお好ミでシタ? いいでスよ、下のお口デジュポジュポ。今から脱ギまスので……」
勇者「別にムラムラっとしてそういうこと言ってるわけじゃなくてですね! 冗談です! はい!」
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:16:08 ID:kBMA585g
勇者「……」
勇者「土の四天王さんって一度付いていこうって決めたらかなり尽くすタイプなんですよね」
勇者「魔族の特徴なのかもしれませんけど。他の四天王達その他大勢もなんのかんのそれこそ死ぬまで魔王に尽くしたわけですし」
勇者「ドギマギするわ」ウカツニシモネタイエマセンヨ、コレ
土の四天王「はイ?」
勇者「いえなんでも。あ、でも、やっぱりあとでちょっと……上のお口と下のお口で……えへへへ……」
土の四天王「はイ、だから、シテもいいッて言ッてるじャないでスか」
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:18:03 ID:kBMA585g
勇者「ま、ま、ま、しかしまぁ」
勇者「戦士ったら可哀想なぐらい必死ですねぇ」
土の四天王「正直ちョッとぐらい抵抗されるもンだと思ってたンで色々用意しテたンですけれどネェ」
勇者「地位や名誉のために僕を裏切る人間ですからね、自分の命を守るためならなんだってしますよ」
土の四天王「何が驚いたッテそれでスヨ。まッさか勇者=サン裏切ッてたトハ……」
勇者「一日に一度は四天王の何方かに言われます」
土の四天王「魔王様なンて最初キレちャッて戦士=サンの下半身吹ッ飛ばしちゃイましタからネ」
勇者「上半身ふっ飛ばされたら修理出来なくなるところだったので危なかったですね、肝冷えた」
勇者「魔王こういうのホント嫌いですよね。いやあ、しかし、この身の上話のおかげで魔王軍再結成が成し得たので結果オーライ……」
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:20:03 ID:kBMA585g
勇者「……そう思うと世界滅ぼすために世界救う旅してたことになるんですかね僕」
土の四天王「ハハハ、ウィット効きすぎテル人生ですネ」
勇者「壮大なマッチポンプですよね」
土の四天王「世界規模でネ」
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:22:04 ID:kBMA585g
勇者「世界征服終わったら何しましょうか」
土の四天王「魔王様は魔族の国ヲ地上に打ち立てる気でいまスけど、勇者=サンはなにかプランは?」
勇者「ないんですよねぇ。いやね、人間界を滅ぼしたあとは魔界にでも攻め込んでやろうかとは思ってたんですよ」
土の四天王「聞き捨てなラない台詞が飛び出してルンですけド。どうゾ、続けテ」
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:23:11 ID:kBMA585g
勇者「人類憎し世界憎し、皆皆滅んじゃえーってね」
勇者「けどねー気紛れでこうしたら人間嫌がるだろうなーと思って魔族復活させたワケじゃないですか」
土の四天王「簡単に言ッてまスけど普通復活サせようと思って復活サせラれるものじャアりまセんからネ。あァいャ、スみまセン、どうゾ」
勇者「利害が一致しているとは言え、復活までさせて、協力もしてもらってる魔族を、それじゃあ用が済んだら皆殺し!」
261
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:24:19 ID:kBMA585g
勇者「って、ねぇ、人としてどうよって感じですし」
土の四天王「ア、よウやく安心できル台詞ガきまシたヨ」
勇者「ええ、そういうわけですので、魔族は免除かなぁって」
土の四天王「安心シまシた」
262
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:26:11 ID:kBMA585g
勇者「なんなら、魔族の国造りを手伝ってもいいです、そのあと、そのあとか、どうしたものですかねぇ」
勇者「天界にでも行きますか」
土の四天王「行けるんですカ」
勇者「さぁ? 試してみないことには分かりませんけどね。行けたら女神には一言物申さなくてはいけません」
勇者「加護にはずいぶんと助けられていますから殺しゃしませんが文句の一つぐらいは言ってもいいでしょう」
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:28:04 ID:kBMA585g
土の四天王「言われてみるトですネ」
勇者「はい?」
土の四天王「勇者なんデスから勇者=サンは女神の加護ヲ使えて当たり前だと思ッてたンでスけれド」
勇者「ええ」
土の四天王「人類滅ぼそうとスるワ、私達魔族に協力なンてしちャうわッて色々やッてるのに女神の加護ッて有効なンですネ?」
勇者「ああ、そのことですか」
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:29:27 ID:kBMA585g
土の四天王「女神=サンは勇者=サンのやること何でもオッケーみたイナ感じでス? 人類が勇者=サンに滅ぼされるの自業自得でスし」
土の四天王「魔族は協力じャなくて隷属だからオッケー? 実際魔族の現状は勇者=サンの奴隷みたイなもンでスシ
土の四天王「過去には魔物使いの勇者も居たと聞イていまスよ」
勇者「なにそれ魔物使いの勇者とかこっちが初耳なんですけど」
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:30:25 ID:kBMA585g
勇者「あー、えー、そうですねぇ。魔族との協力云々のそれは別に明確に駄目って言われてるワケじゃないんですけれど」
