[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
ナルト「そろそろヒナタと結婚して…」
545
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:01:56 ID:r/JTCHU.
テンテン「ま、あんたたちが比較的素直で良かったわ」
テンテン「モリトもなんだかんだいって、面倒見いいもんね」
モリト「んなことねーし」
テンテン「照れるな照れるな」
モリト「照れてねーよ!」
アカリ「モリトくんはお兄ちゃんみたいなものだからね」
タシカ「小さい頃からずっと一緒ですもんね」
アカリ「そうだよ」
アカリ「生まれた時から一緒だよね!」
モリト「……とにかく」
モリト「アカリとタシカは強い」
モリト「それは認めてる」
テンテン「……へー」
モリト「んだよ」
546
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:12:25 ID:r/JTCHU.
テンテン「なんか、モリトがそうやって認めるなんて珍しいなって」
モリト「……見栄張っても、なんもかわらねーからな」
タシカ「買い被りだと思いますけどね」
アカリ「そうだよ」
アカリ「一番強いよ、モリトくんは」
アカリ「わたしとタシカくんより、ずっと」
モリト「お世辞なんか言うんじゃねーよ」
アカリ「ね?タシカくん」
タシカ「はい」
タシカ「……まあ、それがわかった時」
タシカ「モリトさんはモリトさんじゃないかもしれませんけど」
テンテン「…不安要素は君かもね」
タシカ「おやおや」
547
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:14:35 ID:r/JTCHU.
テンテン「ま、いいや」
テンテン「モリト、とりあえず納得出来るまでカカシ先生に教わってきなさい」
テンテン「きっと、その方があんたの為になる」
テンテン「後の二人は、まず実力を測るわよ」
モリト「……へーい」
アカリ「なにするの?」
タシカ「お手柔らかにお願いします」
テンテン「さ、二次と本試験までに」
テンテン「やれることは全部やるよー!」
アカリ「おー!」
タシカ「はい」
モリト「…うす」
548
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:17:55 ID:r/JTCHU.
〜火影執務室〜
ナルト「……」カリカリ
香燐「はいるわよー」
ナルト「…香燐さん、ノックくらいしてほしいってばよ」
香燐「なによ」
香燐「どうせヒナタといちゃつくのを見るくらいじゃない」
香燐「そんなのもう慣れっこだからいいわ」
ナルト「で?どうしたんだってばよ」
香燐「タシカについて」
香燐「あんたと話しておかなきゃとおもってね」
ナルト「?何かあったのか?」
香燐「これ、見てちょうだい」ピラ
ナルト「?」
香燐「あの子の経歴を洗ってたの」
549
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:24:59 ID:r/JTCHU.
香燐「あいつ、ただの下忍じゃないわね」
香燐「いや、違う」
香燐「わざと下忍のままで居させたでしょ」
ナルト「……相変わらず鋭いよなぁ」
香燐「そもそも、今の時代に」
香燐「暗部経験のある下忍がいるもんですか」
ナルト「…そりゃそうか」
ナルト「そうだってばよ」
ナルト「我愛羅と話し合って決めた」
ナルト「本当ならモリトと同じ時期で中忍試験を受けさせる予定だったからな」
香燐「その実力はあるってことね」
ナルト「多分、アカリとは別のタイプの天才だ」
香燐「まああの子も早くには受けられたでしょうけど」
550
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:29:15 ID:r/JTCHU.
ナルト「人中力の子供だ、嫌でも目立つ」
ナルト「だから、敢えて普通の子供たちと同じ進度ですすめてるんだってばよ」
ナルト「じゃなきゃ、大名連中の駒にされかねねぇ」
香燐「それは分かってる」
香燐「今は戦時じゃないもの、早く中忍になる必要はないわ」
香燐「でも、タシカは違う」
香燐「血縁者ではあるけど、影にも関わらず」
香燐「大戦の立役者だけど、危険視されたわけでもない父親」
香燐「それが、何故こんなに壮絶な経歴を持つことになるのよ」
ナルト「……」
香燐「砂の暗部、さらには薬物調合ライセンスも持ってて」
香燐「それに……」
ナルト「タシカは」
ナルト「…あいつは言わば人質なんだ」
香燐「人質?」
551
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:35:00 ID:r/JTCHU.
