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提督「ヤンデレっていいな〜」艦娘「!」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/15(日) 01:37:38 ID:E0nw.ECw
ヤンデレな艦これSSがみたいです
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/22(水) 23:48:21 ID:PIZ03LVo
乙乙面白かったです
291
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 03:02:15 ID:eMZUqsUM
榛名 本編
>>91
からの続き
榛名「……っ」
榛名「……」
榛名「……?」
撃たれていない?
そんなはずはない。だって確かに一発だけ銃声が聞こえたのだから
……そうか、撃たれたことに気付いていないだけなんだ
榛名(……銃声?)
榛名の頭に一つの疑問が浮かぶ
榛名(なんで榛名は砲声じゃなくて銃声だと思ったのでしょうか……?)
艦娘が装備する砲は銃よりも威力があるため、その発射音も大きく低い
そのため素人でも音の違いははっきりと分かる
榛名(……)チラ
292
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 03:04:57 ID:eMZUqsUM
青葉「……」
ドサ バタ
榛名「!」
目の前には青葉がこちらに砲を向けている
そして、その青葉は膝から崩れ落ち、そのままうつぶせに倒れ込んだ
提督「……はぁ、はぁ」チャキ
榛名「……提督!?」
提督「大丈夫、か……はぁ、」
榛名「提督こそ……ってその拳銃、まさか提督が」
提督「そうだ。大事な仲間が殺されるのを黙って見ていられる訳ないからな」
提督(響の時は本当に足がすくんでいたが……)
榛名「提督……」パァ
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 03:06:06 ID:eMZUqsUM
提督「……とにかくドックに行くぞ。立てるか?」
榛名「はい……榛名は大、っ」フラ
ドサ
榛名(しまった……緊張が解けたからか今になって痛みが)
榛名(ダメ……意識が保てない)
遠くで提督の声が聞こえる
榛名「……いと、く」
ごめんなさい提督、榛名はもうダメみたいです
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 04:04:06 ID:eMZUqsUM
榛名(……あったかい)
ここはどこなのでしょう
もしかして死後の世界というところなのでしょうか
話ではお花畑とか三途の川だと聞きますが、それは嘘なのですね
暗く、でも温かい
本当の死後の世界はこうでした
身体が融けていく
きもちいい
このまま周りと一体になっていって
はるなの中から何かが出て、世界とまざって
そうしてこのままきえていくのですね
あぁ、段々周りの温度が上がっていく……
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 04:10:25 ID:eMZUqsUM
榛名「……熱っ!?」バシャシャ
榛名「え……!?お風呂、何で?」
ガララ バタン
提督「うわっ……しまった、温度を上げすぎたか。急いで榛名を上げないと茹で上がって……榛名?」
榛名「……提督?」
提督「榛名!よかった……間に合ったんだな!」ギュ
榛名「え?え?何が起こっているのか榛名、分かりません……」
提督「あれから、俺が榛名をドックに連れてきたんだよ」
提督「でも妖精さんが居なくて、だから俺が榛名をお風呂に入れるしかなくて」
提督「でも、温度調節とか分からないから適当に触っていたら温度を上げすぎて慌てて来たんだ」
提督「そうしたら榛名、お前が……よかった」ギュウウウ
榛名「提督……ありがとうございます」ギュ
296
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 04:25:15 ID:eMZUqsUM
提督「傷はどうだ?」
榛名「はい、大丈夫みたいです」
提督「そうか、バケツを探し出した甲斐があったよ」
提督「……それじゃ、俺は出るよ。その……榛名は今、裸だし……」スッ
榛名「……」ギュ
提督「……榛名?離してくれないと出られないんだが」
榛名「提督……響、さんが来る前に言いかけた言葉、今度こそお聞かせくださいますか」
提督「……!」
榛名「榛名は提督の返事を聞かずに死んでも、それはそれで良いと思っていました」
榛名「でも、榛名はこうして生きながらえています」
榛名「だから、どうか返事をお聞かせください……どのような返事でも構いませんから」
提督「……榛名、分かった」
榛名「……提督」
提督「――――――!」
297
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 04:31:45 ID:eMZUqsUM
……
「いかなる理由があったにせよ、軍の規律を護れずに艦娘を暴走させた罪は重い」
提督「……」
夜が明けた後、俺と榛名は憲兵に自首した
鎮守府内の出来事はすべて処理され、表に出ることはなかった
今は、俺に対する判決が言い渡されている
榛名は俺の裁判が始まる前に解体が決定された
今は知らないところで頑張っているだろう
「被告人の提督としての任を解き、そして懲役15年の刑に処す」
「これにて閉廷」
ガンガンッ
298
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 04:40:19 ID:eMZUqsUM
……
提督「ふー……ようやく出れた」
「これで貴方は自由の身です。二度とこちら側に来ないように過ごしてくださいね」
提督「はい。……お世話になりました」ペコ
刑期が終わり、刑務所を出ることになった
波風立てないように暮らした結果、模範囚として扱われたため少しだけだが刑期が短くなったのは幸いだ
とは言え、10年以上外のブランクがある
とりあえず日雇いでもいいから仕事と、後は住まいを探さないといけないな
「そういや、1年ほど前からここ近辺で変質者が出ているらしいですよ」
提督「変質者ですか?」
「何やらぶつぶつ言いながら辺りをうろついているとかで。襲われるかもしれませんから気を付けてください」
提督「ご丁寧にどうも。では」
変質者か
日本も治安が悪くなったものだな
299
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 04:51:49 ID:eMZUqsUM
スタスタ
提督「とりあえずハローワークかな。後はアパートの契約もしないと」ブツブツ
??「あ、あの!」
提督「うおっ」
??「あの、もしかして……提督ですか?」
提督「ええ、そうですが俺の……こ……と」
榛名「提督なんですか!本当に提督なんですね!?」パァァ
提督「榛名……お前、どうして」
榛名「はい!実は解体された後、提督を必死に探したんです。それで、1年前ぐらいにこの刑務所に居るって聞きまして、それでずっと待っていました!」
