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兄「兄妹で」上妹「のんびり」下妹「生活!」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/06(土) 22:45:14 ID:iCLmSvOo
兄「という訳でのんびり過ごそうじゃないか、妹達よ」
下妹「は〜い」
上妹「はあ···」
兄「元気無いな」
下妹「どしたのお姉?」
上妹「いや···上妹下妹って何?って思って」
兄「いきなりメタいぞ」
下妹「メメタァ!だね」
上妹「だって気になるし」
兄「お前らは双子なんだし、どっちが姉で妹か分かりやすくする為だよ。決して姉って表現を使いたくなかった訳じゃないぞ、うん。本当に違うぞ」
上妹「じゃあ私姉で良いじゃん。もしくは大妹小妹でさ」
兄「そこはあれだよ、姉って書いたら···何か違うじゃん?双子っぽさちょっと無いじゃん?」
下妹「お姉とは同じ妹!って感じが良いなぁ」
上妹「下妹ちゃんが言うなら良いよ」
兄「俺の意見は?お〜い」
327
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/10/30(木) 23:58:29 ID:7QWtXcT6
兄(しかし、どうする…跳ばないと越せない高さだ…このままだったら絶対倒す…)
父『ほらほらどうした、早く行けよ』
兄「…分かった。行ってやるよ!」
父『どうせ倒すだろうけどまぁ頑張れ』
兄「あぁ…頑張るぜ…オラァ!」ガシャアン
先生『な!?何と、ハードルを蹴り飛ばして、全て倒した!?』
母『ちょっ、それはないわ』
兄「大丈夫だよ。俺はちゃんとルールを守るからな…」
先生『…な、何という事でしょう…倒したハードルを越えた後、一つずつ起こしていってます』
父『おまっ、それ反則』
兄「俺は倒したら最初から跳べと、全部起こせしか聞いてないね!」
母『確かに…最初から倒して、越してから起こせばルールは破ってない…』
父『常識的に考えたら普通失格だから!』
兄「あんたら夫婦に常識を説かれたくねぇえええええ!」
328
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/10/31(金) 00:38:59 ID:YpwNE4UY
先生『次はフランスパンですね』
父『ちゃんと食べ切らないとフランスパンでしばくから』
兄「地味だけど地味じゃない嫌がらせだなおい」
兄(…フランスパンの長さ分、吊り下げてる棒も高い位置に…先だけ食い千切ったらアウトだ…)
母『千切れて食べれなくなったら全身にフランスパン刺すから』
先生『最早フランスパンは凶器扱いですね』
兄「頼む先生その二人フランスパンでしばき倒してくれ」
父『残念先生は私達の同志だ』
母『フランスパンでしばき倒したらこうなったのよ』
兄「本当に凶器として使ったのか何してくれてんだ」
329
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/10/31(金) 22:02:24 ID:YpwNE4UY
兄「ええい、付き合ってられない」ムシッ
父『おいちょっと待ってくんない?』
母『手で引っ張っちゃ駄目でしょ!』
父『吊り下げるの苦労したんだぞ!』
兄「俺の方が苦労してんだよ!」ムシャムシャ
先生『さぁルール無視気味な展開になっています』
兄「守らせない方が悪い」
母『あぁ、とうとう兄がグレたわ…』
父『写真撮って記念に残そうか』
母『そうね』パシャ
兄「………」モッシャモッシャ
兄(水が欲しい……)
330
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/10/31(金) 22:12:50 ID:YpwNE4UY
兄「よっし、食い終わったし、最後は謎の紙…」
兄(多分これ持ってゴールしろって事なんだろうけどな…!)ペラッ
【妹】
兄「………妹?」
父『嫌なら変えても良いぞ』
兄「…………」ペラッ ペラッ ペラッ
【妹】【妹】【妹】
兄「全部同じじゃねえか!」
父『あ、バレた?』
母『テヘペロ♪』
兄「これがやりたかっただけだろ!」
父『あ、バレた?』
母『テヘペロ♪』
兄「殴りたい全力で」
331
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/10/31(金) 22:38:07 ID:YpwNE4UY
兄(しかもよく見たら「一人だけ☆」って書いてるな…星がムカつく)
父『さぁ、どっちを選ぶのかな兄くぅん?』
母『上妹?下妹?』
兄「選ばせるのが目的か…!」
上妹「え、ど、どっちを選ぶって…?」
下妹「あの紙、妹って書いてたのかな?」
幼「ほほう、面白そうな事を」
幼妹「真似しないでね、お姉ちゃん…」
幼「出来ないって。その前に命を狙われるから…って、兄来た」
兄「うぉぉぉぉぉぉ!」
上妹「あっ、兄貴っ、下妹ちゃんの方をさっ」
下妹「お兄、お姉連れてってあげて?」
兄「……すまん。俺は…!」
332
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/31(金) 22:48:43 ID:rhq19e5c
ここで第三の妹が・・・!!
333
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/10/31(金) 23:04:10 ID:YpwNE4UY
兄「…どっちも大事な妹なんだ。選べない…」
上妹「兄貴…」
下妹「お兄…」
兄「…から!」ガシッ
幼妹「!?」
上妹下妹「!?」
兄「行くぞぉ!」
幼「待てぇい!」
兄「すまん幼馴染、妹ちゃん連れて」
幼「ワタシは次女です」
兄「!?」
幼「そう!ワタシ達は三人姉妹…!上京して一人暮らしの姉がいてね…!」
兄「ば、馬鹿な…妹ちゃん、本当なのか」
幼妹「は、はい…」
兄「な、なんてこった…」
334
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/31(金) 23:50:58 ID:Chq5u6Tw
全員妹かよ!
まさか母も……
335
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/01(土) 03:40:51 ID:bsUQ5tHg
えっ
336
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/01(土) 07:39:17 ID:hBj9RepI
兄「まぁお前はない」
幼「貴様ぁ!」
兄「妹ちゃん、行くぞぉ!」
幼妹「ど、どうしてお姫様抱っこで〜〜〜〜〜!」
上妹下妹「…………」ポカーン
幼「くそぅ一考の余地もないってかくそぅくそぅ流石に傷付く」
下妹「……その、元気出して下さい……」
幼「台詞をそっくりそのまま返しながらそれでも心配してくれた下妹ちゃんにハグおぼふ」グイィ
上妹「駄目ですから」
幼「どんな状況でも厳しい…」
337
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/01(土) 22:42:13 ID:hBj9RepI
――――
――
―
下妹「お・に・い〜〜〜〜〜〜!何で!何でぇ…」
兄「正直すまんかった」
上妹「別にどっち選んでも気にしなかったのに。兄貴が私達に不公平な事思わないって分かってるから」
兄「あの時はあれが最善って思ったんだよ…」
下妹「う〜〜〜〜〜〜…………。……別に、悪気があった訳じゃないのは分かってるけどね」プイッ
上妹「あぁ、拗ねちゃった…」
父「よっ、やってる?」
母「まさか違う子を選ぶとは思わなかったわ」
兄「………上妹。SATHUGAIせよ!」
上妹「分かった」
父「えっ、ちょっ、タンマタンマおぼろしゃあ!」ボグォ
338
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/01(土) 23:02:34 ID:hBj9RepI
―幼馴染家―
幼妹「……」ボーッ
幼「あれ?どしたの妹様?」
幼妹「お姉ちゃん…」
幼「何?」
幼妹「ワタシね、どうしてお姉ちゃんが兄さん好きか分かったよ」
幼「!?………いや別に好きじゃないし…………」
幼妹「じゃあ、狙っても……良いよね?」
幼「………はい?ま、まさか…」
幼妹「…うん…何だか頭から顔が離れなくて、顔が熱くて……どうしよう、お姉ちゃん……///」
幼(ど、どうする…?こうなる可能性があったら困るから、兄には姉さんも妹も紹介避けてたのに…)
幼「……まぁ、まず上妹ちゃんと下妹ちゃんっていう高すぎる壁を越えないと無理だろうけど」
幼妹「……じゃあ、気に入られる様に頑張ってみる」
幼「頑張れ〜」
幼(…心配だなぁ…二人に牙、向かれないかなぁ…大丈夫かなぁ…)
339
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/01(土) 23:03:41 ID:hBj9RepI
終わり
340
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/01(土) 23:49:39 ID:dXtcXI9s
おつ
>>230
だけど予想以上の修羅場だった
続き気になるしネタ切れならネタ出すしまだ終わらんよな?
