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男「どちら様ですか」
311
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/11(金) 11:33:25 ID:iM0Z/cV2
支援
312
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/12(土) 22:28:36 ID:0IdUzD9g
同日夜 男の部屋
男「……ん」パチッ
黒宮「起きられましたか」
男「あれ?俺」
黒宮「男様は急に街中でおやすみになられる特殊能力でのあるのですか?」
男「寝たのか……覚えがないな」
黒宮「色々複雑な環境に突然放り込まれた事による疲れだと思われます。大丈夫です、身体の方は元気だと思いますので」
男「……」
黒宮「男様?」
313
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/12(土) 22:33:23 ID:ggnKiW1.
男「うーん……」
黒宮「どうされました?どこか痛む所でも……?」
男「聞いていいか?」
黒宮「はい、何でしょうか」
男「なんで俺は赤城さんと青城さんに、狙われてんだ?」
黒宮「ーーっ!」
男「そして、なんで黒宮さんと白さん先輩に守られてんだ?」
黒宮「何の、事でしょう……」
男「……」
314
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/12(土) 22:40:16 ID:ggnKiW1.
男「あの時一緒で意識が落ちた気がするんだが、何かこう……ゾクッてして」
黒宮(奴らの殺気で意識が……そうか……)
男「目は覚めても金縛りにあったみたいに動けないし電気ついたら白さん先輩いるしで……」
黒宮「……」
男「あれっ、これ現実か?みたいな感じだったんだが……それからまた意識が落ちて」
黒宮「……」
男「その態度で確信したよ、嘘をつくのが下手だな。黒宮さん」
黒宮「男様に、嘘をつくのは下手ですね」
男「……えっと」
チリーーーン
315
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/12(土) 22:45:21 ID:D5nZD4po
「お呼びでしょうか、男様」
男「えっと……今日の昼の状況の事を見聞き、体験した人達は今何人ぐらいこの家にいるか分かる?」
「!?……お、仰っている意味が
黒宮「いい」
「!!」
黒宮「全員連れてこい、この部屋に。いますぐ」
「……了解しました」
男「雰囲気、変わってるな」
黒宮「……いいえ」
316
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/12(土) 22:56:39 ID:PYBWRxDM
「連れて参りました」
「「「「「「……」」」」」」
黒宮「今はこれだけか、他は出ているんだな?」
「はっ」
男「…………」
黒宮「どこから、説明すればいいものか。悩んでいます」
男「まぁ、俺に分かりそうな感じで話してくれるなら長くてもちゃんと聞こうと思う。自分の事だし」
黒宮「……分かりました」
317
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/12(土) 23:46:56 ID:4IV3WBzI
乙
318
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 00:11:40 ID:orBJq8U6
黒宮「簡単に結論から申し上げます」
男「うん」
黒宮「我々、【黒】は遥か昔に男様の一族の方々によって組織された、男様の一族を影ながら御守りする為に存在する組織です」
男「俺の、一族って?」
黒宮「男様の一族は、今から500年ほど前から勢力をつけてきたとある地方の豪族でした」
男「…………」
黒宮「信じてませんね?」
319
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 00:22:26 ID:g90bu2Mo
男「とりあえず続けて」
黒宮「最初は地方のしがない、滅ぼされる運命にある豪族だったそうです。
しかし、とある能力に目覚めた方が豪族内に現れ、その方を中心に我々【黒】が組織されたそうです」
男「能力?」
黒宮「はい。詳しくは私も聞いていませんが、その力を以って我々【黒】の戦闘能力を格段に引き上げ、影ながらの戦闘集団とし、瞬く間に勢力を拡大。その地方を統一したとのこと」
男「戦国もののゲームっぽい」
黒宮「真面目に聞いてください」
男「わ、わかった」
320
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 00:38:31 ID:FaHMZqVo
黒宮「地方を統一した後、更なる勢力拡大を目指した一族は、更なる戦闘集団を組織しました」
男「結構おっかないな俺の一族」
黒宮「当時はそういう時代だったのです。そして……」
prrrrrrr prrrrrr
男「あ、電話か。ちょっといいか?」
黒宮「え、ええ」
男「(? 知らない番号だな……)はい、もしもし男ですが」
白鷺「知らない番号相手に名前名乗っちゃだーめ♪」
男「白さん先輩!?」
黒宮「!!…………チィ……」
321
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 00:52:23 ID:orBJq8U6
40分後
白鷺「こんばんはーお邪魔しまーす♪」
黒宮「男様、私今泣きそうです」
男「だ、だって来て話に参加したいって言うんだからしょうがないだろ? 白さん先輩も色々知ってるんだろうし」
白鷺「そゆことそゆこと、減るもんじゃないしいいじゃない細かい女ね」
黒宮「お前だけはこの空間に入れたくはなかった、それだけだ」
白鷺「失礼しちゃうわー、協定破って先に男様に近づいたのはどこの雌猫だったかしらん?」
黒宮「ここは明らかに我々のテリトリーだ。無礼な発言には気をつけろよ?」
白鷺「なら、どうするって言うのかしら?」
男「ストップ!!喧嘩してどうすんだよ!てか白さん先輩まで男様とか言わなくていいから!」
322
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 00:59:51 ID:jN6VZPZA
白鷺「そういう訳にはいかないのですよ?男様」
男「え?」
白鷺「そこの女が【黒】として男様と話をしている現状下では、私も【白】として話をしなくてはならないのです」
男「白さん先輩は、白鷺先輩だろ?」
白鷺「はい、そして【白】という組織を束ねている立場でもあります。お初にお目にかかります、男様」ニコッ
男「……混乱してきた」
黒宮「先程の話の続きをしましょう、そうすれば分かりますよ男様。こちらに」
323
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 01:14:20 ID:HD/jx4aw
「ホットココアです。どうぞ」
男「ありがとう」
黒宮「ありがと」
白鷺「ちょっと、私にはなし?」
「白湯でいいか?」ギロッ
白鷺「教育がなってないわね」
黒宮「皆、この場所にお前がいることにイライラしているのさ」
白鷺「わざわざ1人で来てあげたのに、黒龍勢ぞろいとは……こわやこわや」ボソッ
男「ねぇ君」
「は、はい!」
男「白さん先輩にも、同じものを頼むよ」
「……かしこまりました」
黒宮「……男様ぁ」
324
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 01:16:25 ID:HD/jx4aw
男「ジド目で見るなよ、白さん先輩はお客さんだろ?当然だ。それに俺は別にここに白さん先輩来てても大丈夫だしさ」
黒宮「男様以外の我々は心の中でいやだいやだーってダダをこねてますがね」
白鷺「流石は男様♪本当にお優しい。このご恩に報いるために、私のお家に今度招待しますね?というか一緒に住むことになっても私は大歓迎なんだけど」
男「飲み物出そうとしてるだけだぞ白さん先輩」
黒宮「……だから嫌だったのに」ボソッ
白鷺「ふふふっ、さてと、それで?どこまで話したのかしら【黒】」
325
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 01:30:32 ID:qLKkkwPU
黒宮「……一族が地方を統一したところまでだ」
白鷺「じゃあここからは私の方が詳しいわね」
男「どういう事?」
白鷺「地方を統一した男様の一族は、【黒】の運用だけでは全てを管理する事は困難になったのです。【黒】は一族を影ながら支える組織ですので、表側から支える組織、堂々とした戦略組織が必要になったのです」
男「戦闘組織じゃなくて、戦略組織……?」
黒宮「ええ、分かりやすい例えとしては、我々は主君を影ながら支える忍者みたいな役割でしたが、正々堂々と戦などで戦う為の戦力が必要になったという感じでしょうか」
男「黒宮さんってくノ一なのか?」
黒宮「違います!男様に分かりやすい例えで言っただけで忍者じゃないです」
326
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 01:39:27 ID:jN6VZPZA
男「まぁ確かにイメージはわかったけど。そしてその戦略組織っていうのが?」
白鷺「我々、【白】です」ニコッ
男「……」
黒宮「そうして【黒】と【白】、二つの巨大な組織を統括するようになった一族は更なる勢力拡大を続け、最初の能力を得た人物が死ぬまでに、日本の半分を統べる程の規模になったわけです」
白鷺「何か質問はありますか?男様」
男「日本の半分って、俺の習った日本史の歴史にはそういう展開の一族みたいなのはいなかった気がするんだが……?」
黒宮「まぁ、確かにそうなのですが……」
白鷺「その説明は私からするわね」
327
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 02:13:03 ID:1fVM27VI
男「白さん先輩が?」
白鷺「ええ、表舞台で色々工作したのは我々【白】なのです」
男「工作?」
白鷺「男様はこの女にここに連れて来られて、自分があの巨大な企業連合体と繋がりがある事を知り、嘘に違いない。繋がりがなさすぎる、とお思いになられませんでしたか?」
男「なったも何も今も思ってる」
白鷺「ふふっ、男様の一族の存在を日本国民の大半は知りません。目立たないように、秘密裏にそうなるようにしてきたのです」
男「なんでだ?」
白鷺「すべては一族の者に発現する様々な能力の存在を世間から秘匿する為です」
男「そういや、さっき最初の能力って」
黒宮「はい、言いました」
328
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 02:37:31 ID:qLKkkwPU
白鷺「能力とは、一族のとあるお方に発現して以来、代々の一族の人間にそれぞれ発現する類のものです」
男「最初ってさっきの【黒】を作った人の?」
白鷺「ええ、その方の能力は戦う為の効率のいい戦術を考え出すモノだったようです。
我々は【闘】の能力と称して呼んでいます」
黒宮「…………」
白鷺「お前が知らないのも無理はない。私でさえ最近男様の周りが騒がしくなって急遽調べさせたのだ」
男「能力ってのは、人によって違うのか?」
白鷺「その通りです男様。【闘】の能力の方が亡くなり、【闘】の能力から得たノウハウを持った【黒】と【白】が遺されました。
すると次には人の思考回路を読み解き利用する事に特化した能力を持った方が現れたのです。この方の能力は【操】と称されています」
329
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 02:45:41 ID:tAVv.JxM
男「漫画でそういうのあるよな」
白鷺「現実逃避してはダメですよ男様。それとも私の胸で現実逃避されますか?」
黒宮「黙ってろ」ギロッ
男「……そ、それで、なんかあれか。どんどん色んな能力持った人が現れて俺の一族はここまできて、今では」
白鷺「ええ、日本を代表する企業連合体を操る一族となっているのです。ふふっ」
男「もしかして、爺ちゃんや父さんも?」
白鷺「ええ、男様の祖父は【富】の能力。お父様は【探】の能力を発現されています」
男「なんか……しっくりくる、のか?」
黒宮「とりあえず、説明は一区切りといったところでしょうか」
330
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 02:52:22 ID:orBJq8U6
男「えーと……それでさ」
白鷺「なんでしょう?」
男「俺はなんで赤城さんや青城さんにお命頂戴されそうになってるわけ?」
白鷺「! 【黒】、男様にそこまで言ったのか?」
黒宮「言っていない。しかし今日の昼、男様はあの二人の殺気で意識を覚醒されて、ご自分で現状を把握なされたのだ」
白鷺「で、でもあの時男様は停電したあとすぐに私が眠らせたはず」
男「白さん先輩が眠らせてたんかい!!」
黒宮「だから言ったでしょう?身体に異常はないと」
331
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 03:00:42 ID:Xvgdhzi2
白鷺「停電が起きてすぐに眠らせて、2人が殺気を放ち停電が直った際には男様はまだ寝ていたはずですよね?」
男「いやあの時にはもう意識あったよ。ただ何か金縛りみたいに身体がまったく動けなくて、目も開けられなかったから寝てるように見えたかもだけどさ」
白鷺「そう、だったのですか」
男「俺って、なんか危険な能力を持ってるのか?だから狙われてるのか?」
白鷺「それは……」チラッ
黒宮「男様、実は我々も知らないのです」
男「へ?」
332
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 03:06:50 ID:g90bu2Mo
黒宮「能力の事に関しては男様の一族の中でも最重要な秘密の部分です」
白鷺「ですので、男様の直系の一族、親戚の中には男様の能力についてご存知の方もいると思いますが」
黒宮「我々は男様がご自身の能力にお気づきになり、我々に教えて下さる場合か、
男様が能力を行使されてそれに気づく場合でしか、知ることは出来ないのです」
男「じゃあ爺ちゃんとか父さんは俺の能力?について知ってる可能性があるわけか」
333
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 03:14:04 ID:HD/jx4aw
白鷺「ええ、恐らくご存知でしょう」
男(今度聞いてみるか……)
黒宮「赤城と青城が何故男様を狙うとかは、私には……」
白鷺「私は調査中である程度の推測は出来る段階まで来ています」
黒宮「そうなのか……」
男「推測でもいいよ、なんでなんだ?」
白鷺「うーん。現状の段階で一つだけ分かったのは、今の赤城や青城は昼間の男様を殺そうとしたときの事は忘れている、ということ」
黒宮「!!」
男「ど、どういう……」
334
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 03:20:06 ID:FaHMZqVo
白鷺「彼等は背後にいる存在に操られている可能性があります」
男「…………」
白鷺「そんな事が出来るのか?という顔をしてますね男様。しかし彼女達が力を使ったところを見たのでは?」
男「いや、目は開けられなかったから」
白鷺「そうでした。まぁ、とにかく信じてください。今の彼女達は男様への殺意はありません」
男「……わかった」
黒宮「…………」
335
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 03:29:47 ID:FaHMZqVo
黒宮「……確かなんだな?」
白鷺「ええ。大丈夫、裏もとった。ただ……」
黒宮「なんだ」
白鷺「次にいつ仕掛けてくるのか、分からないのが、ね」
黒宮「……ならば私が常に男様を守ればいいだけの事」
男「な、なんか能力とかを使うんだろ?大丈夫なのか?黒宮さんに何かあったら嫌だぞ俺は」
黒宮「男様……」
男「自分の事を第一に考えてくれ。自分がヤバイってなったら俺はほっといていいからさ」
黒宮「出来るわけないでしょ、そんな事」ボソッ
男「え?」
黒宮「なんでもありません。とにかく大丈夫です。赤城や青城がまとめて攻撃してきても、私は勝てます」
336
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 03:35:53 ID:R.U1q2pY
男「…………でもなぁ」
白鷺「ご安心を。男様、私も常に男様の事をお護りするようにしますので」
男「え?」
黒宮「……男様の身辺警護は我々の領分だ」
白鷺「それは平時での話。今は適用されないわ。我々【白】も男様を護る為に動きます」
男「え、えーとつまり大学内とかで白さん先輩と黒宮さんが俺を守ってくれるって事、になるのか?」
337
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 03:49:37 ID:qLKkkwPU
白鷺「大学内は勿論のこと、私生活においても我々が男様の手足となった警護させていただきたく思います♪」
黒宮「だ、だめだ!!男様の警護は我々が行う!」
白鷺「だから平時はそれでいいわよ。でも今は非常時なの、この意味分かるわね?黒ちゃん?」
黒宮「くぅ……」
男「え、えーと」
白鷺「と、いうわけで。とりあえずここに私も住みます」
黒宮「はぁ!!??」
男「へ?」
338
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 04:01:08 ID:g90bu2Mo
白鷺「部屋がないなら男様の部屋にお邪魔になっちゃおうかなぁ……ね?」 ぎゅー
男「お、俺の部屋はその……」
白鷺「大丈夫大丈夫、アッチノお世話もすれば快適な生活が送れると思うし……あ、でもごめんなさい。私経験ないから最初はぎこちないかもしれないけど
黒宮「な、なな何を言ってるんだこのビッチが!!!!」
白鷺「あらぁ?私もう19よ?男様も18。興味がないわけないわよねぇ?ね?」
男「…………」
白鷺「ウブな反応は可愛いですわね男様」
黒宮「おい黒龍!!こいつを全力で排除しろ!!!急げ!!!おいったら!!!?」
男「あっ(大学で見た白さん先輩の取り巻きの人達)」
黒宮「き、貴様らぁ」
「白様、家具をお持ちいたしました」
白鷺「ありがと、黒龍は離してあげなさい。ここは【黒】の屋敷よ。
そんな力の差を見せつけてプライドズタズタにしたら可哀想でしょ?」
「「「「「……(こいつらぁぁぁぁ!!!!!)」」」」」
339
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 04:10:49 ID:jN6VZPZA
黒宮「お前、白龍へ力を……」
白鷺「非常時非常時♪」
黒宮「くぅ……」
男「おおい、何か分からんがメイドさんたちを苛めるなよ。優しいいい子達なんだからさ」
「「「「「!!!」」」」」
男「そんな事ばっかするんなら白さん先輩には悪いけど」
白鷺「ごめんなさい、ふざけただけなんです。どうかここで私にも男様をお護りさせてください」
男「正直、俺に護られる価値があるのかは微妙な気もするが確かに殺されたくはないからなぁ」
「「「「「男様は我々がお護りします!!」」」」」
男「!……ありがとう」ニコッ
黒宮「はぁ……お前は男様とは別室を与える」
白鷺「えー?」
黒宮「嫌なら本当に排除する。黒龍に力を与えてな……非常時、なんだろ?」ギロッ
白鷺「ちっ……お世話になりまーす」
男(……どうなるんだよ、俺の生活。夢であってくれ……何の能力だってんだ……)
340
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 08:57:14 ID:ynUDTlDo
乙
341
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 10:35:32 ID:94GbQ7AA
続き待ってるからはよ
342
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/13(日) 13:33:05 ID:ESlvwKn.
乙!
343
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 06:25:02 ID:eX3n5Y5o
大層乙
344
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 15:11:56 ID:tK4b.bD6
おいついた
これは売れるレベルだ
ここまでお疲れ様。そして続き待ってます。
345
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 18:22:17 ID:zbj9kgPc
おつ
346
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/14(月) 23:54:54 ID:DeoG3OvA
乙!
347
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/18(金) 20:27:00 ID:4aJSmniU
誰か
>>1
のTwitterのアカウント教えてくれ
348
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/18(金) 22:14:54 ID:Nhlnu/O6
Twitterでスレタイを検索したら同じようなスレタイで違うSSが見つかってワロタww
349
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/19(土) 02:14:25 ID:Jsow5sy6
@black_cat_1206 です。
350
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 20:42:28 ID:Yytihe.M
おーい
351
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/23(水) 07:58:02 ID:79ClkOj6
支援
352
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/25(金) 00:05:33 ID:s2/WNeL.