ナルト「大戦が終わって、オレが火影になった時」
ナルト「木の葉と砂で、結構揉めたってばよ」
ナルト「覚えてるだろ?」
香燐「ええ」
香燐「散々他里と協議したわね」
ナルト「人柱力ってのは、まだ恐れられたままだ」
ナルト「時間がたっても、それは変わらねぇ」
香燐「……ま、あんたの力が無かったら大戦は負けてた」
香燐「ヒーローは、敵が居なければただの脅威だものね」
ナルト「そん時に目をつけられたのがシカマルとテマリさんだ」
ナルト「あの二人が結婚したのが遅かったのは」
ナルト「……二人の子供が、オレとサスケの子供を監視できるようにするためだ」
552
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:44:42 ID:r/JTCHU.
香燐「……どういうことよ」
ナルト「あの二人は、お互い里が違う」
ナルト「砂側は木の葉に負い目があるし、木の葉がそれを口実に砂を飲み込む可能性を」
ナルト「他の里が主張したってばよ」
ナルト「もちろん、オレも説得したけど」
ナルト「聞き入れてはもらえなかった」
ナルト「その時、テマリさんが言ったんだ」
ナルト「自分がシカマルと結婚するってさ」
香燐「……つまり」
香燐「政略結婚ってこと?」
ナルト「ああ」
553
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:50:57 ID:r/JTCHU.
ナルト「二人が子供を作らなかったのは、アカリが生まれるまで待ったからだ」
香燐「意味が分からない」
ナルト「危険視されたのは、やっぱり人柱力の子供ってことだってばよ」
ナルト「アカリが試験を受けるとき、一緒に受けられるように」
ナルト「そして、場合によってはモリトも監視できるように」
ナルト「モリトと受けた時は、あいつが落とされる予定だった」
ナルト「飛び級でうければ、落とされても変にごねられない」
香燐「……そんな勝手な理屈で」
ナルト「……」
ナルト「そのために、タシカは小さい頃からひたすら修行させられてたってばよ」
ナルト「サスケがモリトに何も教えないようにしてるのは知ってるだろ?」
香燐「それは、写輪眼の力なんて無くていいからって…」
ナルト「それもあるけど」
554
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:53:36 ID:r/JTCHU.
ナルト「モリトが自分で力を制御出来るようになるまで、力を強くし過ぎないようにする為だ」
ナルト「そうすれば、かつての自分みたいにならずにすむし」
ナルト「……なにより、タシカの負担が減る」
香燐「……ウチ、何も聞いてない」
ナルト「オレが口止めしたんだ」
ナルト「香燐さんなら、絶対止めただろ」
香燐「当たり前よ!」
香燐「酷すぎるじゃない」
香燐「ナルト、あんたは夢の為に一人の子供の未来を犠牲にしたことになるのよ!?」
ナルト「……」
香燐「何とか言いなさいよ!」
シカマル「……そっから先は、俺が説明してやるよ」
ナルト「……!シカマル」
シカマル「悪い、聞かない方がいいとは思ったけどよ」
555
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 19:07:00 ID:r/JTCHU.
