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少女魔王「に、日本だと···?」
222
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/06(火) 19:42:59 ID:4g8S.bE2
男「しっかし、マジかよ…何でこんな…」
竜娘「主様〜…迷惑…?」
男「コイツが迷惑」
魔王「ふん、我もこんな所に居りたい訳では無いのだ」
男「だったら出てけばいいだろが」
魔王「それが出来ればしておる」
竜娘「けんかはメッ、です!」
魔王「しかしだな」
竜娘「ふぅ」
魔王「冷たっ!な、何をする!頭を冷やせとでも!?」
竜娘「温かい方が良かった?おねえさま」
魔王「そういう問題では無い…」
竜娘「じゃあ主様に」フゥ
男「あっつ!あっついって!」
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/06(火) 20:21:47 ID:2fJ9B7Eg
やっと来たか
224
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/06(火) 22:08:05 ID:4g8S.bE2
竜娘「〜♪」ギュー
魔王「良かったではないか。好かれて」
男「うるせぇ…」ナデリ
竜娘「クミュ…♪」スリスリ
魔王(…良く甘えておるな。…寂しい、のか?)
男「こんなの見付かったら何言われるか…」
魔王「少女が趣味の変態とでも言われるであろう」
男「お前…デザート抜きだな、これから」
魔王「でざあと?」
竜娘「甘い物だよ」
魔王「何だと!?き、貴様…!」
男「周りに買ってもらおうとか思うなよ」
魔王「ぐ……ぬぬ……ぬぅ…………………うぅ」グスッ
男「お、お前…泣くなよ」
魔王「な、泣いてなどいない!」グスッ
225
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/06(火) 22:37:19 ID:4g8S.bE2
竜娘「おねえさま〜、デザート好きなの?」
魔王「貴様は分からんのか…甘い物は…甘い物は、幸福そのものだ!」
男「そんな好きか…」
竜娘「…主様ぁ」
男「……あぁ、もう……分かった分かった、今日買ってやるよ」
魔王「!本当か!」ピョコン
竜娘「あ、耳と尻尾…」
魔王「!」
男「何で隠したがるんだよ、それ。面倒だから出しとけよ」
魔王「………関係無いだろう」
男「はいはい、関係ないですよ。で、何がいいんだよ」
魔王「……選ばせてくれ」
竜娘「あ、竜も選んで良いですか!」
男「ああ」
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/07(水) 12:39:51 ID:D9GWKUrY
財布がどんどん軽くなるな
227
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 00:23:44 ID:iYAXPHJw
竜娘「…コンビニ〜?」
魔王「何なのだ、こんびにとは」
男「コンビニエンスストアの略…まぁ、食い物以外に薬とか生活用品売ってる、小さい店だな」
竜娘「は〜…コンビニって凄いんですね〜…」
魔王「そこら中にある様だな…利便性が高い、と言えば良いのか」
男「ま、そうだな。とりあえず好きなの選べよ」
竜娘「う〜ん…」
魔王「……どれが甘い物だ」
男「……教えてやるから、覚えろよ」
竜娘「はい〜」
魔王「……頼む」
228
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 00:47:45 ID:iYAXPHJw
男「ここ、飴とかチョコレート、菓子類だな」
魔王「ふむふむ」
男「大体この辺は甘い。けど食い過ぎんなよ」
竜娘「はい〜」
男「で、あっちにあんのがジュースだ。あれも大体甘い」
魔王「甘い飲み物だと…!?」
竜娘「天然水…お茶…オレンジ?コーラ?コーヒー…?」
男「水は水、お茶はそんなに甘くない。オレンジは甘い、コーラは甘いが痛い」
魔王「い、痛い…?」
男「飲んでみるか?」
魔王「……」コクリ
男「竜にはオレンジジュース買ってやる」
竜娘「わ〜い!……美味しい?」
男「うまいぞ」
229
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 01:02:11 ID:iYAXPHJw
男「んでだ、こっちはパンとかだな」
魔王「ぱん?…あぁ、これか」
男「……買っとくか」
竜娘「それ何〜?」
男「ハニートースト。これも甘いんだよ」
魔王「…………」ジー
男「……分けてやるよ」
魔王「な、べ、別に欲しがってなど…。し、しかし、分けると言うなら貰ってやろう」
男「はいはい…」
竜娘「あの〜…好きなの選んでない〜…」
男「ん、悪かったな。じゃあ、こん中から選んでくれ」
魔王「これは?」
男「アイスクリーム。全部甘い」
魔王「……!!」キラキラ
男(目が…子どもかよ…)
230
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 01:10:33 ID:iYAXPHJw
男「まぁ、これ冷たいし、しばらくすると溶けるからな」
竜娘「なるほど〜、アイスだからですね〜」
男「しかも、クリームだからな。牛乳凍らして」
魔王「おい男、買い占めろ」
男「出来る訳ねぇだろバカか。大体全部食ったら腹壊すぞ」
魔王「腹を、壊す…?」
竜娘「ぽんぽんが痛くなる事だよ〜」
男「いいから適当に選べって…」
231
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 01:32:03 ID:iYAXPHJw
魔王「…なら、大きい奴にする」
竜娘「これ〜♪」
男「それだな。…じゃあ、俺は…こっち」
魔王「それもあいすか?」
男「元は違うけどな」
竜娘「?」
男「…どうでもいいな。じゃ、それ全部あそこに持ってけ。金払うから」
竜娘「お願いしますね〜」
魔王「……うむ」
魔王(あいすくりいむ…一体、どの様な味なのか…)ワクワク
232
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 22:01:58 ID:iYAXPHJw
男「帰ったら、すぐ食うか?」
魔王「当然だ」
竜娘「頂きます〜」
男「そうかい……ん?」
ニャー
魔王「む?……猫か」
竜娘「わ〜、可愛いです〜♪」
男「何だ、飯ならねぇぞ」ナデナデ
猫「ゴロゴロ…」
魔王「懐いておるな、こやつも」
竜娘「…ん〜?…主様と知り合い〜?」
男「…言葉、分かんのか」
竜娘「声があるなら〜」
233
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 22:23:10 ID:iYAXPHJw
男「帰ったら、すぐ食うか?」
魔王「当然だ」
竜娘「頂きます〜」
男「そうかい……ん?」
ニャー
魔王「む?……猫か」
竜娘「わ〜、可愛いです〜♪」
男「何だ、飯ならねぇぞ」ナデナデ
猫「ゴロゴロ…」
魔王「懐いておるな、こやつも」
竜娘「…ん〜?…主様と知り合い〜?」
男「…言葉、分かんのか」
竜娘「声があるなら〜」
234
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 22:25:21 ID:iYAXPHJw
猫「ニャー」スリスリ
竜娘「大好き〜、だそうですよ」
男「…マジで言ってんのか?」
竜娘「マジです!動物は素直ですから!主様は奇特な人です!」
男「奇特……」
竜娘「?竜は変な事を言いましたか?」
男「いや…」
魔王(む…?この世界では意味が違うのか…?)
235
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 22:55:04 ID:iYAXPHJw
男「ふぅ…」ガチャ
竜娘「おねえさま…やっぱり、竜は変な事を…」
魔王「気にするな。良い気味だ。それより貴様、あいすを寄越せ」
男「ほらよ」スッ
魔王「ひゃう!?な、何をする!」
男「首筋に冷たいのを当ててやっただけだ」
魔王「貴様…!」
男「竜もほら」
竜娘「はい〜…」
魔王「…ふん」
魔王(怒っている場合では無い…我にはあいすが待っておる…!)ワクワク
魔王「ふふふ…」
男「何笑ってんだ」
236
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/08(木) 23:23:25 ID:iYAXPHJw
魔王「……あむ」
竜娘「…おねえさま〜?」
魔王「うむ、成程…うむ…」バフバフ
男「おい、急に尻尾出して振んなよ」
魔王「そうは言うがな、勝手に動くのだ。このあいすが美味いのが悪い」バフバフ
竜娘「こっちも美味しいよ〜、主様〜」
男「そうか。よかったな」ナデリ
竜娘「〜♪」
魔王「貴様は食わんのか」
男「食うっての。あぁ、ジュース、好きに飲め」
竜娘「分かりました〜」
237
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/09(金) 23:43:08 ID:3boTn7x6
男(…ん、やっぱ美味いな、ティラミスアイス)
魔王「……これか?…む?…む?」
男「何してんだよ」
魔王「…この容器はどう開けるのだ」
男「あ?…ここをこっち向きにひねれば開く」
竜娘「……あ、開きました〜!」
魔王「…………」グッ グッ
男「…………マジで何してんだ。貸せ」プシュ
男「おら、飲め」
魔王「む……んく…何だ、これは…甘いが、痛い」
男「痛いっつったろ」
238
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/09(金) 23:58:48 ID:3boTn7x6
竜娘「おねえさま〜、飲ませて〜」
魔王「好きにしろ」スッ
竜娘「んきゅ……痛い」
魔王「だろうな」
竜娘「オレンジは…んきゅ…甘い!」
魔王「何?」
竜娘「おねえさま〜、はい!」
魔王「む、貰うぞ。ん…甘いな、甘い」
男(間接…とか気にしないのな…女子だからか?)
竜娘「……コーラ」
男「……飲めってか」
魔王「いや、我が飲む。甘いからな」
男(甘けりゃいいのか、痛くて)
239
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/10(土) 00:49:46 ID:4vcoKZWU
魔王「……痛い」
男「…飲んでやろうか」
魔王「いや、良い…貴様に馬鹿にされる隙を作る訳にはいかん…」
男「いや、バカにしねぇから、無理すんなっての」
魔王「無理など…!」
男「分かった、それ飲ませろ」ヒョイ
魔王「な、おい貴様!勝手に――」
男「代わりにこれ食え」
魔王「む…?これは…」
男「ティラミスアイス」
竜娘「てぃらみす…?強そうです〜…」
魔王「…あむ。……!!」
男「どうだよ」
魔王「……」アムアム
男(一心不乱に食ってるな…)
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/10(土) 18:11:49 ID:4JBfQImU
閃いた!! 何か食わせとけば揉んでも気付かれない
241
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/10(土) 23:40:28 ID:4vcoKZWU
男「おい」
魔王「……」アムアム
竜娘「おねえさま〜」
男「一人で全部食う気か?」
魔王「……」アムアム
男「……頬引っ張ってやる」ムニィ
魔王「……」アムアム
男「無視かよ…」
竜娘「おねえさま、スゴく気に入ってる」
魔王「……」アムアム
男「……竜、あれ」
竜娘「はいっ」フゥ
魔王「おぉ!?」
242
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/10(土) 23:51:53 ID:4vcoKZWU
魔王「……気付かぬ間にこれだけ食ってしまった」
男「夢中になりすぎだろ。ほぼねぇぞ」
男(高い金払ってデカイ奴買ってていいやら悪いやら……)
魔王「うむ、今まで食べた事の無い、素晴らしい物だ…世界中に配ってやるたくなる」
男「お前魔王だろうが」
魔王「…そうだったな」
男(忘れる程夢中だったのかよ…)
竜娘「主様〜、これ、食べて良い?」
男「…せっかくだし、食っとけ」
竜娘「わ〜い!あんむ。……!!」
男「美味かったみたいでよかったよ…」
男(俺、一口しか食ってねぇ…やっぱ、やらなきゃ…いやでも、うぅん……)
243
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 00:04:20 ID:BHPeOt42
男「はぁ…」フキフキ
魔王「…何故こおらの容器を拭いておる」
男「あ?お前らは気にしねぇだろがな、俺は人の口付けた奴は気になるんだよ」
竜娘「そうなんですか〜?」
男「俺は間接的にでも他人の口に触れるのは気にする」
竜娘「ん〜?……あ!間接キス!」
魔王「……何なのだ、それは」
竜娘「他の人が口を付けた所に自分の口を付ける事!…お互いしちゃったね、おねえさま///」
魔王「……?顔を赤くする理由が分からん…」
男「……俺はこの状況に何て言えばいいか分かんねぇよ」
244
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 00:39:56 ID:BHPeOt42
男「何?お前はキスとか気にしねぇの?」
魔王「そもそも良く知らん」
竜娘「そんな〜…」
魔王「間接…と言うからには、直接はただの口付けの事か?」
男「まぁ、そうだな」
魔王「魔族にその風習は無いな。そんな事をする前に食い破っておる」
男「血に飢えた世界だな、おい」
魔王「人間は口付けに意味を込めておるのか?我には……理解出来なかったが」
男(…何だその間)
竜娘「愛情表現だよ〜!」
魔王「愛情、表現……か。……良く、分からん」
竜娘「えぇ〜…」
男(……愛情、よく分からん、ね……)
245
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 22:18:53 ID:BHPeOt42
竜娘「む〜…て〜い!」ガバッ
魔王「ぬぉお!?な、何をする!離せ!」ジタバタ
竜娘「竜の愛情表現〜!」ムギュー スリスリ
魔王「ぬ、ぬぐぐ…ほ、頬擦りをするな……」
男(お互いの胸が押し合って潰れてる……うっわ、エロい)
魔王「な、何を見ておる!早く助けぬか!」
竜娘「おねえさま〜♪」
男「何で助けなきゃなんねぇんだ。じゃれあってろよ」
魔王「は、薄情者…!」
男「魔王に言われたくねぇ」
246
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 23:09:24 ID:BHPeOt42
魔王「うぐぅ…」
竜娘「〜♪」
男(ハニトーうめぇ。コーラうめぇ)モグモグ ゴクン
魔王「わ、分かった……愛情は伝わった、だから離せ」
竜娘「ほんと?」パッ
魔王「あぁ…」
竜娘「じゃあね〜、どんな事感じた?」
魔王「ど、どんな事……そ、そうだな」
竜娘「……おねえさま、ウソついたら駄目〜」ムギュ
魔王「ムグッ……」
魔王(む、胸に…い、息苦しい……)
男「……竜、今は離してやってくれ」
竜娘「……はい〜」パッ
魔王「っ、はぁ……助かった」
247
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 23:40:33 ID:BHPeOt42
竜娘「む〜、抱き付き足りない〜…」
魔王「か、勘弁してくれ……」
男「ふぅ、食った、飲んだ。よし寝よう」
竜娘「主様〜!」
男「何だよ」
竜娘「遊んで下さい〜」
男「何して遊ぶんだ。散歩か?」
竜娘「えっと〜…」
ピンポーン
男「ん?誰だ…?あ、お前ら出るなよ」
竜娘「はい〜」
男「……はい、どちら様ですか?」
「開けて〜」
男「何だ、イタズラかよ…」
「……開けて〜な!」
248
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 23:48:39 ID:BHPeOt42
魔王「…誰だ?」
男「誰もいねぇよ」
ドンドン アケロー
魔王「うるさいのだが」
竜娘「嫌な人〜?」
男「面倒なんだよ……面倒なんだよ、面倒なんだよ…!」
魔王「そ、そうか……」
コラッ アッスミマセン
魔王「……大家に怒られた様だな」
男「うるせぇんだから当たり前だ」
魔王「面倒と言ったが、どれ程面倒だ」
男「少しでも扉を開けようものなら隙間から入ってきて部屋に潜り込む危険人物だ」
魔王「確かに面倒だな……」
249
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/11(日) 23:59:15 ID:BHPeOt42
竜娘「どんな性格の人ですか?」
男「……敬意が無い」
魔王「貴様が言うか」
男「お前に払う敬意なんざ俺にはねぇ」
魔王「貴様ぁ…!」
竜娘「け、ケンカ駄目!」
ピンポーン ピンポーンピンピピピンポピピンポーン
男「……やっぱ行ってくるわ」
魔王「うむ、行け」
男「あぁ、しばいてくる」
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/15(木) 21:06:35 ID:26Vu9dTc
魔王 黒
竜娘 青
大家 赤?