支援
353
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/27(日) 01:15:10 ID:HG85Q2g6
保守
354
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/27(日) 18:33:25 ID:4dDxERGc
あげ
355
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/03(土) 19:10:09 ID:aJEvz0QQ
支援
356
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/05(月) 13:25:17 ID:C6yIHnW2
プリンセスラヴァーみたいだな男の能力って女をはべらせる能力か?
357
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 01:14:46 ID:uoGQ1es6
【数百年前 とある地方に建つ屋敷にて】
主「また逃げ出したのかあやつは」
「申し訳ありません」
主「すぐに探してこぬか、稽古にならん」
「分かりました」
主「さっさと見つけねばお前の今夜のメシはなしだ」
「ご、ご勘弁を」
主「さっさと見つけてこい青黒」
青黒「……御意に」
358
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 01:18:55 ID:H0PqeEKQ
来た待ってた
359
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 01:24:11 ID:GLbdLVtw
5分後
青黒「見ぃつけた」
「げっ」
青黒「いつもいつも主様の稽古から抜け出してどういうつもりよ」
「うっせーなぁほっとけよ」
青黒「今晩の私のご飯がかかってるんだからほっとけないっての」
「一食くらい食わなくても大丈夫だって、痩せるぞ?」
青黒「いいから来る!!」
「うぎゃあ!凍らされるぅ死ぬぅ!!」
青黒「この馬鹿!あんたなんかに力使うわけないでしょ?」
360
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 01:46:08 ID:qNteW4LY
「横暴だぁ強制は時代遅れなのだぁ」
青黒「ったく手間取らせないでよね。なんで数ある一族の中からあんたみたいなヘナチョコが……」ブツブツ
「そう思ってんなら離せよぉ俺もまったくもって同意見だからよぉ。な?」
青黒「主様のお考えは絶対よ。能力者だもの」
「俺嫌なんだってあれ」
青黒「私だってあんたに使われるのなんて嫌」
「だろ?」
青黒「だから早く主様にあんたが跡継ぎに相応しくないって判断してもらうためにも連れてくわ」
「おめぇメシ食いたいだけだろ!」
青黒「着いたっと。ほら観念しなさいってば!」
361
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 01:54:14 ID:Z2yRruj6
待ってた
362
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 01:57:21 ID:teB4.XqM
主「やっと来おったか」
「何で俺なんだよー、他に何人かいるだろ優秀そうなのが」
主「五月蝿い奴だ。黙ってさっさと稽古を始めるぞ。そこになおれ」
「チィ……」
主「青黒」
青黒「ここに」
主「赤白も今日は呼んである。こやつに力を貰え」
青黒「赤白も、ですか?」
赤白「みたいね」
青黒「!いつの間に……」
赤白「隣国の戦に巻き込まれたから少し遅れました。主様、よろしいので?」
363
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 02:10:01 ID:NUNchnmo
主「なにがだ?」
赤白「戦帰り故、体力を早く回復したいので思いっきり全力で力を貰いたいのですが」チラッ
「それはまずいって!てかそもそも2人同時に力やるなんてのはやった事ねぇしよ!」
主「かまわんやってみろ」
「てめぇこのクソジジイ!ふざけんな!」
赤白「御意に。それでは、力を貰おう」スッ
「ひぃぃ!」
青黒「私も同時に、ですか?」
主「ああ、心配せずとも此奴は死なぬ」
青黒「べ、別に心配などしておりません!」
赤白「月夜、はやくしろ」
青黒「ったく(死んでもしらないわよ……)」スッ
364
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 02:26:18 ID:NUNchnmo
主「二人とも待て」
赤白「どうされました?」青黒「?」
主「今まではお前達側から勝手に力を取っていたが、今回からこやつに与えさせる」
赤白「……この方にできるので?」
「できねぇ」
青黒「……」
主「できるまで晩飯は無しだ」
赤白「!?そ、そんな……」
青黒「あんまりです主様!我々に断食をしろと!?」
「……(絶対恨まれる予感がする)」
主「そろそろ大丈夫の筈だ、力の渡し方については知っているはずだな?」
「手握るだけと聞いたが」
主「それでできるまでこの道場から出るな。わかったな」
「はぁ!?ちょ、ちょっと待てジジイ前やった時手握っただけじゃ出来なかったのを忘れたか!!」
主「なんとかしろ」
365
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 02:35:31 ID:HnfN.i4.
赤白「出て行ってしまわれた……」
青黒「あんたの所為よ!晩御飯食べられなかったら殺す!」
「どうしてこうなった……」
赤白「とりあえず微かだがお前から力を貰った事はある、感覚自体は分かるんだろう?」
「力を取られる感覚は知ってるが力を与える感覚なんてわかんねぇよ……」
青黒「はぁ……ねぇ雪菜。無理じゃない?これ」
赤白「無理もなにも何とかしないと我々も晩御飯がなくなる」
青黒「あーもう!さっさと手貸して!」
「うーむ……」
青黒「全然何も感じないんだけど!?やる気あんの!?」
赤白「さっさとこっちに力を渡すんだ」
「やろうとしてんだよぉ、くっそぉぐぬぬぬ」
366
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 02:48:14 ID:Doy.L49w
3時間後
「…………」チーン
赤白「ま、まったく何も貰えない、とは……お腹すいた」
青黒「あんたいい加減にしなさいよ!!私はまだいいとして雪菜は戦帰りでお腹空いてんのよ!?」
「んなこと……言われても……」
赤白「はぁ……何か掴みかけた感覚などはないのか?」
「ねぇな」
赤白「はぁ……くっ」
青黒「ん?え!?どうしたのよその太ももの傷!!」
「え!?」
赤白「な、なに……流れ弾に当たっただけだ。大丈夫」
青黒「あんた何で隠してたのよ!?こんな稽古に付き合ってる場合じゃないでしょ!治療しなくちゃ!」
赤白「主様の無傷で制圧しろという御命令を達成出来なかったのだ、言える訳なかろう」
青黒「で、でも早く治療しないと……」
赤白「ふむ」
367
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 03:00:15 ID:yds1PjZY
「おい、手貸せ」
赤白「え?……どっちにしても無理だろう?散々やったではないか」
「うるせぇ、来い」グイッ
赤白「あっ……」
《暦の盟約の下に、汝に烈火の煌を授ける》
パァァァァァ
赤白「な!?」
青黒「!!」
フッ
「どうだ怪我は」
赤白「え?あ、ああ大丈夫、だよ」
「よかった……」
青黒「ど、どどどうやったのよ今の!?」
赤白(温かな力が、溢れてくる……この力量は一体……?)
368
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 03:06:09 ID:fqH2Rass
「んなこたどうでもいいんだがな、赤白」
青黒「どうでもよくないわよ!その方法で」
「ちょっとお前はここで待ってろ」
青黒「んな!?」
「赤白……いや、雪菜」
赤白「な、なんだ……?」
「ちょっと来いよ」グイッ
赤白「ぁ……」
バタン
青黒「おおいっ!!!!私は!?」
369
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 03:16:42 ID:sB/vcGsM
「…………」ズンズンズン
赤白「ちょ、ちょっと……そちらは主様の」
ガラッ
主「騒がしいな、ちゃんと稽古は終わったのか?」
「ざけんなこのゴミ野郎がっ!!!!」 ガンッ
主「グッ!」
赤白「!??」
「雪菜怪我してたんだぞ!!てめぇ分かってて稽古させただろうがっ!!」
主「それがどうした」
「自分の部下が任務で怪我して戻ってきてそのまま放置たぁどういう事だゴラァ!!」
赤白「……い、いいんだ。私が御命令を完遂出来なかったばかりに」
「馬鹿野郎!おめぇは怪我してまで制圧してくれたんだろうがっ!」
赤白「!!」
主「…………その様子だと完治したようだな」
370
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 03:25:42 ID:gbl7ergc
「てっめぇまさか……」
主「勿論お前の能力開花の一助となればと思い放置したまで」
「くそがぁ!!」ガンッ
赤白「もうやめろ!やめ……て……」グスッ
主「俺が憎いか」
「雪菜に怪我させておいて放置するような輩が憎くないわけねぇだろ!!」
主「ふむ、赤白は俺の部下だ」
「雪菜と月夜は俺の大切な人だ!!!」
赤白「!!」
「こいつらを粗暴に扱うなら、容赦しねぇ……」
赤白「…………」
主「いい目だ」
371
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 03:32:33 ID:HwJccZq.
「……」
主「お前の能力は、こういう状況で真価を発揮する。他の者にはない」
「なに言ってんだくそったれ……」
主「赤白の目が真っ赤になっている、そのレベルに覚醒させる事に成功した人間が過去に何人いたか」
赤白「……」
主「先ほどお前は赤白と青黒を大切な人と言ったな」
「それがどうした」
主「お前も分かっているとおり、こ奴らは人であって人ではない。それでm」
「関係あるかっ!!」
赤白「……」ポロッ
372
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 03:37:51 ID:h/LrnDhk
主「わかった、今回は私の非を認める」
「……すぐに雪菜を休ませろ」
主「わかった、お前は青黒へ力を与えるまで稽古に戻れ」
「……ちぃ」 スタスタ
赤白「ぁ……」
「気づいてやれなくて、ごめんな。痛かったろうに」ボソッ
赤白「!……」フルルッ
「ゆっくり、休めな」ポンッ
スタスタスタスタ
赤白「…………」
373
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 03:43:07 ID:chaf.e3o
主「…………」
赤白「…………」
主「奴は何の取り柄のない馬鹿のようだが」
赤白「…………」
主「ああいうトコロがあるのだ」
主「そこが奴の能力に直結しておる」
主「お前と青黒はあやつ専属にする、異論は?」
赤白「……私は、あの人の為に力を使いたい、です」
主「それがよかろう」
374
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 03:52:16 ID:NUNchnmo
主「奴は自分の能力にとっくの昔に気付いておったのだ」
赤白「えっ!?」
主「しかし目立つ事を避けてきた、能力が使えない振りをしてな」
赤白「本当なのですか?」
主「すべては、自分の周りのモノ達を戦果に巻き込みたくない故だった」
赤白「!」
主「わしもそれが分かっていて今までは目をつむっていたが、時代はまもなく動く。
お前達にも動いてもらわねばならなくなったのだ」
赤白「……」
主「奴も薄々勘付いている。稽古から逃げるのはその為だ、全ては」
主「お前と青黒を戦果に巻き込みたくない故」
赤白「…………」
主「あやつは、この一族の誰よりも、誰よりも……」
主「優しいのだ」
375
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 04:04:11 ID:uoGQ1es6
【現代】
男「……」スゥーー
白鷺「……」ツンツン
男「ん?……んー?」ゴシゴシ
白鷺「おはよう男様」
男「白さん先輩!?」
白鷺「えへへっ」
男「メッチャ目紅いんですけど!?」
白鷺「うふふっ、とってもラブリーな夢見ちゃって早起き&男様のもとへなぁう♫」
男「ラ、ラブリーな夢って?」
白鷺「ん?ううん。内緒……でもあの時の男様って、ふふっ」
男「俺出てくるんですか!?」
白鷺「うふふ、うん。あのね……」
黒宮「何をしてるんだお前はぁ!!!!」
376
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 15:47:32 ID:A9Ibnhj2
来たか!
377
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 17:48:24 ID:YHwQ/y/A
いろいろと展開がツボすぎる
乙
378
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/08(木) 02:26:38 ID:Lf41ofx.
待ってたわ〜
379
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/09(金) 22:34:24 ID:xLsbDhnA
続きが気になる!!Σ(●>д<●)ゞ
380
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/13(火) 00:02:27 ID:bSINumhM
まだかな〜((´゚∀゚`))
381
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/14(水) 19:40:27 ID:fohuu8Z.
支援!
382
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/15(木) 22:02:42 ID:3t17HJ92
今一番楽しんでるSSだこれは
383
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/15(木) 23:02:39 ID:w4.4UPdA
>>382
俺もだ
多分今深夜にあるオリジナルSSで1番面白いと思ってる
だから早く続きを
384
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/16(金) 13:21:46 ID:sYj4GXFs
すげぇ面白いっ!(≧▽≦)b
385
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/17(土) 18:55:00 ID:x0ePFuoA
早く〜
386
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/18(日) 10:44:41 ID:tBtQhBEw
まだなのかッ!!
387
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/19(月) 00:09:18 ID:buT3a3Ks
はよ
388
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/19(月) 18:41:48 ID:BqXEy1sA
>>384-387
下げ方も知らんのに催促するな
389
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/19(月) 18:42:15 ID:vHk/qeU.
はよおおおおおおおお!
390
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/19(月) 20:32:00 ID:3xKwZnoM
催促じゃなく荒らしたいんじゃ?
391
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/20(火) 22:14:58 ID:hh4/kpRU
続き書かないなら書かないと教えてください
392
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 00:05:11 ID:zYWFUP9Y
男「黒宮さん!?」
白鷺「あら、おはやいご到着で」ギラッ
黒宮「不穏な気配がしたのでな……というか何故お前が男様のベッドにいる」
白鷺「怖い顔するわねぇ、男様助けてくださいな♫」
男「と、取り敢えず落ち着こう。俺は白さん先輩と寝てる自覚はなかったですはい」
黒宮「そんなことは分かっております」
男「目が怖いです黒宮さん」
黒宮「気の所為でしょう」
393
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 00:10:31 ID:gY6llEv6
男「あっというか目で思い出した白さん先輩の目が」
白鷺「ん?どうしました?」
男「紅かった……ような?」
白鷺「うーん欠伸したりしてたからですかね、もっと近くで眼を見てもいいですよ?」グイっ
男「え!?いや……その」
黒宮「男様」
男「ひゃいっ!?」
黒宮「朝食が用意してあります、下へ行きましょうか」
男「さ、先に行くっ!」タタタッ
バタン
白鷺「あーあ」
394
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 00:29:32 ID:Mnr95XVA
黒宮「眼には気をつけろ」
白鷺「あら?なんのこと?」
黒宮「……」
白鷺「……わかったわかった。そんなに怖い顔するんじゃない」
黒宮「男様は何も憶えておられないのだ」
白鷺「当たり前でしょう。我々とは違うんだから」
黒宮「はぁ……」
白鷺「でも」
黒宮「え?」
白鷺「実験してみる価値はありそうだった」
黒宮「どういう、事だ」
395
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 00:36:50 ID:XuwYnl6c
白鷺「さっき私は男様に夢を観せる事に成功した」
黒宮「? 何の」
白鷺「私たちが、赤白・青黒と呼ばれていた刻(トキ)の事を」
黒宮「!!?」
白鷺「ちなみに男様が初めて私に能力を発揮された時のことだ」
黒宮「……ああ、あのお前がやせ我慢をしていた」
白鷺「うるさい」
396
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 00:45:13 ID:cJH.o.KM
黒宮「しかし男様はさっき何も……」
白鷺「夢など起きてすぐ忘れるものだ。しかも私が目の前にいるというインパクトをぶつけたわけだしな」
黒宮「それを言い訳に認めるほど堕ちてはないぞ私は」
白鷺「ま、とにかく。これではっきりした」
黒宮「何がだ」
白鷺「過去の夢を観せる事は、本人の深層に眠る深い記憶を呼び醒ます事で成る」
黒宮「! つまり男様は憶えていない状態ではあるが」
白鷺「こちらがキッカケを与え続ければあるいは……」
黒宮「…………」
白鷺「やり方は自分の記憶を辿りながら男様に力を流し込めばいい」
黒宮「だからさっき、目が?」
白鷺「御名答」
黒宮「ただ男様に興奮しただけではなかったのか……」
白鷺「おい」
397
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 00:53:34 ID:p.qNJT92
待ってました
398
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 00:57:48 ID:DHyHLRaE
黒宮「しかし……」
白鷺「なんだ」
黒宮「男様に過去の記憶を……すべて?」
白鷺「違う。我々の記憶全てと同情報量の記憶を男様に与えるなどすれば、分かるだろう?」
黒宮「……男様は、死んでしまう」
白鷺「そもそも男様御自身の深層に眠っている記憶しか我々はサルベージできない。
だからお前のその心配は杞憂だ」
黒宮「……先程男様に魅せたという夢の内容、出来事は男様の深層に偶然眠っているのが分かったから
サルベージできたという理解でいいのか?」
白鷺「偶然?初めての私への能力の発現よ。重要な場面でしょう?絶対男様は記憶してくださってると確信していたわ」
黒宮「そうか?」
白鷺「それに私にとってもあの時のことは……ふふっ」
黒宮「何もなかっただろう特には」
399
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 01:08:23 ID:htZYW5QE
白鷺「それはあの時ずっと稽古場に居残ってて結局晩御飯抜きになっただけだからなお前は」
黒宮「凍らされたいのか?そうなのか?」
白鷺「話は終わり。ご飯食べましょう」
黒宮「……モードがコロコロ変わるなお前は」
白鷺「ブーメランなの気づいてる?」
黒宮「確認だが」
白鷺「なに?」
黒宮「男様の能力については」
白鷺「我々は何も知らない、先程の会話の中で出てきた能力というのは」
黒宮「あくまで我々に力を与えられる能力の意。男様が生まれながらに持っていらっしゃる能力とは別」
白鷺「おっけーおっけー。というか恐らく本来の能力から派生してる副産物的能力だしね。
力の移譲は」
黒宮「……ふん、分かった」
400
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 01:15:46 ID:E/CvGeyU
白鷺「満足ですかな?そちらも男様に同じ事をすればあるいは……」
黒宮「まぁ、検討してはみる」
白鷺「男様が自分関連の記憶は殆ど憶えてないかもしれない事に怯えてる?」
黒宮「……そんな事は、ない」
白鷺「ふふっ……さってと、それじゃあご飯を食べに行く前に私からも質問でーす」
黒宮「?」
白鷺「そこの窓の下に隠れてるヤツ、どうする?」
黒宮「ああ気にするな。もう死んでる」
401
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 01:23:12 ID:NazztsD2
白鷺「えー?なんで殺しちゃうのよ」
黒宮「さてと、本当に男様のところへ行かないと流石に怪しまれるぞ」
白鷺「ねぇったら」
黒宮「……そもそも式神の類だ。命は宿ってないし、今の会話を聞かせるわけにもいかない」
白鷺「それは、そうだけど……(いつの間に……って意味なんだけど?)」
黒宮「お前達が表で色々する為に能力を磨いている事は知っている」
黒宮「が、我々も勿論能力を磨いている」
黒宮「裏で色々する為に、な……」
402
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 08:48:23 ID:N8igFAGs
来てた!
