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勇者「魔王一家がラブラブすぎてヤバイ」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 07:48:44 ID:chemSr8I
勇者「ここか…ついに来たぞ」
勇者「(魔王を倒すことを考え続けて18年、ついに宿敵の魔王にたどり着いた!)」
勇者「(俺がどれだけこの時を待ちわびたか…)」
勇者「(毎日が修行の日々、娯楽はなんかは切り捨てひたすら己を磨いてきた)」
勇者「(友人が恋人を連れていたときは少しは羨ましいとは思ったが、宿敵を討つため…その思いは捨て去った!)」
勇者「(魔王、俺はお前のために生きてきたんだ…俺の全てを懸けて、貴様を討つ!)」
勇者「…いくぞ!」
ガチャン!
勇者「魔王!お前を…っ」
26
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:30:36 ID:chemSr8I
ビリ…
勇者「おっ、もうすぐ出口だな」
勇者「…はぁ、これからどうすっかな」
ビリビリ…バチッ
勇者「むっ…!」バッ
勇者「…んっ、気のせいか」
バチバチバチバチバチィ!
勇者「っ…ぐわああああああ!!!」
勇者「あがっ…っ…」バタン
勇者「(こ、これは、雷魔法…!)」
27
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:31:35 ID:chemSr8I
勇者「(くそっ、完全に油断、した…)」
コツコツ
勇者「(…誰か、くる!)」
コツコツ
勇者「(誰だ…っ)」
妻「また会ったわね、勇者さん」
28
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:33:52 ID:chemSr8I
勇者「お、おま…え…は」
妻「うふふ、私の魔法をまともに受けてまだ生きてるなんて…」
妻「流石は、勇者といったところね」
勇者「(くそっ…体が痺れて、動けねえ…)」
妻「私の夫を殺しにきて、ただで帰すと思ってるのかしらぁ?」
勇者「ぐっ…」
妻「…許さないわよ」
妻「私が命より大切な、私が世界で一番愛してる魔王くんを殺す…ですって?」
29
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:39:13 ID:chemSr8I
妻「うふ…うふひひっ…あはははははははは!!!」
勇者「(な、なんだこの女…)」
妻「あはは…はぁ…」
妻「…殺す」
勇者「なっ…」
妻「殺す殺す殺す殺す殺す殺す…殺す!」
妻「絶対に殺す、殺してやる!!!」ガッ
勇者「あがっ…!」
勇者「(く、首がっ…)」
妻「死ね!死ねえええええ!!!」ギチギチィ
勇者「かっ…あがっ…!」
30
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:43:31 ID:chemSr8I
妻「私がどれだけ彼を愛しているか、お前なんかに分かるものかあああ!!!」グググッ
勇者「っ…」
妻「ずっと、ずっと好きだったのよ!!!やっと夢が叶ったのよおおおおおおおお!!」
妻「それをお前みたいな人間にいいいいい!!!!」
妻「魔王くんを傷つける奴は全員殺してやるううううううう!!!」ギギギィ
勇者「…」
妻「はぁ…はぁ…死んだ…?」
妻「は、ははっ…やったわ…」
妻「あはっ、あはは…殺したわ、殺してやったわ!!」
31
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:45:33 ID:chemSr8I
勇者「」
妻「うふふっ…」ガシッ
妻「このゴミ、魔物の餌にでもしようかしら」
妻「…あっ、魔王くん待たせてるんだったわ」
妻「早く処理しないとね…」
妻「…あっ」
妻「いひひ…」ブン
バァン!
妻「顔面、ぐちゃぐちゃにしてあげるわ!」ガンガンガン
妻「さっき、あなた自分でしてたものねええ!!」ガンガンガンガン
32
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:49:53 ID:chemSr8I
勇者「」ドロドロ
妻「…あら、すんなりぐちゃぐちゃになっちゃったわ」
妻「醜い顔が分からなくなったわよ、良かったわね♪」ブン
ズザザ
妻「…もう、血だらけになっちゃったわ」
妻「シャワー浴びてから、また魔王くんに愛してもらおうかしら」
妻「…」
妻「さようなら…ふふっ、愚かな勇者さん」
妻「…あははははは!!!ヒャハハハハハハ!!!!」
勇者「…」
33
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:56:25 ID:chemSr8I
【半年後】
妻「お腹の子もだいぶ大きくなってきたわね」ナデナデ
魔王「ああ、そうだな」
妻「早く産まれないかしら…」
魔王「きっと、妻に似ていい子に育つだろうな」
妻「ふふっ、だといいわね…」
バタン!