提督「」
変質者は榛名だったのか
提督「……」ガク
榛名「?」
300
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 04:59:08 ID:eMZUqsUM
榛名「それで、提督はこれからどうなされるんですか?」
提督「俺はもう提督じゃないんだが……とりあえず仮の仕事と住居を探さないとと思ってな」
榛名「でしたら、是非家に来てください!仕事も榛名がしますから大丈夫です!」
提督「いや、それは流石に……それに榛名は榛名の人生があるんだから早くいい男を見つけなさい」
榛名「……提督はあの時ご自分が言った言葉をお忘れですか?」
提督「……告白の事だったら覚えている。でもそれとこれとは話は別だ」
榛名「別じゃありません!」
提督「……」ビク
榛名「あの時、提督がOKしていただいたから、榛名はこうして過ごしているんです!だから提督と一緒でなければ榛名は!」
提督「お、お前は変わってないな……」
榛名「はい!榛名はあの時からずっと変わっていません!」ニコ
301
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 05:08:47 ID:eMZUqsUM
提督「……やっぱり榛名、お前はヤンデレだ」
榛名「ええ、榛名は病むくらい提督のことが大好きです!」
提督(こいつ、認めやがった……)
提督「はぁ……分かった。しばらくの間だけお邪魔するよ。今後はそれから決める」
榛名「はい!じゃあ行きましょう!」グイ
提督「お、おい……引っ張るな」ヨタヨタ
榛名(今度の榛名は大丈夫です。ずっと提督のそばにいます)
榛名(だから)
榛名「勝手は、榛名が、許しませんからね、提督♪」
302
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 05:11:53 ID:eMZUqsUM
榛名ルート終わり
某所にてハッピーエンドの榛名が見たいとあったので書きました
正直急ごしらえです。ですが他のルートより上手く書けたと思うのはなぜでしょうか
吹雪はネタがまとまったので今晩辺りから文を考えます
303
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/24(金) 20:01:02 ID:9hR3jmIU
秋月ちゃんを見てみたいなって
304
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/25(土) 02:47:38 ID:lHsVy97o
>>144
吹雪
吹雪「はじめまして、吹雪です。本日付けでこの鎮守府に配属されました。よろしくお願いいたします!」ガチガチ
提督「初めまして、えーと……吹雪、さんって呼べばいいのかな?よろしくね」ペコリ
吹雪「いえ、吹雪で大丈夫です!」
提督「了解したよ、吹雪。後あんまり硬くならなくて良いからね。何せ自分も士官学校を出たばかりだから。ほとんど君と一緒だよ」アハハ
吹雪「は、はぁ……そうなんですか?」
提督「うん。でも最初の艦娘が君みたいな真面目な娘でよかったよ。これなら何とかやっていけそうかな」
提督「……とりあえずこの荷物だけでもどうにかしようか。このままだとと身動きが取れないし、仕事もできないからね」
吹雪「はい!」
305
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/25(土) 02:49:43 ID:lHsVy97o
翌日
吹雪「司令官、失礼します!」
提督「おはよう、吹雪。昨日はよく眠れた?」
吹雪「はい、おかげさまでぐっすりと眠れました!」
提督「うんうん、それは良かった。それで今日から仕事が始まる訳なんだけど」
提督「実は自分、講義とかで聞いたことがあっても実際に艦娘が動いている姿を見たことが無いんだ」
提督「だから、もし良かったら吹雪が水に浮いているところとか見せてくれないかな」
吹雪「えっ」
提督「ダメだったらいいんだ。そのうち遠征なり出撃なりで見ることはできるから」
吹雪「いえ、大丈夫です!」
吹雪(どうしよう……私、まだ一回も出撃したことないのに……)
306
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/25(土) 02:52:32 ID:lHsVy97o
提督「それじゃ、いつでも始めていいよ」
吹雪「は、はい!」
吹雪(うぅ……緊張する)チラ
提督「……」ワクワク
吹雪(すごく見てる……もうこうなったら!)
意を決して滑り台の様なカタパルトに乗る
カタパルト上ではまず足が固定され、その後に吹雪の身体に艤装が取り付けられる
吹雪(わぁ……これが私の艤装なの?)
不思議なもので、艤装を装備するのは初めてなのに、今ならなんでもできるような感覚を覚えた
当然それの根拠はないが、根拠など今の吹雪には関係なかった
全てのパーツが取り付けられ、出撃を許可するGOサインが出た
吹雪(今なら行けるかも……!)
吹雪「吹雪、出撃します!」
ドボン
307
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/25(土) 03:06:59 ID:lHsVy97o
……
吹雪「すみません!すみません!」ペコペコ
吹雪の初出撃はカタパルトから射出された後、バランスを保てず盛大にすっころび
その後、立てたは良いものその場で動けなくなったため、提督の操作する船で鎮守府に戻ったと言う散々な結末で終わった
提督「大丈夫、大丈夫だから頭を上げて。ね?」
吹雪「うぅ……本当にすみません」
提督「自分も吹雪が初めてだなんて知らなかったから。むしろ自分こそごめん」ペコリ
吹雪「いえ……私は大丈夫ですから」ジワ
ポン
吹雪「!」
提督「誰だって初めはこんなもんだよ。これからゆっくりと成長していけば良いさ」
吹雪「司令官……ありがとうございます」ポロポロ
こうして吹雪の鎮守府での生活が始まった
308
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/25(土) 23:27:32 ID:RUYnfgLE
吹雪はアニメのお陰で可愛く見えるようになったな
309
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/02(土) 11:30:51 ID:.B/2aMYc
ほ
310
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/09(土) 01:32:45 ID:ScAJOJgU
那珂編、那珂だけに那珂出しENDか
続きを待とう
311
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/12(火) 21:15:56 ID:UkOKMIV2
続きまってますよー。それと龍田さんも見てみたいな
312
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/01(水) 22:13:22 ID:vWBvrnC2
続きマダー?
