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勇者「魔王一家がラブラブすぎてヤバイ」
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:55:30 ID:UG/bmQxE
勇者「(それから俺は魔王と妻に事の経緯を話した)」
勇者「(もちろん、長女ちゃんがいじめが原因で引きこもりになったことは伏せつつ…)」
魔王「…なるほどな」
魔王「ずっと悩んでいたところに勇者の登場…」
魔王「そこで惚れてしまったというわけだ」
勇者「…本人はそう言っていた」
魔王「そして引きこもりが直ったら、恋人になって欲しいと言われたんだな」
勇者「ああ、そうだ」
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:56:12 ID:UG/bmQxE
魔王「そうか…」
妻「…」
勇者「(やっべえ、妻のやつなんも喋らねえよ…)」
勇者「(マジで殺しにくるかもしれん…)」ダラダラ
魔王「勇者よ、我はな…」
魔王「貴様になら、長女を任せていいと思ってる」
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:56:57 ID:UG/bmQxE
勇者「えっ…」
魔王「長女の体目当てに恋人にならず、我との約束を守ってそれを優先させたのはあっぱれだ」
魔王「あの子は親の我から見てもいい女だ、長女の誘惑を退けるのは大変だったであろう」
勇者「でも、俺は人間だぞ?それも勇者だ…」
魔王「長女が人間を選ぼうが魔族を選ぼうが別にいいのだ、長女がそれで幸せなら…」
魔王「そして、長女は貴様を選んだ」
魔王「これからは、貴様が長女を守ってやってくれ」
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:57:53 ID:UG/bmQxE
勇者「魔王…」
魔王「ふふっ…長女も恋をするようになったのだな」
魔王「…なぁ、妻よ」
勇者「っ…」
妻「…勇者さん、私はね」
妻「本当はずっと悩んでたの…長女が急にどこにも行きたくないって言いだしてもう6年…」
妻「なんで、なんで私の娘が引きこもりなんかに…って」
妻「夢にまでみた魔王くんとの初めての子どもで…私の命より大切で…」ポロッ
妻「そんな大切な娘に、何もしてやれない無力な自分が…グスッ…嫌で…」ポロポロ
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:58:54 ID:UG/bmQxE
魔王「妻…」
妻「グスッ…勇者さん」
勇者「…はい」
妻「長女をあなたに託すわ…あの子は、あなたを選んだ」
妻「あの子が外の世界に触れる姿を、私はもう一度見たいの…」
妻「何もできなかった私が言うのもあれだけど…」
妻「どうか、娘をお願いします…」
魔王「…我からもお願いだ」
魔王「あの子は、我の大事な娘なのだ…頼む、このとおりだ!」
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:59:29 ID:UG/bmQxE
勇者「…へへ、俺を誰だと思ってんだよ」
勇者「俺は天下の勇者様だぜ、たった一人の女の子を守れなくて勇者なんか務まるかよ!」
勇者「任せてくれ!長女ちゃんを守ってみせる!」
勇者「絶対、幸せにしてみせる!」
勇者「…これが、俺の答えだ」
魔王「そうか、素晴らしい返事だ」
妻「…任せるとは言ったけどね、もし長女を泣かせたら」
妻「そのときは、絶対に殺すわよ…勇者さん?」
勇者「…泣かせねえよ、まだ殺されるわけにはいかないんだ」
勇者「俺が死んだら、誰が長女ちゃんを幸せにしてやるんだよ」
魔王「…我だな」
勇者「そこは俺だろ」
妻「ふふっ」
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 21:00:04 ID:UG/bmQxE
今日はここまで
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 21:23:32 ID:Ke3F9FMA
乙
魔王と勇者テライケメン
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 21:50:30 ID:CRZbfIro
乙
でも、これってギャグSSだったんじゃ……
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 22:01:10 ID:3L/hB1Yw
乙
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 22:13:24 ID:TCNS5C1U
乙乙乙
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 22:27:17 ID:UG/bmQxE
掛け持ちしているSSを終わらせたいので3日ほどお休みします
すみませぬ
