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提督「ヤンデレっていいな〜」艦娘「!」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2015/02/15(日) 01:37:38 ID:E0nw.ECw
ヤンデレな艦これSSがみたいです

237以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/14(火) 01:35:04 ID:.ck.bZ.M
深夜


カリカリカリカリ


提督「……ふう、こんなもので良いかな」チラッ


時計(ゼロサンマルマル)


提督「もうこんな時間か。今日は寝るかな」スクッ

提督「明日は那珂もオフだし、久しぶり……に……」フラッ


ドサッ


提督「」

238以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/14(火) 01:44:45 ID:.ck.bZ.M
翌朝


ガチャ バタン


鈴谷「ちーっす提督!一緒にカレー……提督!?」

提督「」

鈴谷「提督起きなよー!こんなところで寝てると風邪ひくよー?」ユサユサ

提督「」

鈴谷「……もしもーし?おーい?」ユサユサ

提督「」

鈴谷「え?これひょっとしてまずい感じ?提督?提督!」

提督「」

鈴谷「……やっば!誰か、誰か来て―!」

239以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/14(火) 01:50:59 ID:.ck.bZ.M
―――――

―――



提督「……」ムクリ

提督「……?ここはどこ?」

鈴谷「あ、起きた!」

那珂「! 提督ー!」ムギュ

提督「那珂……俺何かあったの?」

大淀「執務室で倒れていたそうですよ。鈴谷さんが見つけて皆でここまで運んできました」

提督「そうだったんだ……鈴谷、ありがとう」

鈴谷「まー無事でよかったじゃん?じゃあ提督も起きたしあたしは行くねー」バイバイ


ガチャ バタン


大淀「さて提督」

提督「……」

240以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/14(火) 02:02:26 ID:.ck.bZ.M
大淀「提督は少し働きすぎだと思います。これを機会に少し仕事を減らされては如何ですか?」

大淀「とりあえずしばらくは提督業に専念してください。那珂さんのプロデュースは私が代理でします」

提督「……それは」

大淀「既に上層部には伝えました。一時的なものですからおそらくは大丈夫だと思います」

提督「……那珂はそれで良いのか?」

那珂「うーん、那珂ちゃんも本当は提督が良いんだけどー……提督が倒れちゃうと那珂ちゃん悲しいから大丈夫だよ!」

提督「そうか、ならそうするよ。大淀、少しの間那珂の事をよろしくお願いします」ペコ

大淀「はい」ニコ


那珂「……」

241以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 04:03:38 ID:tsa9BPkk
那珂のプロデュースを休んで幾日か経った
あれから比べると体調は回復し、提督業だけではあるが以前のように仕事ができるようになった
そこで、大淀に那珂のプロデュースに戻りたい旨を伝えてみた


大淀「分かりました。以前の事もあるので私個人としてはあまり賛成したくありませんが、提督がそう仰られるのであれば反対致しません」

提督「ありがとう。今まで那珂のお世話、大変だったでしょ?」

大淀「はい……あ、いえ、それほどでもありませんでした」アセ

提督「あはは……察するよ」

大淀「……今のお仕事がもうすぐ終わる予定ですので引継ぎはその後でよろしいでしょうか?」

提督「うん、それで大丈夫。それまでよろしくね」

大淀「はい」

242以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 04:04:57 ID:tsa9BPkk
……

-外-


那珂「お仕事しゅーりょー!おつかれさまー!」

大淀「お疲れ様でした。このお仕事で私は那珂さんのプロデュースから外れます。その後はまた提督が那珂さんに付きますのでよろしくお願いしますね」

那珂「! また提督が那珂ちゃんに付いてくれるの!?」

大淀「はい。ですが、今度はあまり提督に無理させないでくださいね」

那珂「はーい!」


「……」ジー

243以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 04:06:32 ID:tsa9BPkk
スタスタ


那珂「〜〜♪」

大淀「ずいぶんご機嫌ですね」

那珂「あは♪ そう見えちゃう?」

大淀「はい、やっぱり提督ですか?」

那珂「んー、内緒♪」

大淀「……。さ、迎えが待ってますよ。早く行きましょう」ニコ

「すいません、もしかして那珂さんですか?」

那珂「? そうだよー?」

「やっぱり!あの、実は僕、那珂さんのファンなんです!これ受け取ってください!」

大淀「すみません、そういったものは……」

那珂「ありがとー!でもー、贈り物は鎮守府を通してね♪」

「いえ、どうしてもここで受け取って欲しいんです!お願いします!」

244以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 04:11:45 ID:tsa9BPkk
那珂「うーん……でもー……」

「どうしてもだめでしたらマネージャーさんでも良いので!お願いします」

那珂「だって、大淀さん。どうしよー?」

大淀「……分かりました。私が受け取りますのでそれでよろしいですか?」

「はい!では、これを……」スッ

大淀「確かに受け取りました。いつも応援ありがとうございます」

「いえいえ、だってファンですから」ニヤ

「では、失礼します」スタスタ

那珂「これからも応援してねー!」バイバイ

大淀「……さて、時間がありません。早く―――」


ボン

245以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 04:32:01 ID:tsa9BPkk
モクモク


大淀「煙幕!?」

大淀(! さっき受け取った箱が破裂している!)

大淀(まさか狙いは那珂さんじゃ!)

大淀「那珂さ、ゴホッ!?」


叫ぶために息を吸ったところ大きくむせてしまった
鼻や喉が痛い。それに目から涙が止まらなくなっている
催涙ガス、答えがそこにたどり着くのにそう時間は掛からなかった


大淀「な、ゴッホ!ゲホゴホ……那珂……さん!ゴホッ!」

那珂「――!」

「―――」


遠くで那珂さん、と先ほどの男の声がした
そして煙が晴れた時、近くに那珂さんの姿はなかった

246以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 04:44:53 ID:tsa9BPkk
トゥルルルル


提督「はい、提督です」

提督「……! 何だって!?」

提督「…………分かった。今すぐ行くから大淀はそこで待ってて。もう警察に通報した?」

提督「うん、うん。分かった。こっちで警察……と後、一応憲兵にも通報するから心配しないで。うん」


チン


提督「那珂が誘拐された……」

247以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 05:07:26 ID:tsa9BPkk
-どこかの部屋-

ガチャ バタン


「よう、調子はどうだ?」

那珂「……」

「ちっ、口を塞いだとは言えもう少し喚ぐなりなんなりしろよな。まあ今はこっちの方が好都合だけど」

那珂「……」キッ

「おー怖い怖い。さてと、そろそろ始めますかっと」


ビリビリ


那珂「!?」

「ははっなかなか良い身体してんじゃん!やっぱ人気アイドルはその辺の女とは違うな!」

那珂「……」ビクビク

「なんで私の服を破くのーみたいな顔してんな。ははっ、ヤルことは一つに決まってんじゃん?」

248以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 05:08:22 ID:tsa9BPkk
あ、ごめんちょっと胸糞入るかも