シカマル「ナルトは確かに危険視されていた」
シカマル「だが、火の国自体はナルトが火影になることを、むしろ歓迎してたんだ」
シカマル「他の国より優位に立つための材料としてな」
香燐「…」
シカマル「だが、このままだと大きな軋轢を生む」
シカマル「ナルトが火影になるのは俺も一番いいと思ったからな」
シカマル「だから、木の葉の暴走を止める楔として、タシカを選んだ」
シカマル「木の葉にも砂にも縁があり、なおかつ他の里も納得させるため」
シカマル「あいつは定期的に他里に出されては人質として預けられた」
香燐「あんたはそれでよかった訳?」
シカマル「里の絆の為だ」
シカマル「木の葉と砂が連携して侵略行為を行わないというアピールのために」
シカマル「本試験も総合評価制に変えて、忍の練度も大幅に下げた」
香燐「……それでも!」
香燐「いくら親だって、子供の人生全てを決めていいわけじゃない!」
556
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 19:11:16 ID:r/JTCHU.
香燐「そんな大人の都合に振り回されて」
香燐「タシカがどれだけ傷付いたと思う?」
香燐「子供らしい楽しみよりも先に忍術を叩き込むなんて、正気じゃないわ」
シカマル「……あいつも納得していることだ」
香燐「そんなはずないでしょう!」
香燐「親のあんたが、一番分かってるくせに」
ナルト「……とにかく、タシカの経歴に関しては理由があるし」
ナルト「あいつは今まで通り上手くやってくれる」
ナルト「香燐さんはモリトのことだけ気にしてやってくれ」
香燐「……!」
シカマル「……」
ナルト「……」
557
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 19:16:51 ID:r/JTCHU.
香燐「見損なったわよ、ナルト」
香燐「あんたが、大人の都合で、振り回され続けたあんだが」
香燐「子供の世代までそれを繰り返すなんて」
香燐「……」
香燐「いいわ、ウチはウチのやりたいようにするから」バンッ
シカマル「……おっかねぇ」
ナルト「言っても分かってもらえる話じゃないってばよ」
ナルト「それに、事実だからな」
シカマル「……」
シカマル「それもそろそろ終わる」
シカマル「だいぶ草案もまとまったんで、その報告だ」
ナルト「ってことは」
シカマル「ああ」
シカマル「あいつらには、これの第一世代になってもらわなきゃな」
558
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 19:18:17 ID:r/JTCHU.
ここまで。
話進まなすぎてやばい。でも、ちょい黒いお話出せたんでよし。
進行遅いけど、最後まで支援よろしくお願いします。
またのー
559
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/11/25(月) 08:53:04 ID:IYikuL7E
みてるぞー
頑張れー!
560
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/11/25(月) 16:09:23 ID:s.OHrp8U
そろそろパンツ脱ぐ展開か?
561
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/26(火) 03:51:44 ID:z/8D/V4E
>>560
このSSはエロ要素無しですぜ。
パンツは履いておきな。
562
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/27(水) 18:56:48 ID:3ngv4B3o
あげ
563
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/27(水) 18:57:20 ID:3ngv4B3o
表示がおかしくなってしまったぞ
564
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/03(火) 20:59:34 ID:hJx9tvD2
がんばれ
565
:
万華鏡さん
:2013/12/04(水) 13:13:07 ID:CylhWpQY
これ面白いです!この前の作品も見させていただきました!がんばってください!これからも何度かみにきます!