女 緑?
多分黄色枠だな
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/16(金) 01:59:01 ID:5WsA1GQI
なにそれすごい
252
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:28:22 ID:D9N96dAs
ガチャ
男「おい」
後輩「あ、やっと出たな」
男「うるせぇんだよ」
後輩「こうでもせな出んと思て」
男「自覚あんなら普通にやれ」
後輩「無理やな!あ、痛い痛いアイアンクロー止めて」メリメリ
男「少しは黙れ」
後輩「黙ったら死んでまう!」
男「じゃあ死ね」
後輩「酷っ!」
男「その方が世界の平和に繋がる」
後輩「先輩だけのやろ、それ」
253
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:28:56 ID:D9N96dAs
ガチャ
男「おい」
後輩「あ、やっと出たな」
男「うるせぇんだよ」
後輩「こうでもせな出んと思て」
男「自覚あんなら普通にやれ」
後輩「無理やな!あ、痛い痛いアイアンクロー止めて」メリメリ
男「少しは黙れ」
後輩「黙ったら死んでまう!」
男「じゃあ死ね」
後輩「酷っ!」
男「その方が世界の平和に繋がる」
後輩「先輩だけのやろ、それ」
254
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:29:51 ID:D9N96dAs
男「で、何の用で?」
後輩「えっとな〜」
男「そうか分かった俺には無理だじゃあな」
後輩「まだ話してへんやんか!」
男「俺は穏やかに日常を過ごしてぇんだよ」
後輩「いっつも寝て穏やかに過ごしとるんやろ」
男「それが何か?」
後輩「せやったら、ちょっと位こっちに時間割いてもええやん?」
男「返してくれるんならな」
後輩「ホンマに!?…………あ、無理や返せる物ちゃう」
男「おう俺の方が驚いたわすぐ気付かなくて」
後輩「……アホの子狙えるな!」
男「んな発言してる時点で狙えねぇだろ」
後輩「売れる思たのに…」
255
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:30:28 ID:D9N96dAs
男「とりあえず帰れ。二度と来んな」
後輩「待って待って!話聞いて〜な!」
男「お前の声鼓膜が拒否してて聞こえねぇ」
後輩「聞こえとったやろ!」
男「全然分かんねぇじゃあな」
後輩「何やねん、いつもやったら部屋入れてくれるやん」
男「勝手に入ってくんだろが」
後輩「追い出さへんかったやんか〜」
男「駄々っ子みたいに暴れまくるからな」
後輩「飯もくれとったし」
男「つまみ食いしまくってただけだろが」
後輩「一緒に寝た事もあるやん!」
男「一度たりともねぇよ!」
256
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:31:16 ID:D9N96dAs
男「ホント何なのお前?」
後輩「先輩こそ、何やねんな。もしや部屋にコレでもおるんか?」
男「いねぇよ小指立てんな」
後輩「何やつまらん痛い痛いアイアンクロー止めて」メリメリ
男「マジで失せろ」
後輩「せ、せめて用件聞いて〜…」
男「何なんだよ…」
後輩「こ、これ…」スッ
男「ん…?」
後輩「よっしゃ貰た!」ダッ
男「フン!」
後輩「あがっ!」
257
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:32:23 ID:D9N96dAs
後輩「な、殴る事無いやんか…」
男「うるせぇ隙間から入ろうとしてきやがってゴキブリか」
後輩「可愛い可愛い後輩ちゃんをゴキブリ扱いとか、酷い…」
男「自分で可愛い言うな」
後輩「何で入れてくれへんの〜?」
男「逆に何で入りたいんだよお前は」
後輩「一番時間が早く過ぎる所やから」
男「お前が暇を潰す前に俺がお前を潰す」
後輩「痛たた!ホンマ、ホンマ止めて!」メリメリ
男「次来たらまずはアゴとひじ付くようにしてやる」
後輩「え?それ位……アカン出来へん」
男「出来たら人間かどうか疑う所だったぜ」
後輩「先輩酷いわ〜」
男「不法侵入者にやる慈悲はねぇ」
258
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 21:45:39 ID:D9N96dAs
後輩「…先輩、ホンマにあかん?」
男「お前が一切デカイ声出さず変な事も言わず淑やかな人間に生まれ変わったら入れてやる」
後輩「淑やか…無理や」
男「諦めんな絶対出来るもっと頑張ってみろよ」
後輩「そんな熱血教師的な」
男「頑張ってもらわねぇと平穏無事な時間が消え失せるからな」
後輩「どんだけ自分大事やねんな」
男「自分大事に出来ねぇ奴が何大事に出来んだ」
後輩「格好ええ事言っとうけどせやったらもっと周り大事にしてぇな」
男「お前が言うな。もっかい言うぞ、お前が言うな」
後輩「そこ大事にするとこ?」
男「後生大事にしろ」
後輩「そこまで言う?」
259
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 22:00:31 ID:D9N96dAs
後輩「しゃーない、今日は諦めたるわ痛たたた」メリメリ
男「いっつもいっつも上から目線で何様だテメェ」
後輩「ひ、人様です…痛い痛い!」メリメリ
男「さっさと帰れ黙って帰れそれが無理なら瞬間接着剤付けたガムテープ口と鼻に貼ってやるよ」
後輩「殺す気か!」
男「黙 っ て 帰 れ」
後輩「はい…」
男「ったく……」
260
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 22:12:53 ID:D9N96dAs
ガチャン
男「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜〜〜、クソダルい……」
魔王「随分と話し込んでいたな」
男「アイツは話止めねぇからな…しんどい……」
竜娘「主様〜、疲れたなら、身体解しましょうか?」
男「マジでか。頼む」
竜娘「はい〜♪」
魔王「む。竜よ、後で我も頼む。肩だけで良い」
竜娘「はいな〜」
男(胸デカイと肩こるってマジなのか……)
竜娘「どうですか主様?」
男「ちょうどいいぞ」
竜娘「良かったです〜」
261
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 22:33:29 ID:D9N96dAs
男「…もういいぞ。ありがとな」ナデリ
竜娘「フキュ。はい…♪」
魔王「おい、竜」
男「おっと、お前には俺がやってやろう」
魔王「は?貴様何をする気だ」
男「肩揉んでやろうってのに」
魔王「いや、貴様は何か企んでおるに違いない」
男「さっき頑張った奴働かせる訳には、と思っただけなんだがなぁ?」
魔王「ぬ…。なら、やってみせろ」
男「あいよ」グッ
魔王「…………」
男「おい、何か言え」
魔王「……意外と、上手いな。うむ」
男「そりゃどうも」
262
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 22:46:39 ID:D9N96dAs
魔王「……♪」
男「よし、これぐらいにして…」
魔王「あ……」
竜娘(…おねえさま、残念そう)
竜娘「…あれ?主様、それは?」
男「耳かき」
竜娘「耳かき?」
魔王「何だそれは?」
男「耳の中をほじくる奴だ」
竜娘「み、耳の!?」
魔王「中を、だと…?ご、拷問をする気か!」
男「するかバカ。そっちの世界じゃやんねぇのか」
竜娘「しないです〜…」フルフル
魔王「しないな」
263
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 22:59:22 ID:D9N96dAs
魔王「こちらでは日常的にしておるのか…?あり得ん…」
男「やってねぇ方がありえねぇ……て、事は……よし」
魔王「ま、待て、どうする気だ」
男「なめんなよ。こちとら動物の耳だってかいた事あんだからな」
魔王「わ、我は良い。竜にしてやれ。先程の労いとしてな」
男「心配すんな。両方やってやる。両耳共な」
魔王「」
竜娘「」ブルブル
男「怖がんなって。お前らは横になるだけでいいから」
魔王「な、何故こんな事をする…!?」
男「気分。何かやってやりたくなった」
竜娘「あ、主様〜…本当に、大丈夫ですか?」
男「そう心配してると耳の中を……」
魔王「ひ!」
男「冗談だ」
264
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 23:13:30 ID:D9N96dAs
男「待ってろ。確実にキレイにしてやる」
竜娘「な、何ですか主様…?」
魔王「布…?」
男「熱湯おしぼり」
竜娘「熱湯…?」
男「これで耳を柔らかくすんだよ。かきやすくするためにな」
魔王「本気でやる気か…?」
男「当たり前だろ。ほら、俺の膝に頭乗せて、右耳こっちに向けろ」
魔王「……っ」ゴクリ
魔王(ま、魔王となってからの最大の危機が、勇者でなく耳掃除とは…!!)
男「おら、早くしろ」
魔王「わ、分かった…」
265
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/16(金) 23:45:26 ID:D9N96dAs
魔王(ど、どうする、逃げるのは今の内だ…だが逃げようとすれば耳を…!)ガクブル
男「…いい加減落ち着けよ」ベタッ
魔王「ぬぉお!?熱い!」
男「そりゃそうだろ」
魔王「や、やはり拷問ではないか…」
男「ジッとしてろ。動くとあぶねぇからな」
魔王「う……」
魔王(み、耳が解される…うぅ、変な感覚だ……)
男「……よし」フゥ
魔王「ひゃあ!?な、何をするぅ!?」ビクッ
男「耳に息吹きかけただけだ」
魔王「い、意味があるのか!」
男「ねぇな」
魔王「き、貴様ぁ…!」
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/17(土) 07:10:07 ID:0Nmez0y6
そういえば乳バンドは買ったのか?
肩甲骨の間も揉んでやろうず
267
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/17(土) 22:19:59 ID:NYry2a2Q
男「はぁい、ジッとしましょうねぇ」グッ
魔王「お、押さえ付けるでない!」
男「竜、押さえといてくれ」
竜娘「は、はい」
魔王「は、離せ!死ぬ!殺される!」ジタバタ
男「耳ほじられて死ぬならこの世界に人間はいねぇ」
魔王「体の中に異物を入れられてまともで」
男「つっこみすぎると耳が聴こえなくなるかもしれねぇけど、そんな」
竜娘「ほほ、本当ですか…?」フルフル
魔王「や、やはり拷問…!」
男「暴れられると耳の奥につっこみやすくなんだよ。あ、震えんのもあぶねぇぞ」
魔王「う……っ!」ブル…ブル…
男「ヘマしねぇから落ち着けよ」
268
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/17(土) 22:30:41 ID:NYry2a2Q
男「…………」スッ
魔王「うっ…!」ビクッ
魔王(み、耳の中に冷たい物が……!)
男「ビクッとすんな」
魔王「無理を言うな…!」
男「こそばゆくても動くなよ」
魔王「無理を!言うな!」
男「じゃあ頭押さえまぁす」イキイキ
魔王「や、止めろぉ…!あ、くぅ…!」
男「…うっわ、マジヤベェ。汚な」
魔王「汚ないと言うなぁ…!」
竜娘(あわわ…おねえさまも涙声に〜……)
男「ちょっとずつ取ってくか…」ホジホジ
魔王「は、はうぅ…」ピク
269
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/17(土) 22:45:26 ID:NYry2a2Q
男「…黒っ。きったね。魔王様は私服も黒なら耳くそも黒かよ」
魔王「服はぁ、関係ぃ、無いだろうぅ…!」
魔王(く、屈辱…!屈辱の極み…!)
竜娘(りゅ、竜もあんなのが…?)
男「……こりゃ長丁場だな…左もあるし」
魔王「ひ、左も…?」
男「当たり前だろが」
魔王「ひぃ…!」
男「あぁ、楽しみだなぁ。本当楽しみ」イキイキ
竜娘「主様が、良い笑顔に……」
魔王「ぜ、絶対拷問だ、これは…!」
魔王(お、恐ろしきこの世界の人間…!)
270
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/17(土) 23:36:50 ID:NYry2a2Q
男「……おぉおぉ、よく取れる」ホジホジ
魔王「あ、ふ…」
男「あぁ、快感」イキイキ
魔王(な、何だ…?我も、少し…ま、魔法を使用されたのか…?いや、しかし…)
魔王「んっ…くふ……」
男「喘ぐな体くねらすな」
魔王「喘いで、あっ、などぉ…んん……」
男「じゃあ色っぽい声出すな」
魔王「なら、耳を掻くなぁ……!くぅん……!」ハァハァ
男「どうだよ、耳かかれるのいい気分だろ?」
魔王「そ、そんな事…」ブンブン
男「尻尾出してる上におもいっきり振ってりゃ説得力ねぇぞ」
魔王「はうぅ……」
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/18(日) 04:26:58 ID:AeVPMFMM
コソッ
後輩(ぐぬぬぬぬ)血涙
272
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/18(日) 21:13:25 ID:ikD2xDwk
竜娘(おねえさまの顔、何て言うか…恍惚?)
魔王「ふあ…ぁ…わ、ふ…」プル…プル…
男(……この姿、絶対人様に見せらんねぇし聞かせらんねぇ)
魔王「だ、駄目ぇ…やぁ……」
男「その声ホントやめろ」
魔王「だ、だって…んぅ…!」
男(落ち着け俺…この場面で反応したらまずい…)
魔王「あ、あ、んくっ…!あっ!」ビクン
男「……ん?何か、変な臭いが…?」
竜娘「…………おねえさま」
魔王「あ、あぁ…み、見るなぁ……」ブルブル
男「………………………………漏らした?」
竜娘「……………おねえさまの服と床に……」
魔王「うっ、うぐぅ……う、うあ、ああああ!」
男(……まさか、泣かせるなんて、俺が)
273
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/18(日) 21:53:47 ID:ikD2xDwk
魔王「うっ、うぐっ、うぅぅぅぅ……」グスッ
竜娘「よしよし、おねえさま」ナデナデ
男(まさか、動物ならともかく、人の処理をする事になるなんてな……)
魔王「男ぉ……殺すぅ…必ず殺すぅ……」グスッ
男「その前に反対側やらせろ」
魔王「この腐れ鬼畜外道!!」
男「魔王に言われたくねぇ」
魔王「ヒグッ、や、やはり、拷問では、無いかぁ!!」
竜娘「よしよし、よしよし」ナデナデ
男「はぁ……やり過ぎた」ガシガシ
男(いや、無理だろこんなん。予想できるかってんだ…)
魔王「…………」
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/20(火) 03:43:25 ID:jnPn.xss
一体何が起きたんですかねぇ…?
