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提督「ヤンデレっていいな〜」艦娘「!」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/15(日) 01:37:38 ID:E0nw.ECw
ヤンデレな艦これSSがみたいです
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 10:49:24 ID:GowpVbtE
……
島風「忘れ物取りに行ってたら遅れちゃった。えっほっ、えっほっ」タッタッタッタ
島風「あ」
提督「いち、に、さん、し。にーに、さん、し」ギュッギュッ
島風「……!」ピコ-ン
提督「さん、に、さん、し……と」グルグル
島風「おうっ!!」ワッ
提督「おひょう!?」ビクッ
島風「提督、お待たせ!」
提督「……島風、俺の寿命が縮まるから静かに来なさい」ナデナデ
島風「にへへー♪」
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 12:52:49 ID:GowpVbtE
タッタッタッタッタ
島風「提督」
提督「ん?」
島風「私、提督の役に立ててる?」
提督「? もちろんだ」
島風「私ね、あの時提督に秘書艦になってくれって言われた時嬉しかったんだ」
島風「私にも長門さんの代わりになれるんだって。提督の、お役にたてるんだって」
提督「……」
島風「ねえ、提督」
島風「私、提督の一番になれる?提督は私の一番だけど、私も提督の一番になりたいの!」
提督「……そうだな。俺もそろそろ前を向かないといけないのかもしれないな」
提督「島風、これからもよろしく頼む」
島風「うん!任せといて!」
タッタッタッタッタッタ
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 13:03:59 ID:GowpVbtE
タッタッタッタ
島風「……」
島風(えへへー私が提督の一番♪)
タッタッタッタ
提督「え、ちょっとさっきよりペース速くない?」
ピタッ
島風「提督、おっそーい!」
島風(私が、提督の一番なんだから♪)
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 13:10:23 ID:GowpVbtE
………
島風「提督、今日のお仕事終わった?」
提督「ああ、やるべきことは済んだしもうないかな」
島風「だったら今日は―――」
ピルルルル ガチャ
提督「はい、こちら鎮守府」
提督「はい……はい……なんだって!」
島風「?」
提督「分かりました。ただちに向かいます。はい、それでは。はい」
ガチャン
島風「なにかあったの?」
提督「ここの近海で民間船が深海棲艦に襲われているそうだ」
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 13:24:11 ID:GowpVbtE
島風「……」
提督「民間人を見捨てるわけにはいかない。島風、出撃の準備だ」
島風「えー……他の娘じゃダメなの?」
提督「今ここには第一艦隊しか居ないんだ。俺らが助けないで誰が彼らを助けるんだ」
島風「……はーい」
提督「何か用事があったのならすまん。ただ、今は民間人の救助が一番重要なんだ。分かってほしい」
島風「うん……じゃあ行ってくるね」
ガチャ バタン
島風「……一番」
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 13:39:43 ID:GowpVbtE
……
ガチャ バタン
島風「島風、帰投しました」
提督「お、お帰り。大丈夫だったか?」
島風「うん。相手はあんまり強くなかったし、こっちに被害はなかったよ」
提督「いや、そうじゃなくて民間人の方」
島風「……ちょっとだけ当たったみたいだけど大丈夫だったよ」
提督「そうか……よかった。うん、まあ島風も無事に帰ってきて良かったよ」
島風「……」
提督「それに用事があったのに出撃させてすまん。大事な用事だったら俺も一緒に謝りに行くけど」
島風「ううん、提督と走ることだったから大丈夫」
提督「お、そうだったのか。……明日は走ろうな」
島風「! うん!」
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 13:59:05 ID:GowpVbtE
翌日
-執務室-
提督「何で今日に限ってこんなに仕事があるんだ……まるで盆と正月が一緒に来たみたいだぞ……」カキカキ
島風「提督」
提督「島風、ごめん。俺、今日はちょっと走れないかも。もしなんだったら天津風あたりと走ってきたらどうだ?」
島風「……ううん、私は大丈夫だもん!」カリカリ
提督「本当にすまん。今回ばかりは仕事を第一にしないと以前のように徹夜コースだからな……はい、この文書はOK」スッ
島風「……」
提督「島風?」
島風「……あ、うん!後は私がやるね!」
島風(……仕事が一番)
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 18:28:06 ID:GowpVbtE
深夜
-外-
島風「……」
バサァ
カチッ ボウッ メラメラ
島風「仕事が第一。提督はそう言ってた」
島風「提督の一番を奪うのは許さないよ」
島風「だって、私が提督の一番なんだもん」
島風は目の前のたき火を見ながら静かに呟いた
たき火の端、燃えかすの部分には、辛うじて明日の遠征のメンバーが書いてあるのを見える
メラメラ
島風「……ふふ」
明日の朝が待ちきれない
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/11(土) 18:43:46 ID:GowpVbtE
翌朝
-執務室-
提督「……おかしい。仕事がほとんどない」
提督がおかしいと思うのも当然である
普段なら机の上からなだれ落ちそうなぐらい書類が積まれている
しかし、今日に限っては書類が数枚あるだけで、他に何もなかった
提督「こんなことってあるのか……いや、可能性は……」ウーン
島風「……」ニコニコ
提督「……考えても仕方ないか。とりあえずある分だけは済ませないと」
島風「終わったらずっと一緒に居てくれる?」
提督「うん、良いけどこんなに書類が少ないと午後からどっさり来そうで怖いから一応ここで待機ね」
島風「はーい♪」
提督「じゃあ今日の書類一枚目は……と。……また演習か」
200
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 01:37:49 ID:JaZAAVyg
おもしろくなってきた
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 21:25:50 ID:yRE4UtVM
……
提督「午前中に仕事が終わるとかここに着任してから初めてだ……」
島風「じゃあ午後はずっと遊べるね!」
提督「そうだな。部屋の中だからあんまりうるさいのは無理だけど」
島風「じゃあねートランプ!」
提督「トランプかー。二人でできるのって何かあったっけ」
島風「だったら天津風ちゃんも呼ぼうよ!」
ガチャ バタン
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 21:27:11 ID:yRE4UtVM
天津風「はぁ、はぁ……」
島風「あ、天津風ちゃん。今ちょうど―――」
天津風「……ちょっと良いかしら」グイ
提督「俺?」
島風「! じゃあ私も―――」
天津風「島風は来なくていいわ。今は提督に用があるの」
提督「それって重要なことなのか?」
天津風「場合によってはね。ついてきて」
提督「……分かった。島風、何かあるかもしれないしここで待機してくれ」
島風「……」
島風「……私より天津風ちゃんの方が大事なの?」
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 21:29:39 ID:yRE4UtVM
提督「え?」
島風「ううん、なんでもない。早く帰ってきてね」
提督「あぁ……なるべく早く戻ってくるよ」
天津風「……行きましょ」
ガチャ バタン
島風「……」
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 22:42:06 ID:yRE4UtVM
……
ガチャ バタン
島風「あ、提督!戻ってくるの遅いよ!」
提督「……」
島風「天津風ちゃんは?トランプやらないの?」
提督「……島風、ちょっと今は一人にさせてくれ」
島風「え……?これから一緒に遊んでくれるんじゃないの?」
提督「すまん、ちょっとこれから仕事をしないといけないんだ」
島風「仕事って……さっき終わったって言ったじゃん!だから私と―――」
提督「島風!」
島風「っ」ビクッ
提督「何があったかは言えない。でも天津風の話は俺にとって重要なことだった。だからしばらく一人で考えたい。分かってくれ、島風」
島風「……っ」
タッタッタッタ
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 23:09:08 ID:yRE4UtVM
-天津風の部屋-
バァン!
