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( ^ω^)たちの学校生活のようです
1
:
◆.qEIER6.M.
:2016/05/03(火) 20:14:03 ID:FwsaApQw0
スピー…
スピー…
( ゚ω゚)「はっ!」
( ^ω^)「………」
( ^ω^)「なんだ、夢かお…」
「夢な訳…」
ξ#゚⊿゚)ξ「ないでしょぉぉぉぉぉぉがぁぁぁぁぁ!!!!!」
( ^ω^)そ「ひでぶっ!」
122
:
名も無きAAのようです
:2016/05/20(金) 18:18:06 ID:EDITFQ6g0
(# ;;- )「ぅぁ…ぅ」
从 ∀从「…あ」
相手が、悪すぎた。
123
:
名も無きAAのようです
:2016/05/20(金) 18:27:00 ID:EDITFQ6g0
(
从 ∀从「なんでここにいるんだよ、どうしてだよ…」
あのとき、自分達を庇って感染したしぃ。
そんな彼女は、目の前にいる。
…腐敗した、肉体で。
瞬間、ハインは右肩に鋭い痛みを感じる。
从 ∀从「はぁ…はぁ…」
Σ(´<_` )「どうしたんだよハイン!」
从 ∀从「弟者、部室に戻るぞ…」
(´<_`;)「どういうことだよ!」
从 ∀从「アタシにも、弟者にも、皆にも倒せない、逃げるぞ」
(´<_`;)「分かった、背中に乗れるか?」
从 ∀从「…悪ぃ」
124
:
名も無きAAのようです
:2016/05/21(土) 00:56:46 ID:.ZGm/omg0
┃゚ノ^∀^)「ハインさん、弟者さん…大丈夫でしょうか」
( ^ω^)「二人は強いお、きっと大丈夫だお」
┃゚ノ^∀^)「…だと、いいんですが」
レモナとブーンが会話をしていた時、部室の扉は勢いよく開く。
川 ゚ -゚)そ「どうしたんだ!?」
弟者と弟者におぶられたハインが、部室に入ってきた。
从 ∀从「…ごめん、やらかした」
( ´_ゝ`)「クー、ソファあるよな?念のため隔離するぞ」
川 ゚ -゚)「…分かった」
('A`)「おっ、俺手伝う!」
125
:
名も無きAAのようです
:2016/05/21(土) 00:58:21 ID:.ZGm/omg0
ハインの発言と兄者の発言前に少し間があるんですけど省いちゃいました、ごめんなさい
126
:
名も無きAAのようです
:2016/05/21(土) 01:10:31 ID:.ZGm/omg0
ξ゚⊿゚)ξ「弟者、ハインはどうして噛まれたの?」
ハインを隔離し、クーとレモナがハインの方に行っている時、部室では部員たちが自分にできることをやろうとしていた。
そんな中、ツンは弟者に問い掛けた。
(´<_` )「ハインが俺の方に戻ってきたとき、学校生活部の誰にも殺せない相手だ、って言われた。ハインをおぶって此処に戻るとき、あそこにいたゾンビはしぃ先生だ、って聞かされた」
ξ゚⊿゚)ξ「しぃ、先生?」
(´<_` )「…そうだよ。…そろそろ俺らも行くぞ兄者」
( ´_ゝ`)「おk」
二人は立ち上がり、クーとレモナ、そしてハインの元へ歩き出した。
127
:
名も無きAAのようです
:2016/05/21(土) 01:11:34 ID:.ZGm/omg0
第8話「雨の日」
完
128
:
名も無きAAのようです
:2016/05/22(日) 01:41:30 ID:jmOh6D1E0
乙!!