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/20(火) 21:03:30 ID:QSZRLwAk
あれ? エロ漫画だと
>>272
と
>>273
の間があるのに、あれ?
276
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:05:50 ID:dBrEoooE
男「……まぁ、何だ、悪い」
魔王「……許すとでも」
男「…仕方ねぇな。何か一つ言う事聞いてやる」
魔王「…何でもか」
男「出来る限りだ」
魔王「我の奴隷といだだだだ!」メリメリ
男「俺より…いや耳かきより強くなってから言え、んなことは」
魔王「ぐぬぅ…!」
竜娘「…あの〜」
男「ん?」
竜娘「竜も、耳、するのです…?」
男「え、嫌か」
魔王「あれを見て進んでやる者が居ろうか…!」
277
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:06:25 ID:dBrEoooE
男「大丈夫だ。さっきのは不慮の事故。本来ないんだよあんなの」
魔王「止めておけ、これは拷問だ」
男「…嫌か。じゃあしょうがねぇな。医者に連れてく」
魔王「いしゃ?」
竜娘「魔法無しで病気を治す人達の事です〜…でも、竜は病気じゃ…」
男「まぁ、そうかどうかは一回耳見ないとな」
竜娘「耳にも、病気があるのですか?」
男「あるからいるんだよ。魔王、お前下手したら耳が詰まって聞こえなくなるぞ」
魔王「そんな馬鹿な…今まで一度もそんな事は無かった」
男「魔法か何かで内も外もキレイにしてたんじゃねぇのか?ん?」
魔王「……む」
男「しかも面倒になって大分前から風呂だけですましてたんだろ?」
魔王「な、何故分かった…!」
男「誰でも分かるだろ」
278
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:06:55 ID:dBrEoooE
男「さ、どうする?別に俺は医者に行ってもいいけどな。…何されるか分かんねぇけど」
竜娘「な、何されるか…?」
男「それこそ拷問レベルで耳の穴をいじられるかもなぁ…?」
竜娘「ひぇ…!」
魔王「………」
男「ん?何だ?どうした?」
魔王「…やれ。左もやれ…!」
男「いや、別にいいぞ。医者に行った方が確実にキレイにしてくれるからな」
魔王「平気だ…!ただでさえ嫌なのに、再び他の者に見られるのは我慢ならん…!」
男「あっそ。お前がいいならいいけどよ」
男(計画通り…)
竜娘(わぁ…主様、悪い顔…)
279
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:07:59 ID:dBrEoooE
男「………」カリカリ
魔王「…っ、〜っ!」ピクッ
男(こそばゆいのめちゃくちゃ我慢してんな…)
魔王「ま、まだか……?」
男「まだだ」
魔王「うぐぅ…」
男(いやぁ、いじりがいのある奴だなコイツは)
魔王(ぐ、ぐぬぬ…!このような事、まさに一生の恥…!)ブルブル
男「震えんなっての」ペシッ
魔王「あう」
280
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:08:46 ID:dBrEoooE
男「……よし、もういいぞ」
魔王「はぁ、はぁ、はぁ…そうか……そうか!」
男「んな誇らしげな顔されてもな…じゃ、次は竜」
幼竜「クイ」
男「おい、いつの間に。しかも喋れるだろ」
幼竜「怖いです〜…」
男「大丈夫だっての」
幼竜「本当です…?」
男「魔王だって何もなってないだろ。二回目は」
魔王「二回もやってたまるか」
281
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:33:16 ID:dBrEoooE
男「ほら、魔王と同じ様にしろよ」
竜娘「うぅ〜…」
男「んな怖がるなって…」
魔王「竜よ、こそばゆいだけで、そこまで恐れる物では無いぞ」
竜娘「ほ、本当に…?」
魔王「うむ、まぁ…」
男「経験者は語る、だな」
竜娘「…が、頑張ります」
男「頑張らなくていいから」
竜娘「じゃあ、頑張りません!」
男「……寝てるだけでいいからな」
282
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 21:56:27 ID:dBrEoooE
男「………流石に魔王ほどじゃあないな」
魔王「おい貴様」
竜娘「はひゅっ…んふふ…」
男「…笑うほどくすぐったいか?」
竜娘「はい…くふふ…」
男「魔王の反応と全然ちげぇな」
魔王「……耳に関しては、負けを認めるほかあるまい」
男「大げさだなおい」
竜娘「でも、気持ち良いです……キュウ」
男「そりゃよかった」カリカリ
竜娘「…♪」
283
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/21(水) 23:43:24 ID:dBrEoooE
男「はいよ、出来たぞ……ん?」
竜娘「キュルル……クルル……」スゥスゥ
魔王「……寝ておるな」
男「ほら見ろ、普通はこんなんだ」
魔王「貴様の普通など知らん」
男「へぇへぇそうですか」
魔王(……普通、か。安らかな寝顔だ)
男「…しっかし、動けねぇな、これじゃ」
魔王「頭を退かせてやれば良いだろう」
男「そういう問題じゃねぇ」
魔王「どういう問題だ」
男「この寝顔は俺が動きたくなくなんだよ」
魔王「そ、そうか…」
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/23(金) 10:26:51 ID:y3E.uxqs
さては、魔王も膝枕してみたくなったんだな
285
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/23(金) 22:42:28 ID:vsqBzZWE
男「……」ナデリ
竜娘「ん?……♪」クゥクゥ
魔王(……穏やか、とはこういう時間を差すのだろうか…我も、もし…?)
男「…何見てんだ。お前も膝枕したいのか?」
魔王「……む?……さぁ、どうだろうな」
男「ん…?何だそりゃ」
魔王「した事など無いからな」
男「ま、だろな」
魔王(…そういえば、された事も先程まで無かったな…。人間の親は、子供をこうしてやるのだろうか)
男「……それとも、膝枕されたい方か?」
魔王「……何を馬鹿な事を」
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/24(土) 00:43:56 ID:kArwDzek
魔王の聖水500、いや1000円で買い取ります!
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/24(土) 02:56:04 ID:FD3FyrTM
一万円で 魔王の聖水を買い取ります!
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/24(土) 22:30:09 ID:G131E4Fw
残念ながら私が魔王専属の便器ですので私が呑み干します
あなた方には飲み干した後にでる私の聖水を無料にて差し上げましょう
289
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/24(土) 23:58:55 ID:edC4.mYA
>>286-288
あ…ごめんなさい。それ来世からなんですよ。
290
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/26(月) 22:31:12 ID:GVzTBm3M
ピンポーン
「先輩先輩先輩〜!仕事や仕事〜!」
男「…………」
竜娘「…く、ふぁ…あれ〜…?寝てた〜…?」
魔王「…うむ、安らかにな」
男「あぁ、ホントにな」
竜娘「?」
男「とりあえず、出るわ俺。しばらく戻らねぇかもしれねぇ」
竜娘「行ってらっしゃい〜」
男「あぁ、行ってくる……」ガチャ バタン
「あ、先輩遅い…あれ、何でそんな怒ってんのあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」メキィ
ガチャ バタン
男「ちょっとお前らの昼飯作るまで待ってくれるみたいなんでな。作ってから出るわ」
魔王「う、うむ……」
291
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/26(月) 22:45:58 ID:GVzTBm3M
後輩「うぅ…酷いわ先輩……可愛い乙女にアームロックとか…」
男「うるせぇ、いきなり呼びやがって」
後輩「何や、お楽しみやったんかあごめんなさいごめんなさい指折ろうとすんの止めて」
男「仕事の内容は?」
後輩「これ」ピラッ
男「……写真は?」
後輩「……無いねん、これが」
男「こんな子供の落書きみたいな絵だけで見つけろってか…?」
後輩「ま、まぁ、今まで見付かってきたやんか、自分の力でな!」
男「ムカつくが事実だしな…お前のお陰で大分見付かる様になったし」
後輩「……………!」
男「何だその『ウソ…私の年収低すぎ……?』みてぇな顔は」
後輩「だ、だって、先輩が褒めるとか、天変地異の前触れレベルやん……」
男「後でお前ゲリラ豪雨の刑な」
後輩「どういう事や!?」
292
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/26(月) 23:06:08 ID:GVzTBm3M
後輩「にしても先輩、何でこの仕事やろうと思たん?」
男「何だ急に」
後輩「別にええやんかふと気になったんやから」
男「……別に、俺も失し物があった、それだけだ」
後輩「ふ〜ん…せやから失し物探しなんて仕事…何失し――」
男「…………」
後輩「……や、やっぱり、ええわ」
後輩(こっわ…めっちゃ怖い顔するやんか…)
男「おら、探すぞ早く」
後輩「あ〜い…」
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/27(火) 00:16:53 ID:BgjbG4h2
つカバンの中
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/27(火) 00:29:56 ID:yB/WExJQ
つ机の中
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/27(火) 02:51:11 ID:4t2N/X4Q
つ探したけれど見つからないのに♪
296
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/28(水) 22:22:41 ID:gR8QRN6c
後輩「探し物は何ですか〜♪」
男「フフッフー」
後輩「早い早い!」
男「踊りたいんなら踊ってろ。夢の中で。寝かせてやるから」
後輩「どういう風に?」
男「野ざらし」
後輩「死んでまう!」
男「…で、場所は大体分かってんのか」
後輩「ま、ちょっとだけ。いや〜当てにされてんのって気分ええわ〜♪」
男「あっそ」
後輩「んな冷たい態度やったら全然モテんで先輩」
男「誰がいつモテたいっつった?」
後輩「あんな美人多めのアパートに暮らしとんのに?」
男「後から入ってきた人らがそうだった、ってだけだっての」
後輩「ほ〜ん、そういう事にしとこかな」
297
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/31(土) 11:16:18 ID:9MwpyBGo
専ブラでタイトルが【少女魔王「に、日】まで見えてるから
何故か【少女魔王「に、日ペンだと?」】と浮かんでしまう
文化学習のために強制的にお勉強させられる魔王カワイイ
298
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/01/31(土) 11:22:36 ID:HoPC6Sp.
>>297
採用
299
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/02(月) 00:35:40 ID:3ErONaw.
魔王「……暇だな」
竜娘「だね〜…」
魔王「勝手に外に出ていけば、他の人間に怪しまれてしまうだろうからな…」
竜娘「だね〜…」
魔王「……おい、聞いておるのか」
竜娘「だね〜…」
魔王「あやつが居らんで気が抜けておるのか」
竜娘「だね〜…」
魔王「……なら、貴様の分の料理まで頂くと」
竜娘「駄目っ!」
魔王「急に声を出すで無い。食べたりはせん」
竜娘「よかった〜…」
魔王「………」
魔王(あやつに忠義を誓うか……忠義、か。……我には縁が無い物だ)
300
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/02(月) 01:23:02 ID:3ErONaw.
竜娘「はぐっ…ん〜♪主様の、美味しい!」
魔王「…うむ」
魔王(すぐ元気になりおって……全く)
魔王「…だが、肉が無いな…魔界に居た時は、口一杯に頬張れたと言うのに」
竜娘「ワガママは駄目」
魔王「はぁ…魔界が懐かしく感じるとは…」
竜娘「魔界の料理、美味しかった?」
魔王「……甘い物には負けるな」
竜娘「甘いの、好きだね〜」
魔王「幸福その物であると言っておるだろう、あれは素晴らしい物だ…」
竜娘「主様の料理は〜?」
魔王「…………不味くは、無い、な。うむ」
竜娘「美味しかったんだね!」
魔王「そ、そうは言っておらんぞ、そうは」
301
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/02(月) 20:42:11 ID:sX3ga6j6
つ飴ちゃん
302
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/04(水) 23:26:13 ID:S9CyRbSg
つようかん
303
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/05(木) 00:12:05 ID:I7r8ibyM
つチョコミント
304
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/10(火) 20:04:17 ID:avqwOWpw
竜娘「でも、平らげてるよ」
魔王「出された物を残す訳にはいかぬ。誰に奪われるとも分からんからな」
竜娘「取らないよ〜!」
魔王「本当か?」
竜娘「……ちょっとは取るかも」
魔王「……ちょっと?」
竜娘「……全部食べる」
魔王「で、あろうな」
竜娘「だって、美味しいんだもん…」
魔王「そういう事はあやつに言ってやれ」
竜娘「うん」
305
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/10(火) 20:05:03 ID:avqwOWpw
魔王「…さて、これからどうするか」
竜娘「えーっと…留守番、だから、遠く行っちゃダメ」
魔王「何の力も無いというのに、見知らぬ場所には出歩かん」
竜娘「でも、退屈?」
魔王「退屈だ。いや、退屈なのは構わんのだ」
竜娘「じゃあ、何?」
魔王「こんな狭い場所に閉じ込められている状況が気に食わんのだ」
竜娘「お城…に住んでたと思うけど、広かった?」
魔王「誰も居らんからな」
竜娘「…ひとりぼっち?」
ナリ
魔王「こんな少女の形をした者に従う者など魔界には居らなんだ」
竜娘「………」
魔王「同情でもしておるのか。気にするな、魔王となる前から分かっておった」
竜娘「そう、なんだ…」
306
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/10(火) 20:05:33 ID:avqwOWpw
魔王「しかし、かつての栄華の面影は残っておるが、今では殆ど崩れ去っておる」
竜娘「皆壊すから?」
魔王「うむ。直せる者がおらんのだ。そもそも魔界にな」
竜娘「じゃあ、壊れ放題?」
魔王「玉座の間はともかく、寝室は死守しておるが、我が居ない今頃は…考える気も失せる」
竜娘「……玉座の間?」
魔王「魔王となった者が座る場所だ。座れば歴代の魔王の力を受け継ぐ」
竜娘「……危ないんじゃ」
魔王「当代魔王である我が生きておる以上はいくら座ろうと無意味よ」
竜娘「でも、今魔界に居ないよね?」
魔王「……不味いかも知れん」
竜娘「……だ、大丈夫だよね?」
魔王「……まぁ、この世界に来た所で我と同じ目に合うだけだが」
竜娘「そういう意味では安心…かな?」
307
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/02/10(火) 20:06:19 ID:avqwOWpw
魔王「しかし、退屈だ…ここは本も無い。あるのはよく分からんげえむなる物…」
竜娘「げえむ?」
魔王「そこにある奇妙な箱の事だ。動かし方は分からん」
竜娘「勝手に触ったら…」
魔王「壊せば何をされるか分からん」
竜娘「う〜…主様、何時帰ってくるかなぁ」
魔王「さてな」
ピンポーン
魔王「む?」
大家「まおちゃん居る〜?」
魔王「……あぁ、我の事か」
竜娘「か、勝手に開けたら…!」
魔王「あやつの知り合いだ、気にするな」
308
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/14(土) 03:54:28 ID:Rr8wLVVQ
書き込めなくて専ブラ更新してきた
まおちゃんのブラも(ry
309
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/05(木) 15:26:06 ID:Om4B2MJk
保守
310
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/22(日) 00:48:12 ID:g7lkapso
保守
311
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/03(金) 03:16:07 ID:e3TedMXQ
ガチャ
大家「あぁ良かった。出てくれた」
魔王「何用だ」
大家「ん〜……勉強会?」
魔王「何?」
大家「こっちに来て分からない事とかいっぱいあるでしょ?」
魔王「む……確かにそうだが」
大家「だから〜……そういうのに向いてる人呼んできたから!」
魔王「……何?」
大家「ささ、紹介するわね。皆と同じく、このアパートに住む子よ」
「はーい。よろしくねー。不思議ちゃんって良く言われてまーす」
魔王「不思議……?不可思議な名だ」
不思議「むーん。名前じゃないけどー……まーいーや。不思議でーす」
魔王(むぅ……珍妙な奴だ……)
312
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/04(土) 05:04:00 ID:NES6ui8E
うをぉ!!きてるぅ
313
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/04(土) 19:22:56 ID:ptD9YiaI
大家「本当なら私も教えてあげたいんだけど、急用が……」
不思議「大丈夫ですよー、任せてくださーい」
大家「ええ、お願いね。それじゃまおちゃん、じゃあね」タッ
魔王「……行ったか。それで、何を教えると言うのだ」
不思議「んー、例えばー……」スッ
魔王(む? 何故耳元に……)
不思議「まおちゃんが魔王だとかー、部屋の中に竜の女の子が居るとかー……」ボソッ
魔王「!?」
魔王(こ、こやつ……!?)
