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しりとりスレ 第四章
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しりとり
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泣き疲れたのか寝ちまったよ、あのガキ
顔見るなり泣き出したもんなぁ、よっぽどお前さんらのことが心配だったとみえる
……何人か逝っちまったのは残念だが、結果としては大勝利だ
お前さんらがここら一帯の住人を守ったんだよ
よくやった、胸を張れよ
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宵闇に始まった戦いが、宵闇に終わった
見ろ、敵の残骸が海へと消えていく
さあ戻ろう、死臭とは無縁の日常へ
死した者達の弔いを終わらせてから、な
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――なあ、アンタなら、正真正銘の“英雄”だったアンタなら、こんなとき、どうしたんだろうな・・・・・・?
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なんてことはない。ただの木偶人形さ
おっと、刃物には触らない方がいい
こいつにはインド象も一瞬でお陀仏の毒が仕込んであるからな
さて、この手のドールは仕掛け人が中距離で直接糸を操る必要があるのだが……
……ビンゴだ
奴め、相当慌てていたようだな
魔力の処理が乱雑だ。残滓を辿って行けば所有者に会えるだろう
どうやら実力は下っ端程度のようだが何か情報を持っているかもしれない……どうする?
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ルートをさっさと割り出せ、捕まえろ
俺が色々聞き出してやるさ……たっぷり可愛がってやるぜ
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是非ともその役目をワタクシにも残しておいていただきたい
聞けばまだ10代の美少女だそうではありませんかグフフのフ
それでは今日の夜明けと共に仕事に取り掛かるとしましょう
ああそうそう……ご心配なさらずとも最初は譲りますのでっ
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でっかい図体であんま揺れんじゃないヨ、おデブちゃん…ここ狭いんだからサ
……そうだ、心でも身体でもいいけどブッ壊れたらちゃんとオレに寄越せよナ
オ前らにすら必要とされなくなった可哀想な子は、オレの芸術品の一部にしてやるからサ
今度またオレのアトリエに来いヨ、首から下がグズグズになってまだ生かされてるニンゲンってのは、なかなか見応えあるゼ?
ああでもよ、間違っても殺したの寄越すんじゃねーゾ?
死は穢れダ、オレの作品に相応しくねえ
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遠隔操作の二段構え・・・か、上手に逃げるもんだ
傀儡を操る傀儡とはね、見事に騙されたよ
チッ・・・おい、引き上げだ!オトリを深追いしたってロクな事にゃならねぇさ
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さて、じゃあ今のうちに言い訳でも考えときますか?
まさか子供に一杯食わされるとは、ねぇ・・・いやはや中々将来有望なようだ
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だらしないわねぇ……
そんで、まんまと出し抜かれてそそくさ退散してきたわけ?
ホント、これだから見た目だけインテリ気取った脳筋ヤローは困るわ
……え? アタシたちはどうだったのかって?
き、決まってるじゃない。勿論とっ捕まえて尋問したわよ!
でも有益な情報は何一つ寄越さなかったわ
う、嘘じゃないわよ!
囮に引っかかってターゲットを逃がしただなんて……アタシに限ってそんなことがあるわけないじゃない!
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いやー、まったくだ!我らが姐さんに限ってそんなことねえやな
俺らが止めるのも聞かねえで、一人でドンドン行っちまって、結局そいつは偽物
それだけじゃなく術者に逆にハメられて大ピンチ
俺らが間に合って、涙目になりながら辛くも逃れてきたなんて、そんなわきゃ
……おっと、こいつは言っちゃいかんやつでしたっけね
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ネズミ一匹まともに捕まえられないのか、貴様等は……
もうよい、もともと貴様等はあの小娘が手に入った時点で用済みの捨て駒に過ぎなかったのだ
それが小娘を捕らえることすら出来ないとあっては最早我が手元に置く意味もあるまい……
貴様等のようなジャンク共にはもう用はない、何処へなりとも消えるが良い。こうなれば私自ら奴を捕らえに行くとしよう
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上手く逃げきったみてぇだな、お疲れさん
悪かったなお嬢ちゃん…しんがりを任せちまってな
まぁゆっくり休むと良……なんだ、もう寝ちまったか
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かーっ、やってらんねえぜまったくよぉ…一日山ん中駆けずり回されるとは
偵察してみたが……ダメだな、そこらじゅうにウヨウヨ追っ手がいやがる
……今日はどうにか凌げたが、あんな子供騙しみたいな手、次は使えねえぞ
この数の追っ手を用意できるんだ、相手のバックはかなりでかい……明日はどんなバケモン寄越してくることか
それに対して俺らは素寒貧、しかも頼りねえ嬢ちゃんに気難しい脳筋、そして天才魔術師様々な俺の三人だけだぜ?……ジョークだから殴らないでくれ
そんでこの嬢ちゃんは一体なんなんだ?連中はこの子を狙ってたようだが……
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頑張ってあのガキひっつかまえねーと、ボスに捨てられちまう……
もともと俺はボスに拾ってもらうまで、死んでるのと同じようなもんだったんだ……
ジャンクだろうと捨て駒だろうと構わねぇ、俺はあの方の為なら死ねる!逆に言えば、あの方に捨てられたときが俺の死だ!