129
:
名も無きAAのようです
:2016/05/22(日) 02:26:10 ID:zOaZRytM0
雨はよりいっそう激しくなり、時折雷の音も聞こえるようになった。
雨の激しさに比例するかのように、ゾンビたちは玄関へと集まる。
『雨宿り』、傍観している者にはそう見えるだろう。
打ち付けられた木材はどんどんと拳を叩きつけられ、鈍い音を立てる。
そう経たぬ内に、木材は破壊され、割れたガラスが散乱する。
校舎内に、ゾンビたちが流れ込んできた。
130
:
名も無きAAのようです
:2016/05/22(日) 02:28:26 ID:zOaZRytM0
第9話「曇り空」
131
:
名も無きAAのようです
:2016/05/22(日) 02:44:27 ID:WuYykx4U0
川 - )「…………」
目の前には、もがき苦しんでいるハイン。
自分の右手元には、布でくるまれ刃が隠された包丁。
从 ゚∀从『仮にアタシが噛まれたら、アタシがゾンビになったら、さ。
あんた達が、アタシを殺してくれ』
かつてハインの言った言葉がクーの脳内をよぎる。
川 - )「…どうする、べきか」
ハインとは小学校からの仲だ。
いわば旧友と言うもので、よく行動を共にしていた、ブーン、ツン、ドクオの三人組のような関係。
そんなハインを殺すわけにはいかない、けれどハイン本人に『自分がやられたら殺してくれ』と言われた。
『刺すべきか』『刺さぬべきか』
このたった二つの選択肢は、これからの未来をも左右する行動だ。
それ故に、クーは躊躇っていた。
132
:
名も無きAAのようです
:2016/05/22(日) 02:48:29 ID:WuYykx4U0
(´<_` )「クー、交代だぞ」
弟者が背後から話し掛ける。
驚いたクーは、長い制服のスカートに包丁を隠す。
川 ゚ -゚)「もうそんな時間か。分かった、ハインを頼んだ」
こっそりトートバッグに包丁をしまい、美術準備室を後にした。
133
:
名も無きAAのようです
:2016/05/22(日) 03:01:55 ID:xsrkuldY0
┃゚ノ^∀^)「クーさん」
部室に戻ると、レモナがマニュアルを手にいつもの席に座っていた。
あれから、ずっと読む気になれなかったあのマニュアル。
それをようやく読み返したところ、地下避難区画―――しぃのいた場所には、薬があるらしい。
川 ゚ -゚)「私が」
┃゚ノ^∀^)「ダメですわ」
川# ゚ -゚)「何故だ!」
┃゚ノ^∀^)「クーさん、だいぶ参っているのではないですの?体も大事ですけど、精神だってしっかり健康であるべきものの1つですわ」
┃゚ノ^∀^)「私がいきます」
( ´_ゝ`)「なら、俺も行く」
川 ゚ -゚)そ「兄者!」
( ´_ゝ`)「弟者はハインの方に置いてきた。ハインを救えるなら、レモナに着いていく」
川 ゚ -゚)「………………」
川 ゚ -゚)「…………死ぬなよ」
┃゚ノ^∀^)「…行ってきます」
レモナはシャベルを、兄者はアイスピックを持ち部室を出る。
( ´_ゝ`)「ちゃんと、戻ってくっからな」
川 ゚ -゚)「絶対だぞ」
134
:
名も無きAAのようです
:2016/05/24(火) 13:06:16 ID:GfP4UJvE0
追いついた!
途中で寝落ちか?