313
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/03(金) 00:13:45 ID:VscMqfOg
はよ
314
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 14:52:47 ID:7bOEsUL2
マダカナー
315
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/16(木) 02:12:31 ID:aBtygOBg
俺はずっと待つぞ
316
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/23(木) 14:28:08 ID:HnB1DEBU
待ってる
317
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/26(日) 01:29:48 ID:TagcKrP6
久々に良SSだな、長生きするスレだといいけど。
(意訳:まだですか)
318
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/26(日) 23:38:41 ID:MolrJXQM
まだか
319
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/28(火) 14:28:07 ID:qahuHDrc
まだかな
320
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 02:05:21 ID:UnXY.qa2
待ってる。ずっと待ってる。
321
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 05:47:24 ID:qFMdcNuI
http://livedoor.4.blogimg.jp/sugoiyasokuhou/imgs/8/6/86092d16.gif
デース
322
:
>>307 書き直し
:2015/07/31(金) 19:54:51 ID:srJiN6D.
……
吹雪「すみません!すみません!」ペコペコ
吹雪の初出撃はカタパルトから射出された後、バランスを保てず盛大にすっころび
その後、立てたは良いものその場で動けなくなったため、提督の操作する船で鎮守府に戻ったと言う散々な結末で終わった
提督「大丈夫、大丈夫だから頭を上げて。ね?」
吹雪「うぅ……本当にすみません」ジワ
提督「自分も吹雪が初めてだなんて知らなかったから。むしろ自分こそごめん」ペコリ
吹雪(あぅ……最初からこんなんじゃ私……)
提督「……」
ポン
吹雪「!」
提督「誰だって初めはこんなもんだよ。これからゆっくりと成長していけば良いさ」
吹雪「司令官……」
323
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 22:15:15 ID:srJiN6D.
―――――
―――
―
廊下
提督「吹雪、午後からの予定はどんな感じ?」スタスタ
吹雪「はい! 午後からですとヒトフタマルマルに帰投予定の第二艦隊の出迎え、その後ヒトフタサンマルからは士官学校に移動して、そこで講義を行う予定です」スタスタ
提督「あー……そういえば今日だったっけ。安請け合いするんじゃなかったよ……」ハァ
吹雪「司令官ならきっと大丈夫です!頑張ってください!」
提督「うん、ありがとう。しかし軍人に講義やらせるなんて教官達は何を考えてるんだろう」
吹雪「司令官は艦娘運用の第一人者ですから。当然ですよ!」
提督「アハハ……じゃあ自分は執務室に戻るよ。吹雪はこれからどうするの?」
吹雪「私は新しく入った娘達の案内をしてきます!」
提督「うん、そっか。じゃあヒトヒトヨンゴーにいつもの場所に」
吹雪「はい!」トタトタ
324
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 22:29:07 ID:srJiN6D.
提督「……」
スタスタ
提督「あ、吹雪ちょっと……」クル
ア、アノ……フブキサン……
イソナミチャンナニー?
ヤイノヤイノ
提督「……成長したなぁ」フフフ
325
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 23:38:13 ID:Qo/3mIVM
もうこないかと・・・
>>1
乙
326
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/04(火) 02:09:37 ID:fVEWOn3Q
ヒトヒトヨンゴー
波止場
吹雪「……」
提督「おまたせ」
吹雪「あっ、司令官!私も今来たところです!」
提督「うん、そうだね。……第二艦隊が帰投するまでまだ少し時間あるし、ここで時間潰そうか」
吹雪「はい!」
327
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/04(火) 02:16:25 ID:fVEWOn3Q
提督「……ねえ吹雪」
吹雪「はい、なんですか?」
提督「最近、ここに来ると着任したばかりの時を思い出すんだ」
吹雪「着任したばかりの時ですか?」
提督「うん、あの頃は全てが初めてのことばかりで、本当にぎりぎりで生活していたよね」
提督「今みたいな暮らしも好きだけど、あの時ああすれば良かったとかふと思ったりしてね」
吹雪「……司令官」
提督「……ハハハ、なんかごめんね、変なこと言っちゃって」
気まずくなり、吹雪から目線を逸らす
時代に合わない赤レンガ造りの鎮守府の遙か遠く、水平線からこちらへと雲の群れが流れているのが見えた
何気なく耳を傾けるとふ頭辺りの磯に打ち寄せる波の音が耳に入る
ここで感じる景色は昔から変わらない
328
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/04(火) 02:51:52 ID:fVEWOn3Q
ヒトフタマルマル
伊8「提督、ただいま帰投しました」
提督「潜水艦のみんなお疲れ様。それでどうだった?」
伊8「うん、ちゃんと連れてきましたよ」
Z1「Guten tag、.僕の名前はレーベレヒト・マース。レーベでいいよ」
提督「ここの指揮をしている、提督です。色々と慣れないこともあるかもしれないけどよろしくねレーベ」ペコリ
Z1「こちらこそ、提督」
提督「よし、今日はもう終わりで大丈夫だからゆっくりと休んでおいで。潜水艦達も今日はおしまい」
伊8「Danke!」
伊58「疲れたー……もういっぱいでち……」
伊168「レーベ、行きましょ?」
Z1「うん」
329
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/04(火) 03:02:25 ID:fVEWOn3Q
伊19「提督、イク達にご褒美無いの?」
提督「うーん……これから出かけるから今すぐは無理だけど帰ってきたら何か考えておくよ」
伊19「やった!だからイクは提督大好きなの!」ムギュ
提督「ちょっと!服が濡れるから止めて!」
伊168「あーイクばっかりずるーい!」ムギュ
ハナセ!! イヤナノー! ダーメ
……
提督「やっと解放された……ってもうこんな時間!?吹雪、急ごう!」
吹雪「はい!」
330
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 10:26:06 ID:fJkD0JSQ
来てるじゃないか(歓喜)
誰も言わないけど榛名編すっごい良かったゾー!