……ようやく見つけたぜクソガキイィィィィ!!!
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ィアボロデ
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【言葉遊びの悪魔(ディアボロ・アナグラム)】・・・このタイミングで邪魔しにくるとはな
つくづく英雄ってヤツは運命を味方につけるのが上手い様だ
まぁ良い、今回もまた取り逃がしたが・・・次こそは・・・
次こそは必ず・・・
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ずっと昔のことだ。歪な恋心、偏った愛情……君の両親は未熟さ故に間違いを犯した
我々を愚かだと君は言ったが、無論、そんなものは承知の上での計画だ
私は今から君を連れて逃げる。心配せずとも、速度で私に勝てる者はまず居ない
さあ行こうか……逃走劇の始まりだ
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だーっ! そんな事情があったのかぁあ、同情するぜお嬢ちゃん……
健気な良い子じゃないか。それにとっても聡明だ
怖がらせるような真似して悪かったな
いいぜ、こっからは俺らも味方になってやる!
構いやしねえよ。もとよりこういう話には滅法弱いんだ
それに、今この状況では敵だの味方だのそんなこと言ってもいられないだろ
見ろよ! 姐さんなんて口ではああ言ってるがな、義理人情には人一倍厚い人なのさ
俺らに背を向けてるのは愛想尽かしたからじゃなくて、泣いてる顔を見られなくないからだって……おっと、うっかり口が滑っちゃいました
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耐え難い屈辱と苦痛を受けた五年前を忘れまい
俺の力が及ばなかったばかりに死なせた仲間を忘れまい
惨めにもこの五年間を生きた意味はたった一つだ!
貴様の命と能力をいただき、それを以て復讐としよう
失った右足と左腕、そしてこの傷が……貴様を殺せと疼いている
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ルールは?……いらない、と
ハンデは?……これもいらない、と
ねえ……もしかしてさぁ、本気のボクに真っ向から戦って勝てると思ってる?
甘い、甘過ぎるよ……せっかく親切で言ってるのに
そんなんだから五年前もあんなことになったのにねぇ
……まあいいか、本人が納得済みならそれで
じゃあ、殺し合おうか復讐者……今度は手足と言わず、その心臓を穿ってあげよう
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運命の息吹……それは冬の冷気の如く
死の囁き……それは春の如く穏やかに
この闘争の果てに待つのは破滅のみ
されど彼等は知るよしもなく戦う
ああ、もうすぐ奴が二人に牙を剥く――
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―――ク・ソ・ク・ラ・エ!・・って、そう言ったの聞えなかった?耳付いてる?
命令違反も任務放棄も重々承知、でもたまには殺りたくない気分のときはあるの
っていうかちょっとくらい待ってあげてても良いんじゃない?せっかちすぎない?
どの道あと数時間で決着の付く勝負なんでしょ?せめてどっちか死ぬまで我慢ガマン!
古今東西どこにいっても絶対邪魔しちゃならないものってあるでしょ?
女の告白と男の決闘!これくらいは黙って見てようよ、待ってようよ
何年も想い続けた熱い気持ちをぶつけるってロマンチックでしょ?胸が熱くなるでしょ?
そんな告白を受けて応えた台詞!!ねぇ聞いた?さっきの聞いた?
『手取り足取り、そのハートを奪ってあげよう』だって!わーきゃー!!凄くない?
アレもっと観てたいもん!最後までじっくり覗いてたいもん!!
・・・ちょっと違う?そんなに違わないでしょ、似た様なモンだよ
煩い、しつこい、殺すぞ野暮
あ!ほら観て!!いよいよ動いたよ!!
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良い一年になることを願って……乾杯
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いいね、血のワインとは中々気を利かせてくれる
……これが仇敵の血なら最高なのだけど、ねえ?
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ええ、旦那様がそうおっしゃると思いまして此処に奴の血を御用意致しましたわ
ご安心下さい、奴は地下牢に幽閉して御座いますので殺める楽しみもしっかりと取ってありますから……
どうです?私と契約したおかげで数百年もの間、貴方が呪術に身を堕としてまで追い続けた仇敵をいとも簡単に手中に収めることが出来ましたね?
