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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

114 ◆x5CUS.ihMk:2016/10/26(水) 21:53:55 ID:RSFxJfvw0

  むかしむかしあるところに血気盛んな少年が居た。


   (一ФωФ) 「吾輩世界一の剣豪になるである!」


  彼の名は杉浦ロマネスク。
  何を隠そう後に「初代」と称される杉浦双刀流の開祖である。


  しかし、幼少期の彼はあまり強くは無かった
  むしろ剣術の「け」も知らないようなカッスカスのゴミ剣士で、糞ザコ以外に称するならボウフラかシメジがお似合いだった。
  才能がないわけじゃなかったんだけどね。環境がよろしくなかったのだ。

  
  孤児だった彼は子供ながら傭兵団―――と言う名目で町を荒らす盗賊団に属し、盗みや強奪を生業にしていた。
  誇り高き剣豪とは無縁の、いわば三下ってやつである。
  いかにもかませ悪党なデカくて毛深い親分にこき使われ毎日ひいこらと働いていた。


  それでも、冒頭にあったように彼は世界一の剣豪を目指していた。
  こんな盗賊団に入ったのもすべてはそのため。出来るだけ戦場に近い場所に行ったかったからだ。
  彼自身はとても純粋に剣士を目指していたのである。


  ただ、とんでもなく頭が悪かった。
  ハエが小首をかしげるレベルだった。
  盗賊団の仲間たちには体の良い奴隷として使われていたが剣の修行の為と言われるとすぐ信じてなんでもやっていた。


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