341
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/02(日) 00:21:10 ID:LX8GDx8U
>>340
まだ二つ残ってますよ…一つにしますけどね。
342
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/02(日) 05:50:53 ID:YYMBmHH6
おつ
もう少し見たかったけどいい終わり方
343
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/05(水) 22:20:29 ID:Mo4K1JJQ
<宿泊と告白?>
下妹「はわぁ……」
上妹「うわぁ……」
兄「ほ、本当にここか…?」
下妹「地図では、ここだって」
上妹「合ってても間違ってても入りにくいんだけど…場違いとか思われないかな…」
兄「…ええい!勇気を振り絞って行くぞ!」
下妹「ま、待ってお兄…怖いから手繋いでて」
上妹「あ、私も…」
兄「そんな調子じゃ、中入ったら緊張で動けなくなるんじゃないか…?繋ぐけど」ギュ
下妹「ありがとね」ギュ
上妹「ありがと」ギュ
兄「……これの方が場違いな気が」
下妹「良いの」
344
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/05(水) 22:31:37 ID:Mo4K1JJQ
幼「お〜い、こっちこっち!」
幼妹「お姉ちゃん、声大きいよ…」
兄「あぁ、もっと場違いな奴居たわ…」
幼「誰が場違いだってぇ?あぁん?」
幼妹「あの、兄さん、今回も宜しくお願いします」
兄「そんな硬くなくって良いから。ちょっとは幼馴染を見習った方が良いよ」
幼「何?それ大雑把で馴れ馴れしくて図々しいって?」
兄「言ってないけど良く分かったな」
幼「うぉぉぉぉぉ!」
兄「ちょっ、首振るな」ガクンガクン
下妹「早く入ろうよ…」
上妹「妹ちゃん、先に入ろっか」
幼妹「は、はい…」
345
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/05(水) 22:41:17 ID:Mo4K1JJQ
上妹「あのさ、妹ちゃん」
幼妹「どうしました?」
上妹「ここ、本当に…お姉さんのホテルなの…?」
幼妹「えっと…姉の方が…」
幼「呼んだ?」
兄「おま…振り、過ぎ…」
下妹「お兄大丈夫?」サスサス
兄「背中、さすってくれて助かるよ…」
幼「一体誰がこんな事を…」
兄「てめえだコノヤロー…」
幼「テヘペロ☆」
兄「殴りたいこの笑顔」
346
:
風俗マニア
:2014/11/05(水) 23:01:06 ID:IsWCzm/Y
激エロ!!風俗エステの現状
http://hptop.jp/rirakudoll_y/
347
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/05(水) 23:01:24 ID:Mo4K1JJQ
幼「ふはは、悔しかったら殴ってぐはぁ!」スパァン
兄「!」
「皆様、大変失礼をお掛けして申し訳御座いません…」
下妹「あ、その…?」
幼妹「姉さん…!」
上妹「え、こ、この人が…?」
幼姉「えぇ、その通りです」
兄「…全然似てない」
幼姉「ふふ、見た方は皆、口を揃えてそう仰ります」
幼「い、いきなり頭叩くのは無いんじゃないかなぁ…」
幼姉「人様に失礼を働くのがいけないの、分かってるわね?」
幼「ぐむむ…はい」
兄「あの幼馴染が頭が上がらないなんて…」
348
:
風俗マニア
:2014/11/05(水) 23:10:09 ID:IsWCzm/Y
激エロ!!風俗エステの現状
http://hptop.jp/rirakudoll_y/
349
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/05(水) 23:27:09 ID:Mo4K1JJQ
幼姉「…貴方が兄さん、ですね?」
兄「あ、はい…」
幼姉「…ふふ、成程。そうですか。貴方が幼馴染の…」
兄「は、はい?」
幼「はいはい部屋行こーか!姉さん鍵!」
幼姉「こら」
幼「う…」
上妹「案内、して貰えますか…?」
幼姉「かしこまりました。こちらです」
幼(た、助かった…)
350
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/06(木) 07:05:14 ID:wi6/pEEs
兄「…広い」
上妹「家よりでかい…」
下妹「お、落ち着かないよ、お兄…」
幼「ワタシ達だって初めて入ったんだけど…こりゃすごい」
幼妹「ますます姉さんが、遠い存在に…」
幼姉「お気に召した様で、何よりです」
兄「ほ、本当に良いんですか?この部屋に泊まらせて貰っても」
幼姉「えぇ、是非とも泊まっていって下さい」
兄「あ、ありがとうございます…」
351
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/06(木) 07:40:41 ID:wi6/pEEs
兄「…まさか最上階の部屋を案内されるとは思ってなかった」
上妹「エレベーターがずっと上まで上がっていってびっくりしたよ…」
下妹「そのエレベーターも大きかったね…」
上妹「あのさ、こういう部屋ってVIP…が使う所なんじゃ」
幼「スイートルームって聞いたけど」
兄「何か足震えてきたぜ」
下妹「部屋、ほんのちょっとだけでも汚く出来ないよ…」
兄「めちゃくちゃな高さの高級ホテルのオーナーが幼馴染のお姉さん、か。若く見えたけど」
幼妹「この姉とは五歳違いなので…」
上妹「え、若っ!すごっ!」
幼「オーバースペック過ぎてさぁ…妹の立つ瀬ゼロで」
幼妹「まだ上を目指すって言ってたね…日本の中ではまだ有名じゃないから、って…」
下妹「凄い…凄いしか言えないよ…」
352
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/06(木) 18:53:29 ID:wi6/pEEs
兄「…俺達、何でここに泊まる事になったんだった?」
幼「珍しく妹連れてワタシ遊びに来た」
下妹「お母さんとお父さんがこのホテルの格安券をくじ引きで当てた」
上妹「そしたら二人で泊まりに行くとか言って挑発してきた」
幼妹「そしたら上妹さんがボコボコに…」
兄「家族全員連れてけと拳に乗せて殴ってたな」
幼「その時ワタシがそこ姉さんがやってる所って紹介した」
下妹「家族割とか無い?って電話してましたね」
上妹「無かったみたいだけど、代わりに私達を連れてきたら全員無料で泊めるって…」
幼妹「何を考えてたのかな、姉さん…」
兄「…で、家族全員で行けたのに二人だけで泊まろうとした罰で、父さんと母さんが居ない、と」
上妹「そう」
幼妹「本当に良かったんですか?それで…」
兄「どうせ結局泊まりに来てる」
下妹「否定出来ないからね…」
353
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/06(木) 19:38:38 ID:wi6/pEEs
幼「とりあえず、こういう所でやる事と言えば…そりゃ!」ボフン
幼妹「ちょっとお姉ちゃん!」
幼「良いじゃんベッドダイブ位。おぉ〜ふかふか…すぐ眠れるよ、これ」
上妹「眠らせてあげても良いですよ」
幼「それ物理的にだよね勘弁して」
兄「ちゃんと人数分用意されてるな」
下妹「一つは要らないのにね。わたしがお兄と寝るから」
兄「一人で寝なさい」
下妹「えぇ〜…」
兄「…しっかし、本当ふっかふかだな…手が沈む…」
上妹「疲れとか、すぐ取れそうだよね」
下妹「うん、そうだね!」
幼「…ぐぅ」
幼妹「お姉ちゃん寝るの早いよ」
354
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/06(木) 20:05:29 ID:mgVH4nE2
下妹かわいい
355
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/06(木) 20:18:36 ID:HbFsBNOg
寝てあげなよ兄…
356
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/06(木) 21:44:27 ID:ndgfXRW2
幼残念可愛い
357
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/06(木) 22:13:46 ID:wi6/pEEs
兄「…おぅ…キッチンあるんだけど」
上妹「わ、本当だ…」
幼妹「もしかして、ここで料理を作ってくれたり…」
兄「やってくれそうだなぁ…」
下妹「高級な家…な感じだね」
幼「妹もやってみれば?上妹ちゃんに教えてもらったんだから」
幼妹「え…」
上妹「徹底的に教えたから大丈夫だよ、妹ちゃん」
幼妹「そ、そうでしょうか…」
下妹「食べてみたいなぁ、妹ちゃんの料理」
幼妹「あ、あの、そのぅ…」
兄「俺も気になるなぁ」
幼妹「…!…き、機会が、あれば……」
上妹「自信持って頑張ってね、上妹ちゃん」
幼妹「は、はい」
358
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/06(木) 22:48:39 ID:t.rOp0fc
上妹が……!!
