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勇者「魔王一家がラブラブすぎてヤバイ」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 07:48:44 ID:chemSr8I
勇者「ここか…ついに来たぞ」
勇者「(魔王を倒すことを考え続けて18年、ついに宿敵の魔王にたどり着いた!)」
勇者「(俺がどれだけこの時を待ちわびたか…)」
勇者「(毎日が修行の日々、娯楽はなんかは切り捨てひたすら己を磨いてきた)」
勇者「(友人が恋人を連れていたときは少しは羨ましいとは思ったが、宿敵を討つため…その思いは捨て去った!)」
勇者「(魔王、俺はお前のために生きてきたんだ…俺の全てを懸けて、貴様を討つ!)」
勇者「…いくぞ!」
ガチャン!
勇者「魔王!お前を…っ」
2
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 07:49:29 ID:chemSr8I
魔王「妻がかわいすぎて勇者なんかどうでもいい」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1425781876/
これの修正+続きみたいなかんじ
3
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 07:50:46 ID:chemSr8I
勇者「…ぎゃあああああああ!!」
魔王「おお、これはこれは勇者ではないか」
勇者「な、ななななな…」
勇者「何をしてるんだ貴様ああああ!」
魔王「何って…見て分からぬか?」
魔王「受胎の儀式だ…っ」パンパン
妻「あんっ!…そ、そこ…いいのおおっ!」
4
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 07:51:57 ID:chemSr8I
勇者「目がああああ!目が腐るううううう!!」
魔王「ここか?ここがいいのか…っ」ズチュズチュ
妻「あああん!…っ…いいっ、気持ちいいっ!!」ビクンビクン
勇者「俺にそんなの見せるなあああああ!」
勇者「ああああああああああああ!!!」
妻「…」
魔王「…はぁ」
勇者「おっひょひるわのいかなああああああああ!!」
魔王「…すまん、一旦中止で」
妻「そうね…」
5
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 07:53:26 ID:chemSr8I
勇者「はぁ…はぁ…や、やっと終わったか」
魔王「しばらくこれを着ていてくれ」スッ
妻「あっ、ありがとう…」
魔王「…勇者よ、儀式の邪魔をするでない」
勇者「じゃ、邪魔だとぉ…」
勇者「俺が来たのに、お前らこそ何をしているんだ!」
魔王「急に来て怒鳴り散らかして何を言うか…」
魔王「来るならあらかじめ言って欲しかったな」
6
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 07:54:46 ID:chemSr8I
勇者「い、いや違うじゃん!普通俺がくるの待ってるだろ!」
魔王「何故?」
勇者「お、俺はお前の宿敵だぞ!待ってなきゃおかしいだろ!」
勇者「来てみたら子作り真っ最中って…それっておかしいだろおおおお!!」
妻「勇者さんごめんなさい、今日は私から誘ったの…」
勇者「あ、い、いえ…こちらこそ」
勇者「…って、お前が誘ったのかよおおおおおおおお!!」
魔王「妻が謝ることではない、こやつが無礼なだけだ」
7
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 07:55:46 ID:chemSr8I
妻「そうかしら…」
魔王「ああ」
妻「でも勇者さん、私…どうしても男の子が欲しいんです」
勇者「あっ、そ、そうなんですか…」
魔王「我には子どもが4人いるんだがな、みな女の子なのだ」
魔王「我はそれでもいいのだが…」
妻「でも、あなたと私の息子よ?きっとあなた似のかっこいい子だわ♪」
魔王「いや、妻似の美男子かもしれんぞ」
妻「あなた…」
魔王「妻…」
8
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 07:58:25 ID:chemSr8I
勇者「…おええええええ!!!!」ビチャビチャ
妻「きゃっ!」
魔王「これ、汚いではないか…」
魔王「…使いの者よ、勇者に水を与えよ!」
「はっ!」サッ
勇者「はぁ…はぁ…こ、これはいかん」
「どうぞ、水分補給を」スッ
勇者「あっ、ありがとうございます…」
「私は吐瀉物を片付けます」フキフキ
勇者「何から何まですいません…」
「いえいえ」
9
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 07:59:27 ID:chemSr8I
魔王「まったく…醜い顔が更に醜くなるぞ」
勇者「ぶ、ブサイクで悪かったな!」
魔王「そこまで言ってなかろう」
勇者「く、くそぉ…自分の顔が整ってるからと見下しやがって…」
魔王「…妻よ、我は人間から見てもカッコいいのか?」
妻「さぁ…?」
妻「でも…私たちも人間も見た目が違うのは角と尻尾があるかないかというだけで、そんなに差はないんじゃないかしら?」
魔王「ふむ…そうか」
妻「ふふっ、人間からみてもやっぱりカッコいいのね」
10
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:01:21 ID:chemSr8I
魔王「やっぱり…?」
妻「そうよ、あなた昔から私たち魔族の間でもカッコいいって有名だったじゃない」
妻「私にはもったいくらいに…」
魔王「…そんなことはない」
妻「えっ…?」
魔王「勇者よ、貴様に頼みがある!」
勇者「ま、魔王の頼みなんか聞くわけねえだろ!」
魔王「まあそう言うな」
魔王「…妻よ、服を脱いで立つのだ」
勇者「はっ?」
妻「え、ええ…」スッ
11
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:03:56 ID:chemSr8I
スル スルッ ハラリ
勇者「っ!?」
魔王「どうだ勇者よ、我が妻は」
勇者「ど、どうって…」
妻「ち、ちょっと恥ずかしいわ…」カァァ
勇者「(…綺麗な顔立ち、艶のある長くきれいな黒髪、信じられないくらいのスタイルのよさ)」
勇者「(に、人間にもこんなやついねえぞ…)」ゴクリ
妻「ゆ、勇者さん…どうでしょうか?」
勇者「…はっ!」
勇者「ま、まあそこそこじゃねえのか?」
12
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:04:34 ID:chemSr8I
魔王「…ふん、性器をいきり勃たせておいてそこそこか」
勇者「うぐっ…」ビンビン
魔王「…人間からも魅力的に見えるのだ、もっと自信を持て」
魔王「我の女は、お前以外に絶対にありえんのだからな」
妻「あなた…」
勇者「あばばばばばばば」
13
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:05:59 ID:chemSr8I
魔王「さっきから騒がしいな…」
勇者「…おい待てよ」
魔王「なんだ」
勇者「こんなの卑怯だぞ!」
魔王「なんのことだ」
勇者「魔王だからって、魔族の女選びたい放題なんだろ!?」
勇者「どうせその人も世界中のどっかから誘拐してきて嫁にしたんだろ!」
魔王「誘拐などしていないのだが…」
勇者「じゃあどこから連れてきたんだよ!」
14
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:07:53 ID:chemSr8I
魔王「妻は生まれたときからずっと近くにいたな」
勇者「…は?」
妻「私たち、実は幼馴染なんです」
勇者「…お、幼馴染属性ああああああああああああ!!」
勇者「羨ましいいいいいいいい!!!」
魔王「なんだこいつは…」
勇者「俺の村なんて男だらけだったのに…」
勇者「チクショオオオオオ!!!」
妻「懐かしいわねぇ…」
15
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:08:49 ID:chemSr8I
勇者「なんだよ、無理やり嫁にしたんじゃないのかよ…」
勇者「幼馴染とかふざけんなよ…」
妻「無理やりなんて…私から告白したんですよ?」
妻「私、昔から魔王くんにゾッコンでしたから…」ポッ
勇者「」ガンガンガンガン
魔王「お、おい!いきなり床に頭を打ちつけてどうしたのだ!」
魔王「使いの者よ、勇者を止めろ!」
「自傷行為はお止めください!」ガシッ
勇者「放せ、放せよおおおお!!うわあああああああああ!!」ジタバタ
16
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:09:48 ID:chemSr8I
魔王「ふぅ…いきなり叫んだり一体なんなのだ…」
勇者「俺、何のために生きてきたんだろ…」
魔王「我を倒すためだろ?」
勇者「そうだけど…そうだけどよぉ」
「パパー!」
勇者「えっ!?」
魔王「げっ…」
妻「あら、出てきちゃったの?」
17
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:10:47 ID:chemSr8I
勇者「だ、誰だ…?」
妻「あ、うちの三女です…」
勇者「ほあっ!?」
三女「おじさんこんにちは!」ニコッ
勇者「お、おじさん…まだ18だよ…」
勇者「(…い、いや、それにしてもなんてかわいらしいんだ)」
勇者「(親がどっちも美形だと、こんなかわいい子が生まれてくるのかよ…)」
勇者「(ふひひ…魔王倒したらこの子はお持ち帰りだなグフフ)」ハァハァ
三女「ねえねえ、なんで二人とも裸なの?」
魔王「ぱ、パパたち儀式の途中だったから…」
魔王「出てきちゃダメだろ、三女ちゃん」ナデナデ
18
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:12:04 ID:chemSr8I
三女「儀式ってなあに?」
妻「そ、それは三女が大きくなったら教えてあげるからね?」
三女「…うん、わかった!」
妻「ふふっ、いい子ね」
勇者「(かわいい…嫁にしてえ)」
「こらー!勝手に行っちゃダメだろ!」
三女「あっ、お姉ちゃん!」
勇者「お姉ちゃん!?」
19
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:13:17 ID:chemSr8I
妻「この子は次女です」
勇者「あっ、そうですか…」
勇者「(うわぁ、お姉ちゃんもかわええ…)」
次女「…何この人間」
魔王「一応勇者だ」
勇者「一応じゃねえよ!」
次女「…ふーん、こんな冴えないやつが勇者なんだ」
勇者「っ…」
勇者「(な、なんだ…お姉ちゃんはキツい性格なのか?)」
次女「…」ゴオオオオ
20
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:14:38 ID:chemSr8I
勇者「(…ん、この魔力!)」
次女「くらえ、炎魔法!!!」
勇者「なにっ!…くっ」
ザッ! バアン!
次女「…へえ、今のかわすのか」
勇者「はぁ…はぁ…」
勇者「(マジかよ、子どもがこんな威力の魔法を…)」
勇者「(間違いない、こいつは魔王の娘だ…)」
魔王「…こら」ポカ
次女「いてっ」
魔王「不意討ちなどダメではないか」
21
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:18:59 ID:chemSr8I
次女「だってぇ…」
魔王「だってぇ、ではない」
魔王「魔法はなるべく使うなと言ったであろう」
次女「…はーい」シュン
妻「ま、まあまあ…次女も反省してるみたいだしいいじゃない」
妻「今日は勇者さんも来てるんだし…ね?」
魔王「…そうだな」
妻「ほっ…次女、三女を連れて部屋に戻っていなさい」
次女「おっけー」
22
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:20:16 ID:chemSr8I
魔王「…さて、待たせたな勇者よ」
勇者「…」
魔王「どうしたのだ?」
勇者「なんか、もうどうでも良くなってきたわ」
勇者「俺、帰ります…」
魔王「そうか、気をつけて帰るのだぞ」
勇者「か、勘違いすんじゃねえ!今日は帰るだけだ!」
勇者「また近いうちに貴様を倒すために戻ってくるからな!」
魔王「ほう、楽しみに待っているぞ」
23
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:21:48 ID:chemSr8I
勇者「首を洗って待っていろよ魔王!」
勇者「さらばだ!」ガチャ
バタン!
魔王「…行ったか」
妻「そうね…」
魔王「…妻ぁ」ダキッ
妻「あら、うふふ」ギュッ
魔王「妻はかわいいなぁ…」
妻「そう言ってくれると嬉しいわ」
24
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:25:33 ID:chemSr8I
魔王「そういえば勇者のやつまた来ると言っていたな」
魔王「そのときは菓子でももてなしてやるか」
妻「ふふっ、そうね」
魔王「…さて、さっきの続きを」スッ
妻「待ってあなた…私、やり残したことがあるの」
魔王「やり残したこと?」
妻「ええ、そうよ」
妻「…」
25
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:28:04 ID:chemSr8I
勇者「ったく…なんだよあいつ、あんなもん見せつけやがって」
勇者「なーにが美人な妻とかわいい娘たちだよ…」
勇者「…はぁ」
勇者「(いいなぁ、俺にもあんな家族がいたら…)」
26
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:30:36 ID:chemSr8I
ビリ…
勇者「おっ、もうすぐ出口だな」
勇者「…はぁ、これからどうすっかな」
ビリビリ…バチッ
勇者「むっ…!」バッ
勇者「…んっ、気のせいか」
バチバチバチバチバチィ!
勇者「っ…ぐわああああああ!!!」
勇者「あがっ…っ…」バタン
勇者「(こ、これは、雷魔法…!)」
27
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:31:35 ID:chemSr8I
勇者「(くそっ、完全に油断、した…)」
コツコツ
勇者「(…誰か、くる!)」
コツコツ
勇者「(誰だ…っ)」
妻「また会ったわね、勇者さん」
28
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:33:52 ID:chemSr8I
勇者「お、おま…え…は」
妻「うふふ、私の魔法をまともに受けてまだ生きてるなんて…」
妻「流石は、勇者といったところね」
勇者「(くそっ…体が痺れて、動けねえ…)」
妻「私の夫を殺しにきて、ただで帰すと思ってるのかしらぁ?」
勇者「ぐっ…」
妻「…許さないわよ」
妻「私が命より大切な、私が世界で一番愛してる魔王くんを殺す…ですって?」
29
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:39:13 ID:chemSr8I
妻「うふ…うふひひっ…あはははははははは!!!」
勇者「(な、なんだこの女…)」
妻「あはは…はぁ…」
妻「…殺す」
勇者「なっ…」
妻「殺す殺す殺す殺す殺す殺す…殺す!」
妻「絶対に殺す、殺してやる!!!」ガッ
勇者「あがっ…!」
勇者「(く、首がっ…)」
妻「死ね!死ねえええええ!!!」ギチギチィ
勇者「かっ…あがっ…!」
30
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:43:31 ID:chemSr8I
妻「私がどれだけ彼を愛しているか、お前なんかに分かるものかあああ!!!」グググッ
勇者「っ…」
妻「ずっと、ずっと好きだったのよ!!!やっと夢が叶ったのよおおおおおおおお!!」
妻「それをお前みたいな人間にいいいいい!!!!」
妻「魔王くんを傷つける奴は全員殺してやるううううううう!!!」ギギギィ
勇者「…」
妻「はぁ…はぁ…死んだ…?」
妻「は、ははっ…やったわ…」
妻「あはっ、あはは…殺したわ、殺してやったわ!!」
31
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:45:33 ID:chemSr8I
勇者「」
妻「うふふっ…」ガシッ
妻「このゴミ、魔物の餌にでもしようかしら」
妻「…あっ、魔王くん待たせてるんだったわ」
妻「早く処理しないとね…」
妻「…あっ」
妻「いひひ…」ブン
バァン!
妻「顔面、ぐちゃぐちゃにしてあげるわ!」ガンガンガン
妻「さっき、あなた自分でしてたものねええ!!」ガンガンガンガン
32
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:49:53 ID:chemSr8I
勇者「」ドロドロ
妻「…あら、すんなりぐちゃぐちゃになっちゃったわ」
妻「醜い顔が分からなくなったわよ、良かったわね♪」ブン
ズザザ
妻「…もう、血だらけになっちゃったわ」
妻「シャワー浴びてから、また魔王くんに愛してもらおうかしら」
妻「…」
妻「さようなら…ふふっ、愚かな勇者さん」
妻「…あははははは!!!ヒャハハハハハハ!!!!」
勇者「…」
33
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:56:25 ID:chemSr8I
【半年後】
妻「お腹の子もだいぶ大きくなってきたわね」ナデナデ
魔王「ああ、そうだな」
妻「早く産まれないかしら…」
魔王「きっと、妻に似ていい子に育つだろうな」
妻「ふふっ、だといいわね…」
バタン!
魔王「む、誰だ!」
勇者「俺だよ、勇者だよ!」
34
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 08:59:17 ID:chemSr8I
妻「な、なんですって!?」
魔王「おお、久しぶりではないか」
勇者「ふっ、また会ったな魔王」
妻「な、なぜあなたが生きているの!」
妻「あのとき、確かに殺したはずよ…」
勇者「ああ、そうだな…」
勇者「けど、首を絞められたくらいじゃ俺は死なないんだよ」
勇者「だって勇者だから!」
妻「はぁ?何を言って…」
魔王「…仮死状態だ」
妻「えっ?」
魔王「自分の魔力を限界まで凝縮し、一時的に死んだように見せかけたのだろう」
魔王「妻から顔面を破壊されたと聞いたのだが、回復魔法を使ったようだな」
35
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:01:01 ID:chemSr8I
勇者「あいにく俺は魔法が苦手だ、だから傷の修復に半年もかけちまった…」
勇者「あと、修復するときに鼻を少し高くしたぜ」
勇者「これでもうブサイクじゃないだろ!」
魔王「ほう…どおりで」
魔王「…だが、我に比べればまだまだ醜いぞ勇者よ」
勇者「お前と比べんなよおおおおおおおお!!」
妻「…殺す」
勇者「えっ」
妻「ふふっ、次はバラバラにして殺すわ」ゴオオオオ
36
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:03:07 ID:chemSr8I
魔王「妻よ、止めておけ」
魔王「お腹の子に影響が出るであろう」
妻「…そうね」シュウウ
勇者「ほっ…」
妻「子どもを産んだらあなたを殺すわ、覚えておきなさい」
勇者「恐すぎるわ」
妻「…絶対に殺す、切り刻んで殺す」
勇者「ふっ、そんな綺麗な顔してやることはえげつないな」
勇者「雷魔法使って動けなくしたところで首を締めて殺し、怪力で地面に何度も叩きつけて顔面を破壊…とな」
魔王「うむ、勇者を殺してくると言ってきたときの目が本気だったからな」
魔王「てっきり死んだと思っていたぞ」
37
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:04:03 ID:chemSr8I
勇者「はい、僕もこれは死んだなと思ってました」
魔王「はっはっはっ、そうかそうか」
魔王「…使いの者よ、菓子をもって参れ!」
「どうぞ、勇者様」スッ
勇者「えっ、もらっていいのか?」
魔王「ああ、受け取るがいい」
勇者「わざわざすまねえな」
妻「…それ、毒入りよ」
勇者「えっ」
妻「さあ、早く食べなさい」
魔王「妻よ、嘘はよくないぞ」
勇者「…何だ嘘かよ」
妻「…ふんっ」
38
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:05:29 ID:chemSr8I
勇者「…むっ!」
「くらえ、氷魔法!!」
ガギガギガギガギィ
勇者「うおわあああっ!」サッ
次女「ちぇ、外しちゃった」
魔王「…次女」
次女「あっ」
魔王「あれだけ魔法を使うなと言ったではないか」
次女「だって、この人間見たら攻撃したくなっちゃうもん…」
勇者「…うん、君は立派に魔王の血を引き継いでるな」
39
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:07:41 ID:chemSr8I
次女「黙れ人間!ブサイクのくせに私に話しかけるな!」
勇者「えっ、ヒドくない?」
「お姉ちゃーん!」
勇者「はっ…こ、この声は!」
三女「あっ、おじさんこんにちは!」
勇者「でへへえ、三女ちゃんこんにちはぁぁ!」
次女「うわ、きもちわるっ」
妻「三女、魔法は使えるようになったの?」
三女「うん、一つだけつかえるようになったよ!」
妻「そう、えらいわね」ナデナデ
三女「えへへ」ニコニコ
40
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:09:36 ID:chemSr8I
勇者「天使や…」
三女「ねえねえ、つかってみてもいい?」
妻「…あなた」
魔王「んん…今日だけだぞ」
三女「わーい、やったー!」
勇者「(俺の奥さんにしなきゃ)」
三女「おじさん、あいてしてくれる?」
勇者「お、いいぞ!」
勇者「(ふへへ、魔法覚えたてかぁ…)」
勇者「(三女ちゃんの初めての相手が俺…ぐふふ)」
41
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:11:14 ID:chemSr8I
三女「いっくよー!」
勇者「(わざと大げさに食らってあげるか…)」
三女「…超怪力魔法X!」バリバリバリバリ
勇者「えっ」
ドゴオォオォオオオ!!!!