不思議「怖い顔しなーい。何もしないよー」
魔王「辺りに告げ口でも」
不思議「不思議ちゃんだから信用されなーい。されなーい……」ガックリ
魔王「そ、そうか……」
314
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/04(土) 19:39:17 ID:ptD9YiaI
不思議「心配しなくとも大丈夫だいじょーぶ。私、お仲間ー。にゅーん」
魔王「……まぁ、良い。上がれ」
不思議「お邪魔しまーす」
竜娘「!」サッ
魔王「……隠れずとも良い」
竜娘「……本当に?」ヒョコ
魔王「あぁ、だからこたつの中から出てくるのだ」
不思議「むむー。コタツ、入れてー」
竜娘「ど、どうぞ」
不思議「ほみゅーん……ぬくぬくだー……ごろごろー……眠たーい……ぐー」
魔王「おい。起きろ。寝るな。退け。我も入れろ」
不思議「人使いが荒ーい……」
魔王「少なくとも我は住処に上がり込み、寝転がるのは図々しいと認識しておる」
不思議「分かっててもー……コタツには勝てなーい……」
魔王「せめて体を起こせ」
315
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/05(日) 01:55:28 ID:2Gv3Gjb2
こいつは白かふわふわピンク枠だな
316
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/05(日) 02:39:06 ID:RZfd26Ec
竜娘「……あれ?」
魔王「む、どうした」
竜娘「ん〜?……会った事ある様な、無い様な……?」
不思議「おっとー、駄目だぞー。まだ秘密ー」
竜娘「えと、はい。……?」
魔王「その口振りだと、我等と出会った事があるようだな」
不思議「まぁ一応ねー。でも何処で会ったかはなーいーしょー」
魔王「一応としか言えぬ程にしか会っておらんのなら、何故我等の正体を知っておる」
竜娘「し、知ってるの?」
不思議「これぞ不思議ちゃんの武器のひとーつ、洞察力ー。どんな嘘も見抜けるよー」
魔王「嘘を、だと?」
不思議「そうだよー。だから魔王ちゃんが人狼なのも分かってるよー」
魔王「……成程」
317
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/05(日) 02:57:47 ID:RZfd26Ec
魔王「少々違うな」
不思議「……あれー?間違えちゃったー?」
魔王「我が種族は、確かに人間に近いが、人間では無い。狼牙族……それ以上でも以下でも無い」
不思議「ははー、畏まりましたー」
魔王「で、何を教えると言うのか聞かせて貰おう」
不思議「日本の事ー」
竜娘「日本の事〜?」
不思議「そーそー、ついでに世界もねー。詳しく教えちゃうよー」
318
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/06(月) 22:01:31 ID:0XfPC2Y.
そんな事より、魔王がお風呂好きな事思い出したぞ
おっふろ♪おっふろ〜♪
319
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/09(木) 20:06:40 ID:UbnxlSxU
不思議「まずねー、これが世界地図ー」
魔王「……本当にこのような形なのか?」
竜娘「これ……陸?」
不思議「そだよー。これもこれもー。ここは氷の大地ー」
竜娘「じゃあこの青いの全部海?」
不思議「海ー」
魔王「有り得んな。魔法も無いと言うのに、世界を真上から描ける筈が無い」
不思議「出来るよー。昔の人は歩いて日本地図作ったんだってー。しかも一人で」
竜娘「すごーい!」
魔王「馬鹿な、端から端をか?」
不思議「そうなんだってー。日本全国歩いて歩いてー……でー、すごく正確だったってー」
魔王「むぅ……だが、世界の大陸まではしておらんのだろう」
不思議「今の地図はー、宇宙から撮ってるんだよー」
魔王「うちゅう……?」
320
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/09(木) 20:20:26 ID:UbnxlSxU
不思議「青いお空より上にあるんだよー」
竜娘「そ、空より上なんてあるの?」
不思議「あるよー。実際何度も人が行ってるんだよー?」
魔王「遥か上空の果て、か……想像出来ん」
不思議「まおー様の服みたいに真っ黒な所だよー」
竜娘「おねえさま〜、真っ黒だって」クイクイ
魔王「服を引っ張るな」
不思議「さーさー、まだまだ色々教えるよー」
魔王「では、色々聞かせて貰おう」
321
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 20:33:02 ID:0POsQDjM
魔王を飛行機に乗せてみたい
322
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 23:46:41 ID:LZuYhO8g
自転車あたりですら凄い驚きそうだな
323
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 06:13:29 ID:srcho4N.
伊能忠敬は日本地図は一人でつくったわけではない
324
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/12(日) 20:51:19 ID:G0CvuxUc
伊能忠敬Bパーツ「我々の働きが」
伊能忠敬Cパーツ「あってこそ」
325
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/12(日) 21:02:26 ID:Levo5NMs
>>323
書かれちゃった……(´・ω・`)
326
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/15(水) 01:00:49 ID:teRGbOWc
めっちゃ面白いです!
327
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 20:07:12 ID:nK/XlzAE
保守
328
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 20:10:39 ID:z3g1sw46
間宮林蔵という伊能忠敬の影に隠れてしまった可哀想な人
329
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/28(火) 23:06:22 ID:/T7ycF9Q
――――
――
―
男「……はぁ、ただい――」ガチャン
不思議「はーい、もーいっかーい」
竜娘「は〜い、にゃ!」
魔王「に、にゃあ……」
男「……。……何? これは。夢か?」
竜娘「あ、主様〜! お帰りなさい、にゃ!」
魔王「……こっちを見るな」
不思議「お邪魔してまーす」ゴロゴロ
男「……どういう事?」
330
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/28(火) 23:30:35 ID:/T7ycF9Q
不思議「いやー、ギャップ萌えって奴を教えてましてー」
竜娘「にゃ〜!」
魔王「…………」
男「……おい魔王、顔真っ赤にしてどうした」
魔王「……我が何故! 猫の鳴き真似をせねばならん!」
不思議「可愛かったよー?」
魔王「やめろぉぉぉぉぉぉ!!」
男「……いや、そもそも誰だあんた」
竜娘「……はぇ?」
不思議「おーやさんに勉強教えるよう頼まれた者だよー、男くーん」
男「だから誰なんだって聞いてんだ」
不思議「ふにゅーん……分からないー?」
男「分かる訳ねぇだろっ――! ……その、髪色……いや、まさか」
不思議「まさかまさかー?」
331
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/04/29(水) 00:00:55 ID:HklRItmY
魔王「おい、結局は知り合いなのか」
男「いや、でもな……」
不思議「じゃあー……これで分かるよねー」
魔王「む……! 貴様、魔力を……!」
ボムン
猫「にゃむー」
竜娘「あ〜! 朝会った猫!」
男「マジかよ……」
魔王「……ふむ、精霊という奴か」
猫「ふにゃー」
魔王「喋れないのなら元に戻るが良い」
ボムン
不思議「いやー、元々ただの猫だからねー。喋れないんだー」
魔王「ふむ、成程……」
男「何がなるほどなんだよ」
332
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/30(木) 14:36:01 ID:zhvf35tk
/l、
("゚. 。 フ ふにゃー
」 "ヽ
()ιし(~)〜
333
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/05/07(木) 01:41:46 ID:YnMIkiTc
魔王「貴様、一度死んでおるな」
男「……は?」
不思議「あわー、分かったー?」
男「い、いや待てよ、意味分かんねぇぞ」
魔王「心、それは時に魔法よりも強大な力を発揮する……」
男「分かるように言えっつってんだろが」
竜娘「う〜ん、幽霊?」
男「足あんだろ違うだろ」
不思議「ぴんぽーん。合ってるよー」
男「はぁ!? え、はぁ!?」
魔王「正確には半分だけだがな」
不思議「そうだけどねー」
男「わ、分かんねぇって……」
334
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/05/07(木) 02:01:41 ID:YnMIkiTc
魔王「生前に抱いていた何らかの強い想いが、肉体無き生命として甦る事がある」
男「それが、幽霊かよ?」
魔王「人はそう呼ぶ。我らは霊魂と呼んでおる」
竜娘「想いが強過ぎると、綺麗な想いは精霊に、歪んだ想いは悪霊になっちゃったり!」
男「てことは、きれいな想いで甦ったって事か……?」
不思議「そーみたいだねー」ゴロゴロ
魔王「しかもこやつは、元の肉体に霊魂が戻っておる。生きる屍と呼ぶべき存在だ」
男「い、いきるしかばね……」
竜娘「つまり、ゾンビ!」
不思議「うがー、噛んじゃうぞー」ハミッ
魔王「ふみゅっ!? わ、我の耳を甘く噛むな!!」
男「ふみゅっ、て……ぷ、はは」
魔王「えぇい黙れ!」
335
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/07(木) 21:29:18 ID:Se7ZCBnc
メガテンならDark-Neutral
336
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/08(金) 17:04:10 ID:QlL70xss
乙!
337
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/05/09(土) 23:59:34 ID:S6uYMqxc
男「で、何らかの強い思いって?」
不思議「男くんに会いに来ただけー」
竜娘「……だけ?」
不思議「そうだよー。お礼言いたいなーって」
男「お礼……?」
不思議「助けてくれたよねー。ありがとねー……♥」ギュー
男「ちょ、頬擦りしてくんな」
不思議「♪」スリスリ
竜娘「……混ぜて下さい!」
男「駄目だっての、おい、待てって」
竜娘「主様〜♪」スリスリ
魔王「……何だこれは」
338
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/10(日) 17:37:43 ID:KNImqSR2
乙!
339
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/05/11(月) 00:25:57 ID:uSeMnE8A
魔王「しかし、余程の感謝をしておったのだな」
竜娘「主様への愛が為せる技……!」
男「あ、愛だぁ?」
魔王「あい……?」
不思議「ふふー。愛情いーっぱい世話して貰ったからー♪」
男「だっ……、そういうの、やめろよ」
竜娘「主様が優しい人で良かったね!」
不思議「そーだねー♪」
男「やめろって!あぁ、もう!」
不思議「照れない照れなーい」
竜娘「照れない照れな〜い」
男「あのなぁ……はぁ」
340
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/05/11(月) 00:37:57 ID:uSeMnE8A
魔王(あい……。何故だ、この言葉を聞けば聞く程、胸が苦しい……)
竜娘「……おねえさま〜?」
魔王「何だ」
竜娘「何考えてたの?」
魔王「……何も。魔界に戻る方法を考えておった」
男「で、考えた結果は?」
魔王「そやつから魔力を感じた。それも魂が肉体に戻る程、強力な魔力だ」
不思議「そんなに凄いー?」
魔王「今の我より強力なのは間違いない」
不思議「やったねー」
男「で、早く言えよ」
魔王「帰還出来る程の魔力を、この世界でも蓄えられるという事だ」
竜娘「おぉ〜!」
男「……。ん?」
341
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/05/11(月) 00:52:56 ID:uSeMnE8A
男「蓄えられるってなんだよ。普通は違うのかよ」
魔王「我が世界では、我は魔界に居なければ徐々に霧散していった」
男「ほーん……。それと、その魔力とやらをどうやって貯めるんだ。この世界にないんだろ」
魔王「他の者は大気から吸収しなければならんが、我程になれば自力で精製出来る」
男「帰れるまでどんだけかかるんだ」
魔王「……。分からん」
男「はぁ?」
魔王「この世界では殆ど精製出来んのでな。そこまで蓄えられるとは気付かなんだ」
不思議「でもー、魔力なんて使った感じしないよー?」
魔王「精霊であるが故に、魔力が殆ど無い世界でも無尽蔵に引き出し、蓄え、使用出来る様だな」
不思議「けっこー、凄いー?」
竜娘「すっごく、すご〜い!」
不思議「えっへへー」
342
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/12(火) 15:58:11 ID:XjgggrEc
よし、○○しよう!!
↑
先読みっぽくなったので消した
343
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/13(水) 00:06:12 ID:WNL/w4fo
乙!