566
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/06(金) 03:16:05 ID:L0qbf7us
あげ
567
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/10(火) 04:50:05 ID:Kr3YYV2Y
あげ
568
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/14(土) 21:54:49 ID:XIPvFpgc
てす
569
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/16(月) 21:39:25 ID:3rj5tuw2
あげ
570
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/22(日) 10:53:17 ID:1eubbNmM
きーぷ
571
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 00:09:39 ID:rhyS1c0Y
ぬぉぁー
572
:
名無しがお送りします
:2013/12/23(月) 14:15:06 ID:.g4shVXw
まだかなぁ〜(*^^*)
573
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:07:36 ID:peMSiC9Q
〜二次試験 死の森前〜
アカリ「うわぁ、すごくおっきな森ー」
モリト「アカリ、ちゃんと前みて歩けよ」
モリト「危ないから」
アカリ「これならいいー?」ギンッ
モリト「こんなとこで使うなっつの」ゴン
アカリ「痛いー」
アカリ「タシカくん、モリトくんが意地悪するの」
タシカ「ははは、そうですねぇ」
モリト「お前の事なかれ主義も、ここまで貫かれるといっそ清々しいな、オイ」
タシカ「いえいえ、そんなことは」
カカシ「いやぁ、緊張って言葉を知らない子たちだ」
モリト「カカシ先生!」
574
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:16:57 ID:peMSiC9Q
カカシ「よ!」シュタ
カカシ「ごめんな、二人とも」
カカシ「モリトのやつを長く借りちゃって」
アカリ「ううん」
アカリ「前よりモリトくんのチャクラ、凄く楽しそうだもん」
アカリ「きっと、すっごく強くなったんでしょ?」
カカシ「チャクラが楽しそうね、いやはや」
カカシ「ま、強くなったのは間違いないよ」
カカシ「な?モリト」
モリト「いつまでもこいつらに負けてられないからな」
575
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:18:46 ID:peMSiC9Q
アカリ「ふふん、モリトくんだけが強くなったわけじゃないけどね!」
アカリ「ねー?タシカくん」
タシカ「ここでボクに振らないで下さいよ」
モリト(おい、オレがいない間に、アカリに変なことしてないだろうな?)
タシカ(一緒に修行した時も変化はなかったでしょう?)
タシカ(何もしてませんよ)
カカシ「はは、楽しそうで何よりだ」
カカシ「悪いが、テンテンはちょっと別の仕事ができちゃってね」
カカシ「見送りは俺だけだ」
アカリ「別のお仕事ってなんなの?」
カカシ「ま、たいしたことじゃないよ」
カカシ「試験が円滑に行えるよう、準備してくれてるのさ」
576
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:22:11 ID:peMSiC9Q
カカシ「ま、心配ないようだし」
カカシ「俺は先に帰るとするかね」
アカリ「もう行っちゃうの?」
カカシ「どうせ中までは入れない」
カカシ「三人とも、無茶はしないで頑張れよ」
モリト「へっ、そんなの分かってるよ」
タシカ「お二人のフォローは任せて下さい」
アカリ「頑張ってきまーす」
カカシ「よろしい」ニッ
577
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:29:58 ID:peMSiC9Q
〜死の森 内部〜
テンテン「さーて」
テンテン「各自、手筈は確認してあるね?」
テンテン「上忍は出来るだけマンマークでマンセルごとの把握をすること」
テンテン「中忍はそれぞれ決められたエリア内を監視して」
テンテン「問題が発生したら、必ず連絡すること」
テンテン「後輩になる子達なんだから、優しく見守ってあげるのよ」
忍たち「はい!」
テンテン「じゃ、散開!」
テンテン「……はぁ」ピッ
テンテン「シカマル、やっぱ橙はいないよ」
テンテン「うん、そっちは任せていいんだよね?」
テンテン「おっけー、後で連絡ちょうだい」ピッ
テンテン「……まったく、本当に問題児なんだから、あの子ったら」
578
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:38:55 ID:m4TQ832U
〜???〜
橙「……はぁ」
橙「何が楽しくて、試験の運営なんかやらなきゃないないのよ」ガサッ
橙「ほんと、この一本がなきゃやってらんないわ」カチン
橙「……」シュボッ
シカマル「なーにやってんだ、馬鹿野郎」スッ
橙「あっ!私の煙草!」
シカマル「ったく、まだ子供の癖に変なもの覚えやがって」
橙「私はもう大人よ、失礼ね」
シカマル「大人は仕事サボってこんなとこで煙草吸わねーんだよ」
橙「嘘ばっかり」
シカマル「とにかく、こんなことやってるうちは子供だ、子供」
579
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:43:29 ID:m4TQ832U
シカマル「なんで集合場所に行かないんだ?」
橙「……だって、面倒じゃない」
橙「私がいなくたって、あれだけ人がいれば大丈夫よ」
