したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)

97名も無きAAのようです:2016/05/21(土) 17:27:55 ID:hKs1utCE0
どうすれば良いだろう、どうすればこの思いを叶えられるだろう。
悶々としながら暫く僕は日々を送った。そして熟考を重ねて決断した。

とある金曜日、僕は仕事が休みだった。僕はその休みをホームセンターに行くなどして準備に充てた。
日が暮れて夜になってから僕は黒の目立たない服に着替えた。念のため顔を覆うほどのマスクもしておく。
車で家を出て彼女が通る道路を少し移動する。ちょうど生い茂る木々で隠れられるあぜ道に車を停めた。
エンジンも切って車内の照明を落とす。よほどしっかりと見なければここに車が停まっているとは気づかれないだろう。
道路は緩やかに坂が続き、下り坂から上り坂に差し掛かったところだ。自転車の速度はここで必ず落ちる。
僕は腕時計を見て、インターネットで購入した護身用スタンガンを構える。既に家で試運転も済ませてある。
もう一度腕時計を見る。家の前を通る定刻時間から逆算した通過時間まで間もなく。僕は車の影からそっと様子を伺った。
万が一車が通ったらやめよう、と決めていた。しかし幸いにも車が通る気配はない。付近には民家もなく極めて静かだった。

そして遠くの街灯で影が動く。僕は目を凝らす。定刻通り。彼女だった。自転車で下り坂を降りてくる。
僕は息を潜めた。落ち着くように努力した。
静かな夜の道路に自転車の音だけが聞こえる。
それはだんだん近づいてくる。タイミングが重要だ。
僕は護身用スタンガンを強く握った。
遂に彼女が車の前に到達する。僕は飛び出した。
彼女の脇腹目指し護身用スタンガンを突き出した。
電流が彼女の身体を駆け巡る。
彼女は自転車から叩き落とされた。
そのままアスファルトの道路に落ちる。
自転車も盛り上がった側溝の蓋にぶつかり倒れた。
彼女は意識こそあるものの身体が硬直していた。
フィクション小説のように気絶はしなかった。
しかし身動きを封じるだけで十分だった。
素早く僕は彼女を助手席に載せる。
自転車もトランクに放った。
助手席に載せた彼女の手と足を粘着テープで固く巻きつける。
口にも貼りつけ目にはタオルを縛って対処した。
手筈通りスムーズに拘束は完了した。
更に学生鞄から携帯電話を見つけて電源を落とした。
パターンの認証が必要だったが電源を落とすのに認証は不要だ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板