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勇者「魔王一家がラブラブすぎてヤバイ」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/10(火) 07:48:44 ID:chemSr8I
勇者「ここか…ついに来たぞ」

勇者「(魔王を倒すことを考え続けて18年、ついに宿敵の魔王にたどり着いた!)」

勇者「(俺がどれだけこの時を待ちわびたか…)」

勇者「(毎日が修行の日々、娯楽はなんかは切り捨てひたすら己を磨いてきた)」

勇者「(友人が恋人を連れていたときは少しは羨ましいとは思ったが、宿敵を討つため…その思いは捨て去った!)」

勇者「(魔王、俺はお前のために生きてきたんだ…俺の全てを懸けて、貴様を討つ!)」

勇者「…いくぞ!」

ガチャン!

勇者「魔王!お前を…っ」

197以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/14(土) 22:14:22 ID:ZW9SJ7WE
魔王「ふむ…抱き心地は妻の方が断然いいな」

勇者「当たり前だろ」

魔王「しかしこの大浴場も、たまには男と入るのもいいな」

勇者「はぁ…一緒に風呂に入ろうなんて言われたときはビビったぜ」

勇者「まさか、こんなデカい風呂があるとはな…」

魔王「使いの者たちも入るからな、これぐらいでかくないと困るのだ」

勇者「な、なんだと!?」

勇者「この風呂、俺と魔王以外も使ってるのか!?」

魔王「そうだが」

勇者「そんなの、ほぼ女湯じゃねえか!」

魔王「そうだが」

198以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/14(土) 22:26:46 ID:ZW9SJ7WE
勇者「(い、いかん…妄想が捗ってしまうじゃないか…)」

勇者「…ちょっと待て、たまには男と入るのもいいって言ったよな?」

魔王「ああ、言ったぞ」

勇者「…ああ、なるほど!妻さんと入ってるのかそうかそうか!」

魔王「いや、使いの者とも一緒だが」

勇者「」

魔王「ん?」

勇者「なんだお前、堂々と女湯に入ってるのか」

魔王「うむ」

勇者「他のやつらはどう思ってんだよ!嫌がってるだろぉ!?」

199以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/14(土) 22:41:03 ID:ZW9SJ7WE
魔王「我、普通に人気だぞ」

勇者「は?」

魔王「使いの者たちはみな我の裸が見たいらしくてな、我が入るときは一番混んでるぞ」

勇者「…ちくしょおおおおおおおお!!!!」

魔王「だが今日は貴様と二人で入るからな、使いの者たちには後で入ってもらうことにしたのだ」

魔王「だから今日はこんなにも空いておる、よかったな勇者よ」

勇者「何やってんだよ無能」

魔王「はっはっはっ!」

勇者「はぁ…別にいいけどよ」

200以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/14(土) 22:48:53 ID:ZW9SJ7WE
魔王「…おお、そうだった」

魔王「今から妻、入ってくるぞ」

勇者「…えっ」

魔王「勇者との話が終わったら入っていいと言ってあるのだ」

勇者「う、嘘だろ…」

勇者「(またあの完璧なカラダが見られるのか…)」ゴクリ

勇者「(…って違う違う!俺には長女ちゃんがいるんだ!)」

魔王「あとはそうだな…もしかしたら妻が…」

魔王「娘を連れてくるかもしれんな」

勇者「なん…だと…?」

ガチャ

勇者「っ…!」

201以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/14(土) 22:49:26 ID:ZW9SJ7WE
今日はここまで

202以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/14(土) 22:56:35 ID:drI9BAgg
アイ乙

203以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 01:03:52 ID:KtPnBr.g
長女きゃわわわわわ

204以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 01:07:51 ID:3L/hB1Yw


205以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 02:52:30 ID:TCNS5C1U
乙乙

206以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 04:06:19 ID:OtwGkMHk
今回の勇者が幸せそうで良かったわ

207以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 08:36:49 ID:DCqI/UWs
アニメ化してもいいぐらいのクオリティだぜ

208以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 11:54:21 ID:UG/bmQxE
長女「勇者さん、きたよー!」