是非とも吹雪ちゃんの分だけでも完結させてください!お願いします!
331
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 19:18:08 ID:DrAoEbPY
士官学校
提督「間に合った……」ゼェハァ
吹雪「はい……」ハァハァ
??「1分半の遅刻だばかもんが」
提督「! き、教官!」
教官「久しぶりだな」
提督「ご無沙汰しています。卒業式以来挨拶挨拶もできず……」
教官「いや、お前の話はあちこちで聞いているからな。心配なんぞしてなかったぞ」ハハハ
提督「アハハ……」
教官「んで、その娘は部下か?」
提督「はい、そうです。吹雪」
吹雪「特型駆逐艦一番艦の吹雪です。教官さんよろしくお願いいたします!」
教官「うむ。……ん?お前が最初に選んだのが確か」
提督「はい、その吹雪です」
332
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 19:51:20 ID:DrAoEbPY
教官「ふむ、だとすると赴任以来ずっと吹雪と居る訳なんだな」
提督「そういうことになりますね」
教官「ふーむ……君たちケッコンはせんのか?」
吹雪「けっ!?」
提督「教官っ!」
教官「ん?吹雪のその反応……お前まさかまだケッコンカッコカリを伝えてなかったのか」
提督「……いえ、まだ」
教官「はぁ……必ず艦娘達にも通達する様書いてあっただろうに……今日、帰ったら、必ず、言うんだぞ」
提督「……善処します」
吹雪「……」
提督「えっと、それで講演会場はどこなんですか?さっき遅刻とおっしゃられました。早く行かないと」
教官「講演はイチサンイチゴーからだ。どうせ遅れてくるだろうと予想して早めに伝えておいた……結果的に正解だったな」
提督「……」
教官「ハッハッハ、お前は学生時代から何も変わらんな!」
提督「……すみません、ちょっとお手洗いをお借りします」
333
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 20:41:52 ID:DrAoEbPY
スタスタスタ
教官「ふっ、本当にあいつは……」ヤレヤレ
吹雪「……あの」
教官「ん?なんだ?」
吹雪「司令官は……学生時代どんな方だったのですか?」
教官「うーむ……そうだな、よく遅刻する奴だったな」
吹雪「そうだったのですか?」
教官「あぁ、それでいて講義の内容はちゃんと頭に入っているんだから当時は腹立だしく感じていたな」
吹雪「あはは……」
教官「そういう訳で、今日も集合時刻を早めにしていたんだよ。まあ学生時代に比べれば今日はずっとマシだがな」ハッハッハ
吹雪「そうだったんですね……」
334
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 22:19:37 ID:DrAoEbPY
教官「あ、後そういえばあいつはモテてたなあ」
吹雪「……!」
教官「誰それから告白されたとかチョコをこれだけ貰ったとか噂になってたしな」
教官「ま、結局噂は噂で最後まで彼女とか居た様子はなかったがな!」ハッハッハ
吹雪「……」
教官「……真面目な話だが、ケッコンカッコカリについては何も聞いていないのか?」
吹雪「はい、その……名前すらも聞いたことがないです」
教官「……ふむ、後であいつから正式に言い渡されるだろうが、私から簡単に説明させてもらうよ」
教官「ケッコンカッコカリとはな―――」
335
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 22:20:38 ID:DrAoEbPY
―――――
―――
-
提督「ただいま戻りました」
教官「おかえり、遅かったな」
提督「ちょっと後輩らしき学生に話しかけられまして、すいません」
教官「いや、講義までに間に合ってくれればいいんだ。正直言えばこうなる事もある程度予測していたしな」ハハハ
提督「……さすがは教官です。貴方には敵わないです」
教官「俺のことはどうでもいいだろ。ほら、そろそろ準備しとけ」
提督「はい、そうさせていただきます」
教官「……頑張れよ」
提督「はい」
吹雪「……」
336
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 00:46:11 ID:9DdUZGio
まだかな!まだかな!
続きが気になる!
337
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 00:50:13 ID:s1lo8ZXk
ケッコンカッコカリとは艦娘の限界を突破するためのシステムの事を言う
一対の指輪を提督とレベル99の艦娘がそれぞれ着けることで艦娘の性能を引き出すことができると言うのがシステムの狙いだ
だがな、レベル99になるまで寝食を共にし、戦ってきた中で二人の間に恋愛感情が生まれることもあるらしい
実際問題、提督が相手とケッコンカッコカリを行う理由のほとんどは艦娘の性能を上げるよりも相手に対して好意を持っているからだとか
装備アイテムが指輪だからなおさらそういう傾向が出るんだろうな
提督?あいつのことはあいつしか知らんよ
誰を好いているのか、もしかして恋愛に興味がないのか
恋愛対象が艦娘なのか人間なのか
うーん……ま、そうだな
あいつを振り向かせたいんだったら、何かアピールするのも良いかもな
教官『秘書艦なんだからチャンスはあるはずさ』
……
吹雪(アピール……アピールって何?)