勇者「グレーってかんじではありましたね、一度女神様についてその事お聞きしたことがあったんですよ、僕」
土の四天王「まともだッた頃に?」
勇者「まともだった頃に」
勇者「魔物だから、魔族だから等しく悪ってワケじゃないでしょう。善性の魔物や魔族が居たらどうしたらいいですか、と」
土の四天王「ほう、それで、女神様はナんとお答え二?」
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:32:17 ID:kBMA585g
勇者「障害となるもののみ排除しなさい、とだけ」
勇者「確りと答えては頂けませんでした。納得いかずに詰めたんですけど酷くお困りになられましてね、仕方ないので聞くの止めました」
勇者「なにかこう、天界のルール的なあれでそれがあるのかもしれませんね。あ、ただ、人類滅ぼすはドアウトです。スーパーブラック」
勇者「女神様のご加護めっちゃ離れようとしてます」
土の四天王「アレ? やッぱリ? でも勇者=サン、今も余裕で使えてまスよネ。使えてるよウで使えテないトカ?」
267
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:33:04 ID:kBMA585g
また最初の挨拶忘れてた……私でしたー! ヒャッホウ!
中途半端なところでスンマセンが、今日はここまで、続きはまたそのうち。
268
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:38:00 ID:0UZxxVaI
お久しぶりヒャッホウ!
楽しみにしてるぜ!
269
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:38:44 ID:SdzNTEM6
乙
戦士はあっさりと折れたのか
270
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:46:50 ID:ZCXywHpk
乙
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 04:05:05 ID:0BQnQ4NM
乙
このまま僧侶と魔法使いも無残な姿にしてあげよう(提案)
272
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 09:01:10 ID:zU5Q6tKA
更新嬉しいHyahhow!(乙軍団)
戦士の成れの果てを見た僧侶さんの感想と、魔法使いの現状を楽しみにしとります
女神的には隷属ならグレー……?
絶滅危惧種みたいに、ちょっとだけ残しといたらイケんじゃね?
あ、オマケコーナーの裏声さんは頂いていきますね
273
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 21:44:15 ID:hSBeKyQ.
乙ひゃっほう!
流石裏切りに定評ある(?)戦士さん
吹っ飛ばされた下半身は今は何でできているのやら………
醜悪な魔物で出来ていてそれを僧侶達にぶつけるのも悪くはないな………(ゲス顔)
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/17(金) 22:39:55 ID:Hzpj9k1k
ヒャッホウまってる
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/24(金) 14:01:18 ID:1ZXHfHVw
乙乙ー
土の四天王=サンは忍殺にハマってでもいるのか
276
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 23:14:49 ID:clRMAYek
ヒャッホウはよー
277
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 19:51:01 ID:DdBXFL1.
ヒャッホウ(小声)
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/16(日) 16:32:38 ID:F3zqLS2I
ヒャッホシュ
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/02(水) 21:40:26 ID:BzBobXDg
ホッシュ
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/15(火) 21:04:18 ID:T4x8wDws
ほし
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/23(水) 20:02:09 ID:6aL/f25s
ヒャッホウ保守
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/29(火) 20:36:38 ID:5n4zkUmE
ヒャッホウ
283
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/07(水) 20:12:11 ID:5ZNX6itI
ヾ(*ΦωΦ)ノ ヒャッホゥ
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/12(月) 09:25:30 ID:dUEVpAZg
ヒャッホウ(小声)
285
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:21:37 ID:WNNMFA22
ヒャッホウ!!! 気付けば盆休みもシルバーウィークも終わってた。光陰矢の如しとはこのことか。
保守ありがとう、応援もありがとう、またこれから投稿するよごめんね遅くなって!