249以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 05:29:02 ID:tsa9BPkk
那珂「……」

「セックスだよセックス!俺が!今から!お前を!犯す!OK?」

那珂「! ――!」ジタバタ

「おいおい、なんだかセックスって言った瞬間ずいぶん暴れるじゃないか。もしかして今まで何されるのか分からなかったのか?随分めでたい頭してんな。おい?」

「おめーらアイドルは枕とかなんかで慣れてんだろ?今更かまととぶってんじゃねえよ!」

那珂「……」フルフル

「ちっ……あー面倒くせぇ、さっさと始めるか」


ボロン


那珂「! んーっ!んーっ!」ジタバタ

「暴れんじゃ、ねえよ!」


ドゴッ


那珂「っ!」

250以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 05:39:16 ID:tsa9BPkk
那珂「……」ブルブル

「ん? なんだよ、濡れてねーじゃん。もしかしてお前処女か?」

那珂「……」ガクガク

「俺処女嫌いなんだよねー痛いしなんかヤッた気しねーし。だからよ、正直に言ったら今どうするか考えてやるよ」

那珂「!」コクコク

「……処女なんだな?」

那珂「―――!」ウンウン


ズボッ


那珂「!!!」

「なんてな」ニヤリ

251以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 06:00:00 ID:tsa9BPkk
那珂「―――!?」

「あーその表情良いねえ!やっぱ希望に満ちた奴を叩き落とすのって止めらんねえ!」


ズプッ! ギチュ! ゴリ


「うひょーきっつ!お前やっぱ処女なんだな!」

那珂「―!――!!」

「っはは、どうだ?おもちゃみたいに扱われる気分は?言ってみろよ」

那珂「――!」

「あ、そうだった」


ベリ


那珂「ぷはっ!っぃ!ああ"っ!」

「初めて言った言葉がそれかよ!傑作だな!」


ズコッ! ズコッ! ドチュ!

252以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 06:40:36 ID:tsa9BPkk
「これから付き合う奴とヤルとき初めてがレイプだって知られたらどう思うだろうなー、なあ!?」

那珂「あ"ぐっ!い"い"っ」

那珂(……提督)

那珂(! 何でここで提督が!? ……でも、提督となら)

グリッ! ゴチョ!   チュップ! パチュン!

「お、濡れてきてんじゃん。お前、レイプされて感じてんのか?」

那珂「あっ?ち、ちがっ……んぁっ?」

那珂(提督とえっち……提督とせっくす)


パンッ! パンッ!


「感じてねーって、お前どう見ても感じてるから、素直になれよ!おらぁ!」

那珂「くんっ?……ぃとく、ん?あ?」

那珂(提督と……提督とせっくす……はぁ……?)

253以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 07:01:15 ID:tsa9BPkk
「ははっ、レイプされて感じるアイドルか。こんな姿、好きな奴に知られたらどう思われるんだろうなあ!多分嫌われるんだろうなあ?」

那珂「!」

那珂(提督に嫌われる……!?嫌!いや!)ギュウウ

「うおっ!?こいつ腕掴んできた!?」

那珂(提督に嫌われるくらいなら!那珂ちゃんから離れるくらいだったら!)


パンパンパン


「やべっ、そろそろイキそう……くっ」

那珂「提督!那珂ちゃんの中に出して!出して」ギュウウウウ

「中に……うっ!」


ドピュルゥ


那珂「あはぁ♡」

那珂(提督のせーし……これで提督との既成事実ができたぁ♡)

254以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 07:20:51 ID:tsa9BPkk
……

バァン!


「警察だ!おとなしくしろ!」

「警察!?なんでここが……」

「近所の人から女の子を担ぐ不審な男が居るって通報があったんだよ!それにこの状況、お前逮捕な!」

「くそっ……」


ヤイノヤイノ


提督「那珂!その姿は!」

那珂「提督、どうしたのー?あ、もしかしてもう一回するの?本当は那珂ちゃんはみんなのものなんだけどー、提督にならいいかなー♪」

提督「那珂、君は何を言っているんだ……とりあえず病院に行こう、ね?」

那珂「? はーい!」

255以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/17(金) 22:55:07 ID:Kt27g54A
膣内ちゃん···

256以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/18(土) 16:58:48 ID:rZPfwvBI
これは一発妊娠間違いないですね……

257以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 01:28:44 ID:uI0Xyq2w
……

-産婦人科病院-


「できる限りの処置は行いました。ですが事後の避妊は事前に行うのよりも効果が低いので、しばらくの間は様子見ですね」

提督「そうですか……ありがとうございます」

「……これはお伝えして良いのかどうか……那珂さん本人には避妊の意志が無いようです」

提督「……!?」

「処置中、那珂さんは提督、つまりあなたと行為をしたと言っていました。そしてできることなら産みたいとも……」

提督「」

「私の勝手な判断で、那珂さんには今回行った処置は受精を安定させる目的だと伝えています。もし出過ぎた真似でしたら申し訳ありません」

提督「……いえ、大丈夫です。那珂……君は何を思ってそう考えているんだ……」アタマカカエ

「……私は専門じゃないので断言はできないのですが、このような性的被害に遭われた方は少なからず精神が不安定になります。ですので、これからはなるべく那珂さんの傷を開く言動は控えてください。場合によってはカウンセラーなども検討すると良いと思います」

「今日は以上です。特に入院する必要はありませんので、このままお帰りいただいて結構です」

提督「はい、お手数おかけしました」ペコリ

258以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 01:29:24 ID:uI0Xyq2w
那珂「あ!提督、待っててくれたのー?」

提督「ああ……昨日今日は大変だったな……」

那珂「うーん、別に那珂ちゃんはそう思わなかったかなー?だって、那珂ちゃんの初めてを提督にあげられたんだもん!」

提督「っ……初めてか」

那珂「でもー、いくら那珂ちゃんがかわいいからと言ってお仕事終わりにいきなり襲ってきたのはダメだよー!」

提督「……」

那珂「だから、今度するときはちゃんと言ってねー?那珂ちゃん、頑張って時間作るから!」

提督「……那珂、実はな―――」ハッ


『なるべく那珂さんの傷を開く言動は控えてください』


提督「……」

那珂「どうしたの提督?」

提督「いや……なんでもないよ」

259以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 01:30:39 ID:uI0Xyq2w
あの事件から1月と少し、俺は相変わらず提督業と那珂のプロデュースの両方を行っている
那珂はあの事件から復活し、今も軍所属のアイドルとして活動している。表向きは、だが


