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提督「ヤンデレっていいな〜」艦娘「!」
326
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/04(火) 02:09:37 ID:fVEWOn3Q
ヒトヒトヨンゴー
波止場
吹雪「……」
提督「おまたせ」
吹雪「あっ、司令官!私も今来たところです!」
提督「うん、そうだね。……第二艦隊が帰投するまでまだ少し時間あるし、ここで時間潰そうか」
吹雪「はい!」
327
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/04(火) 02:16:25 ID:fVEWOn3Q
提督「……ねえ吹雪」
吹雪「はい、なんですか?」
提督「最近、ここに来ると着任したばかりの時を思い出すんだ」
吹雪「着任したばかりの時ですか?」
提督「うん、あの頃は全てが初めてのことばかりで、本当にぎりぎりで生活していたよね」
提督「今みたいな暮らしも好きだけど、あの時ああすれば良かったとかふと思ったりしてね」
吹雪「……司令官」
提督「……ハハハ、なんかごめんね、変なこと言っちゃって」
気まずくなり、吹雪から目線を逸らす
時代に合わない赤レンガ造りの鎮守府の遙か遠く、水平線からこちらへと雲の群れが流れているのが見えた
何気なく耳を傾けるとふ頭辺りの磯に打ち寄せる波の音が耳に入る
ここで感じる景色は昔から変わらない
328
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/04(火) 02:51:52 ID:fVEWOn3Q
ヒトフタマルマル
伊8「提督、ただいま帰投しました」
提督「潜水艦のみんなお疲れ様。それでどうだった?」
伊8「うん、ちゃんと連れてきましたよ」
Z1「Guten tag、.僕の名前はレーベレヒト・マース。レーベでいいよ」
提督「ここの指揮をしている、提督です。色々と慣れないこともあるかもしれないけどよろしくねレーベ」ペコリ
Z1「こちらこそ、提督」
提督「よし、今日はもう終わりで大丈夫だからゆっくりと休んでおいで。潜水艦達も今日はおしまい」
伊8「Danke!」
伊58「疲れたー……もういっぱいでち……」
伊168「レーベ、行きましょ?」
Z1「うん」
329
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/04(火) 03:02:25 ID:fVEWOn3Q
伊19「提督、イク達にご褒美無いの?」
提督「うーん……これから出かけるから今すぐは無理だけど帰ってきたら何か考えておくよ」
伊19「やった!だからイクは提督大好きなの!」ムギュ
提督「ちょっと!服が濡れるから止めて!」
伊168「あーイクばっかりずるーい!」ムギュ
ハナセ!! イヤナノー! ダーメ
……
提督「やっと解放された……ってもうこんな時間!?吹雪、急ごう!」
吹雪「はい!」
330
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 10:26:06 ID:fJkD0JSQ
来てるじゃないか(歓喜)
誰も言わないけど榛名編すっごい良かったゾー!
是非とも吹雪ちゃんの分だけでも完結させてください!お願いします!
331
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 19:18:08 ID:DrAoEbPY
士官学校
提督「間に合った……」ゼェハァ
吹雪「はい……」ハァハァ
??「1分半の遅刻だばかもんが」
提督「! き、教官!」
教官「久しぶりだな」
提督「ご無沙汰しています。卒業式以来挨拶挨拶もできず……」
教官「いや、お前の話はあちこちで聞いているからな。心配なんぞしてなかったぞ」ハハハ
提督「アハハ……」
教官「んで、その娘は部下か?」
提督「はい、そうです。吹雪」
吹雪「特型駆逐艦一番艦の吹雪です。教官さんよろしくお願いいたします!」
教官「うむ。……ん?お前が最初に選んだのが確か」
提督「はい、その吹雪です」
332
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 19:51:20 ID:DrAoEbPY
教官「ふむ、だとすると赴任以来ずっと吹雪と居る訳なんだな」
提督「そういうことになりますね」
教官「ふーむ……君たちケッコンはせんのか?」
吹雪「けっ!?」
提督「教官っ!」
教官「ん?吹雪のその反応……お前まさかまだケッコンカッコカリを伝えてなかったのか」
提督「……いえ、まだ」
教官「はぁ……必ず艦娘達にも通達する様書いてあっただろうに……今日、帰ったら、必ず、言うんだぞ」
提督「……善処します」
吹雪「……」
提督「えっと、それで講演会場はどこなんですか?さっき遅刻とおっしゃられました。早く行かないと」
教官「講演はイチサンイチゴーからだ。どうせ遅れてくるだろうと予想して早めに伝えておいた……結果的に正解だったな」
提督「……」
教官「ハッハッハ、お前は学生時代から何も変わらんな!」
提督「……すみません、ちょっとお手洗いをお借りします」
333
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 20:41:52 ID:DrAoEbPY
スタスタスタ
教官「ふっ、本当にあいつは……」ヤレヤレ
吹雪「……あの」
教官「ん?なんだ?」
吹雪「司令官は……学生時代どんな方だったのですか?」
教官「うーむ……そうだな、よく遅刻する奴だったな」
吹雪「そうだったのですか?」
教官「あぁ、それでいて講義の内容はちゃんと頭に入っているんだから当時は腹立だしく感じていたな」
吹雪「あはは……」
教官「そういう訳で、今日も集合時刻を早めにしていたんだよ。まあ学生時代に比べれば今日はずっとマシだがな」ハッハッハ
吹雪「そうだったんですね……」
334
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 22:19:37 ID:DrAoEbPY
教官「あ、後そういえばあいつはモテてたなあ」
吹雪「……!」
教官「誰それから告白されたとかチョコをこれだけ貰ったとか噂になってたしな」
教官「ま、結局噂は噂で最後まで彼女とか居た様子はなかったがな!」ハッハッハ
吹雪「……」
教官「……真面目な話だが、ケッコンカッコカリについては何も聞いていないのか?」
吹雪「はい、その……名前すらも聞いたことがないです」
教官「……ふむ、後であいつから正式に言い渡されるだろうが、私から簡単に説明させてもらうよ」
教官「ケッコンカッコカリとはな―――」
335
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 22:20:38 ID:DrAoEbPY
―――――
―――
-
提督「ただいま戻りました」
教官「おかえり、遅かったな」
提督「ちょっと後輩らしき学生に話しかけられまして、すいません」
教官「いや、講義までに間に合ってくれればいいんだ。正直言えばこうなる事もある程度予測していたしな」ハハハ
提督「……さすがは教官です。貴方には敵わないです」
教官「俺のことはどうでもいいだろ。ほら、そろそろ準備しとけ」
提督「はい、そうさせていただきます」
教官「……頑張れよ」
提督「はい」
吹雪「……」
336
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 00:46:11 ID:9DdUZGio
まだかな!まだかな!
