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( `ハ´)『珀の心』のようです
1
:
名も無きAAのようです
:2015/07/19(日) 19:00:04 ID:C9k.8stQ0
ひゃあ現行を放り投げて書く飯テロはたまんねえ。
135
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:18:46 ID:5vL5xMqw0
受け取ってもらうのは簡単だった。そりゃ数年分の給料を報酬としてかけているんだから当たり前だ。
3日間繰り返すが全く情報は入って来なかった。
あの日待ち合わせた信号の前でうなだれる。
(; Д )「俺の......大切な人なんだ......頼む......無事でいてくれよ......」
どれくらいそうしていただろうか。
136
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:19:26 ID:5vL5xMqw0
川д川「あなた。達磨好きか?」
.
137
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:20:20 ID:5vL5xMqw0
突如声をかけられた。
見上げると浮世絵離れ離れした和服を着た髪の長い女性。
いや、声をかけられたと言うよりもただ目の前に立ち誰にでもなく話しかけている様に感じられた。
(;゚Д゚)「きっ、君は!あの時もいた......」
かすかな希望をもち立ち上がる。
川д川「......」
(;゚Д゚)「なあ!!!あの時もいた子だろう?」
川д川「......」
(;゚Д゚)「俺の彼女がここの信号の近くで誘拐されたんだ、何か知らないか?」
川д川「......」
無言。
138
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:21:05 ID:5vL5xMqw0
(;゚Д゚)「......聞いているのか?」
川д川「あなた。達磨好きか?」
うつむき表情は窺えない。
(;゚Д゚)「おい!聞いてくれよ。もう頼るあてが無いんだ!」
川д川「あなた。達磨好きか?」
俺を無視して淡々と呟く女性にイラつき声が大きくなる。
(#゚Д゚)「ああ、俺は達磨は好きだ!だから彼女に心当たりが無いか教えてくれ!見ればすぐに分かるはずだ。だって彼女は......」
139
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:22:06 ID:5vL5xMqw0
川゚д川「付いてきて......」
.
140
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:23:13 ID:5vL5xMqw0
急に踵を返し人ごみをすり抜けるようにスルスルと移動を始める。
(;゚Д゚)「お、おい!」
見失わない様に人にぶつかりながら追いかける。
いつの間にかいかにも治安が悪そうな暗い裏路地に差し掛かる。
(,,゚Д゚)「何処へ行ったんだ......」
見失ってしまった。
(#゚Д゚)「糞っっ!!!!」
裏路地の出口を探そうとあたりを見渡す。
途端、視界の端に奇妙な建物が映る。
141
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:24:09 ID:5vL5xMqw0
中華式のロールケーキの様な瓦屋根が錆びついていて汚らしい。
嫌味なほど紅と金の装飾が施されているぎらぎらとした館の様な建物。
『達磨館』
看板にはそう書いてあった。
気味が悪い。
率直な感想だった。
だが日本を感じられる建物に惹かれゆっくりと彼は吸い寄せられる。
何か手がかりがあるかも知れない。
まともに言葉が通じる人がいるかもしれない。
淡い希望を抱く。
暖簾をくぐると異質な光景が広がっていた。
142
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:25:21 ID:5vL5xMqw0
日本のものと思われる達磨がずらっと並べられており店員らしき人物はいない。
恐る恐る奥へ進むと達磨が敷き詰められた壁以外に幾つか檻がはめ込まれている。
「うう......」
「うぅ......ぐ」
中からは呻き声の様なものが聞こえる。
檻の中の一つを覗く。何も入っていないと思ったが部屋の隅に肌色の肉塊が転がっていた。
(;゚Д゚)「ッッッ!?!?!?!?!?」
焼けて爛れて赤黒くなった顔。目が開けないほと癒着しているのだろう。
手足は付いておらず腕と足の付け根には汚らしい包帯が雑に巻きつけられていた。
衣服は身につけておらず毛は伸び放題。
どのくらい此処にいるのだろう。
体つきからみて30代の男性だろうか。
(;゚Д゚)「見世物小屋......」
そんな言葉が頭自然と漏れる。
気持ち悪くなり目を反らす。
他の檻にも同じ様に小さな肉塊が閉じ込められているだろうか?
