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ナルト「そろそろヒナタと結婚して…」
544
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/11/20(水) 22:29:03 ID:yxHaFXG2
見てるよー
頑張れ
545
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:01:56 ID:r/JTCHU.
テンテン「ま、あんたたちが比較的素直で良かったわ」
テンテン「モリトもなんだかんだいって、面倒見いいもんね」
モリト「んなことねーし」
テンテン「照れるな照れるな」
モリト「照れてねーよ!」
アカリ「モリトくんはお兄ちゃんみたいなものだからね」
タシカ「小さい頃からずっと一緒ですもんね」
アカリ「そうだよ」
アカリ「生まれた時から一緒だよね!」
モリト「……とにかく」
モリト「アカリとタシカは強い」
モリト「それは認めてる」
テンテン「……へー」
モリト「んだよ」
546
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:12:25 ID:r/JTCHU.
テンテン「なんか、モリトがそうやって認めるなんて珍しいなって」
モリト「……見栄張っても、なんもかわらねーからな」
タシカ「買い被りだと思いますけどね」
アカリ「そうだよ」
アカリ「一番強いよ、モリトくんは」
アカリ「わたしとタシカくんより、ずっと」
モリト「お世辞なんか言うんじゃねーよ」
アカリ「ね?タシカくん」
タシカ「はい」
タシカ「……まあ、それがわかった時」
タシカ「モリトさんはモリトさんじゃないかもしれませんけど」
テンテン「…不安要素は君かもね」
タシカ「おやおや」
547
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:14:35 ID:r/JTCHU.
テンテン「ま、いいや」
テンテン「モリト、とりあえず納得出来るまでカカシ先生に教わってきなさい」
テンテン「きっと、その方があんたの為になる」
テンテン「後の二人は、まず実力を測るわよ」
モリト「……へーい」
アカリ「なにするの?」
タシカ「お手柔らかにお願いします」
テンテン「さ、二次と本試験までに」
テンテン「やれることは全部やるよー!」
アカリ「おー!」
タシカ「はい」
モリト「…うす」
548
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:17:55 ID:r/JTCHU.
〜火影執務室〜
ナルト「……」カリカリ
香燐「はいるわよー」
ナルト「…香燐さん、ノックくらいしてほしいってばよ」
香燐「なによ」
香燐「どうせヒナタといちゃつくのを見るくらいじゃない」
香燐「そんなのもう慣れっこだからいいわ」
ナルト「で?どうしたんだってばよ」
香燐「タシカについて」
香燐「あんたと話しておかなきゃとおもってね」
ナルト「?何かあったのか?」
香燐「これ、見てちょうだい」ピラ
ナルト「?」
香燐「あの子の経歴を洗ってたの」
549
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:24:59 ID:r/JTCHU.
香燐「あいつ、ただの下忍じゃないわね」
香燐「いや、違う」
香燐「わざと下忍のままで居させたでしょ」
ナルト「……相変わらず鋭いよなぁ」
香燐「そもそも、今の時代に」
香燐「暗部経験のある下忍がいるもんですか」
ナルト「…そりゃそうか」
ナルト「そうだってばよ」
ナルト「我愛羅と話し合って決めた」
ナルト「本当ならモリトと同じ時期で中忍試験を受けさせる予定だったからな」
香燐「その実力はあるってことね」
ナルト「多分、アカリとは別のタイプの天才だ」
香燐「まああの子も早くには受けられたでしょうけど」
550
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:29:15 ID:r/JTCHU.
ナルト「人中力の子供だ、嫌でも目立つ」
ナルト「だから、敢えて普通の子供たちと同じ進度ですすめてるんだってばよ」
ナルト「じゃなきゃ、大名連中の駒にされかねねぇ」
香燐「それは分かってる」
香燐「今は戦時じゃないもの、早く中忍になる必要はないわ」
香燐「でも、タシカは違う」
香燐「血縁者ではあるけど、影にも関わらず」
香燐「大戦の立役者だけど、危険視されたわけでもない父親」
香燐「それが、何故こんなに壮絶な経歴を持つことになるのよ」
ナルト「……」
香燐「砂の暗部、さらには薬物調合ライセンスも持ってて」
香燐「それに……」
ナルト「タシカは」
ナルト「…あいつは言わば人質なんだ」
香燐「人質?」
551
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:35:00 ID:r/JTCHU.
ナルト「大戦が終わって、オレが火影になった時」
ナルト「木の葉と砂で、結構揉めたってばよ」
ナルト「覚えてるだろ?」
香燐「ええ」
香燐「散々他里と協議したわね」
ナルト「人柱力ってのは、まだ恐れられたままだ」
ナルト「時間がたっても、それは変わらねぇ」
香燐「……ま、あんたの力が無かったら大戦は負けてた」
香燐「ヒーローは、敵が居なければただの脅威だものね」
ナルト「そん時に目をつけられたのがシカマルとテマリさんだ」
ナルト「あの二人が結婚したのが遅かったのは」
ナルト「……二人の子供が、オレとサスケの子供を監視できるようにするためだ」
552
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:44:42 ID:r/JTCHU.
香燐「……どういうことよ」
ナルト「あの二人は、お互い里が違う」
ナルト「砂側は木の葉に負い目があるし、木の葉がそれを口実に砂を飲み込む可能性を」
ナルト「他の里が主張したってばよ」
ナルト「もちろん、オレも説得したけど」
ナルト「聞き入れてはもらえなかった」
ナルト「その時、テマリさんが言ったんだ」
ナルト「自分がシカマルと結婚するってさ」
香燐「……つまり」
香燐「政略結婚ってこと?」
ナルト「ああ」
553
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:50:57 ID:r/JTCHU.
ナルト「二人が子供を作らなかったのは、アカリが生まれるまで待ったからだ」
香燐「意味が分からない」
ナルト「危険視されたのは、やっぱり人柱力の子供ってことだってばよ」
ナルト「アカリが試験を受けるとき、一緒に受けられるように」
ナルト「そして、場合によってはモリトも監視できるように」
ナルト「モリトと受けた時は、あいつが落とされる予定だった」
ナルト「飛び級でうければ、落とされても変にごねられない」
香燐「……そんな勝手な理屈で」
ナルト「……」
ナルト「そのために、タシカは小さい頃からひたすら修行させられてたってばよ」
ナルト「サスケがモリトに何も教えないようにしてるのは知ってるだろ?」
香燐「それは、写輪眼の力なんて無くていいからって…」
ナルト「それもあるけど」
554
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 18:53:36 ID:r/JTCHU.
ナルト「モリトが自分で力を制御出来るようになるまで、力を強くし過ぎないようにする為だ」
ナルト「そうすれば、かつての自分みたいにならずにすむし」
ナルト「……なにより、タシカの負担が減る」
香燐「……ウチ、何も聞いてない」
ナルト「オレが口止めしたんだ」
ナルト「香燐さんなら、絶対止めただろ」
香燐「当たり前よ!」
香燐「酷すぎるじゃない」
香燐「ナルト、あんたは夢の為に一人の子供の未来を犠牲にしたことになるのよ!?」
ナルト「……」
香燐「何とか言いなさいよ!」
シカマル「……そっから先は、俺が説明してやるよ」
ナルト「……!シカマル」
シカマル「悪い、聞かない方がいいとは思ったけどよ」
555
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 19:07:00 ID:r/JTCHU.