勇者「」メキメキメキィ!
ドガガガガガガガガ バァァァァン!
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:13:19 ID:chemSr8I
魔王「…死んだな」
次女「壁突き抜けていったじゃん、これ死んだでしょ」
妻「もう三女ったら…魔王一族しか使えないX魔法に最上位の怪力魔法を掛け合わせてそれを全て自分の力に変換して心臓ぶち抜くなんて凄いじゃない」
三女「っ…」バタン
三女「すぅ…すぅ…」
魔王「ふふっ、寝てしまったか」
妻「初めてでこれだけ出来れば上出来よ、三女」
次女「流石、私の妹だな!」
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:16:34 ID:chemSr8I
勇者「コヒュー…コヒュー…」
勇者「(これ、骨何十本持っていかれたんだ…)」
勇者「(臓器もほとんど機能してない、ぐちゃぐちゃだ…)」
勇者「(とっさに防御魔法使ってこれか…へへっ、流石はX魔法だぜ…)」
勇者「(こんなの、回復が追い付くわけがない…)」
勇者「ごはっ…!」
勇者「(これは、マジで死んだな…)」
勇者「…」
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:17:35 ID:chemSr8I
「…きて」
勇者「…えっ?」
「起きて、起きて」
勇者「…うわああああ!!!」
「あ、起きた」
勇者「あれ、あれっ…」
勇者「(傷口が…完璧に塞がってる)」
「あなた、大ケガしてたから治しといてあげたよ」
勇者「あ、ありがとう…」
勇者「…ん?」
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:20:41 ID:chemSr8I
勇者「君の顔、どこかで見たことが…」
魔王「このような顔か?」
勇者「そうそうこんな…って」
勇者「ま、魔王!?」
魔王「目覚めたか勇者よ」
勇者「えっ…えっ?」
魔王「貴様は地獄から戻ってこられたのだ、感謝したまえ」
勇者「なんで俺が地獄行きなんだよ…」
勇者「いや、それよりこの子は…」
魔王「ああ、うちの長女だ」
勇者「や、やっぱりそうだったか…」
長女「はじめまして、勇者さん」
長女「こうして会うのは初めてね」
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:30:56 ID:chemSr8I
勇者「(…おいおい、長女ちゃんが群を抜いて美少女じゃねえか)」
勇者「(いや、他の姉妹もある程度成長すればこうなるのか…)」
妻「…そのまま地獄に落ちれば良かったのに」
勇者「うわ、いたのかよ…」
妻「何言ってるの、殺すわよ」
勇者「まあ、お前の娘さんには命を救われたよ」
勇者「ふっ、どっかの極悪女とは大違いだぜ…」
妻「…早く殺したいわ、この死に損ない」
長女「ごめん…私、治すべきじゃなかったのかな…」シュン
妻「あっ、ち、違うの!長女は悪くないのよ!」
妻「だ、だからそんなに落ち込まないで…ね?」
長女「うん…」
妻「勇者さん、命を救ってもらった長女に感謝しなさい!」
勇者「ありがとう…本当にありがとう…」
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:34:12 ID:chemSr8I
長女「っ…」パァァ
長女「はい、どういたしまして」ニコッ
勇者「しかし、あの絶望的状態からの完治…」
勇者「一体、どれだけ高度な回復魔法を…」
魔王「うむ、うちの長女は魔法が得意なのだ」
魔王「勇者よ、ここに来るまでに数々の魔物を倒したであろう?」
勇者「あ、ああ…」
魔王「あれ、長女が遠隔回復魔法で全部治したから今も平和に生きてるぞ」
勇者「え、遠隔…だと」
魔王「うむ」
勇者「ど、どれだけここから離れてたと思うんだよ…」
長女「私の魔法範囲は地球全体だよ」
勇者「」
妻「凄いでしょ?うちの娘」
妻「その気になればあなたの村なんて今すぐ粉々にできるわよ」
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:40:56 ID:chemSr8I
魔王「流石は妻の娘だな」
妻「ううん、あなたの娘だからよ」
魔王「妻…」
妻「あなた…」
魔王「…んっ」
妻「んっ…そんな短いキスじゃいやだわ…」
妻「もっと、舌を絡ませた濃厚な…」
魔王「ああ、分かっている」グイッ
妻「あっ…」ドキドキ
勇者「目がああああああああ!!!目が痛いいいいいい!!!」
長女「勇者さんの前でいきなりなにしてるの…」
勇者「視界に入るなあああああああああ!!!」
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:43:28 ID:chemSr8I
次女「そんなに見たくないのか?」
勇者「ああああああああ…えっ?」
次女「じゃあ…見えなくしてやるよ!」ブン
ゴリゴリ グジャア
ブシャアアアアア!
勇者「」バタン
長女「えっ…」
次女「あっ、目玉取ろうとしたら脳みそまで突き破っちまった」
魔王「…死んだな」
妻「次女、今度好きなもの買ってあげるわね」
次女「本当!?ママ大好きぃ!」
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 09:44:55 ID:chemSr8I
長女「な、なにやってるの次女!」
次女「えっ…」
長女「っ…」パシンッ
次女「っ…!い、痛い…お姉ちゃんなんで…」
長女「なんで、じゃないでしょ!」
長女「命を粗末にしないで!この人だって生きてるんだよ!」
魔王「いや、今死んだぞ」
次女「ご、ごめ…お姉ちゃんごめんなさい…」ウルウル
妻「ど、どうしたの二人とも…お願いだから喧嘩しないで…」オロオロ
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:01:12 ID:chemSr8I
長女「…私の方こそ叩いてごめん」
次女「ふぇ…グスッ…ふぇぇ」ポロポロ
妻「ああっ…な、泣かないで!」
妻「あ、あなた!一体どうしたら…」
魔王「…とりあえず蘇生しとくか」ブォオオオ
長女「私の回復魔法はギリギリの命を繋ぎ止める魔法なの…死んじゃったらもうダメなんだよ?」
次女「ごめんなさい…ごめんなさい!」ポロポロ
妻「やだぁ…私のかわいい娘たちで喧嘩なんてしないで…」
魔王「あれ、蘇生魔法なんて初めて使ったな…死んだやつ蘇らせていいのか?」
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:04:26 ID:chemSr8I
魔王「…ま、勇者だしいいか」
長女「だから命は粗末にしたらいけないの、いいね?」
次女「うん…グスッ…分かった」
長女「うん、いい子ね」ナデナデ
次女「グスッ…えへへ…」
妻「ほっ…よ、良かった…やっぱり家族は仲良くしなくちゃね」
勇者「ん…うんん」
長女「…えっ」
勇者「俺は一体どうなって…」
長女「な、なんで生きてるの!?」
魔王「我が魔法を使ったのだ」
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:07:14 ID:chemSr8I
長女「お、お父さん!?」
魔王「そうだ」
長女「死んだ人が蘇る魔法なんて…私、知らない」
魔法「うむ、今作ったからな」
長女「すごい…すごいよお父さん!」
魔王「お、おう…そうであるか」テレッ
妻「…」ムッ
長女「今度の魔法議会で発表しようよ!」
魔王「いや…蘇生なんて禁忌を簡単に犯していいものなのか…」
長女「あっ、そうだよね…」
長女「ごめん、私舞い上がっちゃって…」
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:10:41 ID:chemSr8I
勇者「そ、蘇生魔法…だと…」
勇者「…」
勇者「(ヤバい、ヤバすぎる…なんだこの一家は…)」
勇者「(幼きながら最高位の超魔法を使える三女、桁外れの力を持つ次女、50m使えれば上出来とされる魔法範囲が地球全体の長女)」
勇者「(そして、魔族を超えた力を持ち、超魔法を使う妻に…蘇生魔法をその場で作り出す魔王…)」
勇者「(俺なんて、全く足元にも及ばない…実力が違いすぎる)」
勇者「(…ダメだ、こいつらを本気にさせれば間違いなく人間は絶滅する)」
魔王「何をすねているのだ?」
妻「な、なんでもないわよ」プイッ
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:15:12 ID:chemSr8I
次女「お姉ちゃん、今日も魔法教えてよ!」
長女「ダメ、今日は私なりに蘇生魔法の研究するんだから」
次女「え〜、お姉ちゃんのケチ」プクゥ
魔王「何をすねているのだ〜?」モミモミ
妻「やぁぁ、おっぱい揉んじゃダメよぉ…」
妻「赤ちゃんのミルク、漏れちゃうじゃない…♪」
三女「スピー…スピー…」
勇者「…ふっ」
勇者「(このままが一番、平和なのかもな)」
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:20:34 ID:chemSr8I
次女「…あれ、お前」
勇者「ん?」
次女「なんか、かっこよくなってね?」
勇者「えっ」
長女「うん、目がぱっちり二重になってるね」
勇者「う、嘘だろ!?」
魔王「ふっふっ、蘇生させたときに我がイケメンにしといてやったぞ」
勇者「か、鏡をくれ!」
長女「ん〜…」ゴソゴソ
長女「はい、どうぞ」スッ
勇者「おう、ありがとう!」
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:21:24 ID:chemSr8I
勇者「…おおっ、おおおっ!」
勇者「俺、カッコいい…」キラッ
次女「うわ…」
長女「ナルシストって本当きもちわるい…」
勇者「ねえ、ひどくない?」
妻「魔王くんにはまだまだ及ばないわね」
魔王「妻…」
妻「あなた…好きよ」
魔王「我も愛しているぞ…」
勇者「うわああああああああ!!!いやあああああああああ!!」
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:22:14 ID:chemSr8I
妻「あっ、そうだわ!四女にミルクあげなくちゃ」
勇者「えっ、四女?」
魔王「我の一番下の子だ」
勇者「へえ、見てみたいな」
魔王「おお、見てみるか?」
勇者「見たい見たい!」
魔王「良かろう、こちらだ」
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:25:37 ID:chemSr8I
魔王「すまぬ、今妻がミルクをあげているのだ」
魔王「少しばかり待っていてくれ」
勇者「お、おう…」
妻「いっぱい飲んで、大きくなるのよ…」
勇者「…おっぱいでっけぇ」
妻「見るな、殺すぞ」ギロッ
勇者「は、はぃぃ!」
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:28:23 ID:chemSr8I
次女「お前本当にキモいな」
勇者「うぅ…巨乳は見ちゃうよ次女ちゃん」
次女「次女ちゃんって言うな人間!」
次女「さっきはお姉ちゃんのもジロジロ見てたし…パパ以外の男ってキモっ」
長女「えっ…勇者さん最低…」ヒキッ
勇者「ねえ、泣いていい?」
魔王「はっはっはっ、我はキモくないのか」
次女「ぱ、パパはカッコいいから好き…」カァァ
勇者「(あらかわいい)」
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:34:53 ID:chemSr8I
妻「ふふっ、今日もたくさん飲んだわね」ナデナデ
妻「今度は、たくさんおねんねしましょうね…」スッ
長女「…あっ、ミルクあげ終わったみたい」
勇者「おっ、どれどれ」ズイッ
四女「にぃ…」
勇者「おほっ、かわええ」
長女「あっ、だ、ダメ!四女に近づいちゃ…!」
勇者「えっ」
四女「…ガアアアッ!!!」
ズオオオオオ ドガアアアン!
勇者「」バタン
魔王「…死んだな」
長女「だ、だから言ったのに…四女は口から消滅魔法を吐き出すときがあるから…」
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:36:35 ID:chemSr8I
次女「うははははっ!頭ぶっ飛んだぞ!人間デュラハンだあはははは!!」
長女「…次女」
次女「あっ、ごめんなさい…」
長女「お父さん、お願い」
魔王「うむ、任せろ」ブォオオオ
勇者「…ふぅ、死ぬかと思ったぜ」
魔王「普通に死んだぞ」
勇者「それにしても伝説の魔法と言われる消滅魔法を使うなんて、末恐ろしいな」
妻「そのまま死ねばよかったのに…」
勇者「ねえもう本当に恐いから」
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:37:52 ID:chemSr8I
ここまで前回の修正
ここから続き書いていきます
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 10:55:59 ID:chemSr8I
魔王「勇者よ、今日は夕食を食べていくがよい」
勇者「えっ、いいのか?」
魔王「ああ、いつの間にか夜になっていたからな」
魔王「今日はご馳走するぞ」
勇者「へへっ、じゃあご馳走になろうかな」
妻「…うちのシェフ、勇者さんのだけ猛毒入れちゃうかもしれないわね」
勇者「えっ」
妻「それでもいいのならどうぞ」ニコッ
魔王「入れるわけないだろ」
妻「…」シュン
勇者「ぷっ、だっせぇ」
妻「…絶対殺す、次は炎魔法で殺す」
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 11:23:39 ID:chemSr8I
勇者「殺せてなかったじゃん、ばーか」
妻「っ…!」
ゴゴガゴガガ バキバキバキィ!
勇者「…やべえ、なんだこの魔力」
妻「コロス…コロス…」ドゴゴゴゴゴ
魔王「勇者よ、妻を煽るのはやめろ」
魔王「我もちょっと恐いから」
三女「ふぇ…ママこわいよぉ…」ビクビク
妻「!?」シュウウウ
妻「…ああっ、三女ごめんね!こ、恐がらせるつもりはなかったのよ?」
三女「ママぁ…」ギュッ
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 11:38:36 ID:chemSr8I
妻「よしよし、もうママは恐くないわよぉ」ナデナデ
三女「…ほんと?」
妻「ほらっ、恐いママはもうどこかにいったでしょ?」ニコニコ
三女「うんっ!」
妻「…ほっ」
次女「…げっ、こいつおしっこ漏らしてやがる!」
勇者「」ガクガクブルブル ジワァ
長女「うわぁ、だっさ…」
魔王「勇者よ、それでいいのか…」
勇者「もういっそ殺してください」
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 11:43:09 ID:v3f5DjPg
うーん…何したいがわらんし、クソつまらない。つまり、糞スレだな
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 11:55:49 ID:chemSr8I
勇者「な、なんだこの料理は…」
魔王「どうした、気に召さなかったか?」
勇者「…す、すげえええええええ!!」
勇者「肉、魚、野菜…その他もろもろ全部揃ってるじゃねえか!」
次女「もぐもぐ…それ普通だろ」
勇者「普通じゃねえ!旅の途中で俺がどれだけ食い物に困ったと思って…」
魔王「大変であったな…」
勇者「お前のせいだろ」
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:09:25 ID:chemSr8I
魔王「何はともあれ、気に入ってくれたようで良かったぞ」
魔王「さあ、たくさん召し上がってくれ」
勇者「お、おう!それじゃこの肉から食べようかな!」
勇者「…これはどんな牛のステーキなんだ?かなり霜降っててすげえいい肉だな!」
妻「牛じゃないわ、ドラゴンよ」
勇者「…へっ?」
長女「ドラゴンだね」
勇者「えっ」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:11:17 ID:chemSr8I
勇者「ど、ドラゴン…世界の果てに住んでいるあの伝説の魔物の?」
魔王「ああ、」
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:21:27 ID:chemSr8I
勇者「(さっきから感じていた超魔力はこの肉からだったのか…)」ゴクリ
ステーキ「」ビズァアァラカラビアア
勇者「(俺の魔力よりはるかに巨大な魔力がステーキに宿るってどういうことだよ…)」
勇者「…こんなのどっから仕入れてんだよお前ら」
魔王「ん、見てみるか?」ブオォン
勇者「は?」
魔王「転送魔法X!」シュビン
勇者「なっ!」シュビン
長女「もぐもぐ…」
三女「…あれ、パパは?」
妻「すぐ戻ってくるわよ」
次女「これやっぱりうめえな」
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:28:32 ID:chemSr8I
勇者「」
ドラゴン「ゴアアアアアア!!!」
ドラゴン「ラァアァアガアアア!!」
ゴロゴロゴロ ビカアァァア!
竜王「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛グギヤラケラカハキラァ!!!」
魔王「巣だ」
勇者「巣だ、じゃねえよ」ガクガク
勇者「何してくれてんだよお前…」ガクガクブルブル ジワァ
魔王「ドラゴンだぞ」
勇者「見りゃ分かるよ…デカすぎだよ…」ドバアアア!
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:38:31 ID:wFyuzduw
>>67
腐れニートが何偉そうにしてんの?何まだ生きてんの?早く死ねよ
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:48:45 ID:chemSr8I
魔王「勇者よ、トイレは済ませておいてくれ…」
勇者「今絶賛排泄中なんだ、邪魔しないでくれ」ドバババババ
魔王「やつらは魔力ではなく臭いで察知するのだ、そんなにドバドバ出されると…」
ズダアアアァアン!
ドラゴン「ガルルルルァ…」
魔王「こんなかんじになっちゃうのだ」
勇者「め、目の前に…ドラゴンが…妻さんのおっぱいよりデカいよ…」フラフラ
勇者「」バタン
魔王「妻の乳よりはデカいな、遥かに」
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 12:52:08 ID:T03M9fbg
前回までと勇者のキャラ違うな
ここからはもうほのぼのか
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 13:06:07 ID:chemSr8I
ドラゴン「オオオア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」ゴゴゴゴゴ
魔王「…土産に一匹持って帰るか」ジラァ
長女「…あ、帰ってくるよ」
シュビン ドガアアアアン!
魔王「ふぅ、ただいま」
勇者「」チーン
ドラゴン「」チーン
次女「おかえりー…って人間気絶してるじゃん」
長女「ドラゴン持って帰ってきたんだね」
魔王「ああ、戦闘は避けられなくなったからな」
妻「…あっ、あなたその傷!」
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 13:20:16 ID:chemSr8I
魔王「うむ、どうやら側近クラスのドラゴンだったみたいでな」
魔王「少々手こずってしまった」
長女「あっ、すぐに治…」
妻「だ、大丈夫なの?どこか他にケガしてない?」ガタッ
魔王「大したことはない、心配するな」
妻「ああかわいそうに…後でそのドラゴン八つ裂きにするわね」
魔王「それはシェフの仕事だぞ」
妻「あなた…あんまり無茶しないで、お願い…」ギュッ
魔王「…すまない、心配かけたな」
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 15:00:21 ID:QxkdLMqM
今度も勇者に幸せがありますように
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 16:15:14 ID:QwksVRis
魔王一家がラブライブすきでヤバイ に見えた
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 16:37:59 ID:chemSr8I
前回は適当なエンディングだったので今回はちゃんと書きます
なので終わり方は違うかもしれません
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 16:42:20 ID:chemSr8I
妻「昔っから無茶ばかりするんだから…」
魔王「うむ、申し訳ない…」
妻「…でもね、大好きだから許すの」
魔王「妻…」
妻「すき…愛してるわ、あなた」ギュウウ
魔王「我もだ…」
長女「(…ふふっ、しばらくケガはそのままにしとこっ)」
勇者「…のおおおおおお!!!」ガバッ
勇者「イチャイチャを感じる…感じるぞおおおおおおお!!」
魔王「…」
妻「…チッ」
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 17:50:04 ID:chemSr8I
勇者「あれっ、俺はいつの間に戻ってきたんだ!?」
勇者「…うわあああああ!!!なんでドラゴンがここにいいいい!?」
長女「はぁ…台無し」
次女「空気読めよ人間…」
勇者「えっ、みんなヒドい」
三女「おじさんおきた!」
勇者「はぁぁぁん!!君だけが僕の天使だよぉぉぉぉ!!!」
長女「…なんでこんな気持ち悪いの」
三女「おじさんいぇーい!」ハイタッチ
勇者「おっ、いぇー…」スッ
パァン!!