続き期待ー
135
:
結構不定期でキリ悪くやってます、許して
:2016/05/26(木) 22:25:44 ID:hvPY4cho0
しぃと共に補強をしたバリケードはゾンビたちの集中攻撃により突破された。
学校全体にゾンビが行き渡るのも時間の問題だろう。
二人はいつの間にか校内に跋扈し、彼らに襲いかかってくるゾンビらは、ちらほらと二人の見知った顔で。
逃げ惑う内に、ゾンビらに囲まれていた。
扉を開けようにも、鍵がかかっていてはどうしようもない。
┃゚ノ^∀^)「私たちもここまで…ですか」
(´<_` )「このアイスピックとシャベル、どうしような?」
何故か冷静でいられるこの状況下。
命乞いなんて無駄だ、と分かっていてもここまで冷静でいられるのは難しいだろう。
ふと、彼らの背後の扉が開く。
136
:
二人は、はいらない、そーりー
:2016/05/26(木) 22:27:40 ID:hvPY4cho0
( ^ω^)「あぶないお、二人とも!」
137
:
名も無きAAのようです
:2016/05/31(火) 23:48:23 ID:U3LMkvHI0
首根っこを掴まれやや強引に職員室に引きずり込まれる二人。
┃゚ノ^∀^)そ「ブーンさん!」
Σ(´<_` )「兄者!」
( ^ω^)「しーっ。大声で叫んだら反応しちまうお」
ブーンは鍵をかけ、職員室の奥に凭れ座る。
( ´_ゝ`)「職員室でなにかねーか探してたんだが、あまりめぼしいものは見つかんなかったよ」
(;^ω^)「おまけにゾンビどもが雪崩れ込んでくるし…
二人とも、見たところしぃ先生を倒しにいくのかお?」
┃゚ノ^∀^)「…なんでわかるんですか?」
( ^ω^)「そりゃその武装物を見ればわかるお」
138
:
名も無きAAのようです
:2016/06/01(水) 00:01:24 ID:lsxbx7lA0
( ´_ゝ`)「まだマニュアルがあってな、それを見ていたんだ」
( ^ω^)「ハインを助けるための手掛かりとしても、マニュアルは結構大事だお」
恐らく他の教師のものであろうマニュアルを二人に見せるブーン。
少しの間の後、レモナは口を開いた。
┃゚ノ^∀^)「避難区画には薬があることはご存知ですか?
しぃ先生を倒すのは二の次です。
私たちの目的は、薬を入手することですわ」
(´<_` )「そーゆーこと。ちょっとでもうだうだしてたらハインがどんどんゾンビへの階段昇って死んでれらになっちゃうわけよ」
( ^ω^)「もういくのかお?」
┃゚ノ^∀^)「はい。2-2、大前レモナ」
(´<_` )「3-2、流石弟者」
┃゚ノ^∀^)「「行ってきます」」(´<_` )
( ´_ゝ`)「いってら」
(;^ω^)「二人まで感染するのはさすがに勘弁だおよ」
二人は振り向かずに、職員室を出た。
139
:
名も無きAAのようです
:2016/06/01(水) 01:02:33 ID:LaX2AO220
支援支援
140
:
名も無きAAのようです
:2016/06/04(土) 10:03:29 ID:XKsq.3DI0
第九話「曇り空」
完
141
:
名も無きAAのようです
:2016/06/04(土) 10:05:17 ID:XKsq.3DI0
第10話「それぞれの明日のために」
142
:
名も無きAAのようです
:2016/06/04(土) 10:14:18 ID:XKsq.3DI0
ゾンビらに翻弄されつつも、なんとか二人は地下二階へと到着する。
半開きのシャッターを潜り、水浸しの通路の先を見つめていると、1体のゾンビがこちらへと寄ってきた。
慌ててシャッターを潜って戻ると、シャッターごしに掠れた女性の声が聞こえてくる。
ただ声を発しているだけの、意味のなさない鳴き声。
その声の主はレモナも弟者も分かっていた。
┃゚ノ^∀^)「…しぃ、先生…」
パンデミックから数ヵ月の間、自分達を見守ってくれていた教師、猫沢しぃ。
変わり果てた彼女との再開だ。
ハインは此処に彼女がいたとき、どんな心境だったのだろうか。
143
:
名も無きAAのようです
:2016/06/04(土) 10:30:34 ID:iXl60WvQ0
(´<_` )「お久しぶりです、しぃ先生。近状報告に来ました」
┃゚ノ^∀^)「あの時からも、ちゃんと皆元気で生きています」
ブーンはおかしな発想で皆を楽しませてくれる。
ドクオはバカみたいなジョークで皆を笑わせてくれる。
兄者はネットを通じちゃんと自分達以外にも生存者はいると元気付けてくれる。
ツンはしぃの大事にしていたぬいぐるみを、大切にしてくれている。
クーは皆のリーダーのように、皆を支えてくれている。
┃゚ノ^∀^)「それと、ハインさんは…ハイン…さんは…
何時も通り、皆を引っ張ってくれています」
近状報告が終わると同時に、レモナの左足を腐敗した手が掴む。
┃゚ノ^∀^)「私たちが今こうして生きていられるのもしぃ先生のおかげです。だから――――――」
144
:
名も無きAAのようです
:2016/06/04(土) 10:32:02 ID:iXl60WvQ0
┃゚ノ ∀ )「「ゆっくり、休んでください」」( <_ )
その言葉と同時に、二人はシャベルでしぃの脳天を貫いた。
145
:
名も無きAAのようです
:2016/06/04(土) 11:26:05 ID:80c2VYX20
きてるー!