那珂「提督ー!那珂ちゃん、今日もお仕事頑張るー!」ムギュ


那珂は、人目につかないところでは俺にべったりとくっつくようになった
これでもずいぶんと改善した方で、最初は四六時中俺について回る感じだった
どうやら俺は那珂にとっての精神安定剤のようなものになっているらしい


那珂「〜〜♪」スリスリ

提督「那珂、もう少しで本番だからそろそろ離れてほしいな」

那珂「えー、あと30秒だけー♪」

提督「……はぁ」


その結果、俺の精神衛生は日増しに悪くなっている
主にストレスで

260以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 01:31:58 ID:uI0Xyq2w
コンコン


「那珂さん、本番入りまーす」

提督「那珂」

那珂「はーい。……っ、すみませーん、ちょっとおトイレ行ってきまーす!」

「分かりましたー」


タタタタ


……


那珂「オゥエッ……ケホッケホッ」

那珂「……」




―――

―――――

261以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 01:33:17 ID:uI0Xyq2w
少し前


那珂『……』スッ


妊娠検査薬


那珂『えっと、ここにおしっこを……』チー

那珂『……えっと、縦棒が出れば陽性、出なかったら陰性なんだね』

那珂『……』チラッ


陽性


那珂『……!』


―――――

―――




那珂「……えへへ♪」

262以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 02:59:09 ID:uI0Xyq2w
……

-病院-


提督「本当なんですか?」

「はい、一昨日那珂さんが来まして、提督の子供を妊娠したと言うのでこちらで検査を行いました」

提督「それで結果は」

「……陽性でした。最初聞いた時は想像妊娠だと思っていたのですが。おそらく処置が遅れたのか残っていたのかであの時のが着床してしまったのでしょう。申し訳ありません」

提督「なんてことだ……」ガクッ

「それで、これからどうされますか?」

提督「もちろん中絶します。これからの活動に影響しますので。……それに相手が相手ですから」

「……手術を行うにはお互いの同意書が必要です。提督さんはともかく、今の那珂さんがOKを出すかどうか……」

提督「それについてはこっちで何とかします。ですので何とか……」

「……。分かりました。では、合意が得られましたらこちらへお越しください。同意書もその時で大丈夫ですので」

提督「はい、よろしくお願いします」

263以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 03:16:17 ID:uI0Xyq2w
-執務室-


大淀「それで、私が呼ばれたのですか?」

提督「うん。今の那珂は本気で産むつもりでいると俺は思っている。それ故に那珂は中絶同意書にはサインをしないはずだ」

提督「だから大淀、君の出番なんだ」

大淀「……もしこれが見つかった場合、ただでは済みませんよ?」

提督「それも覚悟の上だよ。もしそうなったらそうなったで考えれば良い」

大淀「……そうですか、分かりました。こうなればどこまでもお供いたします」

提督「大淀、ごめん。俺がふがいないばかりに……」

大淀「いえ、私は提督の秘書艦ですから。御支えするのは当然です」ニコ

提督「……ありがとう」

提督「では、作戦についてだが……」

264以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 03:29:56 ID:uI0Xyq2w
……

那珂「提督ー!お疲れ様!」

提督「ああ、お疲れ様、那珂」

那珂「? あれ?今日は大淀さんも一緒なの?」

大淀「はい。ちょっとプロデュース関係で提督に話がありまして」

那珂「ふーん……提督、今日はね?」


作戦はこうだ

仕事が終わった那珂を俺と大淀でが迎える
那珂が車に乗り込み、出発すると同時に大淀が那珂を無力化する
そしてそのまま病院へ行き、中絶の手術を行う
同意書には俺と、大淀が偽装した那珂のサインがそれぞれ書かれている
これで病院側には通るはずだ


那珂「―――だったんだよ?」

提督「それは良かった。それじゃそろそろ帰ろう。明日はオフだけどレッスンがあるでしょ?」

那珂「はーい!」


ガララ バタン

265以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 03:42:03 ID:uI0Xyq2w
ブロロロロ


那珂「〜〜♪」

提督(……大淀)チラ

大淀(……はい)コクリ

大淀「那珂さん、おとなしくしてください」ギュウウウ

那珂「え?大淀さんどうしたのー!?」

大淀「すみませんが今日はこのまま帰る訳にはいきません。暴れなければれば痛くしませんのでおとなしくしていてください」ギュウウウ

那珂「!?提督ー!」

提督「ごめん、那珂。那珂は悪くないんだ。でも那珂のお腹に居る子供、それだけはこの世に出すわけにはいかないんだよ」

那珂「提督!?何を言って、っ!んーっ!」フガフガ

提督「本当にごめん、これは俺の責任だ……」

那珂「んーっ!んーっ!!」ジタバタ

大淀「静かにしてください!」グイ

那珂「―――!―――!」ガタバタン

提督「……」

266以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 03:57:09 ID:uI0Xyq2w
-病院-


提督「こちらが同意書です」

「……確かに。ですが、那珂さんの様子を見る限り同意をしたようには見えませんが」

提督「それは……あまり詮索しないでいただけると助かります。あなたを信用しているからこそ言いたくありません」

「……なるほど、分かりました。それではこれより処置を始めますので、その前に彼女に一言掛けてあげてください」

提督「はい」


提督「那珂」

那珂「! ―――♪」バタバタ

提督「ごめん、それにお腹の子供にもごめん。願うなら次は幸せな夫婦のところで生まれてください……」

那珂「!? ―――!」


提督「……もう大丈夫です」

「分かりました。それでは手術室に……」

那珂「―――!!―――!!」ジタバタ

ピシャ

267以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 04:51:00 ID:uI0Xyq2w
……

チュンチュン


那珂「……」パチ

那珂「……ここは」

那珂「……」


ガララ バタン


「おはようございます。調子はいかがですか?」

那珂「……先生?那珂ちゃんはどうしてここに?」

「……中絶は成功しました。那珂さんのお腹の中の赤ちゃんは摘出されて、存在しません」

那珂「……え?」

「今日のお昼に提督さんが迎えに来るそうです。それまでここでゆっくりしていてください。では、失礼します」


ガタタ バタン

268以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 04:58:54 ID:uI0Xyq2w
那珂「え……赤ちゃんが?なんで?中絶……?」

那珂「! そういえば昨日、提督と大淀さんに……」

那珂「嘘だよね……?提督、どうして?だって、提督から……」

那珂「そうだ!検査薬!あ、でも中絶ってことはもう……」

那珂「嫌だ。嫌だ!提督との赤ちゃんが居ないと那珂ちゃん……那珂ちゃんは」

那珂「……」

269以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 05:15:17 ID:uI0Xyq2w
……

