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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

182 ◆x5CUS.ihMk:2016/10/29(土) 21:43:26 ID:eV43cX2A0

( ^ω^) 「“杉浦双刀流―――阿吽衝”」

 痛みのあまり体が硬直する。
 突進の勢いも相まって体勢を崩し、ツンは足を縺れさせてブーンに突っ込んだ。
 その背中に、更なる痛みの線が走る。

 ブーンは倒れ込むツンを躱しつつ、その背中にさらに一閃叩き込んだのだ。
 彼が持っていたのが木の枝で無く本物の刀であったなら、ツンは間違いなく死んでいる。

 気が付くと、ツンは地面にうつ伏せになっていた。
 目の前には家畜に食まれ短くなった牧草。その向こうにブーツの爪先。


( ^ω^) 「……速さに賭けて、直線勝負に出たのは悪い選択じゃなかった、と思うお」

ξ; ⊿ )ξ、 「ぅ……ッ……」


 なんとか顔を上げると見慣れたブーンの顔があった。
 倒れたままのツンを覗きこんでいる。
 その貌は、いつもの通りのはずなのに、表現しがたい恐ろしさを持っている。


( ^ω^) 「で、まだやる?」

ξ; ⊿゚)ξ 「とう……ぜん」

( ^ω^) 「そう。じゃあ十秒で立って。立たなくても仕掛けるお」


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