シカマル「ナルトは確かに危険視されていた」
シカマル「だが、火の国自体はナルトが火影になることを、むしろ歓迎してたんだ」
シカマル「他の国より優位に立つための材料としてな」
香燐「…」
シカマル「だが、このままだと大きな軋轢を生む」
シカマル「ナルトが火影になるのは俺も一番いいと思ったからな」
シカマル「だから、木の葉の暴走を止める楔として、タシカを選んだ」
シカマル「木の葉にも砂にも縁があり、なおかつ他の里も納得させるため」
シカマル「あいつは定期的に他里に出されては人質として預けられた」
香燐「あんたはそれでよかった訳?」
シカマル「里の絆の為だ」
シカマル「木の葉と砂が連携して侵略行為を行わないというアピールのために」
シカマル「本試験も総合評価制に変えて、忍の練度も大幅に下げた」
香燐「……それでも!」
香燐「いくら親だって、子供の人生全てを決めていいわけじゃない!」
556
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 19:11:16 ID:r/JTCHU.
香燐「そんな大人の都合に振り回されて」
香燐「タシカがどれだけ傷付いたと思う?」
香燐「子供らしい楽しみよりも先に忍術を叩き込むなんて、正気じゃないわ」
シカマル「……あいつも納得していることだ」
香燐「そんなはずないでしょう!」
香燐「親のあんたが、一番分かってるくせに」
ナルト「……とにかく、タシカの経歴に関しては理由があるし」
ナルト「あいつは今まで通り上手くやってくれる」
ナルト「香燐さんはモリトのことだけ気にしてやってくれ」
香燐「……!」
シカマル「……」
ナルト「……」
557
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 19:16:51 ID:r/JTCHU.
香燐「見損なったわよ、ナルト」
香燐「あんたが、大人の都合で、振り回され続けたあんだが」
香燐「子供の世代までそれを繰り返すなんて」
香燐「……」
香燐「いいわ、ウチはウチのやりたいようにするから」バンッ
シカマル「……おっかねぇ」
ナルト「言っても分かってもらえる話じゃないってばよ」
ナルト「それに、事実だからな」
シカマル「……」
シカマル「それもそろそろ終わる」
シカマル「だいぶ草案もまとまったんで、その報告だ」
ナルト「ってことは」
シカマル「ああ」
シカマル「あいつらには、これの第一世代になってもらわなきゃな」
558
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/23(土) 19:18:17 ID:r/JTCHU.
ここまで。
話進まなすぎてやばい。でも、ちょい黒いお話出せたんでよし。
進行遅いけど、最後まで支援よろしくお願いします。
またのー
559
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/11/25(月) 08:53:04 ID:IYikuL7E
みてるぞー
頑張れー!
560
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/11/25(月) 16:09:23 ID:s.OHrp8U
そろそろパンツ脱ぐ展開か?
561
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/26(火) 03:51:44 ID:z/8D/V4E
>>560
このSSはエロ要素無しですぜ。
パンツは履いておきな。
562
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/27(水) 18:56:48 ID:3ngv4B3o
あげ
563
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/11/27(水) 18:57:20 ID:3ngv4B3o
表示がおかしくなってしまったぞ
564
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/03(火) 20:59:34 ID:hJx9tvD2
がんばれ
565
:
万華鏡さん
:2013/12/04(水) 13:13:07 ID:CylhWpQY
これ面白いです!この前の作品も見させていただきました!がんばってください!これからも何度かみにきます!
566
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/06(金) 03:16:05 ID:L0qbf7us
あげ
567
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/10(火) 04:50:05 ID:Kr3YYV2Y
あげ
568
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/14(土) 21:54:49 ID:XIPvFpgc
てす
569
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/16(月) 21:39:25 ID:3rj5tuw2
あげ
570
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/22(日) 10:53:17 ID:1eubbNmM
きーぷ
571
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/23(月) 00:09:39 ID:rhyS1c0Y
ぬぉぁー
572
:
名無しがお送りします
:2013/12/23(月) 14:15:06 ID:.g4shVXw
まだかなぁ〜(*^^*)
573
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:07:36 ID:peMSiC9Q
〜二次試験 死の森前〜
アカリ「うわぁ、すごくおっきな森ー」
モリト「アカリ、ちゃんと前みて歩けよ」
モリト「危ないから」
アカリ「これならいいー?」ギンッ
モリト「こんなとこで使うなっつの」ゴン
アカリ「痛いー」
アカリ「タシカくん、モリトくんが意地悪するの」
タシカ「ははは、そうですねぇ」
モリト「お前の事なかれ主義も、ここまで貫かれるといっそ清々しいな、オイ」
タシカ「いえいえ、そんなことは」
カカシ「いやぁ、緊張って言葉を知らない子たちだ」
モリト「カカシ先生!」
574
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:16:57 ID:peMSiC9Q
カカシ「よ!」シュタ
カカシ「ごめんな、二人とも」
カカシ「モリトのやつを長く借りちゃって」
アカリ「ううん」
アカリ「前よりモリトくんのチャクラ、凄く楽しそうだもん」
アカリ「きっと、すっごく強くなったんでしょ?」
カカシ「チャクラが楽しそうね、いやはや」
カカシ「ま、強くなったのは間違いないよ」
カカシ「な?モリト」
モリト「いつまでもこいつらに負けてられないからな」
575
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:18:46 ID:peMSiC9Q
アカリ「ふふん、モリトくんだけが強くなったわけじゃないけどね!」
アカリ「ねー?タシカくん」
タシカ「ここでボクに振らないで下さいよ」
モリト(おい、オレがいない間に、アカリに変なことしてないだろうな?)
タシカ(一緒に修行した時も変化はなかったでしょう?)
タシカ(何もしてませんよ)
カカシ「はは、楽しそうで何よりだ」
カカシ「悪いが、テンテンはちょっと別の仕事ができちゃってね」
カカシ「見送りは俺だけだ」
アカリ「別のお仕事ってなんなの?」
カカシ「ま、たいしたことじゃないよ」
カカシ「試験が円滑に行えるよう、準備してくれてるのさ」
576
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:22:11 ID:peMSiC9Q
カカシ「ま、心配ないようだし」
カカシ「俺は先に帰るとするかね」
アカリ「もう行っちゃうの?」
カカシ「どうせ中までは入れない」
カカシ「三人とも、無茶はしないで頑張れよ」
モリト「へっ、そんなの分かってるよ」
タシカ「お二人のフォローは任せて下さい」
アカリ「頑張ってきまーす」
カカシ「よろしい」ニッ
577
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:29:58 ID:peMSiC9Q
〜死の森 内部〜
テンテン「さーて」
テンテン「各自、手筈は確認してあるね?」
テンテン「上忍は出来るだけマンマークでマンセルごとの把握をすること」
テンテン「中忍はそれぞれ決められたエリア内を監視して」
テンテン「問題が発生したら、必ず連絡すること」
テンテン「後輩になる子達なんだから、優しく見守ってあげるのよ」
忍たち「はい!」
テンテン「じゃ、散開!」
テンテン「……はぁ」ピッ
テンテン「シカマル、やっぱ橙はいないよ」
テンテン「うん、そっちは任せていいんだよね?」
テンテン「おっけー、後で連絡ちょうだい」ピッ
テンテン「……まったく、本当に問題児なんだから、あの子ったら」
578
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:38:55 ID:m4TQ832U
〜???〜
橙「……はぁ」
橙「何が楽しくて、試験の運営なんかやらなきゃないないのよ」ガサッ
橙「ほんと、この一本がなきゃやってらんないわ」カチン
橙「……」シュボッ
シカマル「なーにやってんだ、馬鹿野郎」スッ
橙「あっ!私の煙草!」
シカマル「ったく、まだ子供の癖に変なもの覚えやがって」
橙「私はもう大人よ、失礼ね」
シカマル「大人は仕事サボってこんなとこで煙草吸わねーんだよ」
橙「嘘ばっかり」
シカマル「とにかく、こんなことやってるうちは子供だ、子供」
579
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:43:29 ID:m4TQ832U
シカマル「なんで集合場所に行かないんだ?」
橙「……だって、面倒じゃない」
橙「私がいなくたって、あれだけ人がいれば大丈夫よ」
橙「……なんでおじさんにはいつも見つかっちゃうのかしら」
シカマル「簡単だ」
シカマル「俺がサボるなら、たぶんここに来るってだけだ」
橙「……ふーん」
橙「何でもお見通しってこと」
シカマル「残念ながら、そうだな」
シカマル「いつまでもそんな態度じゃ、猿飛の名が泣くぜ?」
580
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:53:36 ID:m4TQ832U
橙「猿飛なんて知らないわ」
橙「私は夕日橙、夕日紅の一人娘」
シカマル「父さんが聞いたら泣くぜ?」
橙「知らないわよ」
橙「私が生まれる前に死んじゃった人なんて」
シカマル「……」
橙「お母さんは、猿飛アスマのせいでずっと辛そうにしてた」