続きが気になる!
337
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 00:50:13 ID:s1lo8ZXk
ケッコンカッコカリとは艦娘の限界を突破するためのシステムの事を言う
一対の指輪を提督とレベル99の艦娘がそれぞれ着けることで艦娘の性能を引き出すことができると言うのがシステムの狙いだ
だがな、レベル99になるまで寝食を共にし、戦ってきた中で二人の間に恋愛感情が生まれることもあるらしい
実際問題、提督が相手とケッコンカッコカリを行う理由のほとんどは艦娘の性能を上げるよりも相手に対して好意を持っているからだとか
装備アイテムが指輪だからなおさらそういう傾向が出るんだろうな
提督?あいつのことはあいつしか知らんよ
誰を好いているのか、もしかして恋愛に興味がないのか
恋愛対象が艦娘なのか人間なのか
うーん……ま、そうだな
あいつを振り向かせたいんだったら、何かアピールするのも良いかもな
教官『秘書艦なんだからチャンスはあるはずさ』
……
吹雪(アピール……アピールって何?)
提督「それじゃ、行ってくるね。吹雪はここで待っててね」
吹雪「っはい!頑張ってください!」
提督「うん」ニコ
338
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:17:33 ID:s1lo8ZXk
パチパチパチパチ
提督「初めまして、○○鎮守府で艦娘の指揮を行っています、提督と言います」
提督「ご紹介の通り、自分はこの士官学校のOBです」
提督「自分が在学していた当時はまだ艦娘の運用が始まっていませんでした」
提督「―――」
吹雪「……」
吹雪(アピール……)
私は、司令官と一緒にここまで歩んできた
だからこれからもずっとこのまま、ずっと一緒って想っていた
でもただ想うだけじゃだめなんだって
いかなきゃだめだって
だから
司令官にもこの想いを届かせないと
339
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:24:27 ID:s1lo8ZXk
提督「―――なので、もし皆さんが私と同じ立場になるときは、どうか平等に彼女たちを愛してください」
提督「くれぐれも、彼女たちを物扱いしないでください」
提督「以上で今回の講義を終了します」
パチパチパチ
教官「お疲れ様。中々考えさせられる内容だったよ」パチパチ
提督「いえ、自分が経験したことを話しただけなので」
教官「だとしても、彼らには十分染みたと思うよ」
提督「そうだと良いですけど……吹雪から見たらどうだった?」
吹雪「あの、えと……すごく素敵でした!」
提督「お?お、うん、ありがとう」ニコリ
吹雪「!」パァァ
教官「んじゃ今日はこれで終了だ。報酬は無いがせめて途中までは送らせてくれ」
提督「ありがとうございます、教官」ペコリ
吹雪「♪」ニコニコ
340
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:28:39 ID:s1lo8ZXk
翌朝
ゼロゴーマルマル
提督の部屋
ガチャリ
吹雪「……」
バタン
提督「……」Zzz
吹雪「よく寝てますね」フフ
提督「……」Zzz
吹雪「……」
吹雪「……」
吹雪「……エヘヘ♪」
341
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:32:02 ID:s1lo8ZXk
ゼロロクマルマル
提督「……」Zzz
ユサユサ
シレイカン オキテクダサイ!
提督「……?」Zzz
ユサユサ
アサデスヨ! シレイカン!
提督「……ぅぁ……」
ムクリ
提督「……?」ボー
吹雪「司令官!おはようございます!」ニコ
342
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:37:56 ID:s1lo8ZXk
提督「!? 吹雪……?」
吹雪「はい!今日も良い朝ですね!」
提督「え、なんで吹雪がここに」
吹雪「いつも司令官は起きるのが遅いので、今日は司令官を起こしに来ました!」
提督「あ、うん。ありがとう……」チラ
AM 6:00
提督「……」
吹雪「着替えが済みましたら執務室に来てください!」
提督「……はい」
ガチャバタン
提督「……?」
343
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:53:17 ID:s1lo8ZXk
執務室
ガチャバタン
提督「吹雪、今日はいった……!?」
吹雪「司令官、おはようございます! あの、これ、全部吹雪が作りました……! もしよかったら召し上がってください……!」グイ
提督「お……おおお??」
吹雪「ど、どうぞ!」グイグイ
提督「ちょっと!吹雪、ストップ!」
吹雪「はい!」
提督「一旦少し落ち着いて。やりたいことは分かるがちょっと空回り気味だよ」
吹雪「え、はい。すみません……」シュン
提督「とりあえず、まず朝ごはんを食べよう。折角吹雪が作ってくれたんだから食べないのはもったいないよ。頂きます」ペコリ
吹雪「い、いただきます!」パァァ
344
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 02:07:50 ID:s1lo8ZXk
提督「ごちそうさまでした」
吹雪「ご、ごちそうさまでした」
提督「……それで」
吹雪「!」
提督「吹雪はどうして急に朝起こしに来たり、料理を作ってくれたりしたの?」
吹雪「あの、も……もしかして迷惑でしたか……?」
提督「いや、むしろありがたいなぁって思っているけど。ご飯もおいしかったし」
吹雪「!」パァァ
提督「だから、どうしてやってくれたのかなって」
吹雪「あの、アピー……じゃなくて、今まで仕事以外の事あまりしていなかったからこれからは仕事以外でも司令官の役に立ちたいなって…」
提督「なるほど」
吹雪「あの、迷惑でしょうか……?」
提督「迷惑じゃないよ。むしろ嬉しいなって」ハハハ
吹雪「司令官……!」パアア
345
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 23:10:22 ID:s1lo8ZXk
フタフタマルマル
提督の部屋
吹雪「それじゃ、私も部屋に戻ります!おやすみなさい!」
提督「……おやすみなさい」
ガチャバタン
提督「……疲れた」
……
吹雪『喉渇きませんか?何か持ってきます!』
……
吹雪『あの、お昼を用意しました!もし良かったら一緒にいかがですか?』
346
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 23:17:14 ID:s1lo8ZXk
……
吹雪『司令官!午後は特に何もありませんよね?でしたらお散歩にでも―――!』
……
吹雪『司令官!――-』
『司令官!』
『司令官!』
……
ゴロン
提督「……吹雪ってあんなに積極的な子だったんだ。知らなかったなぁ」
提督「まぁ、元気が無いよりは良いよね。うん」
提督「……おやすみなさい」ゴロ
