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勇者「魔王を倒してから、あれから二十年!」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 04:28:39 ID:yE6jxwRI
勇者「僕は元気にやってます!」
勇者「牢獄の中でなーっ!」
勇者「おはようございます!」
勇者「はい、おはようございます勇者様(裏声)」
勇者「微かに聞こえる雨音からして本日のお天気はやや小振りの雨日和ですね!」
勇者「お腹の減り具合からして大体今は午前十一時頃といったところですかね!」
勇者「不摂生はいけませんよ勇者様(裏声)」
勇者「そうですね気を付けます! 旅をしていた頃は日が出るより早く起きて日が沈む前に寝ていたのにすっかり今や」
勇者「嘘はいけませんよ勇者様」
勇者「はいスミマセンでした! 日が沈む頃に魔法使いとギシアンしはじめて日が出る所に精魂尽き果てる生活してました!」
勇者「おかげで旅のペースが遅れるの何のって! ハハハ!」
勇者「ヒャッホウ!」
勇者「ひゃっほう(裏声)」
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:16:19 ID:1h4dh4DI
勇者が、ボロ布のような囚人服に巻いたポロキレのような布のベルトに差してある剣を抜く。
かつて手に携えた聖剣でもなければ大戦期の冒険中に手に入れた魔剣でも無く、なんの変哲もない数打ちの剣。
ゾンビ兵を調達しているときに回った村々の、小さな小さな武器屋から持って来たのだろう。
対して。
戦士が抜くソレは大戦期後半より今の今まで持ち堪えてきた、四天王の一人に止めをくれてやったこともある、魔王の片腕を落としてやったこともある、
彼のために用意された彼のためだけの豪剣にして世界一とも言われる鍛冶師渾身の一作であった。
勇者の身体は、二十年もの間幽閉されていたにしては骨張ることもない、いや、それどころか非常に血色もよく均整の取れた肢体である。
着ているもののせいでその筋肉が如何に発達しているかも見て取れるが、そして、何故かあの頃と殆ど変わらぬ容姿であるがしかし、細い。
戦士の身体は、二十年の歳月があるせいか流石に大戦期よりは多少体格が小さくなったものの、それは誤差の範囲内。
分厚い衣類と鎧越しでもわかるほど、これでもかと言わんばかりに人体に肉を詰め込みバランスを取らせればこうなるという極限の修練が見て取れる肉体。
現代まで積み重ねてきた修練の差と、単純に物の良し悪しという装備の差は、歴然である。
――傍目には、だが。
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:20:28 ID:1h4dh4DI
戦士「!」
警備隊長「――」
近づくために踏み込んで、斬るために振る。
剣術がどうというより、武器を振る上で基本である。その基本動作を勇者が行ったことを認識出来たのは戦士、唯一人であったが。戦士でさえ、反応は出来なかった。
一太刀目は、足払い。
戦士の、人間というよりは野生動物染みた太い足を、鋼鉄が仕込まれた義足を、溶けたバターを削ぐように切り払った。
返す太刀は逆袈裟である。
これによって警備隊長の胴体もまた紙切れのように裂き、続く、三の太刀四の太刀と続く、続く続く、風よりも尚疾く――……
警備隊長が絶命するまでに、戦士の足から血が吹き上がる前に、彼等の周りを取り囲む親衛隊達も全て、斬り殺されたと覚える間もなく、切断された。
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:22:39 ID:1h4dh4DI
勇者「……」
勇者「プフゥ」
勇者「良い汗かきました」
勇者「お水が欲しいところですが、大丈夫。僕、水分不足には慣れてます。にしても、まぁ」
勇者「わざわざこんなところまで来るのに一ヶ月近く掛かるとか本気で思ってたんですかね」
時間にしておおよそ五分後。
勇者が爽やかな笑顔を浮かべ、額に浮かぶ汗を拭いながら一息つく頃には、彼の他には戦士以外そこに生きているものは居なかった。
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:24:42 ID:1h4dh4DI
勇者「ゾンビ兵の作成に時間が掛かった?」
勇者「ノンノン」
勇者「一作目は三日もかかりましたがコツは掴めましたからもう半日もあれば街一つぐらいは軽く」
勇者「ゾンビ兵を連れているから道行に時間が掛かる?」
勇者「ノンノン」
勇者「無理して走らせればこんな整備された街道一週間で走破出来ます。壊れたら直せばいいのです、自動修復機能こそありませんが、作者ここに居るんですから」
勇者「僕の力が衰えた?」
勇者「ハーフノン、ハーフイエス」
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:27:03 ID:1h4dh4DI
勇者「僕はたしかに衰えましたが、ならば力を取り戻せばよいだけの話」
勇者「ただ幸いにもこの身体はあの頃の儘、あの大戦を戦い抜いたあの時の儘、今もこうしてここにある」
勇者「身体は問題ないなら技量の問題ですが、一度は覚えた自転車の乗り方を二十年乗ってないからって忘れる人は居やしませんから」
勇者「覚束なくはなりますがね。それを確りさせるだけなのでたいした時間は掛かりやしませんよ。一週間ちょっとぐらいだったかな」
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:28:19 ID:1h4dh4DI
勇者「ここで問題」ザクッ
戦士「ぐぁ……!」ブシュッ
勇者「問題っつってんですから答える努力しましょうね〜戦士〜」
勇者「何そっちのけで止血作業して転送魔法使おうとしてんです」
勇者「足ぶった斬られるのは二回目ですからさすがに慣れてるところは褒めますけどね。太腿を穴だらけにされたくなかったら無視しなーいのっと」ズボッ
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:29:43 ID:1h4dh4DI
勇者「ああ、そうだそうだ、忘れてた。ゾンビ兵共、邪魔者は居なくなったんで食事してらっしゃい」ユビパッチン
ゾンビ兵「あ゛ー……」ゾロゾロ
戦士「な!? ま、まて、止めろ! この街にどれだけの人間が居ると……!?」
