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遊び人「なにこのふざけた世界」
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…世界は、魔王によって支配されていた…
人を驚かせたり、こちょがせたりと、魔物のすることに人類はなすすべもなかったのであった…
人々はそれぞれの仕事に集中できずに、王様は大変困っていたのであった…
王様は、勇者にこう命じた…
「勇者よ、魔王に仕返しをしてくるのじゃ!」
そういうと、王様は勇者にお金とコチョガシソードという剣を渡したのであった…
遊び人「なにこのふざけた世界」
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遊び人「あーあ、俺はこんなふざけた世界で冒険なんてしたくねぇよ…」
「驚かせるとか、こちょがすとか、んなふざけた事やってられっかっつーの…」
「ま、その為に誰にも選ばれることがないように遊び人になったんだがな!」
カランコローン…
遊び人「と、早速勇者のおでましか…」
勇者「みなさんこんにちはー!」
「こんにちはー!」
遊び人「…恥ずかしいにもほどがあるっつーの…やってられっかっての…」
勇者「うーん…誰がいいかなー…ん?」
「ま、どーせ俺は選ばれることなんてn「ねぇ君?」
遊び人「…え?」
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勇者「君だよ君」
遊び人(うわー、なんで俺なのこいつバカじゃねーの)
(俺遊び人だよ?絶対足を引っ張るよ?)
(こいつ俺が遊び人って分かってないの?)
(とりあえずこいつに選ばれないようにしないと…)
遊び人「…えーと、俺は「君楽しそうな見た目だから一緒に冒険しようよ!」
遊び人「…は?」
勇者「だーかーらー、一緒に冒険するの!」
遊び人「いやさ、俺は遊び人だぜ?絶対に役立たずになるんだぜ?やめといた方がいいって」
勇者「遊び人?楽しそうな人だね!僕楽しそうな人大好きなの!」
遊び人「いやあのさ」勇者「今日から仲間だね!」
遊び人「」
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遊び人「マジかよ…」
勇者「えーと、次の人はーっと…」
遊び人(なんで俺がこんなふざけた奴と一緒に旅立たなきゃいけねぇんだよ…)
(俺はなにが悲しくてこんな奴のお供をしなくちゃならないんだ…)
(頼む…頼むからせめてまともな奴を選んでくれよ…)
勇者「えーっとねぇ…後はだれにしよーかなー」
「おい」
勇者「?だーれ?」
遊び人(この声は…)
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戦士「俺なんてどうだ?」
遊び人(うわぁ…こいつかぁ…)
(こいつふざけた技しかつかわねぇんだよなぁ…)
勇者「……」キラキラ
遊び人(あーあ、勇者がこいつの防具に目キラキラさせてるよ…)
戦士「ふふ、私の武器…みたいか?」
勇者「うん!」キラキラ
戦士「では見せてやろう…この私の剣を…」
「マゴノテソードをなぁ!!」
遊び人(こいつはまた妙な剣を仕入れて…)
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勇者「おおー!!」キラキラ
戦士「はっはっは!凄そうな剣だろ?」
勇者「その剣どうやって使うの?」
戦士「それはな…こうやって」
勇者「おおう…あぁ…気持ちいい…」
戦士「そうだろ?どうだ?私を仲間に入れる気になったか?」
勇者「もっちろん!」
遊び人(はぁー…)
勇者「うーん…あと二人くらい欲しいなぁ…」
遊び人「これ以上変なやつ増やさないで…」
「それなら!」「私達が!」
勇者「?」
遊び人「また変なのが来た…」
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魔法使い「勇者さん!」
僧侶「私達姉妹が!」
二人「あなたのお供になりましょう!!」
遊び人(こいつらいつも二人でじゃれあっててうざいんだよな…)
勇者「うーん、なにか出来るの?」
魔法使い「それなら、今から私達の特技を披露します!」
僧侶「いくよ、お姉ちゃん!」
遊び人(なにをやるってんだ…)
勇者「ワクワク…」
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魔法使い「やぁ!」
ポンッ
勇者「水がでてきた!」
魔法使い「ハァ!」
フワッ
勇者「水が浮いた!?」
魔法使い「妹!今よ!」
僧侶「ええ!」
「ハアアアアア…やぁ!!」
ポンッポンッポンポンポンポンポンポンポンポン
勇者「すごい!水がどんどん増えていくよ!」
僧侶「ヌヌヌヌヌヌヌ…は!」
パンパンパパンパンパンパパン!!
勇者「すごいすごい!どんどん水が割れていくよ!!」
魔法使い「ふぅ…どうですか?勇者さん!」
僧侶「私たちを仲間に入れてくれますか?」
勇者「もっちろん!」
遊び人「まったく戦闘には役にたたなそうだがな」
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魔法使い、僧侶「というわけで皆さん、これからもよろしくー!」
戦士「よろしく!」
勇者「さぁ、出発だー!!」
遊び人「…俺はこれからどうすれば…」
戦士「遊び人!ボーッとしてないでさっさと行くぞ!」
遊び人「…行くしかないのか…はぁ…」
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