359
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/07(金) 21:23:43 ID:wtbgpEg2
上姉がひとーり、上姉がふたーり…
360
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/10(月) 21:02:26 ID:jQKyxDOE
幼「…おやぁ?」
幼妹「ど、どうしたの?」
幼「もしかしてお風呂…あったりして?」
上妹「さぁ…?」
幼「…お先!」ダッ
兄「お先って…まぁ付いて行こうかな」
下妹「もしあったら、広いかな?」
上妹「そうだったら?」
下妹「皆で入ろ?」
兄「じゃあ俺一人か。広かったらあれだなぁ」
下妹「え、お兄も入るんだよ?」
兄「何でだ」
下妹「折角のお泊まりなんだからぁ、お願い♪」
兄「駄目」
下妹「ぶー」
361
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/10(月) 22:26:34 ID:jQKyxDOE
幼「うわぁお、広い…」
兄「おぉ、確かに」
上妹「ちっさい銭湯、って感じかな」
幼妹「外、露天風呂までありますね」
下妹「この高さで露天風呂…贅沢だね!」
上妹「向こうもこっちと同じ位広い…」
兄「…にしても、部屋は洋風なのに風呂は和風なんだな」
幼「さっき脱衣場チラ見したけど、浴衣あったよ」
兄「浴衣か…俺達は着た事無いな」
幼「着方わざわざ書いてあったっぽいし、気にしなくて良いんじゃない?」
下妹「じゃあ、お兄に」
兄「No」
下妹「む〜…」
362
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/10(月) 22:42:40 ID:TQ8tWOxE
はよ
363
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/10(月) 23:39:07 ID:Gl5Bpb0o
全員可愛い
その中でも下妹が一番可愛い。
364
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/11(火) 07:03:23 ID:m2ogqb1w
幼「まぁ、入るのは後のお楽しみという事で」
兄「何だ、お前なら飛び込むかと思ったのに」
幼「しないから。流石に」
幼妹「でもこの前」
幼「はいカァット!」
兄「急に声張るなよ…何かしたのか」
幼「そりゃ秘密です」
上妹「…何してたの?」ヒソッ
幼妹「家の浴槽に飛び込んで足滑らせて少し溺れたそうです」ヒソヒソ
下妹「…元気な人だね」ボソリ
幼「あれ〜!?この辺から私に関する話が聞こえるな〜!?」
幼妹「」ダッ
幼「ちょっ、風呂場でダッシュ!?」
365
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/11(火) 07:13:47 ID:m2ogqb1w
幼「もう…滑るから危ないのにさ」
上妹「え、幼馴染さんが言うんですか」
幼「…うん、まぁ、滑ったら頭打つかもだし…」
下妹「滑って溺れてたのに?」
兄「え、マジで?その年で風呂で溺れた?」
幼「何で言っちゃうかなぁ!」
下妹「妹ちゃん追い掛けますね」
上妹「あ、私も」
兄「二人は急に走るなよ」
上妹下妹「は〜い」
幼「くそぅ可愛いじゃんかくそぅ」
兄「走るなよ〜」
幼「走らないし追わないって…」
兄「?」
366
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/11(火) 07:21:02 ID:m2ogqb1w
幼「ふっ、何故ならお先に露天風呂に入るからさ!」
兄「え、俺の前で…?引くわー」
幼「人を痴女みたいに言うの止めれ」
兄「下妹の胸を揉もうとする人間をそう言わずして何と言えと?」
幼「淑女」
兄「叩き落としてやろうか」
幼「せめて服は脱がせて」
兄「え、俺の前で…?引くわー」
幼「そもそも何で兄の前で何かするの前提なの?」
幼(恥ずかしさMAXだから絶対しないのに…)
兄「で、入るんだったら出るけど」
幼「露天風呂の景色しっかり見てからでも良いじゃん」
兄「…そうしようかな」
幼「ノリが良いねぇ」
367
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/11(火) 07:26:25 ID:qMIoqtzQ
じゃあ幼はもらっていきますわ
368
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/11(火) 07:32:39 ID:m2ogqb1w
幼「おぉ〜高〜い。遠くの景色が見えるのは、中々絶景で」
兄「お前よくそんな端っこの方立てるな…」
幼「柵あるからへーきへーき」
兄「足滑らせたらどうしようも無いんだぞ。ここ一番上の72階だし」
幼「何だろうその数字を聞くだけで似た者としての悲しみが湧いてくる」
兄「何の話だよ」
幼「上妹ちゃんには勝ってるけど自分の妹に負けてるって話」
兄「何がって成程」
幼「即理解されるの腹立つ」
兄「まぁ…その…うん、頑張れ!」
幼「頑張ってこの胸囲的なサイズなんじゃ舐めんなバカヤロー」
兄「そうか…」
幼「その同情みたいなの止めて」
369
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/11(火) 07:41:28 ID:m2ogqb1w
幼「ふん、高い所嫌いな兄なんか足滑らせて浴槽に落ちればいいんだ」
兄「いや嫌いじゃないし」
幼「そんな心配してるのに?」
兄「いや、端に立たれたら心配もするって」
幼「…しょうがない、兄の為にここを離れるとしましょう」
兄「あ、別にずっとそこでも良いぞ」
幼「どっちなの?」
兄「冗談。部屋戻るか」
幼「あ〜いよ」
幼(…ちょっとは心配してくれるんだ。…うん、良いな、この気分)ズルッ
幼「ってマジすかい」
兄「ちょ、おまっ!」ガシッ
幼「え?」
幼(いや兄それは不味いって――)
ドッパーーーン
370
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/11(火) 23:01:39 ID:m2ogqb1w
幼「あっつ!あっつ!」バシャバシャ
兄「ゴボゴボゴボ…!」バシャバシャ
幼「あ、ごめん、退く、退くからあっつ!」
兄「ぶはっ!」バシャア ムニ
幼「…………………」
兄「…………………」
幼「あの、えっと、その、あのさ……」
兄「男として最低な事をした一思いにやってくれゴボボ」
幼「潔いって言うか風呂場で土下座!?顔上げて上げて溺れ死ぬから!」
兄「…人に胸を揉むなと怒りながら、自分はそれを平気でする…自分が許せん!」
幼「いやいや不慮の事故だから一旦落ち着こう、うんそうしよう」
兄「事故でもやっちゃいけなかったんだよ!」
幼「何でそんな急に熱い台詞言ってんの?風呂入ってるから?」
371
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/11(火) 23:37:09 ID:m2ogqb1w
幼「ふぅ…びっしょびしょ…」ビチャ
兄「もう風呂入る事になるとは思わなんだ」ビショ
幼「あ〜…ごめん兄。折角助けようとしてくれたのにさ…」
兄「謝る必要無いだろ?俺が勝手に手を伸ばして、勝手に一緒に風呂場へダイブしただけだしな」
