したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

29名も無きAAのようです:2016/07/09(土) 22:34:32 ID:Q7uZ6AsA0

 その瞬間、ツンは恐らく何も考えていなかった。

 左足を前に一歩。
 これを予備動作とし、自身の背後にひじ打ちを放つ。

 踏み込みは浅いが、体重は乗った。
 さらに肘の先には大量の魔力を込めている。
 物理的な威力は軽くとも、当たれば腰砕けにする程度の効果はある。

 そう、当たれば。


ξ;゚⊿゚)ξ 「――ッ!」


 ツン渾身のひじ打ちは空を切る。
 同時に向けていた視線も、“それ”の姿を捉えることはできていない。

 反射的に出た舌打ち。
 僅かに感じた気配を追って首を回そうとした瞬間、ツンの視界は急転する。

 体の上下を反転し足が浮き上がった。
 一瞬のことだ。足払いをされたように倒れそうになる。
 しかし、咄嗟に顔を庇った手が地面に届くことは無い。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板