提督「それじゃ、行ってくるね。吹雪はここで待っててね」
吹雪「っはい!頑張ってください!」
提督「うん」ニコ
338
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:17:33 ID:s1lo8ZXk
パチパチパチパチ
提督「初めまして、○○鎮守府で艦娘の指揮を行っています、提督と言います」
提督「ご紹介の通り、自分はこの士官学校のOBです」
提督「自分が在学していた当時はまだ艦娘の運用が始まっていませんでした」
提督「―――」
吹雪「……」
吹雪(アピール……)
私は、司令官と一緒にここまで歩んできた
だからこれからもずっとこのまま、ずっと一緒って想っていた
でもただ想うだけじゃだめなんだって
いかなきゃだめだって
だから
司令官にもこの想いを届かせないと
339
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:24:27 ID:s1lo8ZXk
提督「―――なので、もし皆さんが私と同じ立場になるときは、どうか平等に彼女たちを愛してください」
提督「くれぐれも、彼女たちを物扱いしないでください」
提督「以上で今回の講義を終了します」
パチパチパチ
教官「お疲れ様。中々考えさせられる内容だったよ」パチパチ
提督「いえ、自分が経験したことを話しただけなので」
教官「だとしても、彼らには十分染みたと思うよ」
提督「そうだと良いですけど……吹雪から見たらどうだった?」
吹雪「あの、えと……すごく素敵でした!」
提督「お?お、うん、ありがとう」ニコリ
吹雪「!」パァァ
教官「んじゃ今日はこれで終了だ。報酬は無いがせめて途中までは送らせてくれ」
提督「ありがとうございます、教官」ペコリ
吹雪「♪」ニコニコ
340
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:28:39 ID:s1lo8ZXk
翌朝
ゼロゴーマルマル
提督の部屋
ガチャリ
吹雪「……」
バタン
提督「……」Zzz
吹雪「よく寝てますね」フフ
提督「……」Zzz
吹雪「……」
吹雪「……」
吹雪「……エヘヘ♪」
341
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:32:02 ID:s1lo8ZXk
ゼロロクマルマル
提督「……」Zzz
ユサユサ
シレイカン オキテクダサイ!
提督「……?」Zzz
ユサユサ
アサデスヨ! シレイカン!
提督「……ぅぁ……」
ムクリ
提督「……?」ボー
吹雪「司令官!おはようございます!」ニコ
342
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:37:56 ID:s1lo8ZXk
提督「!? 吹雪……?」
吹雪「はい!今日も良い朝ですね!」
提督「え、なんで吹雪がここに」
吹雪「いつも司令官は起きるのが遅いので、今日は司令官を起こしに来ました!」
提督「あ、うん。ありがとう……」チラ
AM 6:00
提督「……」
吹雪「着替えが済みましたら執務室に来てください!」
提督「……はい」
ガチャバタン
提督「……?」
343
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 01:53:17 ID:s1lo8ZXk
執務室
ガチャバタン
提督「吹雪、今日はいった……!?」
吹雪「司令官、おはようございます! あの、これ、全部吹雪が作りました……! もしよかったら召し上がってください……!」グイ
提督「お……おおお??」
吹雪「ど、どうぞ!」グイグイ
提督「ちょっと!吹雪、ストップ!」
吹雪「はい!」
提督「一旦少し落ち着いて。やりたいことは分かるがちょっと空回り気味だよ」
吹雪「え、はい。すみません……」シュン
提督「とりあえず、まず朝ごはんを食べよう。折角吹雪が作ってくれたんだから食べないのはもったいないよ。頂きます」ペコリ
吹雪「い、いただきます!」パァァ
344
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 02:07:50 ID:s1lo8ZXk
提督「ごちそうさまでした」
吹雪「ご、ごちそうさまでした」
提督「……それで」
吹雪「!」
提督「吹雪はどうして急に朝起こしに来たり、料理を作ってくれたりしたの?」
吹雪「あの、も……もしかして迷惑でしたか……?」
提督「いや、むしろありがたいなぁって思っているけど。ご飯もおいしかったし」
吹雪「!」パァァ
提督「だから、どうしてやってくれたのかなって」
吹雪「あの、アピー……じゃなくて、今まで仕事以外の事あまりしていなかったからこれからは仕事以外でも司令官の役に立ちたいなって…」
提督「なるほど」
吹雪「あの、迷惑でしょうか……?」
提督「迷惑じゃないよ。むしろ嬉しいなって」ハハハ
吹雪「司令官……!」パアア
345
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 23:10:22 ID:s1lo8ZXk
フタフタマルマル
提督の部屋
吹雪「それじゃ、私も部屋に戻ります!おやすみなさい!」
提督「……おやすみなさい」
ガチャバタン
提督「……疲れた」
……
吹雪『喉渇きませんか?何か持ってきます!』
……
吹雪『あの、お昼を用意しました!もし良かったら一緒にいかがですか?』
346
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 23:17:14 ID:s1lo8ZXk
……
吹雪『司令官!午後は特に何もありませんよね?でしたらお散歩にでも―――!』
……
吹雪『司令官!――-』
『司令官!』
『司令官!』
……
ゴロン
提督「……吹雪ってあんなに積極的な子だったんだ。知らなかったなぁ」
提督「まぁ、元気が無いよりは良いよね。うん」
提督「……おやすみなさい」ゴロ
347
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 23:19:54 ID:s1lo8ZXk
マルフタマルマル
食堂
吹雪「〜♪」
トントントン シャッシャ
吹雪「……エヘヘ」ニヘ
グツグツ
……
マルロクマルマル
提督の部屋
吹雪「司令官!おはようございます!」ニコニコ
提督「……おはようございます」
348
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 23:47:45 ID:s1lo8ZXk
あの日から吹雪は変わった
具体的に言うと積極的になった
それだけなら良かったねで終わるん話なんだけど、聞いた話だと他の艦娘にはいつも通りらしい
つまり、これは推測だけど自分の前でだけのみ積極的になっている