勇者「はーい、いってらっしゃい。いいですかー。生きたまま食べちゃ駄目ですよー。殺してから食べなさいねー」
ゾンビ兵「あ゛い゛ー……」
戦士「勇者! 止めさせろ! こ、答える! 問題でも何でも答えるから!」
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:31:57 ID:1h4dh4DI
勇者「はい? 出血多量でただでさえ回転悪い頭が余計悪くなってません?」
勇者「別に貴方が答える答えないに関わらず最初からこうしますって」
勇者「戦争ごっこだって言ってたじゃないですか、ご自分で。負けたら滅ぼされる、ごっこにありがちな安っぽい結末で実に申し訳ない、ハッハッハ」
勇者「何話してたんでしたっけ?」
勇者「ああそうそう!」
勇者「ここで問題!」
勇者「僕は今まで何してってあの戦士さん。そんな顔で睨まないで問題に答えないとって話進まないでしょーが!」ザクッ
戦士「ぐぅぅぅっ!」
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:33:42 ID:1h4dh4DI
勇者「わかってます!? 何のかんの人と話せて嬉しいって! 言ってるじゃないですか! 貴方相手でも結構嬉しいんですよ! 話させて下さいよ!?」ザクザクザクザクザクッ!
戦士「ぐ、ぎ、ぎぃぃぃ、っぁ!」
勇者「僕あんまり回復魔法得意じゃないし! あんまり刺してると死にそうだし! 加減して刺すの結構難しいんですよ! 軟弱な人間相手だと尚更ね!」ザクゥッ
戦士「ぎぃぃぃぁぁぁあああああ!?」
勇者「あ、ごめんなさい、狙い違えて金的刺しちゃった」
勇者「そ〜れ回復魔法〜」パァァァ
戦士「っは! は……!」シュゥゥゥ
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:35:58 ID:1h4dh4DI
勇者「まったく手の掛かる人ですねぇ」ナオシタラー
勇者「もういいです、戦士の馬〜鹿〜」スカサズサスーザクー
勇者「他の人と話すからもういいです。それに答えの一部これから呼びますし。ええと、そうですねぇ、最後に何か言うことはと……」
戦士「ぐっくぅ! ……ふぅ……フゥ……最後……フ、フフ……殺すということか……?」
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:38:01 ID:1h4dh4DI
勇者「二十年っていうのは本当に、本当に本当に怖いですよね。いやあ、覚えててもらったのはいいことなんですけれどもね」
勇者「思い出が美化されすぎじゃないですか、戦士」
勇者「一人じゃ四天王一人も殺せない男が」
勇者「裏切る筈がないとのほほ〜んと油断してた馬鹿一人を、三人掛かりで不意打ちしてようやっと動きを封じるのが精一杯だったうちの一人が」
勇者「よくもまあ、たった一人で立ち向かおうと思ったものですよ。圧倒したみたいな感じで記憶書き換えてません?」
戦士「……くっ」
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:39:17 ID:1h4dh4DI
勇者「正直、いやまあ、嬉しいは嬉しいんですよ、これからも恙無く戦争ごっこ出来ますけどね。ただなんていうか警戒してた僕が馬鹿みたいだな〜って」
勇者「僕が警戒してたのはあの時より強くなってる可能性のある貴方達三人であって、こうなったら、もう、ねぇ?」
勇者「……わざわざ彼等蘇らせる必要無かったかな」
戦士「……彼、等、だと? ど、どういう、ことだ」
勇者「ああ、いいですいいです、直ぐに紹介しますから。で、貴方の処遇ですが殺しますけど楽には死ねませんよ?」
勇者「とりあえず〜」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:41:29 ID:1h4dh4DI
勇者「改造しましょう!」
勇者「手駒にしちゃいましょう!」
勇者「僧侶あたりにはかなり効くんじゃないですかね!? 今もまだ続いてるんでしょ〜!? 貴方達!」
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:42:52 ID:1h4dh4DI
勇者「今も戦士の右耳についてるイヤリングからこっちのこと伺ってますもんね!? 遠視ですか! 此処に来てないってことは間に合わなかったのかな!?」
勇者「それとも戦士みたいにチョコラテ並の甘い脳みそになってて! 戦士一人で十分だと思ったかな!?」
戦士「な!? い、いつ、いつから気付いて……」
勇者「ハハハハハハ! どっちでもいいですけど! 僧侶! ちゃ〜んと見てなさいね!」
勇者「では貴方を改造します! 貴方ほど強い人間を改造するのは僕一人では手に余るのでお越しいただいたのはこちら!」ハイ、ココデテンソウジンッ
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:45:39 ID:1h4dh4DI
勇者「大戦期においてゾンビ兵を作って作って造りまくった、ちょっと認めるのは癪ですけど、流石に僕とは年季の違う人体改造のエキスパ〜ト!」
勇者「元魔王軍!」
勇者「の大将軍!」
勇者「ていうか幹部の!」
勇者「土の四天王!」ジャジャーン
土の四天王「うぃーす! おぃーす! ひっそしぶりデッス戦士=サン!」センスフルイッスネ、デモ、ジャジャーン
戦士「んなぁぁぁっ!?」
戦士「つ、つ、つ……!?」
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:47:14 ID:1h4dh4DI
勇者「ハハハハハハハハッ!」
勇者「半端に強いってのは悲しいことですね! 麻酔なしでヤッちゃいますけど痛みじゃ死ねませんよ! 出血多量で何度か死にそうになると思いますけど! そのための回復魔法!」
勇者「僧侶! きちんと! 最後まで! 最後の最後の最後まで! 愛する人がグチャグチャにかき混ぜられるところ見てて下さいね!」
勇者「ハハハハハハァッ!」
勇者「ヒャッホウ!」
勇者「ひゃっほう(裏声)」
勇者「Exciting!!!!(軍団)」
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:48:48 ID:1h4dh4DI
合いの手ありがとうございました。他にもご声援や応援いつも感謝しております!
