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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです

864名も無きAAのようです:2020/10/04(日) 22:24:55 ID:BRHqwzuo0

ξ;゚⊿゚)ξ「待って、何があったの!? 敵!?」

(;´・_ゝ・`)「察しがよくてありがたいな。特に今は……」

 お父さんはそんな軽口を吐きながら、呆気なく床に倒れ込んでしまった。
 私が二階に居た時間はそう長くない。
 ましてやその間、一階からの物音なんて一つも聞こえてこなかった。

ξ;゚⊿゚)ξ「なんなのよ……どうしてこんな……!」

 私が目を離したのはほんの一瞬、たった一瞬なのだ。
 なのに、いったい何が起これば、あの魔神ロマネスクがここまで――

(;´・_ゝ・`)「……魔王城ツン、ゼノグラシアを出せるか?」

ξ;゚⊿゚)ξ「ゼノッ……なによそれ!?
       とにかく救急車呼ぶから動かないで!」

(#´・_ゝ・`)「――俺の話を聞け!!」

Σξ;゚⊿゚)ξ ビクッ

 今まで聞いたこともない張り裂けるような怒声。
 私は思わずよろけてしまって、その場に腰を落とした。

(;´・_ゝ・`)「……って、怒鳴るのはガラじゃねえんだ。
      頼む、俺の話を聞いてくれ」

ξ;゚⊿゚)ξ「ご、ごめんなさい、お父さん……」

(;´・_ゝ・`)「……運がいい。その誤認は、利用しやすい」

 お父さんは不敵に笑って居直り、近くのソファに寄りかかって大きく深呼吸をした。

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