347
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 23:19:54 ID:s1lo8ZXk
マルフタマルマル
食堂
吹雪「〜♪」
トントントン シャッシャ
吹雪「……エヘヘ」ニヘ
グツグツ
……
マルロクマルマル
提督の部屋
吹雪「司令官!おはようございます!」ニコニコ
提督「……おはようございます」
348
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 23:47:45 ID:s1lo8ZXk
あの日から吹雪は変わった
具体的に言うと積極的になった
それだけなら良かったねで終わるん話なんだけど、聞いた話だと他の艦娘にはいつも通りらしい
つまり、これは推測だけど自分の前でだけのみ積極的になっている
それが何でなのかは自分には分からない
もしかしたらと思って教官にも聞いてみたが知らないとの事だ
偶には休ませるのも良いのかもしれないね
―――――
―――
―
吹雪「休みですか?」
提督「うん、偶には良いかなって。何人か以外は一日何してもOKって事で考えてるよ」
吹雪「! だったら司令官、一緒にどこかに行きませんか!」
提督「流石に自分は休めないよ」ハハハ
吹雪「そんなぁ……」ガックリ
349
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 23:51:57 ID:s1lo8ZXk
提督「……と言いたいんだけど、自分も色々消耗品が足りなくて」ハハハ
吹雪「!」
提督「二時間だけ出かけてくるから、帰ってくるまで指揮を頼めるかな?」
吹雪「……はい」
提督「二時間分はその内時間を取るから。じゃあみんなに通知してそのまま行ってくるね!」
ガチャバタン
吹雪「……まだ届かないんですか?」
350
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:08:15 ID:q9yJfZtk
廊下
提督「て事で、この紙に書いてある艦娘以外は全員一日休み!」
ヒエー! ヤリーキョウヤスミジャーン
提督「今日休みじゃない組は明日休みにしてあるから安心して良いよ」
ワイワイ
??「提督は今日どうするんですか?」
提督「ん、二時間だけ買い物して後は仕事だよ。はっちゃんは?」
伊8「いきなりですからまだ何も……もしよかったら一緒について行っても良いですか?」
提督「良いけど、折角の休みなんだから色々やって良いんだよ?」
伊8「大丈夫です。それじゃ、着替えてきますね」
伊8「お待たせしました。さぁ行きましょう」
351
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:27:22 ID:q9yJfZtk
街中
提督「うん、これくらいで大丈夫かな。あれ、はっちゃん?」
伊8「……」ジー
提督「お、居た居た。……古本屋?」
伊8「あ、提督。つい夢中になってしまって、ごめんなさいね」
提督「まだ時間あるし大丈夫だよ。何読んでるの?」
伊8「Minnesangです、提督」
提督「ミンネ、ザング?ドイツの本?」
伊8「そうですよ。まさか日本で見つかるなんて思ってなかったです」
提督「もしよかったら買っていく?」
伊8「いえ……一応役には立ちますが、私が使うには十分じゃないので」
提督「? 要らないなら良いんだけど……後で欲しくなったら取り寄せるから言ってね」
伊8「その時は、提督にも読んでほしいです。ドイツ語の勉強も一緒に、ね」
提督「ははは……お手柔らかに頼むよ」
352
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:38:30 ID:q9yJfZtk
……
提督「んじゃ、そろそろ戻ろうか」
伊8「はい」
露天商「お、そこのお二人さん。ちょっとだけで良いから見ていかないかい?」
提督「いえ、なるべく早く戻りたいので、すいません」
露天商「おいおい、そんな冷たいこと言わずに。それに彼女さんは興味ありそうですよ」
伊8「っ!」チラ
提督「いや、この娘はそんなんじゃ……」
露天商「おや、そうなのかい?まぁいいや、本当にちょっとで良いからさ、頼むよ!」
提督「……少しだけですからね」
露天商「ありがてぇ!それで、お嬢ちゃんは何が欲しいんだい?」
伊8「……これ、super……!」
露天商「お、指輪か!いいとこに目が行くねえ!」
提督「……」
353
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:47:15 ID:q9yJfZtk
露天商「どうだ?普通は1個1500円だけど、お嬢ちゃん可愛いし2個で2000円でどうだい?」
提督「……まあこういうのも良いか。買った」
伊8「……提督?」チラ
露天商「毎度!どうせ二個あるんだし、ペアルックでもしたら良いと思うぜ!」
提督「はいはい。じゃあはっちゃん、行こう」
伊8「うん……」
……
伊8「提督」
提督「うん?」
伊8「……Danke」
提督「大丈夫だよ。それに二個買ったんだから一個誰かに上げれば良いと思うよ。仲良い子とかにね」
354
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:50:02 ID:q9yJfZtk
伊8「……だったらはい、提督」
提督「? 自分で良いの?」
伊8「元々提督のお金で買ったんだし、それに今日連れてきてくれたお礼ですよ」
提督「そういう事なら。うん、ありがとう」ニコ
伊8「うん……!」
提督(あれ……なんか忘れている気がする。指輪……うーん?)
……
吹雪「〜♪」
セッセセッセ
355
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:56:33 ID:q9yJfZtk
執務室
提督「ただいま」
吹雪「あ、司令官お帰りなさい!」
提督「うん。それじゃ、後は自由時間で良いからね」
吹雪「はい!」
提督「さて、書類はと……」
吹雪「……」ニコニコ
提督「……」モクモク
吹雪「……」ニコニコ
提督「……」カキカキ
吹雪「……」ニコニコ
356
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:00:35 ID:q9yJfZtk
提督「……ねぇ、吹雪」
吹雪「はい!なんでしょうか!」
提督「なんで居るの?自由時間だよ?」
吹雪「はい!だから提督と一緒に居ます!」
提督「……」
吹雪「……」ニコニコ
提督「命令、ここを出て遊んできなさい」
吹雪「ええ!?」
提督「折角の休みなのに、執務室に居たら意味ないでしょ」
吹雪「でも……」
提督「自分とならいつでも居られるでしょ?ほら、自分のことは良いから行ってきなさい」
357
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:02:05 ID:q9yJfZtk
吹雪「……はい」
提督「やれやれ……」
スッ キラッ
吹雪(! ……あれって指輪?)