橙「……なんでおじさんにはいつも見つかっちゃうのかしら」
シカマル「簡単だ」
シカマル「俺がサボるなら、たぶんここに来るってだけだ」
橙「……ふーん」
橙「何でもお見通しってこと」
シカマル「残念ながら、そうだな」
シカマル「いつまでもそんな態度じゃ、猿飛の名が泣くぜ?」
580
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:53:36 ID:m4TQ832U
橙「猿飛なんて知らないわ」
橙「私は夕日橙、夕日紅の一人娘」
シカマル「父さんが聞いたら泣くぜ?」
橙「知らないわよ」
橙「私が生まれる前に死んじゃった人なんて」
シカマル「……」
橙「お母さんは、猿飛アスマのせいでずっと辛そうにしてた」
橙「早く忘れちゃえばいいのに、バカみたい」
シカマル「……そんだけ、凄い人だったんだよ、アスマは」
橙「……知らない」
橙「お母さんのことを苦しめる人なんて、知らない!」
シカマル「……」
581
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:58:22 ID:m4TQ832U
橙「……ずっと嫌だった」
橙「あなたは猿飛の、三代目火影の孫で」
橙「最強の忍、猿飛アスマの娘だって」
橙「そういう度、お母さんは泣きそうな顔してた」
橙「周りの大人も猿飛猿飛って」
橙「私が何を出来ても猿飛の血がって」
橙「……私は、猿飛の娘じゃない、橙よ」
橙「……」
シカマル「……わりーな、俺たち大人がお前を苦しめたんだ」
シカマル「いつもいつも、大人は子供の言うことを分かってやれねー」
シカマル「……昔は俺たちも子供だったはずなのにな」
橙「……おじさんは違うよ」
橙「他の大人とは、違う」
582
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:03:57 ID:m4TQ832U
橙「いつも、私を私として見てくれるのはお母さんとおじさんだけ」
橙「ねぇ、お…シカマルさん」
橙「私、ちゃんと大人になったよ?」
橙「だから……」
シカマル「わりーが、お前を助けるのは俺の仕事じゃねー」
シカマル「奥さんも子供もいるんでな」
橙「いいよ、関係ない」
橙「バレないようにするから」
シカマル「……変にねじくれちまって、本当によ」
シカマル「何でいつもいつも、俺の周りにはまともな女がいねーんだ」
橙「私はまともだよ?」
シカマル「俺はてめーがおしめつけてる時から知ってんだよ」
シカマル「いい加減諦めて普通の恋愛しやがれ」
583
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:08:07 ID:m4TQ832U
橙「嫌よ」
橙「私のことをちゃんと見てくれる人なんて、全然いないもの」
シカマル「俺はあくまで保護者として、面倒みてるだけだっつーの」
シカマル「ったく、さっきまで凹んでたかと思えば、すぐにこんな話にしやがって」
橙「ふふ、木の葉一の幻術使いの娘だもんね」
橙「幻惑は得意なんだから」
シカマル「……女って、マジこえー」
橙「ま、おじさんはゆっくり攻略するからいいよ」
シカマル「頼むから諦めてくれよ、マジで」
橙「嫌でーす」
橙「それじゃ、おじさんの顔を立てて少しだけ手伝いしてくるね」シュッ
シカマル「……はぁ、疲れる」
584
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:12:49 ID:m4TQ832U
〜木の葉の里 茶屋〜
香燐「あら、紅さん」
紅「香燐ちゃん、どうしたの?」
香燐「いや、偶然通りかかっただけだけど」
香燐「何してるの?」
紅「ふふ、新しいお菓子の宣伝」
香燐「また作ったんだ」
紅「お花とお茶菓子が、ここの売りだからね」
紅「香燐ちゃんも、おひとつどうぞ」
香燐「いいの?」
紅「ええ」
紅「ちょっとおばさんの話し相手になってくれるなら、ね?」
香燐「おばさんなんて、そんなに綺麗で若々しいくせに」
585
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:17:06 ID:m4TQ832U
香燐「ま、そんなことでいいなら遠慮なく」パク
香燐「うま!これ超うま!」
紅「あら、嬉しいわ」
紅「はい、お茶もどうぞ」
香燐「いただきまーす」
香燐「あー、ここ通ってよかったわ」
紅「……」
香燐「どうかした?」
紅「いえ」
紅「ただ、シカマルが怒られたって言っていたから」
香燐「……」
香燐「どっちかっていうと、ナルトに怒ったんだけどね」
紅「許せない?」
香燐「紅さんは、タシカの事情を知ってる?」
紅「ええ」
586
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:24:39 ID:m4TQ832U
紅「シカマル、何て言ってた?」
香燐「え?」
紅「タシカちゃんのこと」
香燐「…あいつも納得してることだって」
紅「ふふ、やっぱり格好つけてる」
香燐「え?」
紅「ナルト、……火影様も多分同じことを言ったのね」
紅「香燐ちゃん、あの二人はね」
紅「嘘をついてるの」
香燐「嘘?」
紅「ええ」
紅「火影様は最後までタシカちゃんを他の里に送ることを反対していたし」
紅「シカマルも自分の子供を人質になんてさせたくなかったのよ」
587
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:57:40 ID:m4TQ832U
香燐「どういうこと……?」
紅「その理由が私に関係があるから」
紅「だから、そのうち私から説明しに行こうと思っていたの」
香燐「紅さんに?」
紅「……本当はね」
紅「人質になるのは、私の娘」
紅「橙のはずだったの」
香燐「……うそ」
紅「本当よ」
紅「橙は三代目火影の孫、他の国からすれば、人質に最適よね」
