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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

52名も無きAAのようです:2016/07/09(土) 22:55:02 ID:Q7uZ6AsA0

 作業を続けるレモネードの袖をツンの手が掴む。
 鉄線に拘束され赤くはれた手首には、白く筋が浮いてる。
 力は強くも、弱々しい。縋りつくような姿に、レモネードはつい手を止める。
 

ξ ⊿ )ξ 「師匠とあいつが戦ってるのを、見て」

|゚ノ ^∀^) 「ええ」

ξ ⊿ )ξ 「師匠に殺されちゃえばいいのにって、思った」

|゚ノ ^∀^) 「……私も、そのつもりでしたわ」

ξ ⊿ )ξ 「一人でやるって、自分でやるって、自分で決めたのに」

|゚ノ ^∀^) 「……」

ξ ⊿ )ξ 「……自分が」

|゚ノ ^∀^) 「ええ」

ξ ⊿ )ξ 「弱くて、弱くて」

|゚ノ ^∀^) 「……そうね」

ξ ⊿ )ξ 「気が、狂いそう」

|゚ノ ^∀^) 「……」


 レモネードの手が再び動き出した。
 ツンヘの言葉は無く、ツンもそれ以上の発言はしない。

 バチン、バチンと、鉄線が外れて行く。
 鉄の糸からようやっと解き放たれてもなお、その手はレモネードの腕を硬く握りしめていた。


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