提督「……」モクモク
吹雪「……行ってきます」
提督「はい、行ってらっしゃい」
ガチャバタン
358
:
>>365 上からセリフ4行目 X提督 ○司令官
:2015/08/07(金) 01:13:16 ID:q9yJfZtk
廊下
吹雪「指輪……」
ケッコンカッコカリ
吹雪「! まさか……!」
ハッチャンソノユビワナンナノー?
吹雪「!!」
伊8「内緒、ですよ。うん」
伊19「その指輪のデザインとってもいいのー!羨ましいの!」
吹雪(あの指輪……司令官のと……!)
一対の指輪 それぞれ着ける
二人の間に恋愛感情
吹雪(……)
359
:
>>356だった
:2015/08/07(金) 01:18:11 ID:q9yJfZtk
伊8「Danke。それで、これからなにする?」
伊19「うーん、あ!吹雪さんなの!」
吹雪「……はっちゃんさん。ちょっと今良いですか?」ニコ
想うだけじゃだめ
いかなきゃだめ
司令官にも私の想いを届かせないと
なんとしても
360
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:36:13 ID:q9yJfZtk
ヒトハチマルマル
波止場
提督「お待たせ」
吹雪「……司令官。遅いですよ」
提督「あはは……遅刻癖だけはなかなか治らなくて」
吹雪「大丈夫です。そこを含めて司令官ですから」ニコ
提督「それで、執務室じゃなくて波止場でだなんて何かあったんだっけ?」
吹雪「いえ、お仕事は今日はお休みですから」
提督「? 朝遊んできてって言ったよね。もう良いの?」
吹雪「はい、十分遊んできました」ニコ
提督「あ、うん。なら良いけど」
吹雪「……司令官はケッコンカッコカリってご存知ですよね?」
提督「! ……うん、知っている」
361
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:42:09 ID:q9yJfZtk
吹雪「それには何が必要かご存知ですか?」
提督「それは……」
吹雪「指輪、ですよね?」
提督「?!」
吹雪「そして、その指輪って」
スッ
提督「!」
吹雪「これですよね?」ニコォ
吹雪の左手には一つの指輪が付けられていた
提督の指につけられている指輪と同じデザイン
伊8と提督しか持っていないはずのものを
362
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:48:43 ID:q9yJfZtk
提督「その指輪……!」
吹雪「司令官、酷いです。……司令官は私が今までどれだけアピールしたか覚えていますか?」
提督「アピール……?」
吹雪「ケッコンカッコカリのことを知ってから、毎日司令官を起こしました。ご飯を作りました。お背中を流そうとしました。体調を管理しました」
提督「……あれってもしかして」
吹雪「はい、少しでも司令官に私を意識してもらいたくてやりました」
提督「マジですか……」
吹雪「なのに……司令官は……他の娘と……他の……」
提督「吹雪、その指輪は……!」
吹雪「知っていますよ。ケッコンカッコカリの指輪じゃないんですよね」
提督「! なら……!」
吹雪「関係ないです……!司令官が……他の娘に、指輪を上げた。その事実だけでダメなんです!」
提督「っ……!」
363
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:50:07 ID:iY3UgHNk
こんなタイミングで悪いが
>>1
の後の時雨との生活がみたい
364
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 02:07:44 ID:q9yJfZtk
吹雪「だから、今日想いを伝えに来ました」
提督「想い……?」
吹雪「はい、……司令官、腕を出してください」
提督「? はい」スッ
吹雪「ありがとうございます」クルクルキュ
提督「吹雪、どうして紐でお互いの腕を結んでるの?」
吹雪「司令官、死んでも、忘れないでください。私のことを、私と居た時間を」
ゴスッ!
提督「!!?」
ドッボーン ブクブクブク…
365
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 02:11:29 ID:q9yJfZtk
ゴポブクゴプ
吹雪(……結局、私の想いは伝えられなかったなあ)
吹雪(あ、提督が手錠を外そうとしている)
吹雪(……動きが止まった。司令官……)
吹雪(大丈夫、私がずっと支えますから)
吹雪(だって……一緒の、指……わ……が、)
ゴポ
366
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 02:26:42 ID:q9yJfZtk
吹雪ルート 終わり
まず、私用で放置してしまい申し訳ありませんでした
そして、保守ありがとうございました
これからも度々放置するかもしれませんがなるべく手を煩わせないようにしますので許してください
>>363
後で挑戦しますが多分他の方が書いたヤンデレ物と同じテンプレ展開になるかもしれません
367
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 02:40:10 ID:TgFl0sTw
ヤンデレの天龍を……!
368
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 02:47:32 ID:q9yJfZtk
テンプレ展開ってなんだ……
パクリ展開ですね
とりあえず残りルート
浜風
>>145
(蒼龍
>>145
)
大和
>>169
ロ600
>>206
電
>>227
若葉
>>228
秋月
>>303
龍田
>>311
時雨(本編その後)
>>363
天龍
>>367
絶対仕上げます
369
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 03:57:22 ID:JwBU2zmc
春雨ちゃんも頼みます
370
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 10:41:25 ID:07rre8ec
勝利の女神荒潮ちゃんのが見てみたいなー
371
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/09(日) 03:20:51 ID:nkJozcxk
まだなのかな?
