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お嬢様「......」ジーッ
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/03(木) 02:22:14 ID:Q2OVm.iY
(可愛いなおい)
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/03(木) 19:59:32 ID:ZhDbgeUw
男「ま、めでたく手を繋いだところで本当に寝るか」
嬢「ん」
男「すっげえ質のいいベッドなんだな...」
嬢「ウール」
男「弾力あるなあ」
嬢「ん」
男「いつもこんな広いベッドを独り占めしてんのか」
嬢「ん」
男「起きたら床に降りるまで若干這わないといけないな...ここまで広いと」
嬢「転がるのをお薦めする」
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/03(木) 20:11:20 ID:ZhDbgeUw
男「いつもはそうしてんのか」
嬢「ん」
男「っしかしまあ俺普段は布団だから寝れるかね......」
嬢「男なら平気」
男「客用の布団とか無いのか?」
嬢「ある」
男「なら俺はそれで......」
嬢「......」ジーッ
男「はいベッドにします」
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/03(木) 20:16:44 ID:ZhDbgeUw
嬢「よっ」ボフン
男「(ぁぁあぁぁいかん緊張してきた!)」
嬢「カモカモ」
男「お、おう...」
嬢「男は普段どちら向きに寝るの?」
男「仰向けか右だなあ」
嬢「わかった なら私はこっち」
男「(向かい合わせになる感じですか)」
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/03(木) 20:26:05 ID:ZhDbgeUw
嬢「......」ジーッ
男「顔近ぇよ」
嬢「いい匂いがする」
男「君ん家のボディソープの匂いです」
嬢「むう」クンクン
男「やめーや」
嬢「男の制服はもっと男の匂いがした」
男「何嗅いでんだよっ!」
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/03(木) 20:45:09 ID:ZhDbgeUw
嬢「特にズボン」グッド!
男「やめろ!」
嬢「......ぺへテロ」
男「てへぺろ だこのテロリスト」
嬢「ねえ」
男「なんだよ」
嬢「腕」
男「腕?」
嬢「こっちに頂戴」
男「(こ、これはまさか......)」
嬢「一度してみたかった」
男「(腕枕!)」
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/03(木) 20:48:31 ID:ZhDbgeUw
嬢「落ち着く」
男「......」
嬢「どうしたの?」
男「......固まってるんだよ」
嬢「そう」ガバッ
男「脚乗っけるな」
嬢「自分の脚を相手に乗っけると安心するらしい」
男「...で、乗せ心地は?」
嬢「凄く凄くいい」
男「そーですかっ......」
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/07(月) 23:25:10 ID:cipe2fN2
嬢「落ち着く」
男「脚乗せながら落ち着かれても......」
嬢「......」
男「どうした?」
嬢「お願いがあるの」
男「何だ?」
嬢「頭を撫でてほしい」
男「撫でるのか?......しょうがないなっ」ナデナデ
嬢「...おぉ......」
男「な、何だよ」
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/07(月) 23:28:11 ID:cipe2fN2
嬢「これは、癖になるかも......」
男「そんなにいいもんか?撫でてるだけで」
嬢「ん 好き」
男「好きって...」
嬢「私は男が好き」
男「お、おう 急にどうした」
嬢「男は?」
男「お、俺?もちろん・・・まあ・・・sきだけど」
嬢「む 声小さい 聞こえない」
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/07(月) 23:35:28 ID:cipe2fN2
男「っ、......好きだよ」
嬢「誰を?」
男「嬢さんです」
嬢「......男はツンデレ」
男「なんでだよっ!」
嬢「絶対そう」
男「素直じゃないか うん、とても素直だな」
嬢「言動は素直じゃない」
男「ぐッ・・・」
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/07(月) 23:42:40 ID:cipe2fN2
嬢「けど、言動とは裏腹にとても優しい」
男「落として上げてきたな?」
嬢「だからあなたを好きになった」
男「・・・・・・」
数年前
男 嬢 共に中学生
男友「よう帰宅部!放課後暇?」
男「暇じゃないよ 道場だし」
男友「弓道だっけ?実際どうなの?楽しい?」
男「んんー まあ集中力はつくかもなー?くらい?」
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/07(月) 23:46:23 ID:cipe2fN2
男友「で、水泳に柔道にそろばんに書道・・・よくやるわな」
男「いいだろ別に」
男友「柔道、初戦負けだろ?」
男「それは前の大会だ!今年は三回戦まで行ったし!」
男友「ナルホド・・・弱いんだな」
男「うっせえな!柔道は好きでやってるわけじゃないわぼけ!」
男友「まあ放課後用事あるならしゃーないわな!」
男「すまんな」
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/09(水) 22:31:10 ID:ApcW3uxA