それが何でなのかは自分には分からない
もしかしたらと思って教官にも聞いてみたが知らないとの事だ
偶には休ませるのも良いのかもしれないね
―――――
―――
―
吹雪「休みですか?」
提督「うん、偶には良いかなって。何人か以外は一日何してもOKって事で考えてるよ」
吹雪「! だったら司令官、一緒にどこかに行きませんか!」
提督「流石に自分は休めないよ」ハハハ
吹雪「そんなぁ……」ガックリ
349
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/06(木) 23:51:57 ID:s1lo8ZXk
提督「……と言いたいんだけど、自分も色々消耗品が足りなくて」ハハハ
吹雪「!」
提督「二時間だけ出かけてくるから、帰ってくるまで指揮を頼めるかな?」
吹雪「……はい」
提督「二時間分はその内時間を取るから。じゃあみんなに通知してそのまま行ってくるね!」
ガチャバタン
吹雪「……まだ届かないんですか?」
350
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:08:15 ID:q9yJfZtk
廊下
提督「て事で、この紙に書いてある艦娘以外は全員一日休み!」
ヒエー! ヤリーキョウヤスミジャーン
提督「今日休みじゃない組は明日休みにしてあるから安心して良いよ」
ワイワイ
??「提督は今日どうするんですか?」
提督「ん、二時間だけ買い物して後は仕事だよ。はっちゃんは?」
伊8「いきなりですからまだ何も……もしよかったら一緒について行っても良いですか?」
提督「良いけど、折角の休みなんだから色々やって良いんだよ?」
伊8「大丈夫です。それじゃ、着替えてきますね」
伊8「お待たせしました。さぁ行きましょう」
351
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:27:22 ID:q9yJfZtk
街中
提督「うん、これくらいで大丈夫かな。あれ、はっちゃん?」
伊8「……」ジー
提督「お、居た居た。……古本屋?」
伊8「あ、提督。つい夢中になってしまって、ごめんなさいね」
提督「まだ時間あるし大丈夫だよ。何読んでるの?」
伊8「Minnesangです、提督」
提督「ミンネ、ザング?ドイツの本?」
伊8「そうですよ。まさか日本で見つかるなんて思ってなかったです」
提督「もしよかったら買っていく?」
伊8「いえ……一応役には立ちますが、私が使うには十分じゃないので」
提督「? 要らないなら良いんだけど……後で欲しくなったら取り寄せるから言ってね」
伊8「その時は、提督にも読んでほしいです。ドイツ語の勉強も一緒に、ね」
提督「ははは……お手柔らかに頼むよ」
352
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:38:30 ID:q9yJfZtk
……
提督「んじゃ、そろそろ戻ろうか」
伊8「はい」
露天商「お、そこのお二人さん。ちょっとだけで良いから見ていかないかい?」
提督「いえ、なるべく早く戻りたいので、すいません」
露天商「おいおい、そんな冷たいこと言わずに。それに彼女さんは興味ありそうですよ」
伊8「っ!」チラ
提督「いや、この娘はそんなんじゃ……」
露天商「おや、そうなのかい?まぁいいや、本当にちょっとで良いからさ、頼むよ!」
提督「……少しだけですからね」
露天商「ありがてぇ!それで、お嬢ちゃんは何が欲しいんだい?」
伊8「……これ、super……!」
露天商「お、指輪か!いいとこに目が行くねえ!」
提督「……」
353
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:47:15 ID:q9yJfZtk
露天商「どうだ?普通は1個1500円だけど、お嬢ちゃん可愛いし2個で2000円でどうだい?」
提督「……まあこういうのも良いか。買った」
伊8「……提督?」チラ
露天商「毎度!どうせ二個あるんだし、ペアルックでもしたら良いと思うぜ!」
提督「はいはい。じゃあはっちゃん、行こう」
伊8「うん……」
……
伊8「提督」
提督「うん?」
伊8「……Danke」
提督「大丈夫だよ。それに二個買ったんだから一個誰かに上げれば良いと思うよ。仲良い子とかにね」
354
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:50:02 ID:q9yJfZtk
伊8「……だったらはい、提督」
提督「? 自分で良いの?」
伊8「元々提督のお金で買ったんだし、それに今日連れてきてくれたお礼ですよ」
提督「そういう事なら。うん、ありがとう」ニコ
伊8「うん……!」
提督(あれ……なんか忘れている気がする。指輪……うーん?)
……
吹雪「〜♪」
セッセセッセ
355
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 00:56:33 ID:q9yJfZtk
執務室
提督「ただいま」
吹雪「あ、司令官お帰りなさい!」
提督「うん。それじゃ、後は自由時間で良いからね」
吹雪「はい!」
提督「さて、書類はと……」
吹雪「……」ニコニコ
提督「……」モクモク
吹雪「……」ニコニコ
提督「……」カキカキ
吹雪「……」ニコニコ
356
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:00:35 ID:q9yJfZtk
提督「……ねぇ、吹雪」
吹雪「はい!なんでしょうか!」
提督「なんで居るの?自由時間だよ?」
吹雪「はい!だから提督と一緒に居ます!」
提督「……」
吹雪「……」ニコニコ
提督「命令、ここを出て遊んできなさい」
吹雪「ええ!?」
提督「折角の休みなのに、執務室に居たら意味ないでしょ」
吹雪「でも……」
提督「自分とならいつでも居られるでしょ?ほら、自分のことは良いから行ってきなさい」
357
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:02:05 ID:q9yJfZtk
吹雪「……はい」
提督「やれやれ……」
スッ キラッ
吹雪(! ……あれって指輪?)
提督「……」モクモク
吹雪「……行ってきます」
提督「はい、行ってらっしゃい」
ガチャバタン
358
:
>>365 上からセリフ4行目 X提督 ○司令官
:2015/08/07(金) 01:13:16 ID:q9yJfZtk
廊下
吹雪「指輪……」
ケッコンカッコカリ
吹雪「! まさか……!」
ハッチャンソノユビワナンナノー?
吹雪「!!」
伊8「内緒、ですよ。うん」
伊19「その指輪のデザインとってもいいのー!羨ましいの!」
吹雪(あの指輪……司令官のと……!)