橙「早く忘れちゃえばいいのに、バカみたい」
シカマル「……そんだけ、凄い人だったんだよ、アスマは」
橙「……知らない」
橙「お母さんのことを苦しめる人なんて、知らない!」
シカマル「……」
581
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 20:58:22 ID:m4TQ832U
橙「……ずっと嫌だった」
橙「あなたは猿飛の、三代目火影の孫で」
橙「最強の忍、猿飛アスマの娘だって」
橙「そういう度、お母さんは泣きそうな顔してた」
橙「周りの大人も猿飛猿飛って」
橙「私が何を出来ても猿飛の血がって」
橙「……私は、猿飛の娘じゃない、橙よ」
橙「……」
シカマル「……わりーな、俺たち大人がお前を苦しめたんだ」
シカマル「いつもいつも、大人は子供の言うことを分かってやれねー」
シカマル「……昔は俺たちも子供だったはずなのにな」
橙「……おじさんは違うよ」
橙「他の大人とは、違う」
582
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:03:57 ID:m4TQ832U
橙「いつも、私を私として見てくれるのはお母さんとおじさんだけ」
橙「ねぇ、お…シカマルさん」
橙「私、ちゃんと大人になったよ?」
橙「だから……」
シカマル「わりーが、お前を助けるのは俺の仕事じゃねー」
シカマル「奥さんも子供もいるんでな」
橙「いいよ、関係ない」
橙「バレないようにするから」
シカマル「……変にねじくれちまって、本当によ」
シカマル「何でいつもいつも、俺の周りにはまともな女がいねーんだ」
橙「私はまともだよ?」
シカマル「俺はてめーがおしめつけてる時から知ってんだよ」
シカマル「いい加減諦めて普通の恋愛しやがれ」
583
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:08:07 ID:m4TQ832U
橙「嫌よ」
橙「私のことをちゃんと見てくれる人なんて、全然いないもの」
シカマル「俺はあくまで保護者として、面倒みてるだけだっつーの」
シカマル「ったく、さっきまで凹んでたかと思えば、すぐにこんな話にしやがって」
橙「ふふ、木の葉一の幻術使いの娘だもんね」
橙「幻惑は得意なんだから」
シカマル「……女って、マジこえー」
橙「ま、おじさんはゆっくり攻略するからいいよ」
シカマル「頼むから諦めてくれよ、マジで」
橙「嫌でーす」
橙「それじゃ、おじさんの顔を立てて少しだけ手伝いしてくるね」シュッ
シカマル「……はぁ、疲れる」
584
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:12:49 ID:m4TQ832U
〜木の葉の里 茶屋〜
香燐「あら、紅さん」
紅「香燐ちゃん、どうしたの?」
香燐「いや、偶然通りかかっただけだけど」
香燐「何してるの?」
紅「ふふ、新しいお菓子の宣伝」
香燐「また作ったんだ」
紅「お花とお茶菓子が、ここの売りだからね」
紅「香燐ちゃんも、おひとつどうぞ」
香燐「いいの?」
紅「ええ」
紅「ちょっとおばさんの話し相手になってくれるなら、ね?」
香燐「おばさんなんて、そんなに綺麗で若々しいくせに」
585
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:17:06 ID:m4TQ832U
香燐「ま、そんなことでいいなら遠慮なく」パク
香燐「うま!これ超うま!」
紅「あら、嬉しいわ」
紅「はい、お茶もどうぞ」
香燐「いただきまーす」
香燐「あー、ここ通ってよかったわ」
紅「……」
香燐「どうかした?」
紅「いえ」
紅「ただ、シカマルが怒られたって言っていたから」
香燐「……」
香燐「どっちかっていうと、ナルトに怒ったんだけどね」
紅「許せない?」
香燐「紅さんは、タシカの事情を知ってる?」
紅「ええ」
586
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:24:39 ID:m4TQ832U
紅「シカマル、何て言ってた?」
香燐「え?」
紅「タシカちゃんのこと」
香燐「…あいつも納得してることだって」
紅「ふふ、やっぱり格好つけてる」
香燐「え?」
紅「ナルト、……火影様も多分同じことを言ったのね」
紅「香燐ちゃん、あの二人はね」
紅「嘘をついてるの」
香燐「嘘?」
紅「ええ」
紅「火影様は最後までタシカちゃんを他の里に送ることを反対していたし」
紅「シカマルも自分の子供を人質になんてさせたくなかったのよ」
587
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:57:40 ID:m4TQ832U
香燐「どういうこと……?」
紅「その理由が私に関係があるから」
紅「だから、そのうち私から説明しに行こうと思っていたの」
香燐「紅さんに?」
紅「……本当はね」
紅「人質になるのは、私の娘」
紅「橙のはずだったの」
香燐「……うそ」
紅「本当よ」
紅「橙は三代目火影の孫、他の国からすれば、人質に最適よね」
紅「現火影にしてみても、本当なら関係のない子供で済ませられるって喜んでもおかしくないわ」
紅「……あの二人は違ったけれど」
香燐「そんな……」
588
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2013/12/23(月) 21:58:14 ID:m4TQ832U
ごめん、この後のとこ調整する。
またのー
589
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/25(水) 21:49:59 ID:Jpw8/yHU
乙
590
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 20:49:42 ID:T1KRdn8E
乙〜
591
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2013/12/26(木) 21:03:50 ID:8jaIT2P6
お疲れ様です♪
592
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/06(月) 06:05:50 ID:pinAEDwI
支援
593
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/07(火) 15:38:56 ID:dfZu8Veo
あげ
594
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/12(日) 01:55:38 ID:PmKDx7pw
保守
595
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/16(木) 01:10:29 ID:FP4Ux/6M
支援
596
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/16(木) 20:41:04 ID:PkFi5T2.
あげ
597
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/21(火) 01:09:45 ID:Bt4RWoLo
支援
598
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/21(火) 10:30:29 ID:12c85AJU
あげ
599
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/22(水) 17:28:02 ID:noDtGfzs
あげ
600
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/23(木) 18:06:43 ID:LAr5MnGI
ぬはぁ
601
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/01/26(日) 22:16:00 ID:ZvR4wxw2
あげ
602
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/04(火) 14:29:00 ID:Q3mXMYIQ
支援
603
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/06(木) 00:25:41 ID:civmRrgI
あげ
604
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/08(土) 18:45:16 ID:QQ0CMaQU
ぬるぽ
605
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/10(月) 07:20:17 ID:Ne9yyiZc
マルフォイ
606
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/15(土) 21:34:29 ID:kEb9ycSM
書いてくれないかぁ
607
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/17(月) 11:03:03 ID:AtcQtj4I
あげ
608
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/25(火) 08:02:57 ID:Supn0GBE
待つ
609
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/02/27(木) 14:50:22 ID:Z5vZds9k
あげ
610
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/02(日) 11:35:47 ID:clW89eXE
あげ
611
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/07(金) 03:32:03 ID:A/jSbdA2
ガチで雪で死んだんじゃないか
612
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/07(金) 12:35:06 ID:c7KRccDM
あげ
613
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/13(木) 22:32:37 ID:FBWnoQi6
605わろたwww
614
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/14(金) 20:42:53 ID:gAQ7MbEI
あげ
615
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/27(木) 02:19:30 ID:xqeY86F.
