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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

170 ◆x5CUS.ihMk:2016/10/29(土) 21:31:51 ID:eV43cX2A0



     『―――これを見聞き出来ているということは、それ相応に知識を持った人間だと前提して話す』



  様々なことが映像として流れ、情報として整理するので精いっぱいだったタイミングで、オトジャのくぐもった声が聞こえた。
  視界でアニジャと魔女が戦っている。
  状況としては、アニジャが先に立ち魔女を引きつけ、オトジャが隙をついて狙撃する、と言ったところか。



     『―――そして、願わくば、魔女を斃さんと勇む英傑であることを』

 

  オトジャは非常に小さな声ではあったが状況に合わせて、自分たちの目的、魔女を斃す上での手段を事細かに解説した。



     『もし俺たちが勝てなかった時に、誰か魔女に挑む者の助けになればと、この記録を――――』

     『―――――俺たちは封印魔法に必要な式攻撃に内包して魔女に撃ちこんでおいて……』

     『……おれたちが使う、切り札の封印術についてだが―――――』



 魔法の知識の無いブーンはチンプンカンプンであったが、ドクオは唖然としていた。
 あまりにあまりにで、開きっぱなしの口から唾液がとくとくと流れ落ちたほどである。


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