魔王「む、誰だ!」
勇者「俺だよ、勇者だよ!」
34
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:59:17 ID:chemSr8I
妻「な、なんですって!?」
魔王「おお、久しぶりではないか」
勇者「ふっ、また会ったな魔王」
妻「な、なぜあなたが生きているの!」
妻「あのとき、確かに殺したはずよ…」
勇者「ああ、そうだな…」
勇者「けど、首を絞められたくらいじゃ俺は死なないんだよ」
勇者「だって勇者だから!」
妻「はぁ?何を言って…」
魔王「…仮死状態だ」
妻「えっ?」
魔王「自分の魔力を限界まで凝縮し、一時的に死んだように見せかけたのだろう」
魔王「妻から顔面を破壊されたと聞いたのだが、回復魔法を使ったようだな」
35
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:01:01 ID:chemSr8I
勇者「あいにく俺は魔法が苦手だ、だから傷の修復に半年もかけちまった…」
勇者「あと、修復するときに鼻を少し高くしたぜ」
勇者「これでもうブサイクじゃないだろ!」
魔王「ほう…どおりで」
魔王「…だが、我に比べればまだまだ醜いぞ勇者よ」
勇者「お前と比べんなよおおおおおおおお!!」
妻「…殺す」
勇者「えっ」
妻「ふふっ、次はバラバラにして殺すわ」ゴオオオオ
36
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:03:07 ID:chemSr8I
魔王「妻よ、止めておけ」
魔王「お腹の子に影響が出るであろう」
妻「…そうね」シュウウ
勇者「ほっ…」
妻「子どもを産んだらあなたを殺すわ、覚えておきなさい」
勇者「恐すぎるわ」
妻「…絶対に殺す、切り刻んで殺す」
勇者「ふっ、そんな綺麗な顔してやることはえげつないな」
勇者「雷魔法使って動けなくしたところで首を締めて殺し、怪力で地面に何度も叩きつけて顔面を破壊…とな」
魔王「うむ、勇者を殺してくると言ってきたときの目が本気だったからな」
魔王「てっきり死んだと思っていたぞ」
37
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:04:03 ID:chemSr8I
勇者「はい、僕もこれは死んだなと思ってました」
魔王「はっはっはっ、そうかそうか」
魔王「…使いの者よ、菓子をもって参れ!」
「どうぞ、勇者様」スッ
勇者「えっ、もらっていいのか?」
魔王「ああ、受け取るがいい」
勇者「わざわざすまねえな」
妻「…それ、毒入りよ」
勇者「えっ」
妻「さあ、早く食べなさい」
魔王「妻よ、嘘はよくないぞ」
勇者「…何だ嘘かよ」
妻「…ふんっ」
38
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:05:29 ID:chemSr8I
勇者「…むっ!」
「くらえ、氷魔法!!」
ガギガギガギガギィ
勇者「うおわあああっ!」サッ
次女「ちぇ、外しちゃった」
魔王「…次女」
次女「あっ」
魔王「あれだけ魔法を使うなと言ったではないか」
次女「だって、この人間見たら攻撃したくなっちゃうもん…」
勇者「…うん、君は立派に魔王の血を引き継いでるな」
39
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:07:41 ID:chemSr8I
次女「黙れ人間!ブサイクのくせに私に話しかけるな!」
勇者「えっ、ヒドくない?」
「お姉ちゃーん!」
勇者「はっ…こ、この声は!」
三女「あっ、おじさんこんにちは!」
勇者「でへへえ、三女ちゃんこんにちはぁぁ!」
次女「うわ、きもちわるっ」
妻「三女、魔法は使えるようになったの?」
三女「うん、一つだけつかえるようになったよ!」
妻「そう、えらいわね」ナデナデ
三女「えへへ」ニコニコ
40
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:09:36 ID:chemSr8I
勇者「天使や…」
三女「ねえねえ、つかってみてもいい?」
妻「…あなた」
魔王「んん…今日だけだぞ」
三女「わーい、やったー!」
勇者「(俺の奥さんにしなきゃ)」
三女「おじさん、あいてしてくれる?」
勇者「お、いいぞ!」
勇者「(ふへへ、魔法覚えたてかぁ…)」
勇者「(三女ちゃんの初めての相手が俺…ぐふふ)」
41
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:11:14 ID:chemSr8I
三女「いっくよー!」
勇者「(わざと大げさに食らってあげるか…)」
三女「…超怪力魔法X!」バリバリバリバリ
勇者「えっ」
ドゴオォオォオオオ!!!!
勇者「」メキメキメキィ!
ドガガガガガガガガ バァァァァン!
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:13:19 ID:chemSr8I
魔王「…死んだな」
次女「壁突き抜けていったじゃん、これ死んだでしょ」
妻「もう三女ったら…魔王一族しか使えないX魔法に最上位の怪力魔法を掛け合わせてそれを全て自分の力に変換して心臓ぶち抜くなんて凄いじゃない」
三女「っ…」バタン
三女「すぅ…すぅ…」
魔王「ふふっ、寝てしまったか」
妻「初めてでこれだけ出来れば上出来よ、三女」
次女「流石、私の妹だな!」
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:16:34 ID:chemSr8I
勇者「コヒュー…コヒュー…」
勇者「(これ、骨何十本持っていかれたんだ…)」
勇者「(臓器もほとんど機能してない、ぐちゃぐちゃだ…)」
勇者「(とっさに防御魔法使ってこれか…へへっ、流石はX魔法だぜ…)」
勇者「(こんなの、回復が追い付くわけがない…)」
勇者「ごはっ…!」
勇者「(これは、マジで死んだな…)」
勇者「…」
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:17:35 ID:chemSr8I
「…きて」
勇者「…えっ?」
「起きて、起きて」
勇者「…うわああああ!!!」
「あ、起きた」
勇者「あれ、あれっ…」
勇者「(傷口が…完璧に塞がってる)」
「あなた、大ケガしてたから治しといてあげたよ」
勇者「あ、ありがとう…」
勇者「…ん?」
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:20:41 ID:chemSr8I
勇者「君の顔、どこかで見たことが…」
魔王「このような顔か?」
勇者「そうそうこんな…って」
勇者「ま、魔王!?」
魔王「目覚めたか勇者よ」
勇者「えっ…えっ?」
魔王「貴様は地獄から戻ってこられたのだ、感謝したまえ」
勇者「なんで俺が地獄行きなんだよ…」
勇者「いや、それよりこの子は…」
魔王「ああ、うちの長女だ」
勇者「や、やっぱりそうだったか…」
長女「はじめまして、勇者さん」
長女「こうして会うのは初めてね」
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:30:56 ID:chemSr8I
勇者「(…おいおい、長女ちゃんが群を抜いて美少女じゃねえか)」
勇者「(いや、他の姉妹もある程度成長すればこうなるのか…)」
妻「…そのまま地獄に落ちれば良かったのに」
勇者「うわ、いたのかよ…」
妻「何言ってるの、殺すわよ」
勇者「まあ、お前の娘さんには命を救われたよ」
勇者「ふっ、どっかの極悪女とは大違いだぜ…」
妻「…早く殺したいわ、この死に損ない」
長女「ごめん…私、治すべきじゃなかったのかな…」シュン
妻「あっ、ち、違うの!長女は悪くないのよ!」
妻「だ、だからそんなに落ち込まないで…ね?」
長女「うん…」
妻「勇者さん、命を救ってもらった長女に感謝しなさい!」
勇者「ありがとう…本当にありがとう…」
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:34:12 ID:chemSr8I
長女「っ…」パァァ
長女「はい、どういたしまして」ニコッ
勇者「しかし、あの絶望的状態からの完治…」
勇者「一体、どれだけ高度な回復魔法を…」
魔王「うむ、うちの長女は魔法が得意なのだ」
魔王「勇者よ、ここに来るまでに数々の魔物を倒したであろう?」
勇者「あ、ああ…」
魔王「あれ、長女が遠隔回復魔法で全部治したから今も平和に生きてるぞ」
勇者「え、遠隔…だと」
魔王「うむ」
勇者「ど、どれだけここから離れてたと思うんだよ…」
長女「私の魔法範囲は地球全体だよ」
勇者「」
妻「凄いでしょ?うちの娘」
妻「その気になればあなたの村なんて今すぐ粉々にできるわよ」
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:40:56 ID:chemSr8I
魔王「流石は妻の娘だな」
妻「ううん、あなたの娘だからよ」
魔王「妻…」
妻「あなた…」
魔王「…んっ」
妻「んっ…そんな短いキスじゃいやだわ…」
妻「もっと、舌を絡ませた濃厚な…」
魔王「ああ、分かっている」グイッ
妻「あっ…」ドキドキ
勇者「目がああああああああ!!!目が痛いいいいいい!!!」
長女「勇者さんの前でいきなりなにしてるの…」
勇者「視界に入るなあああああああああ!!!」
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:43:28 ID:chemSr8I
次女「そんなに見たくないのか?」
勇者「ああああああああ…えっ?」
次女「じゃあ…見えなくしてやるよ!」ブン
ゴリゴリ グジャア
ブシャアアアアア!