あげ
616
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/03/31(月) 19:01:14 ID:ZrN.58UA
>>611
生きておられますよ。
617
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/12(土) 09:48:13 ID:1IupXeL6
あげ
618
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/04/21(月) 00:11:20 ID:3rzT5PFk
あげ
619
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/07(水) 10:11:31 ID:7PmqZWjI
あげ
620
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/11(日) 11:29:50 ID:ViMdkwRU
あげ
621
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/21(水) 09:52:47 ID:B6TzvBHY
あげ
622
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/25(日) 11:21:04 ID:M49L4Zyo
あげ
623
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/05/25(日) 11:21:46 ID:M49L4Zyo
支援
624
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/02(月) 11:47:51 ID:OJWAo5U2
あげ
625
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/08(日) 20:58:19 ID:se3kniXY
続きまだかな〜
626
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/10(火) 14:01:53 ID:J2GjrKKA
あげ
627
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/11(水) 00:12:44 ID:Q3JBpatQ
あげ
628
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/15(日) 14:43:42 ID:ag1ty9ZA
あげ
629
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/17(火) 11:32:02 ID:ZinBxQvE
あげー
630
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/06/21(土) 20:08:25 ID:VsTTvA4k
あげ
631
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/02(水) 21:49:41 ID:uRScrTVI
あげ
632
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/13(日) 23:41:29 ID:z34OaU1I
あげ
633
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/07/16(水) 20:07:12 ID:Mg56ODzE
あげ
634
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/01(金) 23:27:13 ID:nHfFpxIg
保守
635
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/04(月) 02:35:30 ID:P5U.Uz9U
あげ
636
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/10(日) 03:36:30 ID:G2CBwMl6
頑張って下さい!( ̄▽ ̄)ゞ
637
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/10(日) 13:34:56 ID:IadzNT2g
おねがいしまーーす!!
638
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/08/19(火) 20:11:03 ID:SDAdKSXk
あげ
639
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/09/07(日) 14:53:59 ID:.hLpRixQ
おちてる?
640
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/09/07(日) 14:54:30 ID:.hLpRixQ
落ちてない!なんと
641
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/07(日) 15:44:23 ID:sfG91aY.
>>640
逃がさんぞ!はよ書いてくれ!
642
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/09/08(月) 22:04:48 ID:8loBaNH.
〜死の森〜
アカリ「くらいねぇ」
タシカ「外とは雰囲気も違いますし」
タシカ「これは確かに怖いかも」
モリト「お、びびってんの?」
タシカ「はい、ビビってます」
タシカ「というわけで、モリトさん先頭お願いします」
モリト「自分が嫌だからって体良く押し付けるなよ」
タシカ「だって、ここ嫌ですよ」
タシカ「目の前の三つ、無視した方がいいんですよね?」
」
643
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/09/08(月) 22:06:52 ID:8loBaNH.
アカリ「うん、やめとこうよ」
アカリ「私たち、ただでさえ警戒されてるんだし」
アカリ「どうせなら、一組でも多く最後まで残って欲しいもん」
モリト「ま、我らがアカリ姫の仰せだぜ?」
モリト「いっそあいつらにも教えてやったらいいんじゃないか?」
モリト「一人一組、やれんだろ?」
タシカ「やれると思いますけど」
モリト「んじゃ、敵わないってところをサクッとさ」
アカリ「だから、余計な戦いはしないの」
アカリ「仮に私たちがとんでもなく強くなっても」
アカリ「他の忍が一人もいなくなっちゃったら、意味ないでしょ」
644
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/12(金) 19:58:46 ID:CZjzwaVM
乙
645
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/28(日) 00:50:46 ID:9EzSIakc
ほしゅ
646
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/09/28(日) 17:52:00 ID:34AE/MNg
まじかよ帰ってきたのかよまじかよ
パンツ脱いだ
647
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/01(水) 20:49:21 ID:dzKzE6Iw
続きをお願いします
648
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/05(日) 14:43:26 ID:940wUKHA
あげ
649
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/05(日) 21:11:48 ID:940wUKHA
エレ速にもいつのまにかまとめられとるね。
あそこはやっぱり若干コメ厳しいけどなー。
ま、注意してくれる人ほどしっかり読んでくれてるんだけどね。
650
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 17:14:49 ID:wFxcRdBs
モリト「そうかなぁ」
アカリ「え?」
モリト「いや、仮に俺たちが一番強い忍になって」
モリト「他の奴らが戦う気もなくしちまえば」
モリト「それって平和になるんじゃねーの?」
タシカ「まぁ、言うだけならそうなりますよね」
アカリ「あはは、うん、まあね」
モリト「……わーってるよ、だからそんな目で見んなって」
モリト「はいはい、そしたら俺たち三人とも世界の敵になっちまうもんな」
アカリ「……そしたら、みんなずっと一緒にいられるかもね」
モリト「へ?」
651
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 17:27:42 ID:wFxcRdBs
アカリ「ううん、なんでもない」
アカリ「みんなで一緒の方が楽しいってこと」
アカリ「それだけ!」
タシカ「…さて、それでは差し当たってどうしますかね」
モリト「どうするって?」
タシカ「僕らのせいで、この付近の緊迫感が」
モリト「なるほど」
モリト「とりあえずはあんまり刺激しないでおくか、揉めたくねぇし」
モリト「アカリに怒られたくもねぇしな」
アカリ「うっふふー」
モリト「水場とか探しますかねぇ」
???(よし、早々に決めるぞ)
???(あいつ上手くやってくれるよね?)