勇者「…きちゃったか」

魔王「おお、長女がきたか」

妻「長女も風呂に入りたいらしくてね、連れてきたわよ」

勇者「(何やってんだよ極悪女…今ちょっと長女ちゃんは恐いんだよ…)」

妻「勇者さん、私や長女の体ジロジロ見ないでね…殺すわよ」

長女「へー…勇者さんの裸初めて見たぁ…」ジー

勇者「そ、そうっすか…」

魔王「長女のほうが勇者の体をジロジロ見てるみたいだが」

妻「」

209以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 12:01:04 ID:TCNS5C1U
(ヤバイ)

210以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 12:11:00 ID:UG/bmQxE
長女「筋肉すごぉい…」スリスリ

勇者「ちょ、長女ちゃんっ…くすぐったいよっ」

長女「やっぱり鍛えてるんだね…素敵ぃ…」ウットリ

勇者「(い、いかん!目線が勝手に胸に…っ)」チラッ

勇者「(…ああああああああ!!!ピンク色の突起がああああああ!!)」

長女「あっ、やっぱり見てるー」

長女「…えっち」カァァ

勇者「しょうがないだろ!裸だったら誰でも見ちゃいますよ…」

長女「…勇者さんだけだよ?」スッ

勇者「えっ」

長女「生のおっぱい、触ってみる?」

勇者「はぎゃああああっ!?」

長女「すごい柔らかいんだよ、おっぱいって…」フニフニ

勇者「ああっ…ああああっ」

長女「いつでも、いいよ…」ドキドキ

211以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 12:15:45 ID:UG/bmQxE
勇者「…うおおおおおおおおおお!!!」

ジャボン! バシャーン!!

長女「きゃっ!」

勇者「海で鍛えた俺の泳ぎを見せてやるぜええええええ!!!!」バシャバシャ

長女「もう、逃げられちゃった…」

長女「…でも、泳いでる姿も素敵だよ…勇者さん」ドキドキ






魔王「何をやっているのだあいつらは…」

妻「ああっ、背中流してるから前を向いてて…」ゴシゴシ

魔王「おお、すまぬ」

妻「〜♪」ゴシゴシ

212以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 12:35:42 ID:UG/bmQxE
妻「あなたの背中、やっぱり大きいわね」

魔王「まあ、魔族の中でも身長は高いほうだからな」

妻「…そういうことじゃないわよ」スッ

魔王「む、違ったか」

妻「私や娘を何度も守ってきた逞しい背中だってことよ」ギュッ

魔王「…家族を守るのは父の役目だ、当然であろう」

妻「あなたには、子どものころから助けてもらってばかりね」

妻「…愛してるわ、ずっと」

魔王「妻…」スッ

妻「あなたぁ…」





勇者「イチャイチャを感じるぞおおおおおおお!!ほおおおおおおおおお!!」

魔王「…」

妻「…おい」

213以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 12:43:03 ID:UG/bmQxE
勇者「久しぶりに思いきり泳いだぜ、あと風呂広すぎだろ」

魔王「さっき、長女と何をしていたのだ?」

勇者「な、なんもしてねえぞ!手なんか出してねえ!」

魔王「そんなこと聞いてないぞ」

妻「粗末なモノぶら下げて何をいってるのかしら」クスッ

勇者「粗末じゃねえわ!失礼なやつだぜ…って」

勇者「…太った?」

妻「えっ」

勇者「服の上からじゃ分からなかったけど、お前太っただろ」

214以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 12:49:50 ID:UG/bmQxE
妻「ふ、太ってなんかないわよ!そんなに死にたいのかしらあああああ!」ゴォオオオ

勇者「嘘です」

妻「…何よ、私は太ってなんか」

魔王「いや、太ったぞ」

妻「…グスッ」

勇者「あっ、やっぱりそうですか」

魔王「しかしな勇者よ、これは仕方ないことなのだ」

魔王「妻は妊娠しているからな」

勇者「おお、そうだったのか」

勇者「妊婦にしちゃすげえスタイルいいな」

妻「っ…」パァァ

215以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 12:57:32 ID:UG/bmQxE
妻「…ふんっ、勇者さんもたまにはいいこと言うじゃない」ニヤニヤ

魔王「(…勇者よ、感謝する)」

勇者「(いいってことよ)」

長女「あっ!勇者さんこんなところにいた!」

勇者「…見つかったぜ」

長女「勇者さーん♪」ダキッ

魔王「えっ」

妻「えっ」

勇者「うわぁ!急に抱きつくなよ!」

長女「えへへ、だって好きなんだもーん」ギュウウ

216以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 13:04:53 ID:KtPnBr.g
長女きゃわわわわわ