・
・
・
ーーー夕方 帰宅中
男「帰りにジャンプ買ったし、いつもの公園で読むか」
男「・・・ん?」
嬢「............」キーコ キーコ
男「(ッチ、ブランコ誰か使ってやがるな......)」
男「(あぁぁ、でもベンチはカップルが使ってるし...隣のブランコでいいか)」
嬢「......」キーコ キーコ
男「(よっと)」
嬢「......」キーコ
男「......」チラッ
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/09(水) 23:38:34 ID:ApcW3uxA
嬢「......」キーコ
男「(近所の△△女子中の制服か・・・)」
嬢「...」
男「(......美人だな)」
・
・
・
・
男「(・・・そろそろ暗くなってきたな)」
嬢「......」キーコ キーコ
男「(まだいるよ・・・)」
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/10(木) 00:26:54 ID:ZirpzFu6
男「な、なあ」
嬢「......」キーコ ピタッ
男「そろそろ暗くなってきたけど...帰らんの?」
嬢「......ん」
男「あー、いや、その......ここらへん暗くなると危ないしさ...」
嬢「貴方には関係ない」
男「あーはいそーですねー(人が心配してんのに・・・クソ)」
嬢「話しかけないで」
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/10(木) 22:01:22 ID:ZirpzFu6
男「親御さん心配してんじゃないのか?」
嬢「......」
男「?」
嬢「......」
男「ま、まあ余計なお世話かもしれんが暗くなると多少は物騒だからさ」
嬢「だから......何...」
男「いや、そりゃ迎えにくるってんなら話は別だけどさ...」
嬢「...」
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/10(木) 22:06:00 ID:ZirpzFu6
男「さっきから何もしないでずーっと俯いたまんまじゃん」
嬢「だから何?」
男「変だろ だから声かけただけだ」
嬢「あなたこそブランコに座っていた だから変」
男「いやいや俺は毎日帰りはここの公園で時間潰してんだよ」
嬢「...毎日?」
男「おおそうだよ悪いか?」
嬢「変」
男「・・・(なんだこいつ)」
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/10(木) 22:12:26 ID:ZirpzFu6
男「それにその制服、△△女子だろ?」
嬢「ん」
男「そんなお嬢様中学生が夜にほっつき歩いてるなんて良くないぞ」
嬢「......好きで通ってない」
男「?」
嬢「何も知らないくせに......話しかけないで」
男「す、すまんすまん...」
嬢「...」
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 04:12:51 ID:VZ9gOVe6
支援
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 12:20:26 ID:GcXKLJBY
じゅんじゅわーさん!
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 13:41:49 ID:uviuTmqg
男「お節介なんだ 悪く思わないでくれ」
嬢「......」キーコ ピーコ
男「いつまでいる気なんだ?」
嬢「あなたに関係ない」
男「...そうだな、関係ないな」
嬢「?」
男「俺ももう少ししたら帰る」
嬢「...」
男「お前んちドコだよ」キーコ
嬢「教えない」キーコ
男「っけ」
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 13:49:01 ID:uviuTmqg
男「今何年生?」
嬢「...3」
男「なんだダメか」
嬢「...」
男「△△中ってエスカレーターだろ?いいなー」
嬢「...」
男「何だよ?」
嬢「よくない」
男「どうしてだ?」
嬢「...」
男「好きで通ってないってさっき言ってたし...」
嬢「あなたに関係ない」
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 14:44:25 ID:uviuTmqg
男「関係ないなら別に喋ってもいいじゃん」
嬢「...む」
男「今の学校嫌なのか?」
嬢「ん」
男「まあ女子中ってなると色々難しそうだもんなあ」
嬢「...ん」
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 14:55:24 ID:uviuTmqg
男「まあ俺にはわからんが...」
嬢「...帰る」
男「お?」
嬢「......」
男「よしっ 俺も帰るか」
嬢「付いて来ないで」
男「なんでそーなるんだよ」
嬢「ストーカー」
男「俺の家はすぐそこなんだよ」
嬢「......」
男「そっちがどういう経緯でこんな丘の公園に来たのかは知らんが、大通りまでは送る」
嬢「....ストーカー」
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 18:16:04 ID:i82wEYbA
きたい
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 20:50:18 ID:uviuTmqg
男「もう知らんっ」スタスタ
嬢「......」
男「(勝手にしてろってんだよ!)」スタスタスタスタ
ーーー10分後
男「(ま、まだいる!)」←気になって戻ってきた
嬢「...」
男「お、おい......」