提督「お世話になりました」ペコリ

「いえいえ、私はただ自分の仕事をしただけです」

提督「……。じゃあ自分たちはこれで。失礼します。ほら那珂。行こう」

那珂「……」


スタスタスタ


那珂「……ねえ、提督?」

提督「うん?」

那珂「那珂ちゃんの赤ちゃんが居なくても、那珂ちゃんを嫌いにならない?」

提督「……嫌いになんてならないよ。那珂も俺たちの立派な仲間だからね」

那珂「……そっか。じゃあこれからも一緒だね!」

提督「? まあしばらくはプロデュースが続くと思うし、一緒と言えば一緒なのかな」


那珂(提督は赤ちゃんが居なくても那珂ちゃんの事嫌いにならないんだ)

那珂(……えへへ♪)キャハ

270以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 10:08:03 ID:07ziUQI2
ふぅ…今年一番ほっとした

271以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/19(日) 14:06:47 ID:5Ocfiftg
>>270
まだこれからでしょ

272以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/20(月) 21:27:11 ID:I51oCGHs
>>271
やめろ

273以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 16:32:11 ID:XTaVE35I
私は正直、那珂はアイドルを辞めるのではと思っていた
なぜなら彼女はレイプからの妊娠、そして中絶と、普通なら病んでしまってもおかしくない事を経験しているからだ
しかし、那珂は辞めなかった
私にはともかく、周りに対してはアイドルとしての那珂の姿を見せている

彼女は強い娘だ
私と、できることなら軍のしがらみを抜けてもっと自由に羽ばたいてほしい
私は提督として、そして彼女をプロデュースした立場として願っている


提督「ふう……今日の日誌はこれくらいで良いかな」

提督「……思えばここ最近は提督というより那珂のプロデューサーとしての日誌を書いている時間が多い気がするな」

提督「……」チラッ


書類


提督「……」ハァ

274以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 16:32:41 ID:XTaVE35I
バーン!


那珂「提督ー!ご飯に行かないー?」


シーン


那珂「あれ、居ない」

那珂「ぶー……つまんなーい!」ウガァ


バサッ


那珂「うわっ! 資料が崩れた!? 直さないとー……」ガサガサ

那珂「ん? これって……」ピラ

那珂「……!」

275以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 16:34:52 ID:XTaVE35I
ガチャ バタン



提督「ふー、食べた食べた……ん?」

那珂「……」

提督「那珂か、何かあったの?って資料が崩れてるし……」ガサガサ

那珂「提督……この資料って本当なの?」ピラ

提督「資料? ……あっ、この事か……もちろん知っているよ」

那珂「!」

提督「しょうがないよ。俺は軍人だから、どのような命令でも上には従わないと」

提督「それに、俺はこれは那珂にとってもチャンスになると思っているんだ。だから、那珂には頑張ってほしいと思っているよ」

那珂「……やっぱり」ボソ

提督「ん?何か言った?」

那珂「なんでもー!じゃあ那珂ちゃん、ご飯に行ってくるねー!」


パサ タッタッタッタ

提督「……」スッ

276以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 16:50:41 ID:XTaVE35I
○○鎮守府 提督殿


貴鎮守府で試験的に行ってきたアイドルカッコカリ計画を

この度アイドル計画として本格的に始動することが決定したため貴官に通知する

それに伴い、アイドルを務める艦娘に関する規定を暫定的に次のように定める


・特別手当の支給





・専任のプロデューサーの用意

・大本営への異動


以上

貴官は全てのプロデュース業を外れ、本業に専念すべし

本営



提督「……これで良いんだ」ハァ

277以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 17:56:10 ID:XTaVE35I
トボトボ


那珂「……」

那珂「提督が那珂ちゃんから離れちゃう……」

那珂「那珂ちゃんの事嫌いじゃないって言ったのに……」

那珂「……あっ!」





―――

―――――

(提督は赤ちゃんが居なくても那珂ちゃんの事嫌いにならないんだ)

(赤ちゃんが居なくても)

(赤ちゃん)

278以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 17:57:45 ID:XTaVE35I

―――――

―――



那珂「……」

那珂「提督に嫌われるくらいなら。那珂ちゃんから離れるくらいだったら……」



那珂「……」

279以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 18:16:02 ID:XTaVE35I
……




那珂「……」カチャカチャ 

提督「……」Zzz

那珂「……」カチャカチャ

提督「……んん……な」Zzz


カチャン


那珂「……」

提督「……」Zzz

那珂「……えへへ♪」

280以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 20:22:06 ID:XTaVE35I
グパチュプ ズキュヌチャ


提督「……?」Zzz


クチュネチョズヌ

チュウウウウウ


提督「……ングッ!?」パチ

那珂「っはぁ♡……提督、おはよー!」

提督「那珂……。!? なんだこの状況は!っそれに手足が!?」

那珂「えへへ♪ 那珂ちゃん、提督のこと縛っちゃった。……んぁ♡」

提督「縛った!?」

那珂「だってー、っ!縛らないと提督逃げちゃうでしょー?」

提督「当たり前だよ!提督と艦娘がだな―――!?」

那珂「ん……レロォ、チュム……ふん♡……ハム……んはぁ♡」チュウウウ

提督「!?!?」ジタバタ

281以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 21:02:56 ID:XTaVE35I
那珂「ん、はぁん♡……」プハ

提督「ぷはっ……那珂、君はもっと自分を大事にするんだ!」

那珂「?だって提督とえっちするの二回目だよ?あ、でも前はキスしなかったんだっけ。じゃあ、ある意味初めてだねー♪」

提督「!……那珂、君の初めてを奪ったのは俺じゃないんだ」


ピタ


那珂「……え?……あはは、冗談はやめてほしいなー?だって、那珂ちゃんははっきり覚えているよ?」

提督「今まで那珂のことを考えて言わなかった。でもこんなことになるんだったら言わない訳にはいかないよ」

提督「那珂、あの晩君は知らない男に強姦されたんだ」

那珂「……!?」

提督「那珂が何を思って相手が俺だと思ったのかは知らない。でも俺と君がセ……性行為をするのはこれが初めてだ」

那珂「……嘘でしょ?」

提督「……嘘じゃない。だから、こんなことは止めるんだ。那珂、君は間違っている」

282以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 21:50:25 ID:XTaVE35I
那珂「……」