あらどうしたのですか?呆然としておられる……ああ、ご心配なく。これで契約が終わりだなどと言うつもりは御座いません。
私はこれからも貴方が死ぬまでずっと付き従いますわ……
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わー……うわー……あの女マジだよ、こええ
……とにかく連中がお楽しみの間にあの子かっさらわねえと
上手くやりゃ一時間後には我が家のベッドの上でグッスリだ
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抱くのも悪くはないが、後々が怖い怖い怖すぎるからな
お前らも絶対に手を出すんじゃないぞ。分かったな、絶対だ
ところで……ここであんたに一つ質問しようか。鍵を何処へやった?
あの少女の他にもあるはずだ。アレを開く為の、特別な【鍵】が、な
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え?マジ?
俺まだvip書き込めたけど
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すまん誤爆した
>>729から
何度も見てきたはずの光景
美しい故郷の山々
秋には赤く染まる木々
小鳥達のさえずり
あの頃の少年が数年ぶりに故郷へ戻ると、既に其処はそのどれもが失われた死の世界へと変わっていた
山の木々は枯れ果て、猛毒の沼地がブクブクと泡を吹く
民家の跡は人の血で赤黒く染まっている
空には魔鳥の群が飛び、屍肉を貪っている
青年は涙もこぼさず、ただ呆然と無情な世界を見据えていた
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ターンBターン!ターンBターン!ターンB!
……なんていう曲が昔あってだな、よくカラオケで歌ったもんさ
あれから……30年ちょいか、早いもんだな
昔はここらをよく友人と走り回ったもんさ
そして今は世界中を走り回ってる……仕事だけどな
だがな、いくら世界最大国家とはいえ一警官が世界を飛びまわるなんて尋常なことじゃない
……何故か?なんて、あんたには分かってる筈だ
マスター……いや、ミスター・キラー
世界中で仕事を請け負いどんなに過酷な任務でも完全にこなして見せた最強の殺し屋
その成功率99.999%!
半年前にいきなり行方不明になった時はどうしたかと思ったよ
なんてったって最もお得意様なのが俺達の上様の連邦政府なんだもんな!
消されたのかと思ったが、こんなところでのうのうと生きてやがる
しかもバーの名前は「極楽浄土」!皮肉だねえ、何人も殺してきた奴が天国のマスターなんてさ
……さあ、聞かせてもらおうか
お前の最後の仕事、そして唯一完遂することの出来なかった0.001%の仕事
そしてその仕事のターゲット……金髪の小娘のことをな
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……夏の思い出というものは、不思議と心に残るだろう?
今でも鮮明に覚えているよ。年寄りになっても変わらずね
私の人生を変え、私が破滅へと導いてしまった可憐な少女のことを
……まあ其処に掛けてくれ。話はあまり長くはないが、積もる話もあるだろうからね
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眠れ眠れ永遠に落ちよ落ちよどこまでも
廻れ廻れ独楽の如く踊れ踊れ愚者の如く
惑え惑え我のように狂え狂え我のように
ここは夢現であり出ること叶わぬ無限の渦
ここは無限であり覚めること能わぬ夢現の獄
生者が死に絶え死者が蘇るペテンの国
狂人が普遍であり不変である真摯の国
どうぞこちらへ旅人よここが貴方の楽園だ
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断末魔の叫びが頭にこびりついて離れない……ああ、気が狂いそうだ
彼等は今夜、僕を迎えに来るだろう……もうずっと前から前兆はあった
見ているんだ、僕を……あらゆる影の中から僕を見ている……今でもだ
今夜、僕はささやかではあるが抵抗する……命が惜しいわけじゃない、やり残したことが……あるんだよ
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夜が、夜が来た……ああ……ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
まただ!またあの声だ!!クソッ!クソックソックソックソッ!!
消えろ……消えろよ!消えろ、消えろ、消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ!!!
嫌だ……彼方側になんて、行きたくない!
……お前、お前ぇ!僕を…僕を助けろよ!早く!
お前…お前、特別なんだろ!?強いんだろ!?抵抗するんだろ!?
だったら僕の為に死ねよ!!なぁ!いいだろ!!友達だろ!!?
…あ…ああぁぁ……声が……近づいてきた……?
ヒィッ…嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ、嫌だぁ!!
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ぁ〜ぁ死んじまいやがんの、だから動くなつったのによぉ・・・
まぁ見るからに"ハズレ"っぽいしな、俺が受けた命令は"少年一人"の捕獲だ
ホイおじゃましますよっと、どなたかまだいらっしゃいますかね?