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 22:34:51 ID:wE2bY5nQ
貼ってほしいぬ
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 23:37:57 ID:YvqDlIas
勇者が幸せになりそうでほっとした
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 23:41:51 ID:hP7UuVPY
かけもちとかそれも見たいわ
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 22:15:18 ID:s6n681yo
明日書きます
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 22:23:05 ID:qcioTZqI
待ってるよ♪
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 22:40:36 ID:8we5aiHg
よし
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 23:08:07 ID:qYdf2QSI
勇者ってなんだっけ
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 23:17:14 ID:qcioTZqI
お前とか俺とかだろ
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 23:22:17 ID:gMV027sc
人生・・・かな
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/19(木) 09:27:01 ID:o0HmdlDE
勇者「さて、長女ちゃん」
長女「はい!」
勇者「外に出る練習…といきたいんだけど」
勇者「…なんでいるの?」
次女「いちゃ悪いかよ人間!」
勇者「いや、なんでいるのかな…って」
次女「お姉ちゃんの引きこもりをなんとかするんだろ」
次女「…私も、手伝いたいんだよ」ボソッ
勇者「あんだって?聞こえましぇんよ?」
次女「…だから」
次女「お姉ちゃんが一緒じゃないとどこに行ってもつまらないから、手伝うって言ってんだろ!!」
長女「次女…」
次女「…ふんっ」カァァ
勇者「(かわいい)」
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/19(木) 09:41:56 ID:o0HmdlDE
次女「…何ニヤニヤしてんだよブサイク!こっち見んな!」
勇者「えっ、ひどい」
長女「もう、勇者さんにそんなこと言っちゃいけないでしょ」
長女「私に協力してくれるんだよ?」
次女「…だって、ムカつくんだもん」
次女「お姉ちゃん、さっきからこいつしか見てないし…」
長女「だって、好きだから見ちゃうんだもん…」モジモジ
次女「…死ねブサイク!」キッ
勇者「そんなこと言われても困るな、ハハハ」
次女「ムカつくぅ…」
勇者「…さて、おしゃべりはここまでにして」
勇者「早速始めようか、長女ちゃん」
長女「はーい!」
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/19(木) 09:51:51 ID:o0HmdlDE
次女「それで、何すんだよ」
勇者「長女ちゃんは外…というより、外の魔族や人間が恐いんだと思うんだ」
勇者「というわけでとりあえず、魔族や人間が絶対いないところに行ってみよう」
長女「絶対いないところ…」
次女「ドラゴンの巣とかでいいんじゃね?」
勇者「やめろ」
長女「ダメ、私たちが行ったらたぶん死んじゃうよ」
長女「勇者さんが」
勇者「うん、僕死んじゃう」
長女「それに上位のドラゴンは魔法効かないんだよ?」
長女「そのドラゴンに遭遇したら、私たちもただじゃすまないよ」
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/19(木) 12:54:42 ID:8BpdNv4c
おつん
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/19(木) 15:17:34 ID:LdEzsJlY
乙
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/21(土) 22:04:10 ID:5OM0CC4o
はよ
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/22(日) 00:57:35 ID:JqIdhQko
最近忙しくて書けない…
ごめんなさい
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/22(日) 01:17:41 ID:Sic9ieTE
おつかれさま
待ってるよ!