勇者「」バタン
長女「えっ…」
次女「あっ、目玉取ろうとしたら脳みそまで突き破っちまった」
魔王「…死んだな」
妻「次女、今度好きなもの買ってあげるわね」
次女「本当!?ママ大好きぃ!」
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:44:55 ID:chemSr8I
長女「な、なにやってるの次女!」
次女「えっ…」
長女「っ…」パシンッ
次女「っ…!い、痛い…お姉ちゃんなんで…」
長女「なんで、じゃないでしょ!」
長女「命を粗末にしないで!この人だって生きてるんだよ!」
魔王「いや、今死んだぞ」
次女「ご、ごめ…お姉ちゃんごめんなさい…」ウルウル
妻「ど、どうしたの二人とも…お願いだから喧嘩しないで…」オロオロ
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:01:12 ID:chemSr8I
長女「…私の方こそ叩いてごめん」
次女「ふぇ…グスッ…ふぇぇ」ポロポロ
妻「ああっ…な、泣かないで!」
妻「あ、あなた!一体どうしたら…」
魔王「…とりあえず蘇生しとくか」ブォオオオ
長女「私の回復魔法はギリギリの命を繋ぎ止める魔法なの…死んじゃったらもうダメなんだよ?」
次女「ごめんなさい…ごめんなさい!」ポロポロ
妻「やだぁ…私のかわいい娘たちで喧嘩なんてしないで…」
魔王「あれ、蘇生魔法なんて初めて使ったな…死んだやつ蘇らせていいのか?」
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:04:26 ID:chemSr8I
魔王「…ま、勇者だしいいか」
長女「だから命は粗末にしたらいけないの、いいね?」
次女「うん…グスッ…分かった」
長女「うん、いい子ね」ナデナデ
次女「グスッ…えへへ…」
妻「ほっ…よ、良かった…やっぱり家族は仲良くしなくちゃね」
勇者「ん…うんん」
長女「…えっ」
勇者「俺は一体どうなって…」
長女「な、なんで生きてるの!?」
魔王「我が魔法を使ったのだ」
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:07:14 ID:chemSr8I
長女「お、お父さん!?」
魔王「そうだ」
長女「死んだ人が蘇る魔法なんて…私、知らない」
魔法「うむ、今作ったからな」
長女「すごい…すごいよお父さん!」
魔王「お、おう…そうであるか」テレッ
妻「…」ムッ
長女「今度の魔法議会で発表しようよ!」
魔王「いや…蘇生なんて禁忌を簡単に犯していいものなのか…」
長女「あっ、そうだよね…」
長女「ごめん、私舞い上がっちゃって…」
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:10:41 ID:chemSr8I
勇者「そ、蘇生魔法…だと…」
勇者「…」
勇者「(ヤバい、ヤバすぎる…なんだこの一家は…)」
勇者「(幼きながら最高位の超魔法を使える三女、桁外れの力を持つ次女、50m使えれば上出来とされる魔法範囲が地球全体の長女)」
勇者「(そして、魔族を超えた力を持ち、超魔法を使う妻に…蘇生魔法をその場で作り出す魔王…)」
勇者「(俺なんて、全く足元にも及ばない…実力が違いすぎる)」
勇者「(…ダメだ、こいつらを本気にさせれば間違いなく人間は絶滅する)」
魔王「何をすねているのだ?」
妻「な、なんでもないわよ」プイッ
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:15:12 ID:chemSr8I
次女「お姉ちゃん、今日も魔法教えてよ!」
長女「ダメ、今日は私なりに蘇生魔法の研究するんだから」
次女「え〜、お姉ちゃんのケチ」プクゥ
魔王「何をすねているのだ〜?」モミモミ
妻「やぁぁ、おっぱい揉んじゃダメよぉ…」
妻「赤ちゃんのミルク、漏れちゃうじゃない…♪」
三女「スピー…スピー…」
勇者「…ふっ」
勇者「(このままが一番、平和なのかもな)」
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:20:34 ID:chemSr8I
次女「…あれ、お前」
勇者「ん?」
次女「なんか、かっこよくなってね?」
勇者「えっ」
長女「うん、目がぱっちり二重になってるね」
勇者「う、嘘だろ!?」
魔王「ふっふっ、蘇生させたときに我がイケメンにしといてやったぞ」
勇者「か、鏡をくれ!」
長女「ん〜…」ゴソゴソ
長女「はい、どうぞ」スッ
勇者「おう、ありがとう!」
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:21:24 ID:chemSr8I
勇者「…おおっ、おおおっ!」
勇者「俺、カッコいい…」キラッ
次女「うわ…」
長女「ナルシストって本当きもちわるい…」
勇者「ねえ、ひどくない?」
妻「魔王くんにはまだまだ及ばないわね」
魔王「妻…」
妻「あなた…好きよ」
魔王「我も愛しているぞ…」
勇者「うわああああああああ!!!いやあああああああああ!!」
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:22:14 ID:chemSr8I
妻「あっ、そうだわ!四女にミルクあげなくちゃ」
勇者「えっ、四女?」
魔王「我の一番下の子だ」
勇者「へえ、見てみたいな」
魔王「おお、見てみるか?」
勇者「見たい見たい!」
魔王「良かろう、こちらだ」
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:25:37 ID:chemSr8I
魔王「すまぬ、今妻がミルクをあげているのだ」
魔王「少しばかり待っていてくれ」
勇者「お、おう…」
妻「いっぱい飲んで、大きくなるのよ…」
勇者「…おっぱいでっけぇ」
妻「見るな、殺すぞ」ギロッ
勇者「は、はぃぃ!」
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:28:23 ID:chemSr8I
次女「お前本当にキモいな」
勇者「うぅ…巨乳は見ちゃうよ次女ちゃん」
次女「次女ちゃんって言うな人間!」
次女「さっきはお姉ちゃんのもジロジロ見てたし…パパ以外の男ってキモっ」
長女「えっ…勇者さん最低…」ヒキッ
勇者「ねえ、泣いていい?」
魔王「はっはっはっ、我はキモくないのか」
次女「ぱ、パパはカッコいいから好き…」カァァ
勇者「(あらかわいい)」
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:34:53 ID:chemSr8I
妻「ふふっ、今日もたくさん飲んだわね」ナデナデ
妻「今度は、たくさんおねんねしましょうね…」スッ
長女「…あっ、ミルクあげ終わったみたい」
勇者「おっ、どれどれ」ズイッ
四女「にぃ…」
勇者「おほっ、かわええ」
長女「あっ、だ、ダメ!四女に近づいちゃ…!」
勇者「えっ」
四女「…ガアアアッ!!!」
ズオオオオオ ドガアアアン!