217以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 13:08:42 ID:UG/bmQxE
妻「…あなた、これはどういうこと」

魔王「我も知りたい」

長女「勇者さん、だいすきぃ…」ムギュウ

勇者「(…うわあああ!乳首当たってんだよおおおおおおお!!)」

魔王「(勇者よ、更正させろとは言ったがな)」

魔王「(落とせとは言ってないぞ)」

勇者「そんなの俺が聞きたいよおおおおおおお!!」

妻「長女が…勇者さんを…?ああっ…」フラッ

魔王「妻よ!大丈夫か!」ガシッ

魔王「(…勇者よ、後で我と妻に説明してもらおうか)」

勇者「…終わった、俺」

218以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 13:13:47 ID:OtwGkMHk
土下座確定か

219以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 15:04:54 ID:3L/hB1Yw
勇者乙

220以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 15:18:45 ID:l4gxiLkA
果たして土下座で済むのか

221以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 15:36:06 ID:3L/hB1Yw
妻が勇者さんって言ってるから大丈夫じゃない?(適当

222以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 15:56:56 ID:Oyin7tM.
もっと
げんきな三女ちゃんを活躍させ


223以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 20:55:30 ID:UG/bmQxE




勇者「(それから俺は魔王と妻に事の経緯を話した)」

勇者「(もちろん、長女ちゃんがいじめが原因で引きこもりになったことは伏せつつ…)」

魔王「…なるほどな」

魔王「ずっと悩んでいたところに勇者の登場…」

魔王「そこで惚れてしまったというわけだ」

勇者「…本人はそう言っていた」

魔王「そして引きこもりが直ったら、恋人になって欲しいと言われたんだな」

勇者「ああ、そうだ」

224以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 20:56:12 ID:UG/bmQxE
魔王「そうか…」

妻「…」

勇者「(やっべえ、妻のやつなんも喋らねえよ…)」

勇者「(マジで殺しにくるかもしれん…)」ダラダラ

魔王「勇者よ、我はな…」








魔王「貴様になら、長女を任せていいと思ってる」

225以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 20:56:57 ID:UG/bmQxE
勇者「えっ…」

魔王「長女の体目当てに恋人にならず、我との約束を守ってそれを優先させたのはあっぱれだ」

魔王「あの子は親の我から見てもいい女だ、長女の誘惑を退けるのは大変だったであろう」

勇者「でも、俺は人間だぞ?それも勇者だ…」

魔王「長女が人間を選ぼうが魔族を選ぼうが別にいいのだ、長女がそれで幸せなら…」

魔王「そして、長女は貴様を選んだ」

魔王「これからは、貴様が長女を守ってやってくれ」

226以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 20:57:53 ID:UG/bmQxE
勇者「魔王…」

魔王「ふふっ…長女も恋をするようになったのだな」

魔王「…なぁ、妻よ」

勇者「っ…」

妻「…勇者さん、私はね」

妻「本当はずっと悩んでたの…長女が急にどこにも行きたくないって言いだしてもう6年…」

妻「なんで、なんで私の娘が引きこもりなんかに…って」

妻「夢にまでみた魔王くんとの初めての子どもで…私の命より大切で…」ポロッ

妻「そんな大切な娘に、何もしてやれない無力な自分が…グスッ…嫌で…」ポロポロ

227以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 20:58:54 ID:UG/bmQxE
魔王「妻…」

妻「グスッ…勇者さん」

勇者「…はい」

妻「長女をあなたに託すわ…あの子は、あなたを選んだ」

妻「あの子が外の世界に触れる姿を、私はもう一度見たいの…」

妻「何もできなかった私が言うのもあれだけど…」

妻「どうか、娘をお願いします…」

魔王「…我からもお願いだ」

魔王「あの子は、我の大事な娘なのだ…頼む、このとおりだ!」

228以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 20:59:29 ID:UG/bmQxE
勇者「…へへ、俺を誰だと思ってんだよ」