幼「いやさ、滑んなかったらって」
兄「別に良いって」
幼「……そうだね、うん。さっきのであいこって事で」
兄「さっきのは本当にすまんかった」
幼「良いってだからわざとじゃないんだしさぁ」
幼(…わざとでも許しちゃうかもだけど)
兄「…にしても、どうしよう俺達」
幼「他の皆に替えの服用意してもらって、先に入るって事で。風邪引く訳にもいかないし」
兄「それがベストかね。はぁ…携帯とか財布、荷物として分けといて助かった…」
幼「………あ」
兄「…………そうか」
372
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/11(火) 23:47:09 ID:m2ogqb1w
〜〜〜〜
下妹「ずるい」
兄「え」
下妹「ずるい」
兄「いや何が」
下妹「何で幼馴染さんだけそんな目に…」ブツブツ
上妹「全く…何してんだか」
兄「まぁこんな日もあるだろ」
上妹「無いでしょ」
兄「無いか」
幼妹「大丈夫?お姉ちゃん」
幼「精神的には大丈夫じゃない……」
幼妹「?……あ、携帯電話……」
幼「スマホ…スマホが……」
373
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/11(火) 23:58:33 ID:m2ogqb1w
上妹「防水じゃ無いんですか?」
幼「多少はあると信じたい……」
上妹「そうですか……」
下妹「ドライヤーで乾かせば良いと思います!」
幼「じゃあお願い…」
上妹「おっと私が受け取るんで」
幼「何にもしないって。だって今触ったとしたら下妹ちゃんの服が濡れて透けて下着が見えて」
上妹「話しながら段々興奮するの止めて下さい」
幼妹「それに、透けてるのお姉ちゃんの方だよ…」
幼「ワタシは別に見られても」
下妹「興奮しちゃうんですか…?」
上妹「うわぁ…」
幼「どうして兄妹揃って変態にしようとするのか」
幼妹「事実でしょ」
幼「家族にまでそう思われてた。泣きたい」
374
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/12(水) 02:16:34 ID:l52VwqaE
道化役はつらいのう。
375
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/12(水) 16:02:24 ID:GsYlFW2E
支援!
376
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/12(水) 22:02:33 ID:G21msq/6
幼妹「昔から姉さんの胸を揉んでたよね」
上妹「何してるんですか…」
幼「あの豊満な胸を揉めば大きくなると信じてた時期があった…結果はこれだぁ!うわぁん!」
兄「そりゃ変わらんだろ。下妹と一緒に風呂入ってる上妹だって鉄壁だからなあふん」
下妹「わぁ、お姉の拳がお兄の顎を見事に捉えた」
幼妹「解説してる場合じゃないですよ!一撃でノックダウンじゃないですか!」
幼「気にしなくて良いって」
幼妹「何で!」
兄「…っはぁ!あぶねっ、寝る所だった」
幼「ほら」
幼妹「………ホントだ」
上妹「ネタで人の胸を弄るな、分かった?」
兄「え〜マジどうしようかな〜」
上妹『あぁん?』
兄「わぁ声にエコー掛かってるすみませんでした」
377
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/12(水) 22:45:44 ID:G21msq/6
上妹「ほらもう服置いとくから入りなよお風呂」
兄「いやいや、ここはレディファーストで」
幼「あ、まさか露天風呂一人で満喫する気か!」
兄「しませんけど」
下妹「一人じゃなくて二人で」
兄「入る気ならタオル巻きなさいや」
下妹「は〜い」
幼「え、入っちゃうの?」
下妹「?」
幼「よ〜し、全員で入っちゃおう!」
上妹「幼馴染さんは駄目です」
幼「何故ぇ!」
幼妹「お姉ちゃん、人様の体凝視したりしそうだし…」
幼「それより兄も入る状況に突っ込みが来ないのは何故?」
378
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/12(水) 23:26:04 ID:G21msq/6
兄「で、結局全員入る、と」
上妹「幼馴染さん達は露天風呂かぁ」
下妹「仕切り置いてるから見えないけどね」
兄「見えたら問題だけどな」
下妹「見せられないよ!」
兄「見ないから」
上妹「…殆ど何時もと変わらない感じ?」
下妹「そうだね」
兄「変わってるのは、家の風呂より広くて温かくてゆったり出来る事か」
下妹「そうだね〜…」
上妹(…広いから良く目立つ…下妹ちゃんの胸が浮いてる…浮いてる…!)
兄「あぁ〜…疲れも取れる…」
下妹「肩も軽い〜…」
上妹「……………くっ」
379
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/12(水) 23:33:06 ID:G21msq/6
幼妹「凄い遠くまで景色見える〜…」
幼「見えるよね〜…」
幼妹「…向こうには、兄さん達が居るんだね」
幼「居るよね〜…」
幼妹「…見えないよね」
幼「見えないね〜…」
幼妹「…ちょっと、ドキドキしない?」
幼「するね〜…」
幼妹「聞いてる?」
幼「聞いてるね〜…」
幼妹「聞いてないよね」
幼「聞いてないね〜…」
幼妹「……」バシャッ
幼「ほわっちゃあ!何!?急に!?」
幼妹「…はぁ」
380
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/12(水) 23:41:58 ID:G21msq/6
幼妹「お姉ちゃん、ちゃんと聞いてよ」
幼「胸と恋の相談はワタシにはハードル高すぎる」
幼妹「胸はともかく、恋はちょっと位聞いてよ…」
幼「納得出来る回答は用意出来ません!」
幼妹「そんなに聞きたくない…?」
幼「ワタシのクラス来てみなさいよ。恋バナばっかで胃もたれするんだよ」
幼妹「そんな事言わずに」
幼「今大きな声で相談したら解決するって」
幼妹「聞こえるよ隣に!」
幼「聞こえたら良いんじゃないっすか?」
幼妹「適当!」
幼「だってさ〜」
381
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/13(木) 17:09:29 ID:cQHMgZ6g
乙。下妹かわいい!
382
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/14(金) 22:06:46 ID:CljLJKqY
下妹「はふぅ…極楽…」
兄「年寄り臭くなってるぞ」
下妹「だって〜…ぽかぽかして気分が良くなって…はふぅ」
上妹「まだお昼にもなって無いのに、寝ちゃ駄目だよ下妹ちゃん」
兄「のぼせる前に出るんだぞ」
下妹「うん〜…すぅ」
上妹「寝るの早いって」
兄「流れる様に寝たな」
上妹「う〜ん…兄貴、下妹ちゃん、連れていってあげて?」
兄「ん?良いけど…上妹は」
上妹「私はもうちょっと浸かりたいから」
兄「その為に兄をこき使うか。良いけどな!ふやけるまでゆっくり浸かるが良い!」
上妹「何その捨て台詞」
383
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/15(土) 10:55:06 ID:h5V4OM..