島風「天津風ちゃん!」
天津風「っ!島風!」
島風「提督に何を言ったの!?教えてよ!」
天津風「……ごめん、私からは言えないわ」
島風「なんで!?私は提督の秘書艦なんだよ?私が知っても良いじゃん!」
天津風「……島風、提督には提督なりに色々と考えているの。いくら秘書艦でも知られたくないことだってあるわ」
島風「……でも!」
天津風「いい?島風、あなたは提督の秘書艦なんだから少しは彼を信じなさい」
島風「……うん」
ガチャ バタン
島風「天津風ちゃん……提督に何を言ったの?」ボソ
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 23:49:34 ID:RaJT4U2A
ろーちゃんって病むのかな(素朴な疑問)
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 23:51:07 ID:yRE4UtVM
-執務室-
提督「……」
―
―――
―――――
-外-
提督『で、話ってなんだ?』
天津風『これを見てくれないかしら』
提督『これは……何かを燃やした跡か? 誰かたき火でもしたのか?』
天津風『そうみたいね。それとあなた、これを見てくれないかしら?』ヒョイ
天津風が提督に見せたもの
それは何かの紙の燃えカスだった
普通の人ならそれを見たところで何なのかは分からないが、提督は一瞬で燃えカスの正体が分かった
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:00:18 ID:gtNqAJDE
提督『これは……書類の燃えカスか?』
天津風『私はそこまでは分からないけど……あなたが言うのならそうなのかもしれないわね』
提督『でもいったい誰が……』
天津風『……考えたくないけど、執務室に自由に出入りできて書類の場所が分かるのって島風くらいじゃないかしら』
提督『!そんな馬鹿な!だってあいつは……』
天津風『何はともあれ、しばらくは書類の場所を厳重にしていた方が良いわ。たとえあの娘じゃなかったとしてもまた燃やされないとも限らないし』
提督『……分かった。天津風、教えてくれてありがとう』
スタスタ
天津風『―――』
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:09:38 ID:gtNqAJDE
―――――
―――
―
提督「……なんでなんだ、島風」
……
ガチャ バタン
島風「島風、入ります」
提督「お、来たか」
島風「……提督、お仕事は終わったの?」
提督「あぁ、島風にこれをやってもらったら今日は終わりだ。……多分だけど」
島風「?私に?」
提督「あぁ、実は朝に演習云々って言っただろ?そのメンバーが決まったから他の娘に伝えてきてほしいんだ」
島風「?いつものメンバーじゃないの?」
提督「まあ、そうなんだけど一応ね」
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:12:24 ID:gtNqAJDE
島風「……」
提督「それが終わったらそのまま部屋に戻って良いから。よろしくね」
島風「はーい、それじゃ行ってきます」
ガチャ バタン タッタッタッタ……
提督(……いつも通りだったな)
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:14:58 ID:gtNqAJDE
……
深夜
島風「……」コソコソ
ガチャ ガン!
島風「! 鍵が掛かってるの?」
ガン! ガンガン!!
島風「……」
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:23:01 ID:gtNqAJDE
翌朝
-執務室-
提督「おはよう、島風」
島風「……」
提督「今日は仕事が多いな。やっぱり昨日がおかしいだけだったんだな」アハハ
島風「……」
提督「……」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:29:32 ID:gtNqAJDE
提督「わっ!!」
島風「っ!」ビク
提督「驚いただろ?偶には俺もやり返さないとな」
島風「……」
提督「何があったか知らないが元気出せ。第一艦隊の旗艦がこんな調子だと他の娘にも影響するぞ?」
島風「……提督」
提督「大丈夫だ、島風は速い。それになんたって俺の秘書艦だからな。今回もきっと勝てる」
島風「!」
提督「元気でたか?もうすぐ時間だ。俺も後で行くから行って来い」
島風「うん!」
ガチャ バタン タタタタ……
島風(『俺の秘書艦』)
島風「……えへへ♪」ニヘラ
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:31:28 ID:EhxG7Pwo
これは
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:43:43 ID:gtNqAJDE
-外-
「今回は急な連絡にも関わらず、練習の依頼を引き受けていただきありがとうございます」ペコリ
提督「こちらこそありがとうございます。うちの艦娘達も張り切っていますよ」
「それは何よりで……こちらが今回のメンバー表になります」スッ
提督「どうも。それではこれがこちらの―――っ!」
「どうかなさいましたか?」
提督「あぁ、いえ……そちらの鎮守府、旗艦が長門ですが手に入ったのですか」
「はい!実は最近手に入れた初めての長門級でして。しかもいきなりネームシップだなんて私もう!」
提督「……」
「はっ……すみません。つい興奮してしまいまして……」
提督「いえ、私も長門を手にしたときはあなたの様に喜んだものです」ニコ
「そうでしたか。お互い良い艦に育つと嬉しいですね。お、そろそろ時間ですか。観覧席に向かいましょう」
提督「そうですね」
スタスタ
提督「……」
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 00:56:53 ID:gtNqAJDE
「それでは、○○鎮守府と××鎮守府の戦闘形式での演習を行う。戦闘開始!」
ワーワーワー
長門「―――」
島風「―――」
提督「……」
「さすが噂に聞こえる提督殿の鎮守府の娘たちですね……私の所は後長門しか残っていませんよ……ハハハ」
提督「いえ、長くやっていれば誰にだったこれくらいには成長します」
「ご謙遜を……特にそちらの旗艦、島風ですがこちらの練度がまだ低いとは言え、長門相手に良くやっていますよ」
提督「……そうですね」
「これが終わりましたら是非とも褒めてあげてください。あ、長門も負けた……」
提督「……」
長門「―――」
提督「……すみません、一つだけお願いがあるのですが」
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:06:10 ID:gtNqAJDE
……
島風「提督ー?どこいったのー?」
「おや、君は提督殿の島風さんかな?」
島風「はい!そうです!」
「提督殿だったらここの鎮守府の裏に居ると思うよ。さっきそこに行くって言っていたから」
島風「! ありがとうございます!」
タッタッタッタ
「……いい娘だなぁ、うちの長門も負けてないけど」
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:20:04 ID:gtNqAJDE
……
ガサッ
提督「こんなところに呼び出してすまないね、長門……今は長門さん、か」
長門「一体どうしたんだ。演習相手の提督が、しかも私を名指しで呼び出すとは」
提督「それについてなんだが……」
長門「わざわざこんな奥まで来たんだ……だんまりは無しだぞ」
提督「……」