勇者「」バタン
魔王「…死んだな」
長女「だ、だから言ったのに…四女は口から消滅魔法を吐き出すときがあるから…」
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:36:35 ID:chemSr8I
次女「うははははっ!頭ぶっ飛んだぞ!人間デュラハンだあはははは!!」
長女「…次女」
次女「あっ、ごめんなさい…」
長女「お父さん、お願い」
魔王「うむ、任せろ」ブォオオオ
勇者「…ふぅ、死ぬかと思ったぜ」
魔王「普通に死んだぞ」
勇者「それにしても伝説の魔法と言われる消滅魔法を使うなんて、末恐ろしいな」
妻「そのまま死ねばよかったのに…」
勇者「ねえもう本当に恐いから」
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:37:52 ID:chemSr8I
ここまで前回の修正
ここから続き書いていきます
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:55:59 ID:chemSr8I
魔王「勇者よ、今日は夕食を食べていくがよい」
勇者「えっ、いいのか?」
魔王「ああ、いつの間にか夜になっていたからな」
魔王「今日はご馳走するぞ」
勇者「へへっ、じゃあご馳走になろうかな」
妻「…うちのシェフ、勇者さんのだけ猛毒入れちゃうかもしれないわね」
勇者「えっ」
妻「それでもいいのならどうぞ」ニコッ
魔王「入れるわけないだろ」
妻「…」シュン
勇者「ぷっ、だっせぇ」
妻「…絶対殺す、次は炎魔法で殺す」
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 11:23:39 ID:chemSr8I
勇者「殺せてなかったじゃん、ばーか」
妻「っ…!」
ゴゴガゴガガ バキバキバキィ!
勇者「…やべえ、なんだこの魔力」
妻「コロス…コロス…」ドゴゴゴゴゴ
魔王「勇者よ、妻を煽るのはやめろ」
魔王「我もちょっと恐いから」
三女「ふぇ…ママこわいよぉ…」ビクビク
妻「!?」シュウウウ
妻「…ああっ、三女ごめんね!こ、恐がらせるつもりはなかったのよ?」
三女「ママぁ…」ギュッ
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 11:38:36 ID:chemSr8I
妻「よしよし、もうママは恐くないわよぉ」ナデナデ
三女「…ほんと?」
妻「ほらっ、恐いママはもうどこかにいったでしょ?」ニコニコ
三女「うんっ!」
妻「…ほっ」
次女「…げっ、こいつおしっこ漏らしてやがる!」
勇者「」ガクガクブルブル ジワァ
長女「うわぁ、だっさ…」
魔王「勇者よ、それでいいのか…」
勇者「もういっそ殺してください」
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 11:43:09 ID:v3f5DjPg
うーん…何したいがわらんし、クソつまらない。つまり、糞スレだな
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 11:55:49 ID:chemSr8I
勇者「な、なんだこの料理は…」
魔王「どうした、気に召さなかったか?」
勇者「…す、すげえええええええ!!」
勇者「肉、魚、野菜…その他もろもろ全部揃ってるじゃねえか!」
次女「もぐもぐ…それ普通だろ」
勇者「普通じゃねえ!旅の途中で俺がどれだけ食い物に困ったと思って…」
魔王「大変であったな…」
勇者「お前のせいだろ」
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:09:25 ID:chemSr8I
魔王「何はともあれ、気に入ってくれたようで良かったぞ」
魔王「さあ、たくさん召し上がってくれ」
勇者「お、おう!それじゃこの肉から食べようかな!」
勇者「…これはどんな牛のステーキなんだ?かなり霜降っててすげえいい肉だな!」
妻「牛じゃないわ、ドラゴンよ」
勇者「…へっ?」
長女「ドラゴンだね」
勇者「えっ」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:11:17 ID:chemSr8I
勇者「ど、ドラゴン…世界の果てに住んでいるあの伝説の魔物の?」
魔王「ああ、」
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:21:27 ID:chemSr8I
勇者「(さっきから感じていた超魔力はこの肉からだったのか…)」ゴクリ
ステーキ「」ビズァアァラカラビアア
勇者「(俺の魔力よりはるかに巨大な魔力がステーキに宿るってどういうことだよ…)」
勇者「…こんなのどっから仕入れてんだよお前ら」
魔王「ん、見てみるか?」ブオォン
勇者「は?」
魔王「転送魔法X!」シュビン
勇者「なっ!」シュビン
長女「もぐもぐ…」
三女「…あれ、パパは?」
妻「すぐ戻ってくるわよ」
次女「これやっぱりうめえな」
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:28:32 ID:chemSr8I
勇者「」
ドラゴン「ゴアアアアアア!!!」
ドラゴン「ラァアァアガアアア!!」
ゴロゴロゴロ ビカアァァア!
竜王「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛グギヤラケラカハキラァ!!!」
魔王「巣だ」
勇者「巣だ、じゃねえよ」ガクガク
勇者「何してくれてんだよお前…」ガクガクブルブル ジワァ
魔王「ドラゴンだぞ」
勇者「見りゃ分かるよ…デカすぎだよ…」ドバアアア!