403
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 11:11:52 ID:BN5b.9NM
>>391
たった14日書かないくらいで騒ぐなよ
404
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/22(木) 20:59:34 ID:mC3yErDQ
ここからまた半月待たされるのか……
耐えてやろうじゃねえか
405
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/22(木) 22:57:39 ID:2.6ZwdRg
オレたちはようやくのぼりはじめたばかり だからな このはてしなく遠いSS坂をよ…
406
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/23(金) 19:52:03 ID:ZfGRG7a2
誰がこんな展開になると予想出来ただろうか
407
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/25(日) 17:25:23 ID:DjLqxkS2
気長に待ちますか〜
408
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/25(日) 21:32:49 ID:KInJPcFg
>>406
>>407
下 げ ろ
409
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/31(土) 06:22:37 ID:xYmMm9JM
支援
410
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/31(土) 21:56:27 ID:.8sPJyfQ
食堂
男「2人とも遅かったな、もう食べ始めちゃったぞ俺」
黒宮「あらあら男様の食い意地の張りっぷりには……あらあらまぁまぁ」
男「そのリアクションはひどすぎねぇか!?」
白鷺「私達がお待たせしたのが悪いのにあんまりですよねぇ」ナデナデ
男「え?何故なでる」
白鷺「お待たせしてしまってごめんなさいヨシヨシ♫」
黒宮「だから何をしてるんだお前は!」
男「てかまぁ怒ってはないんだが料理が冷めちゃうからさ、せっかくこの子達が作ってくれたんだし」
411
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/31(土) 22:13:53 ID:WoR6drUY
黒宮「この子達……ってお前ら!」
白鷺「あら、どうしたの貴女達。黒龍……じゃなくてここではメイドさんたちの仕事取っちゃったのぉ?」
「「「「「……」」」」」
男「いや何か降りて行ったらこの子達がいてさ、メシ作ってくれたみたいで。
いつものメイドさん達は洗濯とかやってるみたいだぞ」
黒宮「ほぉう……?ご説明願おうか」
白鷺「ふむふむ何々?せっかく男様の住む屋敷に私が住むんだから、
部下である我々も男様のお世話をしたいと思って料理でも作ろうと
食堂に行ったら、黒龍がいてちょっと【軽い勝負】をして料理当番を
譲ってもらったと…………なるほどぉ♫」
黒宮「何白々しい事言ってんのよ!かんっっぜんに最初から計画的犯行でしょうが!!」
白鷺「いやぁ私と同じく男様に尽くしたいという思いの強い部下をもって幸せだわぁ、うふふ」
412
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/31(土) 22:14:29 ID:WoR6drUY
黒宮「男様も何か言ってください!」
男「え?んーと……家事分担って形になれば今日だけでもメイドさん達の負担が減った形になるしいいんじゃないか?」
黒宮「た、確かにそういう考え方も出来ますけれど」
男「まぁせっかく作ってくれたんだし、食べようぜ。皆さんも改めてありがとう、とてもおいしいよ」ニコッ
「「「「「……」」」」」ペコッ
白鷺(そんなに真っ赤にならなくてもいいだろうお前ら。黒龍と変わらんぞそれじゃ)
黒宮「ぐ、ぬぬ……」
白鷺「やっぱり徐々に慣らさないとだめみたいね」ボソッ
黒宮「何か言ったか? あ?」
白鷺「なんでもなぁい」
413
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/31(土) 22:24:17 ID:.8sPJyfQ
男「ご馳走様ー」
黒宮「さて、それでは大学へ行きましょうか男様」
男「よし、今日は2,3,4限だったな。鞄取ってくるよ」
「男様、鞄をお持ちしました」
男「え?あ、ありがとう」
「男様、服をお持ちしました」
男「あ、うん」
「男様、今日はどの靴になさいますか?」
男「えーと、じゃあこれにするよ。ありがとう」
黒宮「流石我が家のメイド達ですね。もう既に男様の身の回りの世話は完璧です」
白鷺「む」
「「「「「我々もそれぐらいの事は」」」」」
「「「「「「「「絶対にさせない」」」」」」」」
男「何のバトルしてんだ君らは」
414
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/31(土) 22:49:52 ID:y1G03C1w
大学内駐車場
男「なぁちょっといいか」
黒宮「なにか?」
男「俺ってあんまりこう、目立たない方がいいんじゃないか?大学内で。
身バレ防止的な意味で」
黒宮「まぁどちらかと言えばそうですね」
男「じゃあ何故今から講義室に行こうって時に白さん先輩達と一緒なんですかね!?」
黒宮「私が聞きたいですよ!」
男「逆ギレ!?」
白鷺「男様?今は非常時です。我々は出来るだけ男様のお側にいた方がいいのです」
男「うーん……なんか大学内の人達に変に思われないかなぁってさ」
白鷺「お言葉ですが男様。このランクSの黒と一緒に行動してたり黒の取り巻き集団と歩いたり等の行動を既にされてる時点で……です」
黒宮「!!」ガーン
男「いや、んーとそこはちょっと俺も諦めてる部分もあるんだけど」
黒宮「諦めてたんですか!?」
415
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/31(土) 22:51:51 ID:y1G03C1w
男「そういう話じゃなくてさ。何かこの感じで出て行ったら、フツメンの俺が謎のハーレム集団形成してる感じになるだろ?
俺が第三者の男だったら絶対変に思うぞ。皆俺には釣り合わないぐらい美人だし」
白鷺「なるほど、確かに我々の組織は末端構成員を除く幹部級の人間は全員女ですからね」
男「バランス良くした方がいいんじゃないのか?」
白鷺「えー?だってそれでは男様の子孫が残せないじゃないですか」
男「ぇ……」
黒宮「な、なななおま……ゆk 白鷺「ふむふむ、では男様の懸念事項は分かりましたので、対策をしましょう」
男「た、対策?」
白鷺「要は男様の周りに女ではなく男もいた方がバランスがいいという、そういうことでしょう?」
男「ざっくりすぎるけど、まぁそうです」
416
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 00:59:18 ID:FXddaaco
乙〜
にしても男か……イラネ
417
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 01:09:14 ID:m64pvjBk
むしろ男が付き人風なった方がバランス取れそう
418
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 01:49:17 ID:eq30Fm0M
宝塚的ななにかかな?
419
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 02:13:34 ID:M6cf4Rw2
そうだな。おとこのこはいるよな
420
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 17:22:39 ID:KET9Nahk
えっ?男の娘?(すっとぼけ
421
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 23:21:57 ID:Gt9xdbpo
黒宮「対策とは、なにをする気だ」ギロッ
白鷺「怖い顔しないでよぉ……えーと、男様」
男「ん?」
白鷺「少し先に車を降りて待っていて頂くわけにはいきませんでしょうか?
勿論何かあればすぐに男様をお護りできる態勢は維持しますので」
男「大学じゃ赤城さんや青城さんは襲ってこないん……だよな。いいよ」 バンッ
黒宮「それで?」
白鷺「ランダムでいい、黒龍の中から3人ぐらい選んで」
黒宮「? どういうことだ」
白鷺「いいから」
黒宮「……この3人だ」
白鷺「おーけぃ、こっちも3人かな。えーと……」
黒宮「選んでどうする」
白鷺「こうするのよ」
422
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 23:23:07 ID:Gt9xdbpo
バンッ
男「 」
「「「……どう、でしょうか」」」
「「「……」」」
男「なんでいきなりジャニーズみたいな人らが車から!?」
黒宮「男、この3人はうちのメイドよ」
白鷺「そしてこっち3人はうち部下ね」
男「はっ!?……うそ、だろ?」
白鷺「男装させてちょちょいと目の錯覚を起こさせる細工を……ね?」
男「面影は言われればあるかも知れないが完全に男に見える……」
黒宮「この馬鹿女のアイデアなんだけどどう?嫌ならすぐに言って」
白鷺「あらぁ?大学内では先輩なんだけどなぁ私」ニコニコ
黒宮「というか私の黒龍たちもそうだがお前の白龍は本当にひどいな」
白鷺「は?聞き捨てならないわね」
黒宮「こんなに顔真っ赤にしてモジモジしてる奴らが男には男性に映ってるんだぞ?」
423
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 23:24:34 ID:Gt9xdbpo
男「……」
白鷺「……」
黒宮「せめて男には男装してる女に映るようにすればいいのに」ボソッ
白鷺「さ、最初からそのつもりだったわよ」パチン
男「あ、うん。さっきの人達だな」
白鷺(お前らは私に恥をかかせるのが好きなようね)
(か、勘弁してください白様)
(我々は男様どころか男性とも話した事ないんですよ?)
(は、恥ずかしい……何を喋れば……)
白鷺「はぁ……とにかく私も講義に出なきゃだから、頼んだ」
黒宮「わかってる……さてと、これで文句はないわよね?」
男(外からの見た目的にはいいんだろうけど俺の視点的にはあんまり変わらないな)
黒宮「取り敢えず今日はこの6人と特に行動を共にするようにしてみて」
男「ふむ……じゃあよろしく」ポンッ
「ひゃっ!」
424
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 23:25:49 ID:Gt9xdbpo
男「……肩ポンしただけなんだが」
「男s……君、かのj…彼は白側だよ。僕達は大丈夫だ、よ」
黒宮(顔を真っ赤にしながら言うのを直せないのかお前は)
男「あーえっと、まぁとにかく講義講義!行こうぜ」
黒宮「はぁ……明日から別の奴らにやらせるか」
「黒様、我々が交代交代で」
「あの子達だけずるいです」
「そうです」
黒宮(頭痛い)
白鷺(んー、お前達も交代しつつだな。1日もてばいいけど……ってレベルだし)
(((((…………)))))
425
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 23:27:10 ID:Gt9xdbpo
講義室
ガラッ
!?オイミロヨ
ナンダアノシュウダン
イ、イケメングンダン……
ヨコニビジョモイッパイ
クロミヤサンノイチダンダヨ、シラナイノカ?
モウアンナハバツヲ!?
ざわざわ ざわざわ
男「思ったんだけどさ」
黒宮「なによ」
男「フツメンの俺とイケメン集団ってのもなんか……」
黒宮「別にハーレムじゃないしいいでしょそんなの」
男「まぁみんな元が綺麗だもんな、しょうがないか。フツメンに産まれた俺の顔のせいか。ははっ」
黒宮「べ、別にあんたの顔もイケメンな方じゃないの?ジャニーズ系?かは知らないけどね」
男(主だからって別に擁護しなくていいんだけど、優しいなぁこの子)
黒宮「……なにニヤニヤしてんのよ!」
426
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 23:28:42 ID:Gt9xdbpo
男「いや何でもない。ところでさ、派閥とかいわれてるんだけど」
黒宮「……ランクSはみんなどこもこんな感じだからね。最初はやめとこうと思ったけど」
男「やめる?」
黒宮「こうやって集団で動くのをってこと。この子達は私と同じ1年以外は
各学部学科でそれなりの情報収集ができるように地位を築かせてたわけ。
顔もいいし全員ランクB以上だし各個人に10人から20人ぐらいの追っかけいるわよ」
男「マジかよ!?」
黒宮「それで他のランクSの派閥が何か不穏な動きをしてないかを観察させる態勢 構築、ってスタンスだったんだけど……私1人じゃ一般の他の生徒たち殺到しちゃうから……仕事に支障をきたすと思って」
男「仕事って」
黒宮「そりゃ男s……の警護」
男「……」
黒宮「な、なにか?」
男「いや、うん……」
黒宮「講義……始まるわよ(何ですかその顔は)」
427
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 23:30:04 ID:Gt9xdbpo
数時間後
男「よーし終わった終わった」
黒宮「すぐに帰る?」
男「いや、白さん先輩のサークルを見学したいんだけど」
黒宮「ああ、それなら」チラッ
「男、さん……サークル棟はあちらです」
男「今聞こうと思ってたとこだ。さんきゅ」
「い、いえ」
男「白さん先輩講義始まる前に君たち残して医学部行っちゃったし聞きそびれてさ」
「白様が医学部に姿を見せない日は、医学部が暴動を起こしかねないので」
男「すげぇけど、どういう事なのか全く分からん」
黒宮「白は第1ブロックの顔みたいなもんだからね。あいつが医学部に現れないと医学部の連中は刀を失ったただの鞘だけ状態になるのよ」
男「前から聞きたかったんだがブロックってなんだよ」
428
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 23:31:19 ID:Gt9xdbpo
黒宮「この大学には学部が大別して10程あるんだけど、各学部共にある程度の
立地、施設、教育棟みたいなものが必要でしょう?
だから大学の土地を4つのブロックに分けて、それぞれの要求に応じた環境
を与えて管理してるってわけ。」
男「えーと、ここは?」
黒宮「ここは工学部と水産学部に割り当てられてる第3ブロック。だいたい東京ドーム8個分の敷地ね」
男「な……」
黒宮「因みに白の今いる第1ブロックは医学部、薬学部、歯学部に割り当てられてるわね。あそこは確か東京ドーム12個分ぐらいかな」
男「こ、この大学はアタマガオカシイノデスカ?」
429
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/01(日) 23:32:35 ID:Gt9xdbpo
黒宮「なんで片言なのよ……因みに今からあんたが向かおうとしてるサークル棟。
第3ブロック用のサークル棟だから、白のサークルの工学部・水産学部支部があるって事だからね?本部は第1ブロック内のサークル棟」
「あ、しかし白様は本日はこちらのサークル棟へいらっしゃると」
黒宮「ふーん、だったら多分もう少ししたら来るのね」
男「…………」
黒宮「なに?」
男「慣れてきたとは思ってたんだよ。この大学の広さにも」
黒宮「このブロックの、でしょ?」
男「今それに気づいて絶望しているところだからちょっとそっとしといて」
黒宮「まぁでもあんたが別のブロックに行くことなんてほぼないでしょうけど」
男「そりゃまぁ、何となく分かるさ。全部あるもんここ」
黒宮「全部のブロックにそれぞれの特色をもったこれらの施設があるってわけだからね」
男「……金持ちの考えることは、おかしい」
黒宮「1番の金持ちがなに言ってんだか……行くわよ」
430
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/02(月) 00:40:59 ID:9XGQSCdQ
おつおつ!
431
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/02(月) 07:08:49 ID:3Bbxt9/.
おつつつつ
432
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/11(水) 15:09:30 ID:KeQmpnv2
はよ
433
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/13(金) 20:11:23 ID:UCSXluCk
すみません。現在会社の研修中でして次は再来週以降になりそうです。
434
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/13(金) 21:44:24 ID:w3MB23rA
なん……だと……
435
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/14(土) 19:30:44 ID:Rezq79Gc
待ってるよ
436
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/23(月) 08:39:59 ID:3o4FdPi2
楽しみにしております!
437
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/24(火) 21:29:18 ID:9nrW2VM6
頑張ってください
438
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/29(日) 22:14:53 ID:poWgMjCo
そろそろくるのかなo(^-^)oワクワク
439
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/01(火) 21:35:21 ID:lB05oY3A
第3ブロック用サークル棟
男「で、でかい……」
黒宮「さ、案内しなさい」
「そこのエレベーターへどうぞ」
男「ガ、ガラス張りのエレベーター……」
黒宮「いやこれぐらいは普通にあるから。驚くポイントおかしいわよあんた」
男「大学のサークル棟にはこんなもんないと思うんだけどな普通」
「着きました」
440
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/01(火) 21:42:26 ID:lB05oY3A
ザワッ
男「お?」
黒宮「結構いるわね、女の比率がすごく高いのは疑問だけど」
白鷺「今日は第1の方の人達も30人程連れてきてるからねぇ、今ここにいるので80人ぐらいかな」
男「あ」
黒宮「あら、もういたの」
白鷺「それは男君が見学しに来るんだもん。リーダーが来てないとだめでしょ?ふふっ」
黒宮(80人……全体の20%か)
男「えーと、それじゃあ白さん先輩がサークル紹介してくれるって事でいいのか?」
441
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/01(火) 21:53:02 ID:lB05oY3A
白鷺「いつもは他の子達がするんだけど、今日は私直々にお教えしましょう♫」
黒宮「えっらそうに」
男「あはは、お願いします」
白鷺「えっと、ここは私が去年作った野外活動サークルです。
サークルでは毎週やりたい野外活動について議論してもらってて、
議論の結果選ばれた野外活動を毎週末参加できる人で行うってのが主な内容かな」
男「議論っていうのは?」
白鷺「このサークル全部で400人ぐらいいるんだけど、それを80人ごとにグループ分けしてるの。
で、その5つのグループで週の前半にやり取りしてもらってやりたい活動を決定。
それを木曜に私が決めて、週末に実行という訳です」
男「ほぉぉ」
黒宮「ふむ」
442
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/01(火) 22:05:59 ID:lB05oY3A
白鷺「今までやった内容的にはキャンプに花火大会に肝試しに山登り海水浴に……まぁ色々ね。
キャンプなんかは場所、環境を変えて何回かやってるわよ」
男「いいねぇキャンプはいいよな、うんうん」
黒宮「あんた天体観測したいんでしょ」
男「夜観測をするわけだから野外に泊まるしキャンプみたいなものなんだよな実際」
白鷺「そして今日は第1グループのみんなを集めてプレゼンをしてもらうってわけ」
男「この人達が第1グループ?」
白鷺「ええ。男君が見学するっていうので急遽この第3ブロックのサークル棟でプレゼンしてもらおうかなってね」
黒宮(第1グループ……ね……)
443
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/01(火) 22:16:15 ID:lB05oY3A
白鷺「なにか?」
黒宮「いいえ、なにも?」
男「?」
白鷺「えーと、それじゃあプレゼンをする人は準備をお願いね。10分後に始めまーす」
ザワザワ
男(うーむ、思ったより凄いシステム化されてるんだな)
黒宮「さてと、どうなるかな」
男「なにが?」
黒宮「ん?なんでもない」
男「?」
ア、アノ……クロミヤサン、デスヨネ
男「お」
444
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/01(火) 22:24:51 ID:lB05oY3A
黒宮「え?」
ランクSノクロミヤサン、デスヨネ!ジブンハ○×トイイマス!