今日はここまで。続きはまたそのうち。
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 01:49:22 ID:Z31uLY4c
乙乙
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 07:46:21 ID:6csBGkCE
勇者様お疲れさまです! いい運動になりましたね!(裏声)
悪の組織の幹部ときたら、やはり怪人に改造ですよねー
いい素体だヒャッホウ!
戦士、死んで楽になれるという発想がまず駄目だと気づけ……
Much appreciated OTSU!(軍団)
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 19:18:37 ID:PICB9p02
チートだとは思ってたけど、ここまでチートだとはwwww
さすがゆうしゃさま(裏声
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:11:45 ID:UfzRnB1U
凄惨。この一言に尽きる。
凄惨という一言はこのときのために用意されたのではと錯覚するほどに。
戦士の『麻酔なしの改造風景』は惨たらしいものだった。
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:12:33 ID:UfzRnB1U
※グロ注意
先ず、右腕と左足に残っている肉を肩口と股関節から切断された。
それが終われば皮を剥ぐ、人間の表面にあるべきそれを欠片残さずべりべりと鶏肉の皮を剥ぐように素手で。剥ぎ残しはメスなどの小さな刃物でぱりぱりと。
胸を開き白く太い胸骨や肋骨を取り外し、そのかわりに黒く太い黒曜石のようなもので造られた新しい骨を嵌め込む。
そこから下の内蔵は全て取り払われて、そのかわりにぶよぶよとした紫色のスライムのようなものを流し込むとそのスライムが内蔵の形を模した。
同じような要領で彼持ち前の骨という骨は脊髄と頭蓋骨を残し肉が割かれては全て、勇者・土の四天王ペアが用意した骨へと再置換して縫合されていく。
失われた手足には、ミスリル銀ゴーレムの腕と足が人間大の大きさにまで縮められたようなものが溶接される。
※グロ終了
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:14:12 ID:UfzRnB1U
逐一、勇者と土の四天王が、こうするためにこんなことするんだよ、と、解説を入れてくるがおおよその人間には解説は意味を成さない。
魔法学や瘴気の扱い方などなどの専門的な言葉が並んでいるせいもあるが、直視に堪えない光景というのもあるが、戦士の絶叫が常に木霊しているからだ。
身体強化魔法のうち生命力強化に重きをおいた魔法をかけられて、どれだけ出血しようと際限なく血液は製造され続け心臓は動き続ける。
痛みでショック死することもできない、狂うことがないようにと精神保護の魔法までかけられている、叫び続けて喉が潰れては律儀に回復魔法を掛けられる。
そうして身体の中を弄くり回されつづけ激痛に喘ぎつづける戦士に待っていたのは真っ赤な鎧。
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:16:54 ID:UfzRnB1U
勇者「戦士。戦士〜? 聞こえていますね?」
戦士「……」
戦士「コロシテ……クレ……」
勇者「駄〜目。聞こえているようなので話をしましょう、その鎧の中に居ると、まあ、まだ、痛いかもしれませんがそのうち痛くなくなります」
勇者「その鎧の中には少々特殊なスライムがどろりべ〜ったりと注がれています、まぁ、ちょっと、気持ち悪いかもしれませんけど我慢ガマン」
勇者「ただその痛みが切れているのはスライムが満腹で大人しい時だけ出す分泌液のせいでして」
勇者「空腹になると分泌液は止まり腹を満たそうと貴方の血肉を喰らい始めます」
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:18:41 ID:UfzRnB1U
勇者「そのときの痛みはこの改造作業並です、当然、そう簡単には死ねないよう貴方の身体に細工しておきましたので」
勇者「死にたいならその時にしてください、なに、大体そのスライムが貴方を食べ尽くすまでわずか三日です」
勇者「ちなみにこの改造に掛かった時間は一時間。三日間空前絶後の痛みに悶えながら死ねますよ、ックク」
勇者「ッフフフ、ああいや、失敬失敬。そうなりたくないなら常にスライムを満腹にしておきなさい」
勇者「そいつは簡単。人間の血を注ぎこめばよろしい。ですので当然、魔物達に襲い掛かっても無駄ですし。僕には刃向かえません」
勇者「そのスライムにとって僕は親ですからね、親に逆らわない、いい子なんですよその子」
戦士「……」
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:28:36 ID:UfzRnB1U
勇者「まぁ、こんなかんじで。いかがでしたかね、ご観覧の僧侶。視線の数がなんとなく一人以上に感じるんですけど、誰か居ます、そこに?」
勇者「貴方の愛する彼はこのとおり、よくて戦力外。悪ければこちらの下僕です」
勇者「そして勿論、僕は敵ですし。このとおり、土の四天王も蘇生させましたよ」
土の四天王「敵の敵は味方っていいますシネ。勇者=サンが味方とかテンションマジバク上げ」
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:30:22 ID:UfzRnB1U