143
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:26:20 ID:5vL5xMqw0
くらっと目眩がし、隣の檻へ手をかけ倒れそうになるのを堪える。
顔をあげると先ほどよりも髪の長い肉塊が部屋の隅で震えているのか目に入った。
やはり同じ様に手足が根元から切り取られ包帯が巻かれていた。
まだ新しいのか巻きつけられている包帯はまだ綺麗だ。
これは女性だろうか。
「う......うぐぐ、ぐがだずげぐごでがが」
檻の中の女が口を開く。
見えてしまった。
144
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:27:06 ID:5vL5xMqw0
口の中にあるべきものがない。
舌と半分ほど切り取られているのかうまく喋れていないようだった。
歯もいくつか抜かれている。
ズル……ズル......と肉の擦れる音を立ててこちらに近づく。
(; Д )「惨すぎる......」
もう限界だ。
他の檻なんて見る気も起きない。
早くここを出て彼女を探しに戻ろう。
こんなものを見るために中国に来たんじゃない
俺は何も見なかった。
すぐにでも離れたかった。
振り向きふらふらと檻を後にする。
145
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:28:17 ID:5vL5xMqw0
どさっ......
後ろの肉塊が倒れたのであろうか。
そんな音を無視して振り向かずに離れようとした。
146
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:29:01 ID:5vL5xMqw0
が
倒れる音の後に今、この瞬間。
世界で1番聞きたくない音が聞こえてしまった。
147
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:29:42 ID:5vL5xMqw0
シャラン
.
148
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:30:32 ID:5vL5xMqw0
大好きな音が聞こえてしまった。
絶望に染まっていく顔で彼はゆっくりと振り向く。
心臓がうるさいほど激しく胸を内側から叩く。
焦点が定まらない。
149
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:31:13 ID:5vL5xMqw0
ズル......ズル......
シャラン
ゆっくりとこちらに近寄って来ている。
150
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:32:06 ID:5vL5xMqw0
「うぐ、うう......」
ズル……ズル……
シャラン
金縛りにあったかのように目が離せない。
151
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:33:40 ID:5vL5xMqw0
ズル......ズル......
シャラン
「うぐ、ぐぐ.......」
次第に音が大きくなる。
152
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:34:15 ID:mrEfIoJA0
うへぇ…
153
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:34:21 ID:5vL5xMqw0
ズル......ズル......
「......ど......ぐ」
シャラン
(; Д )「違う......」
死にかけの芋虫の様な動きが次第に早くなる
154
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:35:02 ID:5vL5xMqw0
ズル......ズル……
「や............うぐ」
シャラン
(; Д )「そんな訳は無い。」
あるはずが無い。
155
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:35:42 ID:5vL5xMqw0
ズル......ズル......
「やっど......」
シャラン
(; Д )「やめろ!こっちに来るな!」
お願いだ......やめてくれ......
156
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:36:22 ID:WE8z2WWY0
まじか、、、
157
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:36:41 ID:5vL5xMqw0
ガシャン!!!!!
158
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:37:32 ID:5vL5xMqw0
突然の大きな音に驚き現実に引き戻される。
目の前には檻に倒れかかった達磨の様な女性がいた。
目が......合ってしまった。
159
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:39:17 ID:5vL5xMqw0
女は整った顔立ちをしていた。物静で優雅な振る舞いが絵になっていた。
顔は傷だらけで見るに堪えない。ぱたぱたと感情に合わせて動く手足は既に切り取られ可愛らしい動きは二度とできない。
だが笑った時の人懐っこい笑顔はまるどあどけなさが残る子供のようだった。
彼女は笑っているがうまく笑う事が出来ないのかニタニタと気味悪く笑う。引き抜かれた下の歯の隙間からだらだらと子供の様にヨダレを垂らしている。
彼女は優しい目をしていた中国人。
その目の片方はくり抜かれ優しさなんて言葉とは遠い所にいる。まるで目を書き込む前の達磨の様だ。
「やっど......やっど......」
160
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:39:57 ID:5vL5xMqw0
(メ*”ー゚)「やっどむがえにぎでぐれたあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
.
161
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:40:37 ID:5vL5xMqw0
ガシャンガシャンとぶつかり檻を揺らす。
檻に噛みつき嬉しそうに歪む。
(メ*”ー゚)「ああああああいだがっだああああああああああああああ!!!!」
嗚呼......夢なら覚めてくれ。
目が覚めたらきっとまた2人で......
162
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:41:42 ID:5vL5xMqw0
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
泣いている様な......喜んでいる様な......彼女の声が耳から離れなかった。
163
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:42:22 ID:5vL5xMqw0
その男性は壊れてしまった彼女を車椅子に乗せ一緒に今も裏路地を彷徨っていると聞く。
丁度この店の外の様な暗い路地を。
彼女を壊した犯人を見つけるために。
164
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:43:03 ID:5vL5xMqw0
(
)
i フッ
|_|
165
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:45:03 ID:5vL5xMqw0
2本目は以上です。
申し訳ない......グロ注意って書くの忘れてしまった......