344
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/05/18(月) 22:21:55 ID:ElrhPA0E
男「……で、だ。どうすんだ、あ〜……猫」
不思議「もっと可愛い名前がいいにゃー、なんてー」
男「だってよ」
魔王「ここで我に振るのか……!?」
不思議「まおーさま、どーか良いお名前をー」
魔王「何故我が命名せねばならぬ。竜の方が良い名前を思い付くやもしれんと言うのに」
幼竜「ムキュ」
魔王「竜の姿になって逃げるなこやつめ」
幼竜「ギャウ!」ボッ
魔王「火を吐いてまで抗議をするでないわ!」
男「狭い室内で火ぃ吐くんじゃねぇ!危ねぇだろ!」
幼竜「キュウン……」シュン
不思議「んふふー……賑やかだなー……♪」
345
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/05/21(木) 21:32:01 ID:VFExVkJQ
男「で、名前。不思議呼ばわりじゃな」
魔王「我はそれでも気にせぬが」
竜娘「竜もですよ〜」
不思議「じゃあ不思議で良いやー」
男「いいのかよ……」
不思議「男くんだけの特別な呼び方でも良いよー」
男「……考えとく」
不思議「待ってるねー」
竜娘「名前も良いけど、何処住むの?」
不思議「おーやさんの所に居て良いってー」
男「や、やめとけ!料理食ったら死ぬぞ!」
魔王「どれ程の不味さなのだ……」
346
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/05/22(金) 20:36:37 ID:PVp60I6s
不思議「へーきへーき。私料理作れるよー」
男「……何を?」
魔王「甘い物か?」
男「お前そればっかか」
魔王「悪いか」
竜娘「甘いの良いよね〜」
魔王「全くだ」
不思議「男くーん。……ね?」
男「ね、って何だよ。オレに買ってこいってか」
不思議「んーん。一緒に作ろー」
男「作ろーって……じゃあ、何か作るか」
魔王「早くしろ」パタパタパタパタ
竜娘「尻尾出てるよおねえさま」
魔王「むっ……ふぅ、いかんな、甘い物による興奮が抑えきれん」
男(甘いもんの何がこいつを突き動かすんだ……?)
347
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/24(日) 18:14:28 ID:zGLbI3RI
尻尾握りたい
348
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 18:33:12 ID:cvRlCbIs
可愛い魔王。魔王可愛い。
349
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/06/02(火) 21:07:42 ID:MwhyCd9A
男(つっても、何があったっけな……)
不思議「男くん、クッキー作ろー?」
男「クッキー?……まぁ、確かに、出来るな……」
不思議「じゃあ頑張ろー」
男「はいはい……」
男(ココアの素あるし、これでココア味のクッキーと、ついでにミルクココア用意しとくか……)
男「……って、クッキーなんていつ知ったんだよ」
不思議「猫って意外と見てるんだよー?あっちもこっちも、そっちもこっちもねー」
男「そういうもんか……そういうもんか?」
不思議「そういうもーん」
350
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/06/02(火) 22:00:42 ID:MwhyCd9A
男「あー、とりあえず大量の砂糖を……」
不思議「はーい」
魔王「……」ヒョコ
男「……何だよ。向こう行ってろ」
魔王「我が世界では白い粉末は時に危険極まりない物が紛れている事があってな」
男「そんなんじゃねぇよこれは。砂糖っつって甘いんだよ」
魔王「……山の様に盛っておるが」
不思議「甘々だよー」
魔王「……」ピョコピョコ
竜娘「今度は耳出てるよ〜!」
魔王「ぬ、ぐぬ……いかん、見せぬと誓った筈だ、我は……」
男「……分かったら竜と待ってろ。出来るのは時間掛かるしな」
魔王「分かった」
351
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/06/03(水) 23:29:31 ID:ybWP9Jqk
魔王「……何だ、この棒は。黄と黒とそれぞれ二本あるが」
男「くっつけて、冷やし固めんだよ」
魔王「それで完成か」パタパタ
男「固まったら焼くんだよ。だからまだ尻尾振んな」
魔王「そうか、まだか……」
不思議「ごめんねー、まだ待ってねー」
竜娘「クッキー……楽しみだな〜♪」ワクワク
魔王「甘いの……甘いの……」
352
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/04(木) 02:19:28 ID:tvrrEPeE
あまあまな魔王
353
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/14(日) 19:32:30 ID:PJdBCSNM
そろそろ甘い匂いが漂い出したかな
354
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/23(火) 02:14:26 ID:56rutLXg
これだけ時間がたてば美味しいでしょう
355
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/23(火) 05:01:36 ID:4u4R7leg
甘い匂いから焦げ臭くなってね?
356
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/24(水) 23:36:39 ID:EtR5.kzo
あ...それは...新しく作り直してあげればいいのです!
甘党魔王の為に!
357
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/01(水) 15:59:31 ID:VHVjxFNg
マダー?
358
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/04(土) 22:55:33 ID:lT.wJfAY
魔王「……ぬぅ。まだか」
男「何回聞く気だてめぇ。さっき聞いてから五分経ってねぇぞ。まだ焼いてねぇんだぞ」
魔王「早くしろ」
男「お前焼くって言ったって高い火力で焼くんじゃねぇぞ」
魔王「ではどうやって」
男「そんなに知りたきゃ見てろ」
魔王「……」ジッ
竜娘「……おねえさま、まばたきはした方が良いよ?」
魔王「一秒たりとも見過ごせん」
不思議「目に悪いし一秒くらい見逃してもだいじょーぶだいじょーぶ」
魔王「……そうか」
359
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/04(土) 23:28:19 ID:lT.wJfAY
魔王「で、その二色の長い棒をどうするのだ」
男「四角になるように四本全部重ねんだよ」
魔王「……ふむ、『ジェムロック』の様だな」
男「……は?何のようだって?」
魔王「む……。むぅん……、じぇ、む、ろ、く……ジェムロックだ」
竜娘(わぁ……魔界の言葉、すぐ竜言語に直しちゃった。凄いなぁ……!)
不思議「それ何ー?」
魔王「真四角の板を張り合わせた盤の上に、結晶で出来た複数の駒を置いて行う遊戯だ」
男「将棋とかチェスとかオセロとか見たいなもんか」
魔王「その三つが何かは知らんが、盤上で行う遊戯なのは分かった」
男「何でそんなゲームが魔界にあんだよ。そんなもんやるより暴力やるようなとこだろ?」
魔王「肉体は貧弱でも知略に長けた魔族が競い合う為に作り出した物だ」
竜娘「おねえさまは出来るの?」
魔王「無論。魔王は全ての魔族に勝たねばならぬ故にな」
男(魔王なんのにゲームしなきゃなんねぇのか……)
360
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/04(土) 23:38:02 ID:lT.wJfAY
魔王「それで、重ねてどうする」
男「一定の厚さに切って、オーブンで焼く」
魔王「おーぶん……あれか?」
男「そうだ。長い時間を掛けて焼くんだ」
魔王「長い……時間……」
男「……んな暗い顔されてもな」
361
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/04(土) 23:58:28 ID:lT.wJfAY
魔王「…………」ジー
竜娘「おねえさま……ずっとオーブンの前に居る……」
不思議「凝視してるねー」
男「今のあいつなら菓子類遠くに投げたら追い掛けそうだな……」
魔王「追い掛ける訳無かろう」
男「実はまだ甘いもんが」
魔王「寄越せ!」
男「ねぇよ」
魔王「……」シュン
362
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/05(日) 10:27:05 ID:7cNJtkxk
魔王「む。おぉ、少しずつ膨らんでおる様な」
不思議「合ってるよー」
竜娘「良い匂いしてるね〜……」
魔王「うむ、香ばしい」
男「まだ時間掛かるけどな」
魔王「……」
男「……時間よ速くなれ、とか思ったか?」
魔王「……!」
男「図星かおい。どんだけ甘いもんに情熱注いでんだ」
363
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/05(日) 10:39:50 ID:7cNJtkxk
魔王「……我は魔王。故に魔法で様々な事が出来る」
男「そんで?」
魔王「しかし、無から有を生み出す事は出来ん。それが出来るのは神だけだ」
竜娘「魔法は、存在する物を動かす力なんですよ〜」
男「……いや、それはいいんだよ。結局何が言いたいんだ?」
魔王「甘い物を手に入れるには、人間界に赴かねばならん。故に魔界では希少だ」
不思議「つまりー……飽きる程欲しいって事ー?」
魔王「うむ」
男「じゃあ最初からそう言え」
魔王「む」
364
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/05(日) 10:57:10 ID:7cNJtkxk
男「だいたい、そんなにクッキー欲しいなら時間速くしてみろよ」
竜娘「駄目なんです、主様」
男「ん?」
竜娘「時とか、そういう概念は神様の物だから」
魔王「魔法とは飽くまでも魔力による法則の強制変化だからな」
男「うん意味分からん」
魔王「あるかどうか分からん物は魔法では弄れんのだ」
男「時間はあるだろ」
魔王「何処に?」
男「どこって……」
魔王「時など、知的生命体が勝手に生み出した概念に過ぎん。明確には存在せん物だ」
不思議「何か、難しくなってきたねー」
男「こういうのは女さん向けだな」
365
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/07(火) 15:12:39 ID:YAb6G0oo
お嬢ちゃんには人間界の本をあげようね
つ【量子力学】
366
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/07(火) 15:26:33 ID:vpFkw7s.
時間は量子力学じゃなくて相対性理論だ
367
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/07(火) 18:47:32 ID:DDmuMSKo
男「いや、でもよ、地球が回ってるからやっぱ時間って――」
魔王「……回る?」
竜娘「地、球?」
男「……おい、まさか」
不思議「もしかしてー……そっちの世界って平たいのー?」
魔王「こ、この世界は丸いのか……?」
男「球体状だぞ」
竜娘「球体……!?」
魔王「ば、馬鹿な……!!」
不思議「世界の違いじゃー仕方ないねー」
男「そりゃ無理だな」
魔王「むぅ……つまり、この世界……地球が一周した時が一日という事か?」
男「そうだな」
魔王「ふむ……この世界では時の流れとは神が生み出す物では無いのか……」
368
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/09(木) 00:52:05 ID:EdZjBH7c
チーン
魔王「!!」
竜娘「あ!」
男「そうこうしてたら出来た――」
魔王「食わせろ!」フンフン
男「鼻息荒いんだよ。出来立ては熱いから、もっと冷めてから食え」
魔王「待てん!」ガチャ カサッ
不思議「あ」
魔王「熱い!」
男「だから言ったんだっての……」
369
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/09(木) 00:57:30 ID:EdZjBH7c
竜娘「いただきま〜す!」
魔王「……貴様は平気らしいな」
不思議「火が吐けるみたいだしねー」
竜娘「んまいです!」サクサク
男「そりゃよかった」
魔王「……」ソー
男「まだ待っとけ」
魔王「ぐ……口惜しい……目の前にあるというのに、食えんとは」
370
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/09(木) 01:15:40 ID:EdZjBH7c
魔王(どうする……もう、魔法を使ってしまうか……多少なら何の問題も……)
男「……もう、いいか。あむ」サクッ
不思議「美味しいー?」
男「ん。んめぇ」
不思議「良かったー♪」
男「食わねぇのか……って、まさか猫舌か」
不思議「うんー」
魔王「では、代わりに頂こう」サクッ
不思議「どうー?」
魔王「……」
男「何か言え」
魔王「……男よ、我の側近か、専属の料理人に」
男「なってたまるか」
371
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/09(木) 01:39:18 ID:EdZjBH7c
男「……そう言えば」
魔王「何だ」
男「勇者、いるんだろ?どんな奴なんだよ」
魔王「気になるか」
男「当たり前だ、勝手にお前との戦いに巻き込まれたくねぇからな」
魔王「我が世界の問題をこの世界に持ち出す気など無い」
男「ちょっとでもお前から持ち出したら、甘いもん一生抜きな」
魔王「なぁっ……!!ばっ、馬鹿、なぁっ……!!」ガタガタ
竜娘「おねえさま、汗が汗が!」
372
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/09(木) 07:35:16 ID:5jVRqJB6
男なら焼いてる間に冷やしものを完成させる
373
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/10(金) 00:25:10 ID:yZ02DN8U
不思議「んまんまー」サクサク
竜娘「♪」サクッ
魔王「……」
男「何だよどうした」
魔王「……別に」
魔王(こうして集って、笑顔で一つの物を食す、か……)
男「……?」
男(何だよこいつは。時々、悲しんでるような……?)
374
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/10(金) 00:37:32 ID:yZ02DN8U
不思議「うーん、食べたー」
竜娘「食べた〜!」
魔王「うむ、やはり甘味物は我を惹き付ける……」
男「そうかよ」
不思議「んー……。これからどうしよーかなー、散歩しよーかなー」
竜娘「付いていっても行っても良いですか?」
不思議「どーぞどーぞ」
竜娘「やった〜!」
男「散歩って、どこに行くんだよ」
不思議「のんびりー、気の赴くままー」
男「暗くなる前に帰るんだぞ」
不思議「はーい」
竜娘「はい!」
375
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/10(金) 07:55:57 ID:yZ02DN8U
魔王「貴様は行かぬのか」
男「何の為に行くんだよ」
魔王「迷子になるやも知れぬぞ」
男「正直お前の方がなりそう」
魔王「なっ!?」
男「あぁ、絶対お前甘い匂いに釣られてどっか行くわ」
魔王「我は幼子では無いぞ!……ん?」
男「あ?」
魔王「……雲行きが怪しいな」
男「うわっ、マジかよ……傘持っていってやるか……」
魔王「……いや、あれは」
男「何だよ、雨降らねぇのが分かんのか」
魔王「あぁ……あれは……魔力の雷雲だ」
男「……は?」
376
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/10(金) 09:02:50 ID:rn2siLxY
更新続いて嬉しいぞ
377
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/10(金) 14:33:45 ID:LujV/hjs
雨の中ぴっちぴちちゃっぷちゃっぷしに行けば魔力回復する?