勇者「これから、風と、火と、水の四天王。そして最後には魔王をこの世に蘇らせます」
勇者「というか一応、もう、身体と魂はそれぞれ復元済みであとはそれ等を合体させるだけなんですが」
勇者「ちょっと魔王の説得に時間が掛かりそうでしてね。その他三人も主がそんな感じで今合体させると危なくて」
勇者「土さんは意外と簡単にっていうか、戦士の身体イジらせてあげるっていったら即仲間入りしてくれたんですけど」
土の四天王「約束守ってくれる勇者さんマジ勇者=さん! 抱いて! 挿れるなら今っすヨ! あんなイイ身体弄くり回せて今股びしょ濡れっスヨ!」
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:32:18 ID:UfzRnB1U
勇者「あ、ソレじゃ、後でちょっと……」
土の四天王「カマンッ!」
勇者「お世話になりま、いや違くて。えーとなんの話でしたっけ」
土の四天王「カマンッ!! あ、スンマセン、話の腰折っちゃっテ。エート台本どこデス? ここ? あ、ここっス」
勇者「台本とか言っちゃ駄目です、出したらダメです、緊張感が、ああいや、改造風景生中継したからまだ保ててます?」
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:34:05 ID:UfzRnB1U
勇者「ま、ま、ま」
勇者「兎も角、気を取り直して」
勇者「最悪、僕と土さんだけでの進行になりますし、もうぶっちゃけ、それで十分なんですけど世の中何があるか分かりません」
勇者「念には念を、って、やつですよ」
勇者「さぁて、貴女は、人類は、どうしますかね」
勇者「新しい勇者の出生でも待ってみますか、無駄だと知りつつ抗いますか、それとも、諦めますか?」
勇者「どうするか楽しみにしてますので是非お答えを聞かせて下さい、それでは、それまで、ごきげんよう」
勇者「ヒャッホウ」
土の四天王「ひゃっほーゥ! 蘇って良かッタ! いいコトだらケェェェェ!」
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:34:12 ID:pQ/dqn6w
土の四天王軽いなw
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:37:36 ID:UfzRnB1U
さあさあやってまいりました書き足しのお時間。って最初に言うの忘れてた……。
やっちゃいました! 書き足しました!
ご声援ご感想ありがとうございました! 勿論簡単には死なせません、性根の悪さもチートですよーひゃっほう。
今日はここまで。続きはまたそのうち。
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:37:54 ID:LLZYjegQ
乙
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 03:38:35 ID:4veTTEg2
おにゃのこなのか!
ヒャッホウ!
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 05:06:15 ID:qCGmIg/U
look forward to see!(軍隊)
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 06:19:00 ID:.mf5WA3g
1時間とは手際いいな、さすがだ
てか台本まで用意してるなんてノリノリでお楽しみだなーw
勇者と土さんがよろしくやってるあいだに裏声さんはもらっていきますヒャッホウ!(乙)
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 07:22:36 ID:EUyIh9/o
終わらない夏休み思い出した
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 12:28:45 ID:APeepA6A
乙ひゃっほう!
ところで、戦士にへばりついてるスライムに対して、一定間隔でわざと戦士が軽く自分を傷つけてスライムに血液を供給してたらどうなりますか?
一気にスライムに襲われるならいいんですが、大人しくなったら裏技完成しちゃうなって不安になりました。
あと、1日辺りの与える血液量と与える間隔を教えて下さい
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 14:11:38 ID:/8x4xEFg
おつん
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/12(金) 21:43:15 ID:x2jnz8OQ
ひゃっほう
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/16(火) 04:15:40 ID:yTNqkIuQ
面白い
是非人類滅亡までやってほしい
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/17(水) 16:16:12 ID:mF0XFq7c
いいね
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/22(月) 23:38:15 ID:XBJcJ/a6
支援
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/24(水) 16:04:33 ID:6CH///2.