・・・よぉボーヤ、そんな素人丸出しの構えで無駄な抵抗はやめとけよ
俺にとってもお前さんの命は大事なのさ・・・なぁ大人しく捕まっておくれや
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闇に乗じる鼠一匹参上す、我らが神子を奪う為
夜に溶け込む亡霊一人現れん、我らが希望を拐う為
憎らしや憎らしや、腹立たしや腹立たしや
我らが刃を馳走せん、我らが怒りを突き立てん
貴様の血で喉を潤そう、貴様の肉で腹を満たそう
貴様の皮で寒さを凌ごう、貴様の骨でこの身を飾ろう
髪の毛一本、皮の一欠片とてこの領域から出しはすまい
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生きよ そなたは美しい…わけでもないけど目の前で死なれたら寝覚めワリーから死ぬなブス
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酢昆布でも食べて落ち着けよ少年
この屋敷は確かに牢だが、閉じ込められてるのは俺であって君じゃない
俺と違って出ようと思えばいつでも出られる……はずなんだが、不思議だな
出たいという気持ちさえあればそれでいいのに、君はなぜ出られない?
牢になにかあったか、君が出たくないと思うなにかがあるのか……はて
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天国はすぐそこだ、来たまえ……どうした?こないのかね?君が求めた理想郷があるのだぞ?
……どうも君は、彼が来ることを心のどこかで期待しているようだ
違うかね?だからこんな所でぐずぐずしているのではないか?
だがね、あれはもう切り捨てたじゃないか。他でもない君自身が、君の夢のために
だというのに君ときたら……どうせ殺しもせずにここまで来たのだろう?
……図星か。まったく、とんだ裏切り行為だよ
私は認めない。彼は理想郷を拒絶した。我々の全てを否定したのだ……彼は、ここに来てはならない
さあ、追い付かれると面倒だ、早くこの門をくぐりたまえ
……嫌ならば、君を殺してでも連れていかせてもらうよ
なに、肉体の利用法は熟知しているから安心していい
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嫌な天気だ
雨に紛れて……何かが街に入ったな
すまんなシスター、今から出てくる
今夜は帰れないから皆を見ててくれ
じゃ、また朝に
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にわか雨だったのですけれどもね、つい先ほどまでは
いつの間にか本降りになってしまいましたわね・・・どうぞお気をつけて下さい
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いひひひひ…
雨じゃ雨じゃ… 長らく待ち望んだ雨じゃ…
儂を或の輝かしき街へと誘う雨じゃ…!
この邪雨にて永き時の呪縛から解き放たれた今こそ或の街を彼奴らから奪い取り、この儂の所有物としてやろうぞ…!
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…存分に楽しんでいただいて構わないんスけどね、ご隠居?
アンタの封印解いてあげたんだから、ちゃんと約束ぶんの仕事はしてもらいますよ
あの鬱陶しい神泉の水、加護も破邪も失う程に穢すように。と
うちのボスから厳命を申し付かってるんスからね
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寝てるとこ叩き起こされて、運ばれた先では見覚えのある爺がはしゃいでるときた
あーあ嫌だ嫌だ、いい歳して水遊びたぁはしたないねぇ
おいお前ら、そこから近づくんじゃないぜ…胴体とおさらばしたいんなら別だがな
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嘗めるな、小童が…!
封印されていた一千年有余の時の中で、儂は貴様等一族郎党根絶やしにするほどの邪を…!厄を…!呪詛を…!ただただ貯め込み続けてきた…!
…イヒヒヒヒ… どうした小僧? さっきまでの威勢の良さとは打って変わって静かになったのう…?
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うん――うん、そう・・・報告ご苦労様、そんなに怖がらなくてもキミに処罰は無いよ
どの道、根暗なお爺ちゃんにも田舎町にも、もう様は無いしね…全てあのお方の予定通りだよ
あぁ、あのヒトもしばらくは放っておけってさ…良くも悪くも、事態を動かすには"英雄"が必要不可欠なんだって
まずは好きなように泳がせて、せいぜい仮初の勝利を与えておくようにとの命令だよ
・・・で、一番大事なモノは?・・・ふふっ・・・よくできました・・・
そうだね、コレだけは壊すようにって言い付けられてるからね・・・
――――『水神の加護』が破壊された――――
はいオシゴト完了・・・ん?ふふふっ・・・次はね――
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――ねぇねぇ、おじい様、これは一体どういうものなのですか?