パチュクチュパンパン


提督「っ那珂!?」

那珂「関係ないよ!誰がなんと言おうと那珂ちゃんは、提督に初めてをあげたの!」

那珂「それに、今は間違いなく提督とシてるんだから!それで良いの!」

提督「くっ……全然良くないっ……おふ」

那珂「提督と那珂ちゃんの子供を作らないと、提督は那珂ちゃんから離れちゃうから!そんなの嫌だよ!」

提督「例え子供が出来ても……命令は変わらないぞ!」

那珂「そんなことないよ!提督は、提督は那珂ちゃんの、ぁん♡、プロデューサーなんだから!」グニュ

提督「ぅぉ!?中がきつく……」

那珂「出して!今度こそぉ、提督の子供を産むから!だからぁん♡出して!」

提督「止めろ!那珂!那珂あああ」ジタバタ


ドピュ

283以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 22:03:09 ID:XTaVE35I
……


「今日は、10数年前一世を風靡した元アイドルの那珂さんに来ていただきましたー!」

那珂「こんにちはー!元、艦隊のアイドルの那珂ちゃんだよー!?」


ワアアアアアアアアアアア


「いやー、すごい人気ですね。現在はアイドル業を引退して、女優や歌手業をしているとの事ですけど」

那珂「はい。流石にこの歳でアイドルはちょっと難しいですからねー」アハハ

「でも、今も現役の時と同じくらいお綺麗ですよ?」

那珂「ありがとうございます!」

「それで、今はご結婚なされていらっしゃっると?」

那珂「……」

「那珂さん?」

那珂「あ、はい。そうなんです♪実は子供も居るんですよ♪」

「あーでしょうねー。結婚するとき散々ニュースで言われましたからねー。ご主人とはラブラブで?」

284以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/21(火) 22:07:48 ID:XTaVE35I
那珂「……いつもはラブラブですけど時々喧嘩しちゃいますねー」

「あれま、でしたらどうやって仲直りーとかするんですか?」

那珂「ふふふ、その時は子供が何とかしてくれますねー」

「おぉ、お子さんが」

那珂「でも、原因を作るのもほとんど子供の事なんですけどねー」アハハ

「ブハハハハ!それじゃダメじゃん!」ガハハ

「「「「ワハハハハハ」」」」」

那珂「……」ニコニコ

285以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/22(水) 00:26:42 ID:cRbM4Hvc
……

グキャ


「」


ドサ


子供の首を絞める。感覚的におそらく死んだ


提督「……はぁ、はぁ」


もう何回自分の子供を殺しただろうか
ほぼ1年に1度とは言え、こう何度も殺していると回数とか湧き上がる感情とか色々とどうでもよくなってくる


提督「……早く鎮守府に戻らないと」


それはもはや叶わない夢なのかもしれない
でも言わないとこの状況を受け入れた気分になってしまう
彼女へのわずかな抵抗がこの言葉なのである

286以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/22(水) 00:51:24 ID:cRbM4Hvc
ガチャ バタン


那珂「ただいまー♪提督-、それに赤ちゃんもいい子にしてたー?」ニパー


那珂が帰ってきた
この屈託のない笑顔は昔から変わらない
昔だったら素直に受け取れただろう笑顔も、今の俺には憎悪にしか感じない


提督「……赤ちゃんだけど、ごめん。死んじゃった」

那珂「……そっかー」


このやり取りも既に何回もした
那珂はとっくに俺が殺したと言うことを分かっているだろう
最初は子供を殺したことを警察に通報してくれればここから出られるのではと思っていた


那珂「じゃあ、また作ろうよ♪」


でも、その目論見は外れた
那珂は俺が赤ちゃんを殺すたびにこうして誘ってくる
そうして那珂が妊娠・出産し俺がまた生まれた子供を殺す
この一連の流れがここにはできてしまっている

287以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/22(水) 01:06:08 ID:cRbM4Hvc
結局のところは我慢比べなのかもしれない
俺が子供を殺すのをやめるか
那珂が子供を産むのをやめるか
この流れを止めるにはこのどちらしかないのだろう


那珂「今度こそ元気な子を作ろうね♪」


でも俺は負けない
流れを止めて、いつか絶対ここを出る


根拠のない自信を胸に今日も那珂の喘ぎ声を聞く

288以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/22(水) 01:13:19 ID:cRbM4Hvc
那珂ルート 終わり
なんだか書いていて、よく分からなくなりました
最後は提督も色々と狂ってしまったってことで許してください

スランプ気味だったり用事が重なったり、新しいssのアイデアが浮かんだりで更新が遅れるかもしれないです
ですが今ある分は全部書き切るのでも気長にお待ちいただけると嬉しいです

289以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/22(水) 01:52:22 ID:eBQB0tY6
おつ、次も楽しみにしてるよ

290以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/22(水) 23:48:21 ID:PIZ03LVo
乙乙面白かったです

291以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 03:02:15 ID:eMZUqsUM
榛名  本編>>91からの続き


榛名「……っ」

榛名「……」

榛名「……?」


撃たれていない?
そんなはずはない。だって確かに一発だけ銃声が聞こえたのだから
……そうか、撃たれたことに気付いていないだけなんだ


榛名(……銃声?)


榛名の頭に一つの疑問が浮かぶ


榛名(なんで榛名は砲声じゃなくて銃声だと思ったのでしょうか……?)


艦娘が装備する砲は銃よりも威力があるため、その発射音も大きく低い
そのため素人でも音の違いははっきりと分かる


榛名(……)チラ

292以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 03:04:57 ID:eMZUqsUM
青葉「……」


ドサ バタ


榛名「!」


目の前には青葉がこちらに砲を向けている
そして、その青葉は膝から崩れ落ち、そのままうつぶせに倒れ込んだ


提督「……はぁ、はぁ」チャキ

榛名「……提督!?」

提督「大丈夫、か……はぁ、」

榛名「提督こそ……ってその拳銃、まさか提督が」

提督「そうだ。大事な仲間が殺されるのを黙って見ていられる訳ないからな」

提督(響の時は本当に足がすくんでいたが……)

榛名「提督……」パァ

293以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 03:06:06 ID:eMZUqsUM
提督「……とにかくドックに行くぞ。立てるか?」

榛名「はい……榛名は大、っ」フラ


ドサ


榛名(しまった……緊張が解けたからか今になって痛みが)

榛名(ダメ……意識が保てない)


遠くで提督の声が聞こえる


榛名「……いと、く」


ごめんなさい提督、榛名はもうダメみたいです

294以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 04:04:06 ID:eMZUqsUM
榛名(……あったかい)


ここはどこなのでしょう
もしかして死後の世界というところなのでしょうか
話ではお花畑とか三途の川だと聞きますが、それは嘘なのですね
暗く、でも温かい
本当の死後の世界はこうでした

身体が融けていく
きもちいい
このまま周りと一体になっていって
はるなの中から何かが出て、世界とまざって
そうしてこのままきえていくのですね


あぁ、段々周りの温度が上がっていく……

295以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 04:10:25 ID:eMZUqsUM
榛名「……熱っ!?」バシャシャ