長門「はぁ……何もないんだったら私は帰るぞ。帰って仕事しないといけないからな」
提督「……長門、この場所覚えていないか?」
長門「? 何を言っているか分からないが」
提督「この場所、俺と長門があの作戦の前に来た場所だ」
提督「あのころの俺は臆病だった。皆の前では言えなかったから……だから今のようにお前と二人きりになって、それで話そうとしていた」
長門「待て、本当に話が分からないぞ」
提督「今となってはもう叶わないが、言わせてくれ」
提督「長門、俺は!俺はお前が好きだ!」
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:35:10 ID:gtNqAJDE
長門「!?」
提督「初めて会った時から好きだった。愛していた。その凛々しい姿も、時に見せる可愛いところも全部好きだった」
長門「え、お前何を」
提督「長門を秘書艦にしたとき、俺は小躍りしたよ。だってあの長門が俺をサポートしてくれるんだから」
提督「それから俺は、ほとんど長門のことばかり考えていた。仕事中もプライベート中も、ずっとずっとだ」
提督「いつしか練度がマックスになって、本営からケッコンカッコカリの指輪が来たとき……顔が綻ぶのを抑えていたのを覚えているよ」
提督「あの時、長門は仏頂面で怖いぞとか言っていたよな。あれ本当は嬉しいのを悟られたくなかっただけなんだ」
長門「」
提督「そんなここんなあって、やっと……やっと告白するチャンスが来たと言うのに……お前は勝手に逝きやがって」
提督「あの後頑張って忘れるよう努力したよ。でも、でも今日相手側に長門が居ると分かっただけであの頃の思い出が全部甦ってきたんだ……」
長門「……」
提督「その時思ったんだ。俺には長門しか居ないんだって。他の誰がそばに居ても俺の心が満たされることが無いんだって」
提督「だから無理を承知で言う。俺はお前が好きだ。俺と結婚してほしい」
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:40:26 ID:gtNqAJDE
長門「すまない……無理だ」
提督「……ははは。まあこうなることは分かっていたよ」
長門「そこまで言うんだ。きっとお前の長門は幸せだったんだろうな」
提督「……」
長門「私はお前の長門ではない。だからその告白を受け入れることはできない」
長門「だから、もしもう一度お前が新しい長門に出会ったとき、その時は是非彼女に告白してほしい。私もその時は応援する」
提督「……ありがとう」
長門「ふっ、おっと……長居しすぎたか。私は戻る。……またいつか演習しに来るさ。それまでな」
提督「あぁ……またな」
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:40:59 ID:gtNqAJDE
島風「……」
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:47:42 ID:gtNqAJDE
島風(提督は私より長門さんが好き)
島風(と言うことは私は2番?)
島風(でも前、私より天津風ちゃんの方を優先してた)
島風(……3番ってこと?)
島風(そういえば提督は仕事が一番って……)
島風(……)
島風(私は提督の何番なの?)
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 01:55:16 ID:gtNqAJDE
夜
-執務室-
提督「さて、もう寝るか」
ガチャ バタン
島風「……」
提督「お、島風。どうしたんだ?」
島風「……」
提督「島風?」
島風「……」ポイッ
ゴトン
島風は提督の前に何かを投げた
サッカーボール大のそれはまっすぐ提督の方向へ飛び、そして足元にあたった
天津風の頭だった
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 02:02:01 ID:gtNqAJDE
提督「!? 天津風!?」
島風「……これで3番だよね?」
提督「島風! お前何を」
島風「次はその書類かな? 長門さんは別の鎮守府に居るから今は無理だもんね……」
提督「島風、説明しろ!何でこんなことをしたんだ!?」
島風「だって、私は提督の一番じゃないんだもん」
提督「!? ちゃんと説明しろ!」
島風「だからね、提督の大事なものを消したら島風が一番になれるでしょ?だから消してるんだ。提督の大事なもの」ニコ
提督「……ふざけるな!だからってこんなこと」
島風「提督、ちょっとどいてね。今からこの書類を消すから」スタスタ
提督「っ!」
ドタドタドタドタ
島風「……」
カチッ ボウッ
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 02:06:16 ID:gtNqAJDE
-廊下-
提督「はぁ、はぁ……一体何が島風を……」
提督「とにかくここから離れなければ……」
スタスタ
提督「この先が出口だな……ここを出ればとりあえずは何とかなる。それで、夜が明けたら憲兵のところへ―――」
「おうっ!!」ワッ
廊下より誰かが俺を驚かした
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 02:15:00 ID:gtNqAJDE
島風ルート 終わり
書いてていい話で終わりそうだったので無理矢理方向を捻じ曲げました
なので前二つより長い上に余計な部分が多いです。すみませんでした
それと、個人ルートにはスレタイに関係する会話やエピソードが入ってないですけど良いですよね
>>206
これが本当に病んでるのかどうかは俺も疑問だったりするんですが
こんな感じで良ければどうにかして病ませます
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 02:38:59 ID:6FWipAEo
電ちゃんが見たいのです
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 18:23:40 ID:/MSN.7Q.
若葉だ
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 21:23:14 ID:gtNqAJDE
>>105
那珂ちゃん
何時の時代も軍に対する風当たりは厳しい
特に日本では、以前の戦争で負けた時のトラウマを現在まで持っており、それが深海棲艦への対策を遅らせている
そこで軍は、この状況を打破するためある秘策を打ち出した
那珂「みんなー元気ー!?」
ウオオオオオオオオオオ!!!
那珂「艦隊のアイドル、那珂ちゃんだよー!みんな今日はよろしくねー!」
アイドルカッコカリ計画
艦娘を軍の宣伝に使い、世間に対する認知度を高めようとする計画らしい
計画の中身といいネーミングセンスといい一体上は何を考えているんだと思ったが……結果は上々のようだ
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 21:37:21 ID:gtNqAJDE
那珂「それじゃ、一曲目行くよー!」
ワアアアアアアアアアアアアア!!!
ちなみにまだカッコカリなため、アイドルをやっているのは那珂だけだ
そして俺はと言うと、提督業と兼業して彼女のプロデュースを行っている
当然上からの命令だ
那珂「〜〜〜♪」
ッハイ! ッハイ! ウゥゥーッハイ!
しかしやってみるとこれがなかなか面白い
提督業とはまた違うベクトルで物事を考えるため非常に新鮮に感じるのだ
それに、自分がプロデュースした娘がこうして頑張っているのを見てると
子供を持つ親ってこんな感じなんだろうかと親バカみたいな事も思ってしまう
那珂「それじゃ、二曲目行っちゃうよー!」
オオオオオオオオオオ!!