オ、オレハ○○ッテイイマス!オヤジハビョウインヤッテテ
ガヤガヤ
男(なんだなんだ?男連中がみんな群がってるし)
黒宮(チッ、やはり……)
白鷺「……」ニヤリ
男(ま、可愛いからなぁ黒宮さんは……あっち見てみるか)スタスタ
黒宮「あ、こら」
ねぇあなた、男さんっていうの?
男「はい?」
445
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/01(火) 22:35:40 ID:lB05oY3A
私は2年の○○よ、宜しくね
あ、私も自己紹介するー
私も私も
ガヤガヤ
男「え?あの?ん?」
白鷺「ふふっ困ってる困ってる」
「いいのですか?」
白鷺「勿論、今日ここに集めた男女の特徴は?」
「男性はひたすら人脈形成に躍起になっているランクC、Dの者たち。
女性陣は……」
白鷺「私が選び抜いた、良い家の御息女達……そして何人かには伝えてあるわ」
「え?」
白鷺「私が直接サークルに勧誘する男性は、唯1人だと」
「……なるほど、彼女達の目の色が変わっているのはその為ですか」
白鷺「ま、男君の正体は言ってないけれど。私の彼に対する態度から、どこまで想像できるか」
446
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/01(火) 22:41:27 ID:lB05oY3A
「想像できた者たちから男様へアプローチしているというわけですね」
白鷺「そゆこと♫ でもきっと今彼女達は疑問に思っているはず」
「と仰いますと?」
白鷺「だって、男君ってすっごく庶民じゃない?」
「まぁ、確かにそうですが」
白鷺「でも話しているうちに居心地のいい自分に気付くはず……
そうなればこっちのもの。私の気にしている男性というミステリアス設定も加わって」
「男様の事をもっと知りたくなる、と?」
白鷺「惜しいわね」
「では……?」
白鷺「彼の真価は彼と話をしないとわからない。話してみれば分かるかもよ?」
「……では、私にも男様の護衛を」
白鷺「それはだぁめ♫」
447
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/01(火) 22:52:25 ID:lB05oY3A
「ひどいです」
白鷺「貴女は私の右腕。本当に男様が危ないときには頼りにさせてもらうわ」
「やれやれ」
黒宮「ねぇ!」
白鷺「あら、どうしたの?」
黒宮「ひとつ教えてくれないかしら」
白鷺「ええ、なぁに?」
黒宮「このグループの人選はいつしたの?」ニッコリ
白鷺「き、の、う♫」ニコニコッ
黒宮「……私をハメるとはいい度胸だ」ボソッ
白鷺「お前がこのサークルに望む役割を果たしてるだけなんだけどなぁ」ボソッ
黒宮(男様の表での人脈形成……確かにそうだが私に人脈に飢えた男共を充てがう理由はぁ?)
白鷺(えー?そもそもランクS公表してる時点でぇ、ねぇ?……ま、楽しんでるけど♩)
男「あの2人なんでニコニコしながら固まってるんだ?」
448
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/02(水) 01:28:44 ID:U6PX9ehE
待ってた乙
449
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/02(水) 12:43:53 ID:80VkftRA
キタ━(゚∀゚)━!
450
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/02(水) 15:14:58 ID:yX1fJaW.
待ってた
451
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/02(水) 15:37:38 ID:PhIk.IAY
男の察しの悪さ、理解力適応力の無さにちょっと萎える
452
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/02(水) 19:07:09 ID:VjRO0wtA
覚醒しがいがあるとも言えるので俺は引き続きwktkしてる
というか庶民生活送っててこの状況に巻き込まれたら俺もこうなると思う
453
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/07(月) 04:44:38 ID:73m4otBI
2ヶ月ぶりに来たわ ゆっくりで構わないから完結頑張ってくだせえ
454
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/11(金) 21:54:34 ID:1SM7NMus
深夜のオリジナルSSの希望とも言えるスレがここだ
頼むから続きを書いてくれ
455
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/13(日) 23:20:09 ID:3R5UElqc
今のところ矛盾してるトコもなさそうだしすげぇな
456
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/14(月) 02:22:34 ID:HnoIHJaY
楽しく読ましてもらってる
頑張って
457
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/20(日) 20:17:59 ID:FPIyaArg
ほしゅあげ
458
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/21(月) 02:51:57 ID:i/Unkm7A
まだぁ?
459
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/25(金) 09:44:28 ID:3PHjgFv6
ほしゅ
460
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/25(金) 12:13:07 ID:LsBP.rwM
月刊だから仕方ないな
461
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/25(金) 20:02:14 ID:5pK5nXLc
保守
462
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/25(金) 21:44:25 ID:OSPvrXa2
ほしゅ
463
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/27(日) 22:16:22 ID:R9pYG0LE
ほす
464
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/28(月) 19:43:50 ID:q1HVd.eY
保守
465
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/29(火) 21:21:47 ID:gcq.Ngrc
保守
466
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/02(土) 20:22:30 ID:7UdYU4VE
今回は長いな……
467
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/02(土) 21:44:37 ID:GizGA9u2
このssが続くいてくれるだけで明日も生きていけます。完結まで頑張って下さい
468
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 19:34:01 ID:Gey61W7.
30分後
白鷺「えーと、それではいつものように木曜日に私が皆に活動内容を伝えますねー」
男「なかなか良さげなプランだった」
黒宮「そりゃそうでしょうね」
男「え?」
白鷺「さてと、それじゃあ今日は解散!みんなありがとうね」
ざわざわ がやがや
男「んーーーさて、と」ガタッ
黒宮「まっすぐ帰る?」
男「えーと、よそのブロックに入ることは?」
黒宮「え?……まぁ、できるけど」
男「ちょっと大学の全体像を把握したい」
黒宮「さっきえらく動揺してたけど、そんなにビックリする程の事?」
男「いやもう動揺はしてないけどさ、単純に興味が出てさ」
469
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 19:44:37 ID:Gey61W7.
黒宮「……首突っ込むの何気に好きだもんねあんた」
男「なんでそうなる」
黒宮「ふふっ、いいわ。行きましょう」
白鷺「どこに行くって?」
男「おわっ」
白鷺「えへへー、どうだった?男君、私の名リーダーっぷりは♫」
男「え?えーと、かなり様になってたと思うけど」
白鷺「そう言ってもらえるように頑張ったんです、えへん」
黒宮「なにがえへんだ」ボソッ
白鷺「それで?他のブロックに行くの?」
男「ちょっと見てみたくてね」
黒宮「お前は来なくていいからな」
470
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 19:51:33 ID:Gey61W7.
白鷺「行きたいところはやまやまなんだけどねー」
黒宮「いや誘ってないぞ」
白鷺「この後はちっとランク会に呼ばれてて」
男「あーえっとランクB以上の人たちの集まりだっけか」
白鷺「そうそう、やんなっちゃう」
黒宮「男s…は私と行くから。さようなら、さぁ行くわよ」 グイッ
男「あ、おい!」
白鷺「あらら、独占欲の塊みたいねあれじゃ」
白鷺「ふむ……」
白鷺「まぁいい、行くとしようか。お前たちは黒達周辺の見張り、いいわね?」
「「「「「「はっ」」」」」」
471
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 20:00:32 ID:Gey61W7.
車内
男「さてと、それじゃあ何処から行こうかな」
黒宮「ここからなら第4ブロックが1番近いですが」
男「また敬語になってるし」
黒宮「車内では既にプライベート空間ですので、メリハリは大事ですよ男様」
男「たまに大学内で会話してる時に棒読みなタメ口になったりするのを見てると
無理せずに自分の楽な喋り方でいいんじゃないかなって思ってしまうんだが」
黒宮「発進します、舌を噛みますのでお静かに」
男「……」ズイッ
黒宮「な、ななっんですか」
男「バレてたのか、って顔してるのが面白くてな」
黒宮「怒りますよ男様」
472
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 20:06:54 ID:Gey61W7.
黒宮「コホンッ……ところで男様」
男「なに?」
黒宮「男様は大学の全体像を把握出来ればそれでいいのですよね」
男「うん」
黒宮「それぞれのブロック内にある建物には入りたいですか?」
男「……難しいのか?」
黒宮「申し訳ありません。実は各ブロック内建物に立ち入り出来るのはブロックの関係者
のみとなっておりまして」
男「そういう感じなら敷地内にも入れないのか……」
黒宮「普通ならば、しかしそこは大丈夫です」
男「?」
473
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 20:18:14 ID:Gey61W7.
第4ブロック 入口
黒宮「ここが教育学部、音楽・文学部のある第4ブロックです」
男「3ブロックと似たような検問所?だな」
黒宮「普通は許可証を予め手に入れる等の手続きを踏まないと入れません」
男「なるほどなぁ、それじゃ……」
黒宮「まぁ、お任せください」
男「どうすんだよ」
「止まりなさい!身分証か許可証の提示を」
黒宮「ブロック3所属の黒宮月夜。ランクSです。」チリーン
「なっ!?……ご、ご用件は……」
黒宮「大学の機密事項に抵触するため教えられない、所要時間は15分ほどです」
「……畏まりました。どうぞ」
男「…………わぉ」
474
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 20:27:35 ID:Gey61W7.
黒宮「まぁ、こんな感じで、ランクSには様々な特権が与えられてるのです」
男「べ、便利だなー」
黒宮「使い方には注意が必要なものが多いですが」
男「さっきその、機密事項って?」
黒宮「下らない詮索をされない為の方便です」
男「なるほど」
黒宮「ただ、今のやり取りで第4ブロックにいる全ての人間に私が敷地内に入った事が伝わりましたね」
男「マジで?それはすごく目立つフラグが」
黒宮「白が第3ブロックへ来た先ほどを思い出してください。先ほどは第3ブロック全関係者に第1ブロックの白が来ていると
伝えられていたわけですが、どこにいるかまでの情報は廻りません。大事にはなりませんよ」
男「そういえば、白さん先輩も赤城さんもだけど第1ブロックの人が俺の受けている講義に参加してたよな?あれは」
475
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 20:36:25 ID:Gey61W7.
黒宮「ランクSはフリーパス、ランクAは入る時に明確な理由と滞在時間を言うことで好きにブロック間を行き来できるのですよ。
建物の中にも入れます」
男「そういう事かよ、じゃあ建物中に入れるのはブロック関係者のみってのも」
黒宮「私は入れますが男様はランクDなので入れません」
男「……りょうかい」
黒宮「落ち込まないで下さい男様、こうして敷地内には入れたでしょう?」
男「あれだろ、どうせ俺が今入れてるのは黒宮さんのお付きってポジションだからだろ?」
黒宮「男様はやはり理解が早いですね」
男「感心せんでいいから」
黒宮「……建物の中へ入るには男様は入る1ヶ月前に書類を提出すれば」
男「いいや周ろう敷地内を」
黒宮「拗ねないで下さい男様かわいい」
男「拗ねてねぇよ!」
476
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 20:46:52 ID:Gey61W7.
黒宮「ちなみに各ブロック間のサークル棟への出入りに関してはサークルの代表者が書類を提出する事で入れたりします。
さっき白のサークル1ブロックの人達が3ブロックのサークル棟へ入っていたのはそういう理屈ですね。
ただしサークル棟以外には一切入れませんが」
男「……すっきりしたよ」
黒宮「男様は粗探しが好きな思考回路をお持ちですもんね」
男「なんでそうなんだよ!てか前から思ってたけど俺の思考を読むなっての。
能力云々の騒動を経て確信したぞ、マジで読んでるだろ」
黒宮「はて、何のことやら」
男「ったくあの時晩飯抜きになったのは確かに俺が力を……」
黒宮「!!?」
男「あれ?……なんでもないごめん(なんだ……?)」
黒宮(やはり白の言うとおり……私だって……)
黒宮「帰ったら試してみましょう」ボソッ
男「え?なにをだよ」
477
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 20:55:58 ID:Gey61W7.
黒宮「何でもないです」
男「変な料理を試して俺の脳を混乱、とかやめてくれよ?」
黒宮「男様は私にどういうイメージを持ってらっしゃるのですか!?」
男「冗談だよ、あははっ」
黒宮「まったく……ッ!」
男「ん?」
黒宮「……スピードをあげろ。男様申し訳ありません、やはり他のブロックも周るとなると
それなりの距離もありますし、晩御飯の関係もありますしで、その」
男「分かった、それより黒宮さん。大丈夫か?」
黒宮「え?」
男「すごく険しい顔してるから」
黒宮「失礼ですね、私は別n」フラッ
コトンッ
男「黒宮さんっ!?」
478
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 21:03:29 ID:Gey61W7.
【同時刻、第4ブロック講義棟】
「あれが3ブロックの黒宮か」
「見えるの?」
「よく見える」
「言われたとおりに音波照射したけど、黒宮だけしか倒れなかったね」
「隣にいる男は……まさか……」
「多分そうじゃないかな、私たちランクSの上にいる存在でしょ多分」
「ふーむ、勝手にこっちに入ってきた無礼を身を以て教えてやろうとしたが、思わぬ収穫だな」
「第1ブロックの白鷺ともよくつるんでるみたいだよ?彼」
「これは【姉妹】に報告した方がいいかな?」
「絶対もう知ってるでしょ、というかこの時間にここにいろって言ったのあの人達じゃん」
479
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 21:06:12 ID:Gey61W7.
「確かにそうか」
「さてと、報復が恐いのでさっさと帰ろうよ」
「バレてはいまい」
「まぁ多分ね、もうこないで欲しいなぁこのブロックには」
「同感だ」
480
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 21:14:56 ID:Gey61W7.
男「運転手さん!急いで検問所へ!!」
「畏まりました」
「男様!黒様の介抱は我々g」
男「いやいいよ、俺がする」
「しかし……」
男「冷たい氷とかあればいいんだが」
「それならば私が……どうぞ」
男(どっから氷枕を!?)「あ、ありがとう」
「止まりなさい!身分証か許可証の提示を」
481
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 21:15:49 ID:Gey61W7.
男「すみません!ブロック3の黒宮月夜……様の召使いです!黒宮様が突然倒れられたので出して下さい!」
「ほ、本人の身分証の提示がないと、ですね」
男「だからその本人が倒れてるっつっってんでしょ!!早く通して!」
「し、しかし……」
男「こ、このぉ……黒宮「待って」
男「黒宮さん!?」
482
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 21:20:45 ID:Gey61W7.
「あっ」
黒宮「く、黒宮月夜。用事が終わったので帰ります、通して下さい」チリーン
「ど、どうぞ……(な、なんだよ元気そうじゃないか)」
男「な、なんで……黒宮さんが2人!?」
「違います男様」 シュンッ
男「!!???」
「こ、こういう事ぐらいなら……お役に立てましたでしょうか?」
男「変装ってレベルじゃないな!すごいよ!よくやってくれた!」
「は、はいっ」 かぁぁ
男「さぁ!急いで家に!他のブロックはいい!今度にしよう!黒宮さんを早く!」
黒宮「……はぁ……くっ……」
483
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 21:36:51 ID:nDYRcx5M
いいよいいよー
484
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/05(火) 22:58:29 ID:N/2b3iO2
来た
485
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/06(水) 01:58:34 ID:hzno8jso
待ってたぜー
486
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/06(水) 07:26:45 ID:E19yxf3g
まじで月刊以下かよ…
487
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/06(水) 12:13:11 ID:Cn6lAO/M
更新されるだけましだろ
488
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/07(木) 14:53:55 ID:ZKzkR3YU
完結さえしてくれるのなら我慢します
489
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/08(金) 18:35:54 ID:eNaypEIw
まとめサイトから来た 面白いな
490
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/08(金) 22:47:00 ID:ZelyVV4k
もうこのSSまとめてるサイトあるのか
491
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/11(月) 23:52:15 ID:V17Jr0nk
ほっしゅん
492
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/13(水) 08:41:22 ID:y.Vd1qmw
完結は来年ぐらいかな?
493
:
ジョン
:2014/08/14(木) 02:28:22 ID:oU.NSk0o
単純にファン
494
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/17(日) 12:51:55 ID:NYTf85eU
まだかな……
495
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/17(日) 21:14:43 ID:W4n926eQ
保守
496
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/18(月) 23:41:19 ID:N.bBQ6Ss
ほ
497
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/19(火) 19:44:23 ID:Miw5NXkg
まとめから北
498
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/19(火) 20:07:36 ID:qFWBYQFU
はよぉぉぉぉ!
499
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/20(水) 01:03:02 ID:1RVYukSc
ほ
500
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/20(水) 01:14:51 ID:wV/514BY
楽しみにしてます
501
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/20(水) 21:25:43 ID:VUzAaPDs
④
502
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/25(月) 18:58:47 ID:vj9OzjBA
ほ
503
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/25(月) 20:40:42 ID:7A4s3NaM
ま
504
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/25(月) 21:07:09 ID:S19ZXqlw
ん
505
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/26(火) 01:50:38 ID:yZo41Sss
あ
506
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/28(木) 19:52:16 ID:4TU6d4N6
な
507
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/28(木) 20:22:46 ID:m1TXxN1o
る
508
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/28(木) 20:46:36 ID:ndW5WX0o
アッー
509
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/28(木) 20:46:52 ID:aFuZX.GM
ん
510
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/29(金) 23:15:02 ID:I7b19nE.
ドドスコスコスコ
511
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/31(日) 20:00:36 ID:ZzM2KFk2
ラブ注入
512
:
<削除>
:<削除>
<削除>
513
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/02(火) 07:11:15 ID:rc/jcVO.
はよ
514
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/06(土) 11:19:51 ID:DQZEmtDg
もう更新はないかな……
515
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/09(火) 21:26:23 ID:.EGKRuWk
はよう……
516
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/10(水) 02:11:30 ID:WD2apHWM
なんで更新してくれないのーーーわー
517
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/10(水) 22:07:01 ID:Hnz8T9a.
さげ
518
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/12(金) 18:46:56 ID:Taugx5oY
あうあうあ^ q^
519
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/15(月) 16:11:04 ID:DCTk8.EI
ほ
520
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/17(水) 11:50:59 ID:wVxezBUo
しゅ
521
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/20(土) 19:16:21 ID:S9VZh.es
test
522
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/21(日) 23:59:21 ID:Goejp7EQ
黒の奴隷になりたいage
523
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/24(水) 01:30:25 ID:0RJaYE1g
お願いしますだ
524
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/27(土) 15:17:25 ID:FQKMKJHs
まだ?