待ちどうしくて震えてるぞ
俺
372
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/10(月) 20:57:22 ID:EeVLicwg
ハイライトが消えたヤンデレ朝潮ちゃん見たいなー(チラッチラッ)
373
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/10(月) 23:23:52 ID:u.Ebeka6
千歳お願いします
374
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/11(火) 13:22:07 ID:sqcJ/RhI
五月雨お願いします
375
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 02:17:14 ID:ZnLRj6dY
時雨えええええ
376
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 04:21:33 ID:919.5h1Y
浜風
>>145
大淀「提督、起きてください」
提督「ん……大淀か」
大淀「寝不足ですか?最近よくうたた寝してらっしゃいますが」
提督「夜はしっかり寝てるはずなんだが……気を付けるよ」
大淀「私が付いているとは言っても、ここの責任者は提督なんですからね?はい、これお願いします」スッ
提督「……分かってるよ」カキカキポン
大淀「ところで……そろそろお昼の時間なのですが提督はどうなされますか?」
提督「偶にはここで食べるのも良いかな。仕事もしないといけないし」
大淀「誰かさんがうたた寝しなければ、もう少しゆっくり食べられるのかもしれないんですけどね」
提督「……」
大淀「冗談ですよ、ふふ。それじゃご用意しますね」
ガチャバタン
提督「……さて」カキカキ
377
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 04:22:13 ID:919.5h1Y
ガチャパタン
提督「ん、やけに早かったね、大淀」
浜風「提督」
提督「ってなんだ浜風か。どうした?何か用?」
浜風「……提督と一緒に昼食を取りたくて来ました。ダメ、ですか?」
提督「お、そうなのか。今ちょうど大淀が取りに行ってるから。戻ったらみんなで食べるか」
浜風「なるほど、みんなで、ですね」
提督「うん。みんな仲良く、だぞ」
378
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 04:23:42 ID:919.5h1Y
ガチャバタン
大淀「提督、今戻りました。……あら?浜風さん」
提督「お、今ちょうど浜風と昼食の話をしていたところなんだ。折角だし三人で食べようって」
浜風「……」
大淀「でしたらもう一人分持って来ないと……てっきり二人で食べると思ってましたので」
提督「あ、確かに」
浜風「……だったら、私は大丈夫です。また何時か、伺いますね」ニコ
提督「おいおい、遠慮しないで良いんだぞ?なんなら俺の食べたって―――」
浜風「いえ、大丈夫です。失礼しました」
ガチャパタン
379
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 04:25:24 ID:919.5h1Y
……
大淀「ところで」
提督「ん」モグモグ
大淀「うたた寝の話です」
提督「随分と引っ張るね」ゴックン
大淀「このままですと職務に差し支えありますから。それに……」
提督「それに?」
大淀「仮とは言えケッコンした相手ですので。その、もしかしたら悪い病気なんじゃないかと……」
提督「……大淀」
ナデナデ
大淀「あっ、提督……」
提督「……それじゃ、今日早く寝るために午後も張り切ってやりますか」
大淀「はい、頑張りましょう」
380
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 04:30:47 ID:919.5h1Y
……
ニイイチマルマル
提督「はい、今日はこれで終了」カキカキポン
大淀「お疲れ様でした。……提督」
提督「分かってるって。今日はいつもより早く寝るから」
大淀「ふふ、なら安心です。ではお疲れ様でした」
提督「お疲れ様」
ガチャバタン
提督「……大淀にもああ言ったし、早く寝よう」
提督「おやすみ」
381
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:02:16 ID:cH.qBOdk
翌日
大淀「……今日は寝坊ですか」
提督「……ごめんなさい」ドゲザ
大淀「もしかして提督、よく眠れてなかったり途中で起きたりされていますか?」
提督「そんなことはない、はず。うん」
大淀「そうですか。とは言え、いずれ病院で見ていただいてくださいね。これでも心配していますから」
提督「……考えておく」
カキカキ カキカキ
提督「……」
382
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:03:14 ID:cH.qBOdk
……
大淀「これで終了ですね。お疲れ様でした」
提督「お疲れ、大淀」
大淀「提督、分かっていると思いますが……」
提督「今日こそちゃんと寝る、だね。大丈夫だよ」
大淀「はい。では」
提督「うん、おやすみなさい」
大淀「おやすみなさい」
ガチャバタン
提督「……寝よう」
383
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:03:54 ID:cH.qBOdk
深夜
提督「……」Zzz
キィィ パタン
??「……」
提督「……」Zzz
??「…………」ゴニョゴニョ
提督「……」ピク
??「…………」ボソボソ
提督「……んっ」ピクピク
??「……」ボソ
提督「……」
ムクリ
提督「……」
384
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:04:32 ID:cH.qBOdk
翌日
提督「……」
大淀「提督、おはようございます。今日は大丈夫そうですか?」
提督「……あ、大淀か。おはよう」
大淀「……まだお疲れの様ですね。何かお持ちしますか」
提督「いや、疲れは結構取れている。取れているんだけど……」
大淀「? どうなされましたか?」
提督「上手く言えないんだけど、もやっとしていると言うかすっきりしないと言うか」
大淀「恐らくまだあまり眠れていないのでは。あまり無理なされないでくださいね」
提督「……そうするよ」
大淀「さて、今日も早めに終わらせましょう」
385
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:05:05 ID:cH.qBOdk
昼
提督「……」カキカキ
大淀「……これ、お願いします」スッ
提督「はい」ポン
大淀「……お昼どうなされますか?」
提督「この調子だとゆっくり食べている暇はないかもしれないな……」カキカキ
大淀「では、いつもの様にここで召し上がりますか?」
提督「そうだな。それしか―――」
ガチャバタン
浜風「失礼します」
提督「浜風か。何かあった?」
浜風「昼食をご一緒できればと思いまして。今日はお時間大丈夫ですか?」
提督「あー、今日はちょっと……」
386
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:06:39 ID:cH.qBOdk
浜風「だめ、ですか?」
提督「……!」
浜風「……」
大淀「……?」
提督「……分かった」
大淀「提督!?」
提督「……すぐに戻る」
浜風「ありがとうございます、提督」クス
ガチャバタン
大淀「……??」
387
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:47:53 ID:cH.qBOdk
提督「!」ハ
提督(ここは……執務室じゃない? 裏庭?)キョロキョロ
浜風「提督、どうしましたか?」
提督「浜風……? なんで?俺、仕事していたはずじゃ」
浜風「お昼にご一緒すると執務室で仰られましたので。覚えていないのですか?」
提督「ごめん、まったく記憶になくて……」
浜風「ふふ、大丈夫ですよ。とりあえずこちら、どうぞです」スッ
提督「あ、うん。ありがとう……」パクリ
浜風「……ふふ」ニコ
提督「……??」モグ
388
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:58:32 ID:cH.qBOdk
執務室
提督「……ただいま」
大淀「……」カキカキ
提督「なんか、ごめん」
大淀「……」カタカタ
提督「言い訳だけど、俺もなんであの場所に居たのか全然覚えてなくて」
大淀「……」ピタ
提督「と、とりあえず仕事に戻るよ……かなり溜まってるし」
大淀「本当に覚えていらっしゃらないのですか?」
提督「……まったく」
大淀「分かりました。でしたら大丈夫ですよ」ニコ
提督「……ありがとう」カキカキ
389
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 09:07:20 ID:9Le61Jf2
yee
390
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/15(土) 10:46:34 ID:v5CNlZhI
うりぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
391
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/16(日) 18:22:01 ID:9OzhblTE
まだかな?