――昔、進みすぎた技術が私たちを滅ぼそうとしたとき、あるすごい人たちが壊れそうな世界ごと異世界へ飛ばしてしまったんだ
――これはね、その人間の罪と、失われた大地を忘れないようにって、作られたものなんだ
……過去に私はこれを見たことがあるんだ
まだ何も分かってなかった頃に……
ずっと何か分かってなかった、そのうち忘れていってたけど、もう二度と忘れない
そう、コレだけは忘れてならないって言われていたんだ
――――『雷神の記憶』が同調された――――
来るべき時、失われた世界に戻る扉は、私が開かなければ――
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――よう、元気にしてたか?おいおいなに驚いてやがるんだ?
長かったな…あれから3年だ、3年という時間が経った
てめーは懲りもせずにまだあんな事をしてやがる
やめろって3年前に言った筈なんだがな…昔のことはまぁ、いい
これからの話をしようぜ?――勿論!殺り合いながらなぁぁ!!
おい、てめー…こんなもんだったか?
たかが人間如きに遅れを取るようになったなんてな、ガッカリだよ
当然かもな…てめーがあんな事をしてる間に俺様は研鑽を積んでいた、そりゃあこうなるわな
雑魚共の御守りなんかやめていれば、俺様をあの時に殺すこともできた筈だ
ははっ、言ったろ?俺様はこれからの話をするってなぁ…俺様は人間をやめる
そう、これからお前の力は俺様が行使する
ははっ、なんだぁ?その面はよぉ…絶望ってかぁ?
俺様はてめーみたいにこの力をつまらないことには使わない…
――――『龍神の勾玉』が飲み込まれた――――
まずはてめーの護っていたモノからだ…全て殺しつくしてやるよ
ククッ…溢れてくる…力が溢れて…ぐふぉぉぉっ!!
………ぃ……な…に…?何故…だ…ぁ…!!なぁ…何故だ何故だ何故ダ何ゼダナゼだ何ゼだナゼダナゼダナゼダナゼダナゼダナゼダナゼダナゼダ――
チカらガ…オレサマ…コロス…ザコドモ…ナゼダ…ナゼ――
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全滅はかろうじて免れた。しかし、生き残った私も近い内に死を迎える。だからその前に、すべてを記そう。
この日記を見つけ、読んだ者はあの日のすべてを見聞きするだろう。英雄とされた男の醜い正体と、その目的を。
敵はすぐ近くに潜んでいたのだ。私が敬愛する、今は亡き彼にすらも気付かれることなく……。
それでは、知っていただこう――。
【開いた者をあの日へと招く日記】
【鮮やかな逆転、始まりの始まり】
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凛と輝くような聖なる光の力を纏う高貴なる姫
アレを喰らえば、俺はさらなる高みへと上り詰める事が出来る!
俺を卑小な獣と断じた傲慢さを、奴らの命でもって償わせてやろう!
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裏切り者
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野の花に抱かれ、眠る花嫁
幸福と絶望の両方に飲まれて…
一瞬の煌めきが永遠に見えど、所詮は幻
弾けた泡が戻ることは、もう無い…
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いいから早いとこ「調整」を始めてくれよ
そうだなぁ……戦闘駆動に入ってから五分……いや、三分もつだけでいい
後で体がバラバラになろうが地獄に堕ちようがどうでもいいぞ?
今の俺は言ってみれば延長戦だ。デメリットはデメリット足り得ない
全身全霊、全力であのクソ野郎を叩きのめしてやるさ
……最高にイカれたチューニングで頼むぜドク
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駆動部に細工ねぇ、全くエゲツナイ事するぜアンタも
いくら勇敢な英雄サマでも、あれじゃぁ30秒キッカリで戦闘終了・・・ってか?
大軍を前にマシントラブル、棒立ちのまま蜂の巣にされる英雄か
ククク・・・哀れすぎて見たく無ぇなぁ
あぁ、違い無ぇや・・・本当に怖ぇのは兵士でも指令官でも無ぇ
技術者"メカニック"の裏切りが一番怖ろしいな
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なるほど、大体解った
私以外に見せるから細工などされるのだこの馬鹿者が!
……安心しろ
貴様の希望通り反動はきつめだが富士山程度なら一撃で消し飛ばせる火力に、亜光速移動を制御可能に
貴様本来の能力の出力も倍以上に底上げしておいた
それだけ馬鹿げた力があれば、奴等を鏖殺してお釣りが来るだろうよ
ああ、それと死んでも戻ってくる努力をしろ
何、洒落にならない奴に目を付けられるように行動する馬鹿に付いていける女など私ぐらいだろうよ
肉片になろうが塵になろうが飽きるまで愛して抱いてやるさ
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さて……さてさてさて……これはどうしたことかな?
身体の半分を消し飛ばしてやったはずの相手が、私の目の前にまた立っている……?
ふむ……ふむふむふむ……なぁるほど、機械というやつか
察するに、君の身体にはもう「人間」と呼べる部分がそう残っていないんじゃあないかね?
