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从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)

231名も無きAAのようです:2016/06/04(土) 20:11:01 ID:bLfC7y560
(゚、゚トソン「我儘を言ってすいません」

(´・_ゝ・`)「いや、構わないよ」

大きなウインドウの向こうは夕陽が沈みかけている東京湾だ。
左手には木更津と君津の工場群があり、右手にも横浜と川崎に跨る工場群が見える。

(゚、゚トソン「この前お会いした時に、こういう事をしているのが当てつけだと言ったのを覚えていますか」

(´・_ゝ・`)「あぁ、覚えている」

援助交際をする事が自分の意思か尋ねた時に不意にトソンが漏らした言葉。当てつけ。
それも両親にではない。ぼくが引っかかり、そしてそれ以上は踏み込めないと思った言葉だ。

(゚、゚トソン「デミタスさんに隠し事をしたかった訳でもありません。 しかし今となっては説明する必要があります」

(´・_ゝ・`)「うん」

(゚、゚トソン「当てつけ、それは私の後見人に対してです」

(´・_ゝ・`)「後見人」

それは両親のいない者の証だ。
両親と仲が悪い訳ではなかったのです。トソンは過去形でそう語っていた。

(´・_ゝ・`)「未成年後見人という事か」

(゚、゚トソン「はい。 私の母親は私が九つの頃に急な病でこの世を去りました。 私は父親に育てられたのです」

トソンはトールサイズのスターバックス・ラテを手に持ったまま、少し考えていた。
話す言葉を順序立てて整理しているようだった。ぼくはカフェ・アメリカーノを飲んでそれを待った。
急かそうなどとは思わなかった。トソンが自身について話してくれるようになった事をむしろ喜んでいた。
それだけで、トソンにほんの少し近づけたような気がするのだ。
いくらトソンを抱いても心の奥にたどり着ける訳ではない。
ましてぼくとトソンは金銭授受で成り立つ契約関係だ。
今現在トソンのセックスはビジネスに他ならない。


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