勇者「!?」
ブチブチィィィッ ズザザザザ
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 18:19:56 ID:chemSr8I
勇者「…腕、とれた?」
ブシャアアアアア
勇者「腕がああああああああ!!!俺の腕がああああ!!」
三女「あっ、まほうつかっちゃった…」
勇者「痛いいいいい!!!!死ぬうううう!!」ゴロゴロゴロ
妻「いい子ね、ママ三女のこと大好きよ」ナデナデ
三女「えへへ…」ポワー
長女「なにやってるの三女…」
長女「…超回復魔法!」ブオォン
勇者「いたああああ…っ!?」
ニョキニョキニョキィ!
勇者「う、うわあああああ!!腕が生えてきたああああああ!!!」
長女「勇者さん驚きすぎだよ…」
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 18:33:16 ID:chemSr8I
勇者「はっ…はっ…」ペタッ ペタッ
勇者「も、元通りだ…完全に元通りになってる!」
魔王「戻らなかったら回復魔法じゃないだろ」
勇者「し、信じられない!なんて回復速度なんだ!」
長女「ま、まあ超魔法ですから…」
勇者「…長女ちゃん!」ガシッ
長女「ひいっ!」ビクッ
勇者「君、本当にすごいよ!ありがとう!」
長女「あっ、ああっ…あああ!」プルプル
次女「おい人間!パパ以外の男がお姉ちゃんに触ると…」
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 18:51:09 ID:chemSr8I
勇者「へっ?」
長女「…い、いやあああああああああ!!!」ビリビリィ
勇者「なっ…!あばばばばばばばば!!!」バチバチバチバチィ
長女「や、やだ…やだあああ!!」ダッ
長女「お母さああああああああん!!!!」ダキッ
妻「よしよし…恐かったわね」ナデナデ
長女「お母さん…おかあさぁん!」ギュウウ
妻「ああ、かわいそうに…こんなに怯えて…」
妻「…勇者さん、うちの娘を恐がらせて生きて帰れると思わないでね」
妻「あなただけは絶対に殺すわ…」
勇者「さ、先に言ってくれよ…」プシュウウウ
魔王「はっはっはっ、丸焦げだな勇者よ」
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 19:01:53 ID:chemSr8I
次女「すぐ勘違いするよな、男って」
勇者「か、勘違いなんかしてない…俺はただ感謝しただけで…」プスプス
次女「まったく、これだから童貞は…」
勇者「それ関係ないだろ…」
魔王「次女も処女だろ」
次女「ぱ、パパ!?」カァァ
次女「そ、そういうことは言わなくていいの!」ポカポカ
魔王「はっはっはっ」
勇者「…ぷっ、人の言えねえじゃねえか」
次女「っ…」カチン
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 19:14:33 ID:chemSr8I
次女「…」プルプル
魔王「勇者よ…」
勇者「すまん、冗談のつも…」
次女「…ち、超雷魔法!!!」ドドドドド
勇者「…待って、それ死ぬやつじゃ」
次女「わああああああああ!!!」ズドオオオ
勇者「…ふっ、またビリビリか」
勇者「あばばばばばばばばばばば!!!!」バチバチバチバチィ
魔王「…死んだな」
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 22:31:31 ID:chemSr8I
勇者「いやぁ、さっきはヒドい目にあった」
勇者「しかし魔王のやつ、まさか泊まりの部屋まで用意してくれてるとは…」
勇者「んっ?この部屋かな…」ガチャ
妻「グッポ…ジュッポ…ジュボッジュボッ」
妻「ズルルルルルルッ…」
魔王「はぁ…はぁ…いいぞ、妻よ」
妻「あなたの…んっ…ほいひい…♪」ジュルジュル
妻「ぷはぁ…いつでも出していいわよ…全部受け止めるからぁ…」シコシコ
魔王「ううっ…妻よ、そろそろ…」
妻「はぁ…はぁ…出ちゃうのね…」
妻「私を何回も孕ませたあなたの素敵な子種汁…私の口に全部注いでっ」
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 22:37:59 ID:chemSr8I
魔王「はぁ…はぁ…うくっ!」ビュルルビュル
妻「んんんんんっ!!!」ビクビクッ
勇者「…」バタン
勇者「あいつらどんだけ盛ってんだよ…」
勇者「おいおい、それより俺の部屋はどこだ…」
勇者「…ここか?」ガチャ
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 22:46:03 ID:chemSr8I
三女「あっ、おじさんだ!」
次女「げっ…何しに来たんだよ人間…」
勇者「おおっ、ここは君たちの部屋だったのか」
次女「早くででけよ!」プンスカ
勇者「分かってる、分かってるよ!」
三女「あ、まっておじさん!」
勇者「えっ」
三女「これ、わたしがつくったんだよ!おじさんにあげるね!」
勇者「い、いいの!?」
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 22:51:43 ID:chemSr8I
三女「はい、どうぞ!」スッ
勇者「いやぁ、嬉しいなぁ…うおっ」
勇者「い、意外と重いね…ははっ」
三女「えー、そうかなあ?」
勇者「…ところで三女ちゃん、これなに?」
勇者「なんか箱みたいだけど…」
三女「うん!それはね、対人間毛根撃滅魔法装置だよ!」
勇者「…は?」
三女「だから、 対人間毛根撃滅魔法装置だよ!」
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:01:16 ID:chemSr8I
勇者「…ヤバい」
ピピピー ガガガガガ シュン!
ファサア…
勇者「…えっ」
三女「あははははは!!おじさんのあたまぴかぴかだぁ!」
次女「うひゃはひゃはひゃひゃひゃ!!!なんだよその頭あはははははは!」
勇者「マジかよおい…」ピカーン!
三女「よいしょ、よいしょっ」
次女「ははははっ!はぁ…どうした次女、人間の髪の毛なんか集めて」
三女「これをこうやってたばねて…えいっ!」
勇者「ふがっ!」ズボッ
三女「じゃーん、はなげおじさんのかんせい!」
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:07:13 ID:chemSr8I
次女「…だーっはっはっはっはっ!!!!!!」
次女「はらっ…腹痛いっ、あはははははは!」
勇者「…」バタン
三女「あっ、おじさんばいばーい!」
次女「わーっはっはっはっ!!!!!!」ダンダンダンダン
勇者「死にたい」
勇者「…」キュッ キュッ
勇者「とほほっ…ツルツルだ…」ピカーン
勇者「俺の部屋…どこ…」
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:30:22 ID:chemSr8I
勇者「はぁ…ここか」ガチャ
長女「…あれ、勇者さん?」
勇者「あっ、長女ちゃん…」
長女「ど、どうしたのそれ!」
勇者「あ、ああこれね…」ピカーン
長女「次女と三女でしょ!もうあの子たちったら…」
長女「勇者さん、ちょっときて!」
勇者「お、おう」
長女「うーん、見事に毛根だけ死んでるね…」
長女「これでいけるかな…」ブォオン
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:41:12 ID:chemSr8I
フッサアアアアア!
長女「…よし!とりあえずいけたね」メモメモ
勇者「お、おおっ!」フサフサ
勇者「うわああん、俺の髪だぁ」ダバアア
長女「…」メモメモ
勇者「…長女ちゃん、何書いてるの?」
長女「うん、髪の毛生やす魔法なんて初めて使ったからメモ取ってるの」
長女「発動条件と結果、使用した魔力…いろいろ要素があるから」
勇者「ほぇ〜」
長女「それにしても、ちょっと伸ばしすぎちゃったね」
勇者「…確かに」フサフサフサ
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:46:20 ID:chemSr8I
長女「量減らすね…炎魔法!」
勇者「えっ!?そんなもの使ったら…!」
チリチリチリ
勇者「…え?」
長女「髪の毛をちょっとずつ燃やしてるの、ハサミを使うより楽に髪を整えられるんだよ」
勇者「へえ、すげえな…」チリチリ
長女「…よし、こんなもんかな」
長女「次は…風魔法!」ヒョオオ
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:50:38 ID:chemSr8I
勇者「うおおおっ」
長女「燃やした髪を風魔法で集めるね」ヒョオオ
勇者「す、すげぇ…」
長女「よし、集め終わったね」
長女「…鼻から出てるのも集めておくね」ヒョオオ
勇者「ふががががっ」
長女「これで全部かな」
長女「…消滅魔法!」ゴォオオオ
ポンッ
長女「はい、おしまい」
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:56:10 ID:chemSr8I
勇者「い、今…消滅魔法使った…?」
長女「うん、使ったよ」
勇者「…伝説の魔法を、あんなあっさり」
長女「…はい、鏡」スッ
長女「どう仕上がったか確認してね」
勇者「おおっ、ありがとう」
勇者「…あれ、前と違うな」
長女「あー…うん」
長女「勝手に私好みにしちゃった…嫌なら元に戻すけど」
勇者「ぜ、全然嫌じゃない!カッコいいなぁ、この髪型…」
長女「ふふっ、それならよかった」
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/10(火) 23:56:43 ID:chemSr8I
今日はここまで
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 00:11:24 ID:0FYQ4D7w
乙
長女が地味に辛辣で草。
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 00:20:36 ID:nQlPXCNs
乙
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 08:36:43 ID:ZIuRyOK.
長女「…ねぇ、勇者さん」
勇者「ん?」
長女「さっきは、その…ごめんなさい」ペコッ
勇者「…ああ、あれね」
長女「私、年の近い男の子がすごい苦手で…」
長女「急に触られると、恥ずかしくて攻撃しちゃうの…」
勇者「ふっ、全然大丈夫さ」
勇者「人間誰しも苦手なものはある、それをしてしまった俺が悪いんだ」
魔王「人間ではなく魔族だぞ」
勇者「だから長女ちゃんが謝ることはないよ」
長女「勇者さん…」
勇者「…って、魔王!?」
魔王「勇者よ、部屋にいないから探したぞ」
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 08:46:15 ID:ZIuRyOK.
勇者「魔王がいるということは、まさか…」
妻「ふふっ、長女の部屋で何してたのかしら」
勇者「」
妻「勇者さん、寝たらもう終わりだと思いなさい」
妻「寝てる間に殺すわ…ふふっ」
魔王「我に抱きついてないと暗いところにいけないだろ」
妻「…」カァァ
勇者「(なんだ、暗いところが恐いのか)」
勇者「(極悪女もかわいいところあるじゃねえか)」
魔王「妻よ、何だったら我も着いていくが…」
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 08:56:32 ID:ZIuRyOK.
妻「い、いいのよ!あなたの睡眠を削ってまですることじゃないから!」
魔王「うむ、そうであるか」
勇者「…なぁ、魔王」
魔王「なんだ」
勇者「長女ちゃんって何で男が苦手なんだ?」
長女「えっ、それは…」
妻「本当に馬鹿ね、魔王くんがそんなこと…」
魔王「引きこもりだからだぞ」
妻「言うに決まってるわよね…」
勇者「えっ、引きこもり…?」
長女「べ、別に引きこもりじゃないよ!」
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:07:04 ID:ZIuRyOK.
魔王「何を言っている、引きこもりではないか」
魔王「最後に魔王城を出たのはいつだ?」
長女「うぐっ…6年前だけど…」
魔王「それ引きこもりだぞ」
勇者「引きこもりだな…」
長女「違うもん…引きこもりじゃないもん…」
妻「で、でも6年なんて全然引きこもりじゃないわよ!」
妻「そ、それに長女は外に出なくてもいろいろ出来るんだし…ね?」
長女「…そうだよね?」
妻「そ、そうよ!だから長女が気にするようなことじゃないわ!」
勇者「(…前から思ってたけど、こいつ自分の夫と娘にめちゃくちゃ甘いな)」
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:17:18 ID:ZIuRyOK.
勇者「(俺に対しては悪魔みたいなやつだけど)」
魔王「(悪魔ではなく魔王の妻だぞ)」
勇者「(心を読むな、話しかけるな)」
長女「というわけで、私は引きこもりじゃありません!」フンスッ
妻「ほっ…」
勇者「でも、引きこもりと男嫌いに何の関係が…」
妻「引きこもりじゃないって言ってるでしょ…?」ガシッ
勇者「嘘です」
妻「…ふんっ、本当に失礼ね」パッ
勇者「(…死ぬかと思った)」ガタガタ
魔王「男嫌い…うむ、恐らく我以外の男と関わらなかったから接し方が分からないのだろう」
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:25:29 ID:ZIuRyOK.
魔王「この家は我以外に男はいない…使いの者も全員女だからな」
勇者「ほう…そうだったのか」
長女「…」
魔王「長女よ、そんなので将来嫁にいけるのか…」
長女「別に、結婚なんてしたくないし…」
魔王「はぁ…」
魔王「勇者よ、これが我の一番の悩みなのだ」
魔王「一歩も外に出ず、毎日魔法の研究に明け暮れる日々…」
魔王「親友どころか、友達も一人としていないのだ…」
長女「…」ウルウル
妻「…そこまで言わなくてもいいじゃない」ボソッ
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:39:35 ID:ZIuRyOK.
魔王「ん?」
妻「なんで、なんでそこまで言うのよ!!!」
妻「長女だって、好きでやってるわけじゃないのに!!」
魔王「魔法の研究は好きでやってるだろ」
妻「働かなくても、外に出なくてもいいでしょ!!私がずっと養っていくんだから!」
魔王「妻よ、それでいいのか…」
勇者「(前言撤回…こいつ甘いんじゃなくて、叱れないただのダメ親だ)」
魔王「長女が楽しそうに友と遊ぶ姿、最近見たことあるか?」
妻「っ…」
魔王「昔はあんな楽しそうに遊んでいたのを、もう忘れたのか」
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:54:44 ID:ZIuRyOK.
妻「そんなの…グスッ…覚えてるわよぉ…」
長女「お母さん…」
妻「でも、長女がしたくないことはさせなくていいじゃない…」
魔王「それはダメだろ」
妻「グスッ…魔王くんが、私たちのかわいい娘に酷いこと言うなんて…耐えられない…」
妻「この子が、どれだけ愛し合って生まれてきたと思ってるのよぉ…」
魔王「妻…」
妻「お願い…グスッ…私の前で娘を傷つけるようなこと言わないで…」
妻「愛する人と、愛し合ってできた子が言い争うなんて…私、頭おかしくなっちゃうわ…」ギュッ
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 09:57:20 ID:jVFAHBik
すっごいダメ親やな
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 10:38:52 ID:ZIuRyOK.
魔王「妻よ、すまなかった…」ギュウウ
妻「あっ…」
魔王「愛しているぞ、妻よ」
妻「私もよ、あなた…んっ」
魔王「んっ…」
勇者「あっ、結局こうなるんですね」
魔王「(…勇者よ、聞こえるか?)」
勇者「(なんだ、聞こえてるぞ)」
魔王「(こんなかんじで、我は本当に困っているのだ…)」
勇者「(ああ、そうみたいだな)」
魔王「(このまま男の子が生まれなかったら、長女が次期魔王だというのに…)」
魔王「(妻が娘に少々甘くてな…我がその分、子どもたちには厳しくしつけているのだ)」
112
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 10:54:27 ID:ZIuRyOK.
勇者「(お前、普通にいい親だな)」
魔王「(好きだ、愛している…)」
勇者「(なんでだよ)」
魔王「(…おっとすまぬ、妻に向けている感情を乗せてしまった)」
勇者「(あっそうですか)」
魔王「(妻がずっと側にいるから、あまり強くは娘たちに言えないのだがな)」
勇者「(ふーん…デレデレな嫁を持つと大変だな)」
魔王「(…勇者よ、頼みがあるのだ)」
勇者「(なんだよ)」
魔王「(これから貴様に衣食住の全てを提供する…だから)」
魔王「(長女を更正させてほしいのだ)」
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:02:38 ID:ZIuRyOK.
勇者「…」
「はい、どういたしまして」
「ど、どうしたのそれ!」
「私、年の近い男の子がすごい苦手で…」
「勇者さん!」
勇者「(…ああ、任せてくれ)」
勇者「(絶対に長女ちゃんを幸せにするよ)」
魔王「(そこまでしろとは言ってないぞ)」
魔王「(…だが、いい返事だ)」
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:10:14 ID:ZIuRyOK.
妻「魔王くん、早くベットに行こうよぉ…♪」ギュウウ
妻「恋人のときみたいに、いっぱいイチャイチャしよ…?」
勇者「(恋人のときみたいに…って、お前らいっつもイチャイチャしてるじゃねえかふざけんな)」
魔王「(妻が甘えん坊モードになってしまったな、我はもう寝る)」
魔王「(長女のこと、よろしく頼んだぞ勇者よ)」
勇者「(任せろ、超アウトドアガールにしてやるよ)」
魔王「(そこまでしろとは言ってないぞ)」
魔王「…」
魔王「長女、勇者…おやすみ」
妻「長女、おやすみなさい」
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:19:52 ID:ZIuRyOK.
長女「うん、おやすみ」
長女「…」
妻「ねえねえ、チューしながら部屋まで戻りましょ?」
魔王「いいぞ…んっ」
勇者「馬鹿かよあいつら…」
長女「…がっかりしたでしょ、勇者さん」
勇者「えっ?」
長女「お父さんの言う通り、私引きこもりなんだ…」
長女「私、お母さんのこと泣かせちゃった…」
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:42:11 ID:ZIuRyOK.
勇者「長女ちゃん…」
長女「…私ね、自慢じゃないけど昔すごいモテたんだ」
勇者「まあ、長女ちゃんくらいかわいかったらモテただろうね」
長女「けど、そのせいで周りの女の子からすごい嫌われてて」
長女「…いじめられてたの」
勇者「なっ…!」
勇者「魔王の娘いじめるなんて、どんな神経してんだ…」
長女「いじめって言っても…無視されたり、仲間外れにされたりってだけだったんだけどね」
長女「私弱いから、全部逃げてきちゃった…」
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:49:47 ID:ZIuRyOK.
長女「本当に…グスッ…弱いから」
長女「恐いの、外が恐い…あれから6年も経ってるのに…」
長女「グスッ…もう、嫌…」
勇者「…そんな事情があるなら親に相談すれば」
長女「お母さんの性格、知ってるでしょ」
勇者「あっ…」
長女「みんな、確実に殺されちゃうよ…」
勇者「…確かに」
長女「お父さんだけに言っても、お父さんの性格じゃ絶対お母さんに伝わるだろうし…」
勇者「…」
ー
ーーー
ーーーーー
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 11:54:54 ID:ZIuRyOK.
長女『お父さん、私実はいじめられてて…』
魔王『なんだと!?』
長女『あっ、お母さんには絶対言わないで!』
魔王『うむ、分かった!』
魔王『妻よ、長女がいじめられてるらしいぞ!』
妻『殺すゥゥゥゥゥゥ!!!!』ゴガガガガガガガ
ーーーーー
ーーー
ー
勇者「…ダメだな」
長女「でしょ?」
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 14:34:45 ID:nQlPXCNs
乙
親は選べないってこういうことだな
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 16:44:56 ID:MKJZp5G.
なんか話が回り始めたぞ。楽しみ
121
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 18:20:13 ID:27beU7gU
魔王が一番いい人…じゃない魔族だった
122
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 21:26:09 ID:ZIuRyOK.
勇者「(あの極悪女のことだ、殺す以上のことをしでかすかもしれん)」ゴクリ
勇者「(これは絶対に極悪女と魔王に言ってはダメだ…)」
長女「ちょっと無視されたくらいで6年も引きこもるなんて、本当に弱いよね」
長女「こんな…こんな弱い魔王の娘なんて、魔王一族の恥だよ…」
勇者「魔法範囲が地球全体の超魔法使える時点で魔王一族としては歴代最強だろ…」
長女「…ううん、歴代最強は間違いなくお父さんだよ」
長女「今後、お父さんを超える魔族と人間は一生現れないと断言できるくらいに」
勇者「えっ、あのアホが歴代最強?」
長女「お父さんのことアホなんて言わないでよ…」シュン
123
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 21:42:58 ID:ZIuRyOK.