嬢「む」
男「迎えでも来るのか?」
嬢「...」
男「来ないのか?」
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 20:55:54 ID:uviuTmqg
嬢「ん」
男「来ないのに何で突っ立ってるんだよ」
嬢「...」
男「帰る道わからんのか?」
嬢「わかっ............ゴニョゴニョ...」
男「ハァ...家どこらへんだよ」
嬢「○○駅からバスで」
男「○○駅!?」
嬢「ん」
男「(おいおい電車通学だったんかい...!通りで見ない顔だと)」
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 21:06:24 ID:uviuTmqg
男「とりあえず○○駅ってんなら電車通学だろ?」
嬢「ん」コクン
男「△△駅から来てるのか?」
嬢「ん」コクン
男「なんで正反対のこっちの公園に来たんだよ?」
嬢「......」
男「(よくわからんやっちゃな)」
嬢「ただ」
男「?」
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 21:09:40 ID:uviuTmqg
嬢「ただ、なんとなく......来た...」
男「そっか...」
嬢「...」
男「ま、この公園は景色綺麗だからな」
嬢「ん」
男「とりあえず帰ろうぜ?それとも帰りたくない理由でもあったか?」
嬢「ない」
男「そうか なら早く行こう」
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 21:24:33 ID:uviuTmqg
・
・
・
・
ーーー△△駅
男「(結局帰り道分からなかっただけか)」
嬢「...」スタスタ
男「あっー.........行っちまいやがった」
男「(ま、いいか)」
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 01:19:36 ID:D4UaZ4Xw
・
・
・
翌日 放課後
男「(...ま、またいる!!)」
男「(スルーするべきか...?)」
嬢「......」キョロキョロ
男「っと...(目が合ってしまった)」
嬢「む」
男「で、なんでまたいるんだ?」
嬢「私の勝手」
男「そーでしたねー」
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 01:34:23 ID:D4UaZ4Xw
男「本を読むわけでもなく携帯弄くるわけでもなく」
嬢「...」
男「ずーっと景色眺めてブランコ乗ってたら誰だって気になる」
嬢「...」
男「魅せろー トニ・ブランコー」
嬢「...私の、勝手」
男「じゃあ俺がこっちに座ろうが俺の勝手だな」
嬢「む」
男「なんでまたこんな寂れた公園に来るんだ?」
嬢「...なんとなく」
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 02:08:11 ID:D4UaZ4Xw
男「ふーん」
嬢「......」キーコ キーコ
男「まあこの丘から見える夕陽はこの街一番の絶景だからな」
嬢「ん」
男「なんとなくでたどり着いた割にはセンスあるなっ」
嬢「ん」
男「(黙ってばっかやん)」
嬢「...」
男「それでも放課後にこんな場所で1人でブランコだなんて......もっとこう女の子なら友達とカラオケやらプリクラやら」
嬢「...っ」
男「?」
嬢「興味無い」
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 02:19:30 ID:D4UaZ4Xw
男「そ、そうか」
嬢「...」キーコ キーコ
男「ふむ...」
嬢「......」ジーッ
男「ん?あ、あぁコレか?」
嬢「...」
男「柔道着入ってんだよ 好きじゃないんだけどな」
嬢「ん」
男「好きで通ってないんだよ 親の知り合いが師範だから行ってるだけでさ」
嬢「ん」
男「俺なんて弱いし この間初めて公式戦に勝ったばっかりだからな」
嬢「ん」
112
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 02:27:30 ID:D4UaZ4Xw
男「親が行け行けうるさいから通ってるだけだし」
嬢「ん」
男「...なあ、名前なんて言うんだ?」
嬢「......」
男「いいだろ 名前くらい教えてくれたって」
嬢「...嬢」
男「おぉ 俺は男な」
嬢「ん」
男「でさ、嬢は何か習い事とかやってないのか?」
嬢「してない」
男「そうか」
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 02:29:39 ID:D4UaZ4Xw
男「部活とかは?」
嬢「入ってない」
男「ふーむ そうか」
嬢「...」
男「塾は?」
嬢「行ってない」
男「ふむ でも△△女子は名門お嬢様私立だもんなあ」
嬢「......好きで通ってない」
男「(学校の話題出すと露骨に嫌がるな)」
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 02:32:11 ID:D4UaZ4Xw
男「あー、親に行けって言われて通ってる・・・みたいなアレか?」
嬢「ん」
男「そうか」
嬢「......ハァ」
男「そろそろ暗くなってきたな」
嬢「ん」
男「帰るなら駅まで送るぞ」
嬢「必要無い」スタッ
男「あっ おいっ」
嬢「帰る...」スタスタスタスタ
男「お、おいって!駅は逆だぞっ!」
嬢「ッ... 」ピタッ
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 02:35:15 ID:D4UaZ4Xw
男「...ハァ たまたま俺は駅まで用事ができた」
嬢「?」
男「ついて来るなら勝手にしろ」
嬢「ん ......勝手にする」
・
・