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/22(日) 02:06:57 ID:yFoGew6Y
気にしてないからはよ
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/26(木) 22:49:27 ID:nbmnUGfE
いいよ��
待つよ
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/04(土) 23:44:55 ID:VfbmglXo
保守
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 11:02:23 ID:S5Usnl6U
久しぶりに書きます
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 11:03:06 ID:S5Usnl6U
次女「じゃあどうすんだよぉ」
勇者「…うん、森にいこう」
長女「森?」
勇者「そうだ」
次女「そんなとこ行ってもつまんない!」
勇者「いや、つまらないとかじゃなくてな…」
長女「でも、どうやって森まで行くの?」
長女「このあたりに森なんてないけど…」
勇者「それは長女ちゃんの転送魔法で行けばいいんじゃないの?」
次女「あー…」
長女「…ごめんなさい、転送魔法は使えないの」
勇者「ふぇ?」
次女「ふぇ、じゃねえよブサイク」
次女「転送魔法なんか使えたら最初から苦労しないよ」
勇者「な、なんで使えないの?」
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 11:12:35 ID:S5Usnl6U
長女「私、無意識で防御魔法使っちゃうから…」
長女「勇者さんとか次女になら転送魔法を使えるんだけど、自分には使えないの」
勇者「…なるほどな」
長女「本当、ごめんなさい…」シュン
次女「お、お姉ちゃんが謝ることじゃないよっ」
次女「…おい人間!お姉ちゃんに謝れ!」
勇者「えぇ…」
勇者「(…どうしよう、転送魔法を封じられたな)」
勇者「(やっぱり、直接外に出るしかないか)」
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 14:11:22 ID:X/AQk/nw
乙!
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 15:36:10 ID:S5Usnl6U
次女「おい、聞いてんのか人間!」プンスカ
勇者「…長女ちゃん、とりあえず外に出てみよう」
長女「えっ…」
勇者「外に誰もいないか俺が確認するから」
勇者「挑戦、してみようぜ」
長女「っ…はい」
勇者「(どれくらい恐がるか、見ておかないとな)」
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 15:45:10 ID:S5Usnl6U
勇者「さて、この扉を開ければもう外だ」
長女「…」
勇者「心配するな、外には誰もいないよ」
長女「…はい」
長女「…」スッ
次女「お姉ちゃん、がんばって…」
長女「開けますっ」
『近づかないでよ、気持ち悪い』
長女「っ!」ピタッ
『長女なんかほっといてどっかいこーよ』
長女「…あっ」カタカタ
勇者「どうした、長女ちゃ…」
261
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 15:55:07 ID:S5Usnl6U
長女「…いやぁ」ブォォン
勇者「えっ」
長女「嫌あああああああ!!!!」ガリガリガリガリィ!
勇者「んなぁ!?」
次女「っ…防御魔法!!」
ピキピキピキピキィィ
勇者「」カチーン
長女「はぁ…はぁ…」ペタン
次女「あーあ…」
長女「嫌ぁ…嫌だよぉ…」
次女「…人間、私が防御魔法使ってなかったら氷で串刺しだったな」
次女「まぁ、カチカチに凍っちゃったけど」
262
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 16:04:30 ID:S5Usnl6U
長女「…はっ!ご、ごめんなさい勇者さん!」
長女「解凍魔法!」ジュワァ
勇者「はっはっはっ、死ぬかと思ったぜ」
勇者「…ていうか寒っ!」ガタガタ
次女「玄関、しばらく使えないよ」
勇者「…えっ」
次女「ほら、見てみろよ」
勇者「…はがぁ!?」
勇者「な、なんじゃこりゃああああ!」
長女「私、氷魔法使っちゃったの…」
勇者「待って、これ溶けるの?」
勇者「氷が分厚すぎて溶ける気配がないんじゃが」
次女「今日はもう無理だな、解凍魔法もたぶん効かないだろうし」
勇者「…いや、俺には効いたじゃん」
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 16:11:01 ID:S5Usnl6U
次女「だからぁ!私が防御魔法使ったって言ってるだろ!」
勇者「あ、ありがとう次女ちゃん…」
次女「次女ちゃんって言うな!」
長女「…ごめんなさい、勇者さん」
勇者「(これは困ったな)」
勇者「(転送魔法が使えない上に、出ようとしたら氷魔法でしばらく凍結)」
勇者「(どうすればいいんだ…)」
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 16:42:59 ID:omqCo5fs
待ってた
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 19:57:26 ID:S5Usnl6U
勇者「(思い出せ、俺はどうやって困難を越えてきた…)」
勇者「(勇者としていろいろ経験してきたはずだ、どう乗り越えた…)」
勇者「…あっ」
勇者「(思い出した、試してみるか)」
勇者「長女ちゃん、提案があるんだけどさ」
長女「なに?」
勇者「外に出た秒数だけ俺とキスするっていうのはどうよ」
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 19:58:49 ID:ljkM/80Q
ほっ?