そこまでして私とまた戦おうとはね……いやはや、君というやつは本当に度しがたいバカだな!
……そんなバカは、嫌いじゃあないがね
だがまあ、なんだ……同じ「人間」を何度も殺すのは流石に忍びない
よって今度は、二度と私の前に立たぬよう塵芥になるまで切り刻むとしようか
さあ……来たまえよ、人類最強にして最後の砦……半人半機の英雄よ
このバカ騒ぎ、君と私の戦いで仕舞いにしよう
-
嘘ばかりの物語はこれでおしまい。めでたしめでたし、だ。
ところで君達は気付いただろうか。一つだけある真実に。
いつか知るのだろうか。それが示す幻想的な虚構の正体を。
……俺が話せるのはこれだけだ。悪いが質問なんかも無し。
では、さらばだ(裏声)。
-
声が聞きたいんだ
少し低い、甘い声で、他の誰でもないお前の声で
もう一度、俺の名前を呼んでほしい
俺の地位も名声も、英雄の誇りすらも何一ついらないから
裏切り者と罵られても構わないから、
この身体と記憶だけを持って、お前の元まで帰りたい
俺はただ、お前と生きていたいだけなのに
そうして俺は目を覚ます
-
すまないが、流石にルールは守ってもらおうか
"しりとり"だと言ってるだろう?
『』で始まるならまだ譲歩できるが・・・『声』の一文字を取ってはじめるのはいただけない
『え』だろ!?"しりとり"なのだから!!次にはじめるべきは『え』であるべきだ!!
子供でも知ってる事だ!"しりとり"とは、漢字一文字を取るのではない!最後の一音を取るべきだ!
貴様はそんな事も分からないのか!?ええ!!?
-
えーとね……別に厳密にしりとりのルールを守る必要はないのよ
それは過去のレスを見ても分かると思うの
単語でとるのもいるし漢字で取るのもいる
ある程度は気にしなくてもいいと思うの
てかそんなん言うならまず()で終わらせてんじゃねーだとか色々言いたいんだけど
-
どうだっていいさ
穏やかな昼下がりに剣呑はいらない
ただ静かに《世界》を動かすのみだ
来たれ【参加者】
近くて遠いゴールに向かわないとね
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熱が足りない……そう!君に足りないのは物事に熱くなること!情熱!Passion!!
なぜそうクールに構えているんだい!!どうしてそう冷めた目をしているんだい!!!
強敵を目の前にしてぇ!!滾らずにはいられないのが!!男だろうがぁぁぁ!!
え?なに?女?そんなわけないだろう!!!そんなに貧しい胸の女がいるわけがない!!!
さあさあ!さあさあさあさあさあ!楽しもうじゃないか!!
-
……考えとくわ(お断りだ)
-
黙って座れって、こんな吹雪で焦っても仕方無ぇだろ?
無理に急いだところで、この洞穴から出て10ヤードも進むうちに方向見失って遭難するさ
晴れ間にしっかり動けるように、ちゃんと休むのも大切だぜ・・・と、飲むか?温まるぞ?
・・・どうよ、ちっとは落ち着いたか?
-
鐘の音が鳴ったらさよならだ・・・午前零時がくれば、私は消えるだろう
・・・そんな顔をするな、元々私は、四年前に死んでいるんだ
消えるといっても、元居た場所へ戻るだけなんだから
それより、だ・・・どう、かな?この服・・・似合っているだろうか?
・・・あまり着飾ったりするのが似合う質ではないことくらい、理解している
だが私とて女だ、別れの時くらい・・・こういうのも着たくはなる
どうせ最初で最後だ、少しは大目に見ろバカモノめ
-
「眼」の力は王の力だ
さあ、選ばれし者の絶対的な力……とくと味わえ!
-
えっ……いや別にいいですはいそういうのいいんで
-
で、でもアレだぞ!?魔眼的なアレだぞ!?憧れちゃうだろ!?
ほら!今なら洗剤もつけるから!!
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ライオンのやつですか!?
洗剤はライオンのやつですか!?
ライオンのやつがいいです!!
-
すまないが、ここからはシリアスだ……ッ!
柔らかな微睡み、その淵に立つは少年ッ
その手招きに応じたとき、そこに待つのはッ
次回、ジョニーの死……お楽しみにねッ!!
-
根っからのチキン野郎ね、見損なったわ!