待ってる
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/07(火) 23:52:20 ID:ybERERMc
――おまけコーナー
勇者「やってまいました突然唐突オマケコーナーのお時間!」ドンドンパフパフー
勇者「司会はこの僕勇者SSの中でも比較的珍しいと評判の! 終始目にハイライトがない系アイドル! 勇者と!」
勇者「勇者様が土の四天王とセックスしている間に
>>235
さんに身請けされそうな私がお送りいたします(裏声)」
勇者「さてこのコーナー何をするものかと言いますと!」
勇者「実は何も考えていないのですよね(裏声)」
勇者「Exactly!!!(軍団)」
勇者「実は何も考えておりません! 」
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/07(火) 23:54:12 ID:ybERERMc
勇者「本編同様まったくもって行き当たりばったりです! 本編とかもうタイトル以降ホンット何も考えず! 考えないまま気が向くままに始めて早二月ときた!」
勇者「こんな自転車操業を二ヶ月も続けている本『魔王を倒してから、あれから二十年!』スレッドにご声援下さる皆々様に足を向けて寝られません(裏声)」
勇者「いつもいつもありきたりにありがとう、ありがとうと言い続けて芸がなく心苦しいですが私共一同からも御礼申し上げます(裏声)」
勇者「Thank you!!!(軍団)」
勇者「ノルマもこなしたし! さて! どうしましょうか!」
勇者「ノルマとか言わないで下さい勇者様(裏声)」
勇者「とりあえず
>>237
さんの質問にでも答えておきましょうか!」
勇者「とりあえずは余計ですがお答えさせて頂きます(裏声)」
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/07(火) 23:56:21 ID:ybERERMc
勇者「戦士にへばりついてるスライムに対して、一定間隔でわざと戦士が軽く自分を傷つけてスライムに血液を供給してたらどうなりますか?」
勇者「とのことですがご安心下さい! 自分では自分の身体を弄れないよう義手が邪魔してくれますし暗示もかけてあります!」
勇者「それを許しちゃうと自殺しちゃうかもしれませんからね! 実際そんな勇気があるかどうかは別として!」
勇者「1日辺りの与える血液量と与える間隔を教えて下さい」
勇者「という質問も来ていましたがこれはずばり僕のさじ加減次第! 戦士にはスライムたんが自主的にお腹減ったり満腹になるみたいな言い方しましたけれど!」
勇者「分泌液出すのも齧るのもこっちでイジれます! 戦士が戦場に出ている間はずっと齧らせっぱなしにでもしとこうかと思ってます!」
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/07(火) 23:58:19 ID:ybERERMc
勇者「次!」
勇者「土の四天王さんはおにゃのこなのか?」
勇者「土の四天王さんは女の子というには歳がいえなんでもございません! おにゃのこです!」
勇者「種族は知りませんが人間型のモンスターですね! 外見は大体僕より五か六ぐらいは上ですかね!」
勇者「褐色! 銀髪! ムチムチボイン! 目にクマ! そのせいで僕と目付きちょっと似てるんで僕的には好みのタイプ!」
勇者「大体お分かりかと思われますが改造マニアです。彼女の手にかかった人間は数知れず、ついでに、魔物も数知れず(裏声)」
勇者「敵味方問わず改造してしまう困った魔族さん!」
勇者「戦士さんのようなとても良い素体を手に入れた日には興奮のあまりお股が濡れちゃうホント困ったさん(裏声)」
勇者「これが役に立たないのなら兎も角! 結構有用なものを作るのがこれまた厄介なところでゾンビ兵などは代表例ですね!」
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:01:13 ID:kBMA585g
土の四天王「自分が軽いと仰っていた方がいらっシャいましたけれとちょっと違うのデース。魔族魔物の類は基本的に強い者こソ正義でシてー」
土の四天王「もシくは自分の欲求を最大限叶えてくれソうなお方についていく傾向があり」
土の四天王「我等の頂点たる魔王サマより強くて、しかも極上の検体、戦士=サンとか、を提供してくれる勇者=サンは自分的には超★優良物件」
土の四天王「ホイホイついていっちゃいまスし股も開こうってもんでス! 他の三人が魔族らシからず魔王サマに義理だてシスぎなだけなのデス」
勇者「とのことです! 僕的にはこんな美女とズッコンバッコンできれば正直どうでもいいんですけどね!」
勇者「譲れないところがある様子でしたのでご出演頂きました。ところで勇者様、どうでもいいとはぶっちゃけすぎです(裏声)」
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:02:18 ID:kBMA585g
勇者「すみませんでした!」
勇者「ところで話すことがなくなってきたので本おまけコーナーは今回ここまで!」
勇者「唐突に始まり唐突に終わるスカスカなコーナー、おまけコーナー、第二回目は未定です(裏声)」
勇者「少々また立て込んでいて本編の制作が遅れていますが! どういう形にせよ完結を目指し失踪はしない予定ですので!」
勇者「引き続きどうぞご愛読を宜しくお願い致します(裏声)」
勇者「それではこれにて!」
勇者「See you again!!!(軍団)」
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:04:51 ID:kBMA585g
勇者「そして!」
勇者「ここからは(裏声)」
勇者「ちょっとだけ本編のコーナー! はっじまーるよー!」
勇者「ヒャッホウ!」
勇者「ひゃっほう(裏声)」
勇者「Wonderful!!!(軍団)」
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:05:27 ID:kBMA585g
――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――――
――――――――――
――――――――
――勇者と村娘が出会ってから、三ヶ月後。魔王城――
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:08:48 ID:kBMA585g
勇者「ちょっと戦士強くし過ぎたかもしれません!」
勇者「こっちに逆らわないような工夫に加えて色々と各種能力増強もやりましたが!」
勇者「まさか一直線に走っていって要塞正門から裏門までぶち抜くとか! 鎧の巨人かっつーの!」
勇者「僕もちょっと試してみたんですけどアレ鋼鉄化の呪文かけとかないとメチャクチャ痛いですね!」