267
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:00:25 ID:S5Usnl6U
長女「へっ?」
次女「はぁあぁ!?」
勇者「ま、まぁ、ご褒美みたいな感じだよ」
勇者「(うわぁ、我ながらナルシストすぎてひくわ…)」
次女「そんなもんご褒美なんかじゃねえよ!地獄の罰ゲームだろ!!」
次女「お前なんかとキスとか…おぇぇ!」
次女「死ね!死ね!二度とお姉ちゃんにそんなこと言うな!!」
勇者「…泣きたいけど耐えます」ウルウル
268
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:06:39 ID:S5Usnl6U
次女「お姉ちゃん、こんなやつの言うことなんか…」
長女「っ…き、きす…」ドキドキ
次女「えっ」
長女「そっか…キス、忘れてた…」
長女「キスかぁ…」カァァ
次女「お、お姉ちゃん?」
長女「えへへ…」ニヤニヤ
次女「…っ」ギロッ
勇者「ふぇぇ…こわいよぉ…」プルプル
次女「おいブサイク!お姉ちゃんになにしたんだ!」ガッ
269
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:13:51 ID:S5Usnl6U
勇者「い、いや、俺は…っ」
次女「変だよ!お姉ちゃんがなんか変なんだよ!!」ブンブン
勇者「く、首取れる!」
次女「お姉ちゃん!どうしちゃったの!!」
長女「次女、私ね…」
長女「勇者さんに、恋の魔法をかけられたみたいなの」ポッ
次女「」
勇者「あの…その…」
次女「…あああああああああ!!!私のお姉ちゃんを返せええええええ!!!!」ブンブンブン
勇者「いやあああ!!首取れちゃううううううう!!!」
270
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:14:45 ID:S5Usnl6U
今日はここまで
最近本当に忙しい…
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:39:18 ID:5Zeukq22
きたあああああ
忙しい中乙です
272
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:40:25 ID:vnzIdyY6
やっぱり、長女ちゃんの……最高やな!
273
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:41:11 ID:zrXm7jF.
まあ、こうなるわなwww
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:53:54 ID:ovLRWZMw
どういう経験してるんですかねえ
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 21:43:41 ID:X/AQk/nw
乙!
276
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 01:07:45 ID:vXID5NSs
まってたよ
いいねぇいいねぇ
277
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 02:06:53 ID:JSrOwhz6
乙! 待ってた甲斐があったぜ
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 17:35:29 ID:kxFaVQ.6
勇者「はぁ…参ったな」
勇者「(…正直、状況はかなり悪い)」
勇者「(転送できないし、直接出ることもできない)」
勇者「(最悪だな)」
勇者「(ご褒美作戦は成功…しないだろうしな)」
勇者「…」
勇者「(長女ちゃんにとっていじめはかなりトラウマらしい)」
勇者「(俺があれこれするのは…無駄かもしれない)」
勇者「(もっと根本的に…彼女を変える何かが必要なんだ)」
勇者「(んー…何が必要なんだろう)」
勇者「(…って、それを探すのが俺の役目じゃねえか)」
勇者「(まぁ、明日もいろいろ試してみるか)」
勇者「(今日みたいに凍らされたらまた延期だけど…)」
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 17:41:00 ID:kxFaVQ.6
勇者「さーて、寝るか」
勇者「おやすみなさ…」
ガチャ
ギィィ
勇者「(…はぁ、またか)」
勇者「長女ちゃん、今日はゆっくり寝かしてほしいんだ…」
勇者「僕、今日は本当に眠たいんです…お願いします…」
勇者「…長女ちゃん?」
勇者「…」
勇者「ふぇぇ…返事してよぉ、こわいよぉ…」
次女「お姉ちゃんがなんだって?」
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 17:46:55 ID:kxFaVQ.6
勇者「げぇぇ!!次女ちゃん!?」
次女「だから次女ちゃん言うなって…」
魔王「そうだぞ勇者ちゃん」
勇者「お前もいるのかよ」
次女「それよりパパ、聞いた?」
魔王「ん?」
次女「長女ちゃん、今日は寝かして…だってさ」
魔王「けしからんな」
勇者「そ、そういう意味じゃねえよ!」
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 17:54:58 ID:1r3/9.a.
