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从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)

36名も無きAAのようです:2016/05/07(土) 12:12:13 ID:KbZp5als0
ノパ⊿゚)「今日楽しかった、ありがとう」

だけど、とヒートは呟く。

ノハ-⊿-)「もう私にはニュッさんしか残ってない」

( ^ν^)「は?」

ヒートが玄関を出て行く。
意味深な言葉が気になって追いかけるが部屋の外には誰もいない。
階段までは少し距離があるはずなのにもういない。



次の日、ヒートは来なかった。
仕事を終えてアパートに帰ると部屋の前には誰もいなかった。
うっかり夕食を買わなかったのでカップラーメンを食べた。
迂闊だったな、と俺は反省する。自嘲気味に自分を笑ってやる。これが普通なのだ。
今までこういう生活をしていたのだ。
変な一週間だったのだ。

一人の部屋でテレビを見ながらカップラーメンをすする。
よく食べるのでスーパーカップなどを各種揃えてある。
食べ終わってメビウスに火をつけぼんやりとテレビを眺めていた。
まだ吸殻が数本しかないガラスの灰皿で軽くメビウスを叩く。
ふとテレビの電源を落としてみる。急に部屋は静かになる。
部屋の外の国道6号線を走る車の往来が少し聞こえる。
遠くから常磐線の快速列車が通過する音が聞こえてくる。
この部屋の音とはこれほどのものだ。

食べ終わったカップラーメンすら片付けるのが面倒だ。
しかし部屋に豚骨のにおいが充満している。
そろそろ寒い時期なので窓を開けたくもない。
もう一度テレビをつける。



次の日も次の日もヒートは来なかった。
もう来るつもりはないのだ、と確認する。
俺が突っぱねたのだ。仕方ないだろう。
初めて部屋にやって来た時に突き放したように。
俺はその好意を受け取れない。受け取り方が分からない。
中学生には興味がないし女性とは見られない。
それでもヒートが渡そうとしたのは無償の愛情だ。


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