・
・
帰路
男「ッゲ」
嬢「?」
男友「あぁれ?男じゃん」
男「よ、よう」
男友「んん?その隣の女子は...」
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 02:38:16 ID:D4UaZ4Xw
男「あ、あぁこの子は」
男友「彼女か!!」
嬢「違う」キッパリ
男友「え?」
男「ただの知り合いだよ」
嬢「知り合いですらない」
男友「ええ?」
嬢「他人」
男「随分と酷い言いようだな......」
嬢「事実だから」
男友「ま、まあよくわからないけど・・・じゃあな」
男「おう・・・」
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 02:41:11 ID:D4UaZ4Xw
ーーー△△駅
男「着いたな」
嬢「......」スタスタ
男「(馬鹿みてえだな俺...お節介にしては)」
翌日
男「またいる...」
嬢「...」キーコ キーコ
男「毎日いるな」
嬢「私の勝手」
男「そうですね」
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 02:53:34 ID:D4UaZ4Xw
男「本でも読めばいいのに」
嬢「...」
男「図書館ならあるじゃん」
嬢「む」
男「な、なんだよ...」
嬢「あなたは何故、毎日ここに来る」
男「何故って通り道だからだよ 通学路だし」
嬢「わざわざ寄る必要は無いはず」
男「確かにそうだな」
嬢「なら何故来るの?」
男「正直に言うと......気になるからだ」
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 03:01:55 ID:D4UaZ4Xw
嬢「?」
男「急にお前さんがこんな公園に来るようになった理由だよ」
嬢「......」
男「無いなら無いでいいし 言いたくないなら言わなくてもいいけどさ」
嬢「あなたはお節介」
男「そうだなー よく言われる」
嬢「変」
男「そっちも十分なくらい変だ」
嬢「...ん んん、うん」
男「どうした?」
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 03:30:10 ID:D4UaZ4Xw
嬢「何でも無い」
男「?」
嬢「そろそろ帰る」
男「おっ もうこんな時間か」
嬢「ん」
男「流石に駅までも道は覚えただろ」
嬢「......むう」
男「流石に...な?」
嬢「むう」
男「......とりあえず今日はちゃんと教えるからな」
嬢「お節介」
男「迷ったりして事件に巻き込まれたら寝付きが悪い」
嬢「...」
121
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 03:41:32 ID:D4UaZ4Xw
・
・
・
帰路
男「んで、この道を使えば△△中の通りに出る」
嬢「ん」
男「ほら、丁度あそこに△△中の生徒がッーー」
嬢「ッッ!」ガバッ
男「んなっ!? ちょ、おい...!」
嬢「シーッ」
男「...?」
122
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 03:50:54 ID:D4UaZ4Xw
△女「でねー」
△女「えーっ?」キャッキャッ
男「ど、どうしたんだ?」
嬢「......」
男「そ、そんな背中に張り付かれても...(柔らかい感触が!!)」
嬢「......」
男「っと......行っちまったぞあの子達」
嬢「むっ」
男「どうしたんだよ急に......」
嬢「......何でもない」
男「会いたくない連中だったのか?」
嬢「...」
男「ふむ」
123
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 20:03:35 ID:D4UaZ4Xw
嬢「......近いっ」
男「ぐぇっ!そっちが引っ付いてきたんだろっ」
嬢「違う」
男「違わない」
嬢「断じて」
男「......ったく、行くぞ」
嬢「......」
ーーー駅
男「着いたな」
嬢「ん」
男「じゃあ気をつっーー」
嬢「...」スタスタスタスタ
男「......いっそのこと転んで怪我でもしろ」
124
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 20:06:16 ID:D4UaZ4Xw
・
・
・
男宅
男姉「ねえ」
男「ん?」
男姉「あんた、あれ彼女?」
男「えっ!?」
男姉「フッフッフッフッ やるじゃん」
男「ちちちちがう断じて違う」
男姉「ふうん」
男「友達ですらない!」
男姉「えー?でも一緒に帰ってるじゃん」
男「い、いやあれは...その......」
125
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 20:11:06 ID:D4UaZ4Xw
男姉「あれ、△△女子の制服でしょー?えらいお嬢様狙うのねー」
男「だ、だーからー!」
男姉「フッフッフッフッ」
ーーーー翌週
男「よう」
嬢「......」キーコ
男「早く帰れよ」
嬢「...」
男「雨降るぞ」
嬢「ッ.....」
男「傘、持ってないのか?」
嬢「ん」
男「天気予報で午後から雨って言ってただろ」
126
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 20:16:08 ID:D4UaZ4Xw
嬢「知らない」
男「知っとけ」
嬢「......」
男「ほら、傘やるから」
嬢「いらない」
男「持ってないんだろ?」
嬢「ん」
男「見るからに一雨きそうな天気だろうに」
嬢「ん」ビシッ
男「なに指差して......ってあの中で雨宿りするとか言い出すんじゃねーだろうな」
嬢「する」
男「寒いだろ」
嬢「私の勝手」
127