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 21:48:35 ID:gtNqAJDE
……
那珂「提督ー、おっまたせー!」
提督「ん、今日もお疲れさま」
那珂「今日もいっぱいお客さんが入ってたねー」
提督「そうだね。そろそろここも一杯になるってさっきホールの人が言っていたよ。それもこれも那珂に人望があるおかげだ」ナデナデ
那珂「キャッ……もー、那珂ちゃんはみんなのものなんだから、提督でもそんなに触ったダメなんだよー?」
提督「あはは、そうだな。それじゃそろそろ行くか」
那珂「はーい!」
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/13(月) 23:03:18 ID:gtNqAJDE
……
-執務室-
那珂「那珂ちゃんとうちゃーく!」
提督「はいお帰りなさい。明日は昼から撮影だからヒトマルマルマルにここに集合してね」
那珂「はーい!おやすみなさーい!」
提督「うん、おやすみ」ニコ
ガチャ バタン
提督「……さて、と」
カタカタ カキカキ
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/14(火) 00:02:50 ID:.ck.bZ.M
翌朝
バァン!
那珂「おっはよーございまーす!」
提督「……」Zzz
那珂「あれ?もしかして寝てる?」
那珂「おーい、もうすぐ10時だよー?」ユサユサ
提督「……うんぅ」Zzz
那珂「……起きないねー。こうなったら」スウウ
那珂「どっかぁーん!」
提督「っ!なんだ!?敵襲か!?」ガバッ
那珂「提督、おはよーございまーす!」
提督「……那珂?もしかして今のは那珂の仕業か!?」
那珂「えへへー、そんなことよりーもう時間だよー?」
提督「うおっマジだ!撮影に遅れる!」ドタドタ
那珂「レッツゴー!」タタタタ
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/14(火) 00:35:06 ID:.ck.bZ.M
……
-某所スタジオ-
那珂「提督、おっそーいよー!」
提督「ぜぇ、ぜぇ……島風みたいなこと言わないで……」
「提督さんですね?お待ちしてました」
提督「あぁどうも……今日はよろしくお願いします」ペコリ
「こちらこそお願いします。では時間が無いので早速」
提督「あ、はい。那珂、行ってらっしゃい」
「那珂さん入りまーす」
那珂「那珂ちゃんでーす!よろしくお願いしまーす!」ペコ
ヤイノヤイノ パシャパシャ
提督「……ふう」
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/14(火) 01:25:28 ID:.ck.bZ.M
……
「お疲れ様でしたー」
那珂「お疲れさまでしたー!」
提督「お疲れ様、那珂」
那珂「あ、提督ー!待っててくれたのー?」
提督「そりゃ一応那珂のプロデューサーだからね。本業は提督なんだけど……」
那珂「えへへ、それじゃー早く帰ろうー!那珂ちゃんお腹空いたよ―!」タタタタ
提督「はいはい。体が資本なんだからあんまり食べすぎないでね」トコトコ
那珂「分かってるよー!」タタタタ
提督「……っ!」フラ
提督「……」
那珂「提督ー!早くー!」
提督「今行くよ」
トコトコ
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/14(火) 01:31:37 ID:.ck.bZ.M
-執務室-
那珂「お仕事しゅーりょー!おつかれさまっ!」
提督「おー……」
那珂「提督?元気ないよー?」
提督「……あぁ、ちょっと疲れただけだよ。少し眠れば良くなるよ」
那珂「本当?提督は那珂ちゃんのプロデューサーなんだから無理しないでね?」
提督「うん……もう遅いし那珂は部屋に戻りなさい。明日はオフだからゆっくりして良いよ」
那珂「はーい。じゃあおやすみ―!」
ガチャ バタン
提督「……」
カキカキ キュッキュッ ポン
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/14(火) 01:35:04 ID:.ck.bZ.M
深夜
カリカリカリカリ
提督「……ふう、こんなもので良いかな」チラッ
時計(ゼロサンマルマル)
提督「もうこんな時間か。今日は寝るかな」スクッ
提督「明日は那珂もオフだし、久しぶり……に……」フラッ
ドサッ
提督「」
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/14(火) 01:44:45 ID:.ck.bZ.M
翌朝
ガチャ バタン
鈴谷「ちーっす提督!一緒にカレー……提督!?」
提督「」
鈴谷「提督起きなよー!こんなところで寝てると風邪ひくよー?」ユサユサ
提督「」
鈴谷「……もしもーし?おーい?」ユサユサ
提督「」
鈴谷「え?これひょっとしてまずい感じ?提督?提督!」
提督「」
鈴谷「……やっば!誰か、誰か来て―!」
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/14(火) 01:50:59 ID:.ck.bZ.M
―――――
―――
―
提督「……」ムクリ
提督「……?ここはどこ?」
鈴谷「あ、起きた!」
那珂「! 提督ー!」ムギュ
提督「那珂……俺何かあったの?」
大淀「執務室で倒れていたそうですよ。鈴谷さんが見つけて皆でここまで運んできました」
提督「そうだったんだ……鈴谷、ありがとう」
鈴谷「まー無事でよかったじゃん?じゃあ提督も起きたしあたしは行くねー」バイバイ
ガチャ バタン
大淀「さて提督」
提督「……」
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/14(火) 02:02:26 ID:.ck.bZ.M
大淀「提督は少し働きすぎだと思います。これを機会に少し仕事を減らされては如何ですか?」
大淀「とりあえずしばらくは提督業に専念してください。那珂さんのプロデュースは私が代理でします」
提督「……それは」
大淀「既に上層部には伝えました。一時的なものですからおそらくは大丈夫だと思います」
提督「……那珂はそれで良いのか?」
那珂「うーん、那珂ちゃんも本当は提督が良いんだけどー……提督が倒れちゃうと那珂ちゃん悲しいから大丈夫だよ!」
提督「そうか、ならそうするよ。大淀、少しの間那珂の事をよろしくお願いします」ペコ
大淀「はい」ニコ
那珂「……」
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 04:03:38 ID:tsa9BPkk
那珂のプロデュースを休んで幾日か経った
あれから比べると体調は回復し、提督業だけではあるが以前のように仕事ができるようになった
そこで、大淀に那珂のプロデュースに戻りたい旨を伝えてみた
大淀「分かりました。以前の事もあるので私個人としてはあまり賛成したくありませんが、提督がそう仰られるのであれば反対致しません」
提督「ありがとう。今まで那珂のお世話、大変だったでしょ?」
大淀「はい……あ、いえ、それほどでもありませんでした」アセ
提督「あはは……察するよ」
大淀「……今のお仕事がもうすぐ終わる予定ですので引継ぎはその後でよろしいでしょうか?」
提督「うん、それで大丈夫。それまでよろしくね」
大淀「はい」
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 04:04:57 ID:tsa9BPkk
……
-外-
那珂「お仕事しゅーりょー!おつかれさまー!」
大淀「お疲れ様でした。このお仕事で私は那珂さんのプロデュースから外れます。その後はまた提督が那珂さんに付きますのでよろしくお願いしますね」
那珂「! また提督が那珂ちゃんに付いてくれるの!?」
大淀「はい。ですが、今度はあまり提督に無理させないでくださいね」
那珂「はーい!」
「……」ジー
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 04:06:32 ID:tsa9BPkk
スタスタ
那珂「〜〜♪」
大淀「ずいぶんご機嫌ですね」
那珂「あは♪ そう見えちゃう?」
大淀「はい、やっぱり提督ですか?」
那珂「んー、内緒♪」
大淀「……。さ、迎えが待ってますよ。早く行きましょう」ニコ
「すいません、もしかして那珂さんですか?」
那珂「? そうだよー?」
「やっぱり!あの、実は僕、那珂さんのファンなんです!これ受け取ってください!」
大淀「すみません、そういったものは……」
那珂「ありがとー!でもー、贈り物は鎮守府を通してね♪」
「いえ、どうしてもここで受け取って欲しいんです!お願いします!」
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 04:11:45 ID:tsa9BPkk
那珂「うーん……でもー……」
「どうしてもだめでしたらマネージャーさんでも良いので!お願いします」
那珂「だって、大淀さん。どうしよー?」
大淀「……分かりました。私が受け取りますのでそれでよろしいですか?」
「はい!では、これを……」スッ
大淀「確かに受け取りました。いつも応援ありがとうございます」
「いえいえ、だってファンですから」ニヤ
「では、失礼します」スタスタ
那珂「これからも応援してねー!」バイバイ
大淀「……さて、時間がありません。早く―――」
ボン
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 04:32:01 ID:tsa9BPkk
モクモク
大淀「煙幕!?」
大淀(! さっき受け取った箱が破裂している!)