378
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/12(日) 00:01:58 ID:bIrgBXqE
男「意味が分かんねぇぞおい」
魔王「そのままだ」
男「じゃあ何だ、魔法使う奴がいるって事か?」
魔王「うむ」
男「誰だそいつは?」
魔王「我が世界において雷電の魔法を扱える者は一人しか居らん」
男「……おい、まさか」
魔王「あぁ、間違い無く……“勇者”だ」
379
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/12(日) 00:02:47 ID:bIrgBXqE
男「……甘い物、抜きで」
魔王「待て待て待て待て!!我が呼び起こした訳では無いぞ!!」
男「何とかしねぇと甘い物抜きだっつってんだ」
魔王「分かった分かった!!我とてこの世界で諍いを起こす気は無いと言った!」
男「じゃあどうすんだ」
魔王「……どうすべきだろうか」
男「こっちが聞いてんだから聞くな」
魔王「我は“今回の”勇者には詳しくないのだ」
男「今回って……」
魔王「勇者は一人しか存在出来んが、一人やられればまた一人と補充される」
男「補充だと……?」
魔王「我に対抗する使い捨て道具、それが人間側の勇者の考え方だ」
男「……何だそりゃ」
380
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/13(月) 23:12:18 ID:JajMm42U
読んではいるが、場面途中だからレスしにくい
次からは場面途中では黙るけど読んでるから
381
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/14(火) 00:52:13 ID:CQI8e/nA
>>380
場面途中で終わらないよう心掛けます。
382
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/14(火) 01:10:46 ID:CQI8e/nA
魔王「とにかくだ。要は勝手に死んでも困らん物を勇者にしておるのだ」
男「だけどよ、使い捨てなんて……!」
魔王「人間も必死という事だ。使える物は使う、それだけの事……下らんとは思わんか?」
男「……何がだよ」
魔王「同族の命を玩具の如く弄ぶ……時に人間は、魔族でさえ嫌悪感を抱く程の醜さを見せる」
男「そのみにくさは、てめぇら魔族が引き出してることだろが……!」
魔王「認めよう。半分だけは」
男「半分だけだぁ……?」
魔王「考えろ。魔王を討伐した勇者は、国に戻ればどうなると思う?」
男「そんなもん、英雄扱い――」
魔王「残念だが違う。答えは真逆なのだ」
男「ま、真逆……?」
383
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/14(火) 01:21:05 ID:CQI8e/nA
魔王「何度か過去に勇者達と出会った事がある。あやつらが語るには――」
勇者【お前さえ倒せば、俺は罪を赦される……!!】
魔王「と、言っておったな」
男「どういう事だよ……」
魔王「要は、過去に大罪を犯し……恐らく死刑になる物に、国王がこう告げるのだろう」
国王【魔王を討てば、その罪は神の名の下に赦されるであろう】
魔王「そして、死ねば刑を処する手間が省け、見事帰還した場合は……」
男「無事に、死刑にする、ってのか……!」
魔王「大罪を犯し、尚且つ魔王を討ち果たした物など、恐ろしい存在だとは思わんか?」
男「……」
魔王「今回の勇者も同じだろう。仕方無く、魔王を討伐する物となった……そこを突けば」
男「……多少なりとも、説得出来るってか」
魔王「いかにも」
384
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/14(火) 01:31:41 ID:CQI8e/nA
魔王「ではそろそろ出掛けるとしよう。甘味物が二度と食べられんのは死しても避けたい」
男「……おい」
魔王「何だ」
男「一人で行く気かよ」
魔王「貴様を連れて行っても足手まといだ。何の役にも立たん」
男「本気で言ってんのか」
魔王「では貴様は我が世界の言葉が理解出来るのか?話せるのか?勇者が竜言語を理解しておるとでも?」
男「その勇者が魔王の説得聞くと思ってんのか」
魔王「……む」
男「いいから連れてけよ。お前は通訳してくりゃいい」
魔王「……良いだろう。我としても、無駄な魔力を消耗する気は無いのでな」
385
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/14(火) 23:25:56 ID:XOdc5ys.
お菓子食って魔力が貯まればいいのに
386
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/20(月) 00:15:38 ID:lIVgXg6I
――――
――
―
魔王「……ふむ、近いな」
男「……何か、肌がピリピリすんな」
魔王「空気がほんの少し帯電しておるな」
男「……勇者、お前より強ぇんじゃねぇのか」
魔王「……この世界では、そうかも知れん。電気が大量に存在するからな」
男「まぁ……そりゃそうだろな。どこの家庭にもあるからな」
魔王「電気その物を操る勇者にとっては、心地良い世界であろう」
387
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/20(月) 00:21:39 ID:lIVgXg6I
魔王「……む!」バッ
男「うぉ!……あいつがか?」
魔王「うむ……間違いない。あの魔力……勇者!」
勇者「…………」ギロッ
男「……待ち構えてたみたいだな」
魔王「あんな雷雲を出せば誘き寄せられると考えたのだろう。見事成功した訳だな」
388
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/20(月) 00:32:07 ID:lIVgXg6I
勇者『……どっちが魔王だ?どっちもか?それともどっちも違うのか?』バリッ
男「……何かバリバリ鳴ってんだけど」
魔王「焦がされたくないのなら今は黙っておれ」
魔王『……我が魔王だ。こやつは――』
勇者『人質か。卑怯な』
魔王『いや――』
勇者『だが俺は、いかなる犠牲を払おうと魔王を討ち果たさなければならない』
魔王『おい――』
勇者『人の姿に化けてもムダだ!俺は躊躇しない!』バチィ!
魔王『話を聞け!』
勇者『魔王の話など聞かん!』バギュ
魔王『ちぃ!』シャッ
男「どわっ!あ、危ねぇ……!お、オレにも当たる所だったぞおい……!」
389
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/20(月) 00:57:28 ID:lIVgXg6I
勇者『お前さえ!お前さえいなければ!』
魔王(くっ、これでは甘味物が一生……!)
勇者『魔王、覚ごっ!?』ドガッ
魔王『!?』
男「ちょっといいかげんしてくんないかなぁ……。オレらは話をしにきただけなのにさぁ……」
勇者『な、何だ、何語だ!何を言ってるんだ!』
男「いくら見た目魔王くらいのガキでもやっていいこと悪いことってのがあってなぁ……?」
勇者『これ以上邪魔するならいだだだだだだだだあ!』メリメリ
魔王(あ、あやつの手が、勇者の顔面に強く食い込んでおる……)
390
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/20(月) 09:55:51 ID:Aaktfi7Y
よし、この世界の技(拷問)をみせてやろうぜ
391
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/20(月) 10:30:10 ID:lIVgXg6I
勇者『何だこいつはぁ!魔王ぉ!』
魔王『我の言葉など聞く耳を持たぬと言われてはな』
勇者『まさかこれが貴様の魔法の一つか!?』
魔王『いや、そこに居るのは何の変哲も無い只の人間だ』
勇者『!?』
魔王『だが、この我でさえ逆らえぬ事もある……我の精神を揺らがせて……』
勇者『な、魔王でも……!?』
男「おい魔王……」
魔王「な、何だ」
男「今、変なこと言ったよなぁ……?何言ってるか分かんねぇが、それは伝わったぞ……?」
魔王「い、言っとらんぞ。何も変な事など!」
男「なぁんで焦ってんだよ……?」
魔王「い、いや、それはだな」
勇者(な、何を言ってるか分からないけど、魔王がうろたえてるなんて……この男、何者……!?)
392
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/20(月) 10:42:23 ID:lIVgXg6I
勇者(しかし、なぜか魔王は攻撃せず、この男も話の途中……今なら魔王をやれ)バチッ
勇者『いだだぁ!』メリメリ
男「いいから。そういうのいいから。マジでそういうのいいから。マジで」
魔王(何故だ。切れたあやつにはどんな魔法を用いても全く勝てる気がせんぞ)
男「いいから落ちつけって。でないと痛いじゃすまなくなるからなぁ……?」
魔王『これ以上暴れると……一瞬で楽にしてやるからな、と言っておるぞ』
勇者『な、何だと……!?こ、これで普通の人間……!?』
男「おい魔王……」
魔王「な、何だ」
男「また変なこと言ったなお前……?何となく分かんだぞ、こっちは……?」
魔王「ま、またも何も、一度たりとも言っとらんぞ!」
勇者(こ、ここは大人しくして機会を待つべきか……)
393
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/21(火) 06:46:05 ID:XQSFIggw
アイアンクロー地味に痛いよなー
394
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/21(火) 21:47:39 ID:NKAD01Gw
魔王『……落ち着いた様であるし、話を聞いてはくれぬか』
勇者『……その前に聞かせてもらう』
魔王『何だ』
勇者『この世界は何なんだ。動く鉄の箱の魔物に人が食われていた。貴様の仕業か』
魔王『鉄の箱……?』
魔王「おい男。動く鉄の箱とは何だ」
男「車だろ」
魔王「くるま……あぁ、あれか、成程」
魔王『あれはこの世界の人間の移動手段だ。我らが世界の馬と同じだ』
勇者『馬……確かに人が自由に外に出ていたから、魔物と共存しているのかと思っていたが』
魔王『あれは車という、機械で出来た乗り物だ。どうやら魔法で動いておる訳では無いようだ』
勇者『……やはり魔法は無いのか。こんなにも電気はあるのに、魔力が無くて驚いた』
魔王『お陰で我は貧弱だ。今の貴様なら簡単に殺害出来るだろう』
勇者『だから、攻撃しなかった……いや、出来なかったのか』
魔王『そして人に世話になるなど、落ちぶれ尽くしたものよ、我も』
395
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/21(火) 21:58:09 ID:NKAD01Gw
勇者『……魔王』
魔王『何だ』
勇者『どうして大人しく人間の世話になる。人にしか見えないが、魔族なんだろう』
魔王『……。何故、だろうな。誇り高き魔狼の、そして魔王の我が、人と深く関わるなど』
勇者『何かを企んでいるのではないのか』
魔王『……忘れた。考えていたかもしれぬ。だが、忘れた』
勇者『……お前、本当に魔王なのか?』
魔王『…………。そう、だ』
勇者『何だ今の間は。どうしてすぐ答えない』
魔王『……貴様には、関係無い事だ。我は魔王。そして貴様は勇者。敵同士。それだけで良い』
勇者『……』
396
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/22(水) 00:09:42 ID:GYqHCs06
勇者(本当にこれが魔王……?信じられなくなって……)
勇者『……っ!』ドクン
男「ん?おい、どうした」
魔王「な、何だ……魔力が増幅していく……?」
勇者『ぐ……うぅ……!』バッ
男「お、おい、どこ行きやがる!」
魔王「……不味いかも知れん。追うぞ!」
男「分かってる!」
397
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/22(水) 07:42:22 ID:MM/vf68.
電磁波じゅs
398
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/22(水) 22:09:07 ID:GYqHCs06
男「くっそ、何で逃げんだあいつ!」
魔王「何にせよ、都合が悪い事が起こったのは間違いない!」
男「めんどくせぇな全く!」
魔王「……!あそこだ!」
勇者『…………!!』
男「う……目がさっきと違ぇ……ギラついてやがる……。しかも、何か歯が……」
魔王「あれは……まさか」
男「何だよ早く言え!」
魔王「魔力症……」
男「まりょくしょう!?」
魔王「過度な魔力は人間の体には毒なのだ。本来は」
男「本来は!?」
魔王「人間でも魔法を使う者が増えた以上、対策が出来たのだろうと思っていたが……」
男「魔力症になったらどうなんだ!」
魔王「……魔族の一員と化す」
399
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/22(水) 23:17:41 ID:GYqHCs06
男「……ってことは、だ」
魔王「うむ……非常に不味い」
勇者『……な……ぜ、追って、くる』
魔王『放っておけと?』
勇者『へ、いき、だ……。そこらの、動物の、血を吸えば……いい』
魔王『……吸血衝動、か』
勇者『だから…………失せろ……!』
魔王「……男。奴は吸血衝動に駆られておる」
男「吸血鬼ってことかよ……!ほっといたらどうなる!」
魔王「勿論、見境なく血を吸い付くすだろう……。貴様は逃げた方が良いな」
男「……いや、絶対逃げねぇ」
魔王「な、何……?」
男「オレの血を飲ます」
魔王「ば、馬鹿げた事を……!何の為にそんな――!」
400
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/23(木) 00:20:03 ID:0ZLQYsKQ
つデルモンテ
401
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/24(金) 22:53:22 ID:YkHF.xts
男「オレがそうするべきだって思ったからやるんだよ!」
魔王「奴は野生動物の血を吸えば平気だと言っておるのだぞ!」
男「知るかんなもん!吸血鬼は人の血が一番美味く感じるって相場が決まってんだよ!」
魔王「意味が分からん……!」
勇者『……何を……している』
魔王『この男が貴様に血を飲まそうとしておるのだ……!』
勇者『……!!だ、だめ、だ……人の、血は、それ、だけは……!!』
男「おら、好きなだけ吸えこのやろう!魔王!回復魔法とかあんならオレに使え!」
魔王「え、ええい……!どちらも厄介な……!」
勇者『ひ、人の、血は……絶対、美味しい……だから……駄目だ!』
魔王『我儘を言っておる場合なのか!暴れられては非常に面倒なのだぞ……!』
勇者『ぐ、ぐぐ、ぐぅ…………う、うぅぅぅぅ……!』
ガプッ
402
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/24(金) 23:07:20 ID:YkHF.xts
――――
――
―
男「…………」ゲッソリ
魔王「極めつけの馬鹿だな、貴様は」
男「う、るせぇ……」プルプル
魔王「しかし、血はそこまで吸われていない筈だが」
魔王『何故この男はここまで衰弱しておるのだ』
勇者『……多分、魔力も吸ったから、だと思う』
魔王『む、成程……枯渇すればこうもなるか。反応が微弱過ぎて気付かなんだ』
男「な、なんて言ってる……?」
魔王「貴様の魔力を吸いきったらしいぞ」
男「あ、あったのかよ……」
魔王「ほんの僅かだがな」
403
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/25(土) 00:48:09 ID:/TZ3bbY2
男「ま……よかったよ……何も、なくて」
魔王「……本当にそう思うか?」
男「あ……?」
魔王『済まぬが勇者よ、我もこやつも、貴様の事情が知りたい』
勇者『……話すことはない』
魔王『何故こやつの血を吸う事を拒んだのか、その理由くらいは聞かせて貰いたいのだがな』
勇者『…………分かった、言ってやる』
魔王『そうか。ではこやつに伝わる様に通訳をさせて貰うぞ』
勇者『……好きにしろ』
魔王「男、今から勇者の言葉を翻訳してやる。休みながら良く聞いておけ」
404
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/25(土) 05:17:15 ID:5etAG0f.
勇者『……格好良いと思ってやってただけだから……本気で飲むつもりは無かったんだ』
405
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/25(土) 09:59:59 ID:BCw.gDYs
乙
なんか、煙草(またはクスリ)やりはじめた奴のような台詞が始まったぞ?
というか、魔王と同じような年齢的な姿ってことは…ショタ枠?