土の四天王「いやメチャクチャ痛いで済む勇者=サンもどうかと思いまスよ。鋼鉄化の呪文もなシニ……」
土の四天王「戦士=サンなんかあの鎧着ててもアレやった直後負荷掛かり過ぎて瀕死になってたノニ、あの鎧常時鋼鉄の魔法掛かってる並の防御力なの二」
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:12:00 ID:kBMA585g
勇者「勇者に不可能はないッ! それにそのおかげで二つもの砦を一夜にして攻略出来たんですしオッケーオッケー!」
土の四天王「いやいヤ、その気にサえなれば九日ぐらいで世界征服出来るけド、それじゃつまらないからッテゆっくりやろうッテ」
土の四天王「言い出したの勇者=サンじゃないスか。何侵攻開始九日目で人類が誇る大要塞を一気に二つも攻略しちャッテんでスか」
勇者「だって! 戦士がスゴいことするから! 我慢できなくて! 出ちゃったんです!」
土の四天王「勇者=サンのスタートダッシュ(出撃)でうちの陣営がヤバイ」
土の四天王「勇者=サンが率いてたゾンビ兵の八割がスタートダッシュの衝撃で爆散したンでスけド」
勇者「直しゃいいんですよ! でもすみません! 次からはきちんと気をつけますんで!」
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:12:58 ID:kBMA585g
勇者「……」
勇者「うっ」
勇者「ふぅ」
勇者「落ち着きました」
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:14:19 ID:kBMA585g
土の四天王「?」
土の四天王「あっ」
土の四天王「気が付かなクて申し訳ありまセン、ムラムラしてまシタ? 今からデ良ければお口でジュポジュポしまスヨ」
勇者「えっ。あっ。いやっ、おおおお構いなく」
土の四天王「下のお口ノ方がお好ミでシタ? いいでスよ、下のお口デジュポジュポ。今から脱ギまスので……」
勇者「別にムラムラっとしてそういうこと言ってるわけじゃなくてですね! 冗談です! はい!」
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:16:08 ID:kBMA585g
勇者「……」
勇者「土の四天王さんって一度付いていこうって決めたらかなり尽くすタイプなんですよね」
勇者「魔族の特徴なのかもしれませんけど。他の四天王達その他大勢もなんのかんのそれこそ死ぬまで魔王に尽くしたわけですし」
勇者「ドギマギするわ」ウカツニシモネタイエマセンヨ、コレ
土の四天王「はイ?」
勇者「いえなんでも。あ、でも、やっぱりあとでちょっと……上のお口と下のお口で……えへへへ……」
土の四天王「はイ、だから、シテもいいッて言ッてるじャないでスか」
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:18:03 ID:kBMA585g
勇者「ま、ま、ま、しかしまぁ」
勇者「戦士ったら可哀想なぐらい必死ですねぇ」
土の四天王「正直ちョッとぐらい抵抗されるもンだと思ってたンで色々用意しテたンですけれどネェ」
勇者「地位や名誉のために僕を裏切る人間ですからね、自分の命を守るためならなんだってしますよ」
土の四天王「何が驚いたッテそれでスヨ。まッさか勇者=サン裏切ッてたトハ……」
勇者「一日に一度は四天王の何方かに言われます」
土の四天王「魔王様なンて最初キレちャッて戦士=サンの下半身吹ッ飛ばしちゃイましタからネ」
勇者「上半身ふっ飛ばされたら修理出来なくなるところだったので危なかったですね、肝冷えた」
勇者「魔王こういうのホント嫌いですよね。いやあ、しかし、この身の上話のおかげで魔王軍再結成が成し得たので結果オーライ……」
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:20:03 ID:kBMA585g
勇者「……そう思うと世界滅ぼすために世界救う旅してたことになるんですかね僕」
土の四天王「ハハハ、ウィット効きすぎテル人生ですネ」
勇者「壮大なマッチポンプですよね」
土の四天王「世界規模でネ」
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:22:04 ID:kBMA585g
勇者「世界征服終わったら何しましょうか」
土の四天王「魔王様は魔族の国ヲ地上に打ち立てる気でいまスけど、勇者=サンはなにかプランは?」
勇者「ないんですよねぇ。いやね、人間界を滅ぼしたあとは魔界にでも攻め込んでやろうかとは思ってたんですよ」
土の四天王「聞き捨てなラない台詞が飛び出してルンですけド。どうゾ、続けテ」
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:23:11 ID:kBMA585g
勇者「人類憎し世界憎し、皆皆滅んじゃえーってね」
勇者「けどねー気紛れでこうしたら人間嫌がるだろうなーと思って魔族復活させたワケじゃないですか」
土の四天王「簡単に言ッてまスけど普通復活サせようと思って復活サせラれるものじャアりまセんからネ。あァいャ、スみまセン、どうゾ」
勇者「利害が一致しているとは言え、復活までさせて、協力もしてもらってる魔族を、それじゃあ用が済んだら皆殺し!」
261
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:24:19 ID:kBMA585g
勇者「って、ねぇ、人としてどうよって感じですし」
土の四天王「ア、よウやく安心できル台詞ガきまシたヨ」
勇者「ええ、そういうわけですので、魔族は免除かなぁって」
土の四天王「安心シまシた」
262
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:26:11 ID:kBMA585g
勇者「なんなら、魔族の国造りを手伝ってもいいです、そのあと、そのあとか、どうしたものですかねぇ」
勇者「天界にでも行きますか」
土の四天王「行けるんですカ」
勇者「さぁ? 試してみないことには分かりませんけどね。行けたら女神には一言物申さなくてはいけません」
勇者「加護にはずいぶんと助けられていますから殺しゃしませんが文句の一つぐらいは言ってもいいでしょう」
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:28:04 ID:kBMA585g
土の四天王「言われてみるトですネ」
勇者「はい?」
土の四天王「勇者なんデスから勇者=サンは女神の加護ヲ使えて当たり前だと思ッてたンでスけれド」
勇者「ええ」
土の四天王「人類滅ぼそうとスるワ、私達魔族に協力なンてしちャうわッて色々やッてるのに女神の加護ッて有効なンですネ?」
