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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです

561名も無きAAのようです:2016/05/03(火) 00:47:36 ID:t2s5WCys0


ξ;゚⊿゚)ξ(――今のゼノグラシアと互角、それ以上か)

 私は一歩後ずさり、ゼノグラシアを前に出した。
 影に潜ませ待機させている余裕は無い。魔力を供給し、彼を具現化する。

(::::::::⊿)「……難敵ダナ」

 やがて、人間の形をした闇の塊が私の前に現れた。
 ゼノグラシアは既に戦闘体勢をとっており、いやなんとも心強い。

ξ;゚⊿゚)ξ「……それでも倒してもらうわよ」

 具現化したゼノグラシアには常に魔力供給が必要になる。
 それも莫大な量の魔力。燃費が悪すぎるのだが、ところが私は魔王の末裔。
 こと魔力量に関しては他の追随を許さない。ゼノグラシアとはある意味、相性が良いのである。

ξ;-⊿-)ξ(最初から八割でいく。めいっぱい吸いなさい、ゼノグラシア……!)

 魔力を高める――私の周囲に、真紅色のオーラが立ち込める。
 十分な魔力量を貯蔵した後、私は赤マフラーの末端を魔力によって延長した。

 マフラーがするりと伸び、ゼノグラシアの首元に巻きつく。
 魔力で具現化した赤マフラーには魔力の供給ケーブルとしての役割がある。
 私達は接続された。そして私の『八割』の全力が、ゼノグラシアの中に注ぎ込まれていく。

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