525
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/28(日) 22:04:01 ID:JaSsTCk2
1です。
仕事が忙しくて、最近書けていません。
来月中には再開したいです。
すみません。
526
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/28(日) 23:47:52 ID:/5RTiI7w
よかった生きてた!
待ってるから頑張ってくれ!
527
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/29(月) 08:24:39 ID:q9L8.w/Y
ここの1はとり付けてないのか
本物か?
528
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/30(火) 22:59:50 ID:GTgOYO/Q
ほんと時間かかっても良いから続けて欲しい
エタるにはもったいなさすぎる
529
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/01(水) 23:54:49 ID:83PB6XtM
期待あげ
530
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/02(木) 12:12:21 ID:edc1rWos
誰かこのSSのあらすじとかキャラとかをまとめてくれ
読みたいが長い
531
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/02(木) 18:52:14 ID:K6ajMhPk
ごく平凡な男の前に突如として現れた黒宮!死んだと思っていたじい様が実は金持ちで生きていて?!異能力あり!バトル今のところなし!男は……ハーレムを作れるか……
532
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/02(木) 19:45:30 ID:Qg.rNZMc
してそのラノベのタイトルは!!?
533
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/03(金) 21:40:22 ID:cjocqTEQ
羅生門
534
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/04(土) 11:36:49 ID:1699rELk
「色」←この漢字が入ってたら即買うわ
535
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/07(火) 19:29:16 ID:0oVF1vxc
10月になったのに、全然こないな…
536
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/11(土) 20:28:58 ID:s8El4zYI
ま
537
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/13(月) 01:12:55 ID:7y2UC89I
次回更新待ってます!
538
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/14(火) 07:28:58 ID:1zxYuDGM
④
539
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/18(土) 15:12:50 ID:uPzmAV3Y
ほ
540
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/20(月) 18:39:47 ID:0M0u3tYM
ほっ
541
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/23(木) 19:19:00 ID:3Ho5Bacw
ほ
542
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/24(金) 15:57:55 ID:EZjDaaYU
保守しなくても落ちない
543
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/07(金) 23:30:11 ID:L1jHzgWs
あげ
544
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/13(木) 00:51:55 ID:LubuA23I
まっているぜ
545
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 01:12:13 ID:F6xxFYho
まってるぜえええええ
546
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 18:10:06 ID:3bNmCsFA
【数百年前 とある地方】
男「 俺に紹介したいモノがいるだと?」
主「そうだ、私が力を持っているのは知っているな」
男「……」
主「私は戦闘能力を鍛え上げる能力に長けている」
男「だからなんだ」
主「その私が育てた最高傑作が2個体ある、それらとお前を会わせる」
男「会わせてどうすんだ、俺には何の能力もない」
主「確かにお前は何の能力もない、代々我が一族を支えうる能力発現者ではない」
男「分かってる、俺はそれでいい。のんびり暮らせればいい」
主「そんな時代ではない」
547
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 18:21:35 ID:3bNmCsFA
男「……時代は関係ないだろ」
主「大有りだ馬鹿者、いいか。お前は能力発現者ではない、が、それは
時代を率いる、一族の勢力を拡大させるための能力の発現者ではないという意味だ」
男「え?」
主「お前には一族の誰にもない能力がある。それは力の譲渡だ。お前は己の中に人ならざる
量の力を有している。それを他者に譲渡することで、我が一族の力となるのだ」
男「俺にそんな能力はない!俺はただの落ちこぼれだ、一族の他のもの達から馬鹿にされている無能だ」
主「俺をはじめ上層部の力を感じられる人間は、誰もお前のことを落ちこぼれであると見なしてはいない」
男「嘘をつくな」
主「本当だ、まだ能力はの開花には至っていないのでお前を贔屓する理由がないだけだ」
男「……俺は信じない」
主「一族を率いていく長は能力者にする。しかし実質的な私の後釜はお前だ」
548
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 18:30:41 ID:3bNmCsFA
男「都合のいい話には惑わされない。何の能力もないと言っておきながら、一族の補助的な能力はあるだと?」
主「俺も説き伏せるのは苦手でな、だがお前には自分の言葉で伝えておきたかった。
まぁ記憶は無くすが許せ」
男「? どういうk」
主「…………今は忘れろ、数年後に思い出せば、それでいい」
男「…………………………ん?」
主「おい寝ぼけているのか、行くぞ」
男「え?あ、どこに?」
主「俺が育てている個体とお前を会わせると言っただろう、はやくついて来い」
男「お、おう(そんな約束したっけ?」
549
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 18:45:15 ID:3bNmCsFA
主「ここだ」
男「洞窟?」
主「ここからは門外不出の領域としてある」
男「閉じ込めて育ててんのかよ、趣味がわりぃな」
主「結界を貼らねばこの地域一体が崩壊しかねなかったのだ当初はな。今は力の制御方法を
ある程度教えられたので、大丈夫なのだが、まぁ別にこのままでいいと奴らが言うのでな」
男「奴らねぇ……屈強な男2人とかキッツイなおい」
主「何を言っておる、出て来たぞ」
男「え?」
青黒「主よ、なんだそいつは」
550
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 19:13:30 ID:3bNmCsFA
男「女?」
主「赤白はどうした」
青黒「中にいるが、それよりまだ鍛錬の時間ではあるまい」
主「赤白を呼んでこい」
赤白「私がどうした」
男「また女だ」
551
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 19:28:03 ID:3bNmCsFA
青黒「さっきから何なのだこいつは」
赤白「今日の標的だろ、どう殺せばいい?主」
男「ひっ……」
主「こやつは標的ではない、今日からお前ら担当の教育係だ」
男「!?」
青黒「はぁ!?トチ狂ったか?」
赤白「こいつが我々の教育係だと?何の教育をするんだ」
主「お前らの鍛錬は修了だ。戦闘能力についてはな」
青黒「! まさか……」
赤白「…………」
主「察しのいいことだ、お前らには今日から里へおりてもらう。
里で里の者達と暮らし、人の生活を送れるようにしろ」
552
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 19:32:05 ID:wnkHLIBs
来た
553
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 19:42:49 ID:8G0fsR56
待ってた
554
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 19:52:08 ID:3bNmCsFA
男「俺がこいつらの教育係だと?自分でやれよ!」
主「此奴らには我が一族の戦闘部隊を任せる予定なのだ。自分と同年代の奴らを率いる立場になる。
お前が適任と判断した」
青黒「断ると言ったら?」
赤城「同じく」
主「殺す」
青黒「なっ……」ゾクッ
赤白「……恐ろしい殺気を放つな」
男(やべぇよこのおっさんやべぇよマジで殺る気だ)
主「さぁ、降りるのか、降りないのか、決めろ」
赤白「頼みがある。そこの男に我々のことは言ってないんだろう?」
555
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 20:37:29 ID:3bNmCsFA
主「言ってない」
赤白「我々の存在について教えて、その態度次第では考えてやってもいい」
主「ふむ」
青黒「…………」
男「どういう、ことだ?」
主「男よ、お前は此奴らを見てどう思う?」
男「強そうだとは思った」
主「それだけか?こいつらは人間であって人間ではない」
男「え?」
主「この地方に古くから封印されている神の末裔だ、特殊な能力を持っている。
此奴らが本気を出せば人間など塵に等しい」
赤白「神と呼ぶのは主ぐらいだ」
青黒「実際は鬼やら、悪魔やら、災いの権化やら、色々言われている存在。
その末裔が我々だ」
主「末裔とはいえ、本質は何も変わらん。此奴らの一族はそれぞれの力をそのまま下の代に移譲し続ける。
この2人は、争っていた2つの一族が10数年前に和解した際、それぞれの一族が初めて人の形と同じにして
誕生させたモノなのだ」
556
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 20:52:25 ID:3bNmCsFA
男「神の一族が2つあって、争ってて、和解して、までは分かったが」
赤白「神ではない」
男「なんで和解になったんだ? あんたが何かしたとか?」
主「お前もなかなかの察しの良さだ。我が一族が此奴らの一族が争っている原因を排除した関係でな」
男「ふーん、流れは分かったが」
赤白「男と言ったな」
男「そうだが」
557
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 21:00:03 ID:3bNmCsFA
赤白「お前、分かっているのだろう」
男「何を?」
赤白「我々の目の色や、肌の白さ、髪の艶、体格、容姿全てがお前ら人とは違うということを」
青黒「人は自分とは異質のものを排除したがる生き物だろう、お前もそうだな?」
男「いや、お前らは人だろ」
赤白「いや、だから人の形をしているだけで人というには」
ギュッ
赤白「な!?」
青黒「さ、触るな!!殺すぞ!!」
主「ほう」
男「ふむ……」
558
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 21:25:39 ID:3bNmCsFA
赤白「な、なんだ」
男「お前らは人間だ、普通の人間とは違うと言われればまぁそうかもしれん。
しかしそれは個性とも言い換えられるんじゃないか?人間には違いない。
何より俺と同じく温かい。お前らは人間だ」
赤白「…………」パチクリ
青黒「お、お前……」
男「なんだ?」
青黒「い、いや……その」
主「何をモジモジしておるのだ。いくら人間の男との接触が私以外では初めてとはいえ」
赤白「…………」
男「なんだ?」
赤白「…………」プイッ
男「なんだよ」
主「さてと、それでは里へ戻るか、おとなしくついてくることだ」
559
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/16(日) 23:38:41 ID:IH4JvPyY
乙
次回更新早めに頼むよ…
560
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/17(月) 02:05:53 ID:zDDGGnw6
まってたぞ
561
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/17(月) 08:11:47 ID:HQXNw9pU
んふ、楽しみ過ぎて入院が長引くじゃないか。
562
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/18(火) 00:15:30 ID:2BFxZa9M
まっていたぜ!
563
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/20(木) 04:35:51 ID:3j9/DQ7Q
乙
564
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/27(木) 04:11:52 ID:yz.6s0Rs
車の中で黒が倒れた続きからだと思ってたが
565
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/07(日) 02:13:45 ID:BnTF2oJs
だいぶ間ながかったからわすれた読み直さなきゃ
566
:
いぬのたまご
:2014/12/12(金) 12:19:13 ID:.I85lmIU
まとまったお金が欲しい人はこちらへ
http://www.fc-business.net/qgesw/
567
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/18(木) 21:58:39 ID:7HNj9/JE
ま
568
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 20:03:37 ID:HbRyouV.
【里 中央集会場】
主「皆のもの聞け。此奴ら2人を我が一族へ迎え入れる」
男(何で全員集められてんだ……いい見世物になってやがる)
青黒「……」
赤白「……」
ザワザワ……ザワザワ……
「主様、そ奴らはどこから?」
主「うむ。この地より遥か西、幾つもの国を越えた先にある深い渓谷に少数ながら
精鋭ぞろいの戦闘民族がいる。此奴らはそこ出身だ」
「き、聞いたことないぞそんな民族がいるなんて」
「俺も初めて聞いた……」
「儂もよ……それにあの容姿……」
ザワザワ……
主「勢力拡大著しい我が一族の皆でさえこの一族の存在を知るものはごく一部であった。
それには理由がある」
569
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 20:10:32 ID:HbRyouV.
主「よく聞け。この民族は我々とは異なる理に沿って生きてきたのだ」
「……と、言いますと?」
主「此奴らは古に存在していた魔術を使用することが出来る」
ザワッ‼︎‼︎
「魔術……だと?」
「主様!それは一族の能力とは」
主「異なる理からのもの、だと思われる。俺も正確に言えない事をもどかしく思うが
我々に発現する能力よりも具体的で直接的な攻撃としての力を此奴らは持っておる」
ザワザワ……ザワザワ……
570
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 20:20:37 ID:HbRyouV.
主「百聞は一見に如かずだな」チラッ
赤白「……はぁ」スッ
ボォゥッ
男「あちゃちゃちゃちゃぁ!!!!」
「!? 勝手に男の周りに火柱が!!」
「ど、どういう事だ!」
「というか何で男はあそこにいるんだ?」
主「……」チラッ
青黒「……」スッ
キンッ
男「おわわわわさみいいいいいいいいい!!!」
「こ、今度は氷の柱が……」
「信じられん……さっきまでの火柱が今度は氷の柱に……」
「男は本当になんであそこにいるんだ?」
571
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 20:23:23 ID:JtM2oVgI
待ってた
572
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 20:27:57 ID:HbRyouV.
ザワザワ……ザワザワ……
赤白「……」
青黒「……」
男「てんめぇら後で覚えてやがれよ!!!」
主「……見ての通りだ、此奴らの力を使えば他国の戦で我が一族は更なる有利に立てる事は
間違いない。今日より、此奴らを我が一族へ加える。いいな」
ザワザワ……ザワザワ……
主「そうだ。一つ言い忘れていたが、此奴らがこの里の環境へ順ずる為の世話役として
ここにいる男をつけることにした」
「あいつが……?」
「何であんな……」
ザワザワ……
男「……やれやれ」
主「それでは集会は終わりだ。各自仕事に戻れ、解散」
573
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 20:40:01 ID:HbRyouV.
主「……解散と言ったが?」
ザワザワ……ザワザワ……
「ぬ、主様……そやつらは、大丈夫なのでしょうか」
主「何がだ」
「い、いえその……」
「俺は反対だ!!そんな怪しげな魔術を使う奴らと一緒なんか」
青黒「……」ギロッ
「ひっ……」
赤白「やめろ」
青黒「ふん」
主「これは決定事項だ。従わないのなら一族から去れ」
男(ダメな流れだなこりゃ)
574
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 20:47:59 ID:HbRyouV.
「主様よ、そ奴らはどこに所属させるつもりで?」
主「そうだな、環境に慣れさせた後、特攻部隊へと考えている」
「左様でございますか……」
「特攻にこいつらが?」
「確かに力はありそうだが」
「し、しかし……」
ザワザワ……
青黒「言いたいことがあるのならばハッキリ言え」
ピタッ
赤白「……そうだ、言え」
男「……主様よ、こいつらはどこの家に?」
主「決まっているだろうお前の家だ。連れて行け」
男「はぁ!?」
主「さっさとしろ」
男(こえぇぇぇ)「……おい、お前らついて来い」 スタスタ
575
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 20:52:45 ID:HbRyouV.
【男の家】
男「入れ」
青黒「これが家か?」
赤白「狭いな」
青黒「洞窟の方がマシじゃない?」
赤白「まったくだ」
男「失礼って概念を知らんのかお前ら」
青黒「しかも汚い」
赤白「洞窟の方がマシだな」
男「はぁ……」
576
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 20:59:07 ID:HbRyouV.
【男の家 居間】
男「さてと、お前らはどうやらここで生活をせねばならんらしいぞ」
青黒「……拷問か」
赤白「……拷問だな」
男「無視させてもらうぞ戦闘民族ども」
赤白「あれは主の口から出まかせだ」
男「分かっとるわ」
青黒「人里に降りる際にはああいう設定でということは予め聞いていたが」
青黒「……あの反応はなんだ……殺意が湧いてきたぞ……」
男「やめいやめい!殺すな」
577
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 21:03:47 ID:HbRyouV.
赤白「そうだぞ青黒。やめておけ」
青黒「お前までそういうのか」
赤白「あんな蟻共は殺意を向ける価値もない」
男「そっち方向での見下しもやめろ」
赤白「ただただ不愉快ではあった、本当に人間という生き物は」
男「まぁ、皆はお前らが怖いのさ」
578
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 21:05:51 ID:HbRyouV.
青黒「怖いとはなんだ」
赤白「わからんk
579
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 21:10:43 ID:HbRyouV.
青黒「怖いとはなんだ」
赤白「わからん」
男「自分達にない力を持つ者を怖がるという感覚がないのかお前らは」
「「ない」」
男「はぁ……例えばだが自分よりも遥かに強い生き物がいるとする。
そいつが突然襲ってくるかもしれないが、近くにいなければならない。
怖いだろう? 皆が考えてるのはそういう類の事だ」
青黒「我々より強い生き物なんて見たことがない」
赤白「いるのか?いるのなら力試しをしたいな」
青黒「ああ、どちらが先に殺せるか競おうか」
赤白「望むところ……それで?いるのかそんな奴は」
男「俺が悪かったから今の話は忘れろ馬鹿ども」
580
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 21:19:16 ID:HbRyouV.
青黒「馬鹿だと? 人間の分際で我々を馬鹿だと?」
男「そういう部分が俺たちにとっては怖いんだ。
仲良くは出来るかもしれない、しかし何か気に障った事があればすぐに
殺されるのではないかと……そんな、存在の近くにいたいと思うか?」
赤白「……」
青黒「……」
男「お前らは抑えていたつもりだろうが、滲み出た殺気を感じていた奴は大勢いた」
赤白「ほぅ」
男「伊達に皆戦争まみれの人生送ってねぇさ。お前らは友好する気ゼロどころか
殺気を滲ませていた。あれじゃダメだ」
青黒「勘違いするなよ人間。我々は主の命令には従う、ただそれだけだ」
男「だからお前らはどうでもいいと……その考えは皆に筒抜けだったぞ」
青黒「だからどうした。それでも我々は主に従いこの一族の為に戦う事になるのだ。
それでいいだろう?奴らの態度はふざけたものだった」
581
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 21:24:12 ID:HbRyouV.
男「あくまで自分は悪くないと。そう言いたいわけだ」
青黒「実際そうだろう、なぁ?」
赤白「……」
青黒「赤白?」
赤白「……ハッキリと理解できた訳ではないが、お前ら人間は我々を恐れているわけだな」
男「まぁそうなる」
赤白「ならなぜ、お前は怖れない?我々を」
男「怖れてもしょうがないという考えだ。あとお前らは俺にとっては特殊能力が使える人間でしかない」
582
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 21:29:41 ID:HbRyouV.
赤白「他の人間は何故お前の様な考え方はできない?」
男「それはわからんよ、俺の頭が一般人よりは飛んでるからじゃないかな」
赤白「飛んでるとはどういう事だ」
男「狂ってるということだ」
赤白「お前は我々は狂っている人間にしか相手にされない存在だとでも?」
男「曲解すぎる!」
青黒「……赤白」
赤白「まぁ、奴らが我々を恐れるのならばそれでもよかろう?