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 20:19:33 ID:D4UaZ4Xw
適当にドーム状で中に入れる遊具みたいなもんだと思ってくだぱい
男「こ、ここに入るのか?」
嬢「ん」コクン
男「...(付き合ってられん)」
嬢「先、入って」
男「えっ?」
嬢「早く」
男「ス、スマン(いや待て何で俺も入るんだ?)」
128
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 20:23:08 ID:D4UaZ4Xw
男「真っ暗だな」
嬢「ん」
−−ゴロゴロ ピカッ
男「おっ 降り出してきた」
嬢「む」
男「かなり降りそうだな…」
−−ゴロゴロ ピカッ(パキャァァン
嬢「ツッッ」
男「うぉっ!?・・・びびったな
嬢「うぅ」
129
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 23:05:23 ID:OHNmea1w
」が抜けていますよ
130
:
じゅんじゅわー&
◆V1Q/cBK.X6
:2014/04/15(火) 00:14:16 ID:OBxOUfNk
>>129
さっきヌいたばっかだわ
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/15(火) 01:04:17 ID:I0KqjDdo
ならしょうがない
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/15(火) 23:49:04 ID:YPlsW.e6
男「ま、弱くなるまでここで雨宿りするか...」
嬢「む」
男「ガキのころは広く感じたけど......狭いもんだなあ」
嬢「まだ子供」
男「お互い様だろ」
嬢「私は大人」
男「あー、はいはい」
嬢「む」
男「雷怖いですねー大人さん」
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/15(火) 23:51:56 ID:YPlsW.e6
嬢「か、雷なんて平気...」
男「どうだか」
嬢「へーき」
男「さっき怖がってたじゃんかよ」
ーッゴロゴロ
嬢「ヘ、ヘイキ......」
男「面白い奴だな」
嬢「あぅぅ」
134
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/15(火) 23:56:00 ID:YPlsW.e6
・
・
・
・
ある日 放課後 公園
男「よう」
嬢「......」
男「今日は一段と機嫌が悪そうでなによりだ」
嬢「ん」
男「(......泣きそうなんか?)」
嬢「......」
男「(気のせいか)」
135
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/16(水) 05:10:40 ID:j2ClpLNw
見てるぞ
136
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/16(水) 21:20:18 ID:r5LRoZe6
・
・
・
一時間後
男「(話しかけてもずーっと無反応でやんの......)」
嬢「......」
男「ったく、俺はもう帰るぞ」
嬢「......」
男「1人で帰れるんだろうなー?」
嬢「......」
男「......ハァ じゃあな」
137
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/16(水) 21:30:37 ID:r5LRoZe6
ーーー公園入口
男姉「こらっ」
男「ゲッ 姉ちゃん...!」
男姉「あんたねえ...女の子が泣いてるのほったらかしにして帰るなんて何してんのよっ!」
男「はい?」
男姉「泣かせたの?」
男「な、泣かせてねーし泣いてもねーよっ......」
男姉「バカねぇ あれは涙を流してないだけで泣いてるのよ」
男「いや意味がッー痛たたタッ!」
男姉「乙女心くらいわかんなさいよ」
138
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/16(水) 21:39:43 ID:r5LRoZe6
男「姉ちゃんか乙女心とか語ると何言って痛ッーわかった!わあったよ!」
男姉「まったくもう......」
男「(こっちのセリフじゃボケ)」
男姉「ん?何か言ったかしら?」
男「い、いえ...」
男姉「まあアンタが女の子泣かすような奴じゃないのは分かってるけど」
男「嬢の奴 今日はずっとあんな調子なんだよ」
男姉「ふぅーん 嬢ちゃんって言うんだ...男の彼女」ニヤニヤ
男「彼女なんかじゃねーよっ」
男姉「またまたあー!」
139
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/16(水) 21:52:14 ID:r5LRoZe6
男姉「まっ、とりあえず慰めてあげなよっ!」
男「ハァ...」
男姉「話聞いてあげなって」
男「んー、・・・話さないんだよ」
男姉「男ならもっと“俺にはなしてみろ!”くらいの勢いでさ」
男「いやぁ...」
男姉「じゃあ私は先に家に戻るからっっ!」
男「えー」
男姉「結果次第だとアンタの関節外れるからねっ!じゃあねー!」
男「さらっと恐ろしい事を...」
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/16(水) 21:57:46 ID:r5LRoZe6
男「...って言ったってな」
男「よっと」
嬢「...ッ」キーコ キーコ
男「えーっと... な、なんかあったのか?」
嬢「......」
男「学校で嫌なこと...とか......?」
嬢「......」ピクッ
男「んー 図星だろ?」
嬢「知らない」
男「知らないってなんだよ」
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/16(水) 22:10:50 ID:r5LRoZe6