兄「お〜い、起きろ〜」ペシ
下妹「うぅん…お兄…?」
兄「眠たいならこっちで着替えるんだぞ。俺こっちで」
下妹「着替えさせて…」
兄「色々問題起こるから駄目だ」
下妹「問題…?」
兄「まず上妹に殴られ、幼馴染姉妹にはそんな奴だったのかと蔑まれる」
下妹「そっか〜…ごめんね…?」
兄「分かってくれたか。じゃあ俺こっちで着替えるから。脱衣場部屋別れててラッキーだぜ」
下妹「は〜い…ふわぁ…」
兄(何だろう、こんな感じのアイドルが居たような、居ないような…)
384
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/15(土) 12:23:39 ID:h5V4OM..
上妹「……」コソッ
上妹(露天風呂…入りたい…)
幼妹「ふぅ〜…朝からお風呂って、何か新鮮だよね…」
幼「これで下妹ちゃん居たらあの胸を朝から…」
幼妹「…幼馴染さん」
幼「家族から一気に赤の他人扱いになった」
上妹「駄目ですよ」
幼「しかも上妹ちゃんまで来た」
幼妹「あれ?兄さん達は…」
上妹「下妹ちゃんが寝そうになってたので運ばせました」
幼「それで自分は露天風呂、と。お主も悪よのう」
幼妹「…下妹さんの着替え、どうするんでしょう」
幼「よっしゃ今すぐ着せ替え」
上妹「あ?」
幼「ナンデモナイデス」
385
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/15(土) 20:02:56 ID:HFhHbW46
乙っ! いつもおもしろい!
386
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/16(日) 21:38:21 ID:xpEW5qcg
上妹「そんなに、巨乳が好きですか…?」
幼「はは〜ん?成程成程、上妹ちゃんもその胸を可愛がって欲しかっ」
上妹『いてこますぞワレェ…』
幼「ちょっと何言ってるか分かんないけど怖いですやめてくださいすみませんでした」
幼妹「お姉ちゃん、本当に何で下妹さん気にしてるの?」
幼「可愛くて背小っちゃめで胸大きい…そこにはロマンが詰まりに詰まってるんだよ」
上妹「へぇ…?」
幼「し、仕方ないじゃん!あんなデカイのぶら下げてるのが悪いんだぁ!」ガクガク
上妹「だからって揉んで良い訳じゃないですよね?」
幼「…はい」
上妹「じゃあもう狙わないでください」
幼「…全部未遂で終わったんだから、一回位は」
上妹「は?」
幼「はい狙いません上妹様下妹様兄様に誓います」
幼妹(…胸、かぁ…。やっぱり、大きい方が…ううん)
387
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/16(日) 21:51:42 ID:xpEW5qcg
下妹「ムニャムニャ…ウニャム〜…」
兄「あ〜あ〜、ぐっすり寝ちゃって」
上妹「兄貴〜上がったよ〜」
兄「おう。…幼馴染姉妹は?」
上妹「あぁ、ちゃんと上がるって伝えたから、もうすぐ…あ、ほら」
幼妹「?呼びましたか?」
兄「ん、いや、俺達…と言うか俺が出る事伝えとかないと二人共出れないよな、って話をね」
幼妹「はぁ…」
幼「別にタオル巻いてたんだから、あんまり気にしないけどね、兄が居たって」
兄「多少は気にしてくれ」
幼「してるから仕切りやっといてって頼んだんだけど」
兄「そういやそうだったっけか」
幼「…脳がふやけたんじゃ」
兄「ふやけるか」
388
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/17(月) 23:22:19 ID:CYEoyaBU
幼妹(う…やっぱり、長い付き合いなだけあって、二人だけで会話してる事多いなぁ…)
上妹(気が合うだけあって、お互いポンポン話出来てる…ちょっと、羨ましい)
幼「大体さぁ、兄だって見られて恥ずかしい体してる訳じゃないでしょが」
兄「恥ずかしいわ見られたら」
幼「上妹ちゃんと下妹ちゃんの前で良く見せてるんじゃないの?」
兄「いや、見せびらかす様な事はない」
幼「ほほう。つまり二人がお風呂に突撃したりして見てくる、と」
上妹「突撃してません!」
幼「じゃあ下妹ちゃんに巻き込まれる形なんだ」
上妹「う…」
兄「良く分かったな…」
幼「…あれ、当たった?うわ〜普段なら今日みたいな事…うわ〜…羨ましい」
兄「羨ましいのかよ」
幼「下妹ちゃんと入れるなんて…羨まし過ぎる」
幼(うん、まぁ…妹ちゃん達も、だけどさ)
389
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/18(火) 07:19:19 ID:QWZcac5M
はたして報われるだろうか……
390
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/19(水) 06:25:53 ID:/YZRseyY
幼「ところで下妹ちゃんと同じ布団に」
兄「寝るなよ」
幼「いいや、寝るね!」
上妹「体に天って字を刻まれたいならどうぞ」
幼「それ死んじゃうじゃないですか…」ガタガタ
兄「殺意の波動に目覚めればワンチャンはある」
幼「それゼロって言ってるもんじゃんか!」
下妹「うみぃ…ふぇ…」
幼「あぁ駄目だ体が勝手に」
上妹「ほあたぁっ!」
幼「あべし!」
幼妹「お姉ちゃんが秘孔突かれた!」
兄「大丈夫、最良で何も無いだけだから」
幼「え、じゃあ最悪は?死ぬの?死んじゃうの?」
391
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/19(水) 12:27:37 ID:pDakOGKA
天地の隔たりも見極められぬとは……
392
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/19(水) 18:36:02 ID:/YZRseyY
兄「まぁそれは置いといて」
幼「置いとかないで!命の危機!」
兄「いつもそうだろ」
幼「そうだった」
幼妹「納得するんだ…」
上妹「で、この後どうする?兄貴」
兄「もうちょっとで昼だし、下妹起こして昼食食べたらどっか行こう」
幼「んじゃ、今の内に何処行くか探しますか」
兄「それが良いか」
上妹「このホテル自体に色々ある見たいだけど…」
兄「帰ってきてまた風呂入って、浴衣着て楽しむって事で」
幼妹「良さそうですね」
幼「下妹ちゃんのむ」
上妹「はい?」ニッコリ
幼「ひぃ…」ガクガク
393
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/19(水) 19:05:59 ID:/YZRseyY
兄「この近辺、何がある?」
幼「遊園地とかあるけど」
兄「遊園地か。他には?」
幼「ん〜……あ、こんな所あった」
兄「何々…………お前これ何処だと思う?」
幼「風ぞ」
兄「行くか馬鹿!」スパァン
幼「いったぁ!馬鹿って言った!」
兄「何処連れてくつもりだこの野郎!」
幼「え、興味無いの?そういう所。…あっ、妹ちゃん達が居るから行かなくて」
兄「上妹。ゴミ箱にこいつ入れといてくれ」
上妹「ラジャ」
幼「ほんとごめんなさい」
394
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/19(水) 21:17:21 ID:/YZRseyY
兄「はぁ…とにかく、ほら、下妹、起きろ」ユサユサ
下妹「んん…お腹空いた…」
幼「もう食べられないじゃ無いんだ」
兄「食べてないしな」
幼妹「では、食べに行きますか?」
上妹「そうだね」
ボーン
兄「?」
幼姉『お邪魔して宜しいでしょうか?』
幼妹「姉さんだ」
幼「どうぞ〜」
ガチャ
幼姉「失礼致します。昼食をお持ち致しました」
兄「…食材だけ?」
幼姉「ええ…」
395
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/19(水) 21:30:40 ID:/YZRseyY
兄「…今から作るつもりですか?」
上妹「え、まさか…」
幼姉「妹が世話を焼かせている様だから、そのお礼だと思ってくれれば」
兄「お礼って…」
幼「ちょっと〜?世話を焼かせているって何かな〜?」
