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从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)

98名も無きAAのようです:2016/05/21(土) 17:31:19 ID:hKs1utCE0
その作業の間にも車は一台も通らなかった。幸運だった。僕は静かに車を出して家に向かった。
対向車の視線が気になったがすれ違ったのは二台だけでどちらの運転手も携帯電話を見ていてこちらに関心はないようだった。
コンクリートの急な坂を登って家に着く。車庫に入れてしまえば外から様子は見えない。それでも僕は手早く彼女を家の中に運んだ。
もう彼女は硬直から回復したようで手足を動かし抵抗したが強力な事務用粘着テープを何重にも巻いているため無駄な抵抗だった。
地下の倉庫に彼女を運ぶ。床に敷いた布団の上に彼女を置いて口のテープをゆっくり剥がし目隠しのタオルを取った。
彼女は怒りと恐怖が入り混じった顔で僕を見ていた。ようやく喋れるようになったものの何と言うか迷っているようだった。

「…なんなんですか」

彼女は震える声で僕に問いかけた。周囲を見渡し現状を確認していた。冷静だ。

「ここは地下ですか」

(-@∀@)「あぁ」

窓がない事と階段を降りる感覚でそう推測したのだろう。僕は素直に認める。その方が手っ取り早い。

(-@∀@)「だから叫んでも誰にも聞こえないよ」

ここが完全に密室であり助けを呼ぶ事は出来ないとあらかじめ宣言しておいた方が良い。
聡明な彼女は叫んだり喚いたりするといった行為が無駄であるとすぐに理解するだろう。

「何が目的なんですか」

(-@∀@)「君が欲しかった」

「私が?」

(-@∀@)「そうだ」


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