この後ちょっとエピローグがあって終わりです。
訂正
>>150
×ズル……ズル……
○ズル......ズル......
166
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:46:23 ID:WE8z2WWY0
一話目と二話目の格差にやられて心臓が死んだ。
167
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:47:35 ID:5vL5xMqw0
( ; ゚ω゚)「......」ガタガタガタガタ
( `ハ´)「ふふふふふふ。」
(;^ω^)「あれ?ドクオ?」
('A‘)「」
(;^ω^)「し......死んでる!」
( `ハ´)「ふふふふ、モデルはおいちゃんの友達だけど話は都市伝説をアレンジした作り話ヨ。どうだたアル?」
(;^ω^)「さ、酒が抜け切るほど怖かったお。作り話でよかった。」ブルルッ
( `ハ´)「ふふふふふふ。こわかたアル?ねえこわかったアル?」
(;^ω^)「ええい、うっとおしいお。あとドクオいい加減起きろ。」パチコーン
('A`)「いてえ。」
( `ハ´)「でも都市伝説ていうくらいだから何処かで起こてるのかもしれないネ。」
( ^ω^)「誘拐して達磨の様に手足を切り取る?恐ろしいお。」
168
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:48:51 ID:5vL5xMqw0
( `ハ´)「これはおいちゃんの作り話だけれど、実は話の中に一つだけ本当の事がアルネ。」
(;^ω^)「なななんだお?怖いお?」
( `ハ´)「ふふふ、内緒アル。今日は驚かせてごめんアルヨ。」
('A`)「最初の話があれだったせいで気軽に身構えてたから死にかけた。」
( ^ω^)「確かに。」
( `ハ´)「お詫びにデザートつけちゃうから食べててね。」
(*^ω^)「おっおっお。今日はなんだお?」
( `ハ´)「自家製の杏仁豆腐ネ。」
(*'A`)「おお、美味しそう!」
( `ハ´)「本場中国の杏仁豆腐は日本のとは違って......」
----------------
--------------------------
-------------------------------------
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169
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:49:47 ID:5vL5xMqw0
( ^ω^)「美味しかったおー。」
('A`)「お腹いっぱいだ。」
( `ハ´)「ふふふ、いつもありがとうね。美味しそうに食べてくれるとおいちゃんも嬉しいアル。」
( ^ω^)「シナーさんの料理ならいくらでも食べられるお。」
(*`ハ´)「褒めても今日はもう出せるサービスは無いネ。」
ガラガラガラ
( `ハ´)「お、いらっしゃいませアル。」スタスタスタ
( ^ω^)「そういえば今日はお客さん僕らだけだったおね。」
('A`)「ね。」
170
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:50:46 ID:5vL5xMqw0
2人で話し始めた瞬間。
どこかで聞いたことがあるような鈴を鳴した様な音が店内に響く。
シャラン......シャラン......
( ^ω^)!?
('A`)!?
その男性は壊れてしまった彼女を車椅子に乗せ一緒に今も裏路地を彷徨っていると聞く。
171
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:51:46 ID:5vL5xMqw0
2人は振り向き直ぐに硬直した。
シャラン......シャラン......
丁度この店の外の様な暗い路地を。
( ; ゚ω゚)!?
(;゚A゚) !?
キィ......キィ.......
(,, Д )「......」
(* ー )「......」
シャラン......