406
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/25(土) 22:23:15 ID:/TZ3bbY2
勇者『勇者は人間の味方だ。人に余計な危害を加えたら、何処にも居られない……』
『だからその辺の野生動物の血を吸ってたんだ。クソ不味いのを我慢して』
『不味くても血を吸えば症状は治まった……。それで今までやってきた』
『それなのに、とうとう、手を出してしまった……人の血を吸ったんだ、俺は』
『人の血は吸った事がなくても、絶対美味いって思ってた……』
『一度吸えば、止まらなくなるんじゃないか……。そう、考えてたんだ』
407
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/25(土) 22:41:13 ID:/TZ3bbY2
男「……なるほど、な。何で勇者になったか……分かったぜ」
魔王「何?」
男「おい……オレの言葉も、通訳しろ」
魔王「扱いの悪い……。分かった分かった」
魔王『勇者、この男が言いたい事がある様だ』
勇者『言いたいこと……』
男「おい、勇者……その吸血症状の、せいだろ。勇者に、なったの」
勇者『……!』
男「王様か、だれかに、こう言われたんじゃねえか……魔王、倒せば、人間として認める……ってな」
勇者『な、何で……』
男「さっきの、話のとき……怖がってたろ……?」
勇者『そ、そんな事はない……』
男「お前は、自分自身を、怖がってる……。周りも、お前を、怖がった……違う、か?」
勇者『…………』
408
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/25(土) 23:09:49 ID:/TZ3bbY2
魔王『その反応、事実らしいな』
勇者『……好きでこうなった訳じゃない。勇者になる気もなかった』
魔王『……』
勇者『だけどなるしかなかったんだ。犯罪者とか化物は、皆喜んで勇者になる』
魔王『でなければ地獄と等しき刑を受ける……他の勇者から聞いたぞ』
勇者『他の……!?その人達は――!』
魔王『さぁな。少なくとも我は逃がしてやったぞ。わざわざ安全な場所までな』
勇者『何の為に』
魔王『弱い物を殺しても虚しいだけだ。我は相手を嬲っても心は満たされないのでな』
勇者『……とにかく、勇者になって俺は人に戻るんだ。その為にも魔王を――』
409
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/25(土) 23:24:19 ID:/TZ3bbY2
魔王『倒せば魔力が消えるとでも?』
勇者『……。そんなことは分かってる。お前を倒す度の最中、勉強してたんだ』
魔王『勉強……?』
勇者『俺は馬鹿だった。だって、教えてくれる奴なんて居なかったし』
魔王『良く学ぶ気になったな』
勇者『俺は普通の人になりたかった。だから、常識とか覚えたんだよ。必死で』
魔王『……普通、か。そうか、貴様もか』
勇者『……何?』
魔王『我も、普通の魔族なら良かったと思う事がある……。我は人に近過ぎた……』
勇者『人に……』
魔王『周りと同じく、欲望と本能のままに生きられれば、悩む事も無かった……』
勇者『……イメージと違う』
魔王『ふっ、魔王が恐怖の支配者とでも思ったか?我は少なくとも……孤独な王だ』
勇者『……案外、似てるのか?俺達』
魔王『そうかも知れんな』
410
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/26(日) 17:51:36 ID:puamBkYM
な〜に男そっちのけでキズナトークしてんだよ(野次
411
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/29(水) 02:52:49 ID:KUCxTIkw
勇者と魔王は支援度Cになった!
412
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/29(水) 21:56:43 ID:ky5FkG3.
男「おい……何て言ってんだ……」
魔王「さぁな、知りたければ我が世界の言語を学ぶのだな」
男「……甘い物抜き」
魔王「悪いがそれでも言えん」
男「……じゃ、聞かねぇ」
魔王「そうか。……助かる」
男「気持ち悪ぃ……」
魔王「貴様という奴は……」
男「……勇者は、どうするよ?」
魔王『勇者、貴様はどうする。我とまだ戦うか?』
勇者『……借りは、返す』
魔王「礼がしたいらしいぞ、男」
男「礼、か。好きで、やったんだ……。いらねぇ、よ」
魔王『……礼は良いらしいが、このままでは家に帰れそうに無い』
勇者『運べばいいんだな、分かった』
413
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/29(水) 21:57:22 ID:ky5FkG3.
男「お、お前……よく担げるな、オレを……」
魔王「勇者だからな」
男「それで、すむと思うなよ……」
魔王『まぁ、勇者。優しくしてやってくれ』
勇者『善処する』
男「あぁ〜……家帰ったら、飲んでやる……」
魔王「何を。甘いのか、それは」
男「そればっかかよ……」
魔王「まぁ良い。帰るぞ」
414
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/29(水) 21:58:00 ID:ky5FkG3.
勇者『……』
男「んぐっ……はぁ!あぁ〜生き返った」
勇者『……どういう、事だ』
魔王「……。何だそれは」
男「酒」
魔王「さけ?」
男「飲むと気分がよくなってくる飲み物だ」
魔王「……あぁ、それか。……何!?」
男「な、何だよ」
魔王「それは何処から採ってきたのだ!」
男「取ってきたって……こんなもんどこにでも売ってるだろ、缶ビールくらい」
魔王「……あり得んぞ、これは」
415
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/29(水) 21:59:07 ID:ky5FkG3.
男「おいおい、酒が珍しいってのか?」
魔王「うむ。何と言っても、魔力回復効果があるのだからな」
男「……流石にこっちの酒にんな効果ねえって」
魔王「だが今回復したではないか」
男「……じゃあ、これ飲んでみろよ。お前一応子供じゃねぇんだろ」
魔王「あぁ……」クピッ
男「どうだ」
魔王「……不味い」
男「魔力は!」
魔王「一口で分かると思うか」グビグビ
男「ぁあ!?全部飲んだなてめぇ!」
魔王「やはり不味い。よくこんな吐瀉物が飲めるな」
男「黙れ!!なんてこと言うんだ!」
416
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/29(水) 21:59:48 ID:ky5FkG3.
魔王「しかし、そうだな……ほんの微量は回復したかも知れん」
男「何で分かんねぇんだよ」
魔王「微量過ぎて分からん」
『勇者なら分かっただろう』
勇者『何がだ。魔力が極々僅かに増えたことか』
魔王『うむ』
勇者『……で?』
魔王『それだけだ』
勇者『…………』
男「おい、勇者から殺気漂ってるのオレでも分かるぞ」
魔王「気の所為だ」
男「気のせいじゃねえよ!」
417
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/29(水) 22:00:21 ID:ky5FkG3.
男「はぁ……家にいるときぐらいゆっくりさせ──」
竜娘「戻りました!」ガチャ
魔王「残念だったな」
男「あぁ……そうだな……」
不思議「何がー?」
勇者『……狭いな』
竜娘「!?み、見知らぬ人が!!」
魔王「勇者だ」
竜娘「えぇ!?」
不思議「おおー、揃い踏みー」
男「……ま、いいか」
418
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/30(木) 22:29:22 ID:GyC63voA
寝る時も密着するしかないな、仕方ない
419
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/07/31(金) 20:06:41 ID:GQnXSRC6
>>418
この世界では冬だからね。魔王出てから二日も経ってないからね。
全然夏じゃないからね。仕方ないね。
420
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/31(金) 20:17:42 ID:hjt6kWBo
仕方ないが水着回は遠いのか
冬で大人数なら鍋しかないな
421
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/08/01(土) 17:09:26 ID:/Iu/0X8U
竜娘『ほ、本日はお日柄も良く……』
勇者『……何なんだ。頭下げて』
竜娘『勇者様相手に失礼を働く訳には……』
勇者『いいよ、別に……。魔王がすぐ側にいる時点で失礼なのに』
魔王『おい』
勇者『にしても、君もこっち側なんだな』
竜娘『ええと、竜は竜騎士の……』
勇者『竜なのか!』
竜娘『はい!一応!』
勇者『すごいな……!人の姿になれるのか……!』
魔王『ふむ、竜よ。折角だ、竜の姿になってやっては』
幼竜「クルル……」
魔王『どう、だ……。早いぞ……』
勇者『かっこいいな……!』
幼竜「キュ♪」
422
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/08/01(土) 17:51:41 ID:/Iu/0X8U
男「すっげぇ。何言ってっかぜんぜんわかんね」
不思議「あー。近くて遠いなー」ゴロゴロ
男「ゴロゴロしたらホコリまうだろ」
不思議「んにゅー……」ピタ
男「……どうすっかな。こんな大人数はなぁ」
不思議「こっちは大丈夫だよー。猫の姿してたら一杯食べ物くれるからー」
男「……そっちが気にしねぇなら、別にいいんだけどよ」
不思議「出来たら男くんのが良いなー。はふーん」
男「何で」
不思議「怪我治してくれる人のー、優しい手で出来た料理が食べたーい」
男「……よく言えんな、そんなん」
不思議「ふんー?んんー?」
423
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/05(水) 08:39:10 ID:teU9gh1s
のんでくってねてー脂肪じゃなくて魔力を貯めよう
424
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/10(月) 18:58:01 ID:3H99A23Q
連レスは控えてるけど見てるんだぜ、何かこのスレはチェックしに来ちゃう
425
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/08/15(土) 20:14:04 ID:c7rZLMnY
男「あぁ……もうめんどいな。あるもんで何か作るか……いやもうめんどい」
魔王「何だ、どうしたのだ」
男「とりあえず全員適当に食いたいもん挙げろ」
不思議「お魚!」
竜娘「お肉!」
魔王「あ」
男「お前は分かってんだよ甘いもんだろが。いいからお前は勇者に聞いてくれ」
魔王『……。勇者、男が食べたい物を言え、と言っておるぞ』
勇者『食べたい物……。…………………………』
魔王「……たらふく、欲しいそうだ」
男「……そうか」
426
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/08/15(土) 20:25:16 ID:c7rZLMnY
――――
――
―
男「……何でついてくんだよ」
魔王「勇者の付き添いだぞ、我は」
勇者『…………』
男「だから、何でだって聞いてんだ」
魔王「勇者が来いと言ったからだ」
男「あぁ、だから……」
魔王「それ以上の理由を言わんのだから、我も言えん」
男「じゃあ、聞けよ」
魔王「聞いた上で言わんのだ」
男「あっそ……」
427
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/15(土) 21:06:41 ID:2VWPv.YE
まぁ違う世界の有り様を見せとくのもいいだろ
428
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/08/16(日) 20:53:15 ID:1RSYOW0A
魔王「……何だ、この匂いは」
男「そりゃ、食べもん売ってんだから」
魔王「ほう……む?」
勇者『……』ソワソワ
男「おい、どうしたんだよこいつ」
魔王『おい勇者。落ち着かん様子だが』
勇者『……』グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
男「……」
魔王『……勇者』
勇者『食べたい物、聞くってことは……買うんだろ……?』グギュルルルルルルル
男「おい急いで買うぞ」
魔王「あぁそれが良いな」
429
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/08/16(日) 22:38:13 ID:1RSYOW0A
勇者(……凄い所だ。見たことない食べ物がいくつも並んである)スッ
(この、赤い……果物、か?美味しそうだ……)
魔王『何をしておる』
勇者『……そんな目で見るな。売り物を食べたりしない』
魔王『ならば涎を拭くのだな』
勇者『っ!こ、これはただ、美味しそうだと思っただけで』
男「あん?どうした。リンゴなんか持ってよ」ヒョイ
勇者『あ』
魔王「美味そうに見えたらしい」
男「……ちっ、わぁったよ。おら、持っとけ」
勇者『な、何だ、買う気か?』
魔王「……甘そうだな、これは」
男「てめぇ……おら買ってやる全員分な!」
430
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 00:40:19 ID:pMufs6s.
最近のリンゴは蜜リンゴ固定出来るらしい
431
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/08/19(水) 20:12:33 ID:zCH.C4Dk
魔王(……。やけに簡単に買ったな)
男(リンゴ……たまに食いたくなんだよぁ……)
魔王(……好きなのか)
勇者(真っ赤で、まるで宝石みたいだな……)
勇者『魔王。食べたことはあるのか』
魔王『む?いや。そもそも、ここまで赤い果物が魔界に無い。あるのは……』
勇者『あるのは?』
魔王『……血の如く赤黒い、皺だらけで苦過ぎる存在理由が不明な物だけだ』
勇者『恨みでもあるのか……?』
魔王『ある。三日三晩苦味が邪魔して食事が喉を通らなくなった』
勇者『許せないな』
魔王『分かってくれるか』
432
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/08/19(水) 20:32:34 ID:zCH.C4Dk
男「おい、行くぞ」
魔王「見れば分かる」
魔王『来い、勇者』
勇者『見れば分かる』
勇者(にしても……本当に凄いな……)
魔王『どうした?』
勇者『魔力を感じないのに、冷気を感じるんだ』
魔王『男曰く、機械らしいぞ』
勇者『機械か……。こっちでは、かなり発達してるんだな。まるで魔法だ』
魔王『我もそう思うがな……向こうに持ち込む訳にはな』
勇者『何か問題があるのか?』
魔王『いや、こちらでは電気で動かしておるそうでな』
勇者『俺しか使えないな、じゃあ』
433
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/20(木) 07:16:25 ID:v8E11XQY
あ、そうだ、冬ならコタツで愛すだろ
434
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/20(木) 07:53:38 ID:2ISgXEEA
発電機だソラーだ
435
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/08/31(月) 02:33:21 ID:Zje/mIX6
勇者(……これだけの技術があるのなら、平気か)
魔王『何を考えておる』
勇者『……別に』
勇者(魔王……敵意の欠片も無い、“今の”お前は信じてやる。だがもし……)
魔王『そうか。てっきり、食事の事を考えているかと思ったぞ』
勇者『そこまで飢えて……いるけどな……』グゥゥゥゥゥ
勇者(もしも俺達の様に魔物がこちらに現れたら……お前はどうするんだ……?)