大淀(まさか狙いは那珂さんじゃ!)
大淀「那珂さ、ゴホッ!?」
叫ぶために息を吸ったところ大きくむせてしまった
鼻や喉が痛い。それに目から涙が止まらなくなっている
催涙ガス、答えがそこにたどり着くのにそう時間は掛からなかった
大淀「な、ゴッホ!ゲホゴホ……那珂……さん!ゴホッ!」
那珂「――!」
「―――」
遠くで那珂さん、と先ほどの男の声がした
そして煙が晴れた時、近くに那珂さんの姿はなかった
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 04:44:53 ID:tsa9BPkk
トゥルルルル
提督「はい、提督です」
提督「……! 何だって!?」
提督「…………分かった。今すぐ行くから大淀はそこで待ってて。もう警察に通報した?」
提督「うん、うん。分かった。こっちで警察……と後、一応憲兵にも通報するから心配しないで。うん」
チン
提督「那珂が誘拐された……」
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 05:07:26 ID:tsa9BPkk
-どこかの部屋-
ガチャ バタン
「よう、調子はどうだ?」
那珂「……」
「ちっ、口を塞いだとは言えもう少し喚ぐなりなんなりしろよな。まあ今はこっちの方が好都合だけど」
那珂「……」キッ
「おー怖い怖い。さてと、そろそろ始めますかっと」
ビリビリ
那珂「!?」
「ははっなかなか良い身体してんじゃん!やっぱ人気アイドルはその辺の女とは違うな!」
那珂「……」ビクビク
「なんで私の服を破くのーみたいな顔してんな。ははっ、ヤルことは一つに決まってんじゃん?」
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 05:08:22 ID:tsa9BPkk
あ、ごめんちょっと胸糞入るかも
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 05:29:02 ID:tsa9BPkk
那珂「……」
「セックスだよセックス!俺が!今から!お前を!犯す!OK?」
那珂「! ――!」ジタバタ
「おいおい、なんだかセックスって言った瞬間ずいぶん暴れるじゃないか。もしかして今まで何されるのか分からなかったのか?随分めでたい頭してんな。おい?」
「おめーらアイドルは枕とかなんかで慣れてんだろ?今更かまととぶってんじゃねえよ!」
那珂「……」フルフル
「ちっ……あー面倒くせぇ、さっさと始めるか」
ボロン
那珂「! んーっ!んーっ!」ジタバタ
「暴れんじゃ、ねえよ!」
ドゴッ
那珂「っ!」
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 05:39:16 ID:tsa9BPkk
那珂「……」ブルブル
「ん? なんだよ、濡れてねーじゃん。もしかしてお前処女か?」
那珂「……」ガクガク
「俺処女嫌いなんだよねー痛いしなんかヤッた気しねーし。だからよ、正直に言ったら今どうするか考えてやるよ」
那珂「!」コクコク
「……処女なんだな?」
那珂「―――!」ウンウン
ズボッ
那珂「!!!」
「なんてな」ニヤリ
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 06:00:00 ID:tsa9BPkk
那珂「―――!?」
「あーその表情良いねえ!やっぱ希望に満ちた奴を叩き落とすのって止めらんねえ!」
ズプッ! ギチュ! ゴリ
「うひょーきっつ!お前やっぱ処女なんだな!」
那珂「―!――!!」
「っはは、どうだ?おもちゃみたいに扱われる気分は?言ってみろよ」
那珂「――!」
「あ、そうだった」
ベリ
那珂「ぷはっ!っぃ!ああ"っ!」
「初めて言った言葉がそれかよ!傑作だな!」
ズコッ! ズコッ! ドチュ!
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 06:40:36 ID:tsa9BPkk
「これから付き合う奴とヤルとき初めてがレイプだって知られたらどう思うだろうなー、なあ!?」
那珂「あ"ぐっ!い"い"っ」
那珂(……提督)
那珂(! 何でここで提督が!? ……でも、提督となら)
グリッ! ゴチョ! チュップ! パチュン!
「お、濡れてきてんじゃん。お前、レイプされて感じてんのか?」
那珂「あっ?ち、ちがっ……んぁっ?」
那珂(提督とえっち……提督とせっくす)
パンッ! パンッ!
「感じてねーって、お前どう見ても感じてるから、素直になれよ!おらぁ!」
那珂「くんっ?……ぃとく、ん?あ?」
那珂(提督と……提督とせっくす……はぁ……?)
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 07:01:15 ID:tsa9BPkk
「ははっ、レイプされて感じるアイドルか。こんな姿、好きな奴に知られたらどう思われるんだろうなあ!多分嫌われるんだろうなあ?」
那珂「!」
那珂(提督に嫌われる……!?嫌!いや!)ギュウウ
「うおっ!?こいつ腕掴んできた!?」
那珂(提督に嫌われるくらいなら!那珂ちゃんから離れるくらいだったら!)
パンパンパン
「やべっ、そろそろイキそう……くっ」
那珂「提督!那珂ちゃんの中に出して!出して」ギュウウウウ
「中に……うっ!」
ドピュルゥ
那珂「あはぁ♡」
那珂(提督のせーし……これで提督との既成事実ができたぁ♡)
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 07:20:51 ID:tsa9BPkk
……
バァン!