男「学校の話題出すと露骨に態度に出るし」
嬢「......ん」
男「嫌な奴でもいるんか?」
嬢「...」
男「その、心配......なんだよ...」
嬢「へ?」
男「心配なんだってば!」
嬢「......最近、父の具合が悪い」
男「具合?」
嬢「身体の具合と会社の経営も......芳しくない」
男「そうだっんか...」
142
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/16(水) 22:21:03 ID:r5LRoZe6
嬢「母も家にいないし 使用人さん達も見切りをつけて殆どいなくなった」
男「(使用人さん達!?・・・どんだけやねん)」
嬢「どーせ来年には高校にすら行けないと思う」
男「いやいや公立があるじゃんかっ」
嬢「むう」
男「家に帰っても誰もいないのか」
嬢「ん いても父の病院」
男「そうか...」
143
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/16(水) 22:26:38 ID:r5LRoZe6
嬢「......」
男「放課後は学校に残らないのか?」
嬢「居心地が悪い」
男「あー、もしかして......」
嬢「多分...イジメられている」
男「多分?」
嬢「露骨にはしてこない」
男「?」
嬢「来年にはどーせいないから......無視されたり...グスッ...」
男「わっ、わっわかった!!」
144
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/16(水) 22:47:01 ID:r5LRoZe6
男「もう言わなくてもいいからっ!(や、やべえ泣かれてしまった!)」
嬢「ッ........」
男「・・・に、にしてもイジメか 頭のいいお嬢様高校だけにやり方も上手というか、狡いな」
嬢「私の家がダメになるから・・・だから無視される」
男「それは違うだろ」
嬢「グスッ...」
男「“どんな理由があっても虐める奴が絶対悪い!” 俺の親父がいってた言葉だよ 俺もその通りだと思う」
嬢「ん...」
男「どんだけ辛い思いをしたかなんて嬢にしかわからないし、俺が...こう励ましても力にはなれんけどさ」
嬢「ありがとう」
男「何も力にはなれてないけどね...」
145
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/17(木) 00:25:11 ID:Pf6TATSc
嬢「この公園に来てよかった」
男「 ? どーしてだ?」
嬢「あなたに会えたから」
男「っ、そ、そうですか...」ドキッ
嬢「今日はもう帰る」
男「へっ?もう帰るんか?」
嬢「ん」
男「そ、そうか」
嬢「送ってほしい」
男「おう」
146
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/17(木) 00:33:23 ID:Pf6TATSc
ーーー帰路
男「明日も来るのか?」
嬢「ん」
男「学校...平気なのかよ」
嬢「実害は無いから平気」
男「それって平気なんか...?」
嬢「ん」
男「......」
嬢「だから明日も来て」
男「おう わかったよ」
147
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/20(日) 21:43:28 ID:TVXfPyLY
期待ちゅう
148
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 01:47:24 ID:/gSYSYxs
・
・
・
1ヶ月後
男「え?退院したのか?」
嬢「ん 回復した」
男「良かったな!」
嬢「会社の方も多分平気」
男「そっかそっか...ていうか本当に良かったな」
嬢「父が退院したから私はこの公園には来ない」
男「......まあ、そうはなるよな」
嬢「ん」
149
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 01:52:13 ID:/gSYSYxs
嬢「けど私はあなたと友達でいたい」
男「お、おう」ドキッ
嬢「......」ジーッ
男「ど、どうした?」
嬢「あなたは?」
男「俺?そ、そりゃもちろん友達でいたいよ」
嬢「そう」
男「ここに来なくなるからって友達じゃなくなるわけではないだろ?」
嬢「ん」
男「まあ寂しくはなるな」
嬢「そう それ」
男「?」
嬢「私はきっと寂しい」
150
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 01:59:31 ID:/gSYSYxs
男「たまには来ればいいじゃんか この公園」
嬢「...ん」
男「俺もよく通るし」
嬢「ん」
男「そうだ!...... 」カキカキ
嬢「?」
男「これ、俺のメアドだ」
嬢「め......あ...ど?」
男「メアドだよ メアド」
嬢「メルギブソン?」
男「メールアドレスッ!」
151
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:01:55 ID:/gSYSYxs
嬢「む メールアドレス...」
男「携帯持ってないんだっけか」
嬢「ん」
男「まあ...いつか携帯買ったんならこのアドレスにメールしてくれ」
嬢「...」ポカーン
男「(もしかしてメールとかアドレスとかわからんのか?)」
嬢「よくわからないけど貰っておく」
男「お、おう...」
152
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:09:07 ID:/gSYSYxs
嬢「そろそろ帰る時間」
男「そうか」
嬢「......ん」ツン
男「な、なんだよ」
嬢「......」ツンツンツン