追い付いた、支援
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 17:55:25 ID:kxFaVQ.6
次女「お姉ちゃんはなんでこんなやつのことなんか…」
魔王「なぁ?」
次女「パパもそう思うよね!」
魔王「うむ」
勇者「おい、お前は認めてただろ」
魔王「そういえばそうだったな、はっはっはっ!」
次女「…パパのその適当なところ、好き」ポッ
勇者「(えぇぇ…)」
勇者「…はっ!?」バッ
283
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 18:03:54 ID:kxFaVQ.6
魔王「どうした、勇者よ」
勇者「お前の嫁はどこだ!?」キョロキョロ
魔王「妻ならもう寝たぞ」
勇者「ほっ…そ、そうか…」
次女「…こいつ、ママに惚れてるの?」
魔王「どうやらそうみたいだな」
次女「うわぁ…キモ…」
勇者「いや今の反応は違うじゃん!?適当なこと言うなよおお!」
次女「夜に騒ぐなよ…」
勇者「誰のせいですか」
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 21:39:03 ID:kxFaVQ.6
次女「…ふんっ」
勇者「それで、何しにきたんだよお前ら」
勇者「…まさか、夜這い!?」
次女「そんなわけねぇだろ!!」
勇者「キャー!!犯されちゃうわぁぁ!!」
魔王「なんだこいつ」
次女「はぁ…このブサイク本当に無理なんだけど…」
勇者「…何しにきたんだよ」ウルウル
魔王「偵察だ」
勇者「は?」
次女「うん、偵察」
285
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 21:57:42 ID:kxFaVQ.6
勇者「なんで偵察…」
魔王「毎晩、長女がこの部屋に来てるみたいだな」
勇者「げっ…気づいてたのか」
次女「お姉ちゃんが言ってた」
勇者「」
長女『ねえ知ってる?勇者さんの寝顔って意外とかわいいんだよ!』
長女『もう、ずっと見ていられるんだから!』
長女『はぁ、勇者さんの寝顔を見続け
る仕事とかないかなぁ…』
次女「…って」
勇者「(…なに言ってんだよ長女ちゃん)」
魔王「うちの娘が恋する乙女すぎてヤバイ」
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:05:14 ID:kxFaVQ.6
勇者「…なるほどな、長女ちゃんを止めにきたのか」
勇者「それはちょっとありがた…」
次女「違うけど」
勇者「えっ」
魔王「偵察だと言ったではないか」
勇者「えっ」
次女「ぷっ、なにその馬鹿面」
勇者「ひどいわね」
魔王「長女がどんな行動をするのか見にきたのだ」
次女「もちろん、私たちは隠れるからな」
勇者「な、なにそれ…止めてくれよ…」
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:12:55 ID:kxFaVQ.6
今日はここまで
この話が終わったら勇者とは別の視点の話を書きたいので、一人選んでください
一応
>>300
まで、一番多かったの書きます
1.長女 2.次女 3.三女 4.魔王 5.妻
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:16:35 ID:RRvaIJ2s
おつー
2で
289
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:19:57 ID:GXw83pSU
悩むな…
1で(即答)
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:20:03 ID:e2DsTc0.
3
291
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:25:01 ID:YE8j64ZI
3
292
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:33:05 ID:XAc77FrM
3かぁー?
