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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
713
:
名も無きAAのようです
:2016/08/11(木) 22:15:36 ID:vEgpbyFs0
(; ^ω^)「ドクオ!」
('A`;)(……)
感じ取った魔力の感覚には覚えがあった。
魔界の合成生物キマイラ。他の魔物を食らい、その魔力を取り込んで命を繋ぐ古代の魔物。
さっきの魔力の波動はそのキマイラのものと酷似していた。ドクオが撤退を選んだ一番の理由が、これである。
万が一にも敵がキマイラを人造したとなれば、あの島はもうキマイラの餌場でしかない。
事実、もう既に人間の気配は次々と魔力に変換されており、それら魔力は一点に回収され始めていた。
第二に、島の地下に現れた不自然な空白。
人間の気配と魔力に満ちたあの島の地下に、なにも感じ取れない球状の空白が出現した。
そこは魔力の回収地点として機能しており、上記のとおり変換された魔力はここに集まっている。
そしてなにより、この空白の空間には数分前までツンの魔力があったのだ。
彼女の魔力が消え、正体不明の空白が生まれ、唐突に現れた異形の気配。
何が起こったかは定かではないが、少なくとも、ドクオには魔王城ツンが無事であると思えなかった。
( A ;)(…………)
確かめに行こうなどと、ドクオは微塵にも思わなかった。
ここまで明らかな“手遅れ”を、ブーンとドクオの二人でどうにか出来る訳がないのだ。
味方が、あまりにも少なすぎる。
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