紅「現火影にしてみても、本当なら関係のない子供で済ませられるって喜んでもおかしくないわ」
紅「……あの二人は違ったけれど」
香燐「そんな……」
588
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:58:14 ID:m4TQ832U
ごめん、この後のとこ調整する。
またのー
589
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/25(水) 21:49:59 ID:Jpw8/yHU
乙
590
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 20:49:42 ID:T1KRdn8E
乙〜
591
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 21:03:50 ID:8jaIT2P6
お疲れ様です♪
592
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/06(月) 06:05:50 ID:pinAEDwI
支援
593
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/07(火) 15:38:56 ID:dfZu8Veo
あげ
594
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/12(日) 01:55:38 ID:PmKDx7pw
保守
595
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/16(木) 01:10:29 ID:FP4Ux/6M
支援
596
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/16(木) 20:41:04 ID:PkFi5T2.
あげ
597
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/21(火) 01:09:45 ID:Bt4RWoLo
支援
598
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/21(火) 10:30:29 ID:12c85AJU
あげ
599
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/22(水) 17:28:02 ID:noDtGfzs
あげ
600
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/23(木) 18:06:43 ID:LAr5MnGI
ぬはぁ
601
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/26(日) 22:16:00 ID:ZvR4wxw2
あげ
602
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/04(火) 14:29:00 ID:Q3mXMYIQ
支援
603
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/06(木) 00:25:41 ID:civmRrgI
あげ
604
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/08(土) 18:45:16 ID:QQ0CMaQU
ぬるぽ
605
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/10(月) 07:20:17 ID:Ne9yyiZc
マルフォイ
606
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/15(土) 21:34:29 ID:kEb9ycSM
書いてくれないかぁ
607
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/17(月) 11:03:03 ID:AtcQtj4I
あげ
608
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/25(火) 08:02:57 ID:Supn0GBE
待つ
609
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/27(木) 14:50:22 ID:Z5vZds9k
あげ
610
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/02(日) 11:35:47 ID:clW89eXE
あげ
611
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/07(金) 03:32:03 ID:A/jSbdA2
ガチで雪で死んだんじゃないか
612
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/07(金) 12:35:06 ID:c7KRccDM
あげ
613
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/13(木) 22:32:37 ID:FBWnoQi6
605わろたwww
614
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/14(金) 20:42:53 ID:gAQ7MbEI
あげ
615
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/27(木) 02:19:30 ID:xqeY86F.