幼姉「…セクハラ紛いの行為、とか」
幼「どっから聞いたの!?」
幼姉「姉の情報網を舐めていると痛い目に合うわ」
兄(…この人敵に回したらヤバい気がする)
幼妹「ワタシだよ」
幼姉「あっ、何で言っちゃうの」
兄(そんな事も無いかもしれない)
396
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/19(水) 21:58:02 ID:/YZRseyY
上妹「あの〜…」
幼姉「何かしら?」
上妹「この子に作らせてもらっても…」
幼妹「へ?」
幼姉「この子が?」
上妹「ええ。…良いですか?」
幼姉「当然よ、断る理由なんか無いわ。ただ…」
上妹「ただ?」
幼姉「一緒にさせて貰うわ、ね?」
幼妹「え、え、え」
幼「ほほう、これは楽しみですなぁ、ねぇ下妹ちゃん?」
下妹「んん〜…?誰…?」
幼「…………………………………」
兄「痛恨の一撃を食らったみたいだな」
幼「誰は流石に効く」
397
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/19(水) 22:29:15 ID:/YZRseyY
下妹「ふわぁ…。…あれ、何時の間にか幼馴染さんのお姉さんが…」
兄「料理作ってくれるらしいぞ」
下妹「料理…?お姉は作らないの?」
上妹「まあ」
幼「いやぁ、妹も上妹ちゃんに教えてもらって良かったと思うよ」
上妹「何ですか、急に」
幼「ご覧の通り、姉さんが料理出来るんだけど、中々帰ってこないしさぁ」
兄「ん?お母さんとかに教えてもらえないのか?」
幼「あ〜…どうしてワタシ達が仲良くなってると思う?」
下妹「…お互い似てるんですね、お母さんとお父さん」
幼「まぁね〜…家にあんま居ないしさ〜…姉さんが親代わりみたいなとこあったし」
兄「…どうして幼馴染は料理作らなかったんだ?」
幼「そんなの妹未満の料理しか作れなかったからさ!」
上妹「………あれ未満………!?」
398
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/19(水) 22:39:47 ID:/YZRseyY
上妹「て事は、もう物質が溶けきって消滅するって…!!」
兄「色々と失礼だぞ、色々と」
幼「消滅とか生温いから。それ以前に包丁握れないから」
兄「…そう言えば、調理実習水洗いしかしてなかったな…」
幼「洗い物専門なんで」
下妹「…調理実習、一緒の班だったの?」
兄「そうだけど、それが?」
下妹「ふ〜ん…」
幼(…あれ、これもしかして嫉妬してる?どっちに?兄の方だったら良いのにな〜♪)
399
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/20(木) 04:49:45 ID:M7rcZH/s
押せ押せだったはずの兄が、より強烈な幼馴染の登場や、妹ズの素直化というかストレート化で相対的に一番の常識人に。
未だに手を出してないのが不思議だぜ……
400
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/20(木) 21:13:59 ID:4LMkPxeg
兄「…ところで、お前のお姉さんってどんだけ料理上手いんだ?」
上妹「む」
幼「…あのさ、完璧超人って居ると思う?」
兄「…まさか」
幼「そのまさかでさ、姉さんあれだもの。色んな店持ってるし」
下妹「このホテル以外にですか?」
幼「そう。…料理の腕も相当だよ」
上妹「むむ…」
幼「しかも全部感覚でやってるからさ、他人じゃ真似出来ない領域に居るんだよね〜…」
下妹「だからお姉に教えて貰った方が良いって言ったんですね」
幼「そうそう」
401
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/20(木) 22:54:05 ID:4LMkPxeg
幼妹「あ、あの、出来ました!」
幼「よっ、待ってました!」
兄「お、炒飯」
幼妹「ど、どうですか上妹さん」
上妹「見た目は前のと比べたら、見る影無くなってる」
幼「見る影って言うか、影その物って言うか」
幼姉「では、こちらは餃子と拉麺で」
下妹「…ギョーザとラーメンって…チャーハンが出来る時間で出来るの…?」
幼「それが出来ちゃうから姉さんはとんでもないんだってば」
上妹「…」モグ
兄「……どうした?」
上妹「色々と、負けた」ズーン
兄「色々って何だ色々って」
402
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/22(土) 18:44:04 ID:TMctN9GU
兄「…でも確かに、凄い腕前だ」
幼姉「有難う御座います」
上妹「…絶対に勝つ…!」
幼「殴れば勝てる」
上妹「シャラップ!」
幼「はい」
下妹「妹ちゃんのも美味しいよ。このままお姉、唸らせるの作ってね」
幼妹「はい!」
上妹「あ、簡単には負けないから」
幼妹「お、お手柔らかにお願いします…」
幼「前みたいにお腹が唸りまくる奴はやめてね」
幼妹「もう大丈夫だから!」
幼姉(…心配してたけど、妹達が皆と仲良く出来てるみたいで、良かった…これも――)チラッ
兄「う〜む、上妹のと何が違うんだ…?」
幼姉(彼のお陰、なのかしらね)
403
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/23(日) 20:14:42 ID:q20Fg8m2
――――
――
ー
兄「昼食を終えて、遊園地に着いたぞ」
上妹「誰と会話してんの…?」
兄「何、お約束って奴よ」
幼「こりゃ結構でっかいとこで」
幼妹「…遊園地、かぁ」
下妹「どうしたの?」
幼妹「いえ、その…行った記憶が無くて」
上妹「…そう言えば、私達も行った記憶が無いような」
幼「ワタシん家はそもそも親が常に遊園地居るみたいな人だし」
兄「俺達は…大体同じだなぁ…」
下妹「こう言うの、世知辛いって言うのかな…」
上妹「分かんないけど、それで良いんじゃない?」
404
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/23(日) 21:50:14 ID:q20Fg8m2
兄「さぁまず何処に行こうか。フリーフォール?フリーフォール?フリーフォール?」
上妹「何そのフリーフォール推し…」
幼「何?陥れたいの?」
下妹「…絶叫系は、嫌」
兄「手なら繋ぐぞ?」
下妹「本当!?……でも、駄目」
幼妹「どうして嫌なんですか?」
下妹「………………胸が」ボソッ
幼「成程、ワタシ達には永遠に理解出来ない苦しみですな」
上妹「…くっ」
幼妹「…お、大きくなるもん…」
幼「いやいや、逆に考えるんだよ。胸が無いから気にせずアトラクション乗れるんだって」
兄「それ言ってて空しくならないのか…」
幼「なるよ胸だけになぁ!」
405
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/23(日) 21:58:29 ID:q20Fg8m2
下妹「だから、ジェットコースターとかは皆で…」
幼「よし、ここはワタシが一肌脱」
上妹「がなくていいです」
幼妹「でも、下妹さんだけ置いていくのは…」
兄「例え神が許しても、この俺がゆ゛る゛さ゛ん゛!!!!」
上妹「うるさい」
兄「ヴァイ」
幼「その時、不思議な事が起こった!」
兄「おっと体が勝手にコーヒーカップの所に〜」ガシッ
下妹「あ…」
幼妹(良いなぁ…。ああやって、手を繋いでもらって…)
406
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/23(日) 22:26:51 ID:q20Fg8m2
幼「…で、何この死体」
兄「」チーン
下妹「…回し過ぎて」
下妹(手繋がれて張り切り過ぎちゃった…)
上妹「流石に兄貴でも酔いは駄目かぁ…」
兄「バ、バターに、なるかと…思った…」ガクガク
幼妹「だ、大丈夫ですか?あの、これ…」
兄「よ、酔い止め…?」
幼妹「姉さんに渡されて…。先に渡せなくて、すみません。後に飲んでも効くタイプですから」
兄「あ、ありがとう…」
下妹「あう…ごめんねお兄」
兄「次は加減してくれよ…?」
下妹「うん…」
407