勇者「おっと、すまんすまん…」
勇者「…それで、なんでアイツが歴代最強だと?」
長女「うん、もともと魔王一族は他の魔族より多少強い魔力を持っているくらいだったの」
長女「だから、勇者が現れれば負けることもあったし、もちろん勝つこともあった」
長女「魔族、人間、魔物…この三勢力が常に争っていたの」
勇者「…ん?魔物は魔族の手下ではなかったか?」
長女「そう…お父さんの登場でこのバランスは崩れ去った」
長女「桁外れの魔力を持って生まれた天才こそお父さんだったの」
124
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 21:54:07 ID:ZIuRyOK.
長女「お父さんは8歳のときに魔物を大量虐殺したの」
勇者「た、大量虐殺…アイツが…」
長女「理由はお母さんにケガさせた魔物がいたかららしいわ」
勇者「…それだけ?」
長女「そうだよ、その種族はもう絶滅していないからね」
勇者「ケガさせたくらいで、その種族もろとも消したのか…」
長女「12歳のときには魔王一族を絶滅させたわ」
勇者「は?」
長女「親兄弟はもちろん、魔王の血が流れている魔族は全員殺した」
125
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 22:08:27 ID:ZIuRyOK.
勇者「り、理由を聞いてもよろしいか?」
長女「お父さんが余りにも強すぎるから、一族でお父さんを殺す計画を立てたからだよ」
長女「そうしたら無事返り討ちにあったというわけ」
勇者「」
長女「その後は…18歳でX魔法の完成、20歳で魔物制圧、22歳で魔族婚活パーティーの開催ぐらいね」
勇者「おい最後」
長女「ちなみに私はお母さんが16歳のときに生まれたんだよ」
勇者「…あれ、そういえば長女ちゃん何歳?」
長女「15歳だよ」
勇者「へえ…俺と3歳違いか」
長女「えっ、知らなかったの?」
126
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 22:20:37 ID:ZIuRyOK.
勇者「あ、はい」
長女「…まあ、そういうことだから」
長女「魔王一族は私たち家族だけ、他にはもういない」
長女「今はお父さんが家族で一番強い、つまり歴代最強というわけだよ」
勇者「歴代…というより、新魔王一族ではアイツが初代なのか」
長女「うん、そうだね」
長女「ただ、旧魔王一族なんか生きてたとしても弱すぎて三女にすら敵わないよ」
勇者「(一応やつらも強かったらしいんだが…)」
127
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 22:30:50 ID:ZIuRyOK.
長女「…ていう話をお母さんがいっぱいしてた」
勇者「まあそうだろうな」
長女「お母さん、お酒飲んで酔うとお父さんの昔話ばっかりするからね」
長女「お父さんは昔話はあまりしたくないらしいんだけど、お母さんがかわいいから気にしないらしいよ」
勇者「なんだその理由」
長女「…勇者さんも大変だね」
勇者「ん?」
長女「お父さんが当主のときに勇者に選ばれるなんて…」
勇者「あ、ああ…」
長女「けど、お父さんは他の魔王と違って必要以上に侵略しないから結構平和かもね」
128
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 22:51:37 ID:ZIuRyOK.
勇者「ははっ、そうかも…」
長女「…勇者さんは一人でここまできたの?」
勇者「ああ、そうだぜ」
長女「仲間とかは…」
勇者「いない、一人で旅してたよ」
長女「へえ、勇者さんすごいじゃん!」
勇者「…仲間、欲しかったな」
長女「えっ…」
勇者「夜とか心細くなっちまうよ、特に食べるものないときとか…」
勇者「けど、修行のときからずっと一人だったから…一人で、全部…」
129
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 22:54:37 ID:ZIuRyOK.
勇者「…一人って寂しいよな」
長女「勇者…さん?」
勇者「ずっと一人で悩んで…誰にも助けを求められなくて…」
勇者「弱いのに、よく今まで我慢したな…」
長女「…」
勇者「…心配すんな、俺に任せてくれ」
長女「えっ…」
勇者「君には助けてもらってばかりだ、君がいなきゃ俺は死んでいた」
勇者「だから、もう一人で悩まないでくれ…これから君は、一人じゃない!」
勇者「俺が側にいる、絶対に君を一人にしない!」
勇者「今度は俺が助ける番だぜ、長女ちゃん!」
130
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 23:01:39 ID:ZIuRyOK.
長女「っ…」ドキッ
勇者「…」
勇者「(な、なに言ってんだ俺くっせえええええええええええ!!)」
勇者「(恥ずかしすぎだよ、カッコつけつぎたよ…こんなの絶対黒歴史だよ…)」
勇者「…」チラッ
長女「かっ…かか」カァァ
勇者「かかか?」
長女「っ…か、雷魔法おおおおおお!!!」ビリビリィ
勇者「ま、またかよおおおお!!あばばばばばばばば!!!!!!」バチバチバチバチィ!
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 23:09:47 ID:ZIuRyOK.
ガチャ
次女「お姉ちゃーん、一緒に…って」
勇者「」プシュウウ
次女「なんで黒焦げの人間がここにいんだ?」
次女「…あっ、髪の毛生えてるじゃん!お姉ちゃん治したでしょ!」プンスカ
長女「はぁ…はぁ…」
長女「な、なんなの…これ…」ドキドキ
次女「お姉ちゃん…?」
長女「っ…なに、これぇ…」ドキドキ
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 23:10:34 ID:ZIuRyOK.
今日はここまで
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 23:18:53 ID:nQlPXCNs
乙
134
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 23:33:20 ID:a6HjRL5M
乙
135
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 00:56:13 ID:eA4SYcdc
乙
136
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 14:23:55 ID:/Y4aHiI.
勇者「ふぁあぁあ…」
次女「でっけぇ口開けてんじゃねえよ人間」
勇者「次女ちゃん、眠たいよ僕…」
次女「次女ちゃんって言うなハゲ!」
次女「ごちゃごちゃ言ってないで朝食食えよ!」
勇者「えっ、ひどい」
妻「はい、あなた」スッ
妻「あーん」
魔王「あーん」パクッ
妻「はぁぁ、今日も素敵よ…」ウットリ
137
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 15:57:43 ID:/Y4aHiI.
魔王「もぐもぐ…おいひい」
妻「きゃーっ!!魔王くんかわいいっ!」ダキッ
勇者「…正直慣れました」
長女「」チラッ
勇者「…ん?」
長女「あっ…」カァァ
長女「」プイッ
勇者「えっ」
勇者「(…き、嫌われた?)」
138
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 19:58:51 ID:Jud7Bevk
勇者裏山死ね
139
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 20:34:59 ID:qVWHRO.2
乙
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 20:50:49 ID:/Y4aHiI.
勇者「(ま、まずい…昨日のやつがくさすぎたか…)」
勇者「(こんなんじゃ、更正するどころじゃない)」
勇者「(まず、長女ちゃんとの距離を縮めるところからだな…)」
魔王「(昨日何を言ったのだ)」
勇者「(ああ、俺が長女ちゃんに…)」
勇者「…ってうおおおおおおい!!!」ガタッ
妻「食事中に何を叫んでるの、殺すわよ」
三女「おじさんどうしたのー?」
勇者「な、なんでもないんだあはは…」
魔王「(なんだこいつ)」
勇者「(お前が急に話しかけるからだろ!)」
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 21:00:58 ID:/Y4aHiI.
魔王「(おお、それはすまなかったな)」
勇者「(びっくりするからやめてください)」
勇者「(…ていうかお前の嫁、さっきから何やってんだよ)」
妻「あなたぁ、すきすきすき♪」ギュウ
妻「ちゅー、ちゅー!」グイグイ
魔王「(いつもこんなかんじだ)」
勇者「(子どもの前でよくそんなことできるな…)」
魔王「(…ふむ、使いの者の前だからだろう)」
勇者「(えっ?)」
142
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 21:10:35 ID:sqzpRhtE
常時自分の物アピールしてないと旦那が盗られそうで不安ってか
143
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 21:10:40 ID:/Y4aHiI.
魔王「(もちろん我に甘えたいのもあるのだろう)」
魔王「(しかし使いの者は全員女、恐らく本能的に威嚇しているのだ)」
魔王「(このオスは私の物だ…とな)」
勇者「(なるほどな…)」
魔王「(まあ、使いの者の前ではそう大したことはない)」
魔王「(貴様は知らないかもしれんが、二人きりのときはこんなものではないぞ)」
勇者「(お前大変だな)」
魔王「(ふっ、大変などではない…我は妻を死ぬほど愛してるからな)」
魔王「(初恋をなめるなよ)」
勇者「(知らねえよ)」
魔王「(…ところで、長女と何かあったのか?)」
144
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 21:19:20 ID:/Y4aHiI.
勇者「(うっ…)」
勇者「(な、なんでもねえよ)」
魔王「(ふむ、そうか…)」
魔王「(さっきから長女が勇者を見つめているのだが、我の気のせいだろうか…)」
勇者「えっ?」チラッ
長女「っ…!」バッ
勇者「…?」
魔王「(殺すぞ)」
勇者「(なんでだよ)」
145
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 21:46:49 ID:/Y4aHiI.
魔王「(貴様らは付き合いたてのカップルか)」
勇者「(そ、そんなんじゃねえよ!)」カァァ
魔王「(ふっ、昔は妻も初々しくかわいらしい反応をしていたものだ)」
魔王「(魔法装置から我の着替えを見ながらよく自慰をしていたな…)」
魔王「(我が気づいていたとも知らずに…ふふっ)」
勇者「(初々しいに謝れ)」
魔王「(…勇者よ、大丈夫なのか?)」
勇者「(何が?)」
魔王「(長女がちゃんと更正できるか我は不安で…)」
146
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 22:12:51 ID:/Y4aHiI.
勇者「(お前も不安になったりするんだな)」
勇者「(ちゃんと親してるじゃねえか)」
魔王「(当然だ、我がどれだけ長女を大切に思っていると…)」
魔王「(勇者、貴様には期待しているぞ)」
魔王「(我の…我の大事な、命より大切な娘なのだ)」
勇者「(ふっ…あの魔王が期待、か)」
勇者「(…心配すんな、俺が守ってやる)」
魔王「(そんなこと頼んでないぞ)」
147
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 22:13:25 ID:/Y4aHiI.
今日はここまで
148
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 22:16:14 ID:Jud7Bevk
おつおつ
149
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 22:21:07 ID:sqzpRhtE
乙
150
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 22:27:35 ID:h85PBO0Y
乙
151
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/12(木) 22:38:09 ID:TBlW5Qgk
乙
妻がかわいすぎて死にそう
152
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 14:16:30 ID:aJsTWYm2
勇者「さて、どうしたものか…」
魔王『勇者よ、我は南の方の視察に行ってくる』
魔王『妻、次女、三女は連れていく』
魔王『四女は使いの者に面倒を見させる』
魔王『長女のことは、頼んだぞ』
勇者「…とか言って、魔王はどっか行ったしな」
勇者「(なんて考えてる間に長女ちゃんの部屋の前に来ちゃったよ)」
勇者「(…まずは距離を縮めるところから)」コンコン
「はーい」
勇者「長女ちゃん、勇者だけど入っていいかな?」
「ええっ!?ゆ、勇者さん!?」
153
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 14:30:08 ID:aJsTWYm2
「ちょっと待ってて!入ってきちゃダメだよ!!」
勇者「ああ、分かった」
勇者「(…あれ、今忙しかったのかな)」
ガンゴンガンガン ベコン
勇者「な、何やってんだ長女ちゃん…」
ガチャ
長女「えへへ…待たせてごめんね、勇者さん」
勇者「いや、こっちこそ急に来てごめんな」
長女「…いいの、勇者さんが来るの待ってたから」ボソッ
勇者「えっ?」
長女「あっ、ううん…どうぞあがって!」
154
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 14:38:31 ID:aJsTWYm2
勇者「お邪魔しまー…あれ?」
勇者「(長女ちゃんの部屋、こんなに片付いてたっけ?)」
勇者「(昨日はもっとごちゃごちゃしてたような…)」
長女「ん、どうかした?」
勇者「いや、なんでもないんだ!」
長女「勇者さん、ここ座って」スッ
勇者「あっ、はい」ストン
長女「はぁ…」
勇者「…」
長女「…」
勇者「(…なんだこれ)」
155
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 14:49:03 ID:aJsTWYm2
長女「…」チラッ
勇者「…ん?」
長女「あっ…えへへ」カァァ
勇者「っ…」
勇者「(近くで見ると、本当にかわいい…)」
長女「勇者さん、今日は何しに…?」
勇者「あっ、ああ…そうだな」
勇者「(やべえ、考えてなかった…)」
勇者「(君との距離を縮めるためにきた!とか言ったら絶対引かれるよな…」
長女「えっ…」
勇者「…あっ」
勇者「(や、やべええええええ!!声に出ちゃってたよおおおおおお!!)」
勇者「(魔王、俺ダメだったよ…)」
156
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 15:11:00 ID:aJsTWYm2
長女「そ、そうなんだ…」
勇者「違うんだ!これは…」
長女「き、昨日…私の側にいるって言ってくれたもんね…」
長女「えへへ、うれしいな…」カァァ
勇者「(…あれ、いけるんじゃね?)」
勇者「(こうなったらもうヤケだ、いくしかねえ!)」
勇者「そ、そうさ!俺は君だけの勇者だからね!」
勇者「側にいないと、君というお姫様を守るナイトとして失格なんだよ!」キラン
勇者「(…はい死んだー、僕のこと殺してもいいですよ妻さん)」
157
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 15:43:48 ID:aJsTWYm2
長女「お姫様…私が、勇者さんの…」
長女「わぁぁ…」ドキドキ
勇者「…あれ?」
勇者「(おかしい、なぜ罵倒と魔法が飛んでこない…)」
長女「うれしい…私、そういうのに憧れてて…」
勇者「(…なんてことだ、長女ちゃんがこんなに乙女だったとは)」
勇者「(女の子と触れあったことなんてほとんどないから分からんが、これはいわゆる)」
勇者「(ちょろい、ということなんじゃないのか…?)」
長女「勇者さん…」カァァ
勇者「(こんなちょろくて大丈夫なのか…いや、大丈夫ではないだろう)」
勇者「(俺がこの子を守らねば…)」
158
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 17:12:03 ID:ZXTyOazQ
長女可愛過ぎか
勇者もちょっとばかわいい
159
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 18:01:02 ID:jaa/bpDc
あああああああ羨まひいよほほおおおおおおお!!!!!!
160
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:20:16 ID:aJsTWYm2
長女「それで、距離を縮めるって何をするつもりできたの…?」
勇者「そ、そうだなぁ…」
勇者「(いかん、全く考えてなかった…)」
長女「…」
勇者「(なんだよその私すごい期待してるよみたいな顔は…)」
勇者「(…せっかく今いい感じなんだ、ここで間違えれば何もかもおしまいだ)」ゴクリ
勇者「その、長女ちゃ…」
長女「えっちなこと、とか?」カァァ
勇者「…は?」
長女「私、いいよ…勇者さんなら」ウルウル
勇者「(…う、うわああああああああ!!!!この子完全に雰囲気に呑まれちゃってるよおおおおおお!!!)」
161
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:22:08 ID:aJsTWYm2
勇者「(しかもえっちなことってなんだよおおおおおお!!童貞の俺を殺す気かあああああ!!!!)」
長女「初めてだから恐いけど、私も本当はそういうの興味があって…」
長女「ずっと側にいてくれる勇者さんなら…」スッ
勇者「えっ、ちょ、ちょっと長女ちゃん!」
長女「っ…」プルプル
ギュッ
勇者「長女、ちゃん…」
長女「ゆ、勇者さんの手…触れるよ?」
長女「だって、あなたは特別だから…」
162
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:23:03 ID:aJsTWYm2
勇者「(長女ちゃんが俺の手を握ってる…これ、すごい進歩じゃないか…)」
勇者「(魔王よ、娘の男嫌い…なんとかなりそうだぜ)」
長女「…っ!」グイッ
ふにっ
勇者「えっ」
長女「ど、どうかな…私のおっぱい…」カァァ
勇者「」
長女「こんなことするの、勇者さんだけなんだから…」ギュッ
勇者「(…ああああああああああああああああああ!!!!!)」
勇者「(おかしいだろおおおおお!!!飛ばしすぎだろおおおおおおおおおお!!!)」
長女「な、なんか言ってよ…恥ずかしくて死んじゃいそうなんだからっ」マッカ
163
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:23:56 ID:aJsTWYm2
勇者「(ど、どうしてこうなった…長女ちゃんを更正させるつもりが、なぜこんなことに…)」モミッ
長女「あんっ…」ピクンッ
勇者「(うわああああああああ揉んじゃったああああああ柔らけええええええ!!!!)」
長女「やだ、変な声出ちゃった…」
勇者「あっ…あああっ…長女、ちゃん…」
長女「…えへへ、服…脱いじゃうね」スッ
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:25:38 ID:aJsTWYm2
勇者「(ほぎゃああああああ!!!!もうやるしかねぇ!!!!)」
勇者「(ここで童貞を捨てるぜえええええええ!!)」
「我の、命より大切な娘なのだ」
「期待しているぞ、勇者よ」
勇者「っ…」
長女「私の裸、見せてあげ…」
勇者「…待って、長女ちゃん」
長女「えっ?」
勇者「俺は、君とこんなことをするために来たんじゃない」
勇者「俺は君の相談役になりたいんだ」
長女「相談、役…?」
勇者「君がどんなことでも相談できるように…」
勇者「友人として、距離を縮めたいんだ」
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:31:23 ID:aJsTWYm2
長女「なに、それ…」
長女「私、勘違いしてたってこと…?」
勇者「はっきり言わなくてごめん…」
勇者「でも、君の力になりたいんだ」
勇者「一緒にがんばろう、二人でなら…」
長女「…もう、遅いよ」
勇者「えっ?」
長女「私気づいちゃったんだもん…今、気づいた…」
長女「昨日からずっと勇者さんのことだけを考えていて…考えれば考えるほど胸が苦しくて…」
166
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:36:00 ID:m0mUYp9Q
勇者もげろ
167
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:36:12 ID:aJsTWYm2
長女「これが何なのか、ようやく分かったんだ…」
勇者「長女、ちゃん…」
長女「…」
長女「勇者さんのことが好きです…私、生まれて初めて恋をしました」
長女「私と、恋人になってください」
168
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:36:23 ID:jaa/bpDc
これが遺伝か……
169
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:36:42 ID:aJsTWYm2
今日はここまで
170
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:37:39 ID:jaa/bpDc
勇者死ねよ乙
171
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 20:49:15 ID:lypwJr5.