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:38:31 ID:wFyuzduw
>>67
腐れニートが何偉そうにしてんの?何まだ生きてんの?早く死ねよ
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:48:45 ID:chemSr8I
魔王「勇者よ、トイレは済ませておいてくれ…」
勇者「今絶賛排泄中なんだ、邪魔しないでくれ」ドバババババ
魔王「やつらは魔力ではなく臭いで察知するのだ、そんなにドバドバ出されると…」
ズダアアアァアン!
ドラゴン「ガルルルルァ…」
魔王「こんなかんじになっちゃうのだ」
勇者「め、目の前に…ドラゴンが…妻さんのおっぱいよりデカいよ…」フラフラ
勇者「」バタン
魔王「妻の乳よりはデカいな、遥かに」
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:52:08 ID:T03M9fbg
前回までと勇者のキャラ違うな
ここからはもうほのぼのか
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 13:06:07 ID:chemSr8I
ドラゴン「オオオア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」ゴゴゴゴゴ
魔王「…土産に一匹持って帰るか」ジラァ
長女「…あ、帰ってくるよ」
シュビン ドガアアアアン!
魔王「ふぅ、ただいま」
勇者「」チーン
ドラゴン「」チーン
次女「おかえりー…って人間気絶してるじゃん」
長女「ドラゴン持って帰ってきたんだね」
魔王「ああ、戦闘は避けられなくなったからな」
妻「…あっ、あなたその傷!」
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 13:20:16 ID:chemSr8I
魔王「うむ、どうやら側近クラスのドラゴンだったみたいでな」
魔王「少々手こずってしまった」
長女「あっ、すぐに治…」
妻「だ、大丈夫なの?どこか他にケガしてない?」ガタッ
魔王「大したことはない、心配するな」
妻「ああかわいそうに…後でそのドラゴン八つ裂きにするわね」
魔王「それはシェフの仕事だぞ」
妻「あなた…あんまり無茶しないで、お願い…」ギュッ
魔王「…すまない、心配かけたな」
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 15:00:21 ID:QxkdLMqM
今度も勇者に幸せがありますように
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 16:15:14 ID:QwksVRis
魔王一家がラブライブすきでヤバイ に見えた
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 16:37:59 ID:chemSr8I
前回は適当なエンディングだったので今回はちゃんと書きます
なので終わり方は違うかもしれません
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 16:42:20 ID:chemSr8I
妻「昔っから無茶ばかりするんだから…」
魔王「うむ、申し訳ない…」
妻「…でもね、大好きだから許すの」
魔王「妻…」
妻「すき…愛してるわ、あなた」ギュウウ
魔王「我もだ…」
長女「(…ふふっ、しばらくケガはそのままにしとこっ)」
勇者「…のおおおおおお!!!」ガバッ
勇者「イチャイチャを感じる…感じるぞおおおおおおお!!」
魔王「…」
妻「…チッ」
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 17:50:04 ID:chemSr8I
勇者「あれっ、俺はいつの間に戻ってきたんだ!?」
勇者「…うわあああああ!!!なんでドラゴンがここにいいいい!?」
長女「はぁ…台無し」
次女「空気読めよ人間…」
勇者「えっ、みんなヒドい」
三女「おじさんおきた!」
勇者「はぁぁぁん!!君だけが僕の天使だよぉぉぉぉ!!!」
長女「…なんでこんな気持ち悪いの」
三女「おじさんいぇーい!」ハイタッチ
勇者「おっ、いぇー…」スッ
パァン!!
勇者「!?」
ブチブチィィィッ ズザザザザ
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 18:19:56 ID:chemSr8I
勇者「…腕、とれた?」
ブシャアアアアア
勇者「腕がああああああああ!!!俺の腕がああああ!!」
三女「あっ、まほうつかっちゃった…」
勇者「痛いいいいい!!!!死ぬうううう!!」ゴロゴロゴロ
妻「いい子ね、ママ三女のこと大好きよ」ナデナデ
三女「えへへ…」ポワー
長女「なにやってるの三女…」
長女「…超回復魔法!」ブオォン
勇者「いたああああ…っ!?」
ニョキニョキニョキィ!
勇者「う、うわあああああ!!腕が生えてきたああああああ!!!」
長女「勇者さん驚きすぎだよ…」
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 18:33:16 ID:chemSr8I
勇者「はっ…はっ…」ペタッ ペタッ
勇者「も、元通りだ…完全に元通りになってる!」
魔王「戻らなかったら回復魔法じゃないだろ」
勇者「し、信じられない!なんて回復速度なんだ!」
長女「ま、まあ超魔法ですから…」
勇者「…長女ちゃん!」ガシッ
長女「ひいっ!」ビクッ
勇者「君、本当にすごいよ!ありがとう!」
長女「あっ、ああっ…あああ!」プルプル
次女「おい人間!パパ以外の男がお姉ちゃんに触ると…」
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 18:51:09 ID:chemSr8I
勇者「へっ?」
長女「…い、いやあああああああああ!!!」ビリビリィ
勇者「なっ…!あばばばばばばばば!!!」バチバチバチバチィ
長女「や、やだ…やだあああ!!」ダッ
長女「お母さああああああああん!!!!」ダキッ
妻「よしよし…恐かったわね」ナデナデ
長女「お母さん…おかあさぁん!」ギュウウ
妻「ああ、かわいそうに…こんなに怯えて…」
妻「…勇者さん、うちの娘を恐がらせて生きて帰れると思わないでね」
妻「あなただけは絶対に殺すわ…」
勇者「さ、先に言ってくれよ…」プシュウウウ
魔王「はっはっはっ、丸焦げだな勇者よ」
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 19:01:53 ID:chemSr8I
次女「すぐ勘違いするよな、男って」
勇者「か、勘違いなんかしてない…俺はただ感謝しただけで…」プスプス
次女「まったく、これだから童貞は…」
勇者「それ関係ないだろ…」
魔王「次女も処女だろ」
次女「ぱ、パパ!?」カァァ
次女「そ、そういうことは言わなくていいの!」ポカポカ
魔王「はっはっはっ」
勇者「…ぷっ、人の言えねえじゃねえか」
次女「っ…」カチン
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 19:14:33 ID:chemSr8I