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/23(日) 22:48:24 ID:q20Fg8m2
兄「ふぅ…落ち着いた…」
幼「いや〜ここで男手無くなるとピンチだからねぇ」
兄「何でだよ」
幼「ワタシには上妹ちゃんと下妹ちゃんは制御しきれない」
上妹「したいなら普段の自分を見つめ直してください」
幼「ワタシらしく生きた、素晴らしい人生だった…」
幼妹「お姉ちゃん死ぬの?」
下妹「あ、一緒に乗りますか?コーヒーカップ」
幼「膝の上に乗ってくれるなら乗るよ」
兄「下妹、回してあげなさい、極限に」
下妹「は〜い」
幼「え、ホントに乗ってくれるの!?うひゃっほう!」
幼妹「…お姉ちゃん、酔い止め」
幼「うん、ありがとう。そしてナイスお節介姉さん」
408
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/23(日) 22:55:48 ID:q20Fg8m2
兄「はいよ水」
幼「サンキューどーも」ゴク
上妹「あ」
下妹「あ」
幼「?………あ」
幼妹「兄さんが、口付けた…」
兄「?」
下妹「回します。死ぬ程回します」
幼「ちょっ、止めて助けてこれバターじゃすまなくなる奴」
上妹「下妹ちゃん、疲れたら交代ね」
下妹「うん」
幼「兄!ヘルプミー!」
兄「No Thank You」
幼「ノーセンキューじゃなくて!」
409
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/23(日) 23:12:27 ID:q20Fg8m2
兄「I can't help you」
幼「多分出来るって!このペットボトルに口付けたら何とか」
下妹「更に重ねるつもりなんですか?」ニッコリ
幼「ハイナンデモナイデス」
兄「吐くまでは止めてやるんだぞ」
幼「この人殺ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
兄「お、幼ダイーーーーーン(棒)」
幼妹(あ、兄さんに手を出したらこうなるんだ…)ガタガタ
兄「…妹ちゃん?大丈夫かい?」
幼妹「は、はい!」
兄「…俺も落ち着いたけど、まだしんどいし、向こうのベンチで休もうか」
幼妹「え、あの、その…分かりました…」
兄「じゃあ、行こうか」
幼「ワタシ今回は悪くないと思うんですけどおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
410
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/28(金) 21:33:25 ID:Ai3nOSSU
兄「ふぅ、疲れた…あんな回ると思ってなかった」
幼妹「本当に大丈夫ですか?」
兄「まぁ何とか。…自販機あるし、休憩がてら何か飲む?」
幼妹「え、あ、い、良いです、気にしなくても」
兄「まあまあ遠慮せず。俺も買うし、そのついでだと思ってくれれば」
幼妹「…じゃあ、お茶で」
兄「…本当に?」
幼妹「……オレンジジュース」
兄「了解っと」ジャラ
幼妹「あ、お金は払いますから!」
兄「年下の子に払わせるなんて気が引けるんで無しで」ピッ ガコン
兄「はいオレンジジュース」
幼妹「あ、ありがとうございます…」
411
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/28(金) 21:47:21 ID:Ai3nOSSU
幼妹「……?兄さん?」
兄「何でっしゃろ」ピッ ガコン
幼妹「(何でっしゃろ?)…どうして幾つも買って…って、もしかして」
兄「ああ、自分の分と後の三人の分」
幼妹「上妹さんと下妹さんはともかく、姉にまで…?」
兄「今頃吐きそうになってるだろうし」
幼妹「…どれが誰の何ですか?」
兄「まずホットココアが上妹で、カルピスソーダが俺、ビックルが下妹、いろはすが幼馴染」
幼妹「姉は水なんですね…」
兄「て言うのは冗談で、俺と幼馴染のは逆」
幼妹「…姉は炭酸飲料を飲むんですか?」
兄「ガンガン飲むんだよ。炭酸なのにガブ飲みするし」
幼妹「ほ、本当なんですか…?」
兄「嘘だと思うんなら、実際見てみればいいんじゃないかい」
412
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/28(金) 22:10:22 ID:Ai3nOSSU
幼妹「…それに、兄さん、水で良いんですか?」
兄「俺はこのペットボトルを思いっきり捻ってやるのが好きで好きで」
幼妹「は、はぁ…」
兄「あ、ホットココア持っといてくれない?」
幼妹「良いですよ。…バッグに全部、入れておきましょうか?」
兄「ん?良いなら、そうしてもらえると」
幼妹「はい。…………」
兄「…どしたの妹ちゃん。……お化け屋敷?」
幼妹「行きましょう」
兄「え」
幼妹「行きましょう、早く!」
兄「い、いやぁ、俺は良いかなって」
幼妹「何言ってるんですか!行きましょう!」
兄「あ、待って腕引っ張らないでマジ待って」
413
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/29(土) 08:53:22 ID:UouZH3aY
朝から一気読みしてまった
414
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/30(日) 17:16:51 ID:NrTAIdAU
幼妹「わぁ〜…色んなお化けが居ますよ兄さん!」キラキラ
兄「そんな動物園に来た子みたいな」ガタガタ
幼妹「ほら、行きますよ!」
兄「いやちょっと待って嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
アアアァァァァァァァァァァ……ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィ……イェアアアアアアアアアアア……アアアアアアアアアェイ……
――暫くお待ち下さい――
ア、アァ………ヒ、ヒカリ………
幼妹「はぁ〜!楽しかったですね兄さん!お化けが一杯で!」キラキラ
兄「あぁ、そうだな…」
幼妹「…兄さん?」
兄「ごめんな、俺、トイレ行ってくるぜ」
幼妹「は、はぁ…」
兄「先に皆と合流しときなよ、じゃ」
幼妹(………?何か変だったなぁ兄さん)
兄(………この年で………俺もうお婿に行けない……)グスン
415
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/30(日) 17:31:28 ID:NrTAIdAU
上妹「…何処行ってたの?妹ちゃん」
幼妹「あ、上妹さん。兄さんと一緒に自動販売機に行って飲み物を…」
上妹「飲み物?」
幼妹「はい。上妹さんはホットココアだって兄さんが言ってましたけど…」
上妹「ん、確かによく飲んでるよ」
幼妹「下妹さんはビックル…って言ってました。どうぞ」
上妹「ありがと。下妹ちゃんに渡してくる」
幼妹「あの…姉は?」
上妹「幼馴染さんは…」チラッ
幼「トンデトンデ…マワッテマワル…」ビクンビクン
幼妹「お、お姉ちゃん…」
幼「オカエリマイシスター…」
幼妹「…カルピスソーダ、兄さんが選んでくれたよ」
幼「マジで!要る要る要ります!ちょうだい!」
幼妹「う、うん、はい…」
416
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/30(日) 17:42:08 ID:NrTAIdAU
幼「んぐっんぐっ…っはぁ!復☆活!」
幼妹「か、回復早いね…」
幼「このシュワシュワな刺激が体を癒してくれる…ん〜んまい!」
幼妹(本当にグイグイ飲んでる…)
上妹「下妹ちゃ〜ん、ビックルあるよ〜」
下妹「はいはいちょ〜だい!」
上妹「はい」
下妹「誰が買ったの?」
上妹「兄貴だって」
下妹「えへへ〜こんな所に置いてあるんだ〜、お兄頂きます!」
上妹「…そう言えば、兄貴は?」
幼妹「兄さんは、お手洗いに…」
上妹「ん、そっか」
417
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/30(日) 19:58:44 ID:hso1LPP.