初恋乙
172
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 22:51:27 ID:aJsTWYm2
やっぱりキリのいいところまで書きます、それ書いて今日は終わり
173
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 22:52:33 ID:aJsTWYm2
勇者「(…えっ、えっ?)」
勇者「(人生初の告白を、こんな美少女にされた…)」
勇者「(どうしよう、俺明日死ぬのかな…)」
長女「…返事、聞かせてほしいな」
長女「私、告白なんて初めてだから…き、緊張しちゃって…」
長女「し、心臓がばくばくして…息が苦しいの…」
勇者「長女ちゃん…」
勇者「(君みたいな超かわいい子、OKに決まってるじゃん!…って言いたいところだけど…)」
174
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 22:53:55 ID:aJsTWYm2
勇者「(魔王から頼まれてるんだ…長女ちゃんには悪いけど、利用させてもらうよ)」
勇者「…ごめん、君とは恋人にはなれない」
長女「っ…そっか」
長女「私、魔王の娘だもんね…分かってた…」
勇者「…違う、そんなことじゃない」
長女「えっ…?」
勇者「引きこもりとデートになんて行けないだろ」
勇者「どうせ恋人になるなら、いろんなところに遊びにいきたいんだ」
175
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 22:55:32 ID:aJsTWYm2
長女「…引きこもりじゃなくなったら」
勇者「…」
長女「私が引きこもりじゃなくなったら、恋人になってくれるの?」
勇者「ああ、もちろん」
勇者「それはもう、こっちからお願いしたいくらいで…」
長女「そっか…あは、あはは…」ガクン
勇者「だ、大丈夫か長女ちゃん!」
長女「ほ、本当に緊張してたから…足が震えて…」
勇者「そ、そうか…」
長女「えへへ…」
勇者「…二人でがんばって、克服しような」
勇者「長女ちゃんなら、きっとできるさ」
176
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 22:56:33 ID:aJsTWYm2
長女「ありがとう、勇者さん…」
勇者「いや、礼を言われるようなことじゃないさ」
勇者「長女ちゃんには、いつも助けてもらってばかりだからな」
長女「ふふっ…そっか」
勇者「ああっ」
長女「…好きだよ、大好き」
勇者「えっ」
長女「これからもずっと、ずっと一人ぼっちだと思ってたら、急にあなたが現れたんだもん」
長女「ずるいよ、好きになるに決まってるじゃん…」カァァ
勇者「(…かわいすぎる、なんだこの生き物)」
177
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 22:58:28 ID:aJsTWYm2
長女「で、でも、私なりにアプローチはするからね!」
勇者「はい?」
長女「ま、まだ私の片思いみたいだしぃ?あなたにも私のこと好きになってもらいたいから…」
長女「だから…覚悟してよね、勇者さん!」ビシッ
勇者「…ああ、望むところさ」
長女「くそぉ、自分だけ余裕ぶっちゃってぇ…」
勇者「そんなことないさ、俺もすごい緊張したよ」
長女「…なんか言い方に余裕がある」ムスッ
勇者「(正直、現実味がないだけなんですがね)」
長女「まあ、余裕があれば自分の目線がどこにいってるかぐらい分かるよね」
178
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 22:59:04 ID:aJsTWYm2
長女「さっきから私の胸チラチラ見てるでしょ…気づいてるよ?」クスッ
勇者「うぐっ…」
長女「…ふふっ、いいよ」
勇者「えっ」
長女「見たかったら言ってね、あなたにならいつでも見せてあげるから」
長女「あっ、見るだけじゃなくて…さっきみたいに触ってもいいんだよ?」
勇者「なっ…!」カァァ
長女「大きい胸で嫌だったけど、勇者さんの気を引けるなら…」
長女「それで好きになってくれるなら…私、なんだってするよ?」
勇者「(…耐えられるかな、俺)」
179
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 22:59:38 ID:aJsTWYm2
今日は本当にここまで
180
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 23:02:53 ID:ZXTyOazQ
はい再度乙
181
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 23:02:55 ID:jaa/bpDc
ぬあぁぁぁぁぁさりげなくカップル成立してんじゃねえよほほおおおおおおお!!!!!!!
182
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 23:11:50 ID:lypwJr5.
乙
183
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 23:38:02 ID:w.RqqpO.
乙……とでも言うと思ったか勇者ぁ!
乙
184
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/13(金) 23:46:28 ID:1sVNpxiU
勇者長女と魔王妻のイチャイチャを永遠に見せつけられる俺らの気持ちになれ
ぉっ
185
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 09:59:45 ID:ZW9SJ7WE
勇者「はぁ、疲れた…」ボフン
勇者「…」
勇者「(長女ちゃんは、俺のことが…好き)」
勇者「(嘘だろ…夢じゃ、ないのか…)」
勇者「(…寝よう、起きてそれが現実だったら)」
勇者「(そのときは受け入れよう…)」
ガチャ ギイィ
勇者「っ…!だ、誰だ!」バッ
勇者「(くそっ、暗くてよく分からねえ!)」
186
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 10:00:45 ID:ZW9SJ7WE
勇者「(…もしかして)」
「寝てる間に殺すわ」
勇者「…死んだな、俺」
ガバッ!
勇者「おわあっ!!」
勇者「(はぁ…のしかかられたか、終わったな)」
187
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 10:01:20 ID:ZW9SJ7WE
勇者「(長女ちゃん、少しの間だけど夢を見させてくれて…ありがとう)」
「…えへへ、来ちゃった」
勇者「…えっ」
勇者「長女、ちゃん…?」
長女「こんばんは、勇者さん…」
勇者「な、なんで長女ちゃんが!」
188
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 10:02:03 ID:nPwsTnf.
これはwktk展開
189
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 10:10:05 ID:ZW9SJ7WE
長女「夜這いにきたんだよ、勇者さん…」
勇者「よ、夜這い…?」
長女「うん…」
勇者「…」
勇者「(僕は明日死ぬのでしょうか)」
長女「わ、私ね…いつも通り寝ようと思ったんだけど…」
長女「急に寂しくなっちゃって、それで…」
勇者「俺のところに…来ちゃったのか」
長女「うん、そうだよ」
勇者「…だ、ダメだ、俺たちは恋人でもなんでもないんだ」
長女「…それがなに?」
勇者「えっ…」
190
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 10:20:40 ID:ZW9SJ7WE
長女「私、言ったよね」
長女「あなたを手に入れるためなら、なんだってする…って」
勇者「ちょ、ちょっと待て!それじゃ約束とちがっ…!」
長女「…ごめんなさい」
長女「自分でも、止められないの…」
長女「勇者さんが、こんなにも好きにさせちゃったから」
勇者「っ…」
長女「あなたが悪いんだよ…勇者さん」スッ
勇者「ま、待って!長女ちゃん!」
長女「…なに?」ピタッ
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 10:30:32 ID:ZW9SJ7WE
勇者「きょ、今日はやめとこう!」
長女「なんで?」
勇者「恋人でもないのに、性行為なんていけないよ長女ちゃんっ!」
長女「えっ、なんのこと?」
長女「私、添い寝するために来たんだけど…」
勇者「…ふぉあ!?」
長女「よいしょっと…」スルッ
勇者「(…こ、これは恥ずかしい)」
勇者「(心の底で何を期待してたんだ俺は…)」
長女「あったかぁい…」
勇者「…いや添い寝もダメだろぉ!?」
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 10:40:29 ID:ZW9SJ7WE
長女「勇者さんのせいで眠れないだもん」
長女「だから、責任取って…」
勇者「(うわぁ、長女ちゃんからめっちゃいいにおいする…)」
勇者「(な、何考えてんだ俺…)」
長女「それにしても、勇者さんってそんなこと期待してたんだんだね」クスッ
勇者「うっ…そ、それは…」
長女「…いつか、二人でえっちなことしようね」
勇者「んなっ!?」
長女「おやすみなさい…」
勇者「…」ドキドキ
勇者「(…俺が眠れないよ、長女ちゃん)」
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 12:00:23 ID:29ABznm.
長女さんが完全に味方についた時点で勇者はもはや不死身同然だな。
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 14:00:16 ID:bYtk1Yos
乙
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 21:55:47 ID:ZW9SJ7WE
勇者「はぁ、観光に行く!?」
魔王「そうだ」
勇者「だ、誰が?」
魔王「我ら一家と貴様でだ」
勇者「ち、長女ちゃんは…?」
魔王「できれば連れて行きたいのだが…どうだ、勇者よ」
魔王「娘は外に出られそうか?」
勇者「ああ、多分なんとかなりそうだ…」
魔王「…う、うおおおおおおおおおお!!!」
魔王「勇者よ、でかしたぞ!!」ガシッ
勇者「ま、まだ分かんねえんだぞ!?」
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 22:03:35 ID:ZW9SJ7WE
魔王「いいのだ、希望が見えたのならそれで!」
勇者「そ、そうか…」
魔王「はぁ…長女と観光に行ける日がくるとは…」
魔王「我は…我は…ううっ」
勇者「泣くなよ…まだ泣くのは早いだろ?」
勇者「長女ちゃんと観光に行った日の夜に、酒でも飲みながら一緒に泣こうや」
魔王「勇者…勇者よ!」ダキッ
勇者「うわあああ!!抱きつくなきもちわりい!!」バッ
魔王「ひどいではないか」
勇者「ひどいもなにも、俺たち今裸じゃねえか!」
勇者「なんでお前と裸で抱き合わなきゃいけねんだよ!」
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 22:14:22 ID:ZW9SJ7WE
魔王「ふむ…抱き心地は妻の方が断然いいな」
勇者「当たり前だろ」
魔王「しかしこの大浴場も、たまには男と入るのもいいな」
勇者「はぁ…一緒に風呂に入ろうなんて言われたときはビビったぜ」
勇者「まさか、こんなデカい風呂があるとはな…」
魔王「使いの者たちも入るからな、これぐらいでかくないと困るのだ」
勇者「な、なんだと!?」
勇者「この風呂、俺と魔王以外も使ってるのか!?」
魔王「そうだが」
勇者「そんなの、ほぼ女湯じゃねえか!」
魔王「そうだが」
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 22:26:46 ID:ZW9SJ7WE
勇者「(い、いかん…妄想が捗ってしまうじゃないか…)」
勇者「…ちょっと待て、たまには男と入るのもいいって言ったよな?」
魔王「ああ、言ったぞ」
勇者「…ああ、なるほど!妻さんと入ってるのかそうかそうか!」
魔王「いや、使いの者とも一緒だが」
勇者「」
魔王「ん?」
勇者「なんだお前、堂々と女湯に入ってるのか」
魔王「うむ」
勇者「他のやつらはどう思ってんだよ!嫌がってるだろぉ!?」
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 22:41:03 ID:ZW9SJ7WE
魔王「我、普通に人気だぞ」
勇者「は?」
魔王「使いの者たちはみな我の裸が見たいらしくてな、我が入るときは一番混んでるぞ」
勇者「…ちくしょおおおおおおおお!!!!」
魔王「だが今日は貴様と二人で入るからな、使いの者たちには後で入ってもらうことにしたのだ」
魔王「だから今日はこんなにも空いておる、よかったな勇者よ」
勇者「何やってんだよ無能」
魔王「はっはっはっ!」
勇者「はぁ…別にいいけどよ」
200
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 22:48:53 ID:ZW9SJ7WE
魔王「…おお、そうだった」
魔王「今から妻、入ってくるぞ」
勇者「…えっ」
魔王「勇者との話が終わったら入っていいと言ってあるのだ」
勇者「う、嘘だろ…」
勇者「(またあの完璧なカラダが見られるのか…)」ゴクリ
勇者「(…って違う違う!俺には長女ちゃんがいるんだ!)」
魔王「あとはそうだな…もしかしたら妻が…」
魔王「娘を連れてくるかもしれんな」
勇者「なん…だと…?」
ガチャ
勇者「っ…!」
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 22:49:26 ID:ZW9SJ7WE
今日はここまで
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 22:56:35 ID:drI9BAgg
アイ乙
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 01:03:52 ID:KtPnBr.g
長女きゃわわわわわ
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 01:07:51 ID:3L/hB1Yw
乙
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 02:52:30 ID:TCNS5C1U
乙乙
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 04:06:19 ID:OtwGkMHk
今回の勇者が幸せそうで良かったわ
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 08:36:49 ID:DCqI/UWs
アニメ化してもいいぐらいのクオリティだぜ
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 11:54:21 ID:UG/bmQxE
長女「勇者さん、きたよー!」
勇者「…きちゃったか」
魔王「おお、長女がきたか」
妻「長女も風呂に入りたいらしくてね、連れてきたわよ」
勇者「(何やってんだよ極悪女…今ちょっと長女ちゃんは恐いんだよ…)」
妻「勇者さん、私や長女の体ジロジロ見ないでね…殺すわよ」
長女「へー…勇者さんの裸初めて見たぁ…」ジー
勇者「そ、そうっすか…」
魔王「長女のほうが勇者の体をジロジロ見てるみたいだが」
妻「」
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 12:01:04 ID:TCNS5C1U
(ヤバイ)
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 12:11:00 ID:UG/bmQxE
長女「筋肉すごぉい…」スリスリ
勇者「ちょ、長女ちゃんっ…くすぐったいよっ」
長女「やっぱり鍛えてるんだね…素敵ぃ…」ウットリ
勇者「(い、いかん!目線が勝手に胸に…っ)」チラッ
勇者「(…ああああああああ!!!ピンク色の突起がああああああ!!)」
長女「あっ、やっぱり見てるー」
長女「…えっち」カァァ
勇者「しょうがないだろ!裸だったら誰でも見ちゃいますよ…」
長女「…勇者さんだけだよ?」スッ
勇者「えっ」
長女「生のおっぱい、触ってみる?」
勇者「はぎゃああああっ!?」
長女「すごい柔らかいんだよ、おっぱいって…」フニフニ
勇者「ああっ…ああああっ」
長女「いつでも、いいよ…」ドキドキ
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 12:15:45 ID:UG/bmQxE
勇者「…うおおおおおおおおおお!!!」
ジャボン! バシャーン!!
長女「きゃっ!」
勇者「海で鍛えた俺の泳ぎを見せてやるぜええええええ!!!!」バシャバシャ
長女「もう、逃げられちゃった…」
長女「…でも、泳いでる姿も素敵だよ…勇者さん」ドキドキ
魔王「何をやっているのだあいつらは…」
妻「ああっ、背中流してるから前を向いてて…」ゴシゴシ
魔王「おお、すまぬ」
妻「〜♪」ゴシゴシ
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 12:35:42 ID:UG/bmQxE
妻「あなたの背中、やっぱり大きいわね」
魔王「まあ、魔族の中でも身長は高いほうだからな」
妻「…そういうことじゃないわよ」スッ
魔王「む、違ったか」
妻「私や娘を何度も守ってきた逞しい背中だってことよ」ギュッ
魔王「…家族を守るのは父の役目だ、当然であろう」
妻「あなたには、子どものころから助けてもらってばかりね」
妻「…愛してるわ、ずっと」
魔王「妻…」スッ
妻「あなたぁ…」
勇者「イチャイチャを感じるぞおおおおおおお!!ほおおおおおおおおお!!」
魔王「…」
妻「…おい」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 12:43:03 ID:UG/bmQxE
勇者「久しぶりに思いきり泳いだぜ、あと風呂広すぎだろ」
魔王「さっき、長女と何をしていたのだ?」
勇者「な、なんもしてねえぞ!手なんか出してねえ!」
魔王「そんなこと聞いてないぞ」
妻「粗末なモノぶら下げて何をいってるのかしら」クスッ
勇者「粗末じゃねえわ!失礼なやつだぜ…って」
勇者「…太った?」
妻「えっ」
勇者「服の上からじゃ分からなかったけど、お前太っただろ」
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 12:49:50 ID:UG/bmQxE
妻「ふ、太ってなんかないわよ!そんなに死にたいのかしらあああああ!」ゴォオオオ
勇者「嘘です」
妻「…何よ、私は太ってなんか」
魔王「いや、太ったぞ」
妻「…グスッ」
勇者「あっ、やっぱりそうですか」
魔王「しかしな勇者よ、これは仕方ないことなのだ」
魔王「妻は妊娠しているからな」
勇者「おお、そうだったのか」
勇者「妊婦にしちゃすげえスタイルいいな」
妻「っ…」パァァ
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 12:57:32 ID:UG/bmQxE
妻「…ふんっ、勇者さんもたまにはいいこと言うじゃない」ニヤニヤ
魔王「(…勇者よ、感謝する)」
勇者「(いいってことよ)」
長女「あっ!勇者さんこんなところにいた!」
勇者「…見つかったぜ」
長女「勇者さーん♪」ダキッ
魔王「えっ」
妻「えっ」
勇者「うわぁ!急に抱きつくなよ!」
長女「えへへ、だって好きなんだもーん」ギュウウ
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 13:04:53 ID:KtPnBr.g
長女きゃわわわわわ
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 13:08:42 ID:UG/bmQxE
妻「…あなた、これはどういうこと」
魔王「我も知りたい」
長女「勇者さん、だいすきぃ…」ムギュウ
勇者「(…うわあああ!乳首当たってんだよおおおおおおお!!)」
魔王「(勇者よ、更正させろとは言ったがな)」
魔王「(落とせとは言ってないぞ)」
勇者「そんなの俺が聞きたいよおおおおおおお!!」
妻「長女が…勇者さんを…?ああっ…」フラッ
魔王「妻よ!大丈夫か!」ガシッ
魔王「(…勇者よ、後で我と妻に説明してもらおうか)」
勇者「…終わった、俺」
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 13:13:47 ID:OtwGkMHk
土下座確定か
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 15:04:54 ID:3L/hB1Yw
勇者乙
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 15:18:45 ID:l4gxiLkA
果たして土下座で済むのか
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 15:36:06 ID:3L/hB1Yw
妻が勇者さんって言ってるから大丈夫じゃない?(適当
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 15:56:56 ID:Oyin7tM.