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:33:05 ID:/SfPe4ts
乙
4見てみたい
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:03:03 ID:yphblvuw
2
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:14:38 ID:oRn/.m9U
1かなぁ
長女見てたい
296
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:14:52 ID:6KPoTves
1
297
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:16:42 ID:FTjXm.IA
1
298
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:25:01 ID:mUvhQETM
ここまで5は無しか…
299
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:37:06 ID:1O/ixEtE
1
300
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:52:28 ID:1r3/9.a.
1
301
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 00:27:01 ID:fE1dM1a.
1
302
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 00:28:02 ID:UcM8rTSo
長女視点から勇者とラブラブな日々か
砂糖吐く準備しとこ
303
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 01:18:42 ID:0hdRK9Ds
乙乙
304
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 07:37:20 ID:yiJKyiEA
長女で決定ですね
偵察話が終わり次第、長女視点を書いていきます
長女視点の話が終わったらまた勇者視点に戻ります
305
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 12:17:26 ID:QoiKNYbc
長女視点だと一体どうなるんだ……
306
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 14:32:29 ID:2UtdAIdw
長女視点は絶対ニヤニヤするわ
307
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:07:27 ID:yiJKyiEA
魔王「次女よ、そろそろ準備にかかるか」
次女「おっけー」
勇者「話聞けよ」
魔王「…転送魔法!」ウィィン
ズダアアアン
勇者「おわぁあぁ!!」
勇者「な、なんだそれは…」
魔王「我の部下が開発した透明室だ」
次女「4人くらい入れるんだぜ〜」
勇者「透明室?全然透明じゃないけど…」
魔王「ああ、まだ魔力が供給されてないからな」
魔王「中に入って魔力を入れてやれば透明化できるのだ」
勇者「ほえー…」
308
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:14:03 ID:yiJKyiEA
魔王「長女ほどの魔法が使えるやつでも、これに気づくことはできん」
魔王「防音も完璧だ、安心しろ」
勇者「安心しろって、心配なんかしてねぇよ…」
次女「パパ、そろそろお姉ちゃん来るよ」
魔王「おお、そうか」
魔王「…では、健闘を祈る」ガチャ
次女「お姉ちゃんに変なことしようとしたら、マジで怒るからな!」
勇者「お姉ちゃんのほうから変なことしてくるんだよなぁ…」
バタン シュウウイイン
勇者「…うおっ!本当に消えた」
309
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:18:52 ID:yiJKyiEA
勇者「…はぁ、防音ね」
勇者「頼むから騒がないでくれよ…」
魔王『あーあー、聞こえるか勇者よ』
勇者「」
次女『なんか反応しろよブサイク』
勇者「防音ってなんだよ!駄々漏れじゃねぇか!!」
次女『…聞こえてるみたいだな』
魔王『大丈夫だ、貴様にしか聞こえん』
魔王『我がよく貴様に使っているテレパシーのようなものだ』
勇者「な、なんだよ…」
310
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:24:01 ID:yiJKyiEA
次女『…はい、みなさんこんばんは!』
魔王『こんばんはー』
勇者「!?」
次女『実況は私、次女と』
魔王『解説は我、魔王でお送りするぞ』
勇者「くっそぉ…お前ら遊びやがってぇ…」
次女『あのブサイクなんか言ってるな』
魔王『無視でいいだろう』
次女『そうだね』
勇者「私、もうやだ…」シクシク
311
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:31:33 ID:yiJKyiEA
コンコン