我々は堂々と過ごせばいい」
青黒「……そうだな、あんな奴ら……」
男「…………」
ギュ
赤白「な、なんだ」
青黒「なにをする!?」
男「手を握っただけだ。二人とも俺の目を見てよく聞け」
583
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 21:37:06 ID:HbRyouV.
男「今は、その態度でも耐えられるかもしれない」
青黒「何がだ、手を離せ」
男「でもな、人間と集団で生きていくということ。これは本当に大変なんだ
いつか必ず耐えられなくなる、その態度では大きな傷を負う」
赤白「我々は傷を負うようなヘマはしない」
男「人間を甘く見過ぎだ、それに傷というのは身体的なものだけではない」
青黒「何を言ってるんだ?こいつは」
赤白「全くわからんがそろそろ手を離せ」
男「…………はぁ……まぁいい。今はわからんかもしれん。いくら言っても」
赤白「まぁ、何か助言をしようとした雰囲気ぐらい分かる。礼でも言おうか?」
男「いい」
584
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 22:21:32 ID:LVrPBa2E
更新が月刊並だけどおもしろい
585
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 22:22:21 ID:LVrPBa2E
上げすまん
586
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/21(日) 23:11:49 ID:mnJSBvSQ
更新きたあああああ
乙
587
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/12/31(水) 07:01:24 ID:zOTMIZtc
更新が楽しみだわ
588
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/01(木) 11:22:14 ID:Tfv9YaTI
男性格が気持ち悪い
589
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/01(木) 17:34:33 ID:Vh5TGzbg
>>588
ならみるな
590
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/13(火) 02:03:59 ID:gi/xceY6
なんか東京レイヴンズみたいな感じだ
591
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/21(水) 20:06:27 ID:DthfewqA
ま
592
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/23(金) 02:21:36 ID:aRkVrv8s
まだ続いていたんだな、更新止まったときに終わったと思ってみてなかったけど
今日からは、完結まで見るよ。
面白いから続き待ってる。
593
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/30(金) 13:26:11 ID:c1kxIAbI
ほ
594
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/31(土) 03:57:21 ID:1JhlfMzs
嗚呼、また素晴らしいSSに出会ってしまった
595
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/04(水) 22:11:42 ID:/Vto3daE
保守
596
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/05(木) 01:00:26 ID:LWEd5wOo
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ─ ─ ヽ
| (●) (●) |
\ (__人__) __,/
/ ` ⌒´ \
_/((┃))______i | キュッキュッ
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/ /_________ヽ.. \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
/⌒ ー \
/ (●) (●) \ +
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::ヽ
| |r┬-| | +
. \_ `ー’´ _,/
/ \ +
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | トン
_(,,) 早く続きを (,,)_
/ | お願いします | \
/ |_________| \
597
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/12(木) 23:25:42 ID:zJRq7QIc
保守
598
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/15(日) 11:51:53 ID:zCwUHVQw
保守
599
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/21(土) 02:56:24 ID:hGn/Ui5g
もう1年ちょいか……
600
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/28(土) 16:03:09 ID:8aNhrwTw
はよ
601
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/04(水) 22:21:57 ID:QSOptTpQ
1よおおおおおおおおおおおお続きを書いてエエエエエエエエエエエエエエエエ
602
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 00:53:01 ID:5qO8sbc2
すみません。多分4月になります
603
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/14(土) 21:33:35 ID:OAfE4pDs
絶対待機なう
604
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/17(火) 20:57:42 ID:iG/mg4Es
保守
605
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/24(火) 18:59:51 ID:gD6MeqMk
ほす
606
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/25(水) 13:07:17 ID:RP4.MpE6
まだかよカス
607
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/01(水) 03:29:18 ID:1/TIzatE
保守
608
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/06(月) 01:02:12 ID:9Ha18mIM
保
609
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/09(木) 03:18:48 ID:S/dhjTps
守
610
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/16(木) 09:33:33 ID:1BQ6I9Tk
総
611
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 23:49:59 ID:xsAarjm2
翌日
早朝
男「朝早すぎるお呼びに感謝する」
主「それが一族の長に対する態度か貴様」
男「日がまだ昇っても居ないうちに俺を起こすとはいい度胸だと思われます」
主「はぁ……奴らは?」
男「兵が俺を起こしに来た際に起きたようだ、家にいるよ」
主「昨日はどうしていた?あれから」
男「あんな初顔合わせだぞ、当然家に閉じ込めてた。あいつらもそれを望んだんでな。ま、簡単な俺の家での決まりを教えた1日だったよ」
612
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 23:50:44 ID:xsAarjm2
主「なるほど。……さて、話を変えるが……どう思う?」
男「口下手すぎるだろ、もう少し要点をハッキリ聞け」
主「奴らの皆への順応だ。うまくいきそうかを聞いている」
男「どうかな、とりあえず今の状態のままでは殺されるぞ」
主「皆がか?」
男「違う。あの2人がだ」
主「…………面白いことを言う」
男「確実に殺される、このまま何もしなければな」
主「なに?」
男「つっても、精神的なものだがな。皆に、殺される。心を」
613
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 23:51:45 ID:xsAarjm2
主「ああ。そういう事か」
男「あいつら、人に疎すぎる」
主「それはそうだろうな。奴らは生まれて来て十何年。
人間と接していない」
男「人との付き合い方を覚えさせないと、まずいぞ多分」
主「その為のお前だ。俺は奴らの戦闘力を引き出し磨き上げる事はできた。
しかし、その他は出来なかった」
男「…………」
主「お前には、向いているだろう。この役目は」
男「ははっ、人との衝突を避ける為の生き方なら確かに得意だが」
主「衝突をただ避けるだけではだめなのだ。溶け込ませろ」
男「……まぁ、俺なりのやり方は基本放任主義だ」
主「よく言う。……期待している」
男「話は以上ですかね、主様よ」
主「下がれ」
614
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 23:52:31 ID:xsAarjm2
「主様」
主「盗み聞きとは感心せんな」
老中「ご冗談を、主様がそこで聞いておれと仰ったのではありませんか」
主「それで、どう思う」
老中「男には、ちと荷が重いのでは?」
主「ふむ」
老中「あの化け物共を溶け込ませるなど、かなりの力量が必要とされます。
常に奴らがいつ反抗するかに怯えながら、その奴らを皆に受け入れさせるなど」
主「貴様の思考回路では、確かに難しいかもしれんな」
老中「と、仰いますと?」
主「男に昨日、初めてあの2人を合わせた時に、奴は2人の手を取ってこう言った。
お前らは人間だ、と」
615
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 23:53:10 ID:xsAarjm2
老中「まさかっ!人の形をした化け物であることは明らかではありませんか!
兵士の一部には、奴らを排除しなければ戦に向かう気も失せるという者たち
も出ているのですぞ!寝首をかかれたくはないと」
主「現状ではわからんでもないな。しかし、それではこれ以上の一族の拡大はない」
老中「主様……」
主「俺は、死ぬまでに日ノ本の半分の土地を手に入れたい」
老中「っ!!」
主「そのためには、優しき……とても優しき者の力を使い、
最強の力を御さねばならないのだ」
老中「……いずれ、皆の前でお話しください。
今はまだ聞かなかったことと致しましょう」
主「助かる」
616
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 23:53:48 ID:xsAarjm2
【男の家】
男「ただいま」
赤白「……」
男「おかえりって言うもんだ、こういう時は」
赤白「帰って来たことぐらい気配で分かる。
何故いちいち声に出さねばならない?」
男「礼儀と気持ちの問題だ、今はまだわからんでもいいが取り敢えず言え」
赤白「え?」
男「ほらはやく、ただいま」
赤白「……おかえり」
男「ああ」 ニコッ
赤白「……」
617
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 23:54:24 ID:xsAarjm2
男「もう一人はどうした」
赤白「寝てるが」
男「そうか、二度寝か。お前は寝ないのか」
赤白「そもそも我々は別に寝なくとも生きていけるのだがな」
男「ほー。便利なことで」
赤白「それで?主と話をしたんだろう。何の話をしたのか答えろ」
男「朝飯を作れ、昨日決めた当番によるとお前が今日の担当だ」
赤白「質問したのがわからなかったのか?」
男「そうだ、あと言い忘れていた」
赤白「なn 男「おはよう。赤白」
赤白「!……おは、よう」
618
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 23:55:54 ID:xsAarjm2
男「おら起きろ!!」
青黒「…………」ムクッ
男「やっと起きたかーったくっておおおわあ!!?」
キィン!!!
青黒「誰だ貴様」
男「お前の記憶力はアリ並かいっ!昨日知り合っただろ!」
青黒「……ああ、おまえか」
男「寝ぼけてて凍らさせたら堪らんぞっ!?……ったく、飯だ」
619
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 23:57:41 ID:xsAarjm2
赤白「……」
青黒「……」
男「いやお前ら挨拶ぐらいしろよ」
赤白「何がだ?」
青黒「何の挨拶をしろと?」
男「いやおはようとかよ」
青黒「ああ、人間どもが相手が起きているか確認できないから発する挨拶か」
男「違うわい!」
青黒「……じゃあなんだ?」キョトン
赤白「礼儀と気持ちの問題なんだそうだ」
青黒「なんだそれは」
男「いいから従え、じゃないとメシ抜きだ」
620
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/26(日) 23:58:44 ID:xsAarjm2
青黒「ふざけるな」
男「おはよう、青黒と赤白」
赤白「……おはよう。というか私はさっき言っただろう」
青黒「ちっ…………おはよう」
男「よし!それじゃあメシだ」
男「うめぇなおい!」
赤白「……な、なにがだ」
男「お前らもしかして料理得意なのか?」
赤白「ただの汁物だろう、この程度山で暮らしていれば造作もない」
男「いやぁ山暮らしだから肉焼いて食ってるとかだけかと思ってたからよ。
期待してなかったんだが。これはうまい。本当にうまいぞ」
赤白「……そ、そうか」
青黒「お前たちと似たようなものは食べてきたわけだが?失礼な奴だ」ギロッ
男「ひぃっ!」
621
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:00:28 ID:6.biM9TM
赤白「まぁ待て、明日はお前の番だろう。見返してやれ」
青黒「え」
赤白「な?」ニヤッ
青黒「……」
男「?」
赤白「まぁその、料理をうまいと言われたら、悪い気はしなかった」
男「だから?」
赤白「教えてやろう、この青黒。獲物をよく取ってくるが、料理の方がな」
男「あ」
622
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:01:33 ID:6.biM9TM
青黒「なんだその「あ」 は!!!」
男「いや、えーと明日の当番は俺がしようか?」
青黒「何故そうなる!当然私がやる」
男「…………」
青黒「料理なんてものは、簡単だ。見てろ……なにか文句あるか?」
男「な、ない」
赤白「はははっ」
男「さてと、二人とも。今日は市場へ行くぞ」
赤白・青黒「「?」」
男「メシの材料を買いに行くんだ。場所を教える目的もある。来い」
赤白「材料なら取ってくればいいだろう山で」チラッ
青黒「そこで私を見るな」
623
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:02:10 ID:6.biM9TM
男「これからお前たちは人の社会に溶け込むんだ。
人の金の仕組みを理解しないとな」チャリン
赤白「?なんだこれは」
青黒「?」
男「これから先はそれで物を手に入れるんだ。
これが1文でな、これが…………」
男「よし、それじゃあいくぞ」
青黒「まだ信じられん。これと食料が交換出来るなど」
赤白「そういえば、むかーーーし主から聞いた事もあったやもしれん」
男「ま、一回使えば分かるさ、行こう」 ガラッ
624
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:03:18 ID:6.biM9TM
男「…………」スタスタ
赤白「…………」
青黒「…………」
男「……気にするな」
赤白「気にしてなどいない」
男「そうか」
青黒「……雑魚どもが群がる様は滑稽だな。隠れて見張っているつもりらしい」
男「はぁ…………」スタスタ
625
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:04:02 ID:6.biM9TM
市場
ガヤガヤ ザワザワ
男「やってるやってる」
赤白「ここが、市場か」
青黒「……」
男「ああ、賑やかだろう?」
赤白「まぁ……」
青黒「……」
「なぁおい、あいつら」
「! お、おい」
「例の奴らか……」
「化け物め……」
ザワザワ ザワザワ
626
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:05:49 ID:6.biM9TM
赤白「……」
青黒「……」
男「あ、えーと。あそこが肉屋だ」
「へいらっしゃ……男」
男「よう!こないだ買った燻製が無くなっちまってさ、買いに来たぜ」
赤白「……」
青黒「……」
「…………ど、どれを買うんだ?また燻製でいいのか?」
男「ふむ、そうだなぁ、青黒。決めていいぞ」
青黒「……」ジッ
「ヒッ……」
男「おいおい、こいつらは別にお前を食いはしねぇよ。過剰反応すぎるぜ?
主様も言ってただろう?辺境からきた民族だって」
627
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:06:24 ID:6.biM9TM
子供「嘘だ!!そいつら絶対化け物だってとーちゃん言ってた!!!」
母親「こ、こらっ!!!何てこと言うの!!」
赤白「…………」ジロッ
母親「ひぃぃ!!」
男「…………」
青黒「…………貴様ら」
男「やめろ、抑えろ」
青黒「何故だ」
男「相手は子供だ」
青黒「子供ならなにを言ってもいいと言うのか!!」
キィィン!!!!
ザワッッッ
628
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:07:17 ID:6.biM9TM
「こ、凍ったぞあの娘の周りが!!」
「や、やはり化け物だ!!!」
「こ、ここ殺される」
「逃げろっ!!」
ザワザワ ザワザワ
男「……おい」
「ひ、ひぃ……」ガタガタガタガタ
男「この燻製とその肉をもらおうか、いくらだ?」
「ぁ……え、えーと20文」
男「値上がりしてんじゃーか……ったく」チラッ
赤白「……」スッ
「ひぃぃぃぃぃ!!!」
赤白「……」
男「金払うだけだよ!受け取れっての!」
629
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:08:05 ID:6.biM9TM
「…………」
赤白「……これで、足りるか?」
「…………あ、あぁ」
赤白「そうか」
男「……帰ろうか、二人とも(他の店みんな逃げやがって……くそっ」
赤白「……わかった」
青黒「…………」
【男の家】
男「……」ガラッ
赤白「……」
青黒「……」
男「……みんな、まだお前らを怖がっているだけだ」
赤白「気にしていない」
青黒「そ、そうだ、あんな雑魚共」
男「すまない」
630
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:08:44 ID:6.biM9TM
赤白「……何故、謝る」
青黒「……」
男「ここまでの反応とは、予想外だった。俺のせいだ」
青黒「……お前が、謝ることは、意味がないだろう」
男「そうかもしれない、しかし」
赤白「なんだ」
男「お前たち、深い傷を負った顔をしている」
赤白「ッ!」 青黒「そんなことはないッッッ!!」
男「…………すまない……」
青黒「……なぜ、お前がそんなに」
赤白「傷を負った顔をしているんだ」
男「…………必ず、俺が何とかしてみせる。時間をくれ」
青黒「…………」
赤白「…………」
631
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:09:34 ID:6.biM9TM
コンコン
男「!……誰だ」
「伝令に参った、男よ、赤白青黒両名を連れて特攻の詰所へ来い」
男「え?」
赤白「……?」
青黒「何用だ」
「隣国が攻めてくるという情報が里の周りに布陣させている斥候から入った」
男「!!」
赤白「ほぅ……」
青黒「戦か」
「詳しい内容は詰所で説明する、急げ」
男「…………わかった」
赤白「……」
青黒「……」
男「行くぞ」
632
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:10:10 ID:6.biM9TM
詰所
男「ここだ」
赤白「ふんっ」
青黒「へぇ」
シーーーン
赤白「68人か、奥の部屋に12……80」
青黒「我々への殺気は市場の比じゃないな」
ザワッッッ
(こ、こいつら……一瞬で人数を)
(俺たちの殺気に全然)
男「ひぃぃぃぃぃ」
赤白「おい、なぜお前が怯えてるんだ」
男「特攻の奴らの殺気だぞ!?普通の部隊じゃねーんだよ特攻は。
何でもきたねーことはやっちまうウチの一族の暗部だ」
青黒「くだらんな」
633
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:10:50 ID:6.biM9TM
「なにぃ!?化け物風情が」
青黒「…………」ギロッ
「!?」ゾクッッ
「お、おいどうした!」
「泡吹いて倒れやがった」
「こ、こいつら……」
ザワザワ ザワザワ
主「そこまでだ」
ピタッ
男「お、きたか」
赤白「主よ、お前の手駒共、使い物になるのか?」
「なんだとっっ!?」
「聞き捨てならん!」
主「やめんか」
634
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:11:28 ID:6.biM9TM
赤白「答えろ」
主「俺が選りすぐった精鋭達だ、こやつらがおらんと里の平和はない」
赤白「……そうか」
青黒「弱そうな奴らだ、役に立つのか?」
「こ、こいつら言わせておけばっっ!!」
主「青黒には俺から言っておく、拳を降ろせ、すまないな」
「主様っ!我々もこいつらが使い物になるのか疑念を抱いております」
「そうだそうだ!」
「ここにいる全員がそうだ!」
「化け物だ!俺たちを殺すんじゃないのか!」
男「それはないっ!!!!!!」
ピタッ
635
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:12:03 ID:6.biM9TM
赤白「……お前」
青黒「お、おい」
男「こいつらの無礼は俺の教育不足なせいだ。
皆、今は俺に免じて許してやって欲しい!