勇者「俺は天下の勇者様だぜ、たった一人の女の子を守れなくて勇者なんか務まるかよ!」

勇者「任せてくれ!長女ちゃんを守ってみせる!」

勇者「絶対、幸せにしてみせる!」

勇者「…これが、俺の答えだ」

魔王「そうか、素晴らしい返事だ」

妻「…任せるとは言ったけどね、もし長女を泣かせたら」

妻「そのときは、絶対に殺すわよ…勇者さん?」

勇者「…泣かせねえよ、まだ殺されるわけにはいかないんだ」

勇者「俺が死んだら、誰が長女ちゃんを幸せにしてやるんだよ」

魔王「…我だな」

勇者「そこは俺だろ」

妻「ふふっ」

229以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 21:00:04 ID:UG/bmQxE
今日はここまで

230以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 21:23:32 ID:Ke3F9FMA

魔王と勇者テライケメン

231以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 21:50:30 ID:CRZbfIro

でも、これってギャグSSだったんじゃ……

232以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 22:01:10 ID:3L/hB1Yw


233以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 22:13:24 ID:TCNS5C1U
乙乙乙

234以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 22:27:17 ID:UG/bmQxE
掛け持ちしているSSを終わらせたいので3日ほどお休みします
すみませぬ

235以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 22:34:51 ID:wE2bY5nQ
貼ってほしいぬ

236以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 23:37:57 ID:YvqDlIas
勇者が幸せになりそうでほっとした

237以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 23:41:51 ID:hP7UuVPY
かけもちとかそれも見たいわ

238以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/18(水) 22:15:18 ID:s6n681yo
明日書きます

239以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/18(水) 22:23:05 ID:qcioTZqI
待ってるよ♪

240以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/18(水) 22:40:36 ID:8we5aiHg
よし

241以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/18(水) 23:08:07 ID:qYdf2QSI
勇者ってなんだっけ

242以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/18(水) 23:17:14 ID:qcioTZqI
お前とか俺とかだろ

243以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/18(水) 23:22:17 ID:gMV027sc
人生・・・かな

244以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/19(木) 09:27:01 ID:o0HmdlDE



勇者「さて、長女ちゃん」

長女「はい!」

勇者「外に出る練習…といきたいんだけど」

勇者「…なんでいるの?」

次女「いちゃ悪いかよ人間!」

勇者「いや、なんでいるのかな…って」

次女「お姉ちゃんの引きこもりをなんとかするんだろ」

次女「…私も、手伝いたいんだよ」ボソッ

勇者「あんだって?聞こえましぇんよ?」

次女「…だから」

次女「お姉ちゃんが一緒じゃないとどこに行ってもつまらないから、手伝うって言ってんだろ!!」

長女「次女…」

次女「…ふんっ」カァァ

勇者「(かわいい)」

245以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/19(木) 09:41:56 ID:o0HmdlDE
次女「…何ニヤニヤしてんだよブサイク!こっち見んな!」

勇者「えっ、ひどい」

長女「もう、勇者さんにそんなこと言っちゃいけないでしょ」

長女「私に協力してくれるんだよ?」

次女「…だって、ムカつくんだもん」

次女「お姉ちゃん、さっきからこいつしか見てないし…」

長女「だって、好きだから見ちゃうんだもん…」モジモジ

次女「…死ねブサイク!」キッ

勇者「そんなこと言われても困るな、ハハハ」

次女「ムカつくぅ…」

勇者「…さて、おしゃべりはここまでにして」

勇者「早速始めようか、長女ちゃん」

長女「はーい!」

246以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/19(木) 09:51:51 ID:o0HmdlDE
次女「それで、何すんだよ」

勇者「長女ちゃんは外…というより、外の魔族や人間が恐いんだと思うんだ」

勇者「というわけでとりあえず、魔族や人間が絶対いないところに行ってみよう」

長女「絶対いないところ…」

次女「ドラゴンの巣とかでいいんじゃね?」

勇者「やめろ」

長女「ダメ、私たちが行ったらたぶん死んじゃうよ」

長女「勇者さんが」

勇者「うん、僕死んじゃう」

長女「それに上位のドラゴンは魔法効かないんだよ?」

長女「そのドラゴンに遭遇したら、私たちもただじゃすまないよ」

247以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/19(木) 12:54:42 ID:8BpdNv4c
おつん

248以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/19(木) 15:17:34 ID:LdEzsJlY


249以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/21(土) 22:04:10 ID:5OM0CC4o
はよ

250以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 00:57:35 ID:JqIdhQko
最近忙しくて書けない…
ごめんなさい

251以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 01:17:41 ID:Sic9ieTE
おつかれさま
待ってるよ!

