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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

4名も無きAAのようです:2016/07/09(土) 22:10:24 ID:Q7uZ6AsA0
 
|゚ノ ^∀^) 「――――と、いう訳で」

ξ゚⊿゚)ξ

|゚ノ ^∀^) 「ここで、わたしがあなたを鍛え直すことになりましたから」


 ツン=ディレートリは混乱していた。
 朝、目が覚めると何故かベッドの前に師匠のレモネード=ピルスナーがいる。
 おかしい。ツンは師匠の元を逃げ出してきたのだ。目の前にいるわけがない。

 仮に師匠が追ってきたとしても、厄災規模の方向音痴によって年単位の時間が必要になったはずだ。
 少なくともまだ数か月しか経っていない現在、ここにたどり着けるわけがない。

 それなのに、当たり前のように目の前に存在し、あまつさえツンを鍛え直すなどとのたまっている。
 こんなおかしなことがあっていいのだろうか。

 あ、そうか。
 これも夢だ。
 ィシの呪具の影響で様々な夢を見たし、その一環なのだろう。

 となればもう少し眠ろう。
 速く回復してブーンたちと修行をしなければならないのだ。

 でも、師匠の顔、夢でもちょっと懐かしいな、なんて思いながらツンは再び目を閉じた。
 久しく浮かべていなかった、穏やかな微笑みが自然と浮かぶ。


|゚ノ ^∀^) 「……“―――インパクト”」


 その数秒後。ツンは魔法でベッドごと吹き飛ばされた。
 「ですよね」って心の中で言った。ちょっと泣いた。


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