もっと
げんきな三女ちゃんを活躍させ
ろ
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:55:30 ID:UG/bmQxE
勇者「(それから俺は魔王と妻に事の経緯を話した)」
勇者「(もちろん、長女ちゃんがいじめが原因で引きこもりになったことは伏せつつ…)」
魔王「…なるほどな」
魔王「ずっと悩んでいたところに勇者の登場…」
魔王「そこで惚れてしまったというわけだ」
勇者「…本人はそう言っていた」
魔王「そして引きこもりが直ったら、恋人になって欲しいと言われたんだな」
勇者「ああ、そうだ」
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:56:12 ID:UG/bmQxE
魔王「そうか…」
妻「…」
勇者「(やっべえ、妻のやつなんも喋らねえよ…)」
勇者「(マジで殺しにくるかもしれん…)」ダラダラ
魔王「勇者よ、我はな…」
魔王「貴様になら、長女を任せていいと思ってる」
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:56:57 ID:UG/bmQxE
勇者「えっ…」
魔王「長女の体目当てに恋人にならず、我との約束を守ってそれを優先させたのはあっぱれだ」
魔王「あの子は親の我から見てもいい女だ、長女の誘惑を退けるのは大変だったであろう」
勇者「でも、俺は人間だぞ?それも勇者だ…」
魔王「長女が人間を選ぼうが魔族を選ぼうが別にいいのだ、長女がそれで幸せなら…」
魔王「そして、長女は貴様を選んだ」
魔王「これからは、貴様が長女を守ってやってくれ」
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:57:53 ID:UG/bmQxE
勇者「魔王…」
魔王「ふふっ…長女も恋をするようになったのだな」
魔王「…なぁ、妻よ」
勇者「っ…」
妻「…勇者さん、私はね」
妻「本当はずっと悩んでたの…長女が急にどこにも行きたくないって言いだしてもう6年…」
妻「なんで、なんで私の娘が引きこもりなんかに…って」
妻「夢にまでみた魔王くんとの初めての子どもで…私の命より大切で…」ポロッ
妻「そんな大切な娘に、何もしてやれない無力な自分が…グスッ…嫌で…」ポロポロ
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:58:54 ID:UG/bmQxE
魔王「妻…」
妻「グスッ…勇者さん」
勇者「…はい」
妻「長女をあなたに託すわ…あの子は、あなたを選んだ」
妻「あの子が外の世界に触れる姿を、私はもう一度見たいの…」
妻「何もできなかった私が言うのもあれだけど…」
妻「どうか、娘をお願いします…」
魔王「…我からもお願いだ」
魔王「あの子は、我の大事な娘なのだ…頼む、このとおりだ!」
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 20:59:29 ID:UG/bmQxE
勇者「…へへ、俺を誰だと思ってんだよ」
勇者「俺は天下の勇者様だぜ、たった一人の女の子を守れなくて勇者なんか務まるかよ!」
勇者「任せてくれ!長女ちゃんを守ってみせる!」
勇者「絶対、幸せにしてみせる!」
勇者「…これが、俺の答えだ」
魔王「そうか、素晴らしい返事だ」
妻「…任せるとは言ったけどね、もし長女を泣かせたら」
妻「そのときは、絶対に殺すわよ…勇者さん?」
勇者「…泣かせねえよ、まだ殺されるわけにはいかないんだ」
勇者「俺が死んだら、誰が長女ちゃんを幸せにしてやるんだよ」
魔王「…我だな」
勇者「そこは俺だろ」
妻「ふふっ」
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 21:00:04 ID:UG/bmQxE
今日はここまで
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 21:23:32 ID:Ke3F9FMA
乙
魔王と勇者テライケメン
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 21:50:30 ID:CRZbfIro
乙
でも、これってギャグSSだったんじゃ……
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 22:01:10 ID:3L/hB1Yw
乙
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 22:13:24 ID:TCNS5C1U
乙乙乙
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 22:27:17 ID:UG/bmQxE
掛け持ちしているSSを終わらせたいので3日ほどお休みします
すみませぬ
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 22:34:51 ID:wE2bY5nQ
貼ってほしいぬ
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 23:37:57 ID:YvqDlIas
勇者が幸せになりそうでほっとした
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/15(日) 23:41:51 ID:hP7UuVPY
かけもちとかそれも見たいわ
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 22:15:18 ID:s6n681yo
明日書きます
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 22:23:05 ID:qcioTZqI
待ってるよ♪
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 22:40:36 ID:8we5aiHg
よし
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 23:08:07 ID:qYdf2QSI
勇者ってなんだっけ
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 23:17:14 ID:qcioTZqI
お前とか俺とかだろ
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/18(水) 23:22:17 ID:gMV027sc
人生・・・かな
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/19(木) 09:27:01 ID:o0HmdlDE
勇者「さて、長女ちゃん」
長女「はい!」
勇者「外に出る練習…といきたいんだけど」
勇者「…なんでいるの?」
次女「いちゃ悪いかよ人間!」
勇者「いや、なんでいるのかな…って」
次女「お姉ちゃんの引きこもりをなんとかするんだろ」
次女「…私も、手伝いたいんだよ」ボソッ
勇者「あんだって?聞こえましぇんよ?」
次女「…だから」
次女「お姉ちゃんが一緒じゃないとどこに行ってもつまらないから、手伝うって言ってんだろ!!」
長女「次女…」
次女「…ふんっ」カァァ
勇者「(かわいい)」
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/19(木) 09:41:56 ID:o0HmdlDE
次女「…何ニヤニヤしてんだよブサイク!こっち見んな!」
勇者「えっ、ひどい」
長女「もう、勇者さんにそんなこと言っちゃいけないでしょ」
長女「私に協力してくれるんだよ?」
次女「…だって、ムカつくんだもん」
次女「お姉ちゃん、さっきからこいつしか見てないし…」
長女「だって、好きだから見ちゃうんだもん…」モジモジ
次女「…死ねブサイク!」キッ
勇者「そんなこと言われても困るな、ハハハ」
次女「ムカつくぅ…」
勇者「…さて、おしゃべりはここまでにして」
勇者「早速始めようか、長女ちゃん」
長女「はーい!」
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/19(木) 09:51:51 ID:o0HmdlDE
次女「それで、何すんだよ」
勇者「長女ちゃんは外…というより、外の魔族や人間が恐いんだと思うんだ」
勇者「というわけでとりあえず、魔族や人間が絶対いないところに行ってみよう」
長女「絶対いないところ…」
次女「ドラゴンの巣とかでいいんじゃね?」
勇者「やめろ」
長女「ダメ、私たちが行ったらたぶん死んじゃうよ」
長女「勇者さんが」
勇者「うん、僕死んじゃう」
長女「それに上位のドラゴンは魔法効かないんだよ?」
長女「そのドラゴンに遭遇したら、私たちもただじゃすまないよ」
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/19(木) 12:54:42 ID:8BpdNv4c
おつん
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/19(木) 15:17:34 ID:LdEzsJlY
乙
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/21(土) 22:04:10 ID:5OM0CC4o
はよ
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/22(日) 00:57:35 ID:JqIdhQko
最近忙しくて書けない…
ごめんなさい
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/22(日) 01:17:41 ID:Sic9ieTE
おつかれさま
待ってるよ!
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/22(日) 02:06:57 ID:yFoGew6Y
気にしてないからはよ
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/26(木) 22:49:27 ID:nbmnUGfE
いいよ��
待つよ
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/04(土) 23:44:55 ID:VfbmglXo
保守
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 11:02:23 ID:S5Usnl6U
久しぶりに書きます
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 11:03:06 ID:S5Usnl6U
次女「じゃあどうすんだよぉ」
勇者「…うん、森にいこう」
長女「森?」
勇者「そうだ」
次女「そんなとこ行ってもつまんない!」
勇者「いや、つまらないとかじゃなくてな…」
長女「でも、どうやって森まで行くの?」
長女「このあたりに森なんてないけど…」
勇者「それは長女ちゃんの転送魔法で行けばいいんじゃないの?」
次女「あー…」
長女「…ごめんなさい、転送魔法は使えないの」
勇者「ふぇ?」
次女「ふぇ、じゃねえよブサイク」
次女「転送魔法なんか使えたら最初から苦労しないよ」
勇者「な、なんで使えないの?」
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 11:12:35 ID:S5Usnl6U
長女「私、無意識で防御魔法使っちゃうから…」
長女「勇者さんとか次女になら転送魔法を使えるんだけど、自分には使えないの」
勇者「…なるほどな」
長女「本当、ごめんなさい…」シュン
次女「お、お姉ちゃんが謝ることじゃないよっ」
次女「…おい人間!お姉ちゃんに謝れ!」
勇者「えぇ…」
勇者「(…どうしよう、転送魔法を封じられたな)」
勇者「(やっぱり、直接外に出るしかないか)」
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 14:11:22 ID:X/AQk/nw
乙!
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 15:36:10 ID:S5Usnl6U
次女「おい、聞いてんのか人間!」プンスカ
勇者「…長女ちゃん、とりあえず外に出てみよう」
長女「えっ…」
勇者「外に誰もいないか俺が確認するから」
勇者「挑戦、してみようぜ」
長女「っ…はい」
勇者「(どれくらい恐がるか、見ておかないとな)」
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 15:45:10 ID:S5Usnl6U
勇者「さて、この扉を開ければもう外だ」
長女「…」
勇者「心配するな、外には誰もいないよ」
長女「…はい」
長女「…」スッ
次女「お姉ちゃん、がんばって…」
長女「開けますっ」
『近づかないでよ、気持ち悪い』
長女「っ!」ピタッ
『長女なんかほっといてどっかいこーよ』
長女「…あっ」カタカタ
勇者「どうした、長女ちゃ…」
261
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 15:55:07 ID:S5Usnl6U
長女「…いやぁ」ブォォン
勇者「えっ」
長女「嫌あああああああ!!!!」ガリガリガリガリィ!
勇者「んなぁ!?」
次女「っ…防御魔法!!」
ピキピキピキピキィィ
勇者「」カチーン
長女「はぁ…はぁ…」ペタン
次女「あーあ…」
長女「嫌ぁ…嫌だよぉ…」
次女「…人間、私が防御魔法使ってなかったら氷で串刺しだったな」
次女「まぁ、カチカチに凍っちゃったけど」
262
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 16:04:30 ID:S5Usnl6U
長女「…はっ!ご、ごめんなさい勇者さん!」
長女「解凍魔法!」ジュワァ
勇者「はっはっはっ、死ぬかと思ったぜ」
勇者「…ていうか寒っ!」ガタガタ
次女「玄関、しばらく使えないよ」
勇者「…えっ」
次女「ほら、見てみろよ」
勇者「…はがぁ!?」
勇者「な、なんじゃこりゃああああ!」
長女「私、氷魔法使っちゃったの…」
勇者「待って、これ溶けるの?」
勇者「氷が分厚すぎて溶ける気配がないんじゃが」
次女「今日はもう無理だな、解凍魔法もたぶん効かないだろうし」
勇者「…いや、俺には効いたじゃん」
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 16:11:01 ID:S5Usnl6U
次女「だからぁ!私が防御魔法使ったって言ってるだろ!」
勇者「あ、ありがとう次女ちゃん…」
次女「次女ちゃんって言うな!」
長女「…ごめんなさい、勇者さん」
勇者「(これは困ったな)」
勇者「(転送魔法が使えない上に、出ようとしたら氷魔法でしばらく凍結)」
勇者「(どうすればいいんだ…)」
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 16:42:59 ID:omqCo5fs
待ってた
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 19:57:26 ID:S5Usnl6U
勇者「(思い出せ、俺はどうやって困難を越えてきた…)」
勇者「(勇者としていろいろ経験してきたはずだ、どう乗り越えた…)」
勇者「…あっ」
勇者「(思い出した、試してみるか)」
勇者「長女ちゃん、提案があるんだけどさ」
長女「なに?」
勇者「外に出た秒数だけ俺とキスするっていうのはどうよ」
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 19:58:49 ID:ljkM/80Q
ほっ?
267
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:00:25 ID:S5Usnl6U
長女「へっ?」
次女「はぁあぁ!?」
勇者「ま、まぁ、ご褒美みたいな感じだよ」
勇者「(うわぁ、我ながらナルシストすぎてひくわ…)」
次女「そんなもんご褒美なんかじゃねえよ!地獄の罰ゲームだろ!!」
次女「お前なんかとキスとか…おぇぇ!」
次女「死ね!死ね!二度とお姉ちゃんにそんなこと言うな!!」
勇者「…泣きたいけど耐えます」ウルウル
268
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:06:39 ID:S5Usnl6U
次女「お姉ちゃん、こんなやつの言うことなんか…」
長女「っ…き、きす…」ドキドキ
次女「えっ」
長女「そっか…キス、忘れてた…」
長女「キスかぁ…」カァァ
次女「お、お姉ちゃん?」
長女「えへへ…」ニヤニヤ
次女「…っ」ギロッ
勇者「ふぇぇ…こわいよぉ…」プルプル
次女「おいブサイク!お姉ちゃんになにしたんだ!」ガッ
269
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:13:51 ID:S5Usnl6U
勇者「い、いや、俺は…っ」
次女「変だよ!お姉ちゃんがなんか変なんだよ!!」ブンブン
勇者「く、首取れる!」
次女「お姉ちゃん!どうしちゃったの!!」
長女「次女、私ね…」
長女「勇者さんに、恋の魔法をかけられたみたいなの」ポッ
次女「」
勇者「あの…その…」
次女「…あああああああああ!!!私のお姉ちゃんを返せええええええ!!!!」ブンブンブン
勇者「いやあああ!!首取れちゃううううううう!!!」
270
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:14:45 ID:S5Usnl6U
今日はここまで
最近本当に忙しい…
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:39:18 ID:5Zeukq22
きたあああああ
忙しい中乙です
272
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:40:25 ID:vnzIdyY6
やっぱり、長女ちゃんの……最高やな!
273
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:41:11 ID:zrXm7jF.
まあ、こうなるわなwww
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:53:54 ID:ovLRWZMw
どういう経験してるんですかねえ
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 21:43:41 ID:X/AQk/nw
乙!
276
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 01:07:45 ID:vXID5NSs
まってたよ
いいねぇいいねぇ
277
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/10(金) 02:06:53 ID:JSrOwhz6
乙! 待ってた甲斐があったぜ
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 17:35:29 ID:kxFaVQ.6
勇者「はぁ…参ったな」
勇者「(…正直、状況はかなり悪い)」
勇者「(転送できないし、直接出ることもできない)」
勇者「(最悪だな)」
勇者「(ご褒美作戦は成功…しないだろうしな)」
勇者「…」
勇者「(長女ちゃんにとっていじめはかなりトラウマらしい)」
勇者「(俺があれこれするのは…無駄かもしれない)」
勇者「(もっと根本的に…彼女を変える何かが必要なんだ)」
勇者「(んー…何が必要なんだろう)」
勇者「(…って、それを探すのが俺の役目じゃねえか)」
勇者「(まぁ、明日もいろいろ試してみるか)」
勇者「(今日みたいに凍らされたらまた延期だけど…)」
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 17:41:00 ID:kxFaVQ.6
勇者「さーて、寝るか」
勇者「おやすみなさ…」
ガチャ
ギィィ
勇者「(…はぁ、またか)」
勇者「長女ちゃん、今日はゆっくり寝かしてほしいんだ…」
勇者「僕、今日は本当に眠たいんです…お願いします…」
勇者「…長女ちゃん?」
勇者「…」
勇者「ふぇぇ…返事してよぉ、こわいよぉ…」
次女「お姉ちゃんがなんだって?」
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 17:46:55 ID:kxFaVQ.6
勇者「げぇぇ!!次女ちゃん!?」
次女「だから次女ちゃん言うなって…」
魔王「そうだぞ勇者ちゃん」
勇者「お前もいるのかよ」
次女「それよりパパ、聞いた?」
魔王「ん?」
次女「長女ちゃん、今日は寝かして…だってさ」
魔王「けしからんな」
勇者「そ、そういう意味じゃねえよ!」
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 17:54:58 ID:1r3/9.a.
追い付いた、支援
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 17:55:25 ID:kxFaVQ.6
次女「お姉ちゃんはなんでこんなやつのことなんか…」
魔王「なぁ?」
次女「パパもそう思うよね!」
魔王「うむ」
勇者「おい、お前は認めてただろ」
魔王「そういえばそうだったな、はっはっはっ!」
次女「…パパのその適当なところ、好き」ポッ
勇者「(えぇぇ…)」
勇者「…はっ!?」バッ
283
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 18:03:54 ID:kxFaVQ.6
魔王「どうした、勇者よ」
勇者「お前の嫁はどこだ!?」キョロキョロ
魔王「妻ならもう寝たぞ」
勇者「ほっ…そ、そうか…」
次女「…こいつ、ママに惚れてるの?」
魔王「どうやらそうみたいだな」
次女「うわぁ…キモ…」
勇者「いや今の反応は違うじゃん!?適当なこと言うなよおお!」
次女「夜に騒ぐなよ…」
勇者「誰のせいですか」
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 21:39:03 ID:kxFaVQ.6
次女「…ふんっ」
勇者「それで、何しにきたんだよお前ら」
勇者「…まさか、夜這い!?」
次女「そんなわけねぇだろ!!」
勇者「キャー!!犯されちゃうわぁぁ!!」
魔王「なんだこいつ」
次女「はぁ…このブサイク本当に無理なんだけど…」
勇者「…何しにきたんだよ」ウルウル
魔王「偵察だ」
勇者「は?」
次女「うん、偵察」
285
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 21:57:42 ID:kxFaVQ.6
勇者「なんで偵察…」
魔王「毎晩、長女がこの部屋に来てるみたいだな」
勇者「げっ…気づいてたのか」
次女「お姉ちゃんが言ってた」
勇者「」
長女『ねえ知ってる?勇者さんの寝顔って意外とかわいいんだよ!』
長女『もう、ずっと見ていられるんだから!』
長女『はぁ、勇者さんの寝顔を見続け
る仕事とかないかなぁ…』
次女「…って」
勇者「(…なに言ってんだよ長女ちゃん)」
魔王「うちの娘が恋する乙女すぎてヤバイ」
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:05:14 ID:kxFaVQ.6
勇者「…なるほどな、長女ちゃんを止めにきたのか」
勇者「それはちょっとありがた…」
次女「違うけど」
勇者「えっ」
魔王「偵察だと言ったではないか」
勇者「えっ」
次女「ぷっ、なにその馬鹿面」
勇者「ひどいわね」
魔王「長女がどんな行動をするのか見にきたのだ」
次女「もちろん、私たちは隠れるからな」
勇者「な、なにそれ…止めてくれよ…」
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:12:55 ID:kxFaVQ.6
今日はここまで
この話が終わったら勇者とは別の視点の話を書きたいので、一人選んでください
一応
>>300
まで、一番多かったの書きます
1.長女 2.次女 3.三女 4.魔王 5.妻
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:16:35 ID:RRvaIJ2s
おつー
2で
289
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:19:57 ID:GXw83pSU
悩むな…
1で(即答)
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:20:03 ID:e2DsTc0.
3
291
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:25:01 ID:YE8j64ZI
3
292
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:33:05 ID:XAc77FrM
3かぁー?
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 22:33:05 ID:/SfPe4ts
乙
4見てみたい
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:03:03 ID:yphblvuw
2
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:14:38 ID:oRn/.m9U
1かなぁ
長女見てたい
296
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:14:52 ID:6KPoTves
1
297
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:16:42 ID:FTjXm.IA
1
298
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:25:01 ID:mUvhQETM
ここまで5は無しか…
299
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:37:06 ID:1O/ixEtE
1
300
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 23:52:28 ID:1r3/9.a.
1
301
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 00:27:01 ID:fE1dM1a.
