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从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)
70
:
名も無きAAのようです
:2016/05/14(土) 08:50:45 ID:BImXu.QU0
从 ゚∀从「なんだよ急に」
私はヒッキーがその前にペン入れを終えた原稿用紙のベタ塗りを手伝っていた。
ぐしゃっとなってしまわないように一方通行に消しゴムをかけて、筆ペンでベタを塗る。
それでも髪の毛との境界線付近は怖いのでそこはヒッキーに任せている。
私が受け持っているのは線付近を除くおおまかなベタ塗りだ。
興味が出てきて私も邪魔にならないぶんだけ手伝うようになった。
(-_-)「ふと気になってさ。 ぼくとハインって真逆だもの」
从 ゚∀从「オタクとヤンキーだからな。 対極的な取り合わせだ」
(-_-)「そうでしょう」
从 ゚∀从「なに、どうして自分の事をこいつは好きになったんだって気になるのか?」
(-_-)「まぁ…」
从 -∀从「はじめみんな通る道だよなぁ」
ヒッキーは初めての恋愛なのだ。経験値はそこらの高校生以下だ。
从 ゚∀从「私はさ、夢を追いかけてる人が好きなんだ」
(-_-)「夢」
从 ゚∀从「そう、夢」
私が一貫して惹かれるのは夢を持っている男だ。それはヤンキーでもインテリでも学生でもおっさんでも分け隔てない。
将来ビックになるとか社長になりたいんだとかそういう漠然としたイメージではなく明確なビジョンを持った男だ。
そういう男に惹かれて私は色んな男を渡り歩いてきた。きっと私にこれまで目立った夢の一つもなかったからだろう。
私には子供の頃からの夢だとかずっと続けている趣味だとかがない。見た目で誤魔化しているけど中身はきっと空っぽに近い。
自分にないものを他人に、男に求めているのもしれない。だから夢を、明確なビジョンを持ってそれに突き進む男を好きになってしまうのだ。
ヒッキーだってそうだ。見た目はまんまオタクだし惹かれなかった。あんまり喋らないし印象だってたいして良くなかった。
でもマンガ家を目指していると言われて初めて応募用の原稿を見た時に私はときめいたのだ。惹かれたのだ。
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