なんか遅い気がする
392
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/16(日) 23:42:38 ID:f1Jca30Q
……
大淀「それでは失礼します。今日もお疲れ様でした」
バタン
大淀「この現象、考えたくないけど……」
スタスタ
??「……」
ガチャバタン
提督「ん?こんな時間にどうした浜風?」
浜風「提督に用事がありまして」
提督「用事か。しかし今日ももう遅いし明日じゃ―――」
浜風「だめ、ですか?」
393
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/16(日) 23:56:42 ID:f1Jca30Q
提督「……分かった」
浜風「ありがとうございます、提督」クス
提督「……」
浜風「それで、用事と言うのは―――」ボソボソ
提督「……分かった」
浜風「それじゃ、行きましょうか。善は急げ、です」クスクス
ガチャバタン
394
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 11:45:52 ID:0FQzxeMw
……
個室
提督「! 執務室じゃない……?」
提督「なぜだ……うーん、だめだ。浜風と話をしてからの記憶が抜けてる」
提督「そういえば前にもこんなことがあったような?」ウーム
キョロキョロ
提督「ここは艦娘の部屋辺りかな。……見た目には誰の部屋だか分からないが」
提督「なにはともあれ、ここを出ないと」
スッ ググググ
提督「え、ドアノブが動かない……か、鍵は」
ググググ
提督「だめだ……ビクともしない」
395
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 12:23:16 ID:0FQzxeMw
提督「部屋の持ち主が戻るまで待つしかないのか……」ハァ
提督「……しかしこの部屋、机とベッドしかないみたいだな」
提督「他の娘の部屋だともっと年頃の女の子っぽい感じなのになぁ」
提督「悩みでもあるんだろうか……戻ってきたら聞いてみよう」
??「提督」
提督「うはあ!」ビクン
浜風「どうしました?」
提督「は、は、は、はま……はま、かぜ……びっくりした」ハァ
浜風「驚かせてしまったようで、すみません」クス
提督「……それで、浜風はどうしてここに?」
浜風「どうしてもこうしても、ここは私の部屋ですよ?」
提督「あ、そうだったんだ……」
浜風「それで、提督。私の悩み事、聞きたいですか?」
提督「……いつから聞いていたんだ」
浜風「……さぁ?」クスクス
396
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 12:32:44 ID:0FQzxeMw
提督「……」
浜風「そんなことより、私の悩みですが」
提督「そうだった。できる限りのことは行うつもりだから、遠慮なく言ってほしい」
浜風「実は私、日記を書いているんです。それを読んでいただければ、何に悩んでいるのか分かるはずです」
提督「口頭じゃダメなのか?」
浜風「はい、可能な限りすべてを見てほしいので」
提督「……分かった」
浜風「では、こちらが私の日記です。この日記の事、他言しないでくださいね」クス
提督「あぁ、分かってる」
ペラ
397
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/21(金) 02:36:31 ID:2IsI9Dvc
---
07/01
今日から○○鎮守府へ着任する
規模はそれほど大きくないけど、雰囲気は悪くないみたい
---
提督「……驚いた。着任した日から書いているのか」
浜風「はい」
提督「……」
浜風「……」
提督「……」
ペラ
398
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/21(金) 02:38:17 ID:2IsI9Dvc
---
07/02
今日は秘書艦の大淀と一緒に鎮守府内を見て回った
聞いた限りだと陽炎姉さん達や妹達は居ないみたい
ちょっと残念
---
07/10
今日、工廠へ向かう途中で迷ってしまい、通りがかった金剛に案内してもらった
その後、少しの間昔の事や今の生活の事などを話していたが、途中で榛名に呼ばれて行ってしまった
去り際に金剛は何かあったら提督に頼ると良いと言っていた
姉妹艦の事、提督に話してみようかな
---
07/14
昼食の時に提督が近くに来たので姉妹艦について話をした
提督は真面目な顔で聞いていたようだが、明確な返事は頂けなかった
ちゃんと伝わったのだろうか心配だ
---
提督「……」ペラ
399
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/21(金) 02:53:02 ID:2IsI9Dvc
---
07/20
今日、谷風に会うことができた
最も演習の相手としてだったけど
久しぶりに会う妹は相変わらず騒がしかったけど、元気そうでよかったと本当に思う
---
提督「……そういやそんなこともあったっけ」
浜風「はい。後で聞きましたが、提督の尽力で演習が実現したらしいですね」
浜風「あの時は谷風に、妹に会わせていただきありがとうございます」
提督「そこまで感謝されることじゃないと思うんだけど……ははは……」
ペラ
400
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/23(日) 05:08:37 ID:7Ci3NwxU
読んでるよ
401
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/24(月) 11:47:45 ID:.B5DxtvQ
続きまってまーす\(^o^)
402
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/24(月) 21:14:32 ID:HtLQ1QJ.
はよはよ
403
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/30(日) 11:22:26 ID:8EaIDpA.
---
07/21
秘書艦に窘められてしまった
原因は昨日の事で浮かれすぎてしまったからなのだけど、
平静を保っていたつもりはずなのに隠しきれていなかったようだ
提督にも笑われてしまったし、しばらくは立ち直れないかもしれない
---
提督「……なんて言ったんだっけ」
浜風「たしか、『姉妹に会えて喜ぶなんて浜風もやっぱり女の子なんだな』だったと思います」
提督「セクハラだった……」ガクッ
浜風「大丈夫です、本当の事ですので。それに笑っていただいて少し安心しました」
提督「……ここには立ち直れないかもって書いてあるけど?」
浜風「それですか。それはいわゆる枕に頭を埋めて足をバタバタさせると言う奴です」
提督「……?」
浜風「分からなければ大丈夫です」
404
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/30(日) 11:24:36 ID:8EaIDpA.
---
07/22
寝坊してい急いで準備していたら部屋の外から提督の声が聞こえた
どうやら昨日のやり取りでまた顔に出てしまったようで、様子を見に来たようだった
大丈夫だと伝えたら安堵したようだったが、まさか提督が来るとは思ってもなかった
私は提督から信頼されているのだろうか
嬉しいような、でもそれでいて少し不安なような、そんな気分。
---
提督「なるほど。あの時のはただ単に寝坊だったんだね」
浜風「あの時はお手数をおかけしてすみませんでした」
提督「いえいえ。マネジメントも業務の一つだしね。心配するのは当然の事だよ」
浜風「……もし、他の娘が同じような時でも、ですか?」
提督「? もちろん。仕事だからね」
浜風「……そうですか」
提督「浜風?」
405
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/30(日) 11:26:37 ID:8EaIDpA.