中途半端なところをとりあえず一区切り付けるとこまでやるよー。
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:22:37 ID:WNNMFA22
勇者「いや、簡単な話でして。離れようとしてる加護を僕が全力で僕の身体に抑え込んでるだけです」
勇者「抑え込むのに殆どの魔力を費やしているので今まともな魔法使えないんですよねぇ」
土の四天王「今明かされる衝撃的すギル事実なンですけレど!?」
土の四天王「アレ!? おかしいでスよ!? ゾンビ兵は兎も角とシて私達の復活には莫大な魔力要りまスよね!?」
勇者「要りますね」
土の四天王「でスよネ!? 一山いくらで復活さセられる程私達安くあリませんヨ!?」
土の四天王「待ッて待ッて、ウェイウェイウェイ……」
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:24:27 ID:WNNMFA22
勇者「結構簡単ですよ、いや、方法は簡単ではありませんが発想は簡単でしたね」
勇者「自分の魔力が使えないなら人の魔力を使えばいいじゃない」
土の四天王「ウェイ」
勇者「所謂……元気玉ですよーこれー!」
土の四天王「ウェイ」
勇者「世界中の皆よおらに元気を分けてくれー! つって! 僕に自主的に協力してくれる生物なんて皆無ですけど!」
勇者「強制的にちょっと拝借させていただいております!」
土の四天王「ウェイ」
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:26:14 ID:WNNMFA22
勇者「女神の加護はそれはもう便利でしてね! この世界で活動するにあたって大抵なんとか出来る技能が盛りだくさん!」
勇者「僕って結構いい声してません!?」
土の四天王「ウェ……あ、はい、まァ、いイ声だと思いマすヨ。ちょット面に合ッてまセンけどハスキーボイスで」
土の四天王「あレ? でも前お会いした時ハそんな声じャなかッたでスよね、でも私とシては今のほうがステキだと思いマスよ、好みでスし」
勇者「面にあってないは余計ですよ! あとこれは投獄された時に叫びすぎて喉が潰れては再生して叫んで潰して再生してたらこんな感じに」
289
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:28:14 ID:WNNMFA22
勇者「……」
勇者「うん?」
勇者「え? 好み? こ、好みかぁ……えへへへ……。……そういえば魔王も結構バリトンボイスでしたね……おソバ好き同士ですしいい奴ですよ彼は……」
勇者「僕の境遇にあれだけぶち切れてくれたのも彼だけでしたからねぇ、あぁ、いや、違くて。いや、今の声も気に入ってますけどそうじゃなくてですね」
勇者「僕の声にはちょっとした力があります」
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:30:25 ID:WNNMFA22
勇者「声質がいいとかの問題でなくて、生物相手に若干安らぎというか、なんとなく言うこと聞いてあげたいなーって気分にさせる魔力が含まれてます」
土の四天王「ほう。あレ? とすると私が勇者=サンの声好みなノもそのセイ?」
勇者「いや土さん元々低い系の声好きみたいだし、土さんぐらい力のある方だと『あーなんかいい感じの声だな』ぐらいにしか効かないんで」
土の四天王「効いテはいルンですネ、構いまセンけど」
291
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:32:28 ID:WNNMFA22
勇者「ありがとうございます、まぁ、つまり、常にちょっとした魅了の魔法放ってるようなもんなんですよね。これオフにはできないけど強弱は付けれるんですよ」
勇者「これは、二十年振りにお外に出てきて鍛錬し直してる間にはじめて気付いたんですけど、最大レベルにまで跳ね上げると世界中に僕の声が届くみたいですね」
勇者「僕自身が強すぎるから最大までいくとこうなのか」
勇者「元々最大レベルまで引き上げるとこうなのかは知りませんけど」
土の四天王「アー。そレでちョッと魔力を世界中かラ掻き集めテ……」
勇者「そゆことです、一人一人、一体一体から取れる魔力なんて微々たるものですがね、あくまで言うこと聞いてあげたいなー程度の効力なんで多くは取れません」
勇者「が、それでも世界中の生物からほんの少しでも取り上げて集めれば莫大といっても過言ではない量ですよ」
勇者「取った人から気取られる心配もないようですしね、現に何度かやってみたけど気付いてる人いないっぽい」
勇者「元仲間達が全盛期だったらあるいは、ですけど、今ダルンダルンですしね、彼等」
292
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:33:53 ID:hX8Br46I
今明かされる衝撃の真実ゥ!