1
302
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 00:28:02 ID:UcM8rTSo
長女視点から勇者とラブラブな日々か
砂糖吐く準備しとこ
303
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 01:18:42 ID:0hdRK9Ds
乙乙
304
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 07:37:20 ID:yiJKyiEA
長女で決定ですね
偵察話が終わり次第、長女視点を書いていきます
長女視点の話が終わったらまた勇者視点に戻ります
305
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 12:17:26 ID:QoiKNYbc
長女視点だと一体どうなるんだ……
306
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 14:32:29 ID:2UtdAIdw
長女視点は絶対ニヤニヤするわ
307
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:07:27 ID:yiJKyiEA
魔王「次女よ、そろそろ準備にかかるか」
次女「おっけー」
勇者「話聞けよ」
魔王「…転送魔法!」ウィィン
ズダアアアン
勇者「おわぁあぁ!!」
勇者「な、なんだそれは…」
魔王「我の部下が開発した透明室だ」
次女「4人くらい入れるんだぜ〜」
勇者「透明室?全然透明じゃないけど…」
魔王「ああ、まだ魔力が供給されてないからな」
魔王「中に入って魔力を入れてやれば透明化できるのだ」
勇者「ほえー…」
308
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:14:03 ID:yiJKyiEA
魔王「長女ほどの魔法が使えるやつでも、これに気づくことはできん」
魔王「防音も完璧だ、安心しろ」
勇者「安心しろって、心配なんかしてねぇよ…」
次女「パパ、そろそろお姉ちゃん来るよ」
魔王「おお、そうか」
魔王「…では、健闘を祈る」ガチャ
次女「お姉ちゃんに変なことしようとしたら、マジで怒るからな!」
勇者「お姉ちゃんのほうから変なことしてくるんだよなぁ…」
バタン シュウウイイン
勇者「…うおっ!本当に消えた」
309
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:18:52 ID:yiJKyiEA
勇者「…はぁ、防音ね」
勇者「頼むから騒がないでくれよ…」
魔王『あーあー、聞こえるか勇者よ』
勇者「」
次女『なんか反応しろよブサイク』
勇者「防音ってなんだよ!駄々漏れじゃねぇか!!」
次女『…聞こえてるみたいだな』
魔王『大丈夫だ、貴様にしか聞こえん』
魔王『我がよく貴様に使っているテレパシーのようなものだ』
勇者「な、なんだよ…」
310
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:24:01 ID:yiJKyiEA
次女『…はい、みなさんこんばんは!』
魔王『こんばんはー』
勇者「!?」
次女『実況は私、次女と』
魔王『解説は我、魔王でお送りするぞ』
勇者「くっそぉ…お前ら遊びやがってぇ…」
次女『あのブサイクなんか言ってるな』
魔王『無視でいいだろう』
次女『そうだね』
勇者「私、もうやだ…」シクシク
311
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:31:33 ID:yiJKyiEA
コンコン
勇者「っ…は、はい!」
「勇者さん、今夜もいいかな…」
勇者「どど、どうぞ!」
勇者「(うぅ…なんかやけに緊張するぜ…)」
次女『今夜もいいかな…ね』
次女『死ね』
魔王『我も長女に言われたい』
次女『っ…』
次女『…パパ、今夜もいいかな』カァァ
魔王『えっ、かわいい』
勇者「(…あいつら馬鹿だろ)」
次女『馬鹿とか言うな!お前なんかより全然頭いいからな!!』
312
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:38:44 ID:yiJKyiEA
勇者「(げっ…考えてることも筒抜けかよ)」
魔王『当たり前だろ』
次女『お前がどんだけゲスい思考してるか丸分かりだからな』
勇者「(はぁ…そうですか)」
ガチャン
長女「えへへ、今日も来ちゃった…」
勇者「いらっしゃい、長女ちゃん」
長女「…勇者さぁん」ダキッ
勇者「ははっ、急に抱きつくなよ〜」
魔王『死ね』
次女『死ね』
勇者「(最初は絶対抱きついてくんだよ…)」
313
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:48:15 ID:yiJKyiEA
魔王『ていうか、長女の顔がヤバイな…』
次女『そうだね…幸せいっぱいな抜けた顔してるよ…』
長女「ん〜♪」スリスリ
勇者「ちょっと、くすぐったいって」
長女「嬉しいくせに〜」
勇者「う、嬉しくなんかねぇよっ」
長女「ふふっ、そっか」
長女「…大好きだよ、勇者さん」ギュウウ
勇者「長女ちゃん…」
次女『』ガンガンガンガン
魔王『酒を飲まなきゃやってられんな』ゴクゴク
314
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 17:54:31 ID:yiJKyiEA
長女「…あっ、そうだ」
勇者「ん?」
長女「私、ひざまくらって1回やってみたいんだよね」
勇者「ひ、ひざまくら?」
長女「よいしょ…」スッ
長女「…おいで、勇者さん」ポンポン
勇者「えっ」
長女「私のひざの上に頭乗せてみて?」
勇者「お、おう…」ストン
長女「どうかな…勇者さん」
勇者「ああ…すごくいいよ」
長女「えへへ、よかった」
315
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 18:02:36 ID:yiJKyiEA
魔王『あいつらイチャつきすぎだろ』
次女『ブサイク、後で覚えてろよ…』ゴゴゴ
勇者「(うわ、恐いなぁ)」
長女「…今日はごめんね」ナデナデ
勇者「ん?」
長女「その…外に出られなくて…」ナデナデ
次女『お姉ちゃん…』
魔王『頭撫でられるのやめろ』
勇者「(無理だろ)」
長女「私、やっぱり恐くて…」ナデナデ
勇者「…大丈夫だよ」
勇者「時間はたくさんあるんだ…少しずつ、二人で乗り越えていこうな」
勇者「長女ちゃんには、ずっと俺がついてるから」
316
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 19:02:40 ID:yiJKyiEA
長女「うん、ありがとう」
長女「私は、勇者さんさえいればそれでいいから…」
魔王『…』
次女『…ねぇ、パパ』
魔王『どうした?』
次女『なんでお姉ちゃんは、私を頼ってくれなかったのかな…』
次女『アイツにあって私たちにないものって、なに…?』
魔王『やつは勇者、我らは勇者じゃない』
魔王『そして、強き者を討つだけが勇者ではない…それだけだ』
次女『…そっか』
魔王『勇者のことは信じてもいいぞ、次女よ』
317
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 19:11:08 ID:yiJKyiEA
次女『えっ?』
魔王『我が認めた男だからな』
次女『ふんっ…』
次女『…』
次女『…考えてあげても、いい』
魔王『ふっ、そうか』
長女「ねぇ、勇者さん」
勇者「おう、なんだ」
長女「私ね、本当にあなたのことが好き」
318
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 19:21:37 ID:yiJKyiEA
勇者「そ、そっか…」
長女「本当に、本当に大好き」
勇者「て、照れるなぁ…」
長女「…そして、これからすることをどうか許して」
勇者「えっ…」
長女「我慢、できないから…」スッ
長女「一度気づいちゃったら、我慢なんて絶対無理だよ…」
勇者「な、何を…」
長女「…ファーストキスだよ、勇者さん」
勇者「えっ!?長女ちゃ…っ」グイッ
長女「んっ…」
319
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 19:22:10 ID:yiJKyiEA
今日はここまで
320
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 19:35:36 ID:YJpC84xE
えっ
321
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 20:14:55 ID:uFF4fIBo
はい
322
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 21:30:50 ID:BYlzBT7k
乙!
323
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 21:44:47 ID:QoiKNYbc
乙!
ここで切るとは中々の焦らし上手ですな
324
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 21:55:29 ID:1.Fbgm/A
半殺しや
325
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 05:25:41 ID:K6uaCvFs
それを言うなら生殺しやろ
326
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 02:02:54 ID:aFzC12LQ
はよう
327
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 07:48:29 ID:42iOm.wY
楽しみすぎる
328
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 23:38:46 ID:ZiiyejIc
いや、勇者はガチで殺されるからな?
329
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/22(水) 12:56:00 ID:0kQBoSW.
まだか まだか
330
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/22(水) 13:20:47 ID:prlRkW02
砂糖が口から
331
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/23(木) 08:03:36 ID:3QVgnZDg
オ
332
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 15:58:10 ID:qOwPQHs6
待ってる
333
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 16:07:03 ID:lww63Cpc
明日書けたら書きます
無理だったらごめんなさい
334
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 16:08:34 ID:0d49dZO2
期待
335
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 21:35:20 ID:B6w5.YOQ
キター!
336
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/01(金) 21:04:24 ID:Ed9Esh52
次女ちゃんをペロペロペロペロ・・・
あ、すいませぎゃああああああああああああああああああ
337
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/07(木) 00:11:20 ID:9BRpSwwg
全然書けずにすみません
明日からは確実に書けます
338
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/07(木) 00:23:37 ID:.BRQXh9Y
期待してる
339
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/07(木) 04:30:57 ID:Ojc1hG4U
うむ
340
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/08(金) 19:12:41 ID:wIHP69XU
期待しすぎて禿げた
341
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/09(土) 19:41:19 ID:NMBg.4Bw
元から禿げてただろ
342
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/12(火) 18:06:44 ID:.v3ecf8w
ほ
343
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/12(火) 20:27:27 ID:Z4sxmpik
う
344
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/13(水) 00:00:13 ID:vCi3tGYg
まだかなー?
345
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/16(土) 23:13:54 ID:iNxQNDB.
すごく楽しみがんばってー
346
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/17(日) 21:42:27 ID:14EUVFxc
最近糖分不足でな…
347
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/18(月) 22:28:08 ID:cfZqvDig
はやくしろよ
首がもうキリン状態だぞ
348
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/18(月) 22:39:20 ID:eMXuXSBo
明日ってどの明日なんですかねえ……
349
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/19(火) 01:28:53 ID:J3XnRvGA
期待してるんでがんばってー
350
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/19(火) 07:18:59 ID:uEM0NW6U
期待
351
:
以下、名無しが真っ昼間にお送りします。
:2015/05/19(火) 13:13:59 ID:DWBi.kz6
続きかくよ。
352
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/19(火) 22:28:46 ID:b4k.WEDc
お〜い、まだか〜
353
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/19(火) 23:03:40 ID:RWgDWGUQ
全然書けずにすみません
来年からは確実に書けます
354
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/19(火) 23:25:49 ID:b4k.WEDc
え?来年?ww
355
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/20(水) 00:33:05 ID:uC9/C47A
おう?
356
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/20(水) 02:09:25 ID:PogCZbp.
なりすましだろ
今までの生存報告もなりすましか?
357
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/20(水) 09:08:18 ID:yUrFRWqY
誰か引き継ぎしてくれれば…∧( 'Θ' )∧
358
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/20(水) 21:28:06 ID:tEh5j6Cc
はやくしろよ
359
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/21(木) 21:24:55 ID:NO3FVKSk
まーだー?
360
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/21(木) 22:58:30 ID:41dWvIDg
なりすましはやめろ
期待しているみんなに謝れ
361
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/22(金) 01:04:36 ID:Ptf14fmM
生存報告だけでもいいからほしいな
362
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/23(土) 10:18:45 ID:zDjaapXo
おい
本当にまだかよ
363
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/23(土) 15:59:20 ID:iuvJtG66
とりあえずお前はsageろよ。
364
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 19:36:53 ID:7sNkonog
久しぶりに書きます
365
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 19:38:41 ID:7sNkonog
魔王『むっ!』ガタン
次女『…だ、だめえええええ!!』
勇者「こらこら、約束と違うだろ?」
長女「…ふぇ?」
勇者「君のファーストキスの相手は俺の手のひらだ、おめでとう」
長女「…ちっ」
勇者「ふっ」
長女「…あっ、あそこに勇者さんのお母さんが!」
勇者「えっ、オカン!?」
長女「隙ありっ!」ガバッ
366
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 19:42:13 ID:7sNkonog
勇者「オカン、何しにきたんや!」サッ
長女「ちょっ、ふもっ!」ポフン
勇者「…セカンドキスの相手は俺の枕だ、おめでとう」
長女「…けち」
勇者「なーにがケチだよ」
長女「やだぁ…」
勇者「ごねても駄目だ」
長女「いいもん、勇者さんの枕で我慢するから」
勇者「枕…?」
367
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 19:55:46 ID:7sNkonog
長女「こうして枕にまたがって…んっ」
勇者「ちょ、ちょちょちょ!!」バッ
長女「あっ、私の枕取らないでよ」
勇者「いつお前のになったんだよ!」
長女「だって、私は勇者さんのものでしょ?」
長女「その枕も勇者さんのもの…じゃあ、私のものでもあるよね?」
勇者「なんやその謎理論」
勇者「どっちかと言えば、今の言い方だと長女ちゃん=枕だろ」
長女「私を枕呼ばわりなんて…夜もそばにいてほしいってことかな」モジモジ
勇者「もうやだこの子」
368
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 20:04:59 ID:7sNkonog
長女「…ふぅ、お遊びはここまでにしておこうかな」
勇者「えっ」
長女「拘束魔法ッ!!」
勇者「なにっ!?うぐぅ!」ガキガキン
長女「あはっ…絶対キスしてやるんだから」
勇者「く、くそっ!動けねえ!!」
勇者「や、約束はっ…!」
長女「はぁ…はぁ…ふふっ」
勇者「(駄目だ、興奮してそれどころじゃねえ)」
369
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 20:14:54 ID:7sNkonog
長女「勇者さん…勇者さん…」
勇者「(このままじゃ、脱ひきこもり作戦に支障が…っ)」
長女「さぁ、観念してよね…勇者さ」
バアン
次女「おらあぁあああ!!!」ビカァァ!
バキバキ バキン!
長女「じ、次女!?それより拘束魔法がっ!」
次女「掴まれ、勇者!!」
勇者「待ってたぜ、次女ちゃん!」
長女「ぐっ!」
370
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 20:22:23 ID:7sNkonog
次女「ふぅ、あっぶねえ」
勇者「あ、ありがとう…ていうか」
勇者「う、浮いてるゥゥ!!」
次女「叫ぶなよ、落とすぞ」
勇者「黙る」
長女「あんた、いつからいたの!」
次女「私だけじゃねえ、パパもいるぜ」
長女「えっ…」
次女「…寝てるけど」
勇者「寝てるんかーい」
次女「しょ、しょうがねえだろ!パパはお酒に弱いんだから」
371
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 20:28:12 ID:7sNkonog
長女「はぁ…二人して何してたの」
次女「私たちは、お姉ちゃんが心配で」
長女「なるほどね…」
長女「それにしても、あれだけ嫌ってた勇者さんを翼を使ってまで助けるなんてね」
長女「どういう心境の変化かな」
次女「べ、別に…」
勇者「翼…?うわっ、マジだすげぇ!」
勇者「魔王家は翼まで使えるのか!」
次女「…違う、私とママだけだ」
372
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 20:29:04 ID:7sNkonog
今日はここまで
373
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 20:32:44 ID:qackMTWg
ヤンデレ化待った無し。
374
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 20:49:46 ID:xpwMrPLI
乙ずっと待ってた
375
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 21:08:20 ID:yuFlsaEo
生きてて良かった
376
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 21:44:43 ID:iPbna6IU
生きてたんだ…
良かった
377
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 22:29:06 ID:OohMQUL.
>>1
の生存か確認出来ただけでもめっけもんや乙
378
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/01(月) 18:06:52 ID:CLkYyyts
長女も次女もかわいいよ
379
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/01(月) 20:29:12 ID:LEGGTVDw
勇者「ほえー」
次女「それに、こいつを助けるためじゃねえし」ポイ
勇者「うわっ!どひっ!!」ズダン
次女「お姉ちゃん、キスはご褒美のはずだろ」
次女「その約束を破るなんてダメだよ」
次女「…まあ、こいつからのキスがご褒美なんてまだ納得できないけどな」ゲシッ
勇者「痛いっ!」
長女「…そうだね、キスはやめとこうかな」
勇者「ほっ」
長女「でもね…」
380
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/01(月) 20:39:33 ID:LEGGTVDw
長女「勇者さんと私を覗いてた二人に、ちょっとお説教しなくちゃね♪」ニコッ
次女「げっ!」
長女「ふふふ、うふふふふふ」ゴゴゴ
次女「ぱ…パパ助けてええええ!!」ダッ
長女「あっ、待ちなさい!」
次女「っ…炎魔法!」ゴオオオオ
長女「無駄よ!水魔法!!」バッシャアアア
魔王「んっ…げっ、長女!」
マチナサーイ! ゴガガザサアヤハマバダ ヒェエエエ!! ボオガァァアァ!
勇者「…」
勇者「ここ…僕の部屋…」
381
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/01(月) 20:43:31 ID:LEGGTVDw
区切りがいいので短いですが今日はここまで
次は長女視点のお話
382
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/01(月) 22:07:25 ID:OoeJN6Ww
よっしゃあああああああきたああああああああああ!!!!!
383
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/01(月) 23:30:03 ID:tSaBFuiY
HOOOOOOOOO!!!!!!!!!!
384
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/02(火) 23:16:23 ID:dF3xN7JU
ฅ
385
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/03(水) 03:52:34 ID:O.4mfQ4E
これはもしやハーレム展開?
386
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/07(日) 11:16:18 ID:LT5F6kyg
続きは書かねえよバーカ
387
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/10(水) 00:24:45 ID:nL8YkaO6
書き方一気に変わったな
同じ奴が書いてるのか怪しい
388
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/10(水) 01:19:07 ID:239JmVoI
だからお前はsageろって。
389
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/18(木) 22:44:03 ID:iSLhcFDA
ハーレムになるならそう言ってくれ…
ハーレムはいやなんだ…
俺はそう…長女のラブラブ見たい…
ただそれだけなんだ…
390
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/19(金) 11:25:29 ID:yKmup0ek
あくしろよ
391
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/19(金) 21:09:56 ID:kXCSEvgE
あくしろよ掘るぞ
392
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/24(水) 19:13:20 ID:5GHFdods
はようはよう!!
393
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/25(木) 13:38:34 ID:DyN770n2
面白い!
続き待ってます!
394
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/25(木) 17:55:29 ID:xKTwKUhg
あくしろよ
395
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/27(土) 23:26:08 ID:ukpVbNMA
ほれ
はよせい
396
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/28(日) 09:19:06 ID:2n8vJm4M
てか生きてる?
397
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/07(火) 22:38:27 ID:XVGKy35M
あくしろよ
398
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/09(木) 12:01:13 ID:eVpfvJTU
あくしろ
399
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/09(木) 12:02:12 ID:eVpfvJTU
あくしろ
400
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/22(水) 22:21:59 ID:nPvDCOWo
はよ(ノシ 'ω')ノシ バンバン
401
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/23(木) 04:36:11 ID:6GsHy1O2
生殺し過ぎて辛い
402
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/25(土) 23:25:39 ID:sPRTnBt2
まだかよ
403
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/27(月) 20:50:14 ID:cEmfMx3.
保守
404
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/29(水) 14:16:36 ID:53KUCVr2
着ながら待つしかない
405
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/30(木) 23:58:35 ID:1MZJ5CwA
そろそろ続き書こうと思う
待たせてしまってすみません
406
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 00:38:28 ID:4nyj2A76
まってたぞーーーーー
407
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 02:10:51 ID:hy5S1WVI
生きてて良かったよ
408
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 03:37:38 ID:IQSEyUQw
続きが投稿されるまで俺は信じないぞ!
409
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 07:32:15 ID:G8ID41IQ
どうせまた成りすましだろ
410
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 04:15:41 ID:CWLxps3o
早く続きぉぉぉ
次女可愛いぃぃぃ!
てか、勇者がかっこよくなってきてるぅぅぅ
411
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/08(土) 22:51:08 ID:kVKHbeww
>>405
は偽物だったのか…
412
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/11(火) 01:03:57 ID:tTVYYqmw
早くしてー
413
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/16(日) 22:37:19 ID:9PwT99KQ
まだかー
414
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/20(木) 20:25:35 ID:q1bL7.ro
あくしろよ
415
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/01(火) 05:30:13 ID:bEojIR.2
早くかけ雑魚
416
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/03(木) 02:33:08 ID:Bjm5EDeI
落ちてないということはまだ希望はある、
417
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/07(月) 16:31:45 ID:qwkRzDPA
期待
418
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/08(火) 17:55:15 ID:zu7B2dXc
マジ来年か…?早く読みたいが、イッチにも都合があるやろしなぁ。
だ が 待 っ て る ぞ !
419
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/08(火) 21:43:15 ID:VZg9NwIY
もう書きません
落としてください
420
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/08(火) 22:17:41 ID:Vt6SiWqc
ここの作者はsageだったんだよなあ……
421
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/08(火) 23:38:01 ID:rFXEbzi2
てきとーなことしてんじゃねーよ
422
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/19(土) 00:37:08 ID:lC33lvW.
割りと好きなスレだったんだけどな。
423
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/19(土) 12:22:16 ID:NZ2zkQ3w
誰かが乗っ取ればいいじゃないの
424
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/23(水) 23:38:49 ID:uMtDY9ZA
結局シルバーウィークにも音沙汰無し
もう諦めたほうが良さそうだね
425
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/24(木) 00:33:16 ID:g.2QzzV.
続きみたいなら乗っ取るしかなさそうだな
誰か頑張れ笑
426
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/24(木) 06:51:43 ID:2YPSKDxY
あーあ…好きなスレだったのにな……
427
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/25(金) 09:16:21 ID:7cIT4IG2
楽しみだったんだがな
428
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/26(土) 16:12:26 ID:S2jUwSjk
もう誰か乗っ取って書けばよくね?
429
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/01(木) 18:33:17 ID:RrX4DXJo
俺続き書いちゃっていい?
430
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/01(木) 18:41:45 ID:/iwJfCEs
えー
431
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/07(水) 18:33:14 ID:xJaDnTCY
誰か続き書いてくれよなー頼むよ〜
432
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/09(金) 23:55:20 ID:J9naS5JY
勇者「...」
魔王「まぁ、しょげるな勇者よ」
勇者「誰のせいだよ...」
魔王「長女は意外と怖い所があるからな」
魔王「怒ったら中々手のつけようがないぞ」
勇者「使いの人が部屋を直してくれたのが幸いでしたわ...」
魔王「うむ、使いの者も中々優秀な人材ばかりだからな」
妻「あーなーたぁー♫」
魔王((どうやら、我が使いの者について話してたのを聞いていたみたいだ))
魔王((では、行ってくるぞ))
勇者((あっ、はい、いってらっしゃい))
433
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 00:00:10 ID:C41yHMSM
三点リーダの使い方は一致してるがテレパシーの表記とメール欄が
>>1
と違うな。
まあ、期待。
434
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 00:10:38 ID:OZ1iKcYA
長女「はぁー...」
長女「勇者さんのためにも、早く外に出られるようになりたいなー」
長女「はぁー...勇者さん...」
長女「というか、早くキスがしたいよ〜!」
長女「勇者さんと!ちゅー!ちゅー!!」
勇者「聞こえてますよ」
435
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 00:11:48 ID:OZ1iKcYA
長女「はぁー...」
長女「勇者さんのためにも、早く外に出られるようになりたいなー」
長女「はぁー...勇者さん...」
長女「というか、早くキスがしたいよ〜!」
長女「勇者さんと!ちゅー!ちゅー!!」
勇者「聞こえてますよ」
436
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 00:13:20 ID:OZ1iKcYA
こんな感じで書こうと思ってるんですが
おk?