浜風「ところで提督、私の悩みは分かりましたか?」
提督「……いや、今のところさっぱり」
浜風「早く見つけていただかないと。あまり時間ありませんよ?」
提督「そんなこと言っても……」
ペラッペラッペラッ
提督(ほとんど日常の出来事だけなんだよね……誰かと話したとか谷風から手紙が来たとか)
ペラリペラリ
ペラ
提督(! ここだけページがない……それに引きちぎられた跡……?)
提督「浜風……このページ」
浜風「……」
提督(やっぱり。この日に何かあったに違いない。そして浜風はそれで悩んでいる)
提督(とするとその前の数日の内容を見れば原因が分かるはず)
406
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/30(日) 11:27:45 ID:8EaIDpA.
---
08/05
谷風の所の鎮守府とまた演習があるらしい
提督の話を聞く限りだと、また谷風が来るのだろうか
以前は驚きと喜びであまり話ができなかったから、今回は手紙に書けなかった事も含めて色々と話せればと思う
---
08/06
演習の日が楽しみであまり眠れなかった
眠そうな雰囲気が漏れていたようで、提督に心配されてしまった
申し訳なさと眠さと、嬉しさともやもやが混ざった変な気分だった
---
08/07
いよいよ明日だ
姉妹として谷風に笑われるような戦いをしないようにしなければ
その前に興奮して眠れなかった、なんて事にならなければ良いのだけど
---
407
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/30(日) 11:32:47 ID:8EaIDpA.
提督(そして破られたページか……)
提督(だとしたら原因は……)
提督「浜風……原因なんだけど」
浜風「分かっていただけましたか?」
提督「やっぱり……その、谷風……なんだよな」
浜風「……」
提督「相手の提督からは聞いているよ。谷風が演習の前日に轟沈した事」
提督「なるべく浜風の耳には入れないようにしていたんだが……どうやら知られていたようだね」
浜風「……」クス」
スタ
提督「だからあの後……なのに俺は……すまなかった」
スタ
提督「浜風」
408
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/30(日) 11:33:29 ID:8EaIDpA.
浜風「ハズレです。あなた」
409
:
>>408ミスた
:2015/08/30(日) 11:42:11 ID:8EaIDpA.
浜風「ハズレです。あなた」ボソ
浜風の、耳元での囁きは妙に甘ったるくて、身体から力が抜けそうだった
文字通りの意味で
410
:
>>408ミスた
:2015/08/31(月) 00:59:17 ID:I5jse.Rs
提督「へ……?」フラ
浜風「……」トン
膝から崩れ落ちようとした瞬間、俺は浜風に突き飛ばされた
正確には軽く押されただけなのだが
それなのにその軽い衝撃に対して、俺はまったく踏ん張ることができなかった
グラリ ボフッ
提督「浜風……?」
浜風「大丈夫です。後ろは私のベッドですし、ちゃんと加減していますから」
提督「そういう事じゃなくて……身体が動かないんだけど」
浜風「……提督、日記ですが、残り数ページ程残っています。最後まで読んでください」
提督「浜風、話を聞い―――」
浜風「流石に身体が動かせないのでしたら日記は読めませんよね?ですので」
スタスタ ポス クイ トス
411
:
>>408ミスた
:2015/08/31(月) 02:37:52 ID:I5jse.Rs
浜風「これでどうですか?」クス
提督(ひ……ひ、膝枕……!?)
浜風「角度もあるのでそのままより見やすいと思います」
提督「……」
浜風「まるで子供に絵本を読み聞かせるお母さんですね」クスクス
浜風「さて、続きをどうぞ。私はページは捲りますが読み聞かせはしませんので、提督自身で読んでください」
ペラ
412
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/31(月) 02:48:24 ID:I5jse.Rs
---
08/09
昨日のあれは夢なんかじゃなかった
それでも認めたくない一心で何度も頬をつねったがただ痛いだけで、その痛さはかえって夢の可能性を遠ざけるだけだった
今日はずっと寝ていよう
寝ている時だけは谷風の事を考える必要は無いのだから
---
08/10
ずっと寝ていたせいで深夜に目が覚めてしまった
流石に空腹で辛かったので部屋を出たら部屋の前に毛布に包まって寝ている提督が居た
提督のそばには提督が持ってきただろう食事があったので、それを食べることにした
既に冷えて味気なかったが、今まで食べたどのご飯より美味しかった
08/10 -2
食事の後いつの間にか寝てしまったようで、ドアを叩く音で目が覚めた
開けると提督が居て、昨晩、提督が持ってきた食事について聞かれた
私が答えると提督は安堵した様子だった
会話が終わり提督が職務に戻ろうとするとき、私は思わず提督の袖をつかんでしまった
提督は驚いている様子だったが、一番驚いているのは私だった
何であんなことをしたのだろうか分からない
413
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/31(月) 03:16:00 ID:I5jse.Rs
08/10 -3
今朝のことについて考えてみる
去り際の提督の袖を掴んだこと、確かにあの時は何であんなことをしたのか分からなかった
でも、今日一日過ごしてぼんやりと見えてきた事があった
それは提督が私の前に居ないと不安に感じてしまうと言う事だ
何故なのだろうか
---
08/13
最近、提督を探すことが日課になってしまっている
提督はよく他の娘達と居る。秘書艦の大淀とは特にだ
指揮官なのだから当たり前なのだが、他の娘達と居ることで私に構ってくれない事に腹が立つ
これは嫉妬なのだろうか
胸がもやもやする
---
08/15
もやもやの正体が分かった
最初私は、提督と谷風を重ねて見ていたのだと思っていた
でもそれは間違いだった
今、私は提督に恋をしている
だから提督が目の前に居ないと不安だし、他の娘達が提督と話しているとイライラする
どうすれば提督は私を見てくれるのだろうか
414
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/31(月) 03:34:03 ID:I5jse.Rs
提督「……」ワナワナ
浜風「これでこのノートは最後ですね。提督、私の悩みは分かりましたか?」
提督「……分かった……どうやったら俺と付き合える、だ」
浜風「正解です。正確には少し違いますが」
提督「……?」
浜風「それはさておき、二冊目はここにあるのですがどうされますか?」
提督「?」
浜風「恐らく提督は中身については気になっていると思います」
浜風「ですが、これを読むことによってこの体勢がもう少しだけ続く事になります」
浜風「私はどちらでも構わないのですが、折角ですので提督に決めてもらいます」
浜風「読みますか?読みませんか?」
提督「……」
415
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/04(金) 02:38:29 ID:GGMe70nY
読む
416
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/10(木) 17:04:59 ID:xwvhuba6
待ってる。
417
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/13(日) 00:51:44 ID:hs3MprKc
>>415
何かすみません
ありがとうございます
418
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/13(日) 00:53:22 ID:hs3MprKc
提督「……読む」
浜風「そうですか」クス
提督「だけどちょっとその前に聞かせてくれ。二冊目には何が書いてあるんだ?」
浜風「そうですね……あえて言うのであれば、手段でしょうか」
提督「手段……とするとその後は結果か」
浜風「はい、それについては日記よりも分かりやすい形でお見せできればと思います」