一対の指輪 それぞれ着ける
二人の間に恋愛感情
吹雪(……)
359
:
>>356だった
:2015/08/07(金) 01:18:11 ID:q9yJfZtk
伊8「Danke。それで、これからなにする?」
伊19「うーん、あ!吹雪さんなの!」
吹雪「……はっちゃんさん。ちょっと今良いですか?」ニコ
想うだけじゃだめ
いかなきゃだめ
司令官にも私の想いを届かせないと
なんとしても
360
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:36:13 ID:q9yJfZtk
ヒトハチマルマル
波止場
提督「お待たせ」
吹雪「……司令官。遅いですよ」
提督「あはは……遅刻癖だけはなかなか治らなくて」
吹雪「大丈夫です。そこを含めて司令官ですから」ニコ
提督「それで、執務室じゃなくて波止場でだなんて何かあったんだっけ?」
吹雪「いえ、お仕事は今日はお休みですから」
提督「? 朝遊んできてって言ったよね。もう良いの?」
吹雪「はい、十分遊んできました」ニコ
提督「あ、うん。なら良いけど」
吹雪「……司令官はケッコンカッコカリってご存知ですよね?」
提督「! ……うん、知っている」
361
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:42:09 ID:q9yJfZtk
吹雪「それには何が必要かご存知ですか?」
提督「それは……」
吹雪「指輪、ですよね?」
提督「?!」
吹雪「そして、その指輪って」
スッ
提督「!」
吹雪「これですよね?」ニコォ
吹雪の左手には一つの指輪が付けられていた
提督の指につけられている指輪と同じデザイン
伊8と提督しか持っていないはずのものを
362
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:48:43 ID:q9yJfZtk
提督「その指輪……!」
吹雪「司令官、酷いです。……司令官は私が今までどれだけアピールしたか覚えていますか?」
提督「アピール……?」
吹雪「ケッコンカッコカリのことを知ってから、毎日司令官を起こしました。ご飯を作りました。お背中を流そうとしました。体調を管理しました」
提督「……あれってもしかして」
吹雪「はい、少しでも司令官に私を意識してもらいたくてやりました」
提督「マジですか……」
吹雪「なのに……司令官は……他の娘と……他の……」
提督「吹雪、その指輪は……!」
吹雪「知っていますよ。ケッコンカッコカリの指輪じゃないんですよね」
提督「! なら……!」
吹雪「関係ないです……!司令官が……他の娘に、指輪を上げた。その事実だけでダメなんです!」
提督「っ……!」
363
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 01:50:07 ID:iY3UgHNk
こんなタイミングで悪いが
>>1
の後の時雨との生活がみたい
364
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 02:07:44 ID:q9yJfZtk
吹雪「だから、今日想いを伝えに来ました」
提督「想い……?」
吹雪「はい、……司令官、腕を出してください」
提督「? はい」スッ
吹雪「ありがとうございます」クルクルキュ
提督「吹雪、どうして紐でお互いの腕を結んでるの?」
吹雪「司令官、死んでも、忘れないでください。私のことを、私と居た時間を」
ゴスッ!
提督「!!?」
ドッボーン ブクブクブク…
365
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 02:11:29 ID:q9yJfZtk
ゴポブクゴプ
吹雪(……結局、私の想いは伝えられなかったなあ)
吹雪(あ、提督が手錠を外そうとしている)
吹雪(……動きが止まった。司令官……)
吹雪(大丈夫、私がずっと支えますから)
吹雪(だって……一緒の、指……わ……が、)
ゴポ
366
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 02:26:42 ID:q9yJfZtk
吹雪ルート 終わり
まず、私用で放置してしまい申し訳ありませんでした
そして、保守ありがとうございました
これからも度々放置するかもしれませんがなるべく手を煩わせないようにしますので許してください
>>363
後で挑戦しますが多分他の方が書いたヤンデレ物と同じテンプレ展開になるかもしれません
367
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 02:40:10 ID:TgFl0sTw
ヤンデレの天龍を……!
368
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 02:47:32 ID:q9yJfZtk
テンプレ展開ってなんだ……
パクリ展開ですね
とりあえず残りルート
浜風
>>145
(蒼龍
>>145
)
大和
>>169
ロ600
>>206
電
>>227
若葉
>>228
秋月
>>303
龍田
>>311
時雨(本編その後)
>>363
天龍
>>367
絶対仕上げます
369
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 03:57:22 ID:JwBU2zmc
春雨ちゃんも頼みます
370
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/07(金) 10:41:25 ID:07rre8ec
勝利の女神荒潮ちゃんのが見てみたいなー
371
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/09(日) 03:20:51 ID:nkJozcxk
まだなのかな?
