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《only world》 Ver 0.03

129<Nameless Player>:2012/07/15(日) 00:21:16 ID:qNxycFIo0
>>128
ホライゾンが掲示板を覗いたりPTを作成したりしている一方で、せっちゃんは大分追い込まれていた。
そうこうしている間にギャラリーが増え始めたのだ。
こうなってしまうと、嫌が応にもパフォーマンスをしなければならない空気になってくる。

(……ああやめてそこの妖精さん、そんな期待に満ち満ちたつぶらな瞳でこっちを見ないで!)
(自分、君の中身がおっさんだって可能性に思い至らないようなリア厨だとかじゃないけどさ!?)
(そんな目で見られるとなんかもう、大道芸人でいいかなあって思えてきちゃうんだよね!途中で辞める事に妙な罪悪感抱いちゃうんだよね!)

とうとう彼はインベントリから宝石やらリンゴやらを取り出して、ジャグリングを始めてしまった。
が、その時だ。……ぽーん、と一つ鳴り響いた気の抜けるようなシステム音が、せっちゃんの思考をあるべき方へ引き戻す。
そうだ。こんな事をしている場合ではない。

「はい、生きてます!狩りですか!?狩りですよね!」

すわ、神の助けだとばかりにテンションも高く振り返ると、彼はしきりに首を縦に振る。

130ホライゾン:2012/07/15(日) 00:33:36 ID:gCQW.hxkO
>>129
【本格的にジャグリだしたせっちゃんに振り払ったはずの不安が再び首を擡げる。
 まあその不安はせっちゃん当人からの返答によって払拭された。が、】

「まあ一応。でもま、狩りじゃなくてもいいがな。
大道芸続けんなら無理は言わねぇぜ、ギャラリーも見てるしよ」

【ちょっと意地の悪いことを言ってみたくなってしまいました】

131<Nameless Player>:2012/07/15(日) 01:02:40 ID:qNxycFIo0
>>130

「いやいやそんな滅相もない!さあ行きましょう今行きましょうすぐ行きましょう!」

待ちに待ったPTのお誘いに、やれやれようやく冒険に繰り出せる、とほっと一息つくのも束の間。
嫌ならやめてもいいんじゃよ?的な意地悪い言動に、せっちゃんの首を振る方向は縦から横へと切り替わる。
この男、必死だ。その必死さが空回りしていて、一々行動がピエロっぽく見える。芸人に間違われるのもうなずけた。

「あ、ちなみに自分はガンナーです。軽~中量火器なら一通りは使えますし、
 もちろん弾薬もスキル上げも万全ですから狩場はどこでも大丈bあいたぁ!?」

さて。そうと決まれば──とばかりに、彼はジャグリングに使っていた素材をあくせくとインベントリに収納する。
そんな中、受け止め損ねたリンゴが一つ、彼の頭の上に落っこちた。図らずもオチが付いたわけだ。


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