男「ツンツンするなよっ(可愛いじゃんかチクショウ...)」
嬢「...帰る」
男「駅まで送るよ」
嬢「......うんっ」
153
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:12:44 ID:/gSYSYxs
・
・
・
1ヶ月後
男友「え?お前柔道辞めたの?」
男「あぁ 俺には向いてない」
男友「細いもんな...そりゃ勝てませんわ」
男「たまには勝つし!」
男友「水泳も辞めたんだろ?」
男「うむ てか塾に行かなきゃだからさ」
男友「だよなあー 俺らも夏の大会終わったら引退だわ」
男「推薦とか貰えないのか?」
男友「そんな話あるわけねーだろ...」
154
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:17:43 ID:/gSYSYxs
ーーー公園
男「っ、あれは...」
嬢「...」キーコ
男「よっ!」
嬢「...ッ」
男「久しぶりだな」
嬢「ん 久しぶり」
男「って、その手に持ってるのはスマホか?」
嬢「そう スマホ」
男「なんだよ 買ったのか」
嬢「ん...だけど...」
男「あー、使い方がわからんのか」
嬢「画面が真っ暗なまま」
155
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:20:09 ID:/gSYSYxs
男「へ?」
嬢「いくら時間を置いても画面が真っ暗」
男「そりゃ電源入れないと...」
嬢「???」
男「(どんだけ疎いんだ)」
・
・
・
・
男「で、これで俺のメアドが登録されたわけだな」
嬢「おぉ」
男「ちょっとメールしてみるか?」
嬢「ん」
156
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:23:11 ID:/gSYSYxs
男「そそ、 でこうやって送信を押せば...」
嬢「あなたの携帯に届く」
男「そう」ブブブ
嬢「! スマホが蠢いて...」
男「いやこれはマナーモードって言ってな」
嬢「??」
男「と、とりあえず一から色々説明したやるよ...」
157
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:25:57 ID:/gSYSYxs
・
・
・
夕方
男「そろそろ暗くなってきたな」
嬢「ん」
男「あー」
嬢「?」
男「明日から塾に通わなきゃなんだ...」
嬢「塾?」
男「俺らは受験だからさ お勉強しなきゃなんですよ」
嬢「......そう」
男「嬢はそのまま高校は」
嬢「私も受験する」
男「?」
158
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:30:01 ID:/gSYSYxs
嬢「決めた」
男「決めたって...付属の高校行かないのか?」
嬢「ん 今決めた」
男「今かよ!」
嬢「ん」
男「そもそも親御さんが許してくれるかどうかもわからんのに...」
嬢「平気」
男「平気なのか?」
嬢「お勉強する」
男「そ、そうか...」
嬢「......」ジーッ
男「な、何...?(顔が近いっ!)」
嬢「どこ?」
159
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:33:51 ID:/gSYSYxs
男「何が?」
嬢「あなたの通っている塾」
男「えっ…?そんなの聞いて......」
嬢「私も通う」
男「いやいやさっきから色々決断早すぎだろっ!」
嬢「むぅ」
男「ま、まずは高校受験の話を親にしてからさ...」
嬢「......ん」
男「...」
嬢「...」
男「......YDKって塾だよ」
嬢「ッ... ん わかった」
160
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:43:27 ID:/gSYSYxs
男「嬢の家の最寄り駅にも塾や予備校なんてたくさんあるとは思うけどな」
嬢「あなたがいたほうがいい」
男「ほぇっ!?」ドキッ
嬢「知り合いがいるのは心強いから」
男「あ、あぁそういう事ね...」
嬢「とりあえず、今日は帰る」
男「おう」
161
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:47:01 ID:/gSYSYxs
ーーーその夜
男母「男ー、明日から塾でしょ?」
男「あぁ」
男母「彼女作るのもいいけど勉強しなさいよ?」
男「わかっーて何だよ彼女って」
男母「まーたとぼけちゃってー!オホホホ」
男「な、何だよ急に!」
男母「見たわよ?公園で仲良く...オホホホ」
162
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 02:50:44 ID:/gSYSYxs
男「あ、あれはまだ彼女じゃ...!」
男母「まだ?」
男「いや、そういうワケじゃ」
男姉「あんなお人形さんみたいに可愛い子逃がしたら駄目よー?」
男「グッ!馬鹿姉まで...」
163
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 03:03:39 ID:/gSYSYxs
夜
『あなたがいたほうがいい』
男「......」ドキドキ
男「あ、あんな顔であんな台詞言われたらそりゃ惚れるわ...!クソッ!」
男「...寝よ」
翌週
塾友「なあなあ、Aクラスにめっちゃ美人な子入ってきたらしいよ!」
男「Maji?」
塾友「マジマジ!俺もさっきチラッと見たけどすげえ可愛かった!」
男「可愛いのか美人なのかどっちだよ...」
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 03:58:14 ID:/gSYSYxs
塾友「△△女子の子だってよ」
男「ん?」ピクッ
塾友「いいなあーAクラス」
男「(まさか...)」