こいつらは絶対に里の皆に危害は加えない。約束する、俺を信じてくれ」
「そ、そういわれてもだな男」
男「この通りだ」
赤白「!!」
青黒「!?」
「や、やめろ。土下座なんて」
「お前がそこまでする必要はない」
「そうだぞ男、お前が謝ることは何もない」
「頭をあげろ」
男「どうか……どうか……こいつらを嫌わないでくれ……頼む」
「い、いや俺たちは嫌っているわけでは」
主「顔をあげろ」
636
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:13:42 ID:6.biM9TM
男「…………」
赤白「男……」
青黒「なんでお前……」
主「赤白に青黒」
赤白・青黒「「!」」
主「ここにいる者たちは、一族の皆を守る為にはどんな事でもやると誓った。
かけがえのない者たちだ。俺の宝だ」
「主様……」
「…………主様」
主「そしてお前たち、この2人は俺の呼びかけに遥か彼方より来てくれた者たちだ」
「…………」
「…………」
主「彼女らを貶める言動は慎め」
「…………」
「…………」
637
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:15:08 ID:6.biM9TM
主「双方、いいな」
「「御意」」
赤白「……わかった」
青黒「ああ」
主「男もそれでいいな」
男「……もちろんだ」
赤白「…………」
青黒「…………男」
638
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:16:48 ID:6.biM9TM
主「では本題だ。時間がない一気に言うぞ。
東の山から隣国の歩兵約3000が攻めてくる」
「3000だと!?」
「そ、そんな大軍」
ザワザワ
主「敵の目的は併呑だろう、一族の危機とも言える。これまでならば」
「どういうことですか主様」
主「皆にも見せただろう、こ奴らの力を」
赤白「3000か」
青黒「1500ずつか、まぁまぁだな」
「ま、まぁまぁって貴様ら……」
「……」ゴクッ
639
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:17:22 ID:6.biM9TM
主「今回は、こ奴らの実力を最も把握しておかねばならんお前達への絶好の機会だ。敵兵の討伐にはこやつら2人のみを出す」
ザワッッッ
「!!!?」
「無茶だっ!!!」
「主様っ!それはあんまりにも……」
男「マジかよ!?」
ザワザワ ザワザワ
主「行けるな?」
赤白「当然だ」
青黒「最近身体が鈍っていたところでな、丁度いい」
シーーン
640
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:18:27 ID:6.biM9TM
主「ふっ……お前達には、これから自分達にどんな戦力が加わったのかを見てもらう。2人の後方にてあぶれて来た敵を始末しろ」
赤白「あぶれさせる?……どう思う?」
青黒「愚問だな」
主「では、行くか……ついてこい!!出陣!!」
赤白「……」チラッ
男「行ってこい、ケガするなよ」
青黒「……」チラッ
男「どうした?」
《どうか……どうか……こいつらを嫌わないでくれ……頼む》
赤白・青黒「「…………」」
641
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 00:19:12 ID:6.biM9TM
男「?」
赤白「見ていろ」
青黒「そうだ。絶対に勝つから、見ていろ」
男「!…………わかった」ニコッ
赤白「ふっ」
青黒「……競うか」
赤白「いいだろう」
青黒「勝った方が……あいつに……戦勝報告を、しよう」
赤白「……なんだろう、魅力的に聞こえるな。何故だろう」
青黒「分からん……しかし、魅力的だろう?」
赤白「……絶対に勝つ」ニヤッ
青黒「勝つのは、私だ」ニヤッ
642
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/27(月) 02:18:46 ID:gotyRAXA
乙でした
643
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/29(水) 02:26:36 ID:VLQUaC/k
待ってた
644
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/04/29(水) 23:48:29 ID:50jaRXfU
乙
645
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/08(金) 17:30:08 ID:1rPm8KMw
面白い
646
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/22(金) 16:55:54 ID:SjU6k/zs
まだかかるかな
647
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/27(水) 06:05:11 ID:D73Sjb16
上げ
648
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/27(水) 06:45:39 ID:D73Sjb16
上げ
649
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/05/31(日) 02:06:13 ID:ywj3OlI2
はよ
650
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/14(日) 21:54:31 ID:pJYMmSyA
あげ
651
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/28(日) 18:30:01 ID:tDcb0XoU
まだー
652
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/02(木) 01:09:34 ID:n.INCTyI
楽しみにしてます
653
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/08(水) 21:30:05 ID:tjwGi602
ほしゅ
654
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/26(日) 02:28:18 ID:3924Oqnw
一応楽しみなんだがなあ
655
:
面白すぎます。
:2015/07/27(月) 06:17:41 ID:T8IL85Tc
まじで早く書いて頼みます
656
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/27(月) 21:17:19 ID:X7M1eNgM
おなシャス
657
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/30(木) 21:43:38 ID:89kexS/o
面白い
658
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/30(木) 23:46:16 ID:Yu3wg2AY
黒さん、白さん先輩、くノ一赤城さん、青城さんの絵をイメージで描いたけど画像うpできないことに愕然としたわ
乙。まぁ気張らず適当に書いてくれ。
659
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/01(土) 10:49:01 ID:E1iZ0X7.
>>658
見たいから何とかうpだろjk
660
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/10(月) 16:18:17 ID:NSp/T6EA
まだですか?
更新待ってます!
661
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/13(木) 01:14:45 ID:HcFCBhHw
モッツァレゴラァァ!
662
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/14(金) 09:04:53 ID:9Le61Jf2
なんでこんなに臭いんだ・・・twitterから流れてきてるからかな?
663
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/15(土) 02:20:32 ID:Y6NhE2Vw
>>662
きもい
664
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/23(日) 02:25:36 ID:O9oEB0mI
更新待ってます
665
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/04(金) 23:19:03 ID:0v9woAyw
ほ
666
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/09(水) 19:29:25 ID:CwgZ2sNc
ほ
667
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/15(火) 22:24:58 ID:sNO0.msc
ほ
668
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/09/30(水) 17:39:28 ID:JTl/Bpqw
ほ
669
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/01(木) 16:42:38 ID:QUPfArbI
>>33
誤字じゃなく
1000万(円)台だろ
670
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/06(火) 08:56:15 ID:EX/tJAkE
今更すぎるツッコミに草
671
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/25(日) 17:15:34 ID:6qsQcJkw
待ってます
672
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 08:05:35 ID:yc2Y8UME
待ってるぞ
673
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/23(月) 23:33:51 ID:PMVb3uO2
ほ
674
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/27(金) 21:29:26 ID:jUE/ysEo
もう少しです。すみません。出張もうすぐ終わります。
675
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/03(木) 16:29:02 ID:FflXVMw2
あ
676
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/03(木) 21:19:19 ID:TozbBKGQ
未だに待ってる
677
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/15(火) 01:14:41 ID:unJ0WA1w
ほっ
678
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/22(火) 16:31:14 ID:WwXaFW22
ほほ
679
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/23(水) 04:26:23 ID:YwuN4LW.
2年wwwwwwww
プロットはいいのに
680
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/01(金) 21:23:46 ID:AkWvh5Kc
あけおめ
681
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/04(月) 05:03:13 ID:/lsNccN2
◆読者の方へ
ここまで作者側に関することが多かったですが、読者側もローカルルールは守ってください。
また、読む側の皆さんにもお願いがあります。
・作者本人に断りを入れずに新しくスレッドを立てない
→次スレを勝手に立てる方が見かけられますが、作者本人が立てるのでその必要はありません。
ニュー速VIPや他の場所からこちらに移動する際も作者本人が立てるようにしてください。
作者以外が立てる場合は断りを入れてからにしてください。
作者が立てられない場合は誰かにスレ立て代行を依頼することをお勧めします。
また、「早く続きが見たい」という意図で勝手に他人のスレッドを立てる人もいますが、宣言なしにHTML化いたします。
・書き込む時はsage推奨
→この板ではsageを付けての書き込みが好まれる傾向にあります。できればsageを付けておくと余計な問題を生みません。
sageを入れずに書き込み、上げてしまう→指摘される→言い合いの流れはよく見かけます。
指摘する人もいますが必要でない限りはできれば無視、問題があれば言葉を選んで注意位にとどめてください。
一番大事なのは言い争いをしないことです。
・荒らしはスルー
→必要以上に煽る、埋める、スレッド乱立等、行き過ぎた行為は荒らしと見なされます。
荒らしを見かけた際は作者も読者もスルーすることをお勧めします。荒らしに構うのも荒らしです。
・SSを見つけるために
→
>>2
にあるHTML化依頼スレッドには完結したスレが多く書き込まれています。
そこから探すと完結したスレを読むことができます。同じく
>>2
にあるスレタイサーチもご活用ください。
SS速報VIPに始めてきた方へより引用
Email欄にsageを付けましょう。作者様に迷惑をかけてしまいます
682
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/01/17(日) 02:49:48 ID:r3g2ia/6
ほ
683
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/01(月) 17:37:18 ID:8rwZPmh6
待ってます
684
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/12(金) 02:32:59 ID:ukRJ0q.Q
待ってる
685
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/03/02(水) 00:07:43 ID:6xwE3tL2
お
686
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/03/16(水) 18:37:52 ID:hyNs9LWQ
はぇ^〜1年ぶりに来たけどまだ完結して無いんすね^〜
時間かかっても完結させてください!オナシャス!
687
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/03/17(木) 21:53:24 ID:Po5EQmd.
がんばります
688
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/04/26(火) 19:15:14 ID:AC8gmWjY
ほ
689
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/06(金) 03:52:04 ID:fh5ITqBk
まだかな
690
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/05/27(金) 20:26:45 ID:vOQJKTL6
イッチはもう来ないのか?
希望的観測に賭けて、保守
691
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/05(日) 13:36:39 ID:n3T.8WiQ
>>64
692
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/24(日) 04:48:33 ID:ct28jNwg
ここであえてageる!
693
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/17(水) 02:03:00 ID:oFTeodIo
保守
694
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 07:12:59 ID:1h9ac30c
保守ん
695
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/15(木) 22:53:50 ID:zrmgh2sw
保守
696
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/19(月) 02:16:01 ID:eTGfiqQI
ほ
697
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/10/03(月) 15:38:55 ID:yCKoXw/o
ほ
698
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/10/04(火) 11:33:20 ID:3Ut79vPc
紫煙
699
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/10/25(火) 18:18:31 ID:f6ggoGzI
支援
700
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/10/28(金) 06:19:37 ID:pNzO2jbM
まだ?
701
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/21(月) 21:12:48 ID:e.sqgoqE
敵国大将「奴らの動きはどうだ!!」
斥候「はっ!現在陣地付近の砦で防戦することに決めた模様で、出てくる気配はありません!!」
大将「よぉし!!今日こそ長年の恨み晴らしてくれる!!!全部隊!!突撃せよ!!!
生意気な彼奴らを殲滅し我が国の礎とするのだ!!!!いけぇ!!!!!!!!」
ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
男「う、うぉぉ地響きが……」
「お、おい大丈夫なのか」
「3000って言ってたな、近隣諸国4か国分は戦力を集めた計算になるぞ……」
「……いくらなんでも、多すぎだ」
主「落ち着け貴様ら、あの二人を信じろ」
「し、しかし主様……」
主「見ておれ、これから貴様らは新たな領域の戦いを目撃する」
702
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/21(月) 21:13:47 ID:e.sqgoqE
「おっしゃああああどんどんいけやあああ男は殺し女は犯せ!!!いけいけいけぇ!!!」
「体調!!前方に人影1!!女です!!」
「あぁ!?女が一人だと?こんなところでか?まだ奴らの中心街へはヘブッ!?」
「隊長!?」
赤白「よくおらぶ虫けらだな、そこら辺にいる蚊のほうがまだ避けるぞ」
「な、お、お前!! ギャッ!!!」
「きゅ、急に炎が!? ウギャアアアアアア!!!」
「な、ななお前は……なんだ?」
赤白「なんだ……か……あの世で見物でもして理解しろ」
グアァァァァ!!!!
703
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/21(月) 21:14:57 ID:kvF1HDAc
「ぬ、主様!?赤白の周りが!!!」
主「うむ」
「大火事じゃねぇか!!なんだありゃ!?もう何百人も炎の中に……」
主「奴は無尽蔵に炎を操ることが出来る、しかもまだ言霊を唱えていないとなると、お遊びなのだろうな」
「そん……な……」
「あれで手加減……だと?」
男「あいつ、笑ってやがる…………ッ!」
主「そして、奴が炎ならば、青黒は氷だ……ふん、派手にやっておるな」
「お、おいあっちを見ろ!!」
「え?」
「う、うわっ……山全体が凍って……?」
704
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/21(月) 21:15:45 ID:kvF1HDAc
「な、なんなんだよお前は!!!ひぃぃ!!」
「ギャアアアアアアア殺さないでくれ殺さな……ギ……ググッ……」 ゴキッ
青黒「弱いな、なんだお前ら。どうしてそんなに弱い」
「や、やめ……ああああああ俺のあしがああああああ!!!」
「たすけてくれえええええ肺が凍っていき……グッ」 ゴホ
青黒「おいおい……もっと楽しませてくれる獲物はいないのか?」
青黒「くくくっ……これじゃあアイツに数で負けてるのか勝ってるのか分からないじゃないか……もっと」
「ひ、ひぃ……」
「くるな……くるなああああああああああ」
青黒「もっと……殺させろ」 ニヤァ
男「…………」
705
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/21(月) 21:16:24 ID:kvF1HDAc
大将「こ、こんなバカな…………」
斥候「お逃げください!!奴らはすぐそこに!!一度撤退してギャァァァ!!!!!」
大将「……ひ」
赤白「終わったか?」
青黒「みたいだな、こいつが大将らしいぞ。誰かが言ってた」
赤白「ほぅ」
大将「い、命だけは……」
青黒「お前の命にどれだけの価値が?」
赤白「寝言は死んでから言え」
大将「や、やめ……あ、ぁぁぁ」
ボォッ!!!
大将「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」
706
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/21(月) 21:17:20 ID:kvF1HDAc
赤白「ふむ」
青黒「結果は?」
赤白「今ので私がリードだろうな。1501だ」
青黒「ふん、絶対数えていないくせに」
赤白「そういうお前は?」
青黒「私はちゃんと数えたぞ。1504だった」
赤白「嘘だな、絶対数えていない。あんな粉々になった人間の氷塊から正確に人数を数えられるわけがないだろ」
青黒「うるさい……私が勝ったんだ」
赤白「……先に先勝報告をしたもの勝ちだ!!!」 ダダッ
青黒「あ!!こ、この!!お前卑怯だぞ!!!」ダダダッ
707
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/21(月) 21:17:54 ID:kvF1HDAc
主「戻ったか」
赤白「戻りました主様」
青黒「大したことないな、奴ら」
主「そうか……」
「「「「「「「「…………」」」」」」」」
赤白(な、なんだ……この視線は)
青黒(……?)
主「…………男ならあそこにいるぞ、戦勝報告でもしてくればいい」
ハッ
赤白「そ、そうだ……私が先だ!!」ダッ
青黒「っ!!!負けるか!!!」ダダッ
708
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/21(月) 21:20:11 ID:kvF1HDAc
男「…………」
赤白「お、おい……勝ったぞ」
青黒「見たか!!どうだ!すごいだろう私は」
赤白「私のほうがすごい!いっぱい殺したぞ!!焼き尽くしてやった」
青黒「いいや私だ!!みんな凍らせて粉々に砕いてやった」
赤白「やつらの断末魔たるや笑わせてくれるわ」
青黒「はははっ!気分がよかったぞ、やめてくれ!殺さないでくれってな……はっはっはっはっ」
赤白「ははっ!!私のほうだってやれやめてくれーーだの殺さないでくれーあついーーって散々言ってたわ」
青黒「あんな雑魚どもなら森でやってた訓練の標的のほうが100倍ましだな」
赤白「ふっ、確かにな……あ、それともう一つちゃんとこれは言わないとな!」
709
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/21(月) 21:21:28 ID:kvF1HDAc
男「…………」
赤白「男よ、私はケガをしなかったぞ!」
青黒「!!……私もだ!ほめろ!無傷だ!」
赤白「我々は無傷で3000の人間を殺し尽くせた!!」
青黒「一人残らず殺せた!!」
赤白・青黒「「私たちは!勝ったんだ!!!男!」」
パァン!!!!
パァン!!!!
赤白「…………ぇ」
青黒「………………ぁ……?」
男「……この、馬鹿野郎どもが!!!!」
710
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/21(月) 21:23:46 ID:kvF1HDAc
×体調!
〇隊長!
orz
711
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/21(月) 23:13:58 ID:nk0diU2k
来たか(●゜◇゜●)………(●^◇^●)
712
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/23(水) 22:20:51 ID:0vLHNLeQ
再開ってマジ?やったぜ
713
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/27(日) 10:31:34 ID:2c5C.CMw
おかえり
714
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/28(月) 02:04:12 ID:zFXRIbPk
今更ながら見つけて全部読んでみた。そこらへんの書籍より余裕で面白い、何年かかってもいいので完結希望です。
715
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 21:28:08 ID:kBnubAzA
はよぉ
716
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:30:26 ID:cJnvSbi6
青黒「…………」
赤白「…………」
男「…………」
青黒「ふざける……な……」
キィン?
「お、おいあれ!」
「男の左腕が!!」
「こ、凍りやがった……」
「だ、大丈夫かよおい!」
ザワザワザワザワ
男「…………」
717
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:31:06 ID:cJnvSbi6
青黒「答えろ!!なぜ私たちが殴られなければならない!!!戦に勝ったのだ!!敵を殲滅した!敵を皆殺しにしたのだ!!
褒められるならまだしも殴られる謂れはないだろ!!」
赤白「…………そうだ、我々は勝ったのだぞ。何が……馬鹿野郎だ、なにがっ!!!!」
ボォォゥ?
「こ、今度は」
「燃え……」
男「利き腕じゃないにしろ……凍らされて今は燃やされて……いてぇなくそったれ」 ギロッ
青黒「」ビクッ?
赤白「ふ、ふん……後悔しているか?今ならまだ謝れば許してやるぞ、我らを愚弄したその身を」
男「愚弄だ?事実を言っただけだろうが」
ボォォゥ?