437
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 00:26:46 ID:u5BevcVU
頑張れ
応援します
438
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 00:31:33 ID:n6HdGHVg
乗っ取りやめい
439
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 01:38:48 ID:PU/9gp06
乗っ取りかあ
悲しいなあ
440
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 09:19:08 ID:BgappX5E
まぁ、面白ければいいよ
441
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 15:57:39 ID:iv/8lTHc
他のやつは書くなよ
442
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 16:18:02 ID:WMB1FiLg
長女「勇者さん!」ダキッ
長女「こっそり聞いてたんだー?」
勇者「あ、うん、声大きいから丸聞こえだったよ」
長女「あっ...」
長女「えへへ///」
勇者「長女ちゃん、外出れるように一緒に頑張ろうね」
長女「うん、その...ごめんね...」
長女「私の魔法で勇者さんの部屋、ボロボロになっちゃったもんね...」
勇者「そんな!気にしなくていいよ!」
勇者「使いの人が直すの手伝ってくれたから、そんな大変じゃなかったよ」
443
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 16:32:50 ID:WMB1FiLg
長女「そっかー」
勇者「うん」
長女「ねぇ、勇者さん」
長女「あなたが大好きだよ」
長女「これからもずっとずっと」
勇者「ありがとう、俺も嬉しいよ」
長女「うふふ」
444
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 17:58:19 ID:4XJmqwKg
いざ他人が書くと雰囲気が全然違うな笑
445
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 18:02:49 ID:pM2cW7GU
やっぱ
>>1
さんには勝てないっすねぇ...
446
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 19:09:41 ID:u5BevcVU
しょうがないね
447
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 21:50:11 ID:n6HdGHVg
別にスレ立てて勝手にやれよ
448
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/10(土) 21:57:24 ID:60z6EOvY
LR上、乗っ取りは禁止されてないからね。文句があるならてめえで書いてればよかっただろっていうだけの話だし……
449
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/11(日) 18:48:40 ID:OVJ46dvU
このSSは乗っ取りづらい雰囲気があるな
>>1
が戻ってくれば全部解決
450
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/11(日) 19:24:14 ID:QjUBim2s
てか乗っ取りしやすい雰囲気のSSなんてないだろ
言っちゃ悪いがエタらせるくらいなら書くなって話だし、乗っ取るくらいなら自分で立てろって話
451
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/11(日) 20:28:56 ID:nIbwezkk
面白いものさえ書けば乗っ取りだろうが賞賛される。面白いものさえ書ければね。
452
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/11(日) 22:36:05 ID:X9ozysns
気長に待つか
453
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/12(月) 07:14:01 ID:vI8ls0yQ
80 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2015/03/10(火) 16:37:59 ID:chemSr8I
前回は適当なエンディングだったので今回はちゃんと書きます
なので終わり方は違うかもしれません
454
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 19:09:08 ID:iaH/tMSg
長女「っ...勇者さん!」
勇者「ん?」
長女「手を握って下さい」
勇者「えぇ!?」
長女「駄目...ですか?」ウワメヅカイ
勇者「(駄目じゃないっす)」にぎっ
長女「わっ!」
長女「...」 ユビカラメテ
長女「勇者さんの手、思ってたのよりおっきくて温かいです///」
勇者「(最高)」
455
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 19:37:31 ID:gLp4le0o
勇者「うへへぇ...」ニヤニヤ
次女「何キモい顔してんのこのブサイク」
勇者「あ、次女ちゃんだ!」
次女「だから次女ちゃん言うなってぇ...もういいよ!」
次女「そんな顔してるってことは、まさかお姉ちゃんに変なことしなかったよね!?」
勇者「大丈夫、手を繋いだだけ」
次女「死ねブサイク」
勇者「そこまで言わなくても...」
次女「......勇者」
勇者「?」
次女「...お姉ちゃんのこと、頼んだよ」
次女「...じゃ私は部屋に戻るから」
勇者「」
勇者「(今名前で呼んでなかったか?)」
456
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/13(火) 20:55:50 ID:H0MMjQHw
なんか違う
457
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/14(水) 21:25:39 ID:zeZ/9aTE
>>1
以外書くなよ。
センスねえわ。
458
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/14(水) 21:27:28 ID:ebtTt4nk
今書いてる人はイチャラブ系が好きなんだろうなって思いました(KONAMI)
459
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/15(木) 23:48:19 ID:poCfmNoE
書いてる人がんば。俺は好きだぞ。
もし
>>1
がくるんだったらそれはそれで書いてくれればいいし
460
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/15(木) 23:51:12 ID:HmvQI5vQ
乗っ取られてる中で仮に
>>1
が来たとして、続きを書く気になるだろうなんて本当に思ってるの?
まあ、どちらにせよ
>>1
が来る見込みは限りなく低いだろうが。
461
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/24(日) 04:08:43 ID:8sjcJO66
ほ
462
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/24(日) 04:09:15 ID:8sjcJO66
ほし
463
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/04/18(月) 03:19:31 ID:eeP.TxVA
ほ
464
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 05:33:12 ID:nDgHTmHM
すっかりこのスレの存在を忘れてた
>>380
から続きを書きます
長女視点のお話です
465
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 05:50:26 ID:nDgHTmHM
チュンチュン
長女「…ふぁぁ」
長女「もう朝かぁ…」
長女「…」チラッ
勇者「スピースピー…zzZ」
長女「勇者さん、朝だよ」
長女「起きて」
勇者「んおぉ…zzZ」
長女「…ふふっ、起きる気配なし」
長女「勇者さん、着ているもの全部ヌギヌギしましょうね〜」グッ
勇者「ふお…んんー…」
勇者「…んおぉおおおおおおい!!」バッ
466
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 05:59:15 ID:nDgHTmHM
長女「あっ、起きちゃった」
勇者「起きちゃったよ!おはようだよ!」
長女「おはよう、勇者さんっ」ニコッ
勇者「えっ、この子めっちゃかわいい」
長女「ふふっ、彼女がかわいくて良かったね」
勇者「彼女じゃないけどかわいくて良かったよ」
長女「…勇者さんのいじわる」
勇者「ていうか、起きたら長女ちゃんのいる状況に何も疑問を感じない俺」
勇者「慣れってこわいね」
467
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 06:10:02 ID:nDgHTmHM
長女「…あっ」
勇者「どうした?」
長女「(勇者さんの、すごく大きくなってる…)」ジー
長女「(これって、そういうことだよね…)」ドキドキ
勇者「ん?…あ゛っ!!」
勇者「ち、違うんだ…朝は自動起き上がり装置が作動するだけなんだ…」
長女「勇者さんったら、そんなに私のことめちゃくちゃにしたいんだね」
長女「わかった」ヌギヌギ
勇者「いやいや!全然脱ぐ必要ないですから!」
長女「だって、勇者さん発情してるから…」
勇者「私いつ発情したかしら」
468
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 06:24:51 ID:nDgHTmHM
長女「心配しなくても大丈夫だよ」
長女「お母さんは私と同じくらいの年で私のこと産んだから」
勇者「…ごめん、話が飛びすぎて頭がついていけない」
長女「まあ試しに一回やってみようよ」
長女「何でもチャレンジしてみるのって大事だからね」
勇者「あ、長女ちゃんのほうがよっぽど発情してるわこれ」
長女「ふふっ」
長女「(勇者さんをからかうの、やっぱりすごく楽しい)」
長女「(この人と恋人になれたらなぁ…)」
469
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 06:35:34 ID:nDgHTmHM
長女「(いつか絶対、私に夢中にさせてやるんだから)」
長女「よろしくね、勇者さん!」
勇者「えっ、あぁよろしく…?」
勇者「??」
次女「朝ごはんだ!」
三女「ごはーん!」
勇者「イェーい!!」
次女「ブサイク乗っかってくんな!」
勇者「なぜだ…」ガタガタガタ
次女「お腹すいたー、早く食べようぜー」
470
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 06:44:35 ID:nDgHTmHM
長女「まだお父さんとお母さんが来てないでしょ」
三女「今日おそいねー」
長女「確かに」
長女「(何かあったのかな)」
ガチャ
妻「みんな、おはよう」
三女「おはよー!」
次女「もう!ママ遅いよ!」
妻「ごめんねぇ、実は魔王くんが…」
勇者「魔王がどうかしたのか?」
妻「…」ジトー
勇者「えっ」
471
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 07:03:09 ID:nDgHTmHM
妻「二日酔いでダウンしちゃったのよ」
妻「お酒すごく苦手なのに、どこかの誰かさんのせいで飲みまくったらしいわ」
次女「あー、あれか」
妻「夫を酔いつぶすのやめてくれないかしら」
妻「勇者さん」
勇者「どひぇえ!俺っすか!?」
妻「勇者さんが長女のことをたぶらかしてるからでしょ」
勇者「どちらかと言うと逆です」
妻「はぁ…なんで私の優秀な娘がこんな男なんかに…」
長女「(みんな勇者さんにひどいことばっかり…)」
長女「(でも、勇者さんの魅力を知ってるのは私だけってことだよね)」
長女「(それはそれで…いいかな)」
472
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 07:17:01 ID:nDgHTmHM
妻「というわけで今日は魔王くん抜きで朝食よ…」ズーン
妻「あぁぁ…」
勇者「おぉ、みるみる元気がなくなっていく」
妻「魔王くんと一緒じゃないと生きる意味が…」トボトボ
妻「魔王くん…魔王くん…」ストン
勇者「君たちのお母さん、あそこまでいくともはや病気ですよ」
次女「…ママのパパ狂いには目をつむってくれ」
次女「正直、私もちょっとアレだと思う」
勇者「ですよね」
三女「ママ、げんきだして…」ギュッ
妻「あぁ…娘に気を使われるなんて」ナデナデ
妻「お母さん失格ね、私…」
勇者「そうだな」
妻「あ?」ゴゴゴゴゴ
勇者「まあ冗談なんだけど」ガクブルガクブル
473
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 09:02:22 ID:ow4eISvw
乙!
もうこないかと思ってたぞ完結まで頑張れ
474
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 10:02:24 ID:nDgHTmHM
妻「さあ、朝食にしましょうか」
次女「よっしゃ!」
三女「いただきまーす!」
長女「いただきます」
勇者「んはぁ、今日もうまそう」
次女「…あっ、そうだ」
次女「おい人間、今日は私と一緒に出かけるぞ」
長女「!?」
勇者「ごめん、やだ」
次女「はぁ?なんでだよ」
勇者「だって次女ちゃん、変なところに連れていきそうなんだもん」
次女「そ、そんなんじゃない!」
475
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 10:03:18 ID:nDgHTmHM
勇者「ぇえ…じゃあどこなの?」
次女「…今は言えない」チラッ
長女「(なに…それ…)」
長女「(二人で、どこに行く気なの…)」
勇者「まあ、別にいいか」
長女「っ…」グッ
次女「へへーん、決まりだな」
長女「…わ、私も」
長女「私も一緒に行く!!」
勇者「へっ」
次女「えっ」
妻「えええええええっ!!」 ガタッ
476
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 10:04:52 ID:nDgHTmHM
長女「次女と勇者さんがデートなんて、絶対に嫌!」
次女「お、お姉ちゃん、こんなやつとデートとかありえないよ」
勇者「こんなやつってあんた」
次女「それにお姉ちゃんは…」
長女「もう決めた!行くったら行く!!」
長女「(二人きりになんて絶対させないんだから!)」
妻「ウソ…本当に長女が…っ」
妻「あああああどうしましょ!魔王くんに言わなきゃ!!」
長女「(あれ、なんでお母さんこんなにはしゃいで…)」
長女「…あっ」
長女「そういえば私、ひきこもりなんだった…」ダラダラ
勇者「今さらですかい」
477
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 10:10:15 ID:nDgHTmHM
次女「まあ、お姉ちゃんがいいなら私は別にいいけどね」
次女「それにしてもお姉ちゃんと買い物かぁ…えへへ、いつぶりだろ」
長女「いやあの、その…」
妻「あなたぁぁ!!長女が!長女がぁ!!」バタバタ
勇者「おうおう、これは魔王もすっ飛んで来るわ」
魔王「うおおおおおおおお!!!長女、ようやくその気なったか!!」
妻「あなた!私、もう死んでも悔いはないわ!」ダキッ
魔王「我は嬉しいぞ愛しの娘よオエエエエエエエエ!!」
妻「きゃああ!!あなた、しっかりして!!」
ギャーギャー ワーワー
長女「(…どうしよう)」
長女「(引くに引けなくなっちゃった)」
478
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 10:11:10 ID:nDgHTmHM
今日はここまで
続きは明日書きます
479
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 10:15:48 ID:ow4eISvw
乙
期待
480
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 11:16:01 ID:E5sFKf.U
よか!存分に参られい!
481
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 11:16:44 ID:E5sFKf.U
よか!存分に参られい!
482
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/04(水) 13:29:53 ID:a3PYLGjA
ワロタ
483
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/05(木) 02:36:22 ID:flJCFvSU
うおおおきてたああああああおつうううう
484
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/05(木) 08:37:52 ID:hLlclxP6
あああああああああああああああ!!!!!!
乙ううううううう!!!!!!!
485
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/05(木) 17:32:03 ID:faXq8XqU
長女「はぁ…はぁ…」
勇者「…」
長女「はっ…はっ…はっ…」
次女「…お姉ちゃんさあ」
長女「静かに!今集中してるんだから…」
長女「…ふぅぅぅ」
次女「もう20分くらい扉の前でそうしてるじゃん」
次女「そんなに行きたくないなら無理してついてこなくても…」
長女「行くの!!」
次女「そ、そう」
勇者「長女ちゃん…」
486
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/05(木) 17:33:06 ID:faXq8XqU
長女「(どうしよう…やっぱりすごく怖い…)」
長女「(でも私がいないと、二人きりにさせちゃうことになるし)」
勇者「そういえば魔王はどうしたんだ?」
勇者「さっきまで狂喜乱舞してたのに、肝心な今いないじゃん」
次女「パパなら完全にダウンしちゃって寝込んでるぜ」
次女「んで、パパがそうなればママがどうするか分かるだろ」
勇者「おk把握」
次女「三女はさっさとどっか行ったしなー」
勇者「三女ちゃんはどこへ?」
次女「分からね。あいつめちゃくちゃ自由なやつだし」
勇者「へえ…意外だな」
487
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/05(木) 17:34:27 ID:faXq8XqU
次女「…ていうかさぁ、ちょっと思ったんだけど」
次女「なんなのそのダッサい格好」
勇者「失礼な、My私服ですよ」
次女「他に服は?」
勇者「なーいよ」
次女「うわぁ…顔がアレなんだから、せめて服装ぐらいはちゃんとしろよぉ」
勇者「ごめん、服とか気にしたことなくて…」
次女「ったく、しょうがねぇな…」
次女「…じゃあ買い物ついでに…選んでやるよ」
勇者「えっ」
次女「その…おまえの、服…っていうか…」
488
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/05(木) 17:35:38 ID:faXq8XqU
勇者「マジすか!?うわぁーい!」
次女「っ…!」グイッ
勇者「おふっ」
次女「か、勘違いすんなよ!その見た目が嫌いなだけだからな!」ブン
次女「おまえみたいなブサイクと一緒に歩くだけでも、私はイヤなんだぞ!!」ブンブン
次女「ほんとに、ほんとに…買い物のついでなんだからぁぁぁぁ!!!!」ブンブンブン
勇者「分かった!分かったからこのままだと首とれちゃうぅぅぅぅぅ!!!」ガクガクガクガク
長女「(…あれ、この二人ってこんなに仲良かったっけ)」
長女「…」
次女「お姉ちゃん、もう準備はいいの?」
長女「えっ、あっ…い、いつでも行ける!」
勇者「長女ちゃん本当に大丈夫か?」
長女「大丈夫!…たぶん」
次女「んじゃ、行きますかー」
勇者「ういーす」
489
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/05(木) 17:36:17 ID:faXq8XqU
長女「(…あと一歩、あと一歩で外に出ちゃう)」
長女「(大丈夫…あれからもう6年も経ってるんだから)」
長女「っ…」スッ
長女「(…こわい)」
長女「(こわいこわいこわいこわい!!!)」プルプル
勇者「…」
長女「(た、助けて…勇者さ…っ)」
勇者「…次女ちゃん、せっかくなんだから腕組んで歩こうよ!」ダキッ
次女「ふぇっ!!?」ビクッ
長女「えっ…」
勇者「いやー、こんないい天気だとカップルっぽいことしたくなりますなぁ!」
次女「なっ、なっ、ななっ!」カァァ
490
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/05(木) 17:36:47 ID:faXq8XqU
今日はここまで
491
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/05(木) 23:03:48 ID:6o9dMw.Y
乙!
次女ちゃんが一番かわいい
492
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/06(金) 00:14:07 ID:gcHPLHXA
おつ
493
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/06(金) 10:55:48 ID:Q4wcs8Vo
死んでまうがな。(´・ω・)
494
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/19(火) 00:41:19 ID:PWR0eDgM
続きはよ
495
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/07(日) 04:05:29 ID:Yq09H2bY
なんでこない。
わらわまってるのに。
ひどい。
496
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/14(日) 21:34:13 ID:adbe9nk6
おるか。
497
:
2ちゃん好きの暇人
:2016/08/24(水) 11:36:58 ID:/l95rJcQ
続きはよ
498
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/10/03(月) 20:45:13 ID:w01YZK4.
書かなきゃHUDSON
499
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/10/03(月) 22:47:20 ID:/7nHoASg
もう誰でもいいから書いてクレメンス
500
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/10/04(火) 21:47:32 ID:iyU6LNYk
保守だ 保守 なんとしてでも残さなくては
501
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/09(水) 19:16:34 ID:UJhlADEI
半年たった
502
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/19(土) 23:00:38 ID:nrmrs14s
保守
503
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/19(土) 23:01:10 ID:nrmrs14s
保守
504
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/09(金) 23:51:16 ID:T6oJZfOk
ほ
505
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/19(月) 17:46:05 ID:LIbgMWew
頼むーーー!続きをかいてくれー!
506
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/19(月) 22:38:28 ID:pw2jmXaM
がんばって
507
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/28(水) 21:20:42 ID:MOGpidxU
保守
508
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/08(日) 13:47:24 ID:YoyGizq6
なりすましじゃない本当の
>>1
なんだけど誰か続き書いてくれないかな
モチベーションが死にました、お願いします
509
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/08(日) 20:09:13 ID:LoloPoAY
>>1
とメ欄の特徴が違う
やり直し
510
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/08(木) 01:08:54 ID:HNdOHZxg
一年経っちゃったよ……
511
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/08/10(木) 13:43:57 ID:.de1DOKM
マジレスにすると
512
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/08/19(土) 21:28:47 ID:I56MG4/w
はよ
513
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/09/01(金) 00:44:09 ID:rphmNtu2
ほ
514
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/28(土) 12:02:18 ID:o0JpfN5o
ほ
515
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/03(日) 21:51:55 ID:oJbHYXQQ
ほ
516
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/06(土) 23:55:09 ID:yYs6VeRY
い
517
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/18(日) 08:00:38 ID:.At5r98M
ほ
518
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/15(日) 18:47:42 ID:QRK5KXSA
い
519
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/16(土) 02:12:28 ID:eRj3WU2s
誰でも良いから続きかいて
520
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/20(月) 19:52:57 ID:C8C6UNdI
ほ
521
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/06(土) 13:47:28 ID:iAV0WPsw
も
522
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/05/11(土) 16:52:35 ID:TcIM7vEA
続きが読みたい
523
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/10(日) 18:02:26 ID:An/edugU
ほ
524
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/23(日) 17:12:10 ID:N1jZkVi6
?
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