「警察だ!おとなしくしろ!」
「警察!?なんでここが……」
「近所の人から女の子を担ぐ不審な男が居るって通報があったんだよ!それにこの状況、お前逮捕な!」
「くそっ……」
ヤイノヤイノ
提督「那珂!その姿は!」
那珂「提督、どうしたのー?あ、もしかしてもう一回するの?本当は那珂ちゃんはみんなのものなんだけどー、提督にならいいかなー♪」
提督「那珂、君は何を言っているんだ……とりあえず病院に行こう、ね?」
那珂「? はーい!」
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/17(金) 22:55:07 ID:Kt27g54A
膣内ちゃん···
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/18(土) 16:58:48 ID:rZPfwvBI
これは一発妊娠間違いないですね……
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 01:28:44 ID:uI0Xyq2w
……
-産婦人科病院-
「できる限りの処置は行いました。ですが事後の避妊は事前に行うのよりも効果が低いので、しばらくの間は様子見ですね」
提督「そうですか……ありがとうございます」
「……これはお伝えして良いのかどうか……那珂さん本人には避妊の意志が無いようです」
提督「……!?」
「処置中、那珂さんは提督、つまりあなたと行為をしたと言っていました。そしてできることなら産みたいとも……」
提督「」
「私の勝手な判断で、那珂さんには今回行った処置は受精を安定させる目的だと伝えています。もし出過ぎた真似でしたら申し訳ありません」
提督「……いえ、大丈夫です。那珂……君は何を思ってそう考えているんだ……」アタマカカエ
「……私は専門じゃないので断言はできないのですが、このような性的被害に遭われた方は少なからず精神が不安定になります。ですので、これからはなるべく那珂さんの傷を開く言動は控えてください。場合によってはカウンセラーなども検討すると良いと思います」
「今日は以上です。特に入院する必要はありませんので、このままお帰りいただいて結構です」
提督「はい、お手数おかけしました」ペコリ
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 01:29:24 ID:uI0Xyq2w
那珂「あ!提督、待っててくれたのー?」
提督「ああ……昨日今日は大変だったな……」
那珂「うーん、別に那珂ちゃんはそう思わなかったかなー?だって、那珂ちゃんの初めてを提督にあげられたんだもん!」
提督「っ……初めてか」
那珂「でもー、いくら那珂ちゃんがかわいいからと言ってお仕事終わりにいきなり襲ってきたのはダメだよー!」
提督「……」
那珂「だから、今度するときはちゃんと言ってねー?那珂ちゃん、頑張って時間作るから!」
提督「……那珂、実はな―――」ハッ
『なるべく那珂さんの傷を開く言動は控えてください』
提督「……」
那珂「どうしたの提督?」
提督「いや……なんでもないよ」
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 01:30:39 ID:uI0Xyq2w
あの事件から1月と少し、俺は相変わらず提督業と那珂のプロデュースの両方を行っている
那珂はあの事件から復活し、今も軍所属のアイドルとして活動している。表向きは、だが
那珂「提督ー!那珂ちゃん、今日もお仕事頑張るー!」ムギュ
那珂は、人目につかないところでは俺にべったりとくっつくようになった
これでもずいぶんと改善した方で、最初は四六時中俺について回る感じだった
どうやら俺は那珂にとっての精神安定剤のようなものになっているらしい
那珂「〜〜♪」スリスリ
提督「那珂、もう少しで本番だからそろそろ離れてほしいな」
那珂「えー、あと30秒だけー♪」
提督「……はぁ」
その結果、俺の精神衛生は日増しに悪くなっている
主にストレスで
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 01:31:58 ID:uI0Xyq2w
コンコン
「那珂さん、本番入りまーす」
提督「那珂」
那珂「はーい。……っ、すみませーん、ちょっとおトイレ行ってきまーす!」
「分かりましたー」
タタタタ
……
那珂「オゥエッ……ケホッケホッ」
那珂「……」
―
―――
―――――
261
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 01:33:17 ID:uI0Xyq2w
少し前
那珂『……』スッ
妊娠検査薬
那珂『えっと、ここにおしっこを……』チー
那珂『……えっと、縦棒が出れば陽性、出なかったら陰性なんだね』
那珂『……』チラッ
陽性
那珂『……!』
―――――
―――
―
那珂「……えへへ♪」
262
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 02:59:09 ID:uI0Xyq2w
……
-病院-
提督「本当なんですか?」
「はい、一昨日那珂さんが来まして、提督の子供を妊娠したと言うのでこちらで検査を行いました」
提督「それで結果は」
「……陽性でした。最初聞いた時は想像妊娠だと思っていたのですが。おそらく処置が遅れたのか残っていたのかであの時のが着床してしまったのでしょう。申し訳ありません」
提督「なんてことだ……」ガクッ
「それで、これからどうされますか?」
提督「もちろん中絶します。これからの活動に影響しますので。……それに相手が相手ですから」
「……手術を行うにはお互いの同意書が必要です。提督さんはともかく、今の那珂さんがOKを出すかどうか……」
提督「それについてはこっちで何とかします。ですので何とか……」
「……。分かりました。では、合意が得られましたらこちらへお越しください。同意書もその時で大丈夫ですので」
提督「はい、よろしくお願いします」
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 03:16:17 ID:uI0Xyq2w
-執務室-
大淀「それで、私が呼ばれたのですか?」
提督「うん。今の那珂は本気で産むつもりでいると俺は思っている。それ故に那珂は中絶同意書にはサインをしないはずだ」
提督「だから大淀、君の出番なんだ」
大淀「……もしこれが見つかった場合、ただでは済みませんよ?」
提督「それも覚悟の上だよ。もしそうなったらそうなったで考えれば良い」
大淀「……そうですか、分かりました。こうなればどこまでもお供いたします」
提督「大淀、ごめん。俺がふがいないばかりに……」
大淀「いえ、私は提督の秘書艦ですから。御支えするのは当然です」ニコ
提督「……ありがとう」
提督「では、作戦についてだが……」
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 03:29:56 ID:uI0Xyq2w
……
那珂「提督ー!お疲れ様!」
提督「ああ、お疲れ様、那珂」
那珂「? あれ?今日は大淀さんも一緒なの?」
大淀「はい。ちょっとプロデュース関係で提督に話がありまして」
那珂「ふーん……提督、今日はね?」
作戦はこうだ
仕事が終わった那珂を俺と大淀でが迎える
那珂が車に乗り込み、出発すると同時に大淀が那珂を無力化する
そしてそのまま病院へ行き、中絶の手術を行う
同意書には俺と、大淀が偽装した那珂のサインがそれぞれ書かれている
これで病院側には通るはずだ
那珂「―――だったんだよ?」
提督「それは良かった。それじゃそろそろ帰ろう。明日はオフだけどレッスンがあるでしょ?」
那珂「はーい!」
ガララ バタン
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 03:42:03 ID:uI0Xyq2w
ブロロロロ