146
:
名も無きAAのようです
:2016/06/04(土) 15:39:44 ID:iB5XFFFU0
┃゚ノ^∀^)「薬物庫…此処ですわ」
扉を開けると、一人分の机と沢山の引き出し、そしてトランク。
血の涙が1滴落ちたしぃの遺書を見つけた二人は、その遺書を手に取る。
するとその血の涙はたらりと遺書に赤い線を1本作り出した。
どうやら、ついさっきまで此処にいたらしい。
『ぶーん、どくお、つん、くー、はいん、れもな、あにじゃ、おとじゃ
ごめんね
生きて』
インクが乾く時間が長いボールペンを愛用していた彼女のかいた遺書は、所々擦れていた。
読むのがやっと、な彼女の遺書の『生きて』の部分に触れると、インクが擦れた。
(´<_` )「…しぃ先生」
トランクには二つの血の手形。
ナップザックに入っていた薬は、多くがパンデミック時に対応したもので。
ハインに必要な薬も、多く入っていた。
レモナはそれを背負うと、弟者と共に地下二階を脱出しようとした―――のだが。
147
:
名も無きAAのようです
:2016/06/04(土) 15:42:38 ID:iB5XFFFU0
見返してみたらいつの間にか兄者と弟者が入れ替わってらwwwwwww
どーすんだこれw
148
:
名も無きAAのようです
:2016/06/04(土) 19:30:48 ID:Cs.w7vzI0
そのままでもいいなら次回から訂正して、
前の文もどうにかしたいなら間違った箇所を訂正して改めて投下したら?
149
:
名も無きAAのようです
:2016/06/04(土) 23:10:59 ID:SWIagOGE0
>>148
そうする(´・ω・`)
ありがとう
150
:
名も無きAAのようです
:2016/06/05(日) 18:47:26 ID:qN79pkVc0
>>149
おう、頑張って
151
:
名も無きAAのようです
:2016/06/06(月) 19:36:53 ID:vpcziWFU0
長居しすぎたらしく、地下二階にもゾンビがはびこっていた。
雷で蓄電機が破壊されたようで、非常用電源に切り替わる。
その音声に反応したようだ。
(;´_ゝ`)「どうすんだこれ、こちとら殺害経験ほぼ0のド素人だぞ」
┃゚ノ;^∀^)「静かにしてください兄者さん!ただでさえ逃げられないんですから!」
薬物庫の棚に上りゾンビ達が手を出せなくはなっているものの、逃げることはできない。
このままではダメだと思っていても、どうすることもできないのが現状。
レモナは兄者に悟られずに、静かに涙を溢した。
152
:
名も無きAAのようです
:2016/06/06(月) 19:48:00 ID:X3TECVwY0
職員室。
窓に叩きつけられる雨の音は先程よりも大きくなっていて、鍵を閉めていてもなお外の雨音は音をたてていた。
(´<_`;)「うへえ、雨もっと激しくなってやがる…」
弟者とブーンは何十分か前に出ていった兄者とレモナの心配をしつつ、職員室を捜索していた。
停電した地上は薄暗いものの、ゾンビを寄せ付けはしないようだ。
(;^ω^)「弟者くん、ホントに交代してまでこっちに来ても良かったのかお?」
(´<_` )「ハインを救う手がかりがあるならなんだってするさ。だって俺たち―――」
153
:
名も無きAAのようです
:2016/06/06(月) 19:49:18 ID:X3TECVwY0
(´<_,`*)「マブダチだしな!」
154
:
名も無きAAのようです
:2016/06/06(月) 19:51:36 ID:X3TECVwY0