待ちどうしくて震えてるぞ
俺
372
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/10(月) 20:57:22 ID:EeVLicwg
ハイライトが消えたヤンデレ朝潮ちゃん見たいなー(チラッチラッ)
373
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/10(月) 23:23:52 ID:u.Ebeka6
千歳お願いします
374
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/11(火) 13:22:07 ID:sqcJ/RhI
五月雨お願いします
375
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 02:17:14 ID:ZnLRj6dY
時雨えええええ
376
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 04:21:33 ID:919.5h1Y
浜風
>>145
大淀「提督、起きてください」
提督「ん……大淀か」
大淀「寝不足ですか?最近よくうたた寝してらっしゃいますが」
提督「夜はしっかり寝てるはずなんだが……気を付けるよ」
大淀「私が付いているとは言っても、ここの責任者は提督なんですからね?はい、これお願いします」スッ
提督「……分かってるよ」カキカキポン
大淀「ところで……そろそろお昼の時間なのですが提督はどうなされますか?」
提督「偶にはここで食べるのも良いかな。仕事もしないといけないし」
大淀「誰かさんがうたた寝しなければ、もう少しゆっくり食べられるのかもしれないんですけどね」
提督「……」
大淀「冗談ですよ、ふふ。それじゃご用意しますね」
ガチャバタン
提督「……さて」カキカキ
377
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 04:22:13 ID:919.5h1Y
ガチャパタン
提督「ん、やけに早かったね、大淀」
浜風「提督」
提督「ってなんだ浜風か。どうした?何か用?」
浜風「……提督と一緒に昼食を取りたくて来ました。ダメ、ですか?」
提督「お、そうなのか。今ちょうど大淀が取りに行ってるから。戻ったらみんなで食べるか」
浜風「なるほど、みんなで、ですね」
提督「うん。みんな仲良く、だぞ」
378
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 04:23:42 ID:919.5h1Y
ガチャバタン
大淀「提督、今戻りました。……あら?浜風さん」
提督「お、今ちょうど浜風と昼食の話をしていたところなんだ。折角だし三人で食べようって」
浜風「……」
大淀「でしたらもう一人分持って来ないと……てっきり二人で食べると思ってましたので」
提督「あ、確かに」
浜風「……だったら、私は大丈夫です。また何時か、伺いますね」ニコ
提督「おいおい、遠慮しないで良いんだぞ?なんなら俺の食べたって―――」
浜風「いえ、大丈夫です。失礼しました」
ガチャパタン
379
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 04:25:24 ID:919.5h1Y
……
大淀「ところで」
提督「ん」モグモグ
大淀「うたた寝の話です」
提督「随分と引っ張るね」ゴックン
大淀「このままですと職務に差し支えありますから。それに……」
提督「それに?」
大淀「仮とは言えケッコンした相手ですので。その、もしかしたら悪い病気なんじゃないかと……」
提督「……大淀」
ナデナデ
大淀「あっ、提督……」
提督「……それじゃ、今日早く寝るために午後も張り切ってやりますか」
大淀「はい、頑張りましょう」
380
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 04:30:47 ID:919.5h1Y
……
ニイイチマルマル
提督「はい、今日はこれで終了」カキカキポン
大淀「お疲れ様でした。……提督」
提督「分かってるって。今日はいつもより早く寝るから」
大淀「ふふ、なら安心です。ではお疲れ様でした」
提督「お疲れ様」
ガチャバタン
提督「……大淀にもああ言ったし、早く寝よう」
提督「おやすみ」
381
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:02:16 ID:cH.qBOdk
翌日
大淀「……今日は寝坊ですか」
提督「……ごめんなさい」ドゲザ
大淀「もしかして提督、よく眠れてなかったり途中で起きたりされていますか?」
提督「そんなことはない、はず。うん」
大淀「そうですか。とは言え、いずれ病院で見ていただいてくださいね。これでも心配していますから」
提督「……考えておく」
カキカキ カキカキ
提督「……」
382
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:03:14 ID:cH.qBOdk
……
大淀「これで終了ですね。お疲れ様でした」
提督「お疲れ、大淀」
大淀「提督、分かっていると思いますが……」
提督「今日こそちゃんと寝る、だね。大丈夫だよ」
大淀「はい。では」
提督「うん、おやすみなさい」
大淀「おやすみなさい」
ガチャバタン
提督「……寝よう」
383
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:03:54 ID:cH.qBOdk
深夜
提督「……」Zzz
キィィ パタン
??「……」
提督「……」Zzz
??「…………」ゴニョゴニョ
提督「……」ピク
??「…………」ボソボソ
提督「……んっ」ピクピク
??「……」ボソ
提督「……」
ムクリ
提督「……」
384
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:04:32 ID:cH.qBOdk
翌日
提督「……」
大淀「提督、おはようございます。今日は大丈夫そうですか?」
提督「……あ、大淀か。おはよう」
大淀「……まだお疲れの様ですね。何かお持ちしますか」
提督「いや、疲れは結構取れている。取れているんだけど……」
大淀「? どうなされましたか?」
提督「上手く言えないんだけど、もやっとしていると言うかすっきりしないと言うか」
大淀「恐らくまだあまり眠れていないのでは。あまり無理なされないでくださいね」
提督「……そうするよ」
大淀「さて、今日も早めに終わらせましょう」
385
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:05:05 ID:cH.qBOdk
昼
提督「……」カキカキ
大淀「……これ、お願いします」スッ
提督「はい」ポン
大淀「……お昼どうなされますか?」
提督「この調子だとゆっくり食べている暇はないかもしれないな……」カキカキ
大淀「では、いつもの様にここで召し上がりますか?」
提督「そうだな。それしか―――」
ガチャバタン
浜風「失礼します」
提督「浜風か。何かあった?」
浜風「昼食をご一緒できればと思いまして。今日はお時間大丈夫ですか?」
提督「あー、今日はちょっと……」
386
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:06:39 ID:cH.qBOdk
浜風「だめ、ですか?」
提督「……!」
浜風「……」
大淀「……?」
提督「……分かった」
大淀「提督!?」
提督「……すぐに戻る」
浜風「ありがとうございます、提督」クス
ガチャバタン
大淀「……??」
387
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:47:53 ID:cH.qBOdk
提督「!」ハ
提督(ここは……執務室じゃない? 裏庭?)キョロキョロ
浜風「提督、どうしましたか?」
提督「浜風……? なんで?俺、仕事していたはずじゃ」
浜風「お昼にご一緒すると執務室で仰られましたので。覚えていないのですか?」
提督「ごめん、まったく記憶になくて……」
浜風「ふふ、大丈夫ですよ。とりあえずこちら、どうぞです」スッ
提督「あ、うん。ありがとう……」パクリ
浜風「……ふふ」ニコ
提督「……??」モグ
388
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 00:58:32 ID:cH.qBOdk
執務室
提督「……ただいま」
大淀「……」カキカキ
提督「なんか、ごめん」
大淀「……」カタカタ
提督「言い訳だけど、俺もなんであの場所に居たのか全然覚えてなくて」
大淀「……」ピタ
提督「と、とりあえず仕事に戻るよ……かなり溜まってるし」
大淀「本当に覚えていらっしゃらないのですか?」
提督「……まったく」
大淀「分かりました。でしたら大丈夫ですよ」ニコ
提督「……ありがとう」カキカキ
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以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 09:07:20 ID:9Le61Jf2
yee
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