252以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 02:06:57 ID:yFoGew6Y
気にしてないからはよ

253以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/26(木) 22:49:27 ID:nbmnUGfE
いいよ��
待つよ

254以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/04(土) 23:44:55 ID:VfbmglXo
保守

255以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 11:02:23 ID:S5Usnl6U
久しぶりに書きます

256以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 11:03:06 ID:S5Usnl6U
次女「じゃあどうすんだよぉ」

勇者「…うん、森にいこう」

長女「森?」

勇者「そうだ」

次女「そんなとこ行ってもつまんない!」

勇者「いや、つまらないとかじゃなくてな…」

長女「でも、どうやって森まで行くの?」

長女「このあたりに森なんてないけど…」

勇者「それは長女ちゃんの転送魔法で行けばいいんじゃないの?」

次女「あー…」

長女「…ごめんなさい、転送魔法は使えないの」

勇者「ふぇ?」

次女「ふぇ、じゃねえよブサイク」

次女「転送魔法なんか使えたら最初から苦労しないよ」

勇者「な、なんで使えないの?」

257以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 11:12:35 ID:S5Usnl6U
長女「私、無意識で防御魔法使っちゃうから…」

長女「勇者さんとか次女になら転送魔法を使えるんだけど、自分には使えないの」

勇者「…なるほどな」

長女「本当、ごめんなさい…」シュン

次女「お、お姉ちゃんが謝ることじゃないよっ」

次女「…おい人間!お姉ちゃんに謝れ!」

勇者「えぇ…」

勇者「(…どうしよう、転送魔法を封じられたな)」

勇者「(やっぱり、直接外に出るしかないか)」

258以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 14:11:22 ID:X/AQk/nw
乙!

259以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 15:36:10 ID:S5Usnl6U
次女「おい、聞いてんのか人間!」プンスカ

勇者「…長女ちゃん、とりあえず外に出てみよう」

長女「えっ…」

勇者「外に誰もいないか俺が確認するから」

勇者「挑戦、してみようぜ」

長女「っ…はい」

勇者「(どれくらい恐がるか、見ておかないとな)」

260以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 15:45:10 ID:S5Usnl6U






勇者「さて、この扉を開ければもう外だ」

長女「…」

勇者「心配するな、外には誰もいないよ」

長女「…はい」

長女「…」スッ

次女「お姉ちゃん、がんばって…」

長女「開けますっ」

『近づかないでよ、気持ち悪い』

長女「っ!」ピタッ

『長女なんかほっといてどっかいこーよ』

長女「…あっ」カタカタ

勇者「どうした、長女ちゃ…」

261以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 15:55:07 ID:S5Usnl6U
長女「…いやぁ」ブォォン

勇者「えっ」

長女「嫌あああああああ!!!!」ガリガリガリガリィ!

勇者「んなぁ!?」

次女「っ…防御魔法!!」

ピキピキピキピキィィ

勇者「」カチーン

長女「はぁ…はぁ…」ペタン

次女「あーあ…」

長女「嫌ぁ…嫌だよぉ…」

次女「…人間、私が防御魔法使ってなかったら氷で串刺しだったな」

次女「まぁ、カチカチに凍っちゃったけど」

262以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 16:04:30 ID:S5Usnl6U
長女「…はっ!ご、ごめんなさい勇者さん!」

長女「解凍魔法!」ジュワァ

勇者「はっはっはっ、死ぬかと思ったぜ」

勇者「…ていうか寒っ!」ガタガタ

次女「玄関、しばらく使えないよ」

勇者「…えっ」

次女「ほら、見てみろよ」

勇者「…はがぁ!?」

勇者「な、なんじゃこりゃああああ!」

長女「私、氷魔法使っちゃったの…」

勇者「待って、これ溶けるの?」

勇者「氷が分厚すぎて溶ける気配がないんじゃが」

次女「今日はもう無理だな、解凍魔法もたぶん効かないだろうし」

勇者「…いや、俺には効いたじゃん」

263以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 16:11:01 ID:S5Usnl6U
次女「だからぁ!私が防御魔法使ったって言ってるだろ!」

勇者「あ、ありがとう次女ちゃん…」

次女「次女ちゃんって言うな!」

長女「…ごめんなさい、勇者さん」

勇者「(これは困ったな)」

勇者「(転送魔法が使えない上に、出ようとしたら氷魔法でしばらく凍結)」

勇者「(どうすればいいんだ…)」

264以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 16:42:59 ID:omqCo5fs
待ってた

