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从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)

115名も無きAAのようです:2016/05/21(土) 18:31:06 ID:hKs1utCE0
僕は警察官二人を案内する。地下への階段は厚い蓋をした上から本棚できちんと塞がれている。
もし彼女が来訪者に気づき大声をあげて助けを呼んでも聞こえないはずだ。
事前に地下に大音量の目覚まし時計を置いて鳴らすテストをしてみたが聞こえなかった。
平屋は十三帖のリビングと八帖の洋室、同じく八帖の和室と風呂とトイレで構成される。
玄関からフローリングのリビングへと入り、次に和室を見せる。

(‘_L’)「和室は物置みたいですね」

(-@∀@)「ここは父親の部屋でした。 遺品を捨てようか迷っているうちにこうなってしまいまして」

(‘_L’)「なるほど」

(-@∀@)「そしてこちらが僕の部屋です」

最奥の八帖の洋室へ案内する。地下へと繋がる階段のある部屋だ。

( ,'3 )「ほう、本が多いですね」

本棚は三つ置かれている。うち一つの下に地下へ繋がる階段がある。
万が一本棚を動かされても床と同一の色の蓋が設置されている。

(-@∀@)「父親の遺品が多いです。 せっかくだから読もうと思ってこちらに移しました」

( ,'3 )「なるほど、それは良い」

どれどれ、と警察官が本棚に作者ごとに並べられた文庫本に目を通す。

( ,'3 )「あぁ、浅田次郎の天国までの百マイル。 私も最近読みましたがこれは名作ですね」

(‘_L’)「知っている作者ですか」

( ,'3 )「知っているもなにも浅田次郎は有名な作者だよ。 映画化もされた鉄道員で直木賞も受賞している」

(-@∀@)「高倉健の代表作の一つですね」

(‘_L’)「へぇ」

満足したようで二人は部屋を出て行く。風呂とトイレも覗いてご協力ありがとうございましたと頭を下げた。


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