はよおおおお
418
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/30(日) 20:44:42 ID:NrTAIdAU
兄「呼んだ?」
下妹「あ、お兄」
兄「妹ちゃん、水くれ、水」
幼妹「はい」
兄「ありがとう」
上妹「水?」
兄「水」
下妹「お兄、ペットボトルとか空き缶とか潰すの好きだよね」
幼「え、そんな趣味あった?何かストレス溜まってるとか?」
上妹「……」
幼「こっち睨まないでやめて」
下妹「そうなの?お兄」
兄「いや、純粋にベコッってなるのが快感っていうか」
幼妹「ええと、気泡緩衝材…とか捻って思いっきりプチプチってするタイプですか?」
兄「気泡緩衝材……あぁ、あれね。そうそう俺そういうタイプ」
419
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/30(日) 20:55:53 ID:NrTAIdAU
兄「んじゃ、この次どうする?」
幼妹「お化け屋」
兄「却下」
幼妹「」ガーン
兄「…ホラー系、好きなんだ」
幼「そうなんだよ…ゾンビの食事シーン見ながらでも今日のお肉美味しいねって言える位」
下妹「基準が良く分からないですけど、筋金入りなのは分かりました」
上妹「そもそも何で食事中に見てるのか…」
幼妹「?見ないんですか?」
幼「どうやら兄一家は見ないっぽいけど」
幼妹「えぇ!それ変ですよ!」
幼「変なの君ぃぃぃぃ!姉さんは笑って見てるけどワタシが無理ぃぃぃぃ!」
幼妹「えぇ!?そうだったの!?」
幼「気を使って言わなかったけどワタクシホラー超苦手ッス………」
幼妹「知らなかった…ご、ごめんなさい」
420
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/30(日) 21:05:37 ID:NrTAIdAU
上妹「う〜ん…とりあえず、下妹ちゃんが行ける所…」
兄「メリーゴーランド」
下妹「乗った事無いけど、喜ぶ歳じゃないよ」
兄「じゃあもう無いな」
幼「選択肢少なっ」
幼妹「…あ、着ぐるみ…」
幼「ん?何々どうしたの?…ここのマスコットキャラクターかな?」
ネズミみたいなの「ハハッ」
兄「帰ろう今すぐあれは絶対不味い」
下妹「え〜」
兄「良いから行くんだ見なかった事にするんだあれはどんなホラーより危険だ」
421
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/30(日) 21:39:48 ID:ApGbOenI
確かにアイツは危険ですな……
422
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/30(日) 22:35:38 ID:NrTAIdAU
兄「あぁ…寿命が縮まるかと思ったぜ」
上妹「何をそんなに気にしてんの」
兄「分からなきゃ別に良いんだよ知らなくてな」
上妹「?」
兄(…あそこの遊園地何時潰れるか新聞よく見とこう)
幼「それよりさ〜、こんな早く終わったら暇になっちゃうじゃん」
兄「そう言われても」
下妹「うぅ、ごめんなさい」
幼「あぁぁゴメン別に下妹ちゃんを責めた訳じゃ無いんですぅぅぅ」
幼妹「でも、本当にどうしましょうか…」
兄「ゲームは家に置いてきたし、ホテルに色々あるみたいだけども」
幼「そういうのは夜、しかも浴衣着てって決まってるんだよ!」
兄「やっぱそう思うか。俺もだ」
幼(そう、湯上がりで少し頬を赤くした下妹ちゃんの浴衣から零れる胸と言う名の宝玉…)グヘヘ
兄(こいつは絶対不純な理由だろうからよく見張っとこう…)
423
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/30(日) 22:47:43 ID:NrTAIdAU
幼「…そうだよゲーム!」
兄「何だ急に。ツイスターゲームとか言ったら承知しないぞ」
幼「いやいや、そうじゃなくて、ほらぁあれあれ」
兄「…でっかいゲームセンターがあるな」
幼「よっしゃ行こう行こう!」シュバ
幼妹「ちょっとお姉ちゃん速いよ!」
上妹「…ゲーム好きなの?幼馴染さん」
幼妹「…一度廃人寸前になった位」
下妹「うわぁ筋金入りだぁ…」
幼妹「でもある時急にパッタリと止めて…家族全員でどうにかしようにも出来なかったのに…」
兄「………」
下妹「…?どしたのお兄?」
兄「んあ?いんや何にも。やり過ぎだろあいつと思っただけだって」
兄(思い出す…超苦労した日々を…)
424
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/11/30(日) 23:55:36 ID:NrTAIdAU
上妹「ひっろ…地元には無いよね」
兄「寂れたゲーセンしかないからな」
幼「何してんのさ。ほら早く!」
幼妹「早く、って何するのか何があるのか…」
幼「ふっふっふ…教えてあげよう。出来るだけ熱中し過ぎないレベルの奴を」
下妹「熱中し過ぎない?」
幼「いやぁ妹は勉強大好きっ子だから、ハマりすぎてそれの邪魔になるのはさぁ?」
上妹「息抜き程度の分だけ、ですか。意外と考えてるんですね」
幼「そりゃ身内ですからねぇ」
兄(…本当変わったなぁ、あいつ)
幼「まあ妹の好きなホラー系のゲームって言ったら…ガンシューティングしか無いかな」
幼妹「ガンシューティング?」
幼「見れば分か〜る。レッツゴー!」
425
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/12/01(月) 01:16:43 ID:thiIp086
幼「はいこれ」
幼妹「はいこれって…銃…ちょっと大きいし重い…」
幼「それを画面に向けて引き金引いて〜…片手じゃキツいって。ほらこういう感じで持って」
幼妹「う、うん」
上妹「…割とお姉ちゃんしてるね、幼馴染さん」
兄「確かに」
幼「あとこれ、二人で出来るけど、どうする?」
下妹「あ、じゃあわたしが」
幼「…ホラー系だけど大丈夫?」
下妹「多分!初めてだから良く分からないけど頑張ります!」
上妹「…じゃあ、私は二人の側に居よっかな。兄貴は幼馴染さん見張っといて」
兄「あいよ」
幼「こんな所でも警戒されるとは」
426
:
◆vC.kHTi4RE
:2014/12/01(月) 22:46:23 ID:thiIp086
幼「あ〜、何で遊ぼっかな〜♪」
兄「………」
幼「ん?どしたの?」
兄「いや、昔、お前が学校来なかった時の事、思い出してて…」
幼「あ〜…あん時は、ホントゴメンね」
兄「本当苦労したんだぞ、おい」
幼「まぁまぁ若気の至りって奴よ」
兄「そんなんじゃすまなかったぞ」
幼「ん〜…あの時は、ゲームありゃ生きてけるって本気で思ってたし…」
兄「学校来させる為に、わざわざお前がやってたゲームやってなぁ…」
幼「…そう言えば聞かなかったけど、何で学校に行く様に仕向けたのさ?」
兄「昔馴染で友達だから、じゃあ不満か?」
幼「い〜や?お陰で今は充実してるしね〜♪」
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