???(……多分)
???(先生に言われないようにしないと、だね)
652
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 17:32:48 ID:wFxcRdBs
アカリ「あ、それとねモリトくん」
モリト「ん?」
アカリ「実はこの前……!」ギンッ
モリト「!!、タシカ!」
タシカ「はい!」ガシッ
タシカ「アカリさん、伏せますよ!」
アカリ「え、ちょっと!」
モリト「火遁!鳳仙火!」
???「へぇ、木の葉の姫君の護衛は、なかなか優秀みたいじゃないか」
???「かかっ、みてーだな」
???「……既知」
653
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 17:34:49 ID:wFxcRdBs
モリト「おいおい、いくらなんでもひでぇんじゃねぇか?」ジャラ
モリト「爆砕輪なんて、許可されてねぇだろうが」
???「いやぁごめんごめん」
???「持ってきたものに紛れてたみたいだ」
モリト「けっ、白々しいこって」
アカリ「タシカくん、わたしも戦えるよう」
タシカ「いいえ、あなたを戦わせる訳にはいきません」
タシカ「モリトさん、恐らくカカシ先生が言っていたのは」
モリト「ああ、こいつらだろうな」
モリト「気に食わねぇ匂いだ」
654
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 17:44:19 ID:wFxcRdBs
〜森に入る前〜
カカシ「あ、そうだった」
モリト「?」
カカシ「おーいタシカ、モリトも一緒に来てくれ」
カカシ「少し話がある」
タシカ「なんですか?」
カカシ「アカリには聞かせたく無い」ボソ
カカシ「向こうで落ち合おう」ボソ
モリト「?まあ分かった」
タシカ「了解です」
655
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 17:44:50 ID:wFxcRdBs
モリト「で?何なんだ?」
カカシ「アカリはずっと前から色々な組織に狙われていた」
カカシ「それは二人とも知っているね?」
モリト「……ああ」
タシカ「モリトさんも、そちら側の立場ですが」
カカシ「まあ現状は、写輪眼を扱うことの危険性は他の里も重々承知している」
カカシ「昔に比べれば、うちはに手を出そうとする者は減ったよ」
カカシ「でも、アカリは別だ」
カカシ「大戦の英雄、現火影の娘であり」
カカシ「人柱力の子だ」
モリト「……そんなに、人柱力ってのは問題なのか?」
モリト「あいつのことはずっと昔から知ってる」
モリト「ちょっと強いだけの、普通の人間だ」
656
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 17:49:25 ID:wFxcRdBs
カカシ「木の葉にいる人は全員知っているさ」
カカシ「ただ、それでもその力を求める」
カカシ「また政治的に利用しようとする連中がいるんだ」
カカシ「ナルトとサスケは上手くやった、ただお互いが受け入れられるために、それぞれ犠牲にした」
モリト「犠牲?」
カカシ「サスケは輪廻眼を封印し、ナルトは尾獣を恐ろしい兵器ではなく一つの種として受け入れさせた」
カカシ「うちはマダラによって、未だ他里ではうちはは恐怖の対象なのに対して」
カカシ「ナルトは自分の力を全力で使いにくい環境を作ってしまった」
657
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 17:53:03 ID:wFxcRdBs
タシカ「今の火影様は、大戦の頃のように力を使うことができない」
タシカ「それならば、その子供を手に入れるのは難しいことではない、と?」
カカシ「あの大戦とはちがって、全てをかけて戦うわけにはいかないし」
カカシ「そういうわけだから、俺たちもできる限りは見てきたわけだ」
カカシ「ただ、ここにきて他里から木の葉の試験運営について文句が出ている」
カカシ「森の中では、お前たちを完全には見てやれない
モリト「つまり、あいつを守れってことだろ?」
モリト「いつものことじゃねーか」
タシカ「いえ、それならわざわざボクらを呼んだりはしないでしょう」
カカシ「……ま、その通りだ」
658
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 17:56:28 ID:wFxcRdBs
カカシ「お前たち二人なら、きっと刺客かそうでないかは気付けると思う」
カカシ「受験者は厳正に審査した、圧倒的に強い者の侵入は出来ないはずだ」
カカシ「俺やシカマル、テンテンみんなで森への外部からの侵入者なら排除することもできる」
カカシ「ことは政治だ、俺たち大人は動きがとりにくい」
カカシ「そこで、お前たちに頼みたいのは」
カカシ「絶対に、刺客とアカリを戦わせるな」
659
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 18:01:47 ID:wFxcRdBs
モリト「なんでだよ?」
モリト「あいつだって弱くない、力を合わせれば……」
タシカ「アカリさんには、ボクも知らされていない何かがあるのですか?」
モリト「なんだ、それ」
カカシ「今のところはナルトが警戒を促しているくらいだよ」
カカシ「でも、もし本当にそうだとしたら」
カカシ「アカリの力で、またもう一度忍界大戦が起こる」
カカシ「そのためにも、二人の力を貸して欲しい」
タシカ「いざとなれば?」
カカシ「……モリトにはアカリを連れて逃げてもらうことになる」
タシカ「了解です」
モリト「あ?どういうことだよ」
モリト「何の話だ?」
660
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 18:04:43 ID:wFxcRdBs
タシカ「いいえ、大したことではありません」
タシカ「ボクも傀儡を用意しておかないと」
カカシ「とにかく、モリトはアカリを助けてやってくれ」ポン
カカシ「あ、それとゴールはあまり早くしないでくれ」
モリト「どうして?」
タシカ「他の参加者が、安全に逃げる口実のためですね」
タシカ「合格にしろ失格にしろ、森を出れば安全です」
カカシ「そういうこと」
カカシ「何もなければそれでいい、何かあればすぐに俺たちを呼ぶんだ」
カカシ「いいね?」
661
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/10/25(土) 18:05:40 ID:ZqhkGkec
きいいいいいいいたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
662
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 18:10:33 ID:wFxcRdBs
〜回想終わり〜
モリト「てめぇら、俺たちが誰なのか分かって襲ってきてるんだよな?」
???「それはもちろん」
???「そこの女の子と」
???「ついでに、君にも」
???「ついてきて欲しいところがあるんだ」
???「……招待」
モリト「あいにくと、今は忙しくてね」
モリト「それに、お前たちが何なのか、名前もしらねぇしな」
???「おい、名前知りたいってよ」
???「俺たちに気でもあんのかぁ?」
ダイ「ダイ」
モリト「は?」
ダイ「……名前」
663
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2014/10/25(土) 18:16:40 ID:wFxcRdBs
???「小娘が、名乗っても意味ねぇだろうがよ」
???「まあいいか、俺はセイホウ」
セイホウ「そこのいけすかねぇヒョロイのがエンスイだ」
エンスイ「よろしく、英雄の息子達」
ダイ「……」
セイホウ「ま、もうすぐお別れだけどな」
モリト「よし、名前は覚えたぜ」
モリト「オレがぶったおしたリストに載せといてやるよ」
タシカ「アカリさんは下がっていて下さい」
モリト「傀儡はいいのか?」
タシカ「もうひとつの方が、今は都合がいいんですよ」
664
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/01(土) 08:23:12 ID:BFxBWfP.
やった〜!
665
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/06(木) 12:54:38 ID:YQ6ksAoI
原作が私はああなると信じてました(涙
666
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/24(月) 15:46:58 ID:g4l.MsPo
支援
667
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2014/11/25(火) 01:31:21 ID:8ZVVy0qQ
今日2ヶ月から全部読んできた
続き待ってる頑張れ、超頑張れ
ひなたたんかわいい
668
:
いぬのたまご参上!
:2014/12/14(日) 19:01:18 ID:uLIRPmtg
まとまったお金が欲しい人はこちらへ
http://www.fc-business.net/qgesw/
669
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/01/15(木) 14:22:21 ID:4EGXvHWA
あげ
670
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/05(木) 00:33:44 ID:OfbxoiIk
〜火影執務室〜
ナルト「あいつら大丈夫かなぁ」
ヒナタ「みんな見守ってくれているし」
ナルト「そうだよなぁ」
ナルト「……香燐さん、どうしたらいいと思う?」
ヒナタ「怒り出すと、しばらくは話、聞いてくれないよ」
ナルト「……だよなぁ」
ナルト「オレってば、うまく説明できないから」
ヒナタ「きっと、分かってくれるよ」
ナルト「うーん、悩む」
ナルト「あー、俺も中忍試験見に行きてぇなぁ」
ヒナタ「私達は関われない約束だから、しかたないよ」
671
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/05(木) 00:40:54 ID:OfbxoiIk
ハナビ「失礼しまーす」バンッ
ナルト「うおっ」
ヒナタ「ハナビ、来てたの?」
ハナビ「はい、風影様もいらしてます!」
我愛羅「ハナビ、静かにしていろとあれほど」
ナルト「我愛羅!」
我愛羅「久しぶりだな、ナルト」
我愛羅「元気そうで何よりだ」
我愛羅「そして、奥方も」
ヒナタ「あの、ヒナタでいいです」
我愛羅「そういう訳にはいかない」
我愛羅「ハナビ、俺はナルトと話すことがある」
ハナビ「はいはーい」
ハナビ「という訳で姉さま、お外で待ちましょう」
ヒナタ「え?う、うん」
672
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/02/05(木) 00:47:31 ID:OfbxoiIk
ナルト「相変わらず、ハナビは元気そうだってばよ」
我愛羅「ああ、助かっている」
我愛羅「もう少し静かだと、さらにいいんだがな」
ナルト「で、話ってなんだってばよ」
我愛羅「悪い報せだ」
我愛羅「どうやら、今回の受験者に紛れ込んだ連中がいる」
ナルト「特定は?」
我愛羅「何分、数が多くて絞りきれん」
我愛羅「だが、少なくともうちの忍びが何人かやられた」
ナルト「審査の?」
我愛羅「ああ、残念ながらな」
我愛羅「実力に関しては、危険な部類かもしれん」
673
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/02/08(日) 10:09:48 ID:4LN2Eyv.