提督「? 結果を見せたらそれで終わるんだな?」
浜風「そのつもりでいます」
提督「……分かった。早く見よう」
結果まで見ればおそらくは解放されるはず
全てが終わったら、戻って仕事を進めないとな
そして後は、艦娘達のケアに付いてもう少し考えないといけないかな
浜風「そうですね。ですが、その前に」
スッ
419
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/13(日) 01:05:50 ID:hs3MprKc
浜風「ちょっと体勢を変えますね」ヨット
提督「浜風?」
浜風「やはりこの体勢は辛いですね。先ほどは体勢は変えないと言ったのにすみません」
提督「いや、良いんだ。楽な姿勢でやってくれた方がこっちも気が楽だしな、うん」
最も、こんな事になった原因は紛れもなく浜風なのだが
浜風「これでどうでしょう?」
提督「添い寝……」
浜風「枕については、今は普段私が使っているものしか無くて。すみません」
420
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/13(日) 01:06:50 ID:hs3MprKc
そういえば浜風が退いたはずなのにいつの間にか頭が包み込まれていた
浜風の枕は、当たり前だが浜風が使っている訳で当然浜風の匂いがする
その匂いはいい匂いと言うにはとても官能的で、それでいてどことなく安心感を与えてくれる
浜風「では改めて、こちらが二冊目になります。どうぞ」
この声もそうだ
先ほどまでの体勢ではそうでもなかったのに
それなのにこの体勢になって改めて聞くと、何故か興奮する
浜風の声は駆逐艦ならではの幼さは残っていて、しかしどことなく落ち着いている
普通ならただ単に声が聞こえるだけだがそうじゃなくて、耳の中に入ってくるのがはっきりと分かる
心地よい、ずっと聞いていたい嗅いでいたい
浜風「提督」
提督「! あ、あぁ」
何故だ、俺は一体何を考えているんだ
相手は駆逐艦、それに俺には大淀と言う指輪まで渡した相手が居るのに
落ち着け俺、大丈夫、もうすぐ解放される
大丈夫だ
提督「……よし」
浜風「……」
421
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以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/13(日) 01:15:07 ID:hs3MprKc
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8/16
今日は一日提督のことを調べた
結果として提督は多忙だった
通常の執務に出撃組と遠征組の出迎え、見回り、そして艦娘のケア等といつも誰かかしらと相手をしている
それは休憩時間も例外ではない
他の娘と相手をしていると言うことはその分私を見てくれる時間が無いと言う事になる
もう少し観察を続けよう
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8/17
観察して分かったことがある
一日の内、通常の執務以外にもほとんどの時間を秘書艦と過ごしている
聞けば提督と秘書艦は結婚した仲らしい
秘書艦に対して羨ましさと悔しさを感じざるを得なかった
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8/18
結論から言えば、やはり提督と長く過ごすには私が秘書艦になるのが一番手っ取り早いのかもしれない
とりあえず明日からは頻繁に執務室を訪れてみて、提督の気持ちを私に向けられる様に努力する
提督に会いたい
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422
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以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/13(日) 01:20:44 ID:hs3MprKc
提督「浜風……お前そんなことを考えていたのか」
浜風「はい」
提督「既に知っているようだが、俺には大淀が居る。形だけだがケッコンしているし、彼女を裏切る事はできない」
浜風「そうかもしれないですね」
提督「なら―――」
浜風「提督、先ほども申しましたが、最後までから日記を読んでから判断してください」
提督「……」
浜風「では続きですね」
ペラ
423
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/13(日) 01:23:06 ID:hs3MprKc
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8/23
提督からあまり仕事の邪魔をしないように怒られた
言い始めたのは秘書艦なのだが、それに提督が同調した形だ
提督に言われたからここは引き下がったが、このまま引き下がる訳はない
しかし、ここ数日の様子から見るとこのままじゃ何も変わらなさそうだ
少し早いが別の方法を考えた方が良いのかもしれない
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8/25
催眠術と言うものがあると知った
要するに提督が振り向かないのであればこれで振り向かせれば良いと言う事だ
提督に対して罪悪感はある、がここで立ち止まるわけにはいかない
何としても提督を手に入れる
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提督「!?」
浜風「……どうされましたか?」
提督「いや、ここの催眠術って一体……」
浜風「……続けますね」
424
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/13(日) 01:41:34 ID:hs3MprKc
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9/2
一週間かけて必要な催眠術について学ぶことができた
ついでにこの期間の中で提督の寝室の鍵も手に入れる事ができた
いよいよ今晩、提督に催眠術をかける
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9/3
昨晩は提督に暗示の催眠をかけた
ある合言葉を言うと通常の状態からでも催眠状態に移ると言うものだ
寝ている時は上手く行ったと思ったのだが、昼にかかったか試したところどうも失敗の様だ
今晩また暗示をかけるつもりだ
もし、合言葉忘れた時の為にここに記載する
合言葉:ダメですか
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提督「……これは本当なのか」
浜風「本当です、提督」
提督「信じられない。まさか自分が催眠状態だなんて……まさか今のこの状態も」
浜風「ふふ……どうでしょうか」
425
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/13(日) 01:55:36 ID:hs3MprKc
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9/4
昨晩の術で無事に提督に暗示をかける事ができた様だ
また、あのままだと暗示がかかっているか分かりにくいことに気付いたため、ついでに別の術もかけてみた
不安だったが、それについても無事にかかっているようだ
今の提督ならば合言葉を言うだけで催眠状態になり、そして私の言うことを聞いてくれるはずだ
ただし、今の段階では暗示がかかっている時の記憶が無いのは欠点だろうか
今晩からはもう少し強い術に挑戦しよう
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浜風「提督」
提督「……なんだ」
浜風「最近、突然記憶が無くなった時はありませんでしたか」
提督「……」
記憶から探ってみる
……あった
一回目はいつの間にか裏庭に居て、二回目はこの部屋に居た
そしてその近くには
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