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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです
122
:
◆x5CUS.ihMk
:2016/10/26(水) 22:04:58 ID:RSFxJfvw0
そんな感じで多少頭も使うようになって修練をつづけたロマネスク。
彼が最終的に目的としたのは、戦場で戦い続けられるということだった。
二刀を持って戦うが、二刀で無ければ戦えないというわけにはいかない。
一刀であっても、無刀であっても腕が落とされても戦い続けられなければ意味がない。
ここで後に伝わる、二刀、一刀、無刀の型分けの原型が生まれたのだ。
名を与えた技は少ないが、それぞれの型における基本は彼の時代に全て完成されている。
こうして生涯を剣に奉げたロマネスクが、晩年に差し掛かってぶつかった問題があった。
諸行無常、盛者必衰、人気連載逃亡、無双の剣豪杉浦ロマネスクも老いていずれ死ぬ。
要は、後継者の問題である。
戦場で名を上げると、どこの馬の骨とも知れない彼にも寄ってくる女はあったが、彼は生涯妻をめとることは無かった。
彼は剣を持たない人間とのコミュニケーションの取り方が分からなかったのである。
そういう訳で実子はいない。弟子を募集するしかなかった。
この時代までに、彼に弟子入りを志願した者がいなかったわけではない。
名うての剣士となれば教えを請いたいというやつはわらわら湧いてくる。
それをロマネスクは全部断わって来た。
建前としては自分の修行はまだ終わっていないから。
本音としては、自身が師匠と上手く行かず、望まぬ死に別れをした、その後悔に由来する不安からである。
自身の集大成を後世に残したいが、得体の知れない他人を弟子を取るのは気が引ける。
今更女を娶って子を産ませても、子が剣を握れるようになるまで健在でいられるかは分からない。
そうしてさんざん悩んだ結果、彼は孤児を二人ほど誘拐した。
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