265以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 19:57:26 ID:S5Usnl6U
勇者「(思い出せ、俺はどうやって困難を越えてきた…)」

勇者「(勇者としていろいろ経験してきたはずだ、どう乗り越えた…)」

勇者「…あっ」

勇者「(思い出した、試してみるか)」

勇者「長女ちゃん、提案があるんだけどさ」

長女「なに?」






勇者「外に出た秒数だけ俺とキスするっていうのはどうよ」

266以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 19:58:49 ID:ljkM/80Q
ほっ?

267以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 20:00:25 ID:S5Usnl6U
長女「へっ?」

次女「はぁあぁ!?」

勇者「ま、まぁ、ご褒美みたいな感じだよ」

勇者「(うわぁ、我ながらナルシストすぎてひくわ…)」

次女「そんなもんご褒美なんかじゃねえよ!地獄の罰ゲームだろ!!」

次女「お前なんかとキスとか…おぇぇ!」

次女「死ね!死ね!二度とお姉ちゃんにそんなこと言うな!!」

勇者「…泣きたいけど耐えます」ウルウル

268以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 20:06:39 ID:S5Usnl6U
次女「お姉ちゃん、こんなやつの言うことなんか…」

長女「っ…き、きす…」ドキドキ

次女「えっ」

長女「そっか…キス、忘れてた…」

長女「キスかぁ…」カァァ

次女「お、お姉ちゃん?」

長女「えへへ…」ニヤニヤ

次女「…っ」ギロッ

勇者「ふぇぇ…こわいよぉ…」プルプル

次女「おいブサイク!お姉ちゃんになにしたんだ!」ガッ

269以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 20:13:51 ID:S5Usnl6U
勇者「い、いや、俺は…っ」

次女「変だよ!お姉ちゃんがなんか変なんだよ!!」ブンブン

勇者「く、首取れる!」

次女「お姉ちゃん!どうしちゃったの!!」

長女「次女、私ね…」

長女「勇者さんに、恋の魔法をかけられたみたいなの」ポッ

次女「」

勇者「あの…その…」

次女「…あああああああああ!!!私のお姉ちゃんを返せええええええ!!!!」ブンブンブン

勇者「いやあああ!!首取れちゃううううううう!!!」

270以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 20:14:45 ID:S5Usnl6U
今日はここまで
最近本当に忙しい…

271以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 20:39:18 ID:5Zeukq22
きたあああああ
忙しい中乙です

272以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 20:40:25 ID:vnzIdyY6
やっぱり、長女ちゃんの……最高やな!

273以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 20:41:11 ID:zrXm7jF.
まあ、こうなるわなwww

274以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 20:53:54 ID:ovLRWZMw
どういう経験してるんですかねえ

275以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/09(木) 21:43:41 ID:X/AQk/nw
乙!

276以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/10(金) 01:07:45 ID:vXID5NSs
まってたよ
いいねぇいいねぇ

277以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/10(金) 02:06:53 ID:JSrOwhz6
乙! 待ってた甲斐があったぜ

278以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 17:35:29 ID:kxFaVQ.6



勇者「はぁ…参ったな」

勇者「(…正直、状況はかなり悪い)」

勇者「(転送できないし、直接出ることもできない)」

勇者「(最悪だな)」

勇者「(ご褒美作戦は成功…しないだろうしな)」

勇者「…」

勇者「(長女ちゃんにとっていじめはかなりトラウマらしい)」

勇者「(俺があれこれするのは…無駄かもしれない)」

勇者「(もっと根本的に…彼女を変える何かが必要なんだ)」

勇者「(んー…何が必要なんだろう)」

勇者「(…って、それを探すのが俺の役目じゃねえか)」

勇者「(まぁ、明日もいろいろ試してみるか)」

勇者「(今日みたいに凍らされたらまた延期だけど…)」

279以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 17:41:00 ID:kxFaVQ.6
勇者「さーて、寝るか」