榛名「え……!?お風呂、何で?」


ガララ バタン


提督「うわっ……しまった、温度を上げすぎたか。急いで榛名を上げないと茹で上がって……榛名?」

榛名「……提督?」

提督「榛名!よかった……間に合ったんだな!」ギュ

榛名「え?え?何が起こっているのか榛名、分かりません……」

提督「あれから、俺が榛名をドックに連れてきたんだよ」

提督「でも妖精さんが居なくて、だから俺が榛名をお風呂に入れるしかなくて」

提督「でも、温度調節とか分からないから適当に触っていたら温度を上げすぎて慌てて来たんだ」

提督「そうしたら榛名、お前が……よかった」ギュウウウ

榛名「提督……ありがとうございます」ギュ

296以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 04:25:15 ID:eMZUqsUM
提督「傷はどうだ?」

榛名「はい、大丈夫みたいです」

提督「そうか、バケツを探し出した甲斐があったよ」

提督「……それじゃ、俺は出るよ。その……榛名は今、裸だし……」スッ

榛名「……」ギュ

提督「……榛名?離してくれないと出られないんだが」

榛名「提督……響、さんが来る前に言いかけた言葉、今度こそお聞かせくださいますか」

提督「……!」

榛名「榛名は提督の返事を聞かずに死んでも、それはそれで良いと思っていました」

榛名「でも、榛名はこうして生きながらえています」

榛名「だから、どうか返事をお聞かせください……どのような返事でも構いませんから」

提督「……榛名、分かった」

榛名「……提督」

提督「――――――!」

297以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 04:31:45 ID:eMZUqsUM
……


「いかなる理由があったにせよ、軍の規律を護れずに艦娘を暴走させた罪は重い」

提督「……」


夜が明けた後、俺と榛名は憲兵に自首した
鎮守府内の出来事はすべて処理され、表に出ることはなかった
今は、俺に対する判決が言い渡されている

榛名は俺の裁判が始まる前に解体が決定された
今は知らないところで頑張っているだろう


「被告人の提督としての任を解き、そして懲役15年の刑に処す」

「これにて閉廷」


ガンガンッ

298以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 04:40:19 ID:eMZUqsUM
……


提督「ふー……ようやく出れた」

「これで貴方は自由の身です。二度とこちら側に来ないように過ごしてくださいね」

提督「はい。……お世話になりました」ペコ


刑期が終わり、刑務所を出ることになった
波風立てないように暮らした結果、模範囚として扱われたため少しだけだが刑期が短くなったのは幸いだ
とは言え、10年以上外のブランクがある
とりあえず日雇いでもいいから仕事と、後は住まいを探さないといけないな


「そういや、1年ほど前からここ近辺で変質者が出ているらしいですよ」

提督「変質者ですか?」

「何やらぶつぶつ言いながら辺りをうろついているとかで。襲われるかもしれませんから気を付けてください」

提督「ご丁寧にどうも。では」



変質者か
日本も治安が悪くなったものだな

299以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 04:51:49 ID:eMZUqsUM
スタスタ


提督「とりあえずハローワークかな。後はアパートの契約もしないと」ブツブツ

??「あ、あの!」

提督「うおっ」

??「あの、もしかして……提督ですか?」

提督「ええ、そうですが俺の……こ……と」

榛名「提督なんですか!本当に提督なんですね!?」パァァ

提督「榛名……お前、どうして」

榛名「はい!実は解体された後、提督を必死に探したんです。それで、1年前ぐらいにこの刑務所に居るって聞きまして、それでずっと待っていました!」

提督「」


変質者は榛名だったのか


提督「……」ガク

榛名「?」

300以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 04:59:08 ID:eMZUqsUM
榛名「それで、提督はこれからどうなされるんですか?」

提督「俺はもう提督じゃないんだが……とりあえず仮の仕事と住居を探さないとと思ってな」

榛名「でしたら、是非家に来てください!仕事も榛名がしますから大丈夫です!」

提督「いや、それは流石に……それに榛名は榛名の人生があるんだから早くいい男を見つけなさい」

榛名「……提督はあの時ご自分が言った言葉をお忘れですか?」

提督「……告白の事だったら覚えている。でもそれとこれとは話は別だ」

榛名「別じゃありません!」

提督「……」ビク

榛名「あの時、提督がOKしていただいたから、榛名はこうして過ごしているんです!だから提督と一緒でなければ榛名は!」

提督「お、お前は変わってないな……」

榛名「はい!榛名はあの時からずっと変わっていません!」ニコ

301以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 05:08:47 ID:eMZUqsUM
提督「……やっぱり榛名、お前はヤンデレだ」

榛名「ええ、榛名は病むくらい提督のことが大好きです!」

提督(こいつ、認めやがった……)

提督「はぁ……分かった。しばらくの間だけお邪魔するよ。今後はそれから決める」

榛名「はい!じゃあ行きましょう!」グイ

提督「お、おい……引っ張るな」ヨタヨタ


榛名(今度の榛名は大丈夫です。ずっと提督のそばにいます)

榛名(だから)


榛名「勝手は、榛名が、許しませんからね、提督♪」

302以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 05:11:53 ID:eMZUqsUM
榛名ルート終わり
某所にてハッピーエンドの榛名が見たいとあったので書きました
正直急ごしらえです。ですが他のルートより上手く書けたと思うのはなぜでしょうか

吹雪はネタがまとまったので今晩辺りから文を考えます

303以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/24(金) 20:01:02 ID:9hR3jmIU
秋月ちゃんを見てみたいなって

304以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/25(土) 02:47:38 ID:lHsVy97o
>>144 吹雪


吹雪「はじめまして、吹雪です。本日付けでこの鎮守府に配属されました。よろしくお願いいたします!」ガチガチ

提督「初めまして、えーと……吹雪、さんって呼べばいいのかな?よろしくね」ペコリ

吹雪「いえ、吹雪で大丈夫です!」

提督「了解したよ、吹雪。後あんまり硬くならなくて良いからね。何せ自分も士官学校を出たばかりだから。ほとんど君と一緒だよ」アハハ

吹雪「は、はぁ……そうなんですか?」

提督「うん。でも最初の艦娘が君みたいな真面目な娘でよかったよ。これなら何とかやっていけそうかな」

提督「……とりあえずこの荷物だけでもどうにかしようか。このままだとと身動きが取れないし、仕事もできないからね」

吹雪「はい!」

305以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/25(土) 02:49:43 ID:lHsVy97o
翌日


吹雪「司令官、失礼します!」

提督「おはよう、吹雪。昨日はよく眠れた?」

吹雪「はい、おかげさまでぐっすりと眠れました!」

提督「うんうん、それは良かった。それで今日から仕事が始まる訳なんだけど」

提督「実は自分、講義とかで聞いたことがあっても実際に艦娘が動いている姿を見たことが無いんだ」

提督「だから、もし良かったら吹雪が水に浮いているところとか見せてくれないかな」

吹雪「えっ」

提督「ダメだったらいいんだ。そのうち遠征なり出撃なりで見ることはできるから」

吹雪「いえ、大丈夫です!」

吹雪(どうしよう……私、まだ一回も出撃したことないのに……)

306以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/25(土) 02:52:32 ID:lHsVy97o
提督「それじゃ、いつでも始めていいよ」

吹雪「は、はい!」

吹雪(うぅ……緊張する)チラ

提督「……」ワクワク

吹雪(すごく見てる……もうこうなったら!)


