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从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)

235名も無きAAのようです:2016/06/04(土) 20:18:49 ID:bLfC7y560
(´・_ゝ・`)「そうか」

トソンは後見人への当てつけを果たしたのだ。その後見人に抱かれるぐらいなら見知らぬ他人に抱かれてやろうと。
それがたまたまぼくだった。援助交際を繰り返し新たなパートナーを探していたぼくだった。

(´・_ゝ・`)「どうしてそれを話そうと思ったんだ」

(゚、゚トソン「来週に、あの人の家に引っ越します。 ずっとなんとか引き伸ばしにしていましたが、ゴールデン・ウィークが終わったらという話になっていました」

来週。そんなものすぐだ。二週に一度ぐらいで会えればいいとぼくは呑気にそう考えていた。

(゚、゚トソン「きっと会うのは難しくなります」

東京湾の向こうに夕陽が沈んでいく。夜の帳が下りる。日付が変わって定められた未来に近づいていく。

(´・_ゝ・`)「君は、嫌なんだろう、その後見人に引き取られるのが。 その後見人に抱かれるのが」

(゚、゚トソン「長い間お世話になっている人です。 良い人です。 その人が後見人になる事で私はこの先の未来に安心する事も出来たぐらいです。
     今の学校もこのまま通えるし大学にも進ませてくれるそうです。 だけど」

だけど、もう一度トソンは繰り返す。

(゚、゚トソン「抱かれるというのは違う。 何も対価を払わず満足な生活を手に入れようというのは都合の良い話だとも分かっています。
     しかし私の中でそれは父と繋がる特別な意味を持つものでした。 だから当てつけとしてデミタスさんと会った」

(´・_ゝ・`)「じゃあ、君はこれでいいのか」

トソンはぼくの方を見て、微笑む。

(゚、゚トソン「初めて父以外の人に抱かれて、私の中で徐々に何かが変わっていったのです。
     デミタスさんは面白い方ですし、私の知らない事を幾つも教えてくれる。
     優しく、相手を尊重し、とても気遣ってくれます」

まだ会ったのは今日で三回目なのに変ですよね、と自嘲気味にトソンは呟く。


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