勇者「おやすみなさ…」

ガチャ

ギィィ

勇者「(…はぁ、またか)」

勇者「長女ちゃん、今日はゆっくり寝かしてほしいんだ…」

勇者「僕、今日は本当に眠たいんです…お願いします…」

勇者「…長女ちゃん?」

勇者「…」

勇者「ふぇぇ…返事してよぉ、こわいよぉ…」






次女「お姉ちゃんがなんだって?」

280以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 17:46:55 ID:kxFaVQ.6
勇者「げぇぇ!!次女ちゃん!?」

次女「だから次女ちゃん言うなって…」

魔王「そうだぞ勇者ちゃん」

勇者「お前もいるのかよ」

次女「それよりパパ、聞いた?」

魔王「ん?」

次女「長女ちゃん、今日は寝かして…だってさ」

魔王「けしからんな」

勇者「そ、そういう意味じゃねえよ!」

281以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 17:54:58 ID:1r3/9.a.
追い付いた、支援

282以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 17:55:25 ID:kxFaVQ.6
次女「お姉ちゃんはなんでこんなやつのことなんか…」

魔王「なぁ?」

次女「パパもそう思うよね!」

魔王「うむ」

勇者「おい、お前は認めてただろ」

魔王「そういえばそうだったな、はっはっはっ!」

次女「…パパのその適当なところ、好き」ポッ

勇者「(えぇぇ…)」

勇者「…はっ!?」バッ

283以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 18:03:54 ID:kxFaVQ.6
魔王「どうした、勇者よ」

勇者「お前の嫁はどこだ!?」キョロキョロ

魔王「妻ならもう寝たぞ」

勇者「ほっ…そ、そうか…」

次女「…こいつ、ママに惚れてるの?」

魔王「どうやらそうみたいだな」

次女「うわぁ…キモ…」

勇者「いや今の反応は違うじゃん!?適当なこと言うなよおお!」

次女「夜に騒ぐなよ…」

勇者「誰のせいですか」

284以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 21:39:03 ID:kxFaVQ.6
次女「…ふんっ」

勇者「それで、何しにきたんだよお前ら」

勇者「…まさか、夜這い!?」

次女「そんなわけねぇだろ!!」

勇者「キャー!!犯されちゃうわぁぁ!!」

魔王「なんだこいつ」

次女「はぁ…このブサイク本当に無理なんだけど…」

勇者「…何しにきたんだよ」ウルウル

魔王「偵察だ」

勇者「は?」

次女「うん、偵察」

285以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 21:57:42 ID:kxFaVQ.6
勇者「なんで偵察…」

魔王「毎晩、長女がこの部屋に来てるみたいだな」

勇者「げっ…気づいてたのか」

次女「お姉ちゃんが言ってた」

勇者「」


長女『ねえ知ってる?勇者さんの寝顔って意外とかわいいんだよ!』

長女『もう、ずっと見ていられるんだから!』

長女『はぁ、勇者さんの寝顔を見続け
る仕事とかないかなぁ…』


次女「…って」

勇者「(…なに言ってんだよ長女ちゃん)」

魔王「うちの娘が恋する乙女すぎてヤバイ」

286以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 22:05:14 ID:kxFaVQ.6
勇者「…なるほどな、長女ちゃんを止めにきたのか」

勇者「それはちょっとありがた…」

次女「違うけど」

勇者「えっ」

魔王「偵察だと言ったではないか」

勇者「えっ」

次女「ぷっ、なにその馬鹿面」

勇者「ひどいわね」

魔王「長女がどんな行動をするのか見にきたのだ」

次女「もちろん、私たちは隠れるからな」

勇者「な、なにそれ…止めてくれよ…」

287以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 22:12:55 ID:kxFaVQ.6
今日はここまで
この話が終わったら勇者とは別の視点の話を書きたいので、一人選んでください
一応>>300まで、一番多かったの書きます

1.長女 2.次女 3.三女 4.魔王 5.妻

288以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 22:16:35 ID:RRvaIJ2s
おつー
2で

289以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 22:19:57 ID:GXw83pSU
悩むな…
1で(即答)

290以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 22:20:03 ID:e2DsTc0.
3

291以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 22:25:01 ID:YE8j64ZI
3

292以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 22:33:05 ID:XAc77FrM
3かぁー?

293以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 22:33:05 ID:/SfPe4ts

4見てみたい

294以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 23:03:03 ID:yphblvuw
2

295以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 23:14:38 ID:oRn/.m9U
1かなぁ
長女見てたい

296以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/11(土) 23:14:52 ID:6KPoTves
1


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