勇者「っ…は、はい!」
「勇者さん、今夜もいいかな…」
勇者「どど、どうぞ!」
勇者「(うぅ…なんかやけに緊張するぜ…)」
次女『今夜もいいかな…ね』
次女『死ね』
魔王『我も長女に言われたい』
次女『っ…』
次女『…パパ、今夜もいいかな』カァァ
魔王『えっ、かわいい』
勇者「(…あいつら馬鹿だろ)」
次女『馬鹿とか言うな!お前なんかより全然頭いいからな!!』
312
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:38:44 ID:yiJKyiEA
勇者「(げっ…考えてることも筒抜けかよ)」
魔王『当たり前だろ』
次女『お前がどんだけゲスい思考してるか丸分かりだからな』
勇者「(はぁ…そうですか)」
ガチャン
長女「えへへ、今日も来ちゃった…」
勇者「いらっしゃい、長女ちゃん」
長女「…勇者さぁん」ダキッ
勇者「ははっ、急に抱きつくなよ〜」
魔王『死ね』
次女『死ね』
勇者「(最初は絶対抱きついてくんだよ…)」
313
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:48:15 ID:yiJKyiEA
魔王『ていうか、長女の顔がヤバイな…』
次女『そうだね…幸せいっぱいな抜けた顔してるよ…』
長女「ん〜♪」スリスリ
勇者「ちょっと、くすぐったいって」
長女「嬉しいくせに〜」
勇者「う、嬉しくなんかねぇよっ」
長女「ふふっ、そっか」
長女「…大好きだよ、勇者さん」ギュウウ
勇者「長女ちゃん…」
次女『』ガンガンガンガン
魔王『酒を飲まなきゃやってられんな』ゴクゴク
314
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:54:31 ID:yiJKyiEA
長女「…あっ、そうだ」
勇者「ん?」
長女「私、ひざまくらって1回やってみたいんだよね」
勇者「ひ、ひざまくら?」
長女「よいしょ…」スッ
長女「…おいで、勇者さん」ポンポン
勇者「えっ」
長女「私のひざの上に頭乗せてみて?」
勇者「お、おう…」ストン
長女「どうかな…勇者さん」
勇者「ああ…すごくいいよ」
長女「えへへ、よかった」
315
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 18:02:36 ID:yiJKyiEA
魔王『あいつらイチャつきすぎだろ』
次女『ブサイク、後で覚えてろよ…』ゴゴゴ
勇者「(うわ、恐いなぁ)」
長女「…今日はごめんね」ナデナデ
勇者「ん?」
長女「その…外に出られなくて…」ナデナデ
次女『お姉ちゃん…』
魔王『頭撫でられるのやめろ』
勇者「(無理だろ)」
長女「私、やっぱり恐くて…」ナデナデ
勇者「…大丈夫だよ」
勇者「時間はたくさんあるんだ…少しずつ、二人で乗り越えていこうな」
勇者「長女ちゃんには、ずっと俺がついてるから」
316
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 19:02:40 ID:yiJKyiEA
長女「うん、ありがとう」
長女「私は、勇者さんさえいればそれでいいから…」
魔王『…』
次女『…ねぇ、パパ』
魔王『どうした?』
次女『なんでお姉ちゃんは、私を頼ってくれなかったのかな…』
次女『アイツにあって私たちにないものって、なに…?』
魔王『やつは勇者、我らは勇者じゃない』
魔王『そして、強き者を討つだけが勇者ではない…それだけだ』
次女『…そっか』
魔王『勇者のことは信じてもいいぞ、次女よ』
317
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 19:11:08 ID:yiJKyiEA
次女『えっ?』
魔王『我が認めた男だからな』
次女『ふんっ…』
次女『…』
次女『…考えてあげても、いい』
魔王『ふっ、そうか』
長女「ねぇ、勇者さん」
勇者「おう、なんだ」
長女「私ね、本当にあなたのことが好き」
318
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 19:21:37 ID:yiJKyiEA
勇者「そ、そっか…」
長女「本当に、本当に大好き」
勇者「て、照れるなぁ…」
長女「…そして、これからすることをどうか許して」
勇者「えっ…」
長女「我慢、できないから…」スッ
長女「一度気づいちゃったら、我慢なんて絶対無理だよ…」
勇者「な、何を…」
長女「…ファーストキスだよ、勇者さん」
勇者「えっ!?長女ちゃ…っ」グイッ
長女「んっ…」
319
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 19:22:10 ID:yiJKyiEA
今日はここまで
320
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 19:35:36 ID:YJpC84xE
えっ
321
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 20:14:55 ID:uFF4fIBo
はい
322
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 21:30:50 ID:BYlzBT7k
乙!
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