那珂「〜〜♪」
提督(……大淀)チラ
大淀(……はい)コクリ
大淀「那珂さん、おとなしくしてください」ギュウウウ
那珂「え?大淀さんどうしたのー!?」
大淀「すみませんが今日はこのまま帰る訳にはいきません。暴れなければれば痛くしませんのでおとなしくしていてください」ギュウウウ
那珂「!?提督ー!」
提督「ごめん、那珂。那珂は悪くないんだ。でも那珂のお腹に居る子供、それだけはこの世に出すわけにはいかないんだよ」
那珂「提督!?何を言って、っ!んーっ!」フガフガ
提督「本当にごめん、これは俺の責任だ……」
那珂「んーっ!んーっ!!」ジタバタ
大淀「静かにしてください!」グイ
那珂「―――!―――!」ガタバタン
提督「……」
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 03:57:09 ID:uI0Xyq2w
-病院-
提督「こちらが同意書です」
「……確かに。ですが、那珂さんの様子を見る限り同意をしたようには見えませんが」
提督「それは……あまり詮索しないでいただけると助かります。あなたを信用しているからこそ言いたくありません」
「……なるほど、分かりました。それではこれより処置を始めますので、その前に彼女に一言掛けてあげてください」
提督「はい」
提督「那珂」
那珂「! ―――♪」バタバタ
提督「ごめん、それにお腹の子供にもごめん。願うなら次は幸せな夫婦のところで生まれてください……」
那珂「!? ―――!」
提督「……もう大丈夫です」
「分かりました。それでは手術室に……」
那珂「―――!!―――!!」ジタバタ
ピシャ
267
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 04:51:00 ID:uI0Xyq2w
……
チュンチュン
那珂「……」パチ
那珂「……ここは」
那珂「……」
ガララ バタン
「おはようございます。調子はいかがですか?」
那珂「……先生?那珂ちゃんはどうしてここに?」
「……中絶は成功しました。那珂さんのお腹の中の赤ちゃんは摘出されて、存在しません」
那珂「……え?」
「今日のお昼に提督さんが迎えに来るそうです。それまでここでゆっくりしていてください。では、失礼します」
ガタタ バタン
268
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 04:58:54 ID:uI0Xyq2w
那珂「え……赤ちゃんが?なんで?中絶……?」
那珂「! そういえば昨日、提督と大淀さんに……」
那珂「嘘だよね……?提督、どうして?だって、提督から……」
那珂「そうだ!検査薬!あ、でも中絶ってことはもう……」
那珂「嫌だ。嫌だ!提督との赤ちゃんが居ないと那珂ちゃん……那珂ちゃんは」
那珂「……」
269
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 05:15:17 ID:uI0Xyq2w
……
提督「お世話になりました」ペコリ
「いえいえ、私はただ自分の仕事をしただけです」
提督「……。じゃあ自分たちはこれで。失礼します。ほら那珂。行こう」
那珂「……」
スタスタスタ
那珂「……ねえ、提督?」
提督「うん?」
那珂「那珂ちゃんの赤ちゃんが居なくても、那珂ちゃんを嫌いにならない?」
提督「……嫌いになんてならないよ。那珂も俺たちの立派な仲間だからね」
那珂「……そっか。じゃあこれからも一緒だね!」
提督「? まあしばらくはプロデュースが続くと思うし、一緒と言えば一緒なのかな」
那珂(提督は赤ちゃんが居なくても那珂ちゃんの事嫌いにならないんだ)
那珂(……えへへ♪)キャハ
270
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 10:08:03 ID:07ziUQI2
ふぅ…今年一番ほっとした
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/19(日) 14:06:47 ID:5Ocfiftg
>>270
まだこれからでしょ
272
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/20(月) 21:27:11 ID:I51oCGHs
>>271
やめろ
273
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 16:32:11 ID:XTaVE35I
私は正直、那珂はアイドルを辞めるのではと思っていた
なぜなら彼女はレイプからの妊娠、そして中絶と、普通なら病んでしまってもおかしくない事を経験しているからだ
しかし、那珂は辞めなかった
私にはともかく、周りに対してはアイドルとしての那珂の姿を見せている
彼女は強い娘だ
私と、できることなら軍のしがらみを抜けてもっと自由に羽ばたいてほしい
私は提督として、そして彼女をプロデュースした立場として願っている
提督「ふう……今日の日誌はこれくらいで良いかな」
提督「……思えばここ最近は提督というより那珂のプロデューサーとしての日誌を書いている時間が多い気がするな」
提督「……」チラッ
書類
提督「……」ハァ
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 16:32:41 ID:XTaVE35I
バーン!
那珂「提督ー!ご飯に行かないー?」
シーン
那珂「あれ、居ない」
那珂「ぶー……つまんなーい!」ウガァ
バサッ
那珂「うわっ! 資料が崩れた!? 直さないとー……」ガサガサ
那珂「ん? これって……」ピラ
那珂「……!」
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 16:34:52 ID:XTaVE35I
ガチャ バタン
提督「ふー、食べた食べた……ん?」
那珂「……」
提督「那珂か、何かあったの?って資料が崩れてるし……」ガサガサ
那珂「提督……この資料って本当なの?」ピラ
提督「資料? ……あっ、この事か……もちろん知っているよ」
那珂「!」
提督「しょうがないよ。俺は軍人だから、どのような命令でも上には従わないと」
提督「それに、俺はこれは那珂にとってもチャンスになると思っているんだ。だから、那珂には頑張ってほしいと思っているよ」
那珂「……やっぱり」ボソ
提督「ん?何か言った?」
那珂「なんでもー!じゃあ那珂ちゃん、ご飯に行ってくるねー!」
パサ タッタッタッタ
提督「……」スッ
276
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 16:50:41 ID:XTaVE35I
○○鎮守府 提督殿
貴鎮守府で試験的に行ってきたアイドルカッコカリ計画を
この度アイドル計画として本格的に始動することが決定したため貴官に通知する
それに伴い、アイドルを務める艦娘に関する規定を暫定的に次のように定める
・特別手当の支給
・
・
・
・専任のプロデューサーの用意
・大本営への異動
以上
貴官は全てのプロデュース業を外れ、本業に専念すべし
本営
提督「……これで良いんだ」ハァ
277
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 17:56:10 ID:XTaVE35I
トボトボ
那珂「……」
那珂「提督が那珂ちゃんから離れちゃう……」
那珂「那珂ちゃんの事嫌いじゃないって言ったのに……」
那珂「……あっ!」
―
―――
―――――
(提督は赤ちゃんが居なくても那珂ちゃんの事嫌いにならないんだ)
(赤ちゃんが居なくても)
(赤ちゃん)
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 17:57:45 ID:XTaVE35I
―――――
―――
―
那珂「……」