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:35:30 ID:WNNMFA22
勇者「衰えた仲間たち、この二十年ですっかり色々と忘れちゃった人類、対して全盛期の僕と魔王軍と、ついでに全盛期より強くした戦士」
土の四天王「勇者=サンのご意向でゆッくりヤッてまスけれド、二十年前のノウハウもあルしヤろうと思えばさッと片付く戦力差ですヨ〜」
勇者「あの時は魔王軍も手探りだったからゆっくりとした侵攻となりゆっくりしている間に僕という勇者が出現し、彼等という仲間が出てきて、覆しましたが」
勇者「今回はどうなるんでしょうね、また、新たな勇者が生まれるのか、その彼あるいは彼女にはどれだけの力が有りどれだけの加護が与えられるのか」
土の四天王「わざわざ勇者=サンの身体から離れヨうとシていルのは、こンな不埒な輩には持たセテおけないとイウ規律なのカ」
勇者「換えが効かないから僕から引剥がして他の勇者に与えようとしている算段か、こちらだと思いますがね」
勇者「女神様はこの世界を司ってあられる方ですけれど、この世界に莫大な影響をポンポン与えられる程の力は無い。そもそも勇者自体、魔王がねぇ……」
土の四天王「その女神より強いから勇者を造らざるを得なかったワケですしね〜」
勇者「見ものですよこれは」
土の四天王「イイ趣味してマスよ、勇者=サマ」
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:36:53 ID:WNNMFA22
勇者「ハッハッハ」
土の四天王「フハハハー」
勇者「ひゃっほう!」
土の四天王「ひゃっほぉぉぉう!!」
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:40:16 ID:vhIWfVe6
ヒャッホウ
296
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:43:26 ID:WNNMFA22
合いの手入れてくれた人も、待っていてくれた人も、これから読む人にもありがとー。
中途半端にとりあえずの一区切り。今日はここまで。続きは、一週間以内。
297
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:47:05 ID:VeSr13As
乙ヒャッホウ
298
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:58:02 ID:9xl11Nak
乙
299
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 01:17:08 ID:4KOQFi1Q
ひゃっほう(歓喜)
300
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 03:57:01 ID:j3.0Tj.g
ひゃっほう(裏声)
301
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 07:10:04 ID:sBvOoIrc
ひゃっほう(軍団)
302
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 07:55:13 ID:ESIty4oc
ひゃっほう!(おかえり)
残りの裏切り者が出てくるの楽しみだ
303
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 18:12:13 ID:RJz7Fc6I
ひゃっほう!(裏声)
>>301
(軍団)さんは英語じゃなかったか??
304
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 19:05:44 ID:fjRQ7OZU
(軍団)さん初登場は英語じゃないし気にしなくてもおけおけ
305
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 23:20:07 ID:v8OEGp4o
ヒャッホウ(乙)
306
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/20(火) 23:01:12 ID:RZ82nhgc
――所変わって――
彼女は『聖女』と謳われていた。彼女は僧侶として人類の危機に立ち向かった。
勇者と共に魔王軍に立ち向かい魔王を討ち滅ぼした者たちの一人であった。勇者以外では女神の声を聞けるただ一人の人間だった。
魔王戦役の折には、顔を焼かれ喉を潰されて無残な傷跡を付けられてしまったが、
顔を隠して声は剣聖・戦士を通して、常に民の希望として在った。
飢える者には食糧を。傷付いた者たちには治療を。奴隷があれば彼等を平民として生きられる地位と仕事を与えた。
目についた不幸には片っ端から全力で当たってきたし、それこそが女神の使徒としての使命、それこそが女神が己に与えた言葉であると訴えた。
聖女として成り上がった経緯も、傷を与えられた原因も、虚偽であったが。やってきた功績は紛れも無く真実だ。
勇者を裏切って国王から聖女としての地位を得て、女神の言葉はあれ以降聞こえなくなってしまったが。弱気を助けてきた所業は真実だった。
女神「魔王でさえ私が及ぼせる力ではどうしようもできなかった。今の勇者も、やはり、そのようです、私が及ぼしうる力を大きく超えてしまっている」
女神「加護は回収できません」
僧侶「――」
307
