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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

123 ◆x5CUS.ihMk:2016/10/26(水) 22:06:40 ID:RSFxJfvw0

  子供相手であれば何とかうまくできるんじゃないかな〜って浅はかな考えだったんだが、まあやっちまったもんは仕方がない。
  老ロマネスクが誘拐もとい引き取った二人の孤児は


       {´┴`}           (^ν^)


  左がニューソ、右がニュックと言う名前だった。
  何とも珍妙な名だが、彼らが管理されていた院の方針らしく、彼らを扱ううえで便利な記号に成っていたらしい。


  二人は意外にも素直にロマネスクに従った。
  他にも孤児が山ほどいる養護院よりも、ロマネスクと共に暮らした方がマシだったってのはあったんだろう。
  そんな感じでロマネスクは二人の弟子を得ることができたのである。


  弟子の二人は、元々同じ環境で育ったにも関わらず、対照的な性格をしていた。
  ニューソは物腰穏やかで、剣の才能はあまりなかったが、堅実な性格でコツコツ稽古に取り組んだ。
  対するニュックは剣の才能は溢れるほどあった。ちょっと指導するだけで瞬く間に成長し、その分あまり稽古に熱心では無かった。


   (^ν^) 「あ? 俺の方が強いんだから俺が二代目になるに決まってんだろクソザコ」

   {´┴`} 「お前みたいな不真面目池沼に師匠の後釜が務まるわけ無いでしょ……」

   (^ν^) 「あ?」

   {´┴`} 「野蛮人はこれだから……」


  こんな感じで両方ともそこそこクズだったので、喧嘩は良くしたが意外と仲良くやっていたらしい。
  結果的に多少の差はあれ、ロマネスクが老いさらばえる頃には、二人とも(腕だけは)立派な杉浦の剣士になっていた。


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