塾友「ま、俺らCクラスじゃあ相手にされねーか」
男「...確かにな」
ーーーAクラス
塾生「へぇー 嬢さんって言うんだ」
嬢「ん」コクン
塾生「よろしくー」
塾女「よろしくー」
池面「よろしくー」
嬢「よろしく」ペコリ
塾生「よろしく」
熟女「よろしく」
武士「よらしく」
忍者「よそしく」
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 04:19:20 ID:/gSYSYxs
ーーーAクラス前
嬢「む」
男「おっ やっぱり...」
嬢「ひょっとして」
男「?」
嬢「あなたはあまり成績がよくない?」
男「グッ・・・そ、そうだとも・・・」
嬢「何クラス?」
男「Cです...」
嬢「ん やっぱり良くない」
男「悪かったな」
嬢「もっともっと勉強するべき」
男「わ、わかってるわそんなこと!」
166
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 04:23:56 ID:/gSYSYxs
池面「嬢さん、こんなところにいたんだ」
嬢「?」
池面「もう授業始まるよ?早く教室戻らなきゃ」
嬢「そう わかった」
男「またな」
嬢「ん」
池面「塾でナンパとか...ハァ......」
嬢「難破?」
男「いやナンパ違うって」
池面「ここは勉強しに来るところだよ?」
嬢「その通り」
男「いやだから...」
167
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 04:44:10 ID:/gSYSYxs
池面「ほら、行こう嬢さん」
嬢「ん」
男「あ、ちょッー...・・・」
男「......クソッ!なんか悔しい!」
塾友「ナンパ失敗?」
男「知り合いだっての!てか見てたんかい!」
塾友「ま、Aクラスの池面とは違って俺らは凡クラスの凡人だからな...」
男「グッ・・・ガッデム!」
塾友「お?やる気でもスイッチ入ったか?」
男「・・・決めた」
168
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 04:46:47 ID:/gSYSYxs
塾友「?」
男「俺は夏・・・いや、秋までに必ずAクラスに上がる」
塾友「おおーやる気スイッチ入ったな!」
男「・・・や、やっぱり冬期講習までに上がる」
塾友「そうそう計画的にね」
169
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 07:52:11 ID:kO5bQDsg
熟女ww
170
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 08:12:12 ID:/gSYSYxs
・
・
・
・
期末テスト返却
男「んんん!」
男友「ど、どうしたんだ...って96点!?」
男「(ぶっちゃけ100点取れる自信あったが...)」
男友「おいおい進研ゼミでも始めたのか?」
男「めっちゃ勉強したからな」
男友「その割には数学の返却の時は静かだったじゃねーか」
男「...まあ、96点とは逆さまの点数でしてね」
男友「69点かあ 苦手科目にしてみれば及第点だろ」
男「いや... まあ...」
171
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 08:18:27 ID:/gSYSYxs
ーーー塾内
講師「おう!これなら一学期の成績はAクラスの連中に引けをとらんな!」
男「はい!」
講師「理数系の苦手がまんま点数に出ているな...」
男「はひ......」
講師「ウチは科目ごとにレベル分けしてないからな...だけど夏期講習からはBクラスで受けろ」
男「は、はい」
講師「ここで理数がこなせれば、お前化けるぞ」
男「頑張ります」
172
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 08:24:42 ID:/gSYSYxs
ーーー自習室
男「(っても英語も微妙なんだよなあ)」
男「ハァ...」
男「(やるしかないか...!)」
講師『本当に悩むのは勉強しても結果が出ない時だ。お前はまだまだその域にはいないから死ぬ気でやれ!』
男「ウシ!」
塾友「牛?」
173
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 17:19:38 ID:7VpNaL/M
なんかいろいろ居たぞwww
174
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 19:54:54 ID:/gSYSYxs
ロブ・ゾンビ監督のハロウィンはブギーマン映画で一番だったわ
175
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 21:10:27 ID:zu2k5j1k
まだ壊れないの?(期待
176
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/22(火) 17:32:49 ID:DiAlRiew
やればできるこだもんね
177
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/23(水) 00:35:34 ID:Li37cDGc
ーーー夏期講習中 塾内
男「ハァ......」
塾友「どうした?」
男「いや、次の模擬が憂鬱だなあって」
塾友「お前...真面目なんだな」
男「うっせえな」
塾友「じゃ、俺らCクラスは午前までなんでー」
男「おいおい帰るのかよ」
塾友「今晩の夏祭りの手伝いがあるんだよ」
男「ナルホド」
塾友「お前もたまにはリフレッシュしろよー じゃな」ノシ
男「おう」
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