口元を吊り上げ、弟者は笑った。
( ^ω^)「マブダチ……いい響きだおね」
(´<_`*)「一回は言ってみたかったんだ」
( ^ω^)「そうかお。じゃあ、そろそろ作業再開するおよ」
(´<_` )「へーい」
155
:
名も無きAAのようです
:2016/06/06(月) 20:00:05 ID:jVXwo98s0
男子の寝室である資料室。
そこで寝息をたてているツンとドクオ。
彼らは、二人揃って同じ夢を見ていた。
生徒がいっぱいいる廊下。
その人混みの先にはブーンたちがいるが、人の波に流されてどんどん距離は離れていく。
ξ;⊿;)ξ「待ってよブーン!行かないでよ!」
泣きわめくツンの声は無情にも誰の耳にも届かない。
とうとうブーンたちの姿が見えなくなったところで、二人は目を覚ました。
156
:
名も無きAAのようです
:2016/06/06(月) 20:01:12 ID:jVXwo98s0
二人は顔を見合わせる。
アイキャッチで二人の心境はほぼ同じとわかり、二人は立ち上がる。
('A`)「行こう、ツン」
ξ゚⊿゚)ξ「ええ。じゃないと―――」
ξ゚⊿゚)ξ「「学校生活部が終わっちゃう」」('A`)
二人は放送室へと駆け出した。
157
:
名も無きAAのようです
:2016/06/06(月) 20:02:20 ID:jVXwo98s0
第10話「それぞれの明日のために」
完
158
:
名も無きAAのようです
:2016/06/07(火) 20:53:30 ID:V0Dc0zT.0
乙!
159
:
名も無きAAのようです
:2016/06/09(木) 00:43:09 ID:fMXYV1jM0
アイコンタクトじゃない?
160
:
名も無きAAのようです
:2016/06/09(木) 13:14:34 ID:dzLfFqZg0
アイコンタクトだな
アイキャッチは全く別のものになるぞ
161
:
名も無きAAのようです
:2016/06/10(金) 21:22:56 ID:0xu9GRGY0
アイコンタクトかw
>>159-160
、指摘ありがとう
162
:
名も無きAAのようです
:2016/06/10(金) 21:23:57 ID:0xu9GRGY0
第12話「皆笑ってハッピーエンド」
163
:
名も無きAAのようです
:2016/06/10(金) 21:28:47 ID:0xu9GRGY0
放送室。
生々しい血の跡が未だ残っている扉の前でツンとドクオは立ち止まる。
ξ゚⊿゚)ξ「此処に来るのはいつぶりかしら」
('A`)「あれから一度も来ていなかった気がするな」
静かに放送室へと入り、鍵を閉めた。
ツンは放送委員の経験があるため、何の手間取りもなく校内全体に放送が出来るように設定する。
そして、ドクオはマイクの前に立つ。
164
:
名も無きAAのようです
:2016/06/10(金) 21:43:54 ID:XuaDhyDY0
職員室。
一通りすることも終わり、ゾンビらが去るのを隅で待つしかなくなってしまったブーンと弟者。
ふと、スピーカーから放送を開始する事を知らせる音楽が鳴る。
『―あーあー、マイテス、マイテス。本日は晴天なり、本日は晴天なり…って、今は大雨か』
スピーカーから流れる声は、ドクオのものだ。
それはすなわち、ドクオは放送室にいると言うこと。
『下校時刻になりました、校舎内に残ってる生徒は速やかに下校の準備をして下校してください』
『貴方たちは、この学校が好きだから此処にいる。私もこの学校が大好きです』
下校のアナウンスの直後、ツンの声に切り替わる。