あげ
616
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/31(月) 19:01:14 ID:ZrN.58UA
>>611
生きておられますよ。
617
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/12(土) 09:48:13 ID:1IupXeL6
あげ
618
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 00:11:20 ID:3rzT5PFk
あげ
619
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 10:11:31 ID:7PmqZWjI
あげ
620
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/11(日) 11:29:50 ID:ViMdkwRU
あげ
621
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 09:52:47 ID:B6TzvBHY
あげ
622
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/25(日) 11:21:04 ID:M49L4Zyo
あげ
623
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/25(日) 11:21:46 ID:M49L4Zyo
支援
624
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/02(月) 11:47:51 ID:OJWAo5U2
あげ
625
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/08(日) 20:58:19 ID:se3kniXY
続きまだかな〜
626
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/10(火) 14:01:53 ID:J2GjrKKA
あげ
627
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/11(水) 00:12:44 ID:Q3JBpatQ
あげ
628
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/15(日) 14:43:42 ID:ag1ty9ZA
あげ
629
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/17(火) 11:32:02 ID:ZinBxQvE
あげー
630
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/21(土) 20:08:25 ID:VsTTvA4k
あげ
631
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/02(水) 21:49:41 ID:uRScrTVI
あげ
632
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/13(日) 23:41:29 ID:z34OaU1I
あげ
633
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/16(水) 20:07:12 ID:Mg56ODzE
あげ
634
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/01(金) 23:27:13 ID:nHfFpxIg
保守
635
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 02:35:30 ID:P5U.Uz9U
あげ
636
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/10(日) 03:36:30 ID:G2CBwMl6
頑張って下さい!( ̄▽ ̄)ゞ
637
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/10(日) 13:34:56 ID:IadzNT2g
おねがいしまーーす!!
638
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/19(火) 20:11:03 ID:SDAdKSXk
あげ
639
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/09/07(日) 14:53:59 ID:.hLpRixQ
おちてる?
640
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/09/07(日) 14:54:30 ID:.hLpRixQ
落ちてない!なんと
641
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/07(日) 15:44:23 ID:sfG91aY.
>>640
逃がさんぞ!はよ書いてくれ!
642
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/09/08(月) 22:04:48 ID:8loBaNH.
〜死の森〜
アカリ「くらいねぇ」
タシカ「外とは雰囲気も違いますし」
タシカ「これは確かに怖いかも」
モリト「お、びびってんの?」
タシカ「はい、ビビってます」
タシカ「というわけで、モリトさん先頭お願いします」
モリト「自分が嫌だからって体良く押し付けるなよ」
タシカ「だって、ここ嫌ですよ」
タシカ「目の前の三つ、無視した方がいいんですよね?」
」
643
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/09/08(月) 22:06:52 ID:8loBaNH.
アカリ「うん、やめとこうよ」
アカリ「私たち、ただでさえ警戒されてるんだし」
アカリ「どうせなら、一組でも多く最後まで残って欲しいもん」
モリト「ま、我らがアカリ姫の仰せだぜ?」
モリト「いっそあいつらにも教えてやったらいいんじゃないか?」
モリト「一人一組、やれんだろ?」
タシカ「やれると思いますけど」
モリト「んじゃ、敵わないってところをサクッとさ」
アカリ「だから、余計な戦いはしないの」
アカリ「仮に私たちがとんでもなく強くなっても」
アカリ「他の忍が一人もいなくなっちゃったら、意味ないでしょ」
644
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/12(金) 19:58:46 ID:CZjzwaVM
乙
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板