次女「…」プルプル
魔王「勇者よ…」
勇者「すまん、冗談のつも…」
次女「…ち、超雷魔法!!!」ドドドドド
勇者「…待って、それ死ぬやつじゃ」
次女「わああああああああ!!!」ズドオオオ
勇者「…ふっ、またビリビリか」
勇者「あばばばばばばばばばばば!!!!」バチバチバチバチィ
魔王「…死んだな」
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 22:31:31 ID:chemSr8I
勇者「いやぁ、さっきはヒドい目にあった」
勇者「しかし魔王のやつ、まさか泊まりの部屋まで用意してくれてるとは…」
勇者「んっ?この部屋かな…」ガチャ
妻「グッポ…ジュッポ…ジュボッジュボッ」
妻「ズルルルルルルッ…」
魔王「はぁ…はぁ…いいぞ、妻よ」
妻「あなたの…んっ…ほいひい…♪」ジュルジュル
妻「ぷはぁ…いつでも出していいわよ…全部受け止めるからぁ…」シコシコ
魔王「ううっ…妻よ、そろそろ…」
妻「はぁ…はぁ…出ちゃうのね…」
妻「私を何回も孕ませたあなたの素敵な子種汁…私の口に全部注いでっ」
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 22:37:59 ID:chemSr8I
魔王「はぁ…はぁ…うくっ!」ビュルルビュル
妻「んんんんんっ!!!」ビクビクッ
勇者「…」バタン
勇者「あいつらどんだけ盛ってんだよ…」
勇者「おいおい、それより俺の部屋はどこだ…」
勇者「…ここか?」ガチャ
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 22:46:03 ID:chemSr8I
三女「あっ、おじさんだ!」
次女「げっ…何しに来たんだよ人間…」
勇者「おおっ、ここは君たちの部屋だったのか」
次女「早くででけよ!」プンスカ
勇者「分かってる、分かってるよ!」
三女「あ、まっておじさん!」
勇者「えっ」
三女「これ、わたしがつくったんだよ!おじさんにあげるね!」
勇者「い、いいの!?」
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 22:51:43 ID:chemSr8I
三女「はい、どうぞ!」スッ
勇者「いやぁ、嬉しいなぁ…うおっ」
勇者「い、意外と重いね…ははっ」
三女「えー、そうかなあ?」
勇者「…ところで三女ちゃん、これなに?」
勇者「なんか箱みたいだけど…」
三女「うん!それはね、対人間毛根撃滅魔法装置だよ!」
勇者「…は?」
三女「だから、 対人間毛根撃滅魔法装置だよ!」
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:01:16 ID:chemSr8I
勇者「…ヤバい」
ピピピー ガガガガガ シュン!
ファサア…
勇者「…えっ」
三女「あははははは!!おじさんのあたまぴかぴかだぁ!」
次女「うひゃはひゃはひゃひゃひゃ!!!なんだよその頭あはははははは!」
勇者「マジかよおい…」ピカーン!
三女「よいしょ、よいしょっ」
次女「ははははっ!はぁ…どうした次女、人間の髪の毛なんか集めて」
三女「これをこうやってたばねて…えいっ!」
勇者「ふがっ!」ズボッ
三女「じゃーん、はなげおじさんのかんせい!」
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:07:13 ID:chemSr8I
次女「…だーっはっはっはっはっ!!!!!!」
次女「はらっ…腹痛いっ、あはははははは!」
勇者「…」バタン
三女「あっ、おじさんばいばーい!」
次女「わーっはっはっはっ!!!!!!」ダンダンダンダン
勇者「死にたい」
勇者「…」キュッ キュッ
勇者「とほほっ…ツルツルだ…」ピカーン
勇者「俺の部屋…どこ…」
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:30:22 ID:chemSr8I
勇者「はぁ…ここか」ガチャ
長女「…あれ、勇者さん?」
勇者「あっ、長女ちゃん…」
長女「ど、どうしたのそれ!」
勇者「あ、ああこれね…」ピカーン
長女「次女と三女でしょ!もうあの子たちったら…」
長女「勇者さん、ちょっときて!」
勇者「お、おう」
長女「うーん、見事に毛根だけ死んでるね…」
長女「これでいけるかな…」ブォオン
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:41:12 ID:chemSr8I
フッサアアアアア!
長女「…よし!とりあえずいけたね」メモメモ
勇者「お、おおっ!」フサフサ
勇者「うわああん、俺の髪だぁ」ダバアア
長女「…」メモメモ
勇者「…長女ちゃん、何書いてるの?」
長女「うん、髪の毛生やす魔法なんて初めて使ったからメモ取ってるの」
長女「発動条件と結果、使用した魔力…いろいろ要素があるから」
勇者「ほぇ〜」
長女「それにしても、ちょっと伸ばしすぎちゃったね」
勇者「…確かに」フサフサフサ
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:46:20 ID:chemSr8I
長女「量減らすね…炎魔法!」
勇者「えっ!?そんなもの使ったら…!」
チリチリチリ
勇者「…え?」
長女「髪の毛をちょっとずつ燃やしてるの、ハサミを使うより楽に髪を整えられるんだよ」
勇者「へえ、すげえな…」チリチリ
長女「…よし、こんなもんかな」
長女「次は…風魔法!」ヒョオオ
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:50:38 ID:chemSr8I
勇者「うおおおっ」
長女「燃やした髪を風魔法で集めるね」ヒョオオ
勇者「す、すげぇ…」
長女「よし、集め終わったね」
長女「…鼻から出てるのも集めておくね」ヒョオオ
勇者「ふががががっ」
長女「これで全部かな」
長女「…消滅魔法!」ゴォオオオ
ポンッ
長女「はい、おしまい」
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:56:10 ID:chemSr8I
勇者「い、今…消滅魔法使った…?」
長女「うん、使ったよ」
勇者「…伝説の魔法を、あんなあっさり」
長女「…はい、鏡」スッ
長女「どう仕上がったか確認してね」
勇者「おおっ、ありがとう」
勇者「…あれ、前と違うな」
長女「あー…うん」
長女「勝手に私好みにしちゃった…嫌なら元に戻すけど」
勇者「ぜ、全然嫌じゃない!カッコいいなぁ、この髪型…」
長女「ふふっ、それならよかった」
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:56:43 ID:chemSr8I
今日はここまで
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 00:11:24 ID:0FYQ4D7w
乙
長女が地味に辛辣で草。
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 00:20:36 ID:nQlPXCNs
乙
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 08:36:43 ID:ZIuRyOK.