そうよ、最初から本部を当てにしていた私がバカだったのよ
よりにもよってこんなのんべのアル中のクソオヤジを寄越すだなんて……
-
敵ながら同情するよ、あれが待ちに待った援軍とはねぇ
けど……見逃してはあげられないんだ
せめて苦しまないように終わらせてあげるさ
-
「さながら金棒を手にした地獄の鬼、そう呼ばれた男が居た」
「? ……ま、まさか!!」
人間には必ず終wヒック終わりがあるぅ……ご存知、死だ
なあ優男……お前だって例gヒック外じゃnヒックない
間もなく夜明けだ酔いも抜ける――衝dヒック衝動はもう、止められない
-
いい加減で粗暴、飲んだくれでロクデナシ、常にお酒臭くて近づくのもイヤ
戦闘前には馬鹿馬鹿しい前口上を叫びだす目立ちたがり屋、挙句にそれすらもロレツがまわってない
勿論団体行動には向かないからいつも一人で派兵される・・・コレが彼の評判。事実だけどね・・・
今回の出陣だって、彼に任務を告げる指揮官達や、戦地で援軍を待ってた連中が揃って顔をしかめたわ
まぁお酒臭くて煩いのがいなくなるぶん、あたし等は笑顔で送り出せるけどね?
・・・けどね?本部の戦闘部隊に所属してる以上、その戦力は折り紙つきよ
それも『極地』の『援軍』に『一人』で・・・そうね、いつも無事に帰還するわ
わかるでしょ?悔しいことに・・・『デタラメな強さ』なのよ
-
よ、四百体の我が魔人形が……全滅だと……?
たった……たった三分たらずで……バケモノめ
-
めでたく三つの七を迎えることが出来た
さて……そろそろ始めるとしようか
あの女が犯した殺人は、謂わばプロローグだ
他でもない、この俺の計画のな――
-
なあ……やっぱりやめにしないか?
こんなことしたって、アイツは……
-
背徳を重ねる度に近付くのは、狂気と殺意を多分に含んだ足音……か
抽象的で今一つ理解し難いが、この男が殺された原因を知るのに使えるかねぇ
んん? 誰だいアンタは……ここは立ち入り禁止だ、表の奴らは何を――ウ、グッ
-
ぐ……やられた……!
こちらエコー、どうやら「規制」を喰らってしまったようだ
すまない……
-
いらっしゃい、ようこそ・・・と言うのは、今のキミには皮肉にしか聞えないかな?
ふふっそんな顔をしなさんなって、泣こうが喚こうがどうせ出られないんだ
せっかくなら楽しくすごそう、ねぇ?
あぁほら、退屈しのぎをしたい連中は沢山いるんだ・・・キミは思ってる以上にね
誰かに話しかけるでも良い、誰かの話を聞くでも良い
残念ながら、食事も酒も用意出来無いがね・・・キミさえ良ければ、暇つぶしくらいは出来ると思うんだ
どうだろうか?
それでは改めて、ようこそいらっしゃい
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生きて帰るって約束してきたんだ
悪いがここに永遠に留まることはない
俺にまやかしは通用しない……さっさと「管理者」を出せ
でなければこの世界、破壊してでも抜け出させてもらう
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うわー、アレ見てくださいよ【管理者(マスター)】
【規制されしもの】の世界を破壊するとか言ってる方がいますよ?
ダメダメですねー、彼には【規制】の本質が全く見えていません
世界の【法規】を乱したものが彼と同一の【世界接続機関】を利用していたから【規制】を受けているというのに……
さらに暴れれば【世界接続機関】全体への【永久追放】さえあり得る事に気付けていないんですね?
彼にも早く気付いて貰いたいものです、【禁断の果実(●)】に手を染めるか大人しく待つこと以外に為す術はないということに
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《憎曲の旋律》ニクシミがこの夜半の墓場に響く
やがて、この場所に《宵王》カレが訪れるだろう
私も君も、生きては出られまい……
《七園》アノヨへの旅路……せめて少しでも楽しむとしようか
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カハッ・・・ハッ、ハハハハハハ・・・すげー血ぃ出てやんの・・・
そうか、ここが俺の終焉か・・・アレが俺の死神か
いいだろう・・・どうせ偶然拾った命だ、最後はアレにくれてやってもいい
だが、タダではやれんよなぁ・・・せめて腕の一本くらいは土産に貰って逝かねばなるまい?
でなければ、俺が殺めてきた連中に申し訳が立たないってもんだ
俺は足掻くぜ、最後までな・・・お前はどうする?
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……ルーマニアにな……それはそれは可愛い女の子が、な……いる、んだ
迎えに、行くと……必ず行、くと……約束してあってな
よ、し……ちょっとだけ、体力回復だ……行こうぜ同胞
こんな気味の悪い墓場で……肉片になって死ぬなんざ、絶対に嫌だからな……!!