車椅子を押す大きな強面の男性とそれに乗った小柄な女性。
彼女を壊した犯人を見つけるために。
172
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:53:53 ID:5vL5xMqw0
( ; ゚ω゚)「ぬおおおおおおおおおお!!!いやだおおおおおおお!!!!」
(;゚A゚) 「ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」
どたどたと腰を抜かしかけた情けない走りで2人は走り去った。
(;゚Д゚)「なっ、何だ何だ?」
(*゚ー゚)「あなたの顔が怖かったんじゃないの?」
彼女は振り向きその手で彼の頬を抓る。
( ;`ハ´)「アイヤー......」
(,,゚Д゚ )「ひょんなにこわかっひゃかおれのかお?」
( `ハ´)「達磨女の話して怖がらせちゃったからアル。」
173
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:55:23 ID:5vL5xMqw0
(,,゚Д゚)「達磨女......ああ前話してくれたやつか.....でもそれ大の大人が逃げ出すほどの話じゃないだろう。」
( `ハ´)「いやあ、まあ。登場人物が目の前にいる強面の男性じゃなきゃそうアルね。」
(,,゚Д゚)「......」
(*゚ー゚)「......」
(,,゚Д゚)「貴様......」
( `ハ´)「?」
(#゚Д゚)「まああああたやりやがったなああああああああああああああああ!!!!」
(;`ハ´)「いやあああああああああああああああああああああああ!!!!」
(*゚ー゚)「面白い人たちね。」
( `ハ´)「おお、あなたがしぃさんネ。驚かせてごめんないネ。食後のデザートの杏仁豆腐サービスするから許してアル。」
(*゚ー゚)「まあ嬉しい。杏仁豆腐は大好物よ。」
(#゚Д゚)「俺の話を聞けえええええええええええええ!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
174
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:57:22 ID:5vL5xMqw0
コース料理と杏仁豆腐が終わりマスターとの雑談に花が咲く頃。
(,,-Д-)「ぬごー......すごー......」
(;゚ー゚)「あなた......お酒弱かったのね......」
( `ハ´)「あら、寝ちゃったネ。ダメな人アル。」
(*゚ー゚)『ふふ、そんなことないわよ。こんなのでも悪しき風習から解き放ってくれた大切な人なんだから。』
聞きなれた母国語が聞こえる。
( `ハ´)『彼から聞きましたがまだ残っていたんですね......』
(*゚ー゚)『ええ。でも今はこの人に出会えたからその風習があってよかったって思ってるのよ。』
( `ハ´)『あなたは強い人ですね......』
(*゚ー゚)『そんなこと無いわよ。おかげでこうやって一緒にいてくれるんだからね。』
彼女は人間にしてはとてもちいさな足の先をぱたぱたと動かし照れるように笑った。
シャラン......
175
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:58:20 ID:5vL5xMqw0
(*゚ー゚)「ほらあなた。起きて。そろそろ帰るわよ。」
(,,-Д-)「うぐ......おう......」
(*゚ー゚)「もう、私を手放したら承知しないからね。」
( `ハ´)「また来て欲しいアル。」
(*゚ー゚)「とても良い雰囲気だし料理も美味しかったから是非また来たいわ。」
( `ハ´)「ありがとうアル。最後においちゃんの店の会員カード代わりの物を受け取って欲しいアル。」
(*゚ー゚)「何かしら......あっ!!」
渡された淡い青の懐紙を開いてみると小さな琥珀があった。
176
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 01:59:10 ID:5vL5xMqw0
(*゚ー゚)『あらあら、私は琥珀なんか無くても彼にたくさんの幸せをもらってるわよ。』
( `ハ´)「失礼したネ。でも幸せなんていくらあっても損は無いネ。だからおいちゃんのお節介だと思って受け取って欲しいアル。」
(*゚ー゚)「ふふふ、それなら仕方ないわね。頂くわ。」
(,,-Д゚)「ん?今なんて言ったんだ?」
(*゚ー゚)「内緒よ。」
( `ハ´)ノシ「再見」
(*゚ー゚)ノシ「再見」
(,,゚Д゚)「また来るよ。」
( `ハ´)ノシ「......」ジー
(*゚ー゚)ノシ「......」ジー
(,,゚Д゚)ノシ「ざ、再見」
(*゚ー゚)「うむ。」
ガラガラガラ
177
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 02:00:10 ID:5vL5xMqw0
( `ハ´)「......人間の考えることはどこまでも恐ろしい。でもそれを乗り越えた人たちは本当に強く輝いて見える......彼女に幸せが訪れますように......アル」
.
178
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 02:01:02 ID:5vL5xMqw0
( `ハ´)『珀の心』のようです
百物語編 1話、2話。 〜おわり〜
179
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 02:06:09 ID:atEYZf3.0
纏足だっけ
慣習って側からみたらわけわからんこと多いよな
180
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 02:06:49 ID:atEYZf3.0
あ、乙!