魔王「男、早く帰るぞ」
男「あぁ、たらふく食わせてやらねぇと」
436
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/31(月) 05:29:30 ID:xL1B9XF2
ケーキバイキングなんか連れてったら腰抜かすな
437
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/31(月) 19:57:30 ID:zdUdgnWA
アメ細工とか見せてやろうぜ
438
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/09/03(木) 01:15:58 ID:Kl8vhFdw
────
──
─
魔王「……これは?」
男「鍋だ」
魔王「見れば分かる」
不思議「鍋料理だねー」
勇者『これは何だ……適当に食材を入れた様にしか見えないんだが……』
竜娘『そういう料理みたい』
勇者『これで……?』
魔王「どういう料理なのだ」
男「鍋に入ったダシで食材煮るだけ。そんだけの料理だ」
魔王「……そんな物で我が満足させられるとでも?」
男「バカ言え。奥深いんだよ、鍋は」
439
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/09/03(木) 01:16:37 ID:Kl8vhFdw
男「おら、これ使え」
勇者『何だこの得体の知れない液体……飲まないぞ俺は』
竜娘「これ何ですか〜?」
男「ポン酢」
魔王「ポ……何?」
不思議「ポン酢ー」
魔王「ポン酢……酢?酸っぱいのか」
不思議「そうだねー」
男「激ウマ調味料だぞ。これあったら大体何とかなるしな」
魔王「げ、げきうま……?」
不思議「凄く美味しいって意味ー」
魔王「な、成程……そうなのか」
440
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/06(日) 12:07:14 ID:vRxv5L0Y
しあわせ〜って、なんだっけ、なんだっけ
441
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/09/08(火) 01:57:06 ID:Y89I1KqY
男「さ、出来てきたな……」
竜娘「おぉ〜……これがお鍋……」ジュルリ
勇者『…………ま、待ってくれ』
竜娘『どうしましたか勇者様!』
勇者『これ、まさか……このまま食べるんじゃないだろ?』
魔王『このポンズとかいう調味料に浸けて食べるそうだが』
勇者『そうじゃない……取り分けないのか?』
不思議「何てー?」
竜娘「取り分けないのか、って」
男「分けねぇ。鍋はこうやって周りで囲いながら食うもんだ」
魔王『取り分けずこうして鍋を囲って食べるのが普通らしいが』
勇者『…………』
442
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/08(火) 02:00:57 ID:WA44tmyQ
鍋奉行はおらんのか
443
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/09/08(火) 02:06:42 ID:Y89I1KqY
竜娘『な、何か、ダメな事でも!』
勇者『……残飯ばっかり、食べてたから……旅も一人で……こうして食うのに慣れてなくて』
竜娘『ゆ、勇者様……』
魔王『……そう言えば、我もそんな日があったな。これでも一族の落ちこぼれだったからな』
竜娘『竜は他の子より食べさせてもらう量が少なかったです……』
勇者『お前達も……?』
男「……おいそこ、何か急にしんみりすんな」
不思議「食べ物に悲しい思い出でもあるのかなー……私は玉ねぎ食べちゃった事が……」
男「おいやめろそういう雰囲気で食うもんじゃねぇぞ」
444
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/09/08(火) 02:32:02 ID:Y89I1KqY
男「ああもういいから食えっての。いただきます!」
不思議「いただきまーす」
竜娘「いただきます!」
魔王『ほら勇者、ああやって手を合わせて……』
魔王「頂きます、だ。この世界の食事前の礼儀だ。礼儀位は言える様になれ」
勇者『急に言われても困る……』
魔王『全員が言わなければ(礼儀と言うからして恐らく)食べられんぞ』
勇者『う……あ、う……』
勇者「ウィ……ヅァ……クィ……ウゥ……」
勇者『駄目だ……』
魔王『まぁ、最初は我もそんな物だった。気にするな』
445
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/09/08(火) 03:20:12 ID:Y89I1KqY
男「何だ今の。いただきますってか?」
魔王「いきなり竜言語を話そうとすると大抵こうなる物よ」
男「そういうもんか。ま、今は食え。好きなだけ。おら、勝手に入れてやるぞ」
勇者『な、何をするんだ。これ野菜だろ。これはどっちも茸だろ。食べろと?嫌だ』
竜娘『好き嫌いは良くないです!』
男「何て?」
魔王「野菜と茸が嫌いだと言っておる」
男「は?エノキとかシイタケとか茸類が嫌いなのはいいけどな、白菜嫌いは許せねぇ」
不思議「拘りあるのー?」
男「オレ的見解を言えば、鍋で一番うまいのは白菜だからな。竜、食わせろ」
竜娘「はいっ!」
竜娘『ごめんなさい!』
勇者『むごっ!?…………あ、美味い』
竜娘「美味しいそうです!」
男「だろ?」
446
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/08(火) 04:25:11 ID:WA44tmyQ
ふざけんなキノコの方が美味いだろ、むしろキノコこそ鍋
447
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/08(火) 12:39:06 ID:oVXMfXm6
>>446
出汁の素(きのこ)VS出汁を吸った旨味野菜(白菜)
ファイッ!
448
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/10(木) 13:05:31 ID:JqgqioYo
竜娘たゆたゆふにふにしたい。
449
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/18(金) 23:50:40 ID:4Lw7574.
不思議ちゃんください
450
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/24(木) 21:30:41 ID:eOMAktjA
続きおくれ。
451
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/17(土) 14:38:52 ID:0cg/bwwE
寒くなってきた
452
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/27(火) 03:12:55 ID:JWHQcfJw
保守
453
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/04(水) 04:22:50 ID:WbXFkp5I
続きマダー?
454
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/11/08(日) 23:58:01 ID:it2UzWto
男「そうなんだよ鍋はうめぇんだよもっと食え」ドサッ
勇者『い、入れ過ぎだ……』
魔王『育ち盛りだろう、食え』
勇者『食うけどこんなに盛られたのは初めてなんだ!』
竜娘『なら良いよね』
勇者『まぁ……ただ、驚いただけなんだ』
魔王『魔界の食材を見れば更に驚くな』
勇者『誰が食べるか』
魔王『美味いというのに……』
455
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/11/09(月) 01:07:38 ID:NGoIuu8Y
不思議「んにゅー……置いてけぼりー……」
男「言葉分かんねぇってメンドクセェ……」
魔王「なら我らの言葉を学ぶのだな」
男「どこでだよ」
竜娘「出来ますよ〜」
男「直に学べってか……」
不思議「教えて〜」
魔王「難しいぞ」
男「……いや勇者に日本語……竜言語か。教えた方が早くね?」
魔王「……一人分だからか、確かに」
竜娘『じゃあ勇者様に竜言語教えます!』
勇者『何だ急に何でそんな話に。……頼むよ、後で』
456
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/09(月) 07:16:39 ID:81R3U52c
待ってましたぁ!!ズザァァ!
457
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/09(月) 18:41:27 ID:4MNa/PDs
おお、来やがったか
やる気あるならいつまでも待つけど、鍋回は寒いうちに終わらせてくれよ
458
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/11/10(火) 02:43:43 ID:ArbJS9xs
勇者『……竜、伝えてくれ。その、まだ食べたいんだ』
竜娘『は、はい……』
「あの、主様……」
男「見りゃ分かるっての……」
魔王「うむ、数分で鍋が空だな」
不思議「胃袋ブラックホールだー」
男「普通、ほとんど食えてない生活してたら大量に食えねぇはずだろ……」
魔王「それすら忘れる美味さと納得すれば良かろう」
男「いいけどよ……。わざと足りないようにしてたしな」
魔王「何故?」
男「ちょっと待ってろ」
459
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/11/10(火) 07:02:17 ID:ArbJS9xs
不思議「おー。これはこれはー……」
勇者『動物の内臓?』
魔王『どう見てもそうは見えんぞ』
竜娘「……麺?でも、真っ白で、太い……何ですか主様?」
男「うどん、だ」
魔王「う、ど、ん?何だそれは」
男「麺だ。見ての通り太い」
魔王「……で、だから何なのだ」
男「こいつを、余った食材と一緒に鍋にぶち込む。それだけだ」
魔王「美味いのか?」
男「うどん自体は淡白な味だな」
不思議「だから色んな味と合うんだねー。ご飯と一緒ー」
竜娘「なるほど〜」
460
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/11/10(火) 07:20:48 ID:ArbJS9xs
男「鍋はこうやって最後にご飯とか麺とか入れてからが本番だぜ」
魔王「食べ終わってから本番とはやはり変わっておるな」
勇者『何て?』
魔王『食べ終わってからが本番だと言っておる』
勇者『……魔王を倒してからが平和の始まり……みたいな事か』
魔王『我の目の前で出す例えでは無いぞ』
勇者『実際、そんな事覚えさせといて、何回も魔王は現れて、平和は来ない』
魔王『魔界を静かにせんと無理だな。永遠に』
勇者『どうやるんだ』
魔王『それを我に聞くのも変だが……全ての魔族の殲滅、だな』
勇者『魔王の言う事じゃ無いな』
魔王『好きで魔族になった訳では無い』
竜娘『……』
461
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/11/12(木) 00:50:54 ID:q5OXNnqQ
男「何の話だよ」
魔王「貴様には関係の無い話だ」
男「あっそ」
不思議「気になるなー」
魔王「もっと関係が無い」
不思議「むーん……」
男「ま、言いたくねぇならいいけどよ。お前すぐ顔に出るから気ぃつけろ」
魔王「何?……出ているのか?」
不思議「素直な子って事だねー」
魔王「素直な子……」
(素直な魔王……変わった響きだ)
462
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/11/12(木) 00:57:58 ID:q5OXNnqQ
男「……っと、出来たか」
不思議「おうどん出来たー」
竜娘「おぉ〜……熱そう」
魔王「いや熱そうも何も最初から熱いぞ」
竜娘「何て言おうか迷って」
魔王「味が分からんからな」
勇者『……変わった食感だ。何て言えば良いのか……もちっ?』モグモグ
男「早ぇなおい」
竜娘「何時の間に……」
463
:
◆vC.kHTi4RE
:2015/11/12(木) 01:08:06 ID:q5OXNnqQ
魔王『美味いのか』
勇者『俺は好きだ。米とかパンとかこういうの、毎日食べてみたい』
竜娘「お米とかパンとか麺とか、毎日食べてみたい、だそうです!」
男「米なら毎日食うけどよ……そんなに炭水化物食わなかったのかよ」
不思議「わたしはパンばっかり貰うよー。でも一応猫だからお肉がねー……」
男「だからさっき肉と魚かぶりついてたのか」
不思議「きゃー恥ずかしー」
男「ウソつけせめて感情込めろ」
魔王「清々しい程棒読みだったぞ」
不思議「それよりおうどん伸びるよー」
竜娘「話切り替えた!」
464
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/12(木) 06:22:25 ID:S.GxqBxQ
豆乳鍋作って後半に味噌入れて食べたよ〜
465
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/22(日) 20:20:19 ID:dBrFrb8U
保守
466
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/05(土) 02:54:51 ID:G.BXiW6A
守
467
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/10(日) 01:12:49 ID:xtGOD/2E
保守
468
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/14(日) 04:23:36 ID:7ce500LI
保守
469
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/03/08(火) 16:20:13 ID:cUgi1IH.
ほっほ
470
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/04/19(火) 01:06:45 ID:EGhSKaGI
保守
頼むぜ…
471
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/30(月) 07:36:04 ID:J6MC0Nsc
ほ
472
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/07(火) 15:22:11 ID:mQeeSJdc
ほんと頼むぜずっと待ってんだから
473
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/23(木) 07:37:39 ID:vzMxGl4c
ぽ
474
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/01(金) 14:02:20 ID:O7ACGfFo
あげ
475
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/01(月) 14:01:05 ID:NaYktM22
定期保守age
476
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/05(月) 21:04:12 ID:EHK44YOo
保守
477
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/10/03(月) 18:54:27 ID:eHzjX9r2
定期
478
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/03(木) 11:53:38 ID:5ZTKwO4k
あげ
479
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/11(金) 18:17:33 ID:00Pr0Y8A
エタってんじゃねーよ!
480
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/17(土) 11:40:45 ID:jrAPmxZM
保守…
481
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/05(木) 22:08:20 ID:mvHz7AvQ
2回目のあけましておめでとう
482
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/09(木) 02:54:26 ID:nUincXLM
定期あげ
483
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/02(木) 16:33:23 ID:HU1P44y6
春ですぜ
484
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/07(金) 04:24:23 ID:hH8O69n.
はよ
485
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/05/12(金) 12:46:10 ID:xMf5iyDc
今月も保守だオラァ
486
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/04(日) 15:39:18 ID:qBx5n98w
ほっ
487
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/07/02(日) 14:54:15 ID:39oIf/.M
今年も鍋の食えない季節がやってきたぞ
488
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/08/15(火) 07:59:30 ID:8CAmqqkA
はちがつほす
489
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/01(日) 19:46:42 ID:ZyoAyJy6
保守
490
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/01(水) 22:24:20 ID:bzVJtZ1I
ほっしゅ
491
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 20:27:50 ID:aIP54uv2
しゅっしゅっ
492
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/03(土) 13:16:25 ID:TekqaGKg
保守age
493
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/06(火) 18:42:10 ID:.r/FA0uY
何度めの保守になるだろうか
494
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/04(水) 09:55:44 ID:rwzVHi9s
ほ
495
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/08(火) 01:29:47 ID:/bFGHVp6
保守だよ
496
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/08(火) 14:44:11 ID:BlmwwfSU
リアルな女知らないで一生過ごすおまいらマジでかわいそうだな。
ワイはこれ↓で未経験卒業。本物はやっぱり違うぞ。
goo.gl/3dtVP
497
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/06(水) 18:48:56 ID:Ita.Bp5Y
定期あげ
498
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/07/09(月) 16:59:02 ID:AxwY5d9E
保守
499
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/22(水) 09:49:54 ID:AfudaTQ2
ほしゅぅぅぅぅ!
500
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/21(日) 09:45:54 ID:eqVD/nh2
あげあげ
501
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/28(水) 08:07:18 ID:FzWdHxn.
保守
502
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/01(火) 10:12:42 ID:GO5stEbs
新年一番!今年も保守だぁぁぁぁ
503
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/22(金) 12:00:16 ID:E7kU6moA
ほ
504
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/01(月) 19:38:07 ID:BORVNw6A
しゅ
505
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/05/02(木) 00:37:21 ID:7e7Wna7Y
新元号
506
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/12(水) 23:05:00 ID:zC6iGXzo
おぉいそろそろ書かないかー?
507
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/06(土) 15:21:42 ID:iETZYnsk
ほほほ
508
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/09/07(土) 07:45:15 ID:uipyHl.M
そろそろ疲れたよ…
509
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/10/22(火) 11:58:25 ID:pUvYxT22
定期
510
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/26(火) 13:57:53 ID:BuzqadJc
ほ
511
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/09(木) 00:17:40 ID:JIqEx1Ug
あけおめ
512
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/14(土) 15:30:24 ID:f7iVAnpo
今日も今日とて保守三昧
513
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/04/29(水) 04:16:02 ID:s1WHZw1s
ほ
514
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/03(水) 12:47:19 ID:MENhIpB2
しゅ
515
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/22(水) 11:43:56 ID:kXUsVdZs
ほっほ
516
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/17(木) 03:31:21 ID:0lBE4xig
しゅっしゅっ
517
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/10/11(日) 13:11:08 ID:X.1qpZ56
ほ
518
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/12/20(日) 13:49:54 ID:KPnjgDF.
しゅ
519
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/01/21(木) 01:24:09 ID:CBw/VhRU
何度目かのあけましておめでとう
520
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/01(水) 00:38:52 ID:.J79rSgk
ほ
521
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/11/08(月) 22:57:50 ID:W2f5f6cQ
ん
522
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/03/01(火) 04:24:59 ID:J.banIVQ
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
523
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/13(火) 23:44:18 ID:xW6.C7k.
保守
524
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/03/11(月) 21:43:05 ID:CvKVPBpo
久し振りにほほほほほ
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