ツンも、放送室にいるようだ。
『本当はもっと頭のいい学校に行くはずだった友達も、合格ラインスレッスレの成績の友達も、皆この学校が大好きだと胸を張って語るんです。
それはきっと、貴方たちもそうかもしれません。』
『だから、今日はもう学校は終わりです。また明日、会いましょう。
さようなら。』
その言葉を最後に、放送は終わる。
校庭を見ると、校庭に跋扈していたゾンビたちは校門へと向かっていて、先程の二人の放送が役に立ったようだ。
( ^ω^)「…これは……」
165
:
名も無きAAのようです
:2016/06/10(金) 21:49:06 ID:XuaDhyDY0
ハインを隔離している教室には、ハインとクーだけ。
先程の放送は終わり、聞こえる音は外から打ち付ける雨音とハインのもがき苦しむ声。
川 - )「…約束は、守るからな」
クーはハインの心臓めがけ包丁を振り上げる。
その直後。
┃゚ノ^∀^)「クーさん!」
( ´_ゝ`)「ギリギリセーフ…ってところか?」
二人が、到着した。
166
:
名も無きAAのようです
:2016/06/16(木) 13:53:22 ID:hVv9FJXc0
今初めて読んでたが面白いじゃないの
はよ(ノシ 'ω')ノシ バンバン
167
:
名も無きAAのようです
:2016/07/02(土) 13:41:56 ID:vpCG6HBA0
川 ゚ -゚)「レモナ、兄者…」
二人の声に気づきクーは振り向く。
クーはゆっくりと振り上げた包丁を下ろし、泣き崩れた。
川 ;д;)「ごめん…ごめんなさい…」
┃゚ノ^∀^)「殺してないからセーフですわ。さ、ハインさんにワクチン投下しますよ」
168
:
名も無きAAのようです
:2016/07/02(土) 13:46:53 ID:vpCG6HBA0
翌日。
殆どのゾンビは校舎からいなくなり、ハインを隔離していた部屋で全員で寝た。
ハインもすっかり回復し、また平凡な悪足掻きが始まった。
( ^ω^)「すっかり校舎もダメになっちゃったおね…」
('A`)「他の避難場所を探さねーとか…マンドクセ」
( ´_ゝ`)「生きるためには仕方ねーだろ。ドクオはゾンビになりてーの?」
('A`;)「やだ!」
169
:
名も無きAAのようです
:2016/07/02(土) 13:52:03 ID:vpCG6HBA0
ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、皆。これ見て」
ツンは一冊の地図帳を手にやってきた。
開いたページには赤ペンで複数丸がつけられた箇所があった。
从 ゚∀从「ビップコーポレーション、美布大学…就職か、進学か…っつーことか」
しぃに噛まれた傷が残っている二の腕をパーカーで隠しているハインは、地図帳を覗き込みながらそういった。
170
:
名も無きAAのようです
:2016/07/02(土) 13:58:23 ID:04D3Jyxs0
(* ^ω^)「僕、皆と美布大学に行きたいお!」
(´<_` )「賛成。どうせ大学いっても四年たてば卒業なんだし、就職はそのあとで良いだろ」
从 ゚∀从「ところでさ、今から地下2階いかない?」
┃゚ノ^∀^)「そうですね。彼処は宝の山ですし」
从 ^∀从「じゃ、レッツらゴー!」
171
:
名も無きAAのようです
:2019/10/06(日) 22:59:19 ID:UPeshTCI0
て
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