長女「…ねぇ、勇者さん」
勇者「ん?」
長女「さっきは、その…ごめんなさい」ペコッ
勇者「…ああ、あれね」
長女「私、年の近い男の子がすごい苦手で…」
長女「急に触られると、恥ずかしくて攻撃しちゃうの…」
勇者「ふっ、全然大丈夫さ」
勇者「人間誰しも苦手なものはある、それをしてしまった俺が悪いんだ」
魔王「人間ではなく魔族だぞ」
勇者「だから長女ちゃんが謝ることはないよ」
長女「勇者さん…」
勇者「…って、魔王!?」
魔王「勇者よ、部屋にいないから探したぞ」
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 08:46:15 ID:ZIuRyOK.
勇者「魔王がいるということは、まさか…」
妻「ふふっ、長女の部屋で何してたのかしら」
勇者「」
妻「勇者さん、寝たらもう終わりだと思いなさい」
妻「寝てる間に殺すわ…ふふっ」
魔王「我に抱きついてないと暗いところにいけないだろ」
妻「…」カァァ
勇者「(なんだ、暗いところが恐いのか)」
勇者「(極悪女もかわいいところあるじゃねえか)」
魔王「妻よ、何だったら我も着いていくが…」
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 08:56:32 ID:ZIuRyOK.
妻「い、いいのよ!あなたの睡眠を削ってまですることじゃないから!」
魔王「うむ、そうであるか」
勇者「…なぁ、魔王」
魔王「なんだ」
勇者「長女ちゃんって何で男が苦手なんだ?」
長女「えっ、それは…」
妻「本当に馬鹿ね、魔王くんがそんなこと…」
魔王「引きこもりだからだぞ」
妻「言うに決まってるわよね…」
勇者「えっ、引きこもり…?」
長女「べ、別に引きこもりじゃないよ!」
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:07:04 ID:ZIuRyOK.
魔王「何を言っている、引きこもりではないか」
魔王「最後に魔王城を出たのはいつだ?」
長女「うぐっ…6年前だけど…」
魔王「それ引きこもりだぞ」
勇者「引きこもりだな…」
長女「違うもん…引きこもりじゃないもん…」
妻「で、でも6年なんて全然引きこもりじゃないわよ!」
妻「そ、それに長女は外に出なくてもいろいろ出来るんだし…ね?」
長女「…そうだよね?」
妻「そ、そうよ!だから長女が気にするようなことじゃないわ!」
勇者「(…前から思ってたけど、こいつ自分の夫と娘にめちゃくちゃ甘いな)」
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:17:18 ID:ZIuRyOK.
勇者「(俺に対しては悪魔みたいなやつだけど)」
魔王「(悪魔ではなく魔王の妻だぞ)」
勇者「(心を読むな、話しかけるな)」
長女「というわけで、私は引きこもりじゃありません!」フンスッ
妻「ほっ…」
勇者「でも、引きこもりと男嫌いに何の関係が…」
妻「引きこもりじゃないって言ってるでしょ…?」ガシッ
勇者「嘘です」
妻「…ふんっ、本当に失礼ね」パッ
勇者「(…死ぬかと思った)」ガタガタ
魔王「男嫌い…うむ、恐らく我以外の男と関わらなかったから接し方が分からないのだろう」
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:25:29 ID:ZIuRyOK.
魔王「この家は我以外に男はいない…使いの者も全員女だからな」
勇者「ほう…そうだったのか」
長女「…」
魔王「長女よ、そんなので将来嫁にいけるのか…」
長女「別に、結婚なんてしたくないし…」
魔王「はぁ…」
魔王「勇者よ、これが我の一番の悩みなのだ」
魔王「一歩も外に出ず、毎日魔法の研究に明け暮れる日々…」
魔王「親友どころか、友達も一人としていないのだ…」
長女「…」ウルウル
妻「…そこまで言わなくてもいいじゃない」ボソッ
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:39:35 ID:ZIuRyOK.
魔王「ん?」
妻「なんで、なんでそこまで言うのよ!!!」
妻「長女だって、好きでやってるわけじゃないのに!!」
魔王「魔法の研究は好きでやってるだろ」
妻「働かなくても、外に出なくてもいいでしょ!!私がずっと養っていくんだから!」
魔王「妻よ、それでいいのか…」
勇者「(前言撤回…こいつ甘いんじゃなくて、叱れないただのダメ親だ)」
魔王「長女が楽しそうに友と遊ぶ姿、最近見たことあるか?」
妻「っ…」
魔王「昔はあんな楽しそうに遊んでいたのを、もう忘れたのか」
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:54:44 ID:ZIuRyOK.
妻「そんなの…グスッ…覚えてるわよぉ…」
長女「お母さん…」
妻「でも、長女がしたくないことはさせなくていいじゃない…」
魔王「それはダメだろ」
妻「グスッ…魔王くんが、私たちのかわいい娘に酷いこと言うなんて…耐えられない…」
妻「この子が、どれだけ愛し合って生まれてきたと思ってるのよぉ…」
魔王「妻…」
妻「お願い…グスッ…私の前で娘を傷つけるようなこと言わないで…」
妻「愛する人と、愛し合ってできた子が言い争うなんて…私、頭おかしくなっちゃうわ…」ギュッ
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:57:20 ID:jVFAHBik
すっごいダメ親やな
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 10:38:52 ID:ZIuRyOK.
魔王「妻よ、すまなかった…」ギュウウ
妻「あっ…」
魔王「愛しているぞ、妻よ」
妻「私もよ、あなた…んっ」
魔王「んっ…」
勇者「あっ、結局こうなるんですね」
魔王「(…勇者よ、聞こえるか?)」
勇者「(なんだ、聞こえてるぞ)」
魔王「(こんなかんじで、我は本当に困っているのだ…)」
勇者「(ああ、そうみたいだな)」
魔王「(このまま男の子が生まれなかったら、長女が次期魔王だというのに…)」
魔王「(妻が娘に少々甘くてな…我がその分、子どもたちには厳しくしつけているのだ)」
112
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 10:54:27 ID:ZIuRyOK.
勇者「(お前、普通にいい親だな)」
魔王「(好きだ、愛している…)」
勇者「(なんでだよ)」
魔王「(…おっとすまぬ、妻に向けている感情を乗せてしまった)」
勇者「(あっそうですか)」
魔王「(妻がずっと側にいるから、あまり強くは娘たちに言えないのだがな)」
勇者「(ふーん…デレデレな嫁を持つと大変だな)」
魔王「(…勇者よ、頼みがあるのだ)」
勇者「(なんだよ)」
魔王「(これから貴様に衣食住の全てを提供する…だから)」
魔王「(長女を更正させてほしいのだ)」
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:02:38 ID:ZIuRyOK.