181
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 02:11:57 ID:5vL5xMqw0
補足。
しぃの脚は中国の纏足*というとうの昔に風化したはずの風習によって小さく捩れています。
本当はこの後に
中国の山奥の村に訪れた女性を無差別に足先を削ぐ狂気の村。その村で産まれたしぃをギコが救い出す
という話があったのですが長くなってしまいしかもホラーじゃなくなったので没にしました。
それをあえてぼかすために達磨女の話しではしぃが車椅子に乗っていることはなるべく触れない感じに濁していました。
わかりにくくなってしまいすみません。
*幼児期より足に布を巻かせ、足が大きくならないようにするという、かつて中国で女性に対して行われていた風習。
182
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 02:13:45 ID:mrEfIoJA0
乙
183
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 02:24:38 ID:WE8z2WWY0
お疲れ様。とても面白かった。
相変わらず綺麗に話をまとめるのが凄いなあ。
一つだけの真実って火災から助けたことであってる?
184
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 02:27:03 ID:5vL5xMqw0
>>180
あ、補足に書き忘れました。
その通りです。そこから次の話に繋げるつもりでした。
185
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 03:56:26 ID:GLCDaCbo0
乙!面白かった
186
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 07:33:23 ID:QbRPzEA60
怖かったしきれいにまとめられてあるしでとても面白かった!乙!
187
:
名も無きAAのようです
:2015/08/09(日) 23:47:48 ID:BgezUn3I0
心温まるお話でホッコリすると思ったらくだらないギャグで笑かしてくれたり怖い話で怖がらしてくれたりでとても楽しめました!支援!
http://vippic.mine.nu/up/img/vp154416.jpg
(擬人化注意)
( `ハ´)( ^ω^)('A`)(,,゚Д゚)(*゚ー゚)
188
:
名も無きAAのようです
:2015/08/10(月) 05:58:33 ID:adAT7R6M0
支援絵すげえ!
確かに餃子は途中から標準語に戻って急に怖くなってからのあれだからかなり笑った。
面白かった乙
189
:
名も無きAAのようです
:2015/08/10(月) 09:57:10 ID:rS/htwnM0
>>186
おいちゃんカッケーw
190
:
名も無きAAのようです
:2015/08/10(月) 13:30:51 ID:Pi4HNnG.0
水餃子で油断した…水餃子で油断したんだよ…
エピローグあってよかった!昼間に読んでよかったよおおお!
夜だったら確実に眠れなくなってたわ…
>>187
すげえ!!これは最高の支援絵だ
191
:
名も無きAAのようです
:2015/08/10(月) 15:22:41 ID:AuC15vVM0
餃子ネタGTOでも見たことあるけど、元ネタみたいなのあるの?
192
:
名も無きAAのようです
:2015/08/10(月) 20:00:03 ID:adAT7R6M0
皆さん感想ありがとうございます。
>>187
これは......こんなに素敵な支援絵を頂けて幸せです。
送れるなら琥珀を送りたい......
>>191
GTOにも同じようなネタがあるんですね。
恐怖の水餃子は( `ハ´)の元になった友人から聞きました。
彼は10年前くらいに流行った中国の稲川淳二的なポジションのラジオDJから聞いた話が元ネタと言っていました。
193
:
名も無きAAのようです
:2015/08/10(月) 23:10:02 ID:6J8nJ5Vk0
中国にも妖怪って概念はあるよ
水を挿すようで申し訳ない。水餃子なだけに
194
:
名も無きAAのようです
:2015/08/10(月) 23:46:27 ID:g/OuP.dI0
ポケモン金にも似たようなネタあったし有名なテンプレートなんだろ
195
:
名も無きAAのようです
:2015/08/11(火) 00:05:16 ID:hnRTXTW60
>>187
こんなかっこいいシナーはじめてみた。
うーん屁理屈かもしれんが、厳密に日本みたいな妖怪って概念はないんじゃね?
あくまで化け物みたいな考えなんじゃわないかな。
196
:
名も無きAAのようです
:2015/08/11(火) 00:26:16 ID:t8vhxAHQ0
うちの留学生は妖怪も幽霊も居ないって言ってた。
化けキツネは聞いたことあるとも言ってたけれど大きな分類は無く化けキツネは化けキツネらしい。
まあ中国は広いし場所によって異なる伝承もあるってことで。
妖怪ってそこまでメジャーに表舞台に出てくるものじゃないらしいから知らない人も多いんだと。
1も友人から聞いたって言ってるんだしそういうことでしょ。
なんにせよ面白かった乙。あと支援絵綺麗。
197
:
名も無きAAのようです
:2015/09/03(木) 00:18:03 ID:KbiKJZUI0
今更ながら読んだ、乙
…恐怖の水餃子は初見じゃ絶対吹くwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
198
:
名も無きAAのようです
:2015/10/17(土) 02:13:26 ID:SM3GX2g20
良い作品だ
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