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/20(火) 23:03:32 ID:RZ82nhgc
女神「彼は私の言葉にも最早応えてくれることはありません。彼が私の言葉に応えてくれるのであれば、協力してくれるのであれば、あるいは」
女神「どうして協力などしてくれましょうか、私と貴女達は彼の目には等しく裏切り者として写っているというのに。そしてそれは、事実です」
女神「貴女達は地位に惹かれ、どこかで劣等感もあったからこそ彼を裏切り封印した」
女神「私もまた其れが人類の平和のためであるなら、彼が争いの火種になるのならば、そう思い封印を見過ごしました」
僧侶「――」
308
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/20(火) 23:06:48 ID:RZ82nhgc
女神「私が勇者に与えられる加護とは、あの勇者に与えている加護」
女神「常に全盛期として在れる不老の肉体も、いかなる環境下でも生きられる強靭な肉体も、莫大な魔力のキャパシティも、死ねば蘇生される不死性も。他の全ても。
新たな勇者がそれを得られる可能性はないでしょう」
僧侶「――」
女神「そうです、僧侶よ。新たな勇者は生まれたとしてもあの勇者よりも大きく劣る」
女神「僧侶よ。どうしようも、ないのです」
二十年前のあの日以来から降りてきた僧侶への女神の声は、勇者の予想にぴたりと嵌った、人類側への絶望の一手であった。
309
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/20(火) 23:08:14 ID:RZ82nhgc
――それからどーした――
王「……そうか。新たな勇者ではあの勇者には勝てぬか」
大臣「二十年前の悪夢はよりタチが悪くなっておりますな、しかしそれならば、王よ」
王「うむ、それならば別の手を講じるまで。二十年前はたまたま女神様がご助力下さった、いわば偶然」
王「此度は偶然には頼るまい、頼れまい、あの塔に押し込めておけば死んでくれるかと期待していたが」
大臣「死んでくれれば万々歳でしたが、死んでいないのならば、時間を稼げた、と、思うことに致しましょう」
310
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/20(火) 23:10:18 ID:RZ82nhgc
王「我等も忘れていたかったなぁ、戦士達のようにな」
王「しかし、忘れていたにせよ、忘れていたかったにせよ、あの時用意したプランはまだここにある」
王「此れを元手に、あのときのノウハウを元手に一つずつ一つずつ、片付けていこうか。何、絶望を味わうのは二度目だしな、若干気楽でさえあるわ」
王「まずは、戦士からだな。戦士め、あの、大馬鹿者め」
311
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/20(火) 23:12:04 ID:RZ82nhgc
王「都合のいいように忘れているならまだいいにして、都合よく記憶を改竄しているとは、恐れ入った」
王「勇者が居るなら、せめて僧侶と共に行けとあれだけ言い付けておいたというのに一人で行って返り討ちにあって寝返るとはな」
大臣「ええ、困ったものです、が、準備は整えております。何分『施術』したのが一昔前でございますので少々準備に手間取ってしまいましたが」
312
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/20(火) 23:14:50 ID:RZ82nhgc
大臣「次にこちらに侵攻してきたときに発動させられます」
王「宜しい、それでは、そのときに。……あの、大馬鹿者め。大人しく従っていれば生き永らえたものの、大馬鹿の馬鹿者め」
王「魂の友とも言えるような勇者を裏切っておいて、我等が信用すると思っているのなら、大間違いだということを教えてやる」
313
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/20(火) 23:16:46 ID:RZ82nhgc
――そして一、二週間後のこと――
勇者「あ〜ビックリした」
勇者「戦士がいきなり爆発しました」
勇者「結構な爆発力でしたね、小さいとはいえ要塞が丸々一個と連れてきてた兵の七割ぐらい吹き飛んじゃいましたよ」
勇者「土の四天王さんも重傷ですし一緒に修理(なお)さないといけませんね、戦士は、もうダメかな。欠片しか残ってない」
314
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/20(火) 23:18:07 ID:RZ82nhgc
勇者「爆心地にメッチャ近いっつーか戦士の横にいた僕と魔王もちょっと焦げちゃいました」
魔王「いや、驚いたなアレは」
勇者「ねー」
魔王「うむ」
315
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/20(火) 23:22:13 ID:RZ82nhgc
ヒャッホウ! ご声援、いつもいつもありがとうございます。
短いけど今日はここまで。続きはまたそのうち、一週間か、長くても二週間にはならない、ハズ!
316
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/20(火) 23:22:56 ID:YgF9eF5s
乙
つっちーやられてしまった
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