ナルト「……けど、中止にはできそうもないってばよ」
我愛羅「そうだな」
我愛羅「俺たちは動けない」
我愛羅「だが、1人動けるやつがいる」
ナルト「え?」
我愛羅「こちらの不手際だからな、手は打たせてもらった」
我愛羅「参加者の中に、ハナビが潜入している」
ナルト「いや、でもさっき……」
我愛羅「ナルト、お前の分身護衛と要領は同じだ」
我愛羅「俺の砂で作ってある、白眼なら見破られるだろうが」
我愛羅「そのくらいならば、どうにかなるだろう?」
ナルト「た、たぶん?」
我愛羅「頼りない返事だな」
ナルト「俺ってば、難しい話よく分からないからさ」
674
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/08(日) 15:30:24 ID:fqfHG44w
来てたのか!
675
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/02/10(火) 21:26:39 ID:mvdTPt.k
待ってました!ʕ•̀ω•́ʔ✧
ゆっくりで良いので、最後まで頑張って下さい m(_ _)m
676
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/03/11(水) 03:01:17 ID:ecXF4y4w
あげ
677
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/05/12(火) 12:18:23 ID:6.PgBqwo
テスト
678
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/06/04(木) 14:38:57 ID:RuVtMBO.
〜日向家〜
ヒナタ「ただいまー」
ナルト「お邪魔するってばよ!」
ナルト「じゃなかった、お邪魔します」
ネジ「ヒナタ様、おかえりなさいませ」
ネジ「それにナルト、よく来たな」
ナルト「はは、今度かーちゃんが何かお礼しないとって言ってたってばよ」
ナルト「お世話になりっぱなしだからって」
ヒナタ「そんなの要らないのにね、ネジ兄さん」
ネジ「はは、ヒナタ様も喜んでおられるし」
ネジ「俺では遊び相手は務まらないしな、ははは」
ヒナタ「だって、兄さんはすぐにお稽古の話ばかりするんだもん」
ハナビ「そうそう」
ナルト「お、ハナビもいたのか」
ハナビ「そそそ、ネジ兄さんとお掃除してましたー」
679
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/06/04(木) 14:40:50 ID:RuVtMBO.
あ、ミス
680
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/06/30(火) 13:12:48 ID:C3M7l9e.
あげ
681
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/07/09(木) 13:11:46 ID:Vs7mh54c
あげ
682
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/13(木) 11:55:26 ID:XooTeqK2
ヒナタ「そっか、それじゃああなたは分身なのね」
ハナビ「そうです、まぁ本体じゃないといざという時の行動にも影響出ちゃいますし」
ヒナタ「どういうこと?」
ハナビ「ものすごく強い相手だったときのためです」
ヒナタ「…そうならないといいんだけどね」
ハナビ「現状は待つしかできないことが歯がゆいです」
683
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/13(木) 12:15:26 ID:XooTeqK2
〜森の中〜
アカリ「タシカくん、離して!」
タシカ「分身影縫い」
タシカ「だめです、そこから動かないでください」
モリト「おりゃぁぁぁ」ドォン
モリト「逃げるだけかよ!ちょろちょろしやがって」
セイホウ「どっからその馬鹿力だしてんだよこいつ」
ダイ「難敵」
エンスイ「姫君を狙え、あいつらは今そこから動けないんだ」
エンスイ「土遁、土流…」
684
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/13(木) 12:18:05 ID:XooTeqK2
タシカ「させませんよ」
タシカ「双扇揚羽」
タシカ「蝶の舞!」
セイホウ「うぉぉ、風遁かよ危なっかしい」
ダイ「接触、斬裂」
エンスイ「発動が早いのはやっかいですね」
モリト(おいタシカ、こいつら)
タシカ(ええ、妙に余裕を感じます)
モリト(やるなら短期決戦だ、アカリを抑えつけながらはきつい)
タシカ(相手もわかったことですし、逃げるのもひとつの手ですよ)
モリト(少なくとも、すぐには追ってこられないようにしないとだからな)
685
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 08:20:11 ID:e7ils0MQ
モリト「悪いがしょっぱなから全力だ!」
モリト「いくぜ!」バシュン
ダイ「超そ……」
モリト「おせぇ!」バシッ
モリト「吹っ飛べぇーっ!」
セイホウ「おいおい、なんだこいつめちゃくちゃ速いぞ」
エンスイ「ダイのことは放っておくんだ、くるよ!」
モリト「オレは眼だけはいいんだよ」
モリト「どう動くかなんて見りゃわかる」
モリト「残り2人、一週間は動けなくなるから、覚悟しとけ」ギンッ
セイホウ「けっ、持ってる奴は言うことが違うねぇ」
セイホウ「ま、正当防衛ってことで半殺しくらい許されるよな?」
モリト「やってみろ!」バシュッ
セイホウ(くっそ、マジで速いぜこりゃ)
686
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 08:24:53 ID:e7ils0MQ
エンスイ「セイホウ!そうやってすぐ挑発に乗って……」
タシカ「ボクのことも忘れないで下さいっ!」
エンスイ「くっ、忘れてないさ!」
エンスイ(生け捕りは難しいか、写輪眼の方は殺してから奪うほうが良さそうだ)
エンスイ(問題はこっちのお姫様たちだ)
アカリ「タシカくん!モリトくん!」
エンスイ(幸い一番傷付けられない方は動けない)
エンスイ「恨みはないけど、死んでもらうよ!」
タシカ「残念ながら、そうはいきません!」
687
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 08:34:47 ID:e7ils0MQ
モリト「おらぁっ!」ゴスッ
セイホウ「ぐふっ!?」
セイホウ「な、なかなかやるじゃねぇか」
モリト「はあっ、はあっ……」
セイホウ「だが、だいぶバテバテみてぇだな」
モリト「うるっ、せぇ」
セイホウ「ほら、今度はこっちからやらせてもらうぜ」
モリト「くっ……!」
タシカ(モリトさんの方は厳しそうだ)
タシカ(だとすれば、2人には逃げてもらって、その間にこの三人を始末する方が)
エンスイ「余所見は良くないよ?」
タシカ「ああ、あまりに手応えがないので、つい」ブンッ
エンスイ「あはは、意外に口は悪そうだ」
タシカ「母の影響ですかね」
688
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 08:41:15 ID:e7ils0MQ
エンスイ「……君は確かに強い」
エンスイ「だが、それは一人で、の場合だ」
エンスイ「こういうのはどうだい?」ヒュッ
タシカ「手裏剣影分身?難易度は高いですが、別段脅威には……」
エンスイ「ああ、君にはそうだろうね」
エンスイ「だけど、動けない彼女はどうかな?」
タシカ「!!」
タシカ(くっ、アカリさんは狙わないだろうと油断した……)
タシカ(避けて術を解除すれば間に合うか?)
タシカ(揚羽で撃ち落とすには距離が近すぎる、これは)
タシカ「……ぐっ」ドスドスッ
エンスイ「ああ、そういえば傀儡も持っていたんだね、君は」
エンスイ「それでも、全ては防げなかったようだが」
689
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 08:47:49 ID:e7ils0MQ
アカリ「あ……」
モリト「がはっ……!」
セイホウ「ふはは、さっきの分を返してやるぜ」
エンスイ「本当に強い、だがもうそろそろギブアップしてもいいんだよ?」
タシカ「は、は、まだまだっ…」
ダイ「……復活」
セイホウ「おせぇぞダイ!」
ダイ「……油断」
アカリ「このままじゃ、皆……」
タシカ(モリトさん!アカリさんを連れて逃げて下さい)
モリト(お前を置いていけってのか!)