勇者「ああ、そのことですか」
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:29:27 ID:kBMA585g
土の四天王「女神=サンは勇者=サンのやること何でもオッケーみたイナ感じでス? 人類が勇者=サンに滅ぼされるの自業自得でスし」
土の四天王「魔族は協力じャなくて隷属だからオッケー? 実際魔族の現状は勇者=サンの奴隷みたイなもンでスシ
土の四天王「過去には魔物使いの勇者も居たと聞イていまスよ」
勇者「なにそれ魔物使いの勇者とかこっちが初耳なんですけど」
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:30:25 ID:kBMA585g
勇者「あー、えー、そうですねぇ。魔族との協力云々のそれは別に明確に駄目って言われてるワケじゃないんですけれど」
勇者「グレーってかんじではありましたね、一度女神様についてその事お聞きしたことがあったんですよ、僕」
土の四天王「まともだッた頃に?」
勇者「まともだった頃に」
勇者「魔物だから、魔族だから等しく悪ってワケじゃないでしょう。善性の魔物や魔族が居たらどうしたらいいですか、と」
土の四天王「ほう、それで、女神様はナんとお答え二?」
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:32:17 ID:kBMA585g
勇者「障害となるもののみ排除しなさい、とだけ」
勇者「確りと答えては頂けませんでした。納得いかずに詰めたんですけど酷くお困りになられましてね、仕方ないので聞くの止めました」
勇者「なにかこう、天界のルール的なあれでそれがあるのかもしれませんね。あ、ただ、人類滅ぼすはドアウトです。スーパーブラック」
勇者「女神様のご加護めっちゃ離れようとしてます」
土の四天王「アレ? やッぱリ? でも勇者=サン、今も余裕で使えてまスよネ。使えてるよウで使えテないトカ?」
267
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:33:04 ID:kBMA585g
また最初の挨拶忘れてた……私でしたー! ヒャッホウ!
中途半端なところでスンマセンが、今日はここまで、続きはまたそのうち。
268
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:38:00 ID:0UZxxVaI
お久しぶりヒャッホウ!
楽しみにしてるぜ!
269
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:38:44 ID:SdzNTEM6
乙
戦士はあっさりと折れたのか
270
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 00:46:50 ID:ZCXywHpk
乙
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 04:05:05 ID:0BQnQ4NM
乙
このまま僧侶と魔法使いも無残な姿にしてあげよう(提案)
272
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 09:01:10 ID:zU5Q6tKA
更新嬉しいHyahhow!(乙軍団)
戦士の成れの果てを見た僧侶さんの感想と、魔法使いの現状を楽しみにしとります
女神的には隷属ならグレー……?
絶滅危惧種みたいに、ちょっとだけ残しといたらイケんじゃね?
あ、オマケコーナーの裏声さんは頂いていきますね
273
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 21:44:15 ID:hSBeKyQ.
乙ひゃっほう!
流石裏切りに定評ある(?)戦士さん
吹っ飛ばされた下半身は今は何でできているのやら………
醜悪な魔物で出来ていてそれを僧侶達にぶつけるのも悪くはないな………(ゲス顔)
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/17(金) 22:39:55 ID:Hzpj9k1k
ヒャッホウまってる
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/24(金) 14:01:18 ID:1ZXHfHVw
乙乙ー
土の四天王=サンは忍殺にハマってでもいるのか
276
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 23:14:49 ID:clRMAYek
ヒャッホウはよー
277
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 19:51:01 ID:DdBXFL1.
ヒャッホウ(小声)
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/16(日) 16:32:38 ID:F3zqLS2I
ヒャッホシュ
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/02(水) 21:40:26 ID:BzBobXDg
ホッシュ
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/15(火) 21:04:18 ID:T4x8wDws
ほし
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/23(水) 20:02:09 ID:6aL/f25s
ヒャッホウ保守
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/29(火) 20:36:38 ID:5n4zkUmE
ヒャッホウ
283
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/07(水) 20:12:11 ID:5ZNX6itI
ヾ(*ΦωΦ)ノ ヒャッホゥ
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/12(月) 09:25:30 ID:dUEVpAZg
ヒャッホウ(小声)
285
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:21:37 ID:WNNMFA22
ヒャッホウ!!! 気付けば盆休みもシルバーウィークも終わってた。光陰矢の如しとはこのことか。
保守ありがとう、応援もありがとう、またこれから投稿するよごめんね遅くなって!