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なぁ魔王さんよ……
そのセリフをそっくりそのままお返しさせて貰うが、「魔族っていうのはそんなに偉いもんなのか?」
……でもまぁ。俺はあんたの言い分、尤もだと思うぜ
そう、人間は愚かな生き物だ
いくら綺麗事で蓋をしても隠しきれないくらい、この世界はエゴまみれさ
そんなもん命を投げ打ってでも救う価値があるのかと問われれば、俺は迷いなく首を縦に振ることはできないよ
俺は世間からは勇者と囃されているが実際はそんな立派なもんじゃあない
俺がここにいるのはなぁ、簡単に言ってしまえば死にたくないからなんだよ
そうさ、この世界は弱肉強食。力の前では命の価値など対等だ
さぁ、やろうぜ
勝利を勝ち取り生を謳歌するための最後の戦いをな
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なに、心配することはない
俺があんな雑魚に負けると思うのか?
すぐにあいつを倒して追いつくから、お前は先に進むんだ!
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「黙り込んだ愛鳥
海風に混じる哀調
運命からの逃避を企てた春
彼は二度と還ってはこなかった」
……さあ殺せ
最初はあいつで俺が最後、そうだろう?
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うん、それじゃあねお兄さん
逃げないで大人しく待っててくれると手間が省けて嬉しいかな
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なーんてさぁ、大人しく待っていられるわけないじゃんねぇ
生憎俺はまだオトナじゃないし。ていうかまだやりたいことあるし?
というわけでこんな座敷牢からはとっととオサラバさ
あばよ
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よく回る舌だこと……ま、それももうなくなっちゃったけど
子供一人で貴方達罪人に会わせるわけがないじゃないの
……さ、次は奥にいる貴方の番よ。大人しくこの子の贄になりなさいな
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夏……そう、四年前の夏に会って以来だな、姉貴
ソレは俺が回収する……邪魔するならどうなっても知らねえぞ
なあ、何故そっちにつくんだ……あの日、何があった……!?
答えてくれ! あの時、奴との間に何があったんだ!!
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ダメ、教えられない・・・仮に教えたところで理解されるとは思えないから
ただ1つ言えるのは、もう私はあなたと共に歩むことはないということだけ
・・・ごめんね、こんなお姉ちゃんでごめんね
このまま退くなら、誰にも追わせない
だからお願い・・・何も言わずに帰って
・・・私に肉親を斬らせないで
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で?ベソかいてノコノコ帰ってきたってか
・・・情けなくってかける言葉も無ぇや馬鹿野郎、姉弟揃ってクソ馬鹿だ!
おぉよ、お前なんざ馬鹿野郎の根性無しの意気地無しの甲斐性無しだ!
テメェの姉貴と腹割って話す事も出来無ぇ泣き虫クソ虫が!!
どのツラさげて「師匠どうしましょう」だ!この・・・なにが「どーしましょー」だ!!この・・っ!!
テメェは!誰かに!どーにか!される為に!戦う術を学んできたのか!?あぁ!?
このクソ虫!テメェで!どーにか!する為に!テメェは!この!!なにが「どーしましょー」か!!
この・・・あぁ!アッタマきた!あたぁーきた!!破門だ!!!テメェなんざ破門だ馬鹿野郎!!
出て行けっ!!二度とその泣きっ面見せんじゃ無ぇ馬鹿野郎!!!!
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上手くやってたのになぁ、今度の弟子は
筋は悪くはなかったし修行も真面目にやってたし
・・・ま、中身があんなに大甘ちゃんだったとは思わなかったがね
でも師匠、ほんとにいいんですかい?
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いやはや残念至極だよなぁ……って師匠がもういねえ
しかしよぉアニキ、あれにはたぶん深い意味があるぜ
師匠があいつをこんなことで突き放すはずがねぇ
これは壁だろ、俺たちだって前に必死の思いで乗り越えた
あいつにゃ間違いなくでけえ才能があるんだ……きっと化けるぜ?
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絶対あの子なら大丈夫、必ず乗り越えちゃうよ
すごく優しくて繊細な子だけど、それとおんなじくらい心も体も強いはずなんだから
それになんたって、あたしらの弟弟子なんだよ?
このまま終わりだなんて、ありえないもんねっ!
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眠ることは大切だ
初春の穏やかな夜は、殺伐と過ごすものではない
厄介な悩み事があるのは分かるが、だからこそ、休息は必要だ
もうすぐあることが始まる
さあ、今は意識を手放そう……
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後ろか!?……いねえ!じゃあ上!?……やっぱいねえ!
右!左!……どこにもいねえじゃねえか!どうなってやがる!!
……まさかあのガキ、逃げやがったか!?
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