那珂「提督に嫌われるくらいなら。那珂ちゃんから離れるくらいだったら……」
那珂「……」
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 18:16:02 ID:XTaVE35I
……
夜
那珂「……」カチャカチャ
提督「……」Zzz
那珂「……」カチャカチャ
提督「……んん……な」Zzz
カチャン
那珂「……」
提督「……」Zzz
那珂「……えへへ♪」
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 20:22:06 ID:XTaVE35I
グパチュプ ズキュヌチャ
提督「……?」Zzz
クチュネチョズヌ
チュウウウウウ
提督「……ングッ!?」パチ
那珂「っはぁ♡……提督、おはよー!」
提督「那珂……。!? なんだこの状況は!っそれに手足が!?」
那珂「えへへ♪ 那珂ちゃん、提督のこと縛っちゃった。……んぁ♡」
提督「縛った!?」
那珂「だってー、っ!縛らないと提督逃げちゃうでしょー?」
提督「当たり前だよ!提督と艦娘がだな―――!?」
那珂「ん……レロォ、チュム……ふん♡……ハム……んはぁ♡」チュウウウ
提督「!?!?」ジタバタ
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 21:02:56 ID:XTaVE35I
那珂「ん、はぁん♡……」プハ
提督「ぷはっ……那珂、君はもっと自分を大事にするんだ!」
那珂「?だって提督とえっちするの二回目だよ?あ、でも前はキスしなかったんだっけ。じゃあ、ある意味初めてだねー♪」
提督「!……那珂、君の初めてを奪ったのは俺じゃないんだ」
ピタ
那珂「……え?……あはは、冗談はやめてほしいなー?だって、那珂ちゃんははっきり覚えているよ?」
提督「今まで那珂のことを考えて言わなかった。でもこんなことになるんだったら言わない訳にはいかないよ」
提督「那珂、あの晩君は知らない男に強姦されたんだ」
那珂「……!?」
提督「那珂が何を思って相手が俺だと思ったのかは知らない。でも俺と君がセ……性行為をするのはこれが初めてだ」
那珂「……嘘でしょ?」
提督「……嘘じゃない。だから、こんなことは止めるんだ。那珂、君は間違っている」
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 21:50:25 ID:XTaVE35I
那珂「……」
パチュクチュパンパン
提督「っ那珂!?」
那珂「関係ないよ!誰がなんと言おうと那珂ちゃんは、提督に初めてをあげたの!」
那珂「それに、今は間違いなく提督とシてるんだから!それで良いの!」
提督「くっ……全然良くないっ……おふ」
那珂「提督と那珂ちゃんの子供を作らないと、提督は那珂ちゃんから離れちゃうから!そんなの嫌だよ!」
提督「例え子供が出来ても……命令は変わらないぞ!」
那珂「そんなことないよ!提督は、提督は那珂ちゃんの、ぁん♡、プロデューサーなんだから!」グニュ
提督「ぅぉ!?中がきつく……」
那珂「出して!今度こそぉ、提督の子供を産むから!だからぁん♡出して!」
提督「止めろ!那珂!那珂あああ」ジタバタ
ドピュ
283
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 22:03:09 ID:XTaVE35I
……
「今日は、10数年前一世を風靡した元アイドルの那珂さんに来ていただきましたー!」
那珂「こんにちはー!元、艦隊のアイドルの那珂ちゃんだよー!?」
ワアアアアアアアアアアア
「いやー、すごい人気ですね。現在はアイドル業を引退して、女優や歌手業をしているとの事ですけど」
那珂「はい。流石にこの歳でアイドルはちょっと難しいですからねー」アハハ
「でも、今も現役の時と同じくらいお綺麗ですよ?」
那珂「ありがとうございます!」
「それで、今はご結婚なされていらっしゃっると?」
那珂「……」
「那珂さん?」
那珂「あ、はい。そうなんです♪実は子供も居るんですよ♪」
「あーでしょうねー。結婚するとき散々ニュースで言われましたからねー。ご主人とはラブラブで?」
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/21(火) 22:07:48 ID:XTaVE35I
那珂「……いつもはラブラブですけど時々喧嘩しちゃいますねー」
「あれま、でしたらどうやって仲直りーとかするんですか?」
那珂「ふふふ、その時は子供が何とかしてくれますねー」
「おぉ、お子さんが」
那珂「でも、原因を作るのもほとんど子供の事なんですけどねー」アハハ
「ブハハハハ!それじゃダメじゃん!」ガハハ
「「「「ワハハハハハ」」」」」
那珂「……」ニコニコ
285
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/22(水) 00:26:42 ID:cRbM4Hvc
……
グキャ
「」
ドサ
子供の首を絞める。感覚的におそらく死んだ
提督「……はぁ、はぁ」
もう何回自分の子供を殺しただろうか
ほぼ1年に1度とは言え、こう何度も殺していると回数とか湧き上がる感情とか色々とどうでもよくなってくる
提督「……早く鎮守府に戻らないと」
それはもはや叶わない夢なのかもしれない
でも言わないとこの状況を受け入れた気分になってしまう
彼女へのわずかな抵抗がこの言葉なのである
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/22(水) 00:51:24 ID:cRbM4Hvc
ガチャ バタン
那珂「ただいまー♪提督-、それに赤ちゃんもいい子にしてたー?」ニパー
那珂が帰ってきた
この屈託のない笑顔は昔から変わらない
昔だったら素直に受け取れただろう笑顔も、今の俺には憎悪にしか感じない
提督「……赤ちゃんだけど、ごめん。死んじゃった」
那珂「……そっかー」
このやり取りも既に何回もした
那珂はとっくに俺が殺したと言うことを分かっているだろう
最初は子供を殺したことを警察に通報してくれればここから出られるのではと思っていた
那珂「じゃあ、また作ろうよ♪」
でも、その目論見は外れた
那珂は俺が赤ちゃんを殺すたびにこうして誘ってくる
そうして那珂が妊娠・出産し俺がまた生まれた子供を殺す
この一連の流れがここにはできてしまっている
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/22(水) 01:06:08 ID:cRbM4Hvc
結局のところは我慢比べなのかもしれない
俺が子供を殺すのをやめるか
那珂が子供を産むのをやめるか
この流れを止めるにはこのどちらしかないのだろう
那珂「今度こそ元気な子を作ろうね♪」
でも俺は負けない
流れを止めて、いつか絶対ここを出る
根拠のない自信を胸に今日も那珂の喘ぎ声を聞く
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/22(水) 01:13:19 ID:cRbM4Hvc
那珂ルート 終わり
なんだか書いていて、よく分からなくなりました
最後は提督も色々と狂ってしまったってことで許してください
スランプ気味だったり用事が重なったり、新しいssのアイデアが浮かんだりで更新が遅れるかもしれないです
ですが今ある分は全部書き切るのでも気長にお待ちいただけると嬉しいです
289
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/22(水) 01:52:22 ID:eBQB0tY6
おつ、次も楽しみにしてるよ
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/22(水) 23:48:21 ID:PIZ03LVo
乙乙面白かったです
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