勇者「…」
「はい、どういたしまして」
「ど、どうしたのそれ!」
「私、年の近い男の子がすごい苦手で…」
「勇者さん!」
勇者「(…ああ、任せてくれ)」
勇者「(絶対に長女ちゃんを幸せにするよ)」
魔王「(そこまでしろとは言ってないぞ)」
魔王「(…だが、いい返事だ)」
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:10:14 ID:ZIuRyOK.
妻「魔王くん、早くベットに行こうよぉ…♪」ギュウウ
妻「恋人のときみたいに、いっぱいイチャイチャしよ…?」
勇者「(恋人のときみたいに…って、お前らいっつもイチャイチャしてるじゃねえかふざけんな)」
魔王「(妻が甘えん坊モードになってしまったな、我はもう寝る)」
魔王「(長女のこと、よろしく頼んだぞ勇者よ)」
勇者「(任せろ、超アウトドアガールにしてやるよ)」
魔王「(そこまでしろとは言ってないぞ)」
魔王「…」
魔王「長女、勇者…おやすみ」
妻「長女、おやすみなさい」
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:19:52 ID:ZIuRyOK.
長女「うん、おやすみ」
長女「…」
妻「ねえねえ、チューしながら部屋まで戻りましょ?」
魔王「いいぞ…んっ」
勇者「馬鹿かよあいつら…」
長女「…がっかりしたでしょ、勇者さん」
勇者「えっ?」
長女「お父さんの言う通り、私引きこもりなんだ…」
長女「私、お母さんのこと泣かせちゃった…」
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:42:11 ID:ZIuRyOK.
勇者「長女ちゃん…」
長女「…私ね、自慢じゃないけど昔すごいモテたんだ」
勇者「まあ、長女ちゃんくらいかわいかったらモテただろうね」
長女「けど、そのせいで周りの女の子からすごい嫌われてて」
長女「…いじめられてたの」
勇者「なっ…!」
勇者「魔王の娘いじめるなんて、どんな神経してんだ…」
長女「いじめって言っても…無視されたり、仲間外れにされたりってだけだったんだけどね」
長女「私弱いから、全部逃げてきちゃった…」
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:49:47 ID:ZIuRyOK.
長女「本当に…グスッ…弱いから」
長女「恐いの、外が恐い…あれから6年も経ってるのに…」
長女「グスッ…もう、嫌…」
勇者「…そんな事情があるなら親に相談すれば」
長女「お母さんの性格、知ってるでしょ」
勇者「あっ…」
長女「みんな、確実に殺されちゃうよ…」
勇者「…確かに」
長女「お父さんだけに言っても、お父さんの性格じゃ絶対お母さんに伝わるだろうし…」
勇者「…」
ー
ーーー
ーーーーー
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:54:54 ID:ZIuRyOK.
長女『お父さん、私実はいじめられてて…』
魔王『なんだと!?』
長女『あっ、お母さんには絶対言わないで!』
魔王『うむ、分かった!』
魔王『妻よ、長女がいじめられてるらしいぞ!』
妻『殺すゥゥゥゥゥゥ!!!!』ゴガガガガガガガ
ーーーーー
ーーー
ー
勇者「…ダメだな」
長女「でしょ?」
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 14:34:45 ID:nQlPXCNs
乙
親は選べないってこういうことだな
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 16:44:56 ID:MKJZp5G.
なんか話が回り始めたぞ。楽しみ
121
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 18:20:13 ID:27beU7gU
魔王が一番いい人…じゃない魔族だった
122
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 21:26:09 ID:ZIuRyOK.
勇者「(あの極悪女のことだ、殺す以上のことをしでかすかもしれん)」ゴクリ
勇者「(これは絶対に極悪女と魔王に言ってはダメだ…)」
長女「ちょっと無視されたくらいで6年も引きこもるなんて、本当に弱いよね」
長女「こんな…こんな弱い魔王の娘なんて、魔王一族の恥だよ…」
勇者「魔法範囲が地球全体の超魔法使える時点で魔王一族としては歴代最強だろ…」
長女「…ううん、歴代最強は間違いなくお父さんだよ」
長女「今後、お父さんを超える魔族と人間は一生現れないと断言できるくらいに」
勇者「えっ、あのアホが歴代最強?」
長女「お父さんのことアホなんて言わないでよ…」シュン
123
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 21:42:58 ID:ZIuRyOK.
勇者「おっと、すまんすまん…」
勇者「…それで、なんでアイツが歴代最強だと?」
長女「うん、もともと魔王一族は他の魔族より多少強い魔力を持っているくらいだったの」
長女「だから、勇者が現れれば負けることもあったし、もちろん勝つこともあった」
長女「魔族、人間、魔物…この三勢力が常に争っていたの」
勇者「…ん?魔物は魔族の手下ではなかったか?」
長女「そう…お父さんの登場でこのバランスは崩れ去った」
長女「桁外れの魔力を持って生まれた天才こそお父さんだったの」
124
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 21:54:07 ID:ZIuRyOK.
長女「お父さんは8歳のときに魔物を大量虐殺したの」
勇者「た、大量虐殺…アイツが…」
長女「理由はお母さんにケガさせた魔物がいたかららしいわ」
勇者「…それだけ?」
長女「そうだよ、その種族はもう絶滅していないからね」
勇者「ケガさせたくらいで、その種族もろとも消したのか…」
長女「12歳のときには魔王一族を絶滅させたわ」
勇者「は?」
長女「親兄弟はもちろん、魔王の血が流れている魔族は全員殺した」
125
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以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 22:08:27 ID:ZIuRyOK.
勇者「り、理由を聞いてもよろしいか?」
長女「お父さんが余りにも強すぎるから、一族でお父さんを殺す計画を立てたからだよ」
長女「そうしたら無事返り討ちにあったというわけ」
勇者「」
長女「その後は…18歳でX魔法の完成、20歳で魔物制圧、22歳で魔族婚活パーティーの開催ぐらいね」
勇者「おい最後」
長女「ちなみに私はお母さんが16歳のときに生まれたんだよ」
勇者「…あれ、そういえば長女ちゃん何歳?」
長女「15歳だよ」
勇者「へえ…俺と3歳違いか」
長女「えっ、知らなかったの?」
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