[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)
80
:
名も無きAAのようです
:2016/05/14(土) 09:32:02 ID:BImXu.QU0
(-_-)「ハインはまた逃げるの」
从 ゚∀从「は?」
(-_-)「ま、またそうやって面倒になったりしたら職場変えてハインは逃げるの」
从 ゚∀从「別に」
(-_-)「に、逃げてるじゃないか! あまり傷つきたくないからハインはそうやっていつも逃げるんじゃないか。
いつまで逃げるつもりなの、そ、ぼ僕の前からもそうやっていつか逃げるんじゃないの?」
一気にまくし立ててからヒッキーは自分の部屋へ消えていった。あんなに声を荒げたヒッキーは初めて見た。
どもるし滑舌もそんなに良くない。だけどはっきり聞こえた。そんな風に考えていたとは思わなかった。
とっさの事だったとはいえ、返す言葉がないなと思った。その通りだ。私は傷つきたくないんだ。
傷つくのを恐れて人間関係が面倒になると職場を変える。面倒になると男を別れて住まいも変える。
今までそうしてきたしこれからもそうすると思っていた。それに限界があるのも一応分かっていた。
私は逃げる。飽きては面倒になっては逃げる。逃げ続ける。いつかヒッキーからも。
ヒッキーはきっと不安だったのだ。初めて付き合ったのが私だったばっかりに。
いつか飽きて面倒になってどこかに行ってしまう私に対して不安だったのだ。
また悪い癖が出て面倒だから辞めてしまおうと思っていた私が許せなかったのだ。
ヒッキーは夢を追いかけてずっと同じバイトで同じアパートでマンガだけを描いていたのに。
夢を追いかける人が好きだと言いながら私はそれを見届ける事すら出来ないのだ。
なんて情けないんだろう。情けない。私超ダサイじゃん。
从 -∀从「はぁ」
傷つきたくない。笑われたくない。気まずい思いをしたくない。逃げたい。
私って弱い人間だ。きっと心のどこかで分かっていたんだけど仕方ないよねそれが私だからとどこかで言い訳をしていたのだ。
ヒッキーにそんな事をあらためて思い知らされるなんて。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板