意を決して滑り台の様なカタパルトに乗る
カタパルト上ではまず足が固定され、その後に吹雪の身体に艤装が取り付けられる


吹雪(わぁ……これが私の艤装なの?)


不思議なもので、艤装を装備するのは初めてなのに、今ならなんでもできるような感覚を覚えた
当然それの根拠はないが、根拠など今の吹雪には関係なかった

全てのパーツが取り付けられ、出撃を許可するGOサインが出た


吹雪(今なら行けるかも……!)

吹雪「吹雪、出撃します!」


ドボン

307以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/25(土) 03:06:59 ID:lHsVy97o
……


吹雪「すみません!すみません!」ペコペコ


吹雪の初出撃はカタパルトから射出された後、バランスを保てず盛大にすっころび
その後、立てたは良いものその場で動けなくなったため、提督の操作する船で鎮守府に戻ったと言う散々な結末で終わった


提督「大丈夫、大丈夫だから頭を上げて。ね?」

吹雪「うぅ……本当にすみません」

提督「自分も吹雪が初めてだなんて知らなかったから。むしろ自分こそごめん」ペコリ

吹雪「いえ……私は大丈夫ですから」ジワ


ポン


吹雪「!」

提督「誰だって初めはこんなもんだよ。これからゆっくりと成長していけば良いさ」

吹雪「司令官……ありがとうございます」ポロポロ


こうして吹雪の鎮守府での生活が始まった

308以下、名無しが深夜にお送りします:2015/04/25(土) 23:27:32 ID:RUYnfgLE
吹雪はアニメのお陰で可愛く見えるようになったな

309以下、名無しが深夜にお送りします:2015/05/02(土) 11:30:51 ID:.B/2aMYc


310以下、名無しが深夜にお送りします:2015/05/09(土) 01:32:45 ID:ScAJOJgU
那珂編、那珂だけに那珂出しENDか
続きを待とう

311以下、名無しが深夜にお送りします:2015/05/12(火) 21:15:56 ID:UkOKMIV2
続きまってますよー。それと龍田さんも見てみたいな

312以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/01(水) 22:13:22 ID:vWBvrnC2
続きマダー?

313以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/03(金) 00:13:45 ID:VscMqfOg
はよ

314以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/08(水) 14:52:47 ID:7bOEsUL2
マダカナー

315以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/16(木) 02:12:31 ID:aBtygOBg
俺はずっと待つぞ

316以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/23(木) 14:28:08 ID:HnB1DEBU
待ってる

317以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/26(日) 01:29:48 ID:TagcKrP6
久々に良SSだな、長生きするスレだといいけど。
(意訳:まだですか)

318以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/26(日) 23:38:41 ID:MolrJXQM
まだか

319以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/28(火) 14:28:07 ID:qahuHDrc
まだかな

320以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/31(金) 02:05:21 ID:UnXY.qa2
待ってる。ずっと待ってる。

321以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/31(金) 05:47:24 ID:qFMdcNuI
http://livedoor.4.blogimg.jp/sugoiyasokuhou/imgs/8/6/86092d16.gifデース

322>>307 書き直し:2015/07/31(金) 19:54:51 ID:srJiN6D.

……


吹雪「すみません!すみません!」ペコペコ


吹雪の初出撃はカタパルトから射出された後、バランスを保てず盛大にすっころび
その後、立てたは良いものその場で動けなくなったため、提督の操作する船で鎮守府に戻ったと言う散々な結末で終わった


提督「大丈夫、大丈夫だから頭を上げて。ね?」

吹雪「うぅ……本当にすみません」ジワ

提督「自分も吹雪が初めてだなんて知らなかったから。むしろ自分こそごめん」ペコリ

吹雪(あぅ……最初からこんなんじゃ私……)

提督「……」


ポン


吹雪「!」

提督「誰だって初めはこんなもんだよ。これからゆっくりと成長していけば良いさ」

吹雪「司令官……」

323以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/31(金) 22:15:15 ID:srJiN6D.
―――――

―――



廊下


提督「吹雪、午後からの予定はどんな感じ?」スタスタ

吹雪「はい! 午後からですとヒトフタマルマルに帰投予定の第二艦隊の出迎え、その後ヒトフタサンマルからは士官学校に移動して、そこで講義を行う予定です」スタスタ

提督「あー……そういえば今日だったっけ。安請け合いするんじゃなかったよ……」ハァ

吹雪「司令官ならきっと大丈夫です!頑張ってください!」

提督「うん、ありがとう。しかし軍人に講義やらせるなんて教官達は何を考えてるんだろう」

吹雪「司令官は艦娘運用の第一人者ですから。当然ですよ!」

提督「アハハ……じゃあ自分は執務室に戻るよ。吹雪はこれからどうするの?」

吹雪「私は新しく入った娘達の案内をしてきます!」

提督「うん、そっか。じゃあヒトヒトヨンゴーにいつもの場所に」

吹雪「はい!」トタトタ

324以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/31(金) 22:29:07 ID:srJiN6D.
提督「……」


スタスタ


提督「あ、吹雪ちょっと……」クル


ア、アノ……フブキサン……

イソナミチャンナニー?