「も、もうやめてくれ!殴っただけだろ!!?男にだって何か言い分がだなぁ!」
「やべぇぞ男の腕もう焼け落ちるんじゃねぇか」
「焼けただれて……もう見てらんねぇよやめろよぉ!!!」
718
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:32:07 ID:cJnvSbi6
赤白「まだ言うか? 私が手加減でそのうちやめるなどと思っているようなら甘いな……貴様ごときすぐに消してやれるんだ……
男「…………なんだって?」
赤白「…………ぅ……」
男「お前らの言いたいことはそれだけか」
青黒(な、なんでこんな……平気そうな……)
赤白(……なんで……どうして……)
フッ
「き、消えたぞ……」
「男!!大丈夫か!今すぐ医療班のとこへ!」
男「話が終わってねぇ」
「で、でもおめぇ……」
男「……てめぇらは本当に、大馬鹿野郎どもだ」
青黒「っ!……このぉ」
赤白「…………」
719
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:32:47 ID:cJnvSbi6
主「そこまでだ」
青黒「主……」
赤白「……なにがだ」
主「お前たちは勝った。男への報告も済んだな。これで今日の戦は終わりだ、各自解散し家に帰れ。
今日の戦への報償は後日与える。それでよいな」
赤白「ま、まだこいつとの話は終わってない!!」
主「それがどうした、ここで大勢の人間を巻き込む話ではないだろう。家に帰ってでもやれ」
青黒「こいつと同じ家になんて……」
主「帰りたくないか?ならこの里から去るがいい、二度と帰ってくるな」
青黒「なっ?!」
赤白「…………」
主「男よ」
男「なんだ」
720
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:33:55 ID:cJnvSbi6
主「こいつらは、まだ子供だ」
男「らしいな」
青黒・赤白「「なにぃ!?」」
主「……たのむ」
男「…………」
主「その腕は、どうする」
男「……いい」 スタスタスタ
青黒「…………」
赤白「…………」
主「はぁ……何をしている、はやくいかんか。やつの家に帰れ」
「男の腕……大丈夫かな」
「大丈夫じゃねぇだろあれは」
「だよなぁ」
「あいつら……すごかったなほんと」
「うーむ……というか治療しなくていいのか男は」
ざわざわざわざわ
主(さぁ……吉とでるか凶とでるか)
721
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:34:58 ID:cJnvSbi6
男の家
男「…………」
青黒「…………」
赤白「…………」
男「立ってないで座れ」
青黒「……」
赤白「……」
男「はぁ……どうすればいいかわからんって顔してんな、ふたりともだ」
男「チッ……座れっつってんだろ」ギロッ
青黒・赤白「「」」ビクッ?
722
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:36:05 ID:cJnvSbi6
男「さて、お前らは戦の前に俺に言ってくれたな。「絶対に勝つから見ていろ」って」
男「それで俺は思ったわけだ。こいつらなら力を使って敵を見事に追い返すだろうって。
そりゃ多少ってかまぁまぁの数は殺すとは思ったさ、戦だ。しょうがない」
赤白「……」
青黒「……」
男「それがどうだ……てめぇら人殺しを、競争という遊びにしてやがったな」 ギロッ
赤白「!」
青黒「……そ、それは」
男「人の命ってのはてめぇらにとっては、ニヤニヤ笑いながら楽しみながら
興奮しながらぶんどる遊びの玉かなんかか?あ?」
赤白「…………」
青黒「…………」
723
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:36:36 ID:cJnvSbi6
男「報告に来た時に笑い合ってたな、お前ら。敵兵の断末魔の叫びを、それを聞かずに容赦なく殺す自分たちの姿を思い起こして笑ってたな」
赤白「そ、それは……」
青黒「だ、だってそれは私たちが勝てばお前が喜ぶと……」
男「…………」ギロッ
青黒「思っ……て……」
男「いいか、敵は敵だ。容赦せずに向かってくる奴らは殺す。それはいい、しょうがない。
でも向こうも人間だ、いろいろな事情を背負いこんで戦場に立ってるんだ。
家の命令でしかたなく、家族を養うためにしょうがなく……そんな奴ら。無理やり徴兵された奴らがほとんどだっただろう」
赤白「…………それが、どうした」
男「どうした、だと?」
グイッ
赤白「ッ!そ、そうだ……それが」
男「お前はそういう奴らが降伏した後、虐殺したんだ。笑いながらな」
赤白「…………」
青黒「そんな……の!分からないじゃないか!!」
男「あ?」
724
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:37:14 ID:cJnvSbi6
青黒「全員がこの国を滅ぼしたい奴らだったかもしれないじゃないか!」
男「もしそれでも、奴らは真剣に戦っていただろう?」
青黒「そうだが、それは私たちだってこの国を守ろうと……」
男「それは奴らもそうだ。俺たちの国は戦争を仕掛けたこともあるからな。そして奴らは真剣に戦って
負けを認めて命乞いをしたりもしていた。そうだな?」
青黒「…………」
赤白「そう……だ」
男「それを、てめぇらはただのお遊びで蟻を踏み潰すくらいの感覚で命を奪っていた」
青黒「そ、それは……」
男「いいか?たしかに奴らは俺たちにとって殺すべき敵だ。だが、奴らの国の民にとってはどうだ」
赤白「奴らの……?」
725
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:38:04 ID:cJnvSbi6
男「ああ……奴ら一人一人に、家族がいたはずだ。今も本人の帰りを国で待ってる
大丈夫かな、生きて帰ってくるかなと祈りながら待っている奴らが大勢いるだろうよ」
青黒「そん……なのは……だって」
男「別にお前らが敵に勝ったのを怒ってるわけじゃないんだよ俺は。
むしろ戦的には大勝利なんてもんじゃない。よくやったと思う……でも」
男「お前らはあまりにも、人殺しを楽しみすぎている」
赤白「…………それは、いけないことなのか?」
男「さぁな。ただ人によっては、俺の考えは甘いと断罪し、お前らの勝利を高く評価してお前らをほめたたえる奴もいるだろう」
青黒「男は、褒めてくれない」ボ゙ソッ
男「……この腕、見ろ」
赤白「痛そう、だな」
青黒「…………うん」
726
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:38:38 ID:cJnvSbi6
男「そりゃ、死ぬほど痛い」
赤白「まぁ一晩寝れば、治るだろう?私たちなら治るしな」
男「いいや。多分この左腕はもう死ぬまでちゃんと動くことはないだろ」
赤白「!?……そ、そんなに?だ、だって私たちならそれぐらい」
男「お前らとそこは違うからな、もうこの腕は治らない」
青黒「そ……そん……」サァァァ
男「さて認識を改めたところで。この腕をお前ら、改めて見てどう思う」
赤白「……」
青黒「……すま……ない」
男「お前らに戦意喪失して命乞いした奴らは……治らないどころか」
男「……永遠に、笑ったり泣いたり、こうやって謝られたり、心配されたり……できない」
赤白「!!」
青黒「!!」
727
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:39:15 ID:cJnvSbi6
男「それが分かってて、お前らは楽しみながら彼らの命を奪ったのか?ちげぇだろ」
赤白「わ、わたしは……」
青黒「…………ち、ち……そんな……だって……だって」ポロッ
男「そこでその反応なら、まぁまだ救いようはある」
赤白「……」
青黒「……ぅぅ……」
男「心配してくれて、ありがとうな、青黒」ナデ
青黒「動かすな……痛いんだ…ろ」
男「ああ、痛い。でも、お前らが楽しんで人の命を奪っているところを見たときの方が」
男「俺は本当に……痛かったよ」
728
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:40:18 ID:cJnvSbi6
赤白「そんな顔……するな……しないで…………」
青黒「……ごめん……ごめん、なさい」
男「お前らには、人の命を……もっと大事に考えてほしい……俺のわがままかもしれんが……それでもだ」
男「お前らに、将来大切な人が出来て、その人が遊びみたいに殺されてみろ……どうなる」
赤白「大切な……」
青黒「人……」
男「そうだ」
赤白「……すごく……すごく、痛い。ここが」
青黒「そう……痛い」
男「それが分かれば、それでいい。何回も言うが、敵を殺すのはいいんだ。ただ……戦いを、人の命のやり取りを遊ぶな」
赤白「…………わかった」
青黒「うん……」
男「じゃあ、話は終わりだ。こっちにこい」 グイッ
赤白「ぁ」
青黒「ぅ」
729
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:41:00 ID:cJnvSbi6
男「過程は落第点だが……結果として、お前らはこの国を救ってくれた。ありがとう」 ナデナデ
男「ありがとうな」ニコッ
赤白「……ぁ……ぁぁぁぁああああ!!!!」
青黒「ぅ……ぅわぁぁぁぁっぁぁ!!!」
男「泣くな泣くな、んでしがみつくな。服が汚れるだろ……ははっ……ッ」」
赤白「ごめん……ごめんなさい、男……」
青黒「もう……遊ばないから……真剣に……やるからぁぁぁ……」
男「真剣にっつぅか……なんだかなぁ……はは……は……っ……そろ……そろ……もう無理だ」
バタッ
赤白「男!?」
青黒「ど、どうし……ひどい熱だ!!」
赤白「……意識を失ってる。手足が熱をもって体力を奪ってるんだ……青黒!!」
青黒「うん!……これで冷やしたけど…………」
赤白「布団へ運ぶぞ!!」
730
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:42:52 ID:cJnvSbi6
男「…………ぅ……」
赤白「…………」
青黒「…………治らないの、かな」
赤白「そう、みたいだな」
青黒「これから先、ずっと?」
赤白「……そうみたいだ」
青黒「私たちのせい……で」
赤白「そうだ……」
青黒「さっき、大切な人が殺されたらって……その時私は……その」
赤白「同じだ、私だって……」
青黒「その人の……腕を……私たちは」
731
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:43:26 ID:cJnvSbi6
赤白「ああ、殺した。もう治らないというのは、そういう……」
青黒「赤白……」
赤白「……なんだ」
青黒「私、今までにないぐらい……ここが、痛い……痛いよ……」
赤白「ああ……私もだ……どうしようもなく、痛い」
青黒「少しなら分かった気がする……私たちが楽しんで殺してしまった奴らの中には」
赤白「誰かにこういう風に思われていたりした人も、きっといたんだな……」
青黒「…………」
赤白「…………」
男「…………」スゥスゥ
732
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:44:08 ID:cJnvSbi6
主の館
側近「大丈夫でしょうか男は」
主「あの腕の状態ならば、障害が残るだろうな。一生まともには動かせまい」
側近「なっ!?そんなに重症なのですか!?男が平気な顔をしているので私はてっきり凍らされたり焼かれたりしたのは表面だけで大した傷ではないのかと」
主「腕の筋繊維が全部凍らされて燃やされた、普通ならば死ぬほどの激痛が襲っていたはずだ」
側近「……そんな」
主「まぁ、奴の頭の中はそんなことよりも大事なことがあったみたいだがな」
側近「男の価値観は、前に主様がおっしゃった通りで?」
主「そうだ、あんなに人の命を軽く潰す様を見せられてはな……堪らなかっただろう」
側近「……しかし、戦力的に見れば」
主「ああ。だから今頃家で喧嘩の続きをしているだろうな。分からんだろうからな奴らは男の価値観は」
側近「うーむ……」
733
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:44:58 ID:cJnvSbi6
主「まぁ、最終的には理解させるだろう。男はそういうのは意識的にかどうかはしらんがうまい。
戦術的には俺としては全滅させた事を高く評価する。だが奴らには殺戮機械になってもらう予定はないのでな」
側近「男の説教?が必要とお考えで」
主「説教というか価値観の押し付けだがな。奴もある程度戦で人の命が消えることに関しては認識しているだろう。
そんなに理不尽な??り方はしない筈だ。非難すべきところはもっと奥のことだろうしな」
側近「奥、ですか」
主「そうだ。そこをあの二人が理解でき、考えを改められるのならば……これ以上強力な戦力はなくなるだろうな」
側近「…………」
主「大事なことなのだよ」
主「人の命を奪うだけが戦いではないのだからな」
734
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:47:06 ID:cJnvSbi6
効果音のところ?になっててギャグかとorz
!!に変換お願いします
735
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/29(火) 23:55:31 ID:kBnubAzA
乙!
736
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/30(水) 04:19:33 ID:7yTRubq2
きたきた
737
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/02(金) 00:00:29 ID:lCP82hZ.
割とマジで名作
738
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/03(土) 19:45:35 ID:6l1FZApI
最初から読んでみたけど、途中で投げちまった
長いし、俺にはあんまり合わなかったよ
けど頑張れ
739
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/06(火) 22:22:17 ID:NDvNQNaA
待ってる
740
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/08(木) 01:12:34 ID:B.tAla6o
待ってる。ゆっくりでも
741
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/22(木) 22:45:39 ID:Ze5ripdc
ほ
742
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/28(水) 01:59:55 ID:t/w/Ypsk
保守
743
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/04(水) 23:51:21 ID:Z99mv9PA
保守
744
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/08(日) 05:11:50 ID:DAUgAU/E
保守
745
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/21(土) 21:47:49 ID:95biUNZ2
保守
746
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/12(日) 00:33:47 ID:GwsKSE.Y
保守
747
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/19(日) 06:53:54 ID:.r8g1L/c
保守
748
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/20(月) 00:25:52 ID:AZ/Pn6CA
面白い未完スレをまた見つけてしまった……
続きを待ってる
749
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/10(金) 04:30:57 ID:rUx5DQqQ
なんつーかな。書籍化してほしい
750
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/15(水) 23:01:40 ID:JXW63GiA
保守
751
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/07(金) 02:03:17 ID:72q0C88s
保守
752
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/04/14(金) 23:35:20 ID:V/cZ0ego
保守
753
:
<削除>
:<削除>
<削除>
754
:
<削除>
:<削除>
<削除>
756
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/05/02(火) 02:17:17 ID:0Y82JXis
帰ってきてくれ
757
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/05/18(木) 22:27:28 ID:5mNU5Mhs
保守
758
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/05/23(火) 17:12:12 ID:sGyXLe92
待ってる
759
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/14(水) 23:35:43 ID:OIY5yp02
保守
760
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/15(木) 15:33:05 ID:pd1maNZI
保守
761
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/07/06(木) 17:15:20 ID:ziHZ2br6
保守
762
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/07/12(水) 14:21:30 ID:3YIDoC5Q
ほ
763
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/07/26(水) 17:38:53 ID:J3rXkMk.
ゆっくりでもいいから続けてほしいな
保守
764
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/08/13(日) 15:21:27 ID:8tBO0KiU
保守
765
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/08/20(日) 19:15:16 ID:moHJkswQ
保守
766
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/08/30(水) 09:43:03 ID:aJgMisiU
保守
767
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/09/28(木) 00:39:31 ID:IIGaGd6Q
保守
768
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/09(月) 07:58:57 ID:e1smSUKU
保守
769
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/14(土) 02:14:54 ID:Do6IngnE
最終更新が一年近く前なのか
忘れてねぇよな?
770
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/24(火) 02:51:26 ID:cWiJ6mbk
ほ
771
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/22(水) 01:20:07 ID:GBusrvP.
作者のツイッターも忙しそうな感じが最後で1年以上更新してないし、ゆっくり見守るしか
772
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/28(火) 03:41:42 ID:3IaPBueY
ちょうど一年だね!
773
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/19(火) 20:50:20 ID:pcL/GRuI
ほしゅ
774
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/02(火) 21:41:46 ID:tYsDy4I.
ほしゅ
楽しみに待っとるで
775
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/20(土) 00:43:48 ID:b1IGo0u.
ほ
776
:
困難人形
:2018/01/20(土) 17:16:45 ID:ElazQsAQ
このssを小説家になろうでリメイク&続きを書きたいですけど、ダメですか?
777
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/20(土) 19:03:20 ID:HTcZE0OQ
>>776
がこのスレの1自身なら好きにすれば良いと思うけど
特に関係ない第三者なら後々のトラブルの種になりかねないからやめとくべきかと
778
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/12(月) 01:23:35 ID:N2/xxPEA
ほ
779
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/04(日) 02:10:34 ID:CyaTjooQ
ほ
780
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/05(月) 22:58:47 ID:eylY.wWA
逆にこんな感じのssを紹介ください。
781
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/05(木) 15:13:13 ID:56wGnHug
ほしゅ
782
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/06(金) 01:28:58 ID:jsI3AMtc
はよ
783
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/06(日) 23:12:05 ID:rJm79BDc
保守
784
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/01(金) 03:05:03 ID:tOEnekR6
ほ
785
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/06(水) 05:14:19 ID:HMwVRy/.
作者のツイッターが5/10の段階で、
この作品をもう一度書き直すとツイートしてたよ
数年にわたって保守してたみんなえらい
786
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/07(木) 15:31:38 ID:Bk96USxA
マジで!?
787
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/07(木) 17:04:37 ID:U1tN8Es.
こういうのはあまりよくないんだがはるわ
https://i.imgur.com/rtBWPEQ.jpg
788
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/07(木) 17:22:02 ID:Bk96USxA
スレ残ってるとは思ってないんかな
間空いたし最初から書き直したいのかもしれないけど
789
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/19(水) 02:11:33 ID:gH2bwoJE
保守
790
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/22(金) 23:20:35 ID:D86bT0g6
ほ
791
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/17(日) 02:59:08 ID:q3JBxpaw
ほ
792
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/03(水) 02:09:05 ID:2YUZQz2o
ほ
793
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/12(水) 23:06:19 ID:zC6iGXzo
しゅ
794
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/04(木) 17:17:36 ID:za7k09r2
ほ
795
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/18(水) 16:31:33 ID:V6gXfPRI
しゅ
796
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/10(金) 14:33:34 ID:lvSw8wfM
んほほほほほほほしゅ
797
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/04(火) 08:47:13 ID:5RDXB5cc
作者、2018年からTwitterもとまってるな
俺も久々にここに来たけどまだ保守してる人がいるなんてなんか不思議だな
798
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/21(土) 12:48:51 ID:uFgI3h6M
ほ
799
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/21(土) 22:53:41 ID:.GHKkUnY
>797
3〜4年保守してるスレも増えてきた
俺はまだ待つぞ
800
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/08(水) 01:07:30 ID:8Kq9kdW2
ほ
801
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/08(水) 01:08:10 ID:8Kq9kdW2
ほ
802
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/16(月) 03:02:27 ID:s5iXat3U
ほ
803
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/11/26(木) 02:20:11 ID:aFX/dJ3U
待つぜ
804
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 05:58:39 ID:tG0kPP2s
保守も止まってんな
805
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 02:50:17 ID:91C4DvQY
作者のTwitterきえてるなぁ
どこかで元気にやってるといいな
806
:
ああああ
:2021/05/07(金) 01:49:19 ID:FjKW6pzo
保守
807
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/05/18(火) 03:00:34 ID:IgHDfpME
誰か続き書いたら?
808
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/12/19(日) 02:15:26 ID:W7A2rByg
保
809
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/03/01(火) 04:17:30 ID:J.banIVQ
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
810
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/09/13(火) 23:45:21 ID:xW6.C7k.
ほ
811
:
ももも
:2023/09/18(月) 00:52:06 ID:eLyCNUAo
未完のSSでは、ダントツで面白いのに・・・
もったいないな〜
812
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/05/14(水) 09:43:20 ID:uUYE7M7g
もはや懐かしいレベルの場所になってしまった
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