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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

172 ◆x5CUS.ihMk:2016/10/29(土) 21:33:24 ID:eV43cX2A0

 それが、この日の朝の話である。
 ドクオにとってはあまりに衝撃的な内容の映像だった。
 ついつい、自分たちが魔女に負けた日のことを夢に見るほどに。


(;'A`) (ずっと考えてたけどよ、全然わかんないんだよ)

( ^ω^) 『キュートがなぜ死ななかったか?』

(;'A`) (おう。そんで、キュートを斃す方法も)


 ドクオには、一度の敗北から学んだ「対魔女戦」用の策があったが、今回の映像を見てそれは悉く却下となった。

 サスガ兄弟の取った方法は、ドクオの立場からすれば見事なものだった。
 強引な部分はあるものの、元々の格差を埋めるにはあれでも少ないくらいだ。
 自分の策がまだまだ甘いことを、ドクオは痛感した。

 しかしそれでも魔女を斃すことはできなかったのだ。
 ドクオの策が通じるわけはない。
 もしかしたら、殺すことは出来るかもしれないが、サスガ兄弟の時と同じく復活される恐れが高い。

 魔女はこちらが認識している外側で既に何かの準備をしていた。
 それが分からない。分からなければ殺す手段も見つからない。
 せめて彼女の体が、他の凡百の人間と同じく、硬い棒で頭を叩けば死ぬ程度であってくれたらと思わずにはいられない。

 超高火力、超高耐久、悉く不死身。
 倒されるために生まれてきた存在でないことを、痛感させられる。


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