タシカ(もともとの予定通りです、それに一人でもこのくらい……)
モリト(嘘が下手なんだよ!お前は)
690
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 08:51:56 ID:e7ils0MQ
アカリ「助け、なきゃ」
アカリ「みんなを、助けなきゃ」
アカリ「あ、あ、あ、……」
アカリ「……」
アカリ「あ"あ"あ"あ"ーーー!」バチィッ
タシカ「!?アカリさん!」
モリト「なんだよ、それ……」
アカリ「……」バチバチィッ
アカリ「二人トモ、、、」
アカリ「離レテ、、、」
アカリ「ワタシヲ、見ナイデ」シュンッ
691
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 08:55:42 ID:e7ils0MQ
セイホウ「あん?何いきってんだよ」
セイホウ「てめぇみてぇなガキ、俺一人で……」
セイホウ「えっ?」ドゴォ
ダイ「……解析」
ダイ「不能」ドサッ
エンスイ「なんてことだ、そんな」
エンスイ「馬鹿、な」ズルッ
アカリ「……」バチバチバチィ
モリト「アカリ?」
アカリ「ゴメン、ね」フッ
モリト「アカリ!」
モリト「おい、しっかりしろ、おい!」
タシカ「……大丈夫、気を失っているだけ」
タシカ「この三人は放っておいて、とにかく離れないと」
モリト「あ、ああ、そうだな」
692
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 09:02:54 ID:e7ils0MQ
〜死の森 川 上流付近〜
タシカ「こっち側が平らになってます」
タシカ「ここで野営しましょう」
モリト「よし、とりあえずアカリを寝かせられる所を作らねぇと」
タシカ「それはボクがやります、モリトさんは水を」
モリト「わかった」
モリト「アカリ、少しだけ我慢しててくれよ」スッ
モリト「タシカ…」
タシカ「話は後です、今は行動を」
モリト「……ああ」
693
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 09:07:46 ID:e7ils0MQ
〜一時間後〜
アカリ「……すぅ」
タシカ「落ち着いたみたいですね」
モリト「ああ、顔色も良くなってきた」
モリト「それにしても」
モリト「あの時のアカリ、あれは何だったんだ」
タシカ「分かりません」
タシカ「ただ、カカシ先生の言っていたことの理由が分かった気がします」
モリト「アカリがああなるって、分かってたのか」
タシカ「でしょうね」
694
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 09:11:33 ID:e7ils0MQ
タシカ「ボクの影縫いを力で解除したり」
タシカ「それに、見えましたか?あの三人を倒したところ」
モリト「写輪眼でも、うっすらしか分からなかった」
モリト「……チクショウ」ドンッ
タシカ「ボクには突然全てが終わったようにしか見えませんでした」
タシカ「つまり、次にアカリさんが、いわば暴走状態になったとき」
タシカ「僕たちは止めることが出来ないということですよ」
モリト「……」
695
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 09:15:11 ID:e7ils0MQ
タシカ「……まあ、ですが気にしていても仕方ありません」
タシカ「アカリさんが目覚めるまで、交代で見張りましょう」
タシカ「……ボクたちも、万全とはいえませんから」
モリト「……だな」
タシカ(予想以上、あってほしくは無かったけど)
タシカ(でも仕方ない、それでも)
タシカ(勝つしか、ないから)
モリト(アカリ……)
モリト(お前、一体何を隠してんだ?)
モリト(……見ないでってことは、あの時お前)
モリト(……)
696
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 09:21:47 ID:e7ils0MQ
〜死の森〜
ハナビ「よいしょ」シュタ
ハナビ「うん、間違いない」
ハナビ「えーっと、三人とも死んじゃってるワケでは、なさそう」
ハナビ(風影様風影様、ハナビです)
我愛羅(どうした)
ハナビ(今回の参加者に紛れ込んでいたと思われる三人を見つけました)
我愛羅(今のお前で戦えそうか?)
ハナビ(チャクラは中忍レベルまで封印されていますが、それを考えても可能です)
ハナビ(ただ、今は気絶していますけど、三人とも)
697
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 09:27:28 ID:e7ils0MQ
我愛羅(何があった)
ハナビ(見た感じ、誰かと戦闘があったみたいです)
ハナビ(あと、地面に謎の跡が)
我愛羅(跡?)
ハナビ(はい)
ハナビ(うっすらチャクラが残っていますね)
ハナビ(あと、少し焦げ臭いです)
我愛羅(……)
ハナビ(こっちの三人はどうしますか?)
ハナビ(このままシカマルさんたちに引き渡してもいいですけど)
我愛羅(いや、泳がせておこう)
我愛羅(そちらの作戦が失敗したからと、破れかぶれになられる方が危険だ)
ハナビ(まあ、この程度なら脅威にはなりそうもないですからね)
ハナビ(了解です)
698
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2015/08/20(木) 09:28:23 ID:e7ils0MQ
とりあえずここまで、書ききれなかったら次スレかなー
699
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/24(月) 17:25:07 ID:n.qyaE.I
よっしゃ〜
700
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/19(月) 00:35:27 ID:NI8mwhcE
あげ
701
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/09(月) 18:16:16 ID:mcKyuAAk
��
702
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/29(日) 20:31:58 ID:mRpRaeIo
あげ
703
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/12/23(水) 16:28:44 ID:mO4CVAdA
あげ
704
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/03(水) 12:28:46 ID:bkDN24dI
あげ
705
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/16(火) 10:31:50 ID:Xt7JnAbs
書いてください。マジお願いします。ギアスもこっちも早くしないと余命が・・・
706
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/02/22(月) 10:43:41 ID:TuC8YEpg
あげ
707
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2016/06/01(水) 02:30:43 ID:5A5dT0WM
あげ
708
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/04(木) 10:35:21 ID:Oz711NRU
あげ
709
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/26(金) 23:00:27 ID:22lI5CAs
あげ
710
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/10/10(月) 21:10:53 ID:eNgVgc3I
あげ
711
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/03(木) 04:54:34 ID:PZ4TmEyk
あげ
712
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/09(水) 13:42:43 ID:vnEwkAXQ
あげ
713
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/13(日) 03:47:12 ID:Ka61HwJo
追いついちまった
714
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/27(金) 04:42:02 ID:gJzuNxuw
あげ
715
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/02/15(水) 03:01:53 ID:5ccfKb6U
保守
716
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/05/13(土) 10:51:41 ID:/qqzRnsY
あげ
717
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2017/05/31(水) 02:06:07 ID:x5DJjsGY
モリト「……」
モリト「……いけね、寝ちまってた」
タシカ「大丈夫ですよ、今のところ近くに気配はありません」
モリト「すまねぇ、交代の時間だよな」
タシカ「平気ですよ」
タシカ「夜明けまではまだ時間もありそうですし」
タシカ「それに……」
モリト「それに?」
アカリ「あ、おはようモリトくん!」
タシカ「……アカリさんも元気になりましたし」
モリト「マジかよ」
718
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2017/05/31(水) 02:09:12 ID:x5DJjsGY
モリト「アカリ、お前……」
アカリ「どうしたの?」
アカリ「あ、寝てたのは許してあげるよ、疲れてたみたいだし」
モリト「いや、そうじゃなくて」
モリト「大丈夫なのか?身体とか」
アカリ「?どういうこと?」
タシカ(アカリさんは、あの事を全く覚えていないみたいなんです)コソッ
モリト(は?)
タシカ(だから、僕らは何事もなくここで休むことにしたと)
タシカ(そういう設定です)
モリト(設定って、お前なぁ)
タシカ(じゃあどうやって説明するつもりですか?)
タシカ(なにかとてつもない力で、敵をなぎ倒してましたよ、とかですか?)