ヤイノヤイノ


提督「……成長したなぁ」フフフ

325以下、名無しが深夜にお送りします:2015/07/31(金) 23:38:13 ID:Qo/3mIVM
もうこないかと・・・
>>1

326以下、名無しが深夜にお送りします:2015/08/04(火) 02:09:37 ID:fVEWOn3Q
ヒトヒトヨンゴー

波止場


吹雪「……」

提督「おまたせ」

吹雪「あっ、司令官!私も今来たところです!」

提督「うん、そうだね。……第二艦隊が帰投するまでまだ少し時間あるし、ここで時間潰そうか」

吹雪「はい!」

327以下、名無しが深夜にお送りします:2015/08/04(火) 02:16:25 ID:fVEWOn3Q
提督「……ねえ吹雪」

吹雪「はい、なんですか?」

提督「最近、ここに来ると着任したばかりの時を思い出すんだ」

吹雪「着任したばかりの時ですか?」

提督「うん、あの頃は全てが初めてのことばかりで、本当にぎりぎりで生活していたよね」

提督「今みたいな暮らしも好きだけど、あの時ああすれば良かったとかふと思ったりしてね」

吹雪「……司令官」

提督「……ハハハ、なんかごめんね、変なこと言っちゃって」


気まずくなり、吹雪から目線を逸らす
時代に合わない赤レンガ造りの鎮守府の遙か遠く、水平線からこちらへと雲の群れが流れているのが見えた
何気なく耳を傾けるとふ頭辺りの磯に打ち寄せる波の音が耳に入る

ここで感じる景色は昔から変わらない

328以下、名無しが深夜にお送りします:2015/08/04(火) 02:51:52 ID:fVEWOn3Q
ヒトフタマルマル


伊8「提督、ただいま帰投しました」

提督「潜水艦のみんなお疲れ様。それでどうだった?」

伊8「うん、ちゃんと連れてきましたよ」

Z1「Guten tag、.僕の名前はレーベレヒト・マース。レーベでいいよ」

提督「ここの指揮をしている、提督です。色々と慣れないこともあるかもしれないけどよろしくねレーベ」ペコリ

Z1「こちらこそ、提督」

提督「よし、今日はもう終わりで大丈夫だからゆっくりと休んでおいで。潜水艦達も今日はおしまい」

伊8「Danke!」

伊58「疲れたー……もういっぱいでち……」

伊168「レーベ、行きましょ?」

Z1「うん」

329以下、名無しが深夜にお送りします:2015/08/04(火) 03:02:25 ID:fVEWOn3Q
伊19「提督、イク達にご褒美無いの?」

提督「うーん……これから出かけるから今すぐは無理だけど帰ってきたら何か考えておくよ」

伊19「やった!だからイクは提督大好きなの!」ムギュ

提督「ちょっと!服が濡れるから止めて!」

伊168「あーイクばっかりずるーい!」ムギュ


ハナセ!! イヤナノー! ダーメ


……


提督「やっと解放された……ってもうこんな時間!?吹雪、急ごう!」

吹雪「はい!」

330以下、名無しが深夜にお送りします:2015/08/05(水) 10:26:06 ID:fJkD0JSQ
来てるじゃないか(歓喜)
誰も言わないけど榛名編すっごい良かったゾー!
是非とも吹雪ちゃんの分だけでも完結させてください!お願いします!

331以下、名無しが深夜にお送りします:2015/08/05(水) 19:18:08 ID:DrAoEbPY
士官学校

提督「間に合った……」ゼェハァ

吹雪「はい……」ハァハァ

??「1分半の遅刻だばかもんが」

提督「! き、教官!」

教官「久しぶりだな」

提督「ご無沙汰しています。卒業式以来挨拶挨拶もできず……」

教官「いや、お前の話はあちこちで聞いているからな。心配なんぞしてなかったぞ」ハハハ

提督「アハハ……」

教官「んで、その娘は部下か?」

提督「はい、そうです。吹雪」

吹雪「特型駆逐艦一番艦の吹雪です。教官さんよろしくお願いいたします!」

教官「うむ。……ん?お前が最初に選んだのが確か」

提督「はい、その吹雪です」

332以下、名無しが深夜にお送りします:2015/08/05(水) 19:51:20 ID:DrAoEbPY
教官「ふむ、だとすると赴任以来ずっと吹雪と居る訳なんだな」

提督「そういうことになりますね」

教官「ふーむ……君たちケッコンはせんのか?」

吹雪「けっ!?」

提督「教官っ!」

教官「ん?吹雪のその反応……お前まさかまだケッコンカッコカリを伝えてなかったのか」

提督「……いえ、まだ」

教官「はぁ……必ず艦娘達にも通達する様書いてあっただろうに……今日、帰ったら、必ず、言うんだぞ」

提督「……善処します」

吹雪「……」

提督「えっと、それで講演会場はどこなんですか?さっき遅刻とおっしゃられました。早く行かないと」

教官「講演はイチサンイチゴーからだ。どうせ遅れてくるだろうと予想して早めに伝えておいた……結果的に正解だったな」

提督「……」

教官「ハッハッハ、お前は学生時代から何も変わらんな!」

提督「……すみません、ちょっとお手洗いをお借りします」

333以下、名無しが深夜にお送りします:2015/08/05(水) 20:41:52 ID:DrAoEbPY
スタスタスタ


教官「ふっ、本当にあいつは……」ヤレヤレ

吹雪「……あの」

教官「ん?なんだ?」

吹雪「司令官は……学生時代どんな方だったのですか?」

教官「うーむ……そうだな、よく遅刻する奴だったな」

吹雪「そうだったのですか?」

教官「あぁ、それでいて講義の内容はちゃんと頭に入っているんだから当時は腹立だしく感じていたな」

吹雪「あはは……」

教官「そういう訳で、今日も集合時刻を早めにしていたんだよ。まあ学生時代に比べれば今日はずっとマシだがな」ハッハッハ

吹雪「そうだったんですね……」

334以下、名無しが深夜にお送りします:2015/08/05(水) 22:19:37 ID:DrAoEbPY
教官「あ、後そういえばあいつはモテてたなあ」

吹雪「……!」

教官「誰それから告白されたとかチョコをこれだけ貰ったとか噂になってたしな」

教官「ま、結局噂は噂で最後まで彼女とか居た様子はなかったがな!」ハッハッハ

吹雪「……」

教官「……真面目な話だが、ケッコンカッコカリについては何も聞いていないのか?」

吹雪「はい、その……名前すらも聞いたことがないです」

教官「……ふむ、後であいつから正式に言い渡されるだろうが、私から簡単に説明させてもらうよ」

教官「ケッコンカッコカリとはな―――」

335以下、名無しが深夜にお送りします:2015/08/05(水) 22:20:38 ID:DrAoEbPY
―――――

―――




提督「ただいま戻りました」

教官「おかえり、遅かったな」

提督「ちょっと後輩らしき学生に話しかけられまして、すいません」

教官「いや、講義までに間に合ってくれればいいんだ。正直言えばこうなる事もある程度予測していたしな」ハハハ

提督「……さすがは教官です。貴方には敵わないです」

教官「俺のことはどうでもいいだろ。ほら、そろそろ準備しとけ」

提督「はい、そうさせていただきます」

教官「……頑張れよ」

提督「はい」

吹雪「……」

336以下、名無しが深夜にお送りします:2015/08/06(木) 00:46:11 ID:9DdUZGio
まだかな!まだかな!
続きが気になる!


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