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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

128 ◆x5CUS.ihMk:2016/10/26(水) 22:15:57 ID:RSFxJfvw0

  多少老いていたとはいえ二代目もまだまだ現役。
  無双の剣士であることに変わりは無かったのだが、それでも娘を庇って戦うとなると勝手が違ったらしい。
  複数の兵士を同時に相手取った彼は、初めてのピンチに動転する娘を逃がすための肉の壁とだったのだ。


  数え切れぬほどの傷を負いながらも、二代目は敵を殲滅。
  どうやら足に深い傷を負って逃げられなかったらしいのだが、だからってその場の相手を全員斬り伏せるってのが杉浦らしさだろうか。


  だが、残念なことに敵を斃したからって怪我は治ったりしない。
  二代目はそのまま失血で意識を失い、間もなく死亡した。
  享年55才。才ある娘を庇い、なおかつ戦場で死ねたっていうんだから、まあ、幸せな最後であったんだろう。


  残されたピャーコは、父を死に追いやった自責の念からこれまでとは一転して塞ぎこんでしまった。
  人生初の挫折である。その上それが最愛の父を失う経験と重なってるんってんだから、まあ仕方なかろう。


  と、そんな感じで剣を振るうことを辞めてしまったピャーコ。
  もうこの時点で再び剣士として生きる気力は彼女には無かったのだ。


  そこに現れたのがこの男。


   (^ν^) 「湿気た面してんじゃねえぞ死ね」


  そう、二代目の兄弟弟子。
  のちに三代目代理としてピャーコの師になる、杉浦ニュックであった。


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