モリト(……)
アカリ「ねぇねぇ、2人で何話してるのー?」
719
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2017/05/31(水) 02:13:50 ID:x5DJjsGY
モリト(とりあえず)
モリト(あのことは黙っておこう)
タシカ(はい、ボクもそれがいいと思います)
タシカ(まだ敵はいるでしょうけど、今度こそアカリさんを戦わせるわけにはいきませんし)
タシカ(いざとなったら、僕が影を使ってでもその場から引き離します)
モリト(そうしよう、オレが戦う方が都合もいいだろ)
モリト(ちょっと癪だけど、アカリは任せるぜ)
タシカ(本当はお2人に逃げて欲しいんですけどね)
モリト(オレはそういうのに向いてねぇ)
タシカ(でしょうね、搦手は苦手そうですし)
モリト(……やっぱりお前ムカつくやつだよな)
タシカ(まぁまぁ、あくまで客観的に事実を述べただけですよ)
タシカ(他意はありません)
720
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2017/05/31(水) 02:16:18 ID:x5DJjsGY
アカリ「ねえ、2人だけで仲良くしてずるいよ」
モリト「あー、これはな」
モリト「あれだ、男同士の付き合いってやつだよ」
モリト「な?」
タシカ「ええ、そうですよアカリさん」
タシカ「いろいろあるんです」
アカリ「え?そうなの?」
モリト「そういうもんなんだ」
アカリ「むー、なんかズルいなぁ」
アカリ「まあいいや、それより」
アカリ「向こうに温泉見つけたんだよ!」
モリト「は?」
721
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2017/05/31(水) 02:20:18 ID:x5DJjsGY
アカリ「温泉だよ、温泉」
モリト「この森にそんなもんあんのか?」
タシカ「まぁ無いとは言いきれませんけど」
タシカ「でも凄い偶然ですよね」
モリト「罠じゃねーのか?」
アカリ「そんな事ないよ、温泉って言っても、お湯が湧いてるだけって感じだし」
アカリ「ちょっと熱いかなって思ったけど、ほら」
アカリ「わたし泥だらけでしょ?」
モリト「そうだな」
アカリ「転んで気を失っちゃうなんて、忍としてどうなのかとは思うけどさ」
タシカ(そういうことにしてます)コソッ
モリト(そんなの信じるなよな……)
アカリ「せっかくだから流したいなって」
722
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2017/05/31(水) 02:23:35 ID:x5DJjsGY
モリト「ま、でもいいんじゃね?」
モリト「アカリも一応女だもんな」
アカリ「ひどーい、一応じゃなくてちゃんと女だもん」
タシカ「僕らが見張りしますから、入りたいのであればご自由にどうぞ」
アカリ「ふふふ、ありがとー」
アカリ「やったやった、おっふっろー」
モリト(ほんと緊張感ねぇなぁ)
タシカ(ある意味こういう所が超大物ですよね)
モリト(単になんも考えてねーんじゃねぇかな)
タシカ(そうかもしれませんけど)
アカリ「じゃあ、向こう側に移動しよ!」
モリト「へいへい」
タシカ「拠点の後始末しときますね」ザッザッ
723
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2017/05/31(水) 02:24:28 ID:x5DJjsGY
何年越しか分からないけど、こっちはこっちで頑張りますよー。
待たせてた方々申し訳ないです、ギアスの合間に進めていきますのでじっと待っていて下さいな。
それではー
724
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2017/06/02(金) 22:40:59 ID:kcknXBBs
モリト「ここか」
モリト「確かにあったけぇな」チャプ
モリト「てか、熱っ」
タシカ「まぁ我慢すればなんとかなりますかね?」
アカリ「じゃあ入ろ、入ろ」
モリト「おい待て、オレ達の前で脱ごうとするな」
アカリ「一緒に入らないの?」
モリト「入るか!バカなのか!」
アカリ「えー、みんなで入った方が楽しいのに」
モリト「あのなぁ……、お前女だろうが」
アカリ「昔はよく一緒に入ってたじゃない」
モリト「その時と今はもうちげーんだよ!」
タシカ「まぁまぁ、見張りなしに水浴びはさすがに危険だと思いますし」
タシカ「交代にしましょう」
725
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2017/06/02(金) 22:48:26 ID:kcknXBBs
アカリ「そう?」
タシカ「えぇ、アカリさん先にどうぞ」
タシカ「ボクたちは警戒しておきますから」
モリト「そーだそーだ、さっさと入ってこい」
アカリ「むー、なんか急に仲良くなっちゃって」
アカリ「いいもーん、そういうことなら先に入ってくるもーん」
モリト「……ったく、アカリのやつ何考えてんだか」
タシカ「とてもエキセントリックですよね」
モリト「変わってるってことか?まあ相当変なやつなのは間違いないけど」
タシカ「でもそういう所がいいんでしょ?先輩」
モリト「うるせぇ、余計なこと言うとその辺に埋めるぞ」
タシカ「あはは、それは勘弁願います……」
726
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2017/06/02(金) 23:01:58 ID:kcknXBBs
アカリ「……」ザブン
アカリ「いててて、ちょっとしみる……」
アカリ(きっと、……またアレが出ちゃったんだ)
アカリ(ダメだな、強くなって抑えなきゃなのに)
アカリ(怒らないようにしなきゃ、怒ったら、きっとまた……)
アカリ「平常心、平常心」
アカリ「あなたなんて居なくても、わたしは十分戦えるもの」
アカリ(……お願い、もう出てこないで……)
727
:
バレルルーシュ
◆wjd7R.7O.A
:2017/06/02(金) 23:09:23 ID:kcknXBBs
我愛羅「どうだ、ハナビ」
ハナビ「……うーん」
ハナビ「今のところは何事も無さそうです、すでに通過した子たちもいますし」
ハナビ「ただ気になるのは、たぶんアカリたちと戦った奴らが分からないってことですね」
ハナビ「まったく、見つけたらとっちめてやるのに」
ハナビ「うちの可愛い姪っ子に……」メラメラ
我愛羅「分かっているとは思うが、直接手は出すなよ」
我愛羅「それに、タシカにも気付かれないようにしろ」
ハナビ「もちろんですよ」
ハナビ「ほんとあの子達そういう所面倒ですよね、無駄に感知範囲広いんだもの」
ハナビ「もっと近くに行ければすぐ助けられるのに」
我愛羅「無茶はするな、あくまで奴らではどうにもならない時だけだ」
我愛羅「ナルトがやろうとしていることの邪魔になってはマズい」
728
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/08/23(水) 07:08:01 ID:sbDsixB2
あげ
729
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/01(水) 20:42:13 ID:Jganwf.6
保守
730
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/11(木) 22:32:56 ID:IjUAtdx6
保守
731
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/15(木) 15:27:01 ID:t8ClEpSY
保守
732
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/11(水) 13:16:57 ID:F75g3Ccs
保守
733
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/06(月) 13:23:01 ID:djy6t1QI
あげ
734
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/22(水) 14:49:36 ID:D/qpvwZY
ほす
735
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/27(土) 10:35:20 ID:06cUHP1o
保守
736
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/21(水) 20:43:01 ID:7h2yqK/M
ほし
737
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/10(月) 12:09:08 ID:Pqhl/eZs
保守
738
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/21(金) 01:17:22 ID:GlA8xe66
ほし
739
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/05(火) 13:16:16 ID:OVCowZL.
保守
740
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/05/03(金) 00:40:09 ID:tp/iD5EE
あげ
741
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/06(木) 14:12:15 ID:hnKplT2s
あげ
742
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/24(水) 19:53:48 ID:LBFCAZjg
あげ
743
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/30(月) 14:14:57 ID:inHbCq5A
あげ
744
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/21(水) 16:24:03 ID:b73yo1qs
あげ
745
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2023/06/02(金) 12:41:55 ID:KKGqLh7I
あ
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