中途半端なところをとりあえず一区切り付けるとこまでやるよー。
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:22:37 ID:WNNMFA22
勇者「いや、簡単な話でして。離れようとしてる加護を僕が全力で僕の身体に抑え込んでるだけです」
勇者「抑え込むのに殆どの魔力を費やしているので今まともな魔法使えないんですよねぇ」
土の四天王「今明かされる衝撃的すギル事実なンですけレど!?」
土の四天王「アレ!? おかしいでスよ!? ゾンビ兵は兎も角とシて私達の復活には莫大な魔力要りまスよね!?」
勇者「要りますね」
土の四天王「でスよネ!? 一山いくらで復活さセられる程私達安くあリませんヨ!?」
土の四天王「待ッて待ッて、ウェイウェイウェイ……」
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:24:27 ID:WNNMFA22
勇者「結構簡単ですよ、いや、方法は簡単ではありませんが発想は簡単でしたね」
勇者「自分の魔力が使えないなら人の魔力を使えばいいじゃない」
土の四天王「ウェイ」
勇者「所謂……元気玉ですよーこれー!」
土の四天王「ウェイ」
勇者「世界中の皆よおらに元気を分けてくれー! つって! 僕に自主的に協力してくれる生物なんて皆無ですけど!」
勇者「強制的にちょっと拝借させていただいております!」
土の四天王「ウェイ」
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:26:14 ID:WNNMFA22
勇者「女神の加護はそれはもう便利でしてね! この世界で活動するにあたって大抵なんとか出来る技能が盛りだくさん!」
勇者「僕って結構いい声してません!?」
土の四天王「ウェ……あ、はい、まァ、いイ声だと思いマすヨ。ちょット面に合ッてまセンけどハスキーボイスで」
土の四天王「あレ? でも前お会いした時ハそんな声じャなかッたでスよね、でも私とシては今のほうがステキだと思いマスよ、好みでスし」
勇者「面にあってないは余計ですよ! あとこれは投獄された時に叫びすぎて喉が潰れては再生して叫んで潰して再生してたらこんな感じに」
289
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:28:14 ID:WNNMFA22
勇者「……」
勇者「うん?」
勇者「え? 好み? こ、好みかぁ……えへへへ……。……そういえば魔王も結構バリトンボイスでしたね……おソバ好き同士ですしいい奴ですよ彼は……」
勇者「僕の境遇にあれだけぶち切れてくれたのも彼だけでしたからねぇ、あぁ、いや、違くて。いや、今の声も気に入ってますけどそうじゃなくてですね」
勇者「僕の声にはちょっとした力があります」
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:30:25 ID:WNNMFA22
勇者「声質がいいとかの問題でなくて、生物相手に若干安らぎというか、なんとなく言うこと聞いてあげたいなーって気分にさせる魔力が含まれてます」
土の四天王「ほう。あレ? とすると私が勇者=サンの声好みなノもそのセイ?」
勇者「いや土さん元々低い系の声好きみたいだし、土さんぐらい力のある方だと『あーなんかいい感じの声だな』ぐらいにしか効かないんで」
土の四天王「効いテはいルンですネ、構いまセンけど」
291
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:32:28 ID:WNNMFA22
勇者「ありがとうございます、まぁ、つまり、常にちょっとした魅了の魔法放ってるようなもんなんですよね。これオフにはできないけど強弱は付けれるんですよ」
勇者「これは、二十年振りにお外に出てきて鍛錬し直してる間にはじめて気付いたんですけど、最大レベルにまで跳ね上げると世界中に僕の声が届くみたいですね」
勇者「僕自身が強すぎるから最大までいくとこうなのか」
勇者「元々最大レベルまで引き上げるとこうなのかは知りませんけど」
土の四天王「アー。そレでちョッと魔力を世界中かラ掻き集めテ……」
勇者「そゆことです、一人一人、一体一体から取れる魔力なんて微々たるものですがね、あくまで言うこと聞いてあげたいなー程度の効力なんで多くは取れません」
勇者「が、それでも世界中の生物からほんの少しでも取り上げて集めれば莫大といっても過言ではない量ですよ」
勇者「取った人から気取られる心配もないようですしね、現に何度かやってみたけど気付いてる人いないっぽい」
勇者「元仲間達が全盛期だったらあるいは、ですけど、今ダルンダルンですしね、彼等」
292
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:33:53 ID:hX8Br46I
今明かされる衝撃の真実ゥ!
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:35:30 ID:WNNMFA22
勇者「衰えた仲間たち、この二十年ですっかり色々と忘れちゃった人類、対して全盛期の僕と魔王軍と、ついでに全盛期より強くした戦士」
土の四天王「勇者=サンのご意向でゆッくりヤッてまスけれド、二十年前のノウハウもあルしヤろうと思えばさッと片付く戦力差ですヨ〜」
勇者「あの時は魔王軍も手探りだったからゆっくりとした侵攻となりゆっくりしている間に僕という勇者が出現し、彼等という仲間が出てきて、覆しましたが」
勇者「今回はどうなるんでしょうね、また、新たな勇者が生まれるのか、その彼あるいは彼女にはどれだけの力が有りどれだけの加護が与えられるのか」
土の四天王「わざわざ勇者=サンの身体から離れヨうとシていルのは、こンな不埒な輩には持たセテおけないとイウ規律なのカ」
勇者「換えが効かないから僕から引剥がして他の勇者に与えようとしている算段か、こちらだと思いますがね」
勇者「女神様はこの世界を司ってあられる方ですけれど、この世界に莫大な影響をポンポン与えられる程の力は無い。そもそも勇者自体、魔王がねぇ……」
土の四天王「その女神より強いから勇者を造らざるを得なかったワケですしね〜」
勇者「見ものですよこれは」
土の四天王「イイ趣味してマスよ、勇者=サマ」
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:36:53 ID:WNNMFA22
勇者「ハッハッハ」
土の四天王「フハハハー」
勇者「ひゃっほう!」
土の四天王「ひゃっほぉぉぉう!!」
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:40:16 ID:vhIWfVe6
ヒャッホウ
296
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:43:26 ID:WNNMFA22
合いの手入れてくれた人も、待っていてくれた人も、これから読む人にもありがとー。
中途半端にとりあえずの一区切り。今日はここまで。続きは、一週間以内。
297
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:47:05 ID:VeSr13As
乙ヒャッホウ
298
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 00:58:02 ID:9xl11Nak
乙
299
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 01:17:08 ID:4KOQFi1Q
ひゃっほう(歓喜)
300